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2021年10月

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前職同士の一騎打ちへ コロナ、経済対策争点 あす公示 4年ぶりの政権選択

2021-10-18
 衆院選は19日に公示され、31日の投開票に向けて12日間の戦いが展開される。北鹿地方を含む秋田2区は、前職同士の一騎打ちとなる構図が濃厚。新型コロナウイルスへの対応や経済を立て直す成長戦略、安全保障政策の在り方、9年近く続いた安倍・菅政権の政治姿勢などが争点に挙げられる中、4年ぶりの政権選択選挙となる。
 秋田2区に立候補を予定しているのは、自民党前職の金田勝年氏(72)と、立憲民主党前職の緑川貴士氏(36)=比例東北。共産党は独自候補の擁立を見送り、立民と競合しないよう合意した。
 党幹事長代理、衆院予算委員長を務めた金田氏は「国と地元をつなぐ架け橋として頑張ってきた。引き続き郷土を守り抜く」と強調する。2区の15市町村長が国に財政支援などを要望する際、必ず同行して関係省庁の担当者に引き合わせる取り組みをアピールしながら「政策を語るのは誰でもできる。実現する力が最も大切だ」と訴える。
 後援会は9月下旬、大館市御成町の旧ジャスコ跡地に事務所を開設した。前回選で北鹿地方は、北秋田市と上小阿仁村で緑川氏の得票を上回ったものの、大館市で3351票、鹿角市で55票、小坂町で393票の差をつけられており、巻き返す狙いがある。第一声はこれまで能代市だったが、今回は大館市の事務所前で行う力の入れようだ。午前8時30分から神事、9時から出陣式を予定している。
 元民放アナウンサーの緑川氏はこまめに選挙区を回り、行事にも足を運んで地域の声に耳を傾けてきた。「暮らしに対する支援は十分でない」として、さまざまな思いを直接受け止めながら国会で質疑。合間を縫ってつじ立ちも重ね、有権者への浸透を図った。
 前回選は旧希望の党から立候補し、全体で金田氏に1672票差まで猛追、比例復活で初当選した。共産党候補が1万3000票余を得ており、「自公政権の国民に向き合おうとしない姿勢に対して共産党の思いも同じ。互いに切磋琢磨(せっさたくま)する土台をつくっていけたらいい」と語る。「保守的な無党派層は自民に期待する声が強い」と警戒しつつ、「いかに地域に愛着を持って接することができるか信頼の勝負」と力を込める。第一声は午前9時30分から大館市三ノ丸の事務所前で行う。

コロナ禍も知恵出し光明 大館きりたんぽまつり 「新たなサービス提供できた」

2021-10-18
青空がのぞいた最終日のドライブスルー会場(ニプロハチ公ドーム駐車場)
 第49回本場大館きりたんぽまつり(大館食の祭典協議会主催)は17日、計4日間の日程を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの感染リスクを考慮し、極力接触を避けるドライブスルー形式の予約販売を初めて実施。来場客の反応も良く、祭典協は「新しいサービスを提供できた」とコロナ下に光明を見いだしていた。
 例年はドーム内に出店ブースを連ね、県内外から10万人以上を呼び込んで開催した。コロナ下の昨年以降、感染防止の観点から屋内開催を見送り、規模を縮小。今年はニプロハチ公ドーム駐車場を会場に9、10、16、17の4日間、市民限定の完全予約制で開催した。
 きりたんぽなど4品の「食べ比べセット」(税込み2000円)が次第に評判を呼び、期間後半ほど予約数が伸びた。祭典協事務局によると、各日400セットの販売計画に対し、最終日は約380セットの予約があり、ほぼ完売状態。4日間の累計は1500セット近いという。市内有名店のセットを、長時間並ぶことなく購入でき、食べ比べできることが人気を集めたとみている。
 期間前半は好天に恵まれ、車の窓を開放して早速、舌鼓を打つ客も。イベントの自粛が続いたこともあって、客から「久しぶりにイベント気分を楽しめた」の声が聞かれた。
 後半の日は降雨、17日はこの秋一番の冷え込みに見舞われた。祭典協のボランティアスタッフは大きな傘を手に車両誘導したり、商品がぬれないように気遣いながらドライバーに手渡したりした。
 出店業者は「予約制だったため、少ないスタッフ数で混乱なく対応できた」などと振り返った。
 きりたんぽは鍋料理という性質上、これまでテークアウトは避けられてきた。今回は汁漏れ防止のふたを付けるなど対策を講じ、ドライブスルー販売に道筋を付けた。小松和志会長は閉幕後「混乱なくスムーズに運営できた」と総括。「コロナ下でテークアウトという新しいサービスを提供でき、今後のまつりのヒントになる」と締めくくった。

北秋田 「クロモジ茶いかが?」 大阿仁小 道の駅で販売会

2021-10-18
販売活動に励む児童たち(道の駅あにマタギの里)
 北秋田市大阿仁小学校(奥山法子校長)は17日、道の駅「あにマタギの里」で、「クロモジ茶」の販売会を開いた。商品化に関わった3~6年生11人が、地域で昔から親しまれているお茶をPRしながら、販売活動に励んだ。
 クロモジ茶は阿仁地区に自生するオオバクロモジの枝や葉を乾燥させたもの。同校では地域の自然を生かしたお茶を通じて、ふるさとを知るきっかけを作ろうと、総合的な学習の一環でクロモジ茶をテーマにした体験活動に本年度から取り組んでいる。
 児童たちは7月から、クロモジ茶を販売する自営業の益田光さん(27)=同市阿仁中村=の自宅兼工房で、加工作業やパッケージ作りに挑戦。増田さんの指導の下、お茶作りを学んできた。
 出来上がったクロモジ茶は、箱入りセット(ティーバッグ10袋入り)で、1箱2000円(税込み)。パッケージデザインには、児童たちがアイデアを出し合って描いた絵や文字が使われている。
 販売会では、100箱用意し、道の駅出入り口付近に設けたコーナーで、児童たちが午前と午後の2回売り出した。児童たちは試飲用のお茶を配りながら、「クロモジ茶いかがですか」「ぜひ買ってください」と元気にアピール。地域住民や館内の来店者が次々と立ち寄り、買い求めていた。
 高堰佳祐さん(5年)は「初めての販売体験だったけど、お客さんの喜んだ顔がうれしかった。楽しかったし、来年以降も続けていきたい」と笑顔を見せた。
 今回の売上金の一部は、児童の学習活動費に充てられる。活動内容について今後、児童たちが話し合って決める予定。益田さんは「自分たちで商品を考え、販売するという貴重な経験を今後の学習に生かしてほしい」と話した。

大館市 木育推進の旗振り役に インストラクター養成に力 本年度は高校生ら38人

2021-10-17
福島さん㊧から木育の意義を学ぶ受講者(比内公民館)
 大館市は木に親しむ活動を通じ、木や森の良さ利用の意義を伝える「木育インストラクター」の養成に力を入れている。本年度の講座が16日に比内公民館で開かれ、高校生を含む市民38人が木育のプログラム作りなどを学び、認定証を取得した。講座は3年目を迎えて受講者が100人を超え、市は「幼少期から木を使う喜びを体験、提供することで、将来の木材需要にもつなげたい」と期待する。2023年度までに160人の養成目標を目指している。
 市は19年度にNPO法人芸術と遊び創造協会・東京おもちゃ美術館(東京)と協力し、暮らしに木を取り入れる木育活動「ウッドスタート宣言」を行った。市女性センターに木育ひろばを開設し、20年度から誕生祝い品に木のおもちゃを贈る事業を行っている。ニプロハチ公ドームパークセンターに来年度開設する「子どもの遊び場」は、木材をふんだんに使った木育空間としての整備が検討されている。
 木育推進に向けて、同協会が認定機関のインストラクター養成にも力を入れる。養成講座は19年度に始まり、初年度は40人、20年度は27人が受講。毎年度40人程度の受講を想定し、市木材利用促進計画では年度までに160人を目標に掲げている。
 本年度は保育や生涯学習に携わる市民のほか、初めて高校生が受講した。講師は共育工房IPPO主宰で、ぎふ木育推進員の福島計一さん=岐阜県美濃市=が務め、「国土面積の約7割が森林の日本は昔から木を生活に取り入れてきた『木の文化の国』。木に囲まれているのに無関心の人が増え、森林、暮らしの危機」と現状を説明。「木を使うことで、その裏側の暮らしに目を向ける子どもたちを育てる木育が大切」と強調した。
 木育プログラムの体験や企画など実習を盛り込んだ5時間の講座を終え、認定証が手渡された。保育関係の仕事を目指しているという因幡茜さん(大館桂桜高3年)は「木育という言葉は知っていたが、詳しい内容を学び、将来に生かしたい」と話した。
 受講者は今後身近で木育に取り組むほか、市のイベントなどに協力する。市林政課の古川泰幸課長は「今後は高校生や大学生の受講を後押しし、周囲に木育の考え方を広めてほしい。幼少期から木を使う喜びを知ることで、市民が大人になった時に暮らしに木を取り入れ、将来の木材需要にもつなげたい」と話した。

原木ナメコ 旬の味 夢中で収穫 大館市の 山田部落会 「オーナー」8人が体験会

2021-10-17
原木ナメコの収穫を体験する参加者(大館市山田)
 原木キノコの栽培で地域活性化に取り組む大館市の山田部落会(赤坂実会長)は16日、同市山田の山林で原木ナメコの収穫体験会を開いた。初企画で、本年度創設されたオーナー制度に申し込んだ市内外の住民8人が参加。あいにくの雨天だったものの、会員の助言を受けながら楽しんで旬の味を摘み取った。
 同会は豊富な森林資源を活用して新たな産業を創出しようと、「キノコの里山田プロジェクト」を展開。地域内の山林で原木キノコを露地栽培し、首都圏などに出荷して高評価を得ている。
 マイタケ、シイタケに続き、2015年からは休耕田を使ってナメコの栽培を開始。今年からは収穫できる権利を販売する「オーナー制度」を設けた。総務省の「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」の補助金を活用した。
 制度には大館市や北秋田市、秋田市などの10人が申し込んだ。この日はこのうち8人が参加し、山田集落中心部から北東約4㌔にあるナメコ畑へ向かった。抽選で決まった区画に名札を付けた後、収穫に挑戦した。
 1区画にほだ木が5本用意され、会員から「昨年春に植菌してから約1年半で収穫できるようになった」「夜露で成長するので3日もすれば大きくなる」と説明を受けた。収穫方法については「手を添えてハサミで切って」「ほだ木は動かさないように」などと教わった。
 それぞれの区画でほだ木についたナメコを丁寧に摘み取っていった。夢中で作業する姿が見られ、雨天だったものの、「楽しい」という声も上がっていた。
 オーナーは冬まで自由に収穫できる。ほだ木1本から少なくとも500㌘は採れるという。北秋田市鷹巣の70歳代女性は「ナメコが好きなので楽しみにして来た。思ったよりもたくさん採れた。また収穫しに来たい」と話した。
 同会では今回の体験会の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する予定。今後もさまざまな体験企画を検討している。赤坂会長は「地域間交流を促進し、活性化につなげたい。首都圏にも情報発信して体験に来てもらうことで、移住・定住にも結びつけられれば」と話した。

2021年9月

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天然芝で存分プレー 鳳鳴高グラウンド JFAのモデル事業 芝生化完了し校内対抗

2021-09-29
芝生化が完了したグラウンドでサッカーをする生徒(大館鳳鳴高校)
 日本サッカー協会(JFA)の「JFAグリーンプロジェクトポット苗方式芝生化モデル事業」に選出された大館鳳鳴高校(渡邉政徳校長)のグラウンドの芝生化が27日に完了し、完成したグラウンドで校内対抗体育大会のサッカー競技が行われた。柔らかな芝生の上を生徒が走る姿が見られた。
 同事業は、日本サッカー協会の社会貢献活動の一環で校庭や公共のグラウンドの芝生化を検討する団体に無償で苗を提供するもの。外遊びやスポーツを通した交流を促進する目的で実施している。同校では昨年12月からグラウンド6800平方㍍を対象に申請し、今年3月に実施が決定した。
 6月下旬に全校で植え付け作業を行った。苗を50㌢間隔で植栽する「ポット苗方式」で2万7880株を植え付けた。使用したのは柔らかく踏みつけに強いティフトン芝でプロサッカーチームの練習場にも使われている。
 サッカー部を中心に散水などの管理を続けた。9月中旬には植え付けた芝生の間から土が見えなくなるほどに成長した。
 この日は、球技を中心に6競技を行う校内対抗体育大会のサッカー競技がグラウンドで行われた。生徒は、天然芝の上でスライディングをするなど大胆なプレーを行い交流を楽しんでいた。このほか、芝の植栽を手伝った大館八幡こども園の園児120人が訪れ、芝の上を駆けて遊ぶ姿が見られた。
 同校サッカー部副主将の仲澤平等(たいら)さん(2年)は「走りやすい柔らかな芝生で、ボールの転がり方も素直になった。スライディングなど思い切ったプレーも取り入れながら練習できるのはうれしい」と笑顔を見せた。
 同部顧問の田畑隆之教諭は「芝生が整ったのでボールのイレギュラーなバウンドが減り、判断スピードを上げた練習が可能になる。より高いレベルを想定して指導したい」と話した。
 同校によると、今後は体育や学校行事などでの活用は行うが、部活動での本格的な利用は来年度からを予定している。土日祝日に地元のスポーツ少年団などへの貸し出しなども視野に入れているという。

扇田病院無床化 反対請願は継続審査 大館市9月議会 無記名投票で賛成多数

2021-09-28
請願の継続審査について投票が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は27日、本会議を再開し、2020年度一般会計と14特別会計、4企業会計を認定、水道事業と工業用水道事業の未処分利益剰余金の処分に関する議案2件、追加提出された病院事業管理者の給与と旅費に関する条例の一部改正案を可決、扇田病院の無床診療所化に反対する請願を賛成多数で継続審査とし閉会した。
 請願は市民有志の「扇田病院を守る会」が提出し、付託された厚生常任委員会は採決で継続審査としていた。委員の明石宏康議員と相馬ヱミ子議員のほか、笹島愛子議員、佐藤芳忠議員、吉原正議員の5人が反対の立場で討論。このうち笹島議員は「さまざまな意見を聞き集約するために今から議論しなければならない」、吉原議員は「民意をしっかりと受け止めて真剣に向き合い、対立ではなく合意に向けた対応を促す意味で採決すべきだ」と訴えた。
 これに対し賛成討論に立った小棚木政之議員は「慢性的な赤字や老朽化、人口減が進む中で1自治体に二つの公立病院を持つ問題など議論なしに拙速な結論を出すと議会の存在意義がないことを意味する。もう少し深く審査すべきだ」と主張した。議長を除く25人で無記名投票を行った結果、賛成16票、反対9票で継続審査とした。
 条例改正は、特別職の病院事業管理者が院長を兼ねる場合に特殊勤務手当を支給できるようにする。
 20年度一般会計は歳入521億6583万円(前年比34・2%増)、歳出500億9263万円(36・3%増)で差引額20億7319万円。21年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は18億2441万円の黒字、この額から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は7146万円の黒字、実質単年度収支は8357万円の赤字を計上した。
 国民健康保険、介護保険など14特別会計の決算総額は歳入205億2379万円(0・6%減)、歳出200億2892万円(0・3%減)。実質収支は4億9335万円の黒字、単年度収支は5542万円の赤字となった。
 企業会計のうち水道事業は収益14億5721万円、費用13億2538万円で純利益1億3182万円。工業用水道事業は収益7916万円、費用7369万円で純利益546万円だった。下水道事業は収益14億3715万円、費用14億4994万円で純損失1278万円。病院事業は総合、扇田病院を合わせた収益118億870万円、費用122億6430万円で純損失4億5560万円だった。

古里盛り上げたいと開発 「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」 大館東中 花善とコラボ

2021-09-28
商品の完成を発表した会見(大館東中)
 大館市大館東中学校(駒木聖子校長)の生徒らが、オリジナルのブレンド茶を開発した。本場京都の味に定評がある同市の「蔵cafeレストラン康瓏堂」(森田康裕代表)監修の下で作られたもので、〝世界に一つだけ〟の煎茶。同校プロジェクトリーダーの飯塚凜人さん(3年)は「このお茶で地域の皆さまに笑顔と元気を届ける」と希望を語った。10月3日に同校の学校祭での先行販売を予定しており、一般販売は11月13日から。
 フランス・パリの「リヨン駅」に駅弁の出店を予定している同市の駅弁製造「花善」(八木橋秀一社長)とのコラボ商品。「花善×大館市立東中学校お土産プロジェクト」で開発された。
 駒木校長によると「ふるさと大館を盛り上げたいという両者の思いが一致した」ことで4月、立候補した1~3年生11人をメンバーにプロジェクトが始動した。全校生徒からアイデアを募集し、花善フランス支社の従業員らとWEB会議を重ねて開発する商品をお茶に決定。康瓏堂の森田代表が監修し、生徒の意見を基にブレンドする茶葉などを選ぶなどして開発に取り組んできた。
 商品名は「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」。有機抹茶入りの煎茶で、「サエミドリ」という品種の茶葉を使用。きれいな緑色で爽やかな香りと自然なうま味があり、鶏めしの甘みとも合うスッキリとした味わい。ティーバッグ5個入り(税込み1000円)を合計1000個作った。このほか1945年ごろまで花善の駅弁で使われていた「汽車土瓶」がセットになった商品(同1680円)も1000個製作した。
 27日は、同校で商品完成会見が行われた。八木橋社長と森田代表、駒木校長、同市の高橋善之教育長、プロジェクトメンバーが出席。プロジェクトリーダーの飯塚さんは「自分たちはもちろん、お客さまにとっても最高と思えるお茶が完成した。このお茶で必ず地域の皆さまに笑顔と元気を届ける自信がある」と力を込めた。八木橋社長も「東中生皆さんの頑張りに応えるようフランスでの販売を頑張りたい」と語った。
 10月3日は学校祭で保護者らに先行販売。一般販売は11月13、14日に花善、同20、21日に秋田犬の里、同27、28日にいとく大館ショッピングセンターで予定している。

北秋田 にぎわい創出へ特売 〝市日通り〟の定期市 月末を「サービスデー」に

2021-09-28
月末の「サービスデー」を初めて実施した市日通りの定期市(北秋田市元町)
 北秋田市元町の通称・市日通りで「7」の付く日に開かれる定期市で27日から「月末感謝サービスデー」が始まった。月3回の開催のうち、月末は各店で特売などのサービスを実施し、利用者を増やすため工夫を凝らしている。
 鷹巣地区の市日通りでは、業者でつくる県北商友会(庄司正会長)が7、17、27日に定期市、盆や年末に臨時市を開催している。近年は高齢化により出店数や訪れる人が徐々に減少。このため市日のにぎわい創出につなげようと、月末の毎月27日を「サービスデー」と銘打ち、各店での特売を初めて実施した。
 この日は午前8時ごろから旬の野菜や果物、魚介類、加工品、生活用品などを販売する15店ほどが通行規制された道路に店を構えた。各店が「本日特売日」のカードを掲示。購入客へ果物を1個サービスしたり、馬肉の加工品の値段を割り引いたりと、普段より1~4割程度安い値段で販売する店もあった。
 特売を知らずに訪れた人も多く、「なんだか得した気分」などと笑顔で話していた。午前10時ごろには近隣の保育園児たちが散歩に訪れ、通りはにぎやかな雰囲気に包まれていた。
 定期的に出店している工藤りんご店の工藤隆博さん(64)=同市米内沢=は「平日の月末はなかなか人が来ない。定期的に来てくれるお客さんが増えるとうれしい」と話していた。餅やリンゴを買いに訪れた同市元町の女性は「安く買えていいサービス。昔より店は減って寂しいが、これからも続いてほしい」と話していた。
 サービスデーは月末に毎月実施する。庄司会長は「各店が強みを生かした特売をしている。近所の人にも声を掛けて市日を利用してもらえたら」と期待を寄せている。

大館市 旧庁舎解体が本格化 倉庫など含め16棟 発掘調査経て駐車場に

2021-09-27
解体工事が本格化してきた旧本庁舎(大館市中城)
 大館市の旧本庁舎解体工事が本格化してきた。1953年の風呂屋町大火を受け、復興への期待を背負って翌54年に建設された鉄筋コンクリート3階建て。移転新築に伴い60年余の役割を終えた。来年3月までの工期となっており、発掘調査を経て駐車場を整備する。一連の事業は2024年度完了を見込んでいる。
 旧庁舎は延べ床面積4648平方㍍。東側1891平方㍍は76年、81年、89年に増築した。西側はドーム型の天井とらせん階段が特徴的だった。老朽化が進んだことから09年、10年度に耐震診断を実施。基準を満たしていないことが判明し、当時は補強する方針だった。
 11年3月の東日本大震災で防災拠点の在り方について再検討を迫られ、有識者や公募市民による検討委員会、議会特別委員会で審議を重ねた結果、建て替えに方針転換した。現庁舎は19年4月に着工し、今年5月に開庁した。
 事務机やロッカーなど旧庁舎で使われていた備品は現庁舎や支所、学校などで再利用しているほか、不要となった485点を町内会やNPO法人など30団体に無償譲渡、553点を市民や市内事業所に計20万5720円で売り払った。
 解体工事は旧本庁舎のほか倉庫、公用車車庫など計16棟。アスベスト(石綿)除去や樹木伐採、外構工作物撤去なども含む。白川建設(大館市)と2億1973万円で契約した。
 このうち東側倉庫は大館、弘前、盛岡3消防本部が災害を想定した合同訓練で解体した。旧庁舎については今月から内部を崩しており、車両用通路を確保するため中央部分から解体作業を進める。年内には建物が姿を消す。
 発掘調査は10月に着手し、23年度まで行う予定。駐車場は112台分を設ける計画で、観光バスやタクシーなどが乗りつけられるようにする。建物周辺は歩道として明確に歩車分離を行い、安全性を高める。現庁舎西側出入り口から近い場所には、障害がある人や妊産婦ら向けの「思いやり駐車場」を確保し、雨にぬれないよう庇(ひさし)を設ける。
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