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エダマメ シンガポールに計176㌔ 今季の輸出実績 香りや食感が好評 秋田犬ツーリズム

2020-10-20
シンガポールに輸出したエダマメ(8月、大館市)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、地元産エダマメをシンガポールに輸出する販路拡大事業の今季実績をまとめた。8月中旬から9月下旬にかけ、テスト発送も含め計176㌔を出荷。現地の飲食店などから「香り、食感が良い」と好評で、「来年もぜひ続けたい」との意向を確認した。
 輸出向けのエダマメを生産したのはファーム畠山(大館市松峰)、佐藤ファーム(同市川口)、たかのすファーム(北秋田市綴子)、本間武夫さん(大館市比内町中野)の4農家。8月17、22日にテスト発送し、9月28日まで12回にわたり「ゆかた娘」「あきたほのか」など5品種を出荷した。このうち約3割は枝葉付きだった。
 新型コロナウイルスの影響に伴う航空機の減便で、シンガポールまで1週間かかったが、糖度低下は10%減にとどまるなど、鮮度をある程度保った状態で届けることができたという。同国最大の電子商取引(EC)サイトでは、200㌘500円で出品すると毎回完売する好調ぶり。レストランやカフェが取り扱い、塩ゆでのほかパスタやサラダなどの具材として提供したところ「香り、食感が良い」との評価を得た。コーヒーのつまみとして客単価が増えるケースもあった。
 担当者は「生エダマメがほぼ流通していないため、非常に関心が高かった。枝葉付きも珍しいだけでなく香りが増し、高い評価をいただいた」と手応えを実感。「生産者に自信を持ってほしいと改めて感じた。来年は早生(わせ)種から輸出したい」と意欲を示していた。
 

除雪総延長869㌔ 大館市の今冬計画 民間業者に87%委託 作業状況、HPで公開

2020-10-20
 大館市は、今冬の道路除排雪計画をまとめた。歩道を含む除雪総延長869・4㌔のうち87・6%、762㌔を民間74業者に委託。除雪車運行管理システムや除雪センサーを活用しながら的確に出動するとともに、インターネット上の市ホームページ(HP)で作業状況を公開する。
 車道除雪は市内を19ブロック(大館地域9、比内・田代地域各5)に分け、職員のパトロールや除雪モニター、気象予報を基に出動指示を出す。原則として、午後10時にエリアごとに降雪10㌢か早朝までに10㌢を超えると判断した場合、作業は午後11時~午前6時としている。
 午前3時に15㌢以上の降雪があった場合は、幹線道路の除雪を午前7時まで実施するよう指示した上で、その他の道路については通勤・通学時間帯を考慮し、午前9時から作業する。歩道除雪は、降雪10㌢か早朝までに10㌢を超えると判断した場合、担当業者が自社判断で午前7時までに行う。
 委託業者を対象にした除雪説明会は20、21日に比内総合支所で開く。
 県と連携し、市道御成町片山根下戸線(片山―御成町)2・9㌔を除雪してもらう一方、県道4カ所(大館市十二所―十二所、大滝温泉駅前―大滝、花岡町字前田―花岡町字二井山、扇田駅前―比内田代線)計2・7㌔は市が担う。
 雪捨て場は▽長木川河川敷(鳳凰大橋下流)▽沼館(エコプラザ脇)▽長木川河川敷(天神)▽柄沢(秋田地方法務局大館支局隣)▽松峰(松峰橋花岡側)▽犀川河川敷(森越橋上流)▽同(中野―柄井沢)▽同(川久保)▽同(犀川橋上流)▽米代川河川緑地(外川原橋下流)▽早口川河川敷(高岨橋下流)▽岩瀬川河川敷(岩瀬橋下流)▽同(越山橋下流)▽山田川河川敷(前田橋下流)―の14カ所。住宅街に近い場所の開放時間は午前8時半~午後7時と設定、受け入れ許容量が少ない柄沢については2㌧車までの搬入に制限する。深夜排雪を希望する場合は松峰を開放する。
 9月補正予算で措置した除雪費・除雪関連経費は4億5624万円。除雪出動式は11月24日午前11時から観音堂地内の自動車車庫、25日午後2時から比内除雪ステーション、同3時から田代地域の建設機械車庫で行う。
 

最優秀に花輪、桂桜、鳳鳴 県北高校演劇 4校に県発表会出場権

2020-10-20
若さあふれる演技を披露したコンクール(北秋田市文化会館)
 県北地区高校演劇コンクールが17、18の両日、北秋田市文化会館で開かれた。7校が出演し、若さあふれる演技を披露した。審査で最優秀賞に花輪、大館桂桜、能代松陽、大館鳳鳴の4校が選ばれ、県高校演劇発表会(月28、29日・同館)上演部門の出場権を獲得した。
 県高校文化連盟演劇部会、県高校演劇協議会の主催。県北地区高校演劇協議会(会長・片岡俊仁大館桂桜高校長)の主管。審査員は劇作家の村元督さん、県高校演劇協議会顧問の成田豊人さん、県南地区高校演劇協議会事務局長の平田恵子さんの3人が務めた。
 初日に能代、花輪、秋田北鷹、大館国際情報学院、大館桂桜の5校、最終日に能代松陽と大館鳳鳴の2校の計7校が出演した。生徒や顧問が創作した作品が半数を占めた。ステージの上では生徒が役に成りきって演じ、セリフの言い回しや細かい動作で心情を表現した。
 この他、審査で県高校演劇発表会の生徒講評部門に出場する生徒3人が決まった。3人は次の通り。
 梅田野々華さん(能代2年)、田中果さん(北鷹同)、長岐真富さん(国際1年)
 

「大館の魅力発信を」 ネット番組配信へ コロナ禍に地元をPR 大館商議所青年部

2020-10-19
インターネット番組の収録に臨む会員(ROCK INN LINDA LINDA)=大館商工会議所青年部提供
 コロナ禍に沈む地域を盛り上げようと、大館商工会議所青年部(岸野正寿会長)はインターネット番組の配信を始める。今月から来年2月にかけて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に立ち上げたチャンネル「わんだふる!おおだて」内に定期的に投稿する。内容はイベントや地元企業の紹介が中心となる予定で、「大館の魅力を発信していきたい」としている。
 同チャンネルは2015年に青年部の有志で立ち上げた。イベントのPRなどを目的に、生配信を行っていた。
 しばらく動画投稿はしていなかったが、新型コロナウイルスの影響で「本場大館きりたんぽまつり」のドーム開催が見送られるなどイベント中止が相次ぐ中で、インターネットを活用して「青年部目線で大館をPRしよう」と、再び番組制作に着手することになった。
 青年部監事の小松和志さん、会員の横田隆さんが司会を務め、毎回地元企業からゲストを招いてトーク形式で進める。各回15~20分を想定している。イベントのPRや裏話、地元企業・店舗、郷土品の紹介など細やかな情報を伝えていく。
 15日は、市内の飲食店で初めての収録作業を実施。「きりたんぽまつり月間」や、会員制交流サイト(SNS)への写真、動画投稿を呼び掛ける「たんぽ一万本焼き」について紹介した。出演者3人が和やかな雰囲気の中で語り合う姿があった。
 収録会場は今後も地元飲食店等を活用する計画で、コロナ禍で苦境に陥る店舗のPRにもつなげたい考え。青年部は「青年部に興味を持ってもらうとともに、それぞれの活動に対する思いを知ってもらえたら。コロナに負けず、大館の魅力を発信して地域に貢献したい」としている。
 初回は今月中の配信を予定している。


 
 

紅葉のブナ林で森林セラピー 黄金色の紅葉に癒やされて 八幡平大沼

2020-10-19
紅葉を楽しむ参加者(八幡平大沼)
 かづの森林コンダクター・かづの森の癒やし宿連絡協議会(成田博会長)の散策会が8日、国立公園八幡平の大沼などで行われた。鹿角市内外の20~80歳代22人が参加し、リンドウや見頃を迎えたブナの紅葉を楽しんだ。
 同会では心身の健康維持・増進、疾病の予防などに向け、市内5地区に設定したセラピーロードを癒やしの案内人「森林コンダクター」と一緒に歩く森林体験などを行っている。
 参加者は八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター「ゆらら」に集合。成田会長は参加者が歩きやすいように下りのコースを設定し、「澄川発電所から下りで森林セラピーを楽しもう」とあいさつした。
 その後、バスで澄川地熱発電所へ移動。ベコ谷地湿原でリンドウを観賞し、登山道を下って大沼森林セラピーロードを歩いた。
 参加者は森の香りや自然の音を感じながら思い思いに歩みを進め、黄金色のブナの紅葉を楽しんだ。
 同市十和田から参加した安倍久里子さんは「黄色に赤い紅葉が交じっている森を歩いていると、癒やされて心が目覚めるようだった」とすっきりとした表情で話していた。
 
 
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事業継続応援金 2回目実施 対象拡大し幅広く支援 大館市 14日から申請受け付け

2020-09-08
 大館市は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した事業者を支援する「事業継続応援金」の2回目を実施する。減収対象月は6~9月、減少率は前年同月比で20%以上の全ての事業者(一部条件あり)が対象で、20万円を給付する。第2波による感染が拡大する中、飲食、宿泊業のみならず、建設、製造業など幅広い業種の支援を目指す。申し込みは14日から。
 応援金の1回目は、国の持続化給付金や県・市の感染症拡大防止協力金の支給を受けられない事業者を対象に、2~5月までの減収率が20%を超える事業者に20万円を給付した。8月7日に申請を締め切り、244事業者に4880万円を給付した。
 業種別は卸・小売業が85件(34・8%)で最多。次いで理・美容業36件(14・8%)、建設業27件(11・1%)、医療業20件(8・2%)、製造業16件(6・6%)、飲食業12件(4・9%)、その他48件(19・6%)。減収50%以上は国の持続化給付金の対象となっていたため、影響が大きい飲食業の申請は少なかった。
 また、緊急事態宣言措置に伴う休業・営業時間短縮要請に協力した事業者を支援する感染症拡大防止協力金は7月10日に申し込みを締め切り、465施設に計9300万円を給付。食事提供施設が163件で最も多く、遊興施設(スナック、カラオケなど)102件、商業施設(生活必需品以外の小売店)88件、学習支援施設(学習塾、音楽教室など)51件などと続いた。
 1回目の応援金、協力金の申請件数を踏まえ、2回目の応援金では約500事業者、1億円の給付を想定する。交付要件は3月31日時点で市内で事業を営んでおり、かつ今後1年以上事業を営む予定であること、6月から9月までのいずれかの月の売り上げが前年同月比で20%以上減少していること。資本金10億円以上の法人と公共法人、政治・宗教団体、性風俗関連特殊営業等、公序良俗に反する者は対象外となる。1回目の受給者、国・県・市の給付金、協力金を受け取った事業者も対象となる。
 商工課は「引き続き感染拡大の影響が続いている。建設業や製造業など、これから影響が大きくなると思われる業種なども幅広く支援していきたい」としている。
 申請期間は14日から11月6日まで。郵送や市のホームページなどで受け付ける。問い合わせは同課(☎0186・43・7071)。

かづの観光物産公社 「世界水準DMO」に選定 観光庁 外部人材を登用、体制強化

2020-09-08
児玉市長を表敬訪問したDMO推進室員ら(鹿角市役所)
 地域DMOである、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)が7日、インバウンドに対応した観光地の形成を目指す観光庁の「世界水準のDMO形成促進事業」に選定された。同公社内には同日、新たな人材を登用したDMO推進室を設置し、体制を強化。新型コロナウイルス収束後の誘客拡大に期待が寄せられている。
 同公社は昨年、地域の「稼ぐ力」を引き出す観光地域づくりのかじ取り役である登録DMO(地域DMO)に登録された。
 世界水準のDMO形成促進事業は、インバウンドによる地域全体の経済効果を高めるための投資戦略やビジネスモデルを確立するための支援が目的。観光庁が登録DMOを対象に募集し、応募した同公社が選ばれた。これにより、外部専門人材の登用等に係る費用が上限1500万円まで補助される。
 同公社はこの補助金を活用し、外部専門人材2人を登用。着地型旅行商品の造成や販売、語学を生かした外国人ガイド、市民の英語力向上指導などに取り組むことで、観光メニューの開発・強化、受け入れ体制の整備を推進する。
 また、鹿角市は本年度、市内に複数ある世界級遺産を生かした旅行商品の開発やPR等を担う人材「ヘリテージ・ツーリズム・コーディネーター」を同公社に配置、支援するヘリテージ(遺産)・ツーリズム推進事業を重点に位置づけ、補助金440万円を当初予算に計上。同公社は5月に同コーディネーター1人を採用した。
 DMO推進室は、室長をはじめ外部専門人材2人と同コーディネーター1人の4人体制。室長は清水涼太執行役員兼営業部長が兼務する。
 7日は岩船社長と室員4人が市役所に児玉一市長を表敬訪問し、意気込みを語った。
 児玉市長は「世界水準を見据えた観光地形成を目指す体制が整うこととなる。市としても大変期待している」と強調。岩船社長は「ワンランクアップした世界水準DMOの事業に採択され、企画力や商品造成に磨きをかけながら戦略的に取り組んでいきたい」、清水室長は「鹿角市全体の観光を考える部署が立ち上がったことで、持続可能なまちづくりに近づけるのでは」と抱負を語った。

マイナポイントスタート カードの交付が急増 大館市 臨時窓口などで支援

2020-09-08
のぼり旗を立ててマイナポイント事業をPR(大館市役所)
 個人番号カード(マイナンバーカード)所有者を対象とした政府の消費活性化策「マイナポイント」事業が今月、始まった。来年3月まで、事前に選んだキャッシュレス決済サービスで買い物やチャージ(入金)をすると、25%分、最大5000円分のポイントが付与される制度。カード取得の動きが広がり、大館市では6~9月の交付枚数が、前年同期に比べ約7倍に増えた。市は総合支所へ臨時窓口や休日対応の窓口を開設するなど、申請手続きを支援している。
 消費増税に伴い、今年6月まで実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」に続く事業で、マイナンバーカードの普及も目指す。
 マイナポイントの事前申し込みは7月にスタート。カードを取得後、本人認証の役割を果たす「マイキーID」を取得して、予約。ポイント還元の対象となるキャッシュレス決済サービスを一つ選んで手続きを行う。スマートフォンや、パソコンの場合はカードリーダーで読み取って手続きができる。
 今月1日からは、選んだ決済サービスでチャージや買い物をすると、金額の25%分、最大5000円分のポイントが付与される。自治体がマイナポイントの手続きを支援するほか、郵便局や携帯電話会社などで「手続きスポット」を設けて対応している。
 大館市市民課によると、今年8月末までの市のカード交付枚数は1万2089枚。交付率は16・89%となった。本年度に入り、申請件数が急増し、毎月400~700件台で推移。交付枚数は▽4月=303枚▽5月=311枚▽6月=495枚▽7月=622枚▽8月=614枚となっている。19年度前半は1カ月の交付枚数が2桁台だったことから、同課は「マイナポイントが周知され、カードへの関心が高まっている」と話す。
 カードの申請方法はスマートフォン、パソコン、証明用写真機、郵送があり、市民課窓口で手続きの補助(予約制)を行っている。市では今月8~10日に比内総合支所、15~17日に田代総合支所に臨時窓口を開設。今月12、13、26、27日には市役所本庁舎に休日窓口を開設する。10、11月は出張所で窓口を開く予定。申し込みは市民課市民係(電話0186・43・7042)。

大湯環状列石で現地調査 国際記念物遺跡会議 縄文遺跡群 世界文化遺産へ一歩

2020-09-07
大湯環状列石で行われたイコモスの現地調査(鹿角市十和田大湯)
 鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向け、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が4日から行われている。6日は大湯環状列石の調査の一部が報道公開され、調査員が登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)の担当者らの説明を受けながら、国がユネスコに提出した推薦書の記載内容を確認して回った。
 縄文遺跡群は北海道、青森、秋田、岩手の4道県、14市町にある17遺跡で構成。定住の開始、発展、成熟の過程や精神文化の発達など、1万年以上営まれた縄文文化の価値を顕著に示す物証とされる。
 現地調査はイコモスの専門家(豪州)が調査員を務め、世界遺産にふさわしいかどうかを評価するもので、各遺跡で15日まで順次行う。
 調査結果は、来年5月にユネスコ世界遺産委員会に勧告し、通常であれば同6~7月ごろに同委員会で登録の可否の審査を行うことになる。
 現地調査が登録を左右する一つの判断材料となることから、関係自治体でつくる登録推進本部はこれまで2回のリハーサルを行うなどして本番に備えてきた。
 調査員は、同行した岡田康博青森県世界文化遺産登録推進室長らの案内で大湯ストーンサークル館や万座、野中堂両環状列石を視察。持参したカメラで写真を撮りながら、日時計状組石や復元建物群などを入念に見て回った。
 新型コロナウイルスの影響が懸念される中、現地調査は感染対策をとった上で予定通りの実施となった。一方で、今年のユネスコ世界遺産委員会(6月29日~7月9日、中国・福州市)はコロナ禍で延期になり、来年の縄文遺跡群の審査が通常通り行われるかは現段階で不透明な状況となっている。

出初め式の「まとい振り」 伝承DVD改訂へ 大館市消防団 基本の形に統一を

2020-09-07
DVD用の動画撮影に臨む団員ら(大館市消防本部)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は本年度、伝統演技「まとい振り」の指導に役立てるため、伝承DVDを新たに制作する。約70年にわたる歴史の中で徐々に変わりつつあった動作を、消防訓練礼式等に沿った正式な形に統一する狙い。6年前に一度制作したが、収録し直して改訂する。10月中旬の完成を目指しており、来年1月の出初め式に向けて練習に活用する予定でいる。
 市消防本部によると、大館のまとい振りは青森県弘前市の消防団から伝えられ、1951年の出初め式で披露したのが始まりとされる。現在は市内40分団のうち28分団が訓練に取り組み、毎年演技を発表。代表分団が祝いの演目「三三九度」を行った後、各分団の代表者が2人一組で「七五三奴振り」「神田振り」「秋田奴振り」「木遣り振り」の4演目を演じている。
 演じ手は重さ10~15㌔にもなるまといを扱いながら、手足の正確な動作も求められる。このため、同消防団は81年に解説冊子を作成。99年からは技術向上のため指導員をそろえ、実技指導できる態勢を整えた。
 2014年には初めて伝承DVDを制作し、練習に役立ててきた。一方で、分団や指導者ごとに動作の細かい違いが出てきていることから、基本に立ち返って統一するため改訂を決めた。19年夏に弘前市消防団のまとい振りを視察。これを基にして同年秋には一部動作を収録し直したが、本年度は4演目の演技も改めて撮影することにした。
 8月27日夜、大館市消防本部庁舎車庫で撮影作業を行った。同本部職員のほか、指導員を務める団員4人が参加し、担当演目や役割ごとに収録に臨んだ。「肩を上げすぎないように」「まといは真っすぐに」「少しペースが速い」などと指摘し合い、立ち位置、合間の所作、手足の角度、まといを持つタイミングなどを細かく再現していた。
 DVDの編集作業は同本部が行う。完成後、各分団に配布する。同消防団ホームページでも動画を公開する予定。
 市消防本部は「消防訓練礼式通りの足の運びに統一するため、節度ある、規律のある動きに見える。個別指導、全体練習に役立ててもらえれば」とする。市消防団の佐藤憲一副団長は「細かい所で修正が必要な部分もある。まとい振りは出初め式の華。各分団で活用し、指導に生かしてほしい」と話した。
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