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新年度予算は賛成多数 鹿角市3月議会 全議案を可決、閉会

2019-03-23
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全議案を可決、閉会した鹿角市3月議会(市役所)
 鹿角市の3月定例議会は22日、最終本会議を開き、常任委員会に付託していた議案34件と、この日追加提案した市道谷地田町小沢田線の融雪設備更新工事請負契約締結案、2018年度一般会計補正予算案(第13号)各1件、意見書案1件を原案通り可決し、閉会した。
 可決したのは19年度当初予算7件、18年度補正予算8件、条例関係16件、特別会計への繰り入れ2件、財産の貸し付け、市道路線の変更、工事請負契約締結各1件、意見書案1件。
 19年度一般会計予算については、戸田芳孝議員が湯の駅おおゆの指定管理料を取り上げて反対討論を行い、「積算根拠が不明」「樹木管理費は市が直接業者に依頼するなど(指定管理料と切り離して)名目を変えて計上するのが適切」などと理由を述べた。
 これに対し、中山一男議員が「その部分の修正動議で足りることであり、動議を出して議決を得るべき。この予算案で市民生活に影響のないよう速やかに事業を執行していくべきだと考える」と賛成討論を行った。
 議長を除いた15人(1人欠席)で起立採決した結果、賛成13人、反対2人で、賛成多数で可決した。
 市道谷地田町小沢田線融雪設備更新工事は八重樫建設(八重樫學社長)と1億3651万円(税込み)で契約。工期は26日から12月10日まで。場所はペットショップと花輪小の中間付近の道路北側。
 吉村アイ議員は、花輪小学校の通学路となっている同市道の安全対策について質問。渋谷伸輔建設部長は「交通規制が生じる場合は周辺自治会や学校などと協議し、周知を図っていく」と説明した。
 追加提案の一般会計補正予算(第13号)は歳入歳出それぞれ661万円を追加し、総額を189億1124万円とした。
 県補助金の追加交付に伴う農業委員会委員と農地利用最適化推進委員の報酬365万円を追加したほか、国の第2次補正予算に対応し、10月の消費税率引き上げに伴い発行する低所得者・子育て世帯向けプレミアム付き商品券の準備に係る事務補助員の賃金や委託料など295万円を計上した。
 意見書は「幼児教育・保育の無償化、待機児童解消、保育士の処遇改善のための必要な措置を国に求める意見書」。
 「秋田市新屋地区へのイージス・アショア配備計画に反対の意思を示すことを求める請願」は継続審査とした。付託先の田中孝一総務財政委員長は「今後の県や秋田市周辺の自治体の状況も見ながら判断していかなければならない」といった意見が委員からあったことを報告した。

受験年齢上限を撤廃 県教員採用試験 20年度採用から 全種別 受験者増、人材確保へ

2019-03-23
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 県教育庁は今年夏の2020年度公立学校教諭等採用候補者選考試験から、小中高校、特別支援学校の全校種で受験年齢上限を撤廃することに決めた。教員の大量退職や志願者の減少から、上限を段階的に引き上げてきたが、全国的な流れも踏まえて踏み切った。受験者の増加、優秀な人材の確保につなげる狙いがある。
 県教育庁は近年、退職者の増加、受験倍率の低下などを受けて、受験年齢の上限を段階的に引き上げてきた。13年度採用試験で上限を35歳から39歳に緩和。15年度からは45歳、19年度にはさらに49歳まで引き上げた。
 しかし、年々顕著となる受験倍率の低下に改善はみられなかった。全体の実質倍率は09年度試験の14・1倍から、19年度試験で5・0倍まで下がった。年齢要件緩和で受験者増加を狙ったが、19年度は前年度比で0・6㌽減少した。こうした状況や、全国的な流れも踏まえて上限撤廃に踏み切った形だ。
 定年退職の年齢は60歳のままで変更はないが、今後は50歳代の人も年齢に関わりなく受験機会を与えられることになる。
 県教育庁高校教育課は「年齢に関わらず、意欲のある優秀な人材を確保するためにも受験の門戸を広げていきたい」としている。
 このほか20年度採用試験では、県教委の指定大学から推薦を受けると1次選考が免除される「大学推薦特別選考」も対象を広げる。小学校教諭は現行秋田大学のみだが、岩手大、宮城教育大、東京学芸大など計7大学に拡充。さらに養護教諭を新たに対象とし、弘前大に推薦枠を設ける。
 試験は1次選考が7月20~22日の3日間(予備日23日)。1次選考の合格者などを対象とする2次選考は9月13~15日の3日間(同16日)。
 募集種別、人員等は5月10日配布予定の実施要項で発表する。問い合わせは義務教育課(☎018・860・5145)、高校教育課(☎018・860・5164)、特別支援教育課(☎018・860・5133)。

今季の大活躍たたえる 北鷹高スキー部 保護者ら参加、報告会

2019-03-23
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選手の活躍をたたえる津谷会長㊧(ホテル松鶴)
 スキー競技の強豪・県立秋田北鷹高校(青山仁校長)の2018年度大会報告会が21日、北秋田市のホテル松鶴で開かれた。今季も全国高校総体(IH)などで選手が大活躍し、後援会(津谷永光会長)や保護者ら約50人が輝かしい成績をたたえた。
 卒業した3年生6人を含め距離スキー部門の選手15人が出席。物心両面で支えた関係者が見守る中、制服姿で入場した。
 津谷会長が「スキー部の経験、自信と誇りを持ってこれからも頑張ってほしい」などとあいさつした。青山校長も「終わりは次のステージの始まり。精いっぱい活躍することが支えてくれた人への恩返しになる」と激励した。
 来賓あいさつに続き、古矢勝久監督ら指導陣が登壇。部活動の練習時間が全国的に制限される傾向にある中「勝つチーム」を育てるのは年々容易ではないという。それでも「今季は全国大会で必ず入賞者が出た。3年生全員に賞状が渡ったことも本当にうれしい」と喜んだ。
 選手たちはねぎらいの言葉を受け、あらためて偉業をかみ締めた様子。表情を引き締め、さらなる精進を誓っていた。代表して門脇匠さん(3年)が感謝の言葉を述べた。
 今季の同校スキー部は鹿角市で開催されたIHで男子リレー3位、女子リレー5位の好成績をはじめ、個人種目や各種大会でも活躍した。

地価公示 本県、21年連続の下落 商業地 大館市はマイナス2・8%

2019-03-20
 国土交通省は19日、今年1月1日現在の地価公示価格を発表した。県内の全用途の平均価格は1平方㍍当たり2万5000円(前年2万5100円)で、平均変動率はマイナス1・3%(前年同1・9%)。下落率は縮小しているものの、1999年から?年連続の下落となった。商業地は21年の調査開始以来最低だった前年価格を下回ったものの、秋田市では住宅地、商業地とも上昇地点が見られ、中心部で底打ち感が見え始めている。
 県内の調査は17市町(13市4町)で実施。調査地点数は193で、内訳は住宅地132、宅地見込地1、商業地55、工業地5。
 用途別の変動率は、住宅地がマイナス1・3%(前年同1・8%)、商業地マイナス1・3%(同1・9%)、工業地マイナス2・0%(同2・9%)で、いずれも下落率は縮小した。住宅地は19年連続、商業地は27年連続の下落となった。
 北鹿地方の変動率をみると、住宅地は大館市がマイナス2・4%で、1平方㍍当たりの平均価格は1万6500円。鹿角市は同1・1%で1万800円、北秋田市は同3・3%で7200円、小坂町は同2・4%で8500円。上小阿仁村は調査地点がなかった。大館市と鹿角市、北秋田市は下落率が縮小、小坂町は前年から拡大した。秋田市は1平方㍍当たり3万2000円。
 商業地は、大館市がマイナス2・8%で、1平方㍍当たりの平均価格は2万3700円。鹿角市は同2・9%で1万9500円、北秋田市は同3・4%で1万5100円。小坂町と上小阿仁村は調査地点がなかった。下落率は北秋田市を除き、前年から縮小した。秋田市は1平方㍍当たり5万1000円だった。

利活用への認識深める 北秋田市議会内陸線議員連 吉田社長の講話聴く

2019-03-20
吉田社長の講話を聞いた内陸線議連の定例会(阿仁庁舎)
 北秋田市議会の秋田内陸縦貫鉄道北秋田議員連盟(会長・黒澤芳彦議長)は19日、市役所阿仁庁舎で定例会を開いた。秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長から「内陸線を利用した観光価値向上に向けた取り組みについて」をテーマとした講話を聴いたほか、4月のオープンを目指し改修が進む阿仁合駅舎2階などの視察を行った。
 議連は、内陸線の持続可能な運営体制の構築実現を目的に、2012年12月に設立。北秋田市議会の全議員(20人)が参加しており、利用促進と沿線地域の活性化に向けた研究などに取り組んでいる。この日は13人が出席。利用促進の観点から、多くの議員が最寄り駅から阿仁合駅まで内陸線を利用して移動した。
 定例会の冒頭、黒澤会長は「北秋田市に多くの経済効果をもたらしており、なくてはならない存在。議員連盟としてもバックアップしていきたい。研修会を通して、利活用の促進に向けた認識を深めたい」などとあいさつした。
 「来月、全線開業30周年を迎える」と述べた吉田社長は「地域の人たちが誇りを持てる鉄道にしたい」との思いを表明。「地域内利用をもっと高めていきたい。地域の人たちの利用をまだ、引き出せていない。乗るための『理由』をつくる必要がある」とした。
 観光路線化についても「『自然が豊か』な場所は、日本全国のどこにでもある。そして『何でもあります』は『特徴がありません』ということ。この場所『ならでは』のメッセージ、『ここだけ』の物語が必要」と述べ、「スマイルレール」のキャッチコピーや「しあわせ鉄道旅」をテーマとした観光パンフレット、阿仁合駅での駅舎オーナーなどの取り組みを紹介。
 「今はインバウンドなど、内陸線にも風が吹いている。しかし、風はいつか止まる。自分で動ける『エンジン』をつくっていきたい」と話した。
 このあと、阿仁合駅舎2階に開設する「森吉山ウエルカムステーション」や車両基地などを視察。内陸線への理解を深めながら、利活用の促進への方策を探った。
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大綱引いて五穀豊穣 鹿角市八幡平大里 「トーレロ」の声上げ奉納

2019-02-25
龍神様をかたどった大綱を引き合う住民たち(八幡平大里地内)
 鹿角市八幡平大里で24日、伝統行事「大清水の綱引き」が行われた。「龍神様」をかたどって作った、全長15㍍の大綱を住民が引き合った後、「トーレロ」という独特の掛け声を掛けながら奉納。五穀豊穣(ほうじょう)や地域の安全を願った。
 大清水は集落高台の大徳寺近くにある湧き水で、地域の暮らしを支える大切な水場だった。守護神である龍神様に感謝しようと、かつては小正月に関連行事が行われていたが、戦後間もなく途絶えた。
 1992年に大里老人クラブが復活させ、現在まで同クラブ(浅石昭男会長)が中心となって伝統の灯をともし続けている。日程は2月末前後で、固定せずにその年ごとに決めている。
 午前9時ごろ、男性陣が大清水脇の広場に集まり、わらで綱作りを始めた。龍神様の頭や足も取り付け、1時間ほどで全長約15㍍の大綱が完成した。大綱が出来上がるころには、老若男女約60人が広場に参集。神事を行った後、子どもを中心に二手に分かれ、引き合った。
 その後は、龍神様の頭にあたる部分を棒で支え、大綱を担ぎながら、大清水周辺を回った。担いで歩く時には、「トーレロ」という独特の掛け声を掛けながら3周し、最後に大清水に奉納した。この日は稲荷神社境内で関連行事の雪中田植えも行われた。終了後は、自治会館で懇親会が開かれた。
 浅石会長は「同じ地域に住んでいても、普段は互いに会うことが少ない。この行事は交流の場にもなっている。今後も続けていきたい」と話した。

好天にスキーマラソン 県民歩くスキーのつどい 250人が心地よい汗 北秋田

2019-02-25
思い思いに歩くスキーを楽しむ参加者たち(県立北欧の杜公園)
 第39回県民歩くスキーのつどいが24日、北秋田市上杉の県立北欧の杜公園で開かれた。県内各地から大勢の愛好者らが参加し、林に囲まれた広大な雪原で爽快にスキーを滑らせ、心地よい汗を流した。
 冬期間に屋外で楽しめる歩くスキーを通じて体力増進などを図ろうと、同市が主催している催し。クロスカントリースキーが盛んな土地柄もあって家族連れなど約250人がエントリーした。
 開会式で大会副会長の佐藤昭洋教育長は「北秋田は競技スキーが盛んで、インターハイや国体では選手の活躍が新聞紙面をにぎわせているが、自分のペースで楽しめるのもスポーツの醍醐味(だいごみ)。雄大な自然の中で歩くスキーを楽しみ、明日への活力を養って」と呼び掛けた。
 コースは1、3、5、8㌔の4種類で、体力に応じて好きな距離を歩くことができる。号砲とともに勢いよく飛び出して仲間とタイムを競ったり、親子で会話を楽しみながらゆっくりとスキーを滑らすなど、自分のペースで自然豊かな園内でのスキーマラソンを楽しんだ。
 ゴール後には、熱々の豚汁が振る舞われたほか、さまざまな賞品が当たる抽選会も行われ、参加者たちは楽しい一日を過ごしていた。

縄文館と音楽館 無料化試行で来館急増 北秋田市 19年度から本格実施へ

2019-02-24
伊勢堂岱遺跡を魅力を紹介する伊勢堂岱縄文館(脇神)
 北秋田市は2019年度、国史跡「伊勢堂岱遺跡」ガイダンス施設・伊勢堂岱縄文館の観覧料と、市出身の作曲家・成田為三を顕彰する浜辺の歌音楽館の入館料を無料化する方針だ。昨年7月から試験的に実施した無料化で両施設とも来館者が大幅に増加。より多くの人に北秋田が誇る宝に触れる機会を提供しようと計画した。28日に開会する3月定例議会に観覧料などを廃止する条例改正を提案する。
 伊勢堂岱縄文館の昨年7月以降の来館状況は、今年1月までの7カ月間で6351人。前年同期の3209人に比べて約2倍に増えている。月別に見ても、無料化された7月から遺跡が一般公開されている10月までの4カ月間は、いずれも1000人を超えた。
 最も多かったのはジュニアボランティアガイドの活動が行われた8月の1469人。昨年度、月別の来館者が1000人を超えたのは5月だけで、無料化による集客効果が如実に表れた形だ。一般公開終了により来館が落ち込む12月や1月も、前年同期は30人台だったのに対し、200人前後と増えている。
 浜辺の歌音楽館は、試験的に無料化した7月から今年1月までに1344人が来館。前年同期の486人に比べて約2・8倍と大幅に伸びている。月別では、無料化がスタートした7月が前年同月の56人に対して204人と4倍近くに増加。8月も200人台で、9月は315人まで増えた。10月は最多の326人を記録した。
 無料化により両施設とも大幅に来館者が増加したことを踏まえて市は、観覧料や入館料の完全無料化を検討。3月定例議会に音楽館の入館料、縄文館の観覧料を廃止する条例改正を提案することにした。議会で条例案が可決されれば、19年度当初から無料化が実施される見通し。
 北秋田市が誇る宝を保存し、後世に伝えるための両施設。中でも縄文館は、世界遺産登録を目指す北海道・北東北の縄文遺跡群を構成する伊勢堂岱遺跡の魅力を広くPRする役割も担っており、無料化による集客力の向上は世界遺産登録実現を後押しする力となりそうだ。

旧家の畳の上 ゆっくり鑑賞 鳥潟会館でおひなさま展

2019-02-24
華やかなひな飾りが並ぶおひなさま展(鳥潟会館)
 大館市花岡町の県指定有形文化財・鳥潟会館で23日、「おひなさま展」が始まった。旧家の大広間を色鮮やかなひな飾りが彩り、訪れた人の目を楽しませている。3月3日まで。
 同市郷土博物館主催。鳥潟会館の認知度を高め冬の来場者増につなげようと、17年ほど前から毎年開いている。開催当初は3組のひな段飾りで始めたものが、現在では博物館へ地域住民らから寄贈されたものを含めて15組まで増えたという。会場にはこのほか、福祉バンク大館の参加者や花岡地域の個人が製作した31点のつるしびなや、着物の帯や端布(はぎれ)で作ったひな人形などが所狭しと並んでいる。
 初日のこの日は、親子連れなどを中心に市民らが続々と訪れた。子どもたちは顔を近づけたりしながら人形の表情の違いなどを楽しんでいた。同館案内人の一町田久美子さんは「旧家の落ち着いた雰囲気の中にひな段の赤色がよく映える。畳の上に座って会話しながらゆっくりと鑑賞してほしい」と話していた。
 時間は午前10時から午後4時。月曜休館。入場無料。問い合わせは鳥潟会館(電話0186・46・1009)。

組織力生かし地域貢献 JAかづの女性部大会 260人参加し申し合わせ

2019-02-24
組織活動体験発表などが行われた女性部大会(かづのJA会館)
 JAかづの女性部(石川盟子部長)の第64回大会・家の光大会が23日、鹿角市、小坂町の部員ら265人が参加して市内のJA会館であり、安心して生活できる地域づくりに向け、結束力を一層強めた活動の展開を目指した。
 石川部長は「地域で万が一のことが発生した場合は横のつながりが大切で、女性部の組織力を生かすことができればと思う。農業を取り巻く環境は厳しくなる一方だが、負けてはいられない。健康には十分に注意し、けがのないよう頑張ろう」とあいさつ。
 小林美智子小坂支部長が情勢を報告。消費者の食の安全・安心への関心を高めようと開催している「地産地消フェスタ」、施設慰問や学習会を展開している「花かご会」について触れながら「今後も部員一人一人が組織に結集し、生き生きと輝きながら、さらにその輪を広げ活動の強化を図りたい」と述べた。
 組織活動体験発表は、石川部長が「祭り・踊り・多彩な教室!女性部は主体的に動くから楽しいんだ!」と題して行った。女性部事業や活動を紹介し、「一人一人が主体的に動き、盛んな活動を展開している。一人では無理なことでも、力が集まると達成できることもたくさんある。今後も一歩一歩前進していきたい」と意気込んだ。
 講義やアトラクション、講演に続き、▽子どもたちに食と農の大切さを伝える▽生き生きと活動できるよう目的別活動を活発にする▽心豊かで健やかな家庭を築き、協同の心を高める―など5項目の大会申し合わせを行った。
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十和田湖ヒメマス 18年は4㌧減の11㌧ 漁協、要因に「漁師の高齢化」 

2019-01-23
ふ化場近くで水揚げする組合員たち(小坂町十和田湖畔)
 十和田湖増殖漁業協同組合(小林義美組合長)は、2018年の十和田湖産ヒメマスの漁獲量をまとめた。前年を4㌧ほど下回る約11㌧だったが、同組合は資源の枯渇などによる不漁を否定しつつ、低下の要因について「漁師の高齢化で、沖合に出る人が減っている」と分析。ヒメマスの需要が高まっているだけに、漁師の後継者育成が急務となっている。
 漁獲量は1983年の約74㌧をピークに減少し、1992年には約3㌧まで激減するなど、不安定な状態が続いた。両県の関係機関による指導を受けながら、漁獲変動を生じさせた要因と考えられるワカサギの駆除や、湖の水質改善の対策を講じるなどして環境資源を回復させながら、ヒメマスの確保を図ってきた。
 現在は、ヒメマスが生息しやすい良好な水質環境が維持されており、近年の漁獲量は目標に設定している15㌧前後で推移している。
 漁は刺し網がほとんど。18年は4月15日から12月25日まで行った。この間に資源保護や漁獲量の安定を図るため、禁漁期間を設けている。漁獲量は10・8㌧(前年15・6㌧)で、15㌧以上を記録していたここ2、3年の中では最も落ち込んだ。
 漁獲量の低下について、小林組合長は「10㌧以上とれたことによって一定量は確保できている」と水準の維持を強調した上で、「資源は十分回復しているし、魚がいないわけではない」と、魚の減少や湖の環境悪化による影響について一蹴した。
 一方で漁師の高齢化を指摘した。現在の組合員は同町13人、青森県十和田市18人の計31人で、50~70代が大半を占め、一番の若手で39歳。「沖合で漁をする人が減り、岸辺ばっかりになっている。漁師の高齢化が進み、遠くまで行けない状況」だという。
 このような深刻な問題を抱える中、ヒメマス人気は年々高まり、湖畔や奥入瀬周辺のほか、大館市や鹿角市などの宿泊施設からの需要が増している。「需要に応えるために、漁獲量をアップしなければならない」と小林組合長。沖合での漁を実施するほかに、「若い人を育てなければならない」と、後継者の育成に取り組む考えを示した。

 

情報モラル教育徹底を 県いじめ問題対策審議会 「ネット関連」増加で

2019-01-23
SNSを使ったいじめの防止などについて意見を交わした審議会(県第2庁舎)
 県いじめ問題対策審議会(嵯峨宏会長、委員4人)が21日、秋田市の県庁第2庁舎で開かれた。児童生徒のいじめ、暴力行為の状況が報告されたほか、スマートフォンの普及で増加しているSNS(会員制交流サイト)を使ったいじめの防止に向け、意見を交わした。
 県教育庁によると、昨年度のいじめ認知件数は小学校2019件、中学校621件、高校205件、特別支援学校2件。前年に比べ小学校で308件増えたが、中学校29件、高校は36件減少した。特別支援学校は前年と同数だった。小中高はいずれも「冷やかし、からかい、悪口等」が半数以上を占め、高校では「パソコン、携帯電話等で誹謗(ひぼう)・中傷される」が3番目に多かった。小学校での増加は「県いじめ防止対策推進条例」の制定を受け、もれなく認知することへの意識が高まった結果としている。
 暴力行為は小学校56件、中学校53件、高校25件。「生徒間暴力」が92件で最も多く、「対教師暴力」も21件あった。
 審議会では、SNSによるいじめの防止などについて意見を交換。県教育庁は、外部の専門機関に依頼してネットパトロールを行っているが、委員からは「LINE(無料通信アプリ)でのやりとりは見えにくい」「根も葉もない書き込みを信じるケースがある」などの指摘があった。
 このため、「小学校低学年など早い時期からの情報モラル教育が必要」や、不適切な書き込みに対し「見つけた場合は傍観者とならず、外部に伝える指導を」「不法行為に当たるケースもあるということを教えてほしい」などの意見が出された。

 

販売目標は40億2千万 JAあきた北生産者大会 18年産は単価維持で出荷減補う

2019-01-22
組合長表彰などが行われた生産者大会(メモリスあきた北)
 JAあきた北は21日、大館市のメモリスあきた北で2018年度生産者大会を開き、優良生産者を表彰したほか、農畜産物の生産販売計画を決めた。19年度の目標販売額は前年比3400万円増の40億2200万円とした。「地域特性を生かした産地づくりを進め、農業者の所得増大と農業生産の拡大を目指す」などとする大会スローガンを採択した。
 虻川和義組合長は18年産について、「低温や長雨などで、コメ、野菜共に収穫量は伸び悩んだ。販売額は米価が昨年より引き上げとなり、青果物も全国的に生産量が伸び悩んだことで単価を維持でき、出荷減を補う形となった」と報告。「今年は営農指導の強化、技術と情報の提供に務めたい」と述べた。
 18年産米から減反政策が廃止され、「本県など主要産地で主食用米の作付けが増え、不安なスタートとなったが、管内はほぼ生産の目安通りの作付けとなった。作況指数は96で、他の主産地も悪く、取引環境は引き締まり、米価は安定した」と振り返った。一方、「消費量が減少し、豊作基調が続けばコメ余りと米価下落が想定される。19年産も生産の目安への協力をお願いしたい」と強調した。
 18年度の販売実績(推定含む)は、青果物が前年比5%増の7億7118万円、直売所(旬菜館)が同3・9%増の2億4908万円、畜産物が同1%増の5億1439万円。主食用米は12月25日現在、27万629袋(30㌔入り)を集荷し集荷率84・2%。1等米比率は94・8%となった。
 19年度の生産販売計画の強化項目は▽重点8品目(アスパラガス、ヤマノイモ、エダマメ、大館とんぶり、キュウリ、ネギ、小玉スイカ、キャベツ)、花きの生産拡大、所得増大▽主食用米の実需者ニーズに応じた商品展開と販売促進強化―など4点。販売目標額はコメ・雑穀類24億4400万円、農林産物8億3000万円、直売所2億5000万円、畜産物4億9800万円を掲げた。
 県JA青年大会の青年主張発表の部で最優秀賞に輝き、22日に福島県で開催される北海道・東北ブロック大会に出場する渡辺篤史さんが「一子相伝!?畑のキャビア!」と題して発表した。
 受賞者は次の通り。
 ▽組合長賞=斎藤新昭(稲作、川口)、松田健(ヤマノイモ、二井田)、佐藤岳杜(スナップエンドウ、比内町)、齋藤隆雄(比内地鶏、田ノ沢)、虻川君雄(和牛、櫃崎)、仲澤フミ(直売所、二井田)
 ▽市地域農業振興表彰=前田主幸(ヤマノイモ、茂屋)、釜谷重雄(アスパラガス、根下戸)、畠山繁實(エダマメ、比内町)、太田美鶴(ネギ、道目木)、石垣大(キュウリ、中山)、川口由政(大館とんぶり、比内町)、高橋智行(花き、比内町)
 ▽JA重点推進品目支援策(優良生産者)=小松元雄(ヤマノイモ、長面袋)、横渕一雄(アスパラガス、比内町)、佐藤文仁(ネギ、出川)、高谷信一(キュウリ、長面)

加工用ジャガイモ 栽培方法に課題残す 小坂町が試験栽培 新年度はほ場変更

2019-01-22
昨秋行われた収穫作業(真木平地区)
 小坂町は、加工用ジャガイモの大規模栽培に向け本年度実施した試験栽培で、思うような成果を上げられなかった。菓子メーカー・カルビー(本社・東京都)の人気商品の原料として出荷を目指していたが、買い取り基準を満たせず、栽培方法などに課題を残した。新年度は栽培計画を見直した上でほ場の変更などを行い、試験栽培を継続する。
 県などが整備に力を入れる「園芸メガ団地」に関連した耕作放棄地対策事業の一環。県、ポークランドグループ、農業生産法人大地、町などによる加工用馬鈴薯試作協議会を組織し、試験栽培を通して栽培技術の確立、一定の収量確保や品質などを調査しようと実施した。
 町によると、昨年5月初旬、町内の真木平地区のほ場1㌶に、カルビーから供給された「オホーツク」と「とよしろ」の種イモ2種類を植え付けた。9月に収穫し、ジャガイモを分析した結果、いずれの品種もカルビーの買い取り基準のデンプン比重(1・080)を満たさなかった。
 収穫量は「とよしろ」が約2・2㌧、「オホーツク」が約1・9㌧。それぞれ秋田市の卸売業者へ販売した。
 今回の結果から、「植え付け時期が予定より1カ月遅い5月初旬となった」「他産地の収穫作業の遅れにより収穫機の到着が遅れ、収穫時期が予定より1カ月遅い9月となった」「天候不良、ほ場特性により、ほ場の土中水分が多く、想定していた深度で収穫できなかった」「収穫時期の遅れもあり、選別作業の人員確保に苦慮した」などと課題を挙げている。
 町は新年度も試験栽培を実施する方針。ほ場を上向地区に変更し、融雪対策を講じた栽培計画により4月初旬に植え付ける予定。地域住民の短期雇用などを含め、作業する人の雇用時期、人数についても再検討する。

「大師コ」継承へ集い 北秋田市みちのく子供風土記の会 園児招いて昔話

2019-01-22
大師講にまつわる昔話を園児に話す会員(みちのく子供風土記館)
 みちのく子供風土記の会(小林晋子会長)主催の「大師コの集い」が21日、北秋田市のみちのく子供風土記館で開かれた。鷹巣中央保育園児が、いろりの用意された室内でバルーンアートや昔語りを楽しんだ。
 大師講(大師コ)は人々の生活に恩恵をもたらす神とされる「御大師」をまつり、感謝する民俗行事。旧鷹巣町内では旧暦の11月24日(1月上旬)に行われ、お供え物のおはぎなどが振る舞われる。
 同館は高齢者と子どもの交流の場として、直木賞受賞作家の故・渡辺喜恵子さんの寄付をもとに旧鷹巣町が建設。渡辺さんが記した小説「みちのく子供風土記」にも登場する大師講を子どもたちに伝えていこうと、毎年集いを開催している。
 今回は中央保育園の年長児と同会員の約30人が参加。会員が園児に大師講の由来となる、子どもに小豆がゆを食べさせようと盗みを働いた貧しい男の昔話を紹介。大師講の日には大雪が降ることや、小豆餅を食べる風習があることを語った。
 このほか、同市を拠点に活動するバルーンパフォーマー「おぉちゃん」がバルーンアートを披露。音楽に合わせてイノシシや雪だるま、鬼などの形が出来上がっていくと、園児たちは「すごい」と笑顔を見せていた。最後に昔話にちなんだあんこ餅を味わい、楽しい時間を過ごしていた。
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