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人類初、火星の土採取へ 火星探査車打ち上げ 大丸さん(大館出)開発に携わる

2020-08-03
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 米航空宇宙局(NASA)は7月30日、火星探査車「Mars 2020 Perseverance(パーサヴィアランス)」を搭載したロケットをフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。ローバー(探査車)の開発に携わった、大館市出身でジェット推進研究所(JPL)の大丸拓郎さん(31)は「無事に打ち上げが成功し、ほっとしている」と振り返りながら、火星での新たな発見に期待を膨らませている。火星への着陸は来年2月を予定している。
 火星の岩石や土壌などのサンプルを採集するミッションで、大丸さんはローバーのシステムの設計・製造・試験に携わった。サンプルは2031年に地球に持ち帰られる予定で、成功すれば史上初。サンプルを詰めるためのチューブの設計も大丸さんが担当した。
 パーサヴィアランスは7カ月の航行を経て、来年2月18日に火星へ着陸し、探査を開始する予定。火星にかつて生命が存在できる環境があったかを調査し、生命の痕跡を探すことが役目で、人類にとっての大きな発見に期待がかかる。
 打ち上げが成功し、大丸さんは「打ち上げの前後は終始ワクワクした気持ちで見守っていましたが、自分が造った探査機の打ち上げは初めての経験だったので心配もありました。パーサヴィアランスは火星での探査を通して、まだ私たちが見たことのない、たくさんの発見をもたらすと思います。その発見が世界中の人々に希望をもたらすことを期待しています。また、パーサヴィアランスには人類が初めて手にする火星の土を採取するシステムが搭載されています。僕が開発に携わったそのシステムが、火星できちんと動作するか期待半分、心配半分で見守りたいと思います」とコメントした。
 【プロフィル】大丸拓郎(だいまるたくろう) 1989年5月3日生まれ。大館一中、大館鳳鳴高卒。東北大学工学部機械知能航空学科から東北大学大学院に進み、2017年に工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程を修了。その後、米ロサンゼルスにあるNASAジェット推進研究所の職員として、熱流体システム・ミッションオペレーションのサーマルエンジニアを務めている。
火星へ向け、パーサヴィアランスを搭載したロケットが打ち上げられた(JPL提供)
パーサヴィアランスと、開発に携わった大丸さん(JPL提供)

北秋田の中高生 感謝を音に乗せて 6校の吹奏楽部 代替演奏会で熱演

2020-08-03
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練習の成果を発揮する中学校4校の合同チーム(北秋田市文化会館)
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった全日本吹奏楽コンクールの地区大会に代わり、北秋田地区の吹奏楽部が出演する合同演奏会が2日、北秋田市文化会館で開かれた。6校がコンクールでの演奏を予定していた曲や合同演奏を披露し、保護者らの前で練習の成果を発揮した。
 部活動で学んだ成果を表現する機会を設けようと北秋田地区吹奏楽連盟(会長・斎藤拓洋阿仁中学校長)が主催。斎藤会長は主催者あいさつで「これまでの思いを感謝に変え、メロディーに乗せてほしい。音楽の素晴らしさを感じ取ってもらえるコンサートになれば」と述べた。
 事前に申し込んだ保護者ら153人が会場を訪れ、全席指定で1席ずつ間隔を空けて座った。各校の出番が終わるごとに10分程度の休憩を設けるほか、換気や消毒を行うなどの感染防止策を実施した。
 中学校は鷹巣と、合川・森吉・阿仁・上小阿仁中の4校合同チームが出演。鷹巣は旧鷹巣南との学校統合、合同チームは森吉の加入により構成人数が増え、これまで練習に励んできた。部員たちはコンクールの課題曲や自由曲で息の合った演奏を披露していた。
 昨年度に小編成の最上位大会にあたる東日本大会へ初出場した北鷹高は、コンクール用の自由曲と、コンサート後半の「ポップスステージ」で計5曲を演奏。曲中で3年生5人が堂々とソロパートを披露したほか、振り付けや歌を合わせた愉快なステージで、部員18人による最初で最後の舞台を締めくくった。
 最後にステージと客席の前方に生徒が並び、6校94人の出演者全員で「紅蓮華」を披露。壮大な演奏でフィナーレを飾った。来場者からは演奏が終わる度に大きな拍手が送られていた。

あずまや、憩いの場に 鹿角市中新田自治会 地域挙げて上棟式

2020-08-03
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住民が参加して行われた餅巻き(中新田自治会)
 鹿角市尾去沢の中新田自治会(川上仁会長)が新築する「あずまや」の上棟式が2日、地域の広場で行われた。餅巻きをし、間もなく完成する憩いの場に期待を込めた。
 市の集落支援員活動事業を活用して、2019年度と本年度の2カ年でコミュニティー活性化に取り組んでいる。昨年は、集落内にある墓所の進入道を整備し、本年度はあずまやを新築する。
 自治会は10世帯、25人。憩いの場を整備し、地域の活性化につなげたい、と市の事業の活用を決めた。彼岸などに女性たちが屋外で行事を行っており、行事の際にあずまやを活用することも計画している。
 あずまやは幅2・4㍍、高さ2・5㍍。柱は自治会が調達した杉の丸太を使用している。上棟式は、地域交流の機会にしよう、と計画。川上会長らが、集まった住民を前に餅を巻き、待望の憩いの場完成に期待を込めた。7日ごろまでには完成する見通し。
 川上会長は「みんなが喜んで利用する、憩いの場にしたい」と話す。市は、集落支援員を配置し地域の活性化を図るため、自治会の自主的な取り組みを支援する事業を行っている。

クラウン精密秋田工場 大野台に本社移転 6億円投資 来年3月の稼働目指す

2020-08-02
来年3月の稼働を目指し、建設中の本社工場(北秋田市川井)
 オーダーねじ製造のクラウン精密秋田工場(北秋田市坊沢、望月紀人社長)は、北秋田市川井の大野台工業団地に本社を移転する。本社工場の生産エリアを大幅に拡大するほか、第2工場に隣接することで一貫生産体制を整える。現在、新工場を建設中で12月に試運転、来年3月の稼働を目指す。投資は6億円で、新規雇用5人を予定。年間5%以上の売り上げ増を図る。
 第2工場隣の県有地1万4000平方㍍を購入し、3480平方㍍の本社新工場を建設。現本社工場は2000平方㍍で、1700平方㍍の生産エリアは2倍に広がる。適正レイアウト、空調設備の導入で作業環境を改善。県の「はばたく中小企業投資促進事業補助金」の認定を受けた。
 これまで、冷間圧造、ねじ転造は本社工場、熱処理は第2工場、めっきは第2工場に隣接する関連会社・クラウンメタルプレイティングで行っていたため、週3回、本社から第2工場へ部品を輸送していたが、本社工場を移転することで一貫生産が可能になる。
 圧造機を8台増やして69台にすることで、来年春には月産1億本のねじを1億2000~3000本に増産する。輸送コストは年間250万円削減でき、年間売り上げ5%アップを目指す。
 同社は親会社のクラウン精密工業(本社・埼玉県)の子会社として1974年に設立。87年に分離独立した。オーダーねじを生産する県内唯一の企業で、製造割合は自動車関連65%、白物家電20%、OA機器15%。自動車関連はブレーキシステムやテールランプ、ヘッドランプ本体との締結など、さまざまな用途がある。全体で800種類のねじを製造している。
 山城均工場長は「賃金などの待遇を改善し、従業員が豊かな生活を送れるよう、新社屋でその基盤をつくり込みたい。作業効率を上げ、若い人が地元に定着できるよう、働く場を準備したい」と話している。

シングルマザー 鹿角市への移住促進 首都圏中心13人参加 オンラインで相談会

2020-08-02
担当者が子育て環境の充実などをPRしたシングルマザー対象のオンライン移住相談会(鹿角市役所)
 鹿角市への移住に関心がある、子育て中のシングルマザーを対象とした移住相談会が1日、オンライン会議システムを活用して行われた。首都圏を中心に13人の女性たちが参加。市の担当者から、充実した子育て環境などの説明を受けた。
 市は当初、7月に東京で相談会を行う計画だったが、新型コロナウイルス感染拡大により中止に。そこでオンラインの相談機会を設けることになった。全国に約6000人の会員がいる一般社団法人日本シングルマザー支援協会(本部・横浜市)を通じて参加者を募った。市では初めて。子どもも一緒に参加でき、出向く必要がないことが利点。
 市からは、5月に一家4人で移住した移住コンシェルジュの井手口孝輔さん(由利本荘市出身)や、市の担当が参加。一人親家庭を支援し、仕事との両立を応援する市内3企業もオンラインで出席した。
 井手口さんは、急な用事でも子どもを預ける施設があることや、それについての理由を追及されない環境を紹介。病児保育、18歳までの医療費無料、児童クラブ(学童保育)が小学6年生までなど、市独自の支援制度充実をPRした。市内に全国展開の人気衣料品店はないが、盛岡市、青森市までのアクセスの良さから買い物に支障が少ないことも盛り込んだ。
 参加者は、各家庭から子どもと一緒に説明を聞き、質問していた。
 市政策企画課鹿角ライフ促進班は「相談会を通して市を知り、移住につなげられたら。企業との連携も図り、(仕事と両立でき)移住して良かったと思われるようにしたい」と期待していた。
 担当者によると、コンシェルジュを通じての移住者は1日現在、151世帯250人。Uターンが7割を占める一方、縁がなくても移住したIターンが3割いるという。市は9月19、20日、シングルマザー対象の移住ツアーを市内で開く予定。
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「やっぱりお得」 北秋田市プレミアム券 追加募集に長蛇の列 

2020-07-28
販売会場の庁舎を取り囲むように列を作る購入希望者たち(北秋田市第二庁舎)
 北秋田市が購入希望者を追加募集していた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策「スーパープレミアム付応援チケット」の販売が日、市第二庁舎などで始まった。当初は発行予定(3万5000セット)の半数ほどしか購入希望者がおらず、お得な券の「低調ぶり」が心配されたが、この日は一転して長蛇の列ができた。
 応援チケットは1セット1万円。大型店や中小小売店舗計424店舗(9日現在)で1万5000円分の買い物に利用でき、5000円分がお得。1世帯最大5セットまで購入できる。
 新型コロナの経済対策として同様に発行する近隣市町村の中でも、特に高いプレミアム付きとして話題を集めた。 ただ、購入希望者の事前申請は発行予定全体の51%、1万7850セットにとどまっていた。このため市は5セット未満しか購入しなかった人に対し、上限いっぱいまで買い足せるように対応を変更。さらに購入希望者を追加で募集した。
 事前申請していなかった人への販売がこの日から、市第二庁舎や各総合窓口センター、各出張所で始まった。鷹巣地区にある市第二庁舎には午前9時の販売開始前から数人が並んだ。市職員が12人態勢で応対したが、順番待ちの列は次第に伸びた。最後尾は屋外に達し、一時は100人近い人が庁舎を取り囲むようにして並んだ。
 すでに3セット購入していたが買い足そうと来庁した女性(72)は「やっぱりお得だから」と話し「それでもこんなに並んでいるとは思わなかった」と驚いていた。1時間並んで購入した男性(66)は「売れていないなら買ってみようかと思って来た」と話した。
 購入には市が郵送した購入申込書(応募券)が必要だが、廃棄・紛失したという市民も。市に連絡すれば原則購入できる。廃棄したという女性(80)は「明日に購入できるということだったのでまた並びたい」と話した。
 緊急経済対策室によると、他の会場でも一時的に混み合ったという。関心を集めた理由について、担当職員は「チケットのお得さを伝え聞いた市民が買いに来たのでは。追加募集分はなくなり次第販売を終了することも影響したと思う」と分析した。26日時点で販売済みは発行予定全体の5、6割とみている。
 

根下戸の水田 ぽつんとハクチョウ 「そっと見守ってほしい」

2020-07-28
水田に残されたハクチョウ(根下戸)
 大館市根下戸の水田に、1羽のハクチョウが取り残されている。目立った外傷はないが、灰色の毛が入り交じる子どもと思われ、水田を泳いだり、きょろきょろと周辺を見回す姿を見せている。
 発見した鳴海昭治さん(87)=大館市根下戸=によると、7月中旬からすみ着いていて、夜になると米代川方面に飛び立ち姿を消すが、朝には戻ってくるという。水田は毎年苗を植えている場所だが今年は植えられていない。「毎年10月ころに稲穂を食べに何十羽もやってくる。この子もここに稲穂があるのを覚えていて来たのかも」と鳴海さん。
 県鳥獣保護センター(五城目町)には、県内各地から取り残されたハクチョウの保護依頼が多数あるというが、人が近づくと逃げたり、移動しているようであれば保護せず見守るように指導するという。
 捕獲しようとするとパニックを起こし道路に飛び出すなどの危険性があり、ストレスで死んでしまうこともあるという。また、餌付けをすると居着いてしまうといい、「心配になるかもしれないが自然に返すためにも、そっと見守ってほしい」と呼び掛ける。

 

大館暮らすメイト 大田面に住宅展示場 来年1月に開設予定 地元工務店の高性能住宅

2020-07-27
第2弾の住宅展示場を開設予定の分譲地(大館市大田面)
 大館市の工務店6社でつくる「大館暮らすメイト」(小笠原計介会長)は、第2弾となる住宅展示場の開設を進めている。29日に大館市大田面の分譲地で地鎮祭を行い、順次着工する。今回から1社増えて6社が参加し、断熱、省エネなどの高性能住宅を展示、販売。幅広い選択肢を用意し、地元工務店の結束をPRしていく。
 人口減少による人材不足、大手住宅メーカーの進出が顕著な中、競合関係にある地元工務店が手を組み、「工務店の家づくり」を多くの人に見てもらおうと2017年10月に「暮らすメイト」を結成。第1弾は同市美園町の分譲地に、ゼロエネルギー住宅に焦点を当てた5棟を建設した。
 参加するのは大館桂工業(中田直文社長)、安部工務店(安部正雄社長)、ハセベホーム(長谷部徹社長)、ヤナギヤ(柳谷金悦社長)、三浦木材(三浦功達社長)のほか、秋田ホーム(嶋内善裕貴社長)が今回から加わる。
 第2弾は大田面の分譲地に、地域に合った高性能住宅の展示場を開設する。断熱、省エネのほか、各社のデザイン性を生かし、快適な暮らしの提供を目指す。若い世代向けを特徴とし、アフターコロナを見据えてテレワークができる書斎などを設置する会社もある。5棟を新築し、美園町と合わせて計6棟を展示、販売する。
 29日に大田面の分譲地で地鎮祭を行い、各社順次着工する。来年1月オープン、半年程度の展示期間を経て、来年夏ごろに販売する予定。小笠原会長は「6通りの家づくりを提供することで、お客さまのニーズに応えていきたい。第1弾のオープンイベントはかなりの集客につながった。第2弾もたくさんの市民や近隣の方々に見てもらえるように準備していきたい」と話している。
 展示は新型コロナ感染予防のため、予約制やウェブ等を使った内覧方式を検討している。情報は暮らすメイトのホームページで随時更新する。

「3密」避け、にぎわいを 大館の大町商店街 路上利用の基準緩和  歩道で販売やテラス営業も

2020-07-27
うなぎの肝串などをその場で焼いて提供するK―725(大館市大町)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている飲食店を支援しようと、大館市の大町商店街振興組合(山城久和理事長)は飲食店などの路上利用の許可を取得した。これまで2店舗から申し込みがあり、歩道での商品販売やテラス営業など「3密」回避の取り組みを進めていく。同組合では「困っている飲食店の力になり、少しでも商売のプラスになれば」と期待している。
 国が新型コロナ支援策として、6月に沿道飲食店等の路上利用に伴う占有許可基準を緩和。地方公共団体などが一括して占有許可申請すると、11月30日まで許可基準が緩和される。占有場所は幅3・5㍍以上などの歩行空間確保、景観、美観を妨げないこと、清掃など道路維持管理への協力などが条件となっている。
 同組合では、長倉交差点から新町交差点までの市道・大町山館線の占有許可を取得し、10日以降から利用できるようになった。テークアウト販売のほか、「新しい生活様式」に対応したテラス営業などが可能。組合で希望者を募ったところ、「KITCHEN K―725」、「十の瀬」の2店舗が実施することになった。
 「KITCHEN K―725」では、ランチタイムに合わせ店前の歩道に長机を設置し、テークアウト商品を販売。うなぎの肝串や蒸しがきなどその場で調理して手渡すものや、日替わり弁当やおにぎりなど通常営業時の人気メニューをそろえた。播磨夏子代表は、「人通りは少ないが、通ってくれた人が興味を持ってくれる。店のPRにもつながるといい」と話した。今後は人の流れを見ながら、店の営業日に合わせて行う。「十の瀬」では、8月のお盆に合わせ、店前の歩道で比内地鶏を焼いて販売する予定。
 山城理事長は「2店舗に追随して希望する店舗が出てくれば、その都度申請したい。少しでも人が出てきてくれ、商売のプラスになるよう期待している」と話している。

地元産材の購入費補助 北秋田市 木材需要回復へ 新築、増改築など対象 コロナ経済対策第3弾

2020-07-27
 北秋田市は今月から、木材需要拡大緊急対策事業を開始した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている木材需要の回復を図ろうと、市の緊急経済対策の第3弾の一つとして事業化したもの。市内で地元産材を使用して住宅等の新築や増改築、改修(リフォーム等)を行った場合などに、木材購入費の一部を助成する。
 市によると、新型コロナの拡大を受けて経済活動全体が停滞する中、木材需要の減少による製材や合板の減産、入荷制限等が発生。林業事業者等の経営に影響が出ているという。
 こうした状況を改善するため、需要を喚起し木材流通の回復を図ろうと、市の緊急経済対策の第3弾で事業化。今月10日の臨時議会で可決された一般会計補正予算に、事業費4620万円を計上した。
 対象となるのは、県内で生産され、県内で製材・加工された「地元産材」を使用して、市内で住宅等の新築や増改築、改修を行う場合のほか、木材を使用した構造物を建設・購入する人。「住宅等」は、住宅、住宅用付属施設(車庫・物置等)、貸家(アパート)、店舗、工場作業場など。「木材を使用した構造物」は、板塀、看板等をいう。
 補助金の額は、使用および購入する木材1立方㍍当たり3万3500円。ただし、最低使用量は0・3立方㍍以上。補助金額の上限は1件当たり?万円。対象期間は今月1日から来年3月1日までとしている。
 木材需要拡大緊急対策事業単独の申請は産業部緊急経済対策室(電話0186・84・8567)、リフォーム補助金と併用の場合は建設部都市計画課(森吉庁舎、電話0186・72・5246)で受け付け。
 事業についての問い合わせは産業部農林課林業振興係(電話0186・62・5517)。
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需要拡大に新商品 コロナで打撃の比内地鶏 県庁で発表会

2020-06-30
秋田活性化の日景社長があいさつした新商品の発表会(県庁)
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い消費量が激減した北鹿地方特産の比内地鶏の需要回復を図ろうと、県内の加工業者らが新たな比内地鶏の味わいなどを楽しめる新商品を開発した。県庁で29日、報道向けの発表会が開かれ、秋田比内やの「比内地鶏すぐ食べられますシリーズ」や、秋田活性化の比内地鶏を使った2種類の缶詰などが紹介された。
 高級食材として首都圏の飲食店などに販売されている比内地鶏は、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛や飲食店への休業要請などの影響で、消費量が大きく減少。県は新商品の開発支援や学校給食での活用など、需要回復に向けた取り組みを進めている。
 紹介されたのは秋田比内やと秋田活性化、秋田味商の商品。秋田比内やの「すぐ食べられますシリーズ」はステーキやそぼろ、つくね、ハンバーグなどの加工品を冷凍したもので、レンジ調理で簡単に食べられるのが特長。4月からラインアップを増やしながらオンラインショップや大館本店で販売している。
 秋田活性化は、比内地鶏を使ったオイル煮料理アヒージョとトマト煮込みの缶詰を開発。大館市産のニンニク、小坂町産のアカシアはちみつなど、県産品をふんだんに使用した。アヒージョは「金の比内地鶏」、トマト煮込みは「赤の比内地鶏」の商品名で、7月1日から県内のスーパーや土産品店などで販売。通販も行う予定。
 発表会では、参加事業者を代表して秋田活性化の日景賢悟代表取締役が「比内地鶏の魅力を、より多くの人に知ってもらい消費拡大を図りたい。ぜひ買って、食べて、協力を」などと呼び掛けた。

 

JAかづの総代会 7200万円の剰余金 19年度決算 

2020-06-30
JAかづのの通常総代会(JA会館)
 JAかづの(菅原俊二組合長)の第58回通常総代会が29日、鹿角市花輪のJA会館で開かれ、2019年度事業報告など議案8件を原案通り承認した。収支改善に取り組んだ結果、7200万円の当期剰余金を計上、組合員に対し、11年ぶりとなる出資配当を予定している。
 総代会は、新型コロナウイルス感染防止のため、必要最少人数での開催となり、出席したのは28人、書面での議決は393人だった。
 黒字決算は4年連続。前年度の6800万円を上回った。自己資本比率は0・16%増の12・27%、不良債権比率は0・56%減の1・78%となる。
 子会社の経営状況は、ガソリンスタンドや葬祭などを行うアニモが、暖冬による灯油、軽油販売の減少、新型コロナの影響を受けたものの、5200万円の当期利益を計上。
 累積赤字解消へ向け再生5カ年事業計画に取り組んでいるファー夢かづのは、800万円の当期利益を確保し、次期繰越損失金は737万円となった。
 支所の再編を盛り込んだ第10次農協基本計画の一部変更に対し、「不便になる」などと慎重な対応を求める意見があった。八幡平、花輪、柴平、十和田、大湯(出張所)、小坂の各支所を南部(花輪)と北部(十和田)の2支所に再編するもので、八幡平と柴平、小坂はプラザ店舗に業態転換する。従来の支所、出張所業務は北部、南部支所に移管する。
 実施時期は大湯の廃止が今年11月、小坂は本年度下期、柴平は21年度、八幡平は23年度以降を予定している。再編に伴う職員は、営農指導部門に投入し、営農の充実を図る。
 出席者からは、「JAの支所は地域コミュニティーづくりの役割を担ってきた」「プラザになって、果たして採算は取れるのか」など再編に慎重な意見があった。プラザを展開しているのは、全国でも沖縄県内だけという。
 役員の定年を70歳から73歳に引き上げる定款の一部改正については、年齢制限の撤廃を求める意見も出た。

 

内陸縦貫鉄道19年度決算 4者目標はクリア 訪日客好調もコロナ禍

2020-06-30
秋田市の旅行会社で教育旅行の誘致活動に取り組む関係者(大館市提供)
 秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)の第36回定時株主総会が29日、同市阿仁庁舎で開かれ、2019年度決算を承認した。レストランなどの関連事業収入が伸びず、全体で1億8822万円の経常損失を計上。県など4者による目標「赤字2億円以内」は5期連続で達成した。
 事業報告によると、本業となる鉄道の輸送人員は26万3672人。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い2~3月に落ち込んだものの、年間では前期より2835人増加した。
 内訳は▽定期=10万8030人(前期比2420人減)▽定期外=15万5642人(5255人増)。定期外が増加した要因はインバウンド(訪日外国人客)の利用が1月まで好調を維持したため。2月以降は新型コロナの影響で観光需要が激減。臨時休校が重なり、定期利用の通学客も減った。
 このうちインバウンドは団体利用が1125件(119件増)、3万3344人(4752人増)。個人利用は1464人(146人増)だった。利用者数は過去最多を更新した。
 収入は鉄道事業が18万5000円減の1億3081万円を計上した。関連事業分などを加えた総額は3億3313万円。前期比2435万円の増収となった。営業費用などの支出総額5億2135万円を差し引き、経常損失は1億8822万円。補助金収入などを合わせ、最終的な当期純利益は784万787円で、2期連続の黒字となった。
 鉄道事業収入はほぼ前期並み。レストランこぐま亭や車内販売などの関連事業収入が伸びなかった。人気キャラクター「ハローキティ」とのコラボレーション企画に代わる目玉メニューを打ち出せなかったことなどが原因という。支出は少雪のおかげで除雪費などが減少した。
 吉田社長は「コロナで大きく乱れた会社経営の軌道修正を図っていきたい」とあいさつした。
 任期(4年)満了に伴う監査役の選任が行われ、秋田銀行鷹巣支店の安保大樹支店長、北都銀行鷹巣支店の伊藤市之丞支店長の2人を新任した。
 

県内から教育旅行誘致へPR 新型コロナで行き先変更の受け皿に 大館と鹿角で連携

2020-06-29
秋田市の旅行会社で教育旅行の誘致活動に取り組む関係者(大館市提供)
 大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)は、鹿角広域観光推進会議と連携し、県内の小中学校を対象とした教育旅行の誘致に取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で修学旅行の行き先が県外から県内にシフトしている流れを受け、その受け皿になろうと可能性を模索。すでに県南の小学校から仮予約があるなど反応が好調で、今後、さらなる効果が期待される。
 県内の小中学校の修学旅行は5、6月に集中し、行き先は北海道、仙台、東京が一般的。しかし、新型コロナの影響で北海道は北東北3県に、仙台は県内などに規模の縮小が検討されている。同協議会では地域の魅力をPRしながら、県内を検討している学校の受け皿の役割も兼ね、誘致活動に取り組んでいる。
 同じく誘致を進める同会議とともに、広域連携を意識したプランを提案。22、23日は、駅弁製造の花善(大館市)とホテル鹿角の4者で県南と秋田市の旅行、バス会社など9カ所を訪問した。
 同協議会では、きりたんぽづくり、農業体験、農家民泊などのアクティビティ、同会議では尾去沢鉱山、大湯ストーンサークル、康楽館などの名所を紹介。旅行を秋に計画している学校が多く、リンゴやナシなどの収穫体験も勧めた。旅行会社の担当者からは「これまで県北地区に教育旅行で行ったことはなく、メニュー作りにとても役立つ」などの声があったという。
 早速、横手市の小学校からきりたんぽづくり体験の仮予約が入るなど、反応は好調。同協議会では、これまで県内の教育旅行は日帰りを受け入れたことはあるが、宿泊はまだない。担当者は「この機会に県内のさまざまな地域の魅力を知ってもらい、将来的に定住につながっていけば」としている。

4年ぶり赤字決算 北秋田市のマタギの里観光開発 新型コロナや暖冬影響

2020-06-29
マタギの里観光開発の株主総会(打当温泉マタギの湯)
 北秋田市の第三セクター・マタギの里観光開発(仲澤弘昭社長)の株主総会が26日夕、打当温泉マタギの湯で開かれ、2019年度決算を承認した。年明けからの新型コロナウイルスによる影響や暖冬による除雪収入の落ち込みなどにより、4年ぶりに赤字での決算となった。
 19年度の損益計算書によると、売上高は1億5674万3017円。商品の仕入費や材料費などを差し引いた売上総利益は8684万7059円。販売費および一般管理費は1億611万6866円で、差し引き1926万9807円の営業損失となった。市からの受託料など営業外収益を加えても、147万4340円の経常損失を計上。税引き後の当期純損失は165万5646円だった。
 事業報告書では、19年度について「新型コロナウイルスは、今期後半の経営状況に大きな影響を与えた。大きな収入源となっている除雪は、暖冬のため大幅な落ち込みとなった。ただ、影響を最小限に抑えられたことは社員全員の努力の積み重ねの結果」などと説明。
 仲澤社長は「新型コロナウイルスの影響はまだ続いている。県のプレミアム宿泊券や市の宿泊者半額応援事業の効果に期待しながら、売り上げが減少した分を取り返していきたい」と述べた。
 任期満了に伴う役員の改選では、市産業部政策監の米澤田茂氏を新任したほか、仲澤氏、神成俊行氏(秋田テレビ会長)、桜田聡氏(統括部長)、板倉義明氏(料理長)を再任。終了後の取締役会で仲澤氏を社長に再任した。監査役は現職の鈴木美千英氏(山水荘施設長)、千田匡氏(秋田銀行阿仁合支店長)を再任した。
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