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「移住・定住」は目標達成 北秋田市総合戦略検証会議 少子化対策は道半ば 目標値達成は34%

2020-05-27
総合戦略の目標達成率などについて報告を受けた北秋田市の検証会議(市民ふれあいプラザコムコム)
 北秋田市の総合戦略検証会議(濱田純座長)は26日、市民ふれあいプラザコムコムで開き、地方創生交付金事業の成果を検証したほか、市まち・ひと・しごと創生総合戦略(2015~19年度)および総合計画について、目標達成状況の報告を受けた。総合戦略で目標を達成した項目は全体の34・4%、目標の80%を超えることのできた項目を加えた達成率は67・2%だった。
 検証会議は、市民団体や企業の代表者らで構成。市の特性や実態を踏まえて策定した「総合戦略」と「総合計画」を毎年度ごとに検証し、担当部署に提言、総合戦略に反映させてきた。
 地方創生推進交付金事業のうち、「地域連携DMO秋田犬ツーリズムによる観光振興事業」では、当局が「マタギ資料館、大太鼓の館に音声ガイドシステムを導入するなどの事業を行った。DMOが旗振り役となり、市内事業者や市民活動団体を巻き込んだ事業を展開している。市が仲介役となることで、観光による地域づくり効果が増すと考えている」などと説明。
 市による自己評価(各15点満点)は「妥当性」14点、「有効性」13点、「効率性」13点だったが、委員から「事業は非常に効果的。成果も上がっている。有効性は評価が低い」との声があった。他の委員からも異論はなく、有効性の点数を満点の15点に引き上げた。
 総合戦略の目標値達成状況では、基本目標2の「移住・定住対策」が四つの推進項目全てが目標を達成。「移住定住相談者数」は186人の目標に対し427人、体験移住参加者数は133人の目標に166人など。行政が窓口となった移住者数(2015年度以降の累計)は79世帯110人の目標に対し、128世帯170人となった。
 基本目標3の「少子化対策」は、九つの推進事項のうち目標を達成できたのは「子育てしやすいまちと答えた市民の割合」の1項目(11・1%)。基本目標1の「産業振興による仕事づくり」は28項目中12項目(42・9%)で達成。基本目標4の「新たな地域社会の形成」は、23項目中5項目(21・7%)の達成となり、全体では64項目中22項目(34・4%)が達成した。目標の80%を超えることができた項目を加えた達成率は67・2%。
 一方、市総合計画では、目標の80%を超えた項目を加えた達成率は72・3%だった。

供給計画1年前倒し 「かづのパワー」 来年度、自前電力へ実証実験 公共施設ほぼカバーへ

2020-05-27
かづのパワーの株主総会(まちなかオフィス)
 鹿角市などが出資する地域電力小売会社「かづのパワー」(同市花輪、竹田孝雄社長)の株主総会が26日、花輪のまちなかオフィスで開かれ、第2期(2020年度)事業計画などを承認した。
 4月に市内学校など公共32施設に電力供給を始め、事業は順調に進んでいる。9月からは供給先を17カ所増やし、来年度は計画を1年前倒しして、当初予定のほとんどの公共施設に拡大する。本年度は自家消費型太陽光発電へ向け、実証試験を行う。
 事業計画によると、本年度の供給先は、9月からの追加分を含め、公共施設49カ所。契約電力は2449kwとなり、1億1900万円の売り上げを見込んでいる。営業利益は840万円を計画している。新型コロナウイルス感染の影響で国内の電力需要が減少傾向にあり、市場で調達する電気料金が下がっている。このまま推移すると、営業利益は増える可能性があるという。
 実証試験を行う自家消費型太陽光発電は、自前電力を確保することによって、コストを下げるのが目的。事務所がある建物の屋根に3?の太陽光パネルを設置し、効果を検証する。
 2021年度は、供給計画を1年前倒しし、ほとんどの公共施設に拡大する計画。契約電力が増えることから、新たな電源確保を目指して、交渉を進める。
 竹田社長は「2年間は、消費税を負担しなくてもいい優遇措置が取られる。その間に、収支を上げられるようにしたい」と話している。
 同社は、電源資源が豊富な地域性を背景に「電力の地産地消」を推進する第三セクター。地域電力小売会社は県内5番目で、自治体が出資する方式は初めて。出資者は市、市内企業、金融機関など1個人、19法人。資本金は990万円。市の出資比率は49%。昨年7月創立総会を開いて発足した。
 三菱マテリアル永田水力発電所(八幡平)の電力(FIT電力)を、東北電力を介して調達し、4月1日から供給している。

販路確保へアイデア 大館・釈迦内ひまわりプロ CF、ネット活用など 栽培もスタート

2020-05-27
楽しそうに種まきする児童たち(大館市釈迦内)
 ヒマワリ栽培などを通して地域活性化を目指す大館市釈迦内地区の「釈迦内サンフラワープロジェクト(SP)」は本年度の活動をスタートさせた。今年は新型コロナウイルス感染防止対策で、スーパーでのヒマワリ油の販売が中止となり、例年出店している市内のイベントも開催未定となっている。販路を失った厳しい状況の中、SPはクラウドファンディング(CF)を企画。新たな販売活動で節目の10年目を乗り切ろうとしている。
 SPは、ヒマワリを育て、採取した種から搾油し食用油などに加工、販売する取り組み。釈迦内小学校(花田一雅校長、児童237人)と、地区の婦人会やまちづくり協議会などでつくる実行委員会(日景賢悟実行委員長)が展開しており、節目の10年目を迎えた。
 今年は新型ウイルス感染拡大防止のため、いとく大館ショッピングセンターでの販売活動が中止に。きりたんぽまつりへの出店も危ぶまれている。
 25日は、本年度の活動計画を決めようと同校で「ひまわりスタート集会」を開催。実行委員と児童たちは、販売活動ができなくても売り上げを伸ばすにはどうするべきかを話し合い、意見を交わした。
 児童からはインターネットやドライブスルーなどさまざまな販売方法のほか、地元の飲食店とコラボするなどの意見が出た。日景委員長はクラウドファンディングを紹介。ヒマワリ油を宣伝して売ることもできると話し、「みんなのアイデアに驚いた。しっかりと検討していく。今こそ釈迦内の子どもたちの意地と知恵の見せどころ。共に頑張っていこう」と呼び掛けた。
 本年度は地区の畑4カ所で栽培する計画で、26日から種まきを実施。1、3年、4年生が2カ所で地域住民らと一緒に種を植えた。
 児童は3人一組になり役割分担。住民から指導を受けながら、約60㌢間隔で種を次々と植えていった。泉駿太郎さん(1年)は「3年生のおねえちゃんが優しく教えてくれたから、うまくできた。大きく育ってほしい」と笑顔をみせた。
 実行委は今後、同校の「ひまわりキッズ委員会」と集会での意見をまとめ、クラウドファンディングや販売方法について決定する予定。

大館市立総合病院 新型コロナ第2波に備え 軽症者 ドライブスルーでPCR検査

2020-05-26
 大館市立総合病院は感染症指定医療機関として新型コロナウイルスの検査態勢を強化する。帰国者・接触者相談センターで感染の有無を調べる検査が必要と判断された軽症患者らに対応するため「ドライブスルー方式」のPCR検査を導入する。施設を今月中に整備する予定で、市内医療機関に協力を依頼している。PCR検査装置1台の設置も計画した。病院事務局は「今後想定される感染の第2波、第3波に備えていきたい」と話す。
 現在、病院では感染制御室の担当医師、感染症の認定看護師、看護師の計3人体制で、一般来院者と動線が遮断された病院外の専用建物で、感染疑いのある患者の診察やPCR検査の検体を採取している。検査後は、医師、看護師が防護服やマスク、手袋などを取り換え、消毒し、約1時間空けて次を受け入れる。検体は県健康環境センター(秋田市)に運び、採取から約6時間で結果が判明する。
 計画によると、車に乗ったまま検体を採取するドライブスルー方式の検査は、帰国者・接触者相談センター(保健所)に相談し、比較的軽症、濃厚接触者と判断された人を対象とする。実施日は週3日、1日2時間程度で調整し、市内医療機関の協力を得て行う予定。検査のためのプレハブを病院駐車場に今月中に設置したいとしている。独自に検査を希望する市民への対応は想定していない。
 現在の検査専用建物は、熱が続いているなど中等症患者らを対象とする。ウイルスが外に漏れ出さない陰圧式エアーテントなどを整備する。事務局は「帰国者・接触者相談センターから紹介のあった患者を効率よく診察、検体採取する仕組みをつくる。症状に応じてルートを分けることで、医療スタッフの負担軽減を図りたい」と話す。
 このほか、同病院にPCR検査装置1台を導入する。現在、行政検査以外で医師が検査が必要とした患者は、外注で検査しており、6月下旬ごろまでに装置を整備し、迅速に対応していく。医療従事者の感染を防ぐため、防護服840セットも確保する。
 19日の市議会臨時議会で可決された一般会計補正予算に関連事業費を計上した。事務局は「人の移動で再び感染が拡大する可能性があり、今後に備えて検査態勢を整備したい」と話した。
関に立替払い(代位弁済)をする。

仕切り、検温、出入り口分散 「新たな日常」徐々に 市民の意識に変化 

2020-05-26
入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示(イオンスーパーセンター大館店)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各業界団体は予防対策のガイドラインを示しており、北鹿地方の各業種でも〝新たな日常〟に対応しようと対策を工夫している。県の緊急事態措置が解除されてから10日がたち、各店舗、各施設で営業が再開する中、模索しながら対応する光景が見られる。
 政府の専門家会議が示す「新しい生活様式」では、身体的距離の確保、屋内でのマスク着用、手洗い・手指消毒の励行、毎日の検温など基本的な対策を一人一人に求めているほか、▽買い物は少人数ですいた時間に▽公共交通機関での会話は控えめに▽食事での大皿や回し飲みは避け、横並びで座る―などの実践例を挙げている。各業界団体のガイドラインではこれに沿った対策を採るよう促している。
 4月15日から5月14日まで臨時休業していた大館市新綱の温泉宿泊施設・ふるさわおんせん光葉館では、営業再開に当たって食堂のテーブルの間に仕切りを設置。宿泊客にはチェックイン、チェックアウト時に検温への協力を依頼し、館内の消毒なども徹底した。4~5月の売り上げが例年に比べて9割以上減少するなど厳しい経営状況の中、小林薫社長は「すぐに『どうぞ来てください』とは言えないし、さまざまなリスクがある中で悩みながら判断した。利用客は気を使って協力してくれている。長い目で見て注意していかないといけない」と気を引き締める。
 市内のスナックでは、県の休業要請が全面解除された日から、徐々に営業を再開する店舗が目立ってきた。感染防止対策としては店内の消毒のほか、席数を減らしたり、従業員に接客を最小限にするよう求めたり、県外客や新規客の来店を断ったりする店舗も見られる。自身もスナックを経営する県麵類飲食生活衛生同業組合大館支部の渡部常雄支部長は「来店を断るのはリスクも大きい。元通りに戻るには時間がかかると思うが、しばらくは様子を見なくてはいけないかな」と話す。
 同市大田面のイオンスーパーセンター大館店では今月中旬から、来店客同士の距離を確保するため、出入り口2カ所で、入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示を始めた。混雑する時間帯もチラシなどで周知してきた。
 藤川慎一郎店長は「出入り口で来店客が接触することが少なくなったと思う。混雑時を避けて来店する人も増えたし、マスク着用はもちろん、入り口に置いたアルコール消毒液も利用してくれる。警戒の高まりで市民の認識、意識が変化してきたように感じる」との見方を示す。「(新型コロナウイルスは)再発性も高いと聞くし、長い付き合いになると思う。商売の仕方も変わっていく。十分な対策をしていきたい」と話した。

 
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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新人は2人が初当選 小坂町議選 12人の顔ぶれ決まる 投票率は前回下回る76%

2020-03-24
トップ当選を決め万歳をする菅原氏㊧と妻智子さん(古館の事務所)
 任期満了に伴う小坂町議会議員選挙は23日、投票が行われ、即日開票の結果、新議員12人の顔ぶれが決まった。現職11人、新人3人の計14人が2人オーバーの激戦を展開。新人は2人が初陣を飾り、菅原明雅氏がトップ当選を果たした。現職は10人が議席を守ったが、1人が涙をのんだ。
 国政、地方選挙の投票は日曜に行われるのが一般的だが、小坂町議選は期日前投票の浸透や経費節減などを理由に、前々回、前回に続いて平日の選挙となった。
 現職12人のうち1人が今期で勇退する中、現職11人に加え、新人3人が参戦した。
 経済・雇用対策や少子高齢化、人口減少への対応など、町を取り巻く課題が山積する中、多くの陣営が後援会組織や地縁・血縁を駆使した集票はもとより、新たな支持層の取り込みを目指して選挙戦に突入。
 新型コロナウイルスの影響を考慮し、町民との握手を控えるなど異例の申し合わせを行った上で運動を展開し、「活力ある町政を皆さんと共に」「つくります 小坂の元気」「生まれ育った小坂町のために」「世代をつなごう」「ONE TEAM(ワンチーム)で安心・安全な町づくり」といったキャッチフレーズを掲げて支持を訴えた。
 当選した12人は自治会連絡協議会単位の地区別で中央9人、七滝3人。党派別では公明、共産各1人、無所属10人。
 投票率は前回の80・25%を4・21ポイント下回る76・04%。期日前投票は5・87ポイント上回る46・29%だった。
ただ1人400票台 新人・菅原氏トップ当選 新人で元高校長の菅原明雅氏(65)がただ1人400票台を獲得、トップで初当選を決めた。
 角館南高、大館鳳鳴高の校長を歴任。現在は町国際交流協会の会長。団塊世代が後期高齢者になる「2025年」への関心を高めたい、と立候補を決意した。
 本格的に動き始めたのは今月に入ってから。「出遅れて苦戦したが、同僚や先輩のご指導で徐々に浸透できた」と振り返る。
 選挙戦で訴えのは、「2025年」に備えたまちづくり。「私は新人。まじめに政策を訴えるだけ」と街頭演説を積極的にこなした。介護医療に携わる人材の確保・育成の大切さを力説した。議員定数の削減を主張し、関心を集めた。
 当選の報を受け、支持者に感謝の言葉を述べた後、トップ当選について、「驚いている。期待が大きいことを感じる。当選はゴールではなくスタート。1期4年間、全力で問題に取り組みたい」と抱負を語った。

住宅設備の供給に遅れ 新型コロナ 4月のシーズンに影響 水回り品が納期未定

2020-03-24
レンジフードが納品されず、引き渡しが遅れている現場(大館市内)
 新型コロナウイルス感染拡大により、中国などで生産活動が停滞していることから、国内の製造業に影響が及んでいる。住宅業界では、特に水回り品の納期が未定となっており、4月からの新築、リフォームシーズンへ与える打撃は避けられない状況。北鹿地方の工務店では、納期について顧客に理解を求めながら、在庫や納品の見通しが立っている商品を提案するなどし、対応している。
 このうち、建築資材を販売する大館市の三浦木材(三浦功達社長)では、2月中旬頃に住宅設備メーカーから「納期未定」の連絡が入り始めた。システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面台、レンジフードなどの水回り品が中心で、全く納品がないわけではないが、日に日に対象商品が増えており、明らかな供給の遅れがあるという。中国で製造しているとみられる部品が入荷せず、メーカーの生産が滞る状態が深刻化している。
 4月からは市の住宅リフォーム支援事業の申請受け付けが始まるなど、これから新規注文が増える時期。同社では例年、3月にメーカーを招いた展示会を開催しているが、今年は予約制の現品販売会として規模を縮小しており、繁忙期への影響を懸念している。「一番怖いのは先が見えないこと」と三浦社長。中国以外にも欧米など世界中で感染者が増加する中、どの部品がどこで製造されているか全て把握できないため、「これから水回り以外の商品も入ってこなくなるのか、全く読めない」と不安を語る。
 新築は受注ペースを落とすことも検討しているというが、リフォームは水回り以外で、外壁、サッシの交換、床材の張り替えなど出来るところから進めていく。水回りは受注再開のめどが立った商品も一部出てきている。三浦社長は「お客さんが希望する以外の商品も提案しなければいけなくなるが、納期も含め、丁寧に状況を説明していくしかない」と話している。
 

健康福祉部長に石崎氏 北秋田市異動 水道局長は建設部長兼務

2020-03-24
 北秋田市は23日、4月1日付発令の定期人事異動を発表した。異動規模は前年度より44人増の226人。女性職員の幹部登用を推し進めたほか、子育て世代包括支援センターや水道局を創設した。
 部長級は健康福祉部長に石崎賢一・産業部政策監を充て、新たなポストの水道局長を浅村武則・建設部長が兼務する。産業部政策監に米澤田茂・会計課長、会計管理者に小坂竜也・総務課長、消防長に長岐篤市・消防次長がそれぞれ昇格した。
 新規採用は一般職11人、消防2人の計13人。退職者は26人。4月1日時点の職員数は462人、再任用19人の計481人の予定。
 今回の特徴について市は「幹部職員への女性登用」など5点を挙げる。総務部総務課長に初めて女性を起用した。会計課長も女性が務める。
 機構改革に関連したものでは子育て世代包括支援センターを健康福祉部医療健康課の係として設置する。妊娠期から子育て期にわたり切れ目なく総合的な相談、支援を行う狙いがあり健康推進係の職員3人を兼務配置する。
 水道局は水道課10人態勢。機構改革に伴い建設部上下水道課は廃止し、これまでの業務係と水道係の業務は水道課に引き継ぐ。下水道係の業務は建設部都市計画課に移管する。
 一部事務組合の市周辺衛生施設組合解散に伴い、組合職員3人を市職員として採用する。あいかわ保育園の民間移管に伴い、園職員12人は他園に異動した。
 第2次総合計画後期基本計画などの策定に当たる総合政策課政策係、新たなし尿処理業務に当たる生活課環境係をそれぞれ増員した。
 

北秋田市 合併から15周年迎える 広報に特集 市民病院やコムコムオープン

2020-03-23
広報「きたあきた」の合併15年特集
 北秋田市は22日に、合併から15周年を迎えた。この間に、北秋田市民病院の開院や市民ふれあいプラザコムコムのオープンなど、さまざまな事業を進めてきた。現在は、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けた取り組みや阿仁マタギの日本遺産登録を目指す活動なども行われている。市は3月号の広報「きたあきた」に特集ページを掲載した。
 鷹巣、合川、森吉、阿仁の4町が合併した北秋田市は、2005年3月22日に発足。平成の大合併では、県北第1号となった。合併前日の3月21日時点の人口は4万989人。世帯数は1万4897世帯。今年2月末現在では、人口3万1369人、世帯数は1万4002世帯となった。人口は9620人、世帯数は895世帯それぞれ減少している。
 合併を巡っては03年6月、鷹巣町が3町と上小阿仁村に呼び掛け、準備会を立ち上げたのが始まり。同村は初回から参加を見送ったが、4町は同年9月に任意合併協議会を発足。04年2月に法定合併協に移行した。05年1月に総務省が北秋田市設置を告示し、正式に合併が決定した。
 合併直後の05年3月28日には、構造改革特区として阿仁マタギ特区が認定され、「どぶろく」の製造と提供が可能となった。13年11月には、旧阿仁町に限定されていた区域を市全域に拡大する申請が認定されている。
 10年4月1日には、公設民営方式による北秋田市民病院が開院。地域の医療を支える存在となった。11年4月1日からは、公立米内沢病院の閉院に伴い市立米内沢診療所が開所。施設の改修などを経て、12年5月に開所式が行われた。
 また、16年4月には市民ふれあいプラザコムコムがオープン、18年4月には「クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設」が竣工(しゅんこう)、今年4月には新鷹巣浄水場や新たなし尿処理場、新阿仁診療所の開所など、大型事業が続いてきた。
 このほか、第59回全国植樹祭(08年)、国際樹氷サミット(19年)が開かれたほか、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けた活動も推進。阿仁マタギは、日本遺産への登録を目指して申請を行うなど、観光や文化面での施策も進められている。
 市は15周年に合わせ、広報で特集を掲載。「誕生15年、北秋田市の魅力再発見」として、歩みをまとめた年表や新たなランドマーク、市章、市民歌などを紹介している。

小坂町議選 きょう投開票 当落判明は午後9時前

2020-03-23
 任期満了に伴う小坂町議選は23日、投開票が行われ、町民の負託を受けた12人の新選良が決まる。投票は町内10カ所で午前7時に始まり、午後7時(十和田湖地区は午後5時)に終了。午後8時から向陽体育館で開票が行われ、同8時45分ごろには大勢が判明する見通し。選挙戦最終日の22日は朝から雨が降る中、各候補者が「最後のお願い」に駆け回った。
 今回は現職11人、新人3人の計14人が立候補した。党派別では公明、共産各1人、無所属12人。地区別では中央9人、七滝4人、十和田湖1人。
 現職は12人のうち中央地区の1人が勇退。新人は中央2人、七滝1人。中央地区を中心に、選挙戦の構図が塗り替えられることになったが、新人の戦いぶりが注目された中で、現職がどれだけ票を上積みできるかが当落のカギとなりそうだ。
 選挙期間中、各候補者は新型コロナウイルスの影響を考慮し、町民との握手を控えるなど異例の申し合わせを行った上で運動を展開。
 町選管は感染予防策として、期日前と当日の投票所の入り口にアルコール消毒液を設置するとともに、事務従事者や立会人はマスクを着用し、定期的に換気も実施。投票者が多い役場とセパームの投票所では、接触防止を図るため記載台を1台増設するなどして対応する。
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