本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。

天然秋田杉の古道を歩く 大館 30人が矢立峠を散策

2020-05-25
新緑の中、散策を楽しむ参加者(矢立峠)
 大館市の矢立峠で24日、「新緑の矢立峠散策会」が開かれた。市内外から約30人が参加し、秋田杉が立ち並ぶ古道を歩きながら、自然や歴史について理解を深めた。
 矢立自然友の会(中村弘美会長)と矢立公民館(若松俊一館長)の主催。樹齢300年以上の天然秋田杉が並ぶ峠の散策を通じて、多くの人に自然の素晴らしさなどを感じてもらおうと5、7、10月の年3回行っている。
 参加者は午前9時半に道の駅やたて峠駐車場を出発。矢立風景林遊歩道や古羽州街道など4・3㌔を、約2時間半かけて歩いた。
 中村会長は天然秋田杉や矢立峠の歴史などについて解説。「矢立峠は偉大な先人が歩いた風景がそのまま残る歴史の道。文化庁が令和元(2019)年に新規選定・追加選定する前、平成8(1996)年の歴史の道百選に最初から選ばれた」などと話した。
 参加者は、伊能忠敬、吉田松陰、明治天皇、イザベラ・バードなどの偉人や矢立杉の石碑、記念標などの解説に聞き入っていた。
 参加した大川美紀さん(53)は「三大美林の真っすぐで大きな天然秋田杉に囲まれながら、明治天皇や菅江真澄なども通った道を歩くのはタイムスリップしたよう。県内には菅江真澄の歩いた道が多くあり歴史好きな人も楽しいのでは」と話した。

大館市が配達サービス 来月から「食タクシー」 飲食店の商品、家庭などへ

2020-05-24
1日から実施する「大館の食タクシー」のチラシ
 大館市は6月1日から、タクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」を始める。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済を支援する事業で、注文を受けた飲食店がタクシー会社に依頼し、商品を利用者に届ける仕組み。対象は市内全域で、利用者は商品代のほかに1回300円の配達料を支払う。タクシー会社では「お客を乗せるサービスが減っている中、多くの利用に期待したい」としている。27日まで登録する飲食店を募集している。
 本県では緊急事態宣言が解除されたものの、外出自粛の流れは続きそうにある。テークアウト商品を販売する飲食店、利用者が激減しているタクシー業界を支援しようと、市が配達料の大半を補助する。予算は428万1000円。利用者の負担は定額300円だけ。
 利用の流れは、サービスに登録している飲食店に利用者が注文し、飲食店がタクシー会社に配達を依頼。利用者の元へ配達し、利用者は商品代金と定額配達料をドライバーに支払う。配達時間は午前11時から午後7時。期間は6月1日から9月30日までで、感染状況次第で延長する場合もある。
 タクシーが店舗からの依頼で貨物を運ぶ場合は「有償貨物運送」の許可が必要。通常は対象が過疎地などの制限があるが、国交省が「新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえたタクシー事業者による有償貨物運送」の特例措置(9月30日まで)を講じたため、今回のサービス実施につながった。
 市内では5社が対象になる予定。その中で希望のタクシー会社があれば注文時に飲食店へ伝えることができる。県ハイヤー協会大館支部の髙橋紀博支部長(冨士タクシー)は「お客さんを乗せるサービスが減っており、配達で少しでも事業の足しにしたい。市内の動きはまだ見えないが、比内、田代地域からは便利だという声を聞く。多くの利用に期待したい」と話している。
 利用は自宅のほか、職場からも可。市では27日まで登録飲食店を募集している。申し込み、問い合わせは観光課(電話0186・43・7072)。

過去10年で最高益に かづの観光物産公社 19年度 コロナ影響、本年度は厳しい見通し

2020-05-24
19年度決算などを承認した株主総会(鹿角観光ふるさと館)
 鹿角市の第三セクターで道の駅かづの・あんとらあを管理運営する、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)は22日、鹿角観光ふるさと館で定時株主総会を開いた。2019年度(第26期)は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、10月以降の国内旅行団体の増加などにより、当期利益は421万円と過去10年で最高となった。
 本年度は上半期に新型コロナによる大きな打撃が避けられないが、収束後のV字回復を可能にする事業展開に努める。
 19年度の純売上高は18年度に比べ1487万円減の3億558万円。仕入れ高等を差し引いた売上総利益は1億2890万円だった。販売費および一般管理費1億2975万円、営業外収益・費用などを換算した当期利益は前年度比371万円増の421万円だった。3期連続の黒字で、過去10年の最高益を更新した。
 営業報告によると、19年度は今年2月下旬から新型コロナの影響があり、3月からはインバウンド(訪日外国人旅行客)の予約が全てキャンセル、国内客も9割以上がキャンセルとなる大打撃を受けた。その一方で、10月以降の紅葉や種苗交換会(大館市)などにより国内団体の飲食や売店の利用が増え、収益増加につながった。
 本年度は、昨年4月から2カ年計画で進めているあんとらあ大規模改修工事で今年7月にレストランの移設が完了するため、社会情勢を鑑みながらリニューアルオープンイベントを計画する。
 一方、工事に伴い売店・産直は売り場が縮小となるほか、例年実施している館内イベントはほとんど実施できず、市内外のイベントの多くも中止される状況。大幅な減収が予測され、経費節減による利益確保に努める。近年、右肩上がりで推移していたインバウンドは「ゼロからの再出発」との認識に立ち、営業活動を展開する。
 売上高は例年の5~6割に当たる1億8600万円を目標として設定し、経常利益はマイナス1600万円と厳しい見通しを立てている。
 岩船社長は「正直こういう数字は出したくなかったが、どうやってプラスに近づけていくかが課題。コロナの状況がいつ改善されていくか分からないが、準備だけはしっかりとしていきたい」と収束後を見据えた。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

県がマスクを緊急発送 感染症指定8医療機関に 国備蓄の配分受け

2020-03-18
マスクの発送作業を行う職員(県正庁)
 県は17日、新型コロナウイルス感染者の入院などに対応する県内の感染症指定医療機関の中で、マスクの備蓄が不足している8医療機関に合計3万800枚のマスクを発送した。医療機関のマスク不足に対応するため国が備蓄分を都道府県に配布した。国は感染症指定医療機関に優先配布するよう求めている。
 新型コロナウイルス感染症の拡大により国内ではマスクの需要が急増、店舗などで購入するのが難しい状況が続いている。業務の特性上マスクの使用が不可欠な医療機関でも深刻な事態となっている。
 国はマスク不足に対応するため各省庁が備蓄している約250万枚の都道府県への配布を決定。県には3万800枚が配分され、16日に届いた。配布先については、感染症指定医療機関を最優先とするよう要請があった。
 県内に13ある感染症指定医療機関のうち、「在庫が不足している」「新たに入荷する見込みがない」などとして配布を希望した8医療機関へ全てを送付することにした。県によると13医療機関のマスク備蓄数は約19万枚。1週間に約7万枚使用するため、備蓄数は配布分を含めても3週間分ほどとなる。
 県正庁で職員らが発送作業を行い、マスクを積み込んだトラックが配達先に向けて出発した。18日には届く予定となっている。

 

県内JA一本化 合併目標は24年4月 組織再編委 基本構想素案まとまる

2020-03-17
県1JA基本構想(検討素案)について協議したJAグループ秋田組織再編協議会(県JAビル)
 県内JAを一本化する「県1JA」の検討を進めているJAグループ秋田組織再編委員会は16日、秋田市の県JAビルで第3回協議会を開き、合併後の事業規模や組織体制、今後のスケジュールなどをまとめた県1JA基本構想の検討素案を決定した。合併目標年度は2024年度で、来年の県JA大会に基本構想を提案、22年1月から本格的な協議に入る。
 検討素案の概要では、県1JAの目指す姿について「農家や組合員の農業所得向上と農業生産拡大のため、総合事業のもと、営農経営事業にひたむきに取り組む」と位置付け、合併に伴うスケールメリットを生かして販売力の強化や生産基盤の確立を図るとともに、コスト削減を図り農業者所得の増大を加速させる。
 地区総代協議会や地区運営委員会などを設けて、総代会や理事会に地域や農業者の意見を反映させる仕組みを構築する方針。組織機構についても合併前の旧JA単位に地区本部を配置し、組合員に対するサービスの低下などを防ぐ。
 合併前に取り組みが必要な事項として「各JAの経営改革の推進」を挙げ、▽老朽化や利用実態に応じた施設の処分や再編▽子会社の収支改善▽場所別損益管理による利益の確保と不採算施設の再編▽財務目標(経営諸比率)の達成▽全体収益の確保▽事務・会計システムの統一―について準備期間中に取り組むとしている。
 県1JA化後の事業規模は、正組合員数が9万人を超えて全国1位、准組合員を含めた総数でも全国4位となる見込み。販売品取扱高は全国2位で、コメの取扱高は1位となる見通し。
 今後のスケジュールは、素案の内容についてさらに精査を進め、21年11月に開催予定の県JA大会に基本構想を提案、承認を得た上で22年1月に組織再編推進協議会を立ち上げ、合併に向けた本協議に入る。22年度中に合併予備計画の調印を行い、各JAで承認を得る予定。県1JAの設立は24年4月を目標としている。

「観光交流スポ部」新設 小中1人1台端末へ整備 大館市3月議会 全議案可決し閉会

2020-03-17
全議案を可決した本会議(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は16日、本会議を再開し、2020年度当初予算案や機構改正で観光交流スポーツ部の新設に伴う条例改正案、東京・渋谷駅前に設置されている鉄道車両「青ガエル」の移送費など19年度補正予算案、追加提出の人事案など74件を全て同意・可決したほか、継続審査としていた地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の秋田市新屋への配備計画に反対を求める陳情を採択して閉会した。
 一般会計当初予算は総額365億7829万円で過去最大。新庁舎建設事業35億7161万円や道路舗装・側溝補修工事費3億6881万円、歴史まちづくり事業1億5434万円などを計上した。
 部設置条例の一部改正で新設した観光交流スポーツ部は観光、物産、温泉、移住定住、交流、スポーツ(学校体育を除く)に関する事務を所管する。スポーツ関連を市長が管理・執行するため「職務権限の特例に関する条例案」を制定した。
 追加提案した補正予算は2億1469万円で総額372億8267万円。国が小中学校にタブレット型端末を1人1台配備する事業に伴い、学校情報通信ネットワーク環境整備事業を追加した。端末は20年度から23年度にかけ4250台を整備する予定。
 任期満了に伴う人権擁護委員の候補者は田村邦彦氏(岩瀬)を新たに推薦する。監査委員は佐藤英夫氏(有浦)を再任、芳賀利彦氏(扇田道下)を新任。教育委員会の委員は工藤啓子氏(有浦)を任命する。
 情報審査会委員は浅野英樹氏(東台)▽加藤和子氏(大館)▽兜森和夫氏(清水堰合)▽川田繁幸氏(東台)▽北川明子氏(清水)▽木村勝広氏(釈迦内)、上川沿財産区管理委員は阿部建一郎氏(小館花)▽石垣勝氏(中山)▽金子文夫氏(山館)▽佐々木薫氏(根下戸)▽田中金光氏(根下戸町)▽本多貞利氏(餌釣)▽若狭巧氏(池内)、下川沿財産区管理委員は虻川正德氏(川口)▽石川久晴氏(餅田)▽齋藤辰夫氏(片山町)▽斉藤正敏氏(川口)▽佐藤誠幸氏(川口)▽下総慎一郎氏(片山町)▽中島貞雄氏(立花)―の選任にそれぞれ同意した。
 「ミサイル基地イージス・アショアを考える県民の会」が昨年8月に提出し、12月議会で継続審査だった陳情は起立採決を行い、賛成多数で採択。「秋田市に限らず日本のどこにあろうともイージス・アショアの配備には反対」とする市平和委員会の陳情は起立採決で不採択とした。無線基地局建設用地の利用中止を求める陳情は不採択、最低賃金の改善と全国一律制を求める意見書提出要請は趣旨採択、加齢性難聴者の補聴器購入に対する国の補助制度を求める意見書提出要請は採択、同購入に対する市補助を求める陳情も採択した。

小坂町議選あす告示 14人が立候補予定 定数12に現職11人、新人3人か

2020-03-17
 任期満了に伴う小坂町議選(定数12)は18日告示される。立候補を予定しているのは現職11、新人3の計14人。ほかに目立った動きは見られないことから、2人超過の大激戦が予想される。
 現職は1人勇退し、残り11人が立候補を予定。元消防長、元学校長、会社役員の新人3人が現職に挑む見通し。党派別では共産、公明各1人、12人は無所属。立候補の届け出に関する事前審査は5、6の2日間行われ、予定の14人が審査を受けた。
 町内48カ所にポスター掲示板が設置され、役場前には選挙の実施と投票を呼び掛ける大きな看板が登場、選挙ムードが徐々に高まっている。
 18日の立候補届け出は午前8時30分から午後5時まで、町役場本庁舎で。投票は23日午前7時から午後7時(十和田湖地区は午後5時)まで。開票は午後8時から向陽体育館で行われる。
 期日前投票所は町役場と十和田出張所の2カ所。町役場は告示翌日の19日から22日の午前8時30分から午後8時、十和田出張所は20日の午前8時30分から午後5時まで。
 2日現在の有権者数は男2061人、女2395人の計4456人。地区別では、▽川上=534人▽中央第一=1344人▽中央第二=1153人▽中央第三=327人▽中央第四=184人▽七滝第一=329人▽七滝第二=355人▽上向=132人▽十和田湖第一=49人▽十和田湖第二=49人。

大館市への移住者倍増 19年度49人 空き家バンクなど奏功 Uターン希望者も増

2020-03-15
都内の移住フェアに積極的に参加している大館市。地道な活動が移住者増につながっている(19年8月、市提供)
 大館市の移住者数は本年度(2月19日現在)49人で、前年度に比べ倍増している。相談件数も同比を上回っており、首都圏での移住フェアや空き家バンク制度などの取り組みが奏功。今後もさらなる増加が期待されており、同市では「Uターンなど地元を見直す人が増えている。若い人へも地域の魅力を伝え、関係人口の創出にもつなげたい」としている。
 同市の移住者数の推移は、2013年度4人、14年度5人、15年度7人、16年度19人、17年度22人、18年度20人。本年度は2月19日現在で49人と前年度を大きく上回っている。相談件数は17年度に123件と100件を超え、18年度104件、19年度106件。19年度は窓口・電話が25件、イベントが81件。移住者のうち、Uターンは18年が9組16人、19年は14組25人だった。
 同市では首都圏を中心に年11回の移住フェアに参加しているほか、登録した空き家物件を全国の利用希望者に紹介する空き家バンク制度で移住をPRしている。空き家バンクは制度を利用して市外から移住し、取得した物件に居住する人には単身15万円、2人以上の世帯には30万円を上限に補助する定住奨励金も設けている。
 空き家バンクの成約数は18年度29件、本年度は1月末で同数の実績がある。このうち、25人が移住者。移住奨励金は本年度、11件の申請があった。
 移住交流課では、Uターン希望者をはじめ「相談回数を重ねることで興味を持ってくれる人が増えている」という。今後も空き家バンクなどの制度の周知に力を入れながら、「関係人口創出を目指し、若い人に魅力を伝え、将来的に移住につながるような活動を続けていきたい」としている。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る