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昭和木材 木造建築用のプレカット材製造 大館市に10億円投資し新工場増設

2019-11-17
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設備増強のため建設中のプレカット新工場(大館市松木境)
 木造建築用のプレカット材を製造する昭和木材(本社・北海道旭川市、高橋範行社長)は、大館市松木境の東北プレカット工場に新工場を増設する。安定した住宅供給と非住宅分野への進出を図る設備増強。投資額は約10億円で、来年4月稼働、新たに6人を雇用する予定。市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。年間生産量は一般住宅換算(40坪程度)で850棟を目指す。
 新工場は鉄骨平屋建て延べ3619平方㍍で、第2工場の向かい側に建設中。既存機械の老朽化のほか、生産効率向上のため最新機械を導入する。1日の加工能力は70坪を100坪、年間生産量550棟を850棟、坪換算では1万9000坪を3万坪に拡大する見込み。県内を中心とした販路を青森、岩手などの県外にも広げる。
 人口減少に伴い、新設住宅着工戸数も減少する傾向にあり、既存の加工機では対応できなかった老健施設や公民館、保育園など、大型の非住宅分野への進出を狙う。
 同社は1913年に旭川市で創業。植林から伐採、製材・集成、プレカット、住宅の設計・施工まで住宅建築に関する全ての工程を一貫して管理する総合木材企業。2002年に大館市内に東北営業所を開設。その後、東北各地の営業所を統括する支店に格上げした。東北プレカット工場は12年に北秋商事から工場等を譲り受けて操業を開始した。既存の工場は大館市の指定工場となっている。
 石田保雄東北支店長は「最新機械の導入によって、従来できなかった特殊加工が可能となり、よりスピーディーで精度が高い加工部材を提供できる。県内のほか、近隣の県外にも進出していきたい」としている。

新たな駅メロお披露目 秋田内陸線の米内沢駅 「浜辺の歌」を 向谷さんアレンジ

2019-11-17
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美しい歌声を披露した浜辺の歌音楽館少年少女合唱団(北秋田市の米内沢駅)
 北秋田市米内沢の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、吉田裕幸社長)米内沢駅で16日、新たな「駅メロ」のお披露目会が開かれた。同地区出身の作曲家・成田為三の「浜辺の歌」を、「カシオペア」の元キーボード奏者で音楽プロデューサーの向谷実さんがアレンジしたもの。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の合唱も披露され、生まれ変わった駅メロの誕生を祝いあった。
 同駅では旧国鉄時代の1986年から、列車の到着時に「浜辺の歌」を流していた。90年ごろからは、シンセサイザーによる「浜辺の歌変奏曲」を使用。列車到着の3分前に鳴らされてきた。
 内陸線の応援大使に就任した向谷さんは今年、阿仁合駅と鷹巣駅にそれぞれ、オリジナルの駅メロを提供。5月に阿仁合駅を訪れた際に、成田為三の功績を伝える「浜辺の歌音楽館」や米内沢駅を訪れ、編曲を申し出たという。
 お披露目会には、地域住民や関係者ら約100人が来場。吉田社長は「米内沢駅は昨年、音楽と笑顔の駅をテーマに生まれ変わった。浜辺の歌音楽館とともに、まちのにぎわいをつくろうと取り組んでいる。向谷さんから提供されたメロディーが、音楽の力で米内沢駅、そして米内沢のまちを元気にしてくれると信じている」などとあいさつ。来賓の虻川広見副市長が祝辞を述べた。
 来賓らがボタンを押して、向谷さんによる「浜辺の歌」を披露。明るく弾むような曲調に、会場を埋めた人たちは笑顔で聞き入っていた。また、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の20人が、「かなりや」と「浜辺の歌」の2曲を披露した。
 同合唱団の近藤言美(ことみ)さん(16)=北鷹高1年=は「毎日、米内沢駅を利用している。新しいメロディーは明るく、きれいになった。これから、駅で聞くのが楽しみ」などと感想を話した。
 新たな駅メロはこの日から使用を開始。列車到着の3分前に1分間、流される。これまでの曲も待合室内の再生機で聞くことができる。

線路上の〝非日常〟 小坂鉄道レールパーク 17人がウオーク 枕木交換作業も見学

2019-11-17
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枕木の交換は全て手作業(小坂鉄道レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で16日、構内を歩くイベント「線路ウォーク」が初めて行われた。町内外の参加者が線路の枕木交換の作業を見学したほか、普段立ち入ることのできない線路の行き止まり(終端)に足を踏み入れるなど、非日常的な鉄道の空間を味わった。
 町は本年度から5カ年計画で、安全輸送の確立を図るため、線路のレールを支える木製の「枕木」の交換工事を行う。1000本近くの枕木があり、腐食などで老朽化が著しいものを優先する。本年度は、駅舎に最も近い旧旅客本線の枕木約170本を交換する計画で、工事は11日から始まった。
 今回のイベントはボランティア団体「小坂鉄道保存会」が企画。町内外から親子連れなど17人が参加した。
 参加者は、作業員がスコップで砕石をかき出して古い枕木を取り出し、縦2・1㍍、横20㌢、高さ14㌢、重さ60㌔ほどの新しい木製(広葉樹)の枕木と交換する手作業に見入ったほか、駅舎から南側約600㍍先の終端を目指し、線路を歩いた。
 途中、転轍(てんてつ)器や硫酸タンク、旅客車両などがあり、保存会員の説明に熱心に耳を傾けた。終端には車止めの標識があり、「昔は(鹿角市の)毛馬内まで延伸させる計画もあった」という説明に、参加者は驚いていた。
 大館市早口から参加した女性(70)は「小坂鉄道に乗って小坂町で、康楽館の芝居を見たことを思い出した。まさか線路がこんなにも続いているとは思わなかった。枕木の交換は全て手作業でびっくりした」と目を丸くしていた。
 同保存会の千葉裕之会長(56)は「意外と多くの人たちに関心を持ってもらえてうれしかった。小坂鉄道の魅力を発見したことで、その魅力を他の人たちに発信してもらいたい」と期待していた。

し尿処理場老朽化 川口に受け入れ施設 大館市 下水処理センター敷地に計画

2019-11-16
し尿受け入れセンター建設予定の大館処理センター(大館市川口)
 大館市は15日、県米代川流域下水道大館処理センター(同市川口)敷地内への建設を計画している汚物処理場(し尿受け入れセンター)の都市計画変更案の縦覧を始めた。し尿処理場(同市松木)の老朽化に伴い、新たに整備することで処理センターとの共同処理を目指す。県有地を借りるため、県も同日から変更案の縦覧を実施している。いずれも29日まで。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、「汚物処理場」として都市計画決定され、85年4月から稼働している。処理能力は1日あたり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進んでおり、生活排水を適正処理するために新たな施設の建設を計画している。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地約6・2㌶のうち北西側の約2600平方㍍は下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 市は大館処理センター敷地内に整備し、下水道と共同処理することで建設費や管理費の低減を図る。このため受け入れセンター建設地を都市計画法に基づく汚物処理場として計画決定する方針。県は大館処理センターの面積を縮小する。し尿処理場は新施設の供用開始後に稼働を停止し、廃止の都市計画決定を予定している。
 汚物処理場の変更案は都市計画課(比内総合支所)と環境課(本庁舎)、大館処理センターの変更案は県都市計画課(秋田市)と北秋田地域振興局用地課(北秋田市)、市都市計画課で縦覧できる。意見書も提出できる。問い合わせは市都市計画課(☎0186・43・7082)。

日露共同製作映画 「ハチとパルマの物語」 秋田犬の魅力世界へ 監督ら会見

2019-11-16
映画「ハチとパルマの物語」製作発表会見(県庁)
 大館市生まれの秋田犬「忠犬ハチ公」とロシアの忠犬パルマの物語を題材にした日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」の製作発表会見が15日、県庁で行われ、メガホンを握るロシアの映画監督や大館市での撮影を支援する秋田犬ツーリズムの中田直文会長らがストーリーや撮影スケジュールなどについて説明。「映画を通じて秋田、大館の魅力を世界中に発信したい」と期待を込めた。
 忠犬パルマは旧ソ連時代の実話で、空港に残されたパルマが2年間にわたって飼い主を待ち続けたというもの。飼い主を待ち続ける姿は人々の心を打ち、空港のシンボル的な存在になったとされており、駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。
 映画は、家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマとの交流が中心。空港で日本人に連れられた秋田犬と出会ったことから、「パルマを飼い主のところに戻してあげたい」と行動する姿を描いたものになるという。日本からは渡辺裕之さん、藤田朋子さん、壇蜜さんらが出演する予定。 
 冒頭には大館市で撮影した映像が使われる予定で、18日と来年1月に撮影が行われる。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手や愛犬の秋田犬マサルも特別出演する。
 会見には監督のアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん、プロデューサーのクリスティーナ・レイリアンさんと益田祐美子さん、中田会長らが出席。企画意図やストーリー、撮影スケジュールなどについて説明した。
 秋田犬ツーリズムは大館市での撮影に向けて約200人のエキストラを用意するなどサポートを展開。中田会長は「大館や秋田犬の魅力を世界に発信できる素晴らしい作品になる」などと期待を寄せた。
 「ハチとパルマの物語」は2020年夏にロシアで先行公開。日本では21年初夏から全国ロードショーを行い、公開する予定。配給は東京テアトル。
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県種苗交換会 開幕 本県農業の底力示す 農産物1832点 大館で18年ぶり

2019-10-31
1832点の農産物が並んだ展示会場(タクミアリーナ)
 第142回県種苗交換会が30日、大館市で開幕した。出品農産物は前年を294点下回る1832点。今年は高温、少雨傾向で生育に影響を及ぼす天候となったが、主会場・タクミアリーナには、生産者が丹精込めて育てた農産物が並んだ。審査の結果、北鹿地方から3人が農林水産大臣賞に輝いた。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。「集え大館 令和に紡ぐ 秋田の農業」をキャッチフレーズに、11月5日までの7日間、多彩な行事が行われる。JA秋田中央会主催、市協賛会協賛。市協賛会は期間中、80万人の人出を見込んでいる。
 タクミアリーナで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「明治から続く交換会が一つの時代を超えて紡がれていくことに深い感銘を覚える。本県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待する」、市協賛会長の福原淳嗣市長が「新元号令和の時代に、秋田が持つ農業の魅力、素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は▽水稲=56点▽畑作物及び工芸作物=245点▽果樹=243点▽野菜=851点▽花き=308点▽農林園芸加工品=60点▽畜産及び飼料=38点▽林産品=31点―。地区別では、北秋田が587点で全県8地区で最も多く、鹿角からは130点となった。
 農水大臣賞を受賞したのは、池田貴宏さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、松澤幹基さん(大館市)のヤマノイモ「大館1号」、渡辺寛子さん(大館市)の切り花・ダリア「NAMAHAGE MASARU」。展示会場には午前中から多くの人が詰めかけ、農産品を一品一品鑑賞。農業機械化ショーや植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる協賛第1会場のニプロハチ公ドームもにぎわいを見せた。
 ほくしか鹿鳴ホールでは新穀感謝農民祭、開会式が行われ、1878(明治11)年から続く歴史と伝統を誇る農業の祭典の幕開けを関係者が喜び合った。
 31日は午前9時30分から、メモリスあきた北で「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」をテーマに、談話会が行われる。

秋の鹿角をPR タイから 旅行関係者 リンゴ狩りも体験

2019-10-31
リンゴ狩りを楽しむタイの旅行代理店関係者(十和田関上の佐藤秀果園)
 国立公園八幡平エリアを海外の観光客に売り込む招へいツアーが、鹿角市と隣接する岩手県八幡平市で行われている。インバウンドターゲット国としているタイの旅行代理店関係者6人を招待し、秋の魅力をアピールしている。
 両市が連携して、タイから旅行関係者を招くのは、2回目。前回は冬の魅力を発信するため3月に実施。今回は秋に設定した。29日から11月2日まで4泊5日の日程。
 招待したのは、旅行エージェント4人とSNSで発信して影響力のあるインフルエンサー2人の計6人。一行は29日、羽田空港から空路で大館能代空港に到着し、鹿角市内の道の駅あんとらあ、史跡尾去沢鉱山を回った。千歳盛酒造では日本酒を試飲した。
 30日は午前、後生掛自然研究路を散策し、午後は十和田関上の佐藤秀果園でリンゴ狩りを体験した。経営する佐藤一さん(70)によると、台湾など海外観光客の利用は多く、木に実っているリンゴを間近にして体験できるとあって、喜んで帰るという。
 参加者は、赤く実ったリンゴをもぎ取った後試食し、「おいしい、おいしい」を連発していた。タイにおける鹿角の認知度はこれからだが、男性は「この2日間のコースは、鉱山があり、後生掛の自然、フルーツ、温泉と、トータルとしてよくできている」と話した。この日はホテル鹿角に宿泊した。
 31日から八幡平市に入り、11月2日に盛岡市から羽田空港に向かう。

農業功労者 成田さん(鹿角市)と アグリ川田(大館市)に 地域農業をけん引

2019-10-31
関係者らが農業功労者の受賞を祝った(ホテルクラウンパレス秋北)
 県種苗交換会の「農業功労者を称える会」は30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。「淡雪こまち」の直播栽培技術の確立に尽力した鹿角市の成田誠さん(72)と、枝豆産地形成に尽くした大館市のアグリ川田(川田将平社長)が受賞。それぞれ喜びを語り、地域の農業のさらなる発展を誓った。
 成田さんは、1976年に稲作主体の農業に従事。JAかづの毛馬内地区稲作愛好会会長、JAかづの理事、鹿角農業士会会長などを務めた。県育成品種「淡雪こまち」の直播栽培における収量の安定化と品質均一化の技術を確立。特産化により農家所得の向上に大きく貢献した。
 同社は、家族経営から企業経営に転換し、2006年に設立。翌年に転作大豆栽培のノウハウを生かし、収益性の高い枝豆栽培を開始した。16年には園芸メガ団地育成事業を活用し、枝豆栽培の大規模化・機械化・安定した収入を確保。栽培面積を40㌶まで拡大した。その後も12品種を組み合わせた独自の播種、栽培計画により、18年度には単一法人として管内最大の75㌶の枝豆栽培を行い、地域の枝豆生産をけん引している。
 成田さんはあいさつで「農業は無我夢中の一言。淡雪こまちは何度も諦めかけたが、仲間に支えられた。栽培は難しいが、これからも続けてほしいという声を聞く。これからも皆と共に頑張りたい」と抱負を述べた。同社の川田社長は「最近は枝豆を栽培する若い人も増えている。今後も秋田の枝豆を頑張っていきたい。受賞は周りの農家や社員のおかげで、自分は修業の身。この先も地域貢献していきたい」などと感謝した。

水道ビジョン 料金見直しなど原案に 大館市 広域・官民連携も 議会建水委で報告

2019-10-30
水道ビジョン原案について報告を受けた建設水道委(大館市役所)
 大館市議会建設水道常任委員会(佐藤眞平委員長)は29日、市役所で開き、長木川河道掘削事業と新水道ビジョン策定状況について報告を受けた。水道ビジョンは人口減や設備更新に伴う費用増を踏まえて料金見直し、広域・官民連携などを原案に盛り込み、11月11日からパブリックコメント(意見公募)を行う。
 外部有識者らでつくる「懇話会」や議会の意見を反映した原案によると、更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれており、料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 料金を据え置くと2035~39年度に赤字となる見通しで、値上げした場合は経営が成り立つと推測。施設の長寿命化を考慮して更新する場合の見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示した。
 広域連携については県主導で具体化すると想定し、「できる限り市も同じ方向で進む」と記載。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから段階的に官民連携を推進するとした。民間に運営権を譲渡するコンセッション方式は「現状では現実的でない」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 パブリックコメントは11月22日まで。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で原案を閲覧できる。1月の懇話会に最終案を示し、年度内の策定を目指す。
 長木川河道掘削事業は県が行うもので、本年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間、20年度は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔区間の予定。掘削で発生する土砂は旧長根山スキー場など市有地に搬出することにしている。

北秋田 墓前にささぐ「浜辺の歌」 成田為三の命日 地元合唱団が歌声

2019-10-30
成田の楽曲を歌う合唱グループ(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏会が開かれた。市内の合唱グループなどから約40人が参加し、代表曲「浜辺の歌」を墓前にささげ、功績をたたえた。
 成田は大正から昭和にかけて300曲以上を手掛け、芸術的な童謡作曲の草分けとして知られる。1945年10月29日に51歳で亡くなり、同寺に眠っている。
 その功績と楽曲を後世に伝えようと、墓前演奏が企画されたのは57年。成田が教授を務めた国立音楽大の合唱団有志が披露した。市教委によると、現在のように地元合唱グループが参加して行うようになったのは30年前の89年ごろという。
 没後74年となるこの日は市教委の呼び掛けで浜辺の歌音楽館少年少女合唱団やコール・もりよし、女声合唱団る・それいゆ、秋田声楽研究会カント・アムゼル、同館運営審議委員らが出席した。墓前で奥山亮修住職が読経し、参加者が手を合わせた。
 歌い手たちは伴奏に合わせ「雨」「かなりや」などを披露。清らかな歌声を響かせた。最後に全員で「浜辺の歌」を合唱し、あらためて成田の偉業をかみしめた。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん(14)と藤本奈月さん(15)は「為三先生の曲を歌うことは誇らしい。合唱活動ができることや先生に感謝したい」と語った。
 11月3日には市文化会館で第14回「浜辺の歌音楽祭」も開かれる。午前10時開演。
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ジャズ マグワイアツインズ 母の故郷で「浜辺の歌」 北秋田

2019-09-19
ジャズアレンジした「浜辺の歌」を奏でるマグワイア兄弟と外山さん(北秋田市文化会館)
 北秋田市に縁のある双子の男性ジャズユニット「マグワイア ツインズ」とジャズピアニスト外山安樹子さんの公演「カラフルサウンド~色づく秋をジャズにのせて」が17日夜、市文化会館で開かれた。市出身作曲家・成田為三の代表曲「浜辺の歌」をアレンジした曲のほか、オリジナル曲などを織り交ぜ、多彩な音色でジャズファンを魅了した。
 ツインズはドラムのカール・マグワイアさんとベースのアラン・マグワイアさんの2人。米国を拠点に音楽活動し、6月に本場ニューヨークのステージに立つなど頭角を現している。母親が市出身という縁で毎年北秋田公演を開催。国内屈指の女性ジャズピアニストと称される外山さんとの共演が実現した。
 ジャズの定番曲「枯葉」で開演し外山さんのオリジナル曲、ツインズがアレンジした曲を次々と披露した。アランさんが体を揺らすようにベースを弾くなど情熱的な演奏はこの日も健在。カールさんと視線を交わして息の合った音色を奏で来場者を魅了した。
 浜辺の歌の演奏はゆったりとした曲調が途中から心を躍らせるようなものに一転。来場者に合唱を呼び掛け、ステージと客席が一体になって盛り上がっていた。

除雪予算案など可決 大館市9月議会 副市長は名村氏再任 決算認定案を上程

2019-09-18
申請の5件を審査した委員会(大館市役所)
 大館市空き家等対策検討委員会(会長・名村伸一副市長)は17日、市役所で会合を開き、危険空き家等解体撤去費補助金に申請があった5件を審査した。審査結果を25日に開く市空き家等対策協議会(会長・福原淳嗣市長)に諮り、「特定空き家」を認定する。
 庁内の関係各課で組織する委員会で、本年度2回目。前回の5月の会合では7件を審査し、協議会を経て、6件が「特定空き家」に認定された。このうち5件は取り壊しが終了し、すでに補助金を交付済み。残る1件は現在取り壊しが行われている。
 名村委員長はあいさつで「前回から4カ月が経過し新たな申請が提出されている。申請が増えた場合は時期的な状況もあるが、補正予算を組むことも考慮しながら進めたい」と述べた。5件について構造の腐朽や破損の程度などの状態を点数化して危険度を判定。周辺への影響度なども総合的に判断し、特定空き家に認定するかどうかを判定した。
 市が2017年度から運用を始めた制度。市空き家等対策の推進に関する条例(市空き家条例)に基づき指定された「特定空き家」を解体する場合に、対象経費の2分の1の額について50万円を上限に補助する。

小坂町 「御境御用留」を収録 「新編町史」 編さん事業 資料編第一集を発行

2019-09-18
「新編小坂町史」に先駆けて発行された「資料編第一集」
 2020年の刊行を目指し、新たな町史の編さんに取り組んでる小坂町は、本編に先駆けて、「資料編第一集」(B5判94㌻)を200部発行した。藩政時代に藩境の管理をしていた人が日常的につけていた業務日誌「御境御用留」を収録した。
 資料編は、歴史的な資料の発掘や検証とともに、今後の調査、研究に役立てる狙い。第一集は町が所蔵する解読済みの古文書から、「御境御用留」(1752~1760年)を選定し、翻刻した。
 巻頭で町史編さん室の亀沢修室長は、「御境御用留」について紹介。「旧小坂村の旧家は小笠原家、澤口家、工藤家が代表格。工藤家は、藩政期には藩境を管理する役目を持つ武士の家柄」とし、「『御境御用留』は七代・八代当主の工藤弥右衛門が記録した業務日誌。弥右衛門の経歴、春秋2回の御境奉行巡検コースや宿泊先、御境古人・御山見の実務などが詳細に記され、当時の藩境管理や小坂村の様子を知る貴重な資料」などとつづっている。
 全14冊のうち、3冊は工藤家、残りは初代小坂村長を輩出した小笠原家で保存されていた。町総合博物館郷土館が開館した1982年に小笠原家から、2003年に工藤家から町に寄贈されたという。
 町史編さん室によると、町内の旧家には、未発見の古文書などが残されている可能性が高く、資料編の発行は今後も継続する予定。
 現在の町史は、新町制施行20周年を記念して1975年に発刊された。発刊以降、町は豊かな自然環境と鉱山の歴史、貴重な文化など、町ならではの特色を生かしたまちづくりを展開してきた。
 町民に地域に対する理解を深めてもらう目的で、新町史の編さんを進めている。刊行は新町制65周年の節目にあたる20年。作業は佳境に入り、24日に開く編さん委員・協力委員合同会議で今後のスケジュールを再確認する。
 資料編は町内外の希望者に対し、1冊1600円で販売している。問い合わせは、町史編さん室(☎0186・29・4133)。

北鹿勢は総敗退 秋季全県高校野球 鳳鳴 走者出すも決め手欠く

2019-09-18
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 鳳鳴は3回2死三塁から藤盛の左前適時打で1点返す(こまちスタジアム)
 第4日の17日は、秋田市のこまちスタジアム、八橋球場で準々決勝を行った。明桜と対戦した大館鳳鳴は序盤に4点を先行された後、一時2点差まで迫ったが徐々突き放され、2―9のコールド負けを喫した。この日までに北鹿勢は全て姿を消した。第5日の21日はこまちで準決勝を行う。
 ◇準々決勝
 【こまちスタジアム】
大館鳳鳴0020000  2
明 桜 0410301× 9

     (7回コールド)
 ▽三塁打=田中(明)▽二塁打=福井(明)▽併殺=明桜2▽暴投=鳳鳴1▽守備妨害=鳳鳴1
 序盤に4点を先行され、3回に2点差まで詰め寄った鳳鳴だったが、以降は散発4安打と決め手を欠き、最後はコールドで押し切られた。
 鳳鳴は2回に4安打を集中され、4点の先行を許した。一方、打線は3回、2死三塁から藤盛、松澤の連打敵失を絡めて2点を返した。
 しかしその直後、無死三塁から犠飛で1失点し、5回には2死二塁から連続で長打を浴びて3点を失った。反撃したかった鳳鳴だが、4回以降は散発安打で無得点。点差を縮められないまま、7回無死満塁から中前打を浴びて力尽きた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 守備のほころびから流れを悪くしてしまった。やはり明桜に勝たなくては甲子園はない。大きな宿題をもらった。

大館 BDF利用が増加傾向 18年度2万3千㍑販売 工房JOYさあくる

2019-09-17
回収した廃食用油をBDF製造工場に運ぶ職員ら(大館市片山町)
 大館市片山町のNPO法人・工房JOYさあくる(鈴木千里理事長)が製造したバイオディーゼル燃料(BDF)の利用が増加傾向にある。家庭や飲食店などで出る使用済みの植物系食用油を再利用したもので、2018年度の販売実績は前年比899㍑増の2万3175㍑だった。軽油の代替燃料となり、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の発生を抑制する効果があるとして、鈴木理事長は「もっと利用者を増やして環境に優しいまちを実現したい」と意欲的だ。
 18年度は市内や北秋田市などから廃食用油8万5205㍑を回収。前年度より1534㍑減少したものの、販売数量は2年連続で増加した。回収量に対するBDF販売量の割合は27・2%で前年を1・5㌽上回った。
 本年度も8月末時点で1万7982㍑を販売し、前年同期(1万6998㍑)より984㍑多い。
 BDFを利用しているのは二井田真中地区コミュニティバス3台と市公用車2台、ごみ収集車2台、個人の乗用車1台のほか、法人が今年8月に導入した廃食用油回収用の小型トラック1台。これまで軽トラックで回収していたが、一度に運ぶ数量が限られ途中で引き上げるケースもあったことから、3・5倍の油を積み込める中古車両を購入した。
 植物系食用油は原料の菜種などが成長時の光合成でCO2を吸収するため、車からCO2が出ても相殺される。ディーゼルエンジンで動く乗用車やトラックだけでなく、重機や農機具、自家発電機などにも活用できることから、鈴木理事長は「今のところ軽油より安価なので経済的なメリットもある。温暖化が心配される中、BDFに興味を持ってほしい」と広く利用を呼び掛ける。
 BDF製造は07年10月にスタートし、12年11月に製造装置を更新。1回当たり230㍑の廃食用油を処理し、200㍑のBDFを精製する。需要に合わせているため、生産能力は月1000㍑以上の余裕があるという。冬期間は低温で固まりやすいため製造を休止し、装置の点検修理に充てている。
 法人は、廃食用油の回収などを行う知的障害者通所作業所の利用者も募集している。問い合わせは法人(☎0186・49・6355)。
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