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コロナ対策16事業9億円追加へ 大館市 学生応援、商品券など近く専決処分へ

2021-04-17
新型コロナ対策事業が示された総務財政委(大館市役所)
 大館市は16日、新型コロナウイルス対応の追加策を明らかにした。帰省を自粛する市出身学生への特産品提供や、売り上げが減少した事業者の支援、購入額の3割増しで利用できる「プレミアム付き商品券」の発行など16事業。一般会計補正予算案として総額9億6580万円を計上する予定で、近く専決処分する。
 市議会4常任委員会で説明した。市単独の世帯・個人向け支援策は▽学生応援ふるさと便=2550万円▽プレミアム付き商品券=2億4207万円▽泊まってとくとく宿泊事業=9052万円▽特産品送料助成=5359万円▽教育ローン利子補給=600万円▽貸し切りバス利用促進事業費補助金=431万円。県のコロナ対策生活応援事業は1億6058万円、国の子育て世帯支援特別給付金(ひとり親世帯分)は5457万円、コロナワクチン接種事業は2億816万円を計上する。
 ふるさと便は昨年7月に続き、市出身学生を持つ保護者に地元特産品(5000円相当)と地域限定商品券(5000円分)を提供する。7、12月の2回行う予定。
 プレミアム付き商品券は1枚1000円の13枚組(一般券6枚、共通券5枚、使途限定券2枚)を1万円で6月11日から販売する。7万5000セットを発行し、購入上限は1世帯10セットとする。
 泊まってとくとく宿泊事業は、市内施設利用者に地域限定商品券2000円相当を贈り、消費喚起を図る。特産品送料助成は地酒や曲げわっぱ、きりたんぽ、比内地鶏などの全国発送分を補助する。
 教育ローン利子補給は大学進学などで資金を借り入れた市民を対象に、1人あたり年間上限6万円を交付する。貸し切りバス利用は料金の4分の1、1日1台あたり上限3万7500円を補助する。
 中小・小規模事業者向け支援策は▽木材需要拡大促進補助金=400万円▽事業継続力強化補助金=5440万円▽大館の食タクシー=2734万円▽公共交通維持補助金=1395万円▽高速バス利用促進補助金=79万円。
 木材需要拡大は販路開拓や商品開発を支援する。事業継続力強化は飲食店などの広報を補助(5分の4、上限20万円)するほか、売り上げが10%以上減少した事業者の新技術・商品開発支援(法人=3分の2・上限50万円、個人=5分の4・上限30万円)、安全安心環境整備(飲食=3分の2・上限15万円、非飲食=3分の2・上限10万円)などに取り組む。
 食タクシーは飲食店の料理(1000円以上)を配達する代金の一部を補助。公共交通維持はバス、タクシー、運転代行の車両維持費を支援する。高速バスは市のPRと観光振興に向け車両ラッピングを行う事業者に補助する。
 このほか新本庁舎への感染防止用パーティション購入、秋田犬の里・石田ローズガーデン・ニプロハチ公ドーム・ほくしか鹿鳴ホール抗菌加工、移住促進PR動画制作の事業費を計上する。

秋田縄文号・マタギ号・EMIで「鉄の3兄弟」 初の3両連結運行 スーツさん収録 秋田内陸線

2021-04-17
初めて連結運行した「鉄の3兄弟」の秋田縄文号、マタギ号、笑(左から、内陸線阿仁合駅)
 秋田内陸縦貫鉄道の既存車両を改修した観光車両3両のユニット「鉄の3兄弟」が16日、阿仁合―角館駅間で初めて連結運行した。沿線地域固有の文化を発信する「マタギ号(お座敷列車)」「笑 EMI」「秋田縄文号」の3両がそろって春の里山を走り抜けた。
 観光車両3両は2018年から21年にかけて、同社や秋田内陸線夢列車プロジェクトが改修した。いずれも阿仁マタギや縄文遺跡など、沿線の文化を基にデザインした車両となった。秋田縄文号が今年2月にデビューしたのを機に、観光車両3両をまとめて「鉄の3兄弟」と称して発信している。
 3両の貸し切り、連結運行の第1号となったのは、動画投稿サイト・ユーチューブで鉄道、観光系のチャンネルを運営するユーチューバー「スーツ」さん(23)。スーツさんは2年前に内陸線の観光列車アドバイザーに就任し、笑や縄文号の改修時には専門的見地から助言をしている。
 午前10時すぎに観光車両を含めた6両が阿仁合駅に到着すると、社員が連結のための作業に入った。出発した列車内では、スーツさんが秋田県の魅力や沿線の文化を紹介する収録を行った。沿線では個性あふれる茶色やオレンジ、赤色の車両が角館駅へと向かていった。
 3兄弟のうち「笑 EMI」は土、日曜に急行もりよし号として運行している。大型連休の5月1~5日と8、22日は秋田縄文号と連結運行する予定。運行日は点検等により変更する場合もある。

恒例行事、相次ぎ中止 鹿角市 コロナ感染拡大で

2021-04-17
2年連続で奉納が中止となった下川原駒踊(2019年、鹿角市花輪)
 全国的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、この春予定されていた鹿角市の伝統芸能や恒例イベントの中止や延期が相次いでいる。昨年から2年続けて中止となる行事もあり、主催する実行委員会や保存会、自治会等では苦渋の決断を迫られている。
 中止になった主な行事は「下川原駒踊」の奉納、松舘菅原神社の春の例大祭、「かづの子供フェア」。
 このうち、市無形民俗文化財の下川原駒踊は毎年、4月19日に花輪下川原の寿稲荷神社祭典の宵宮で奉納。近年は小学生から大人まで二十数人が踊り手として参加しているが、昨年に続いて今年も中止となった。
 保存会の佐藤実会長(72)は「本番は屋外で行うので問題ないが、練習はどうしても屋内で手取り足取り行うため密が避けられない。寂しい気持ちはあるが、子どもたちのことを考えると中止はやむを得ない」と話した。当日は神事のみ執り行う予定。
 八幡平にある松舘菅原神社の春の例大祭は毎年、4月25日に開催しているが、こちらも新型コロナ感染拡大を受け、2年連続で中止となった。県無形民俗文化財の「松館天満宮三台山獅子大権現舞」は前日の24日、関係者だけで奉納する。
 子供フェアは例年、「こどもの日」の5月5日、花輪の商店街を歩行者天国にして盛りだくさんのイベントが行われる一大行事。実行委が2年連続でコロナ下での開催をとりやめた。
 このほか、鹿角観光ふるさと館(道の駅かづの・あんとらあ)大規模改修工事の竣工を記念し、市内の民俗芸能を集めたイベント「鹿魂祭(ろっこんさい)」が5月8、9日、道の駅かづので初開催される予定だったが、新型コロナ感染拡大を受け、延期になった。市産業活力課では「コロナが落ち着けば、秋までには開催したい」と早期の収束を願っていた。

路面凍結で開通お預け 八幡平アスピーテライン テープカットでPR

2021-04-16
開通式でテープカットを行う関係者(八幡平ビジターセンター)
 鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は15日、山頂部17・6㌔の冬季通行止めが解除された。新型コロナウイルス感染症対策として、開通式は参加を約10人に限定し、テープカットが行われた。この日は山頂付近で路面凍結が確認されたため、蒸ノ湯ゲート―緑ケ丘(岩手)ゲートは終日通行止めとなった。
 開通式は八幡平の春の観光シーズン幕開けをPRしようと毎年開催している。秋田県側では八幡平ビジターセンターで県や市の関係者らが参加した。
 鹿角地域振興局の鎌田雅人局長は「桜と雪の回廊~八幡平ドラゴンアイ観光キャンペーン」にふれ「八幡平ドラゴンアイと全長27㌔にわたる日本一長い雪の回廊、鹿角地域の桜の名所を同時に楽しめる。この地域ならではの魅力を、まずはより多くの県民の皆さんに知っていただくように提案していきたい」とあいさつした。
 鎌田局長、阿部一弘鹿角市副市長など関係者7人によるテープカットの後、八幡平頂上と十和田湖を結ぶ市の予約型観光路線バス「八郎太郎号」が紹介された。
 この日は積雪と路面凍結のため、両県が協議して開通を延期した。開通日当日に終日通行止めとなるのは3年連続。
 蒸ノ湯ゲート前で開通を待っていた奈良県から訪れた中島孝三さん(62)は「大湯環状列石で観光し、秋田八幡平スキー場でスキーを楽しんだ。八幡平のダケカンバはきれい」と話した。
 振興局によると16日以降は天候などに応じて開通するかどうかを判断する。開通後も5月下旬までは、蒸ノ湯―緑ケ丘間で午後5時から翌午前8時半まで夜間通行止めとなる。

マイナンバーカード 申請急増、交付率は25% 大館市 申請書送付など効果

2021-04-16
カードを受け取る市民らが訪れている専用窓口(大館市役所)
 大館市で個人番号カード(マイナンバーカード)の申請が急増している。申請件数は毎月3桁台で推移してきたが、2月は1200件、3月は3400件を超えた。未申請者にQRコード付きの申請書が送付されたことや買い物などに使えるマイナポイントの取得が理由とみられる。3月末の交付率は25・96%で、前年同月比12・54ポイント増。申請増加により、市民課は「カードが届くまで1カ月半から2カ月待ってほしい」と話す。
 制度導入の2015年度以降、市のカード交付枚数は20年3月末現在で9744枚で、交付率は13・42%。20年度の1年間で8832枚を交付し、交付率は25%を超え、市民の4人に1人がカードを手にした。月別の申請件数は月ごとに増え、2月は1863件、3月は3447件となった。
 政府は昨年9月、キャッシュレス決済で利用額の25%、最大5000円分のポイントを還元するマイナポイントを導入。当初ポイントを取得するためのカード申請期限が今年3月末だったため、「駆け込みで申請する動きがみられた」と同課は話す。申請期限は4月末に延長され、「カードを取得していない市民は今月中に申請を」と呼び掛ける。
 また、カードを取得していない人に昨年12月以降、順次QRコード付きの申請書が送付されたことも申請増につながった。スマートフォンで読み取り、顔写真を撮影して登録すると自宅から申請できる。今年10月からはカードが健康保険証の代わりに使える予定となっている。
 市は昨年末、カードの申請支援や交付を行う専用窓口を市役所庁舎の中庭に面した部屋に開設した。カードを受け取りに来る市民などで多い日は150人以上が来庁する。申請後、カード受け取りの案内はがきが届くまで1カ月程度としてきたが、同課は「申請者の増加で1カ月半から2カ月はみてほしい」と理解を求める。はがきは火曜に発送することが多いため、窓口は木、金曜に混む傾向にあるという。
 今月24、25日は市役所本庁舎に休日窓口を開設する。5月6日に予定する新庁舎開庁後は、2階に専用窓口を設置する計画。5月は22、23日に休日窓口を設ける。担当者は「カード受取時の持ち物など不明な点は電話で問い合わせてほしい」と話した。問い合わせは市民課の担当(電話0186・43・7016)。

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値札 4月から「総額表示」へ 北鹿地方の大型店など 税込み併記など表示変更 書籍は表記混在か

2021-03-28
毎日相場が変動する野菜もポップでの表示に切り替え、税込み価格を併記した(イオンスーパーセンター大館店)
 商品やサービスの値札、チラシなどに消費税込みの価格を示す「総額表示」の義務付けが、4月1日から始まる。消費税引き上げに伴って、税抜き価格の表示を認めていた特例措置が3月末で期限を迎えるため。北鹿地方の大型店などでは価格の表示方法を変更する動きが見られ、対応に追われている。
 価格表示は、消費税率が5%だった2004年に税込みの「総額表示」が義務付けられた。しかし税率8%、10%への段階的引き上げを控える中で事業者の事務負担を軽減するため、13年10月に消費税転嫁対策特別措置法が施行され、税抜き表示が認められることになった。
 同法の適用期限は21年3月末までで、4月1日からは再び「総額表示」が義務化される。店頭、広告などで価格を示す場合が対象で、事業者間での取引や口頭での価格提示は含まれない。
 大館市大田面のイオンスーパーセンター大館店(藤川慎一郎店長)では、これまでも多くの商品で「税抜き(本体)価格」と「税込み価格」を並べて掲示してきた。しかし、毎日相場が変動する農産物など一部商品は「税抜き価格」のみの表示だったため、価格を記したポップを作り直し、3月に入ってから全商品で併記するよう統一。税込み価格は小数点以下まで記している。
 藤川店長は「告知期間として1カ月かけて準備してきた。野菜は本体価格の表示だけで、税込み価格が分かりにくかった。来店客が見やすいよう見直した」という。
 一方、書籍は既に発行された分が税抜き価格のみを表示した商品もあるため、「本体価格表記と総額表記が混在しています」と書かれたポップを売り場に掲示。来店客が混乱しないよう周知に努めている。
 価格自体が変わるわけではないため、個人消費への影響は少ないとみている。売り場には軽減税率の対象品目も多くあることから、藤川店長は「消費税が8%か10%か分かりやすいようになったと思う。価格表示をよく見て買い物してもらえれば」と話している。

移住促進 転出の若者とSNS網 鹿角市の協議会 情報発信、Uターン相談も

2021-03-28
鹿角市移住促進協議会(市役所)
 鹿角市移住促進協議会が25日、市役所で開かれ、移住促進をテーマに意見を交換した。高校卒業後、進学や就職で県外へ転出した若者世代とSNSでネットワークを構築し、将来のUターンにつなげる新規事業を予定している。オンラインイベントについて、「入念な準備が必要だ」との指摘があった。
 市が2021年新規に行う「首都圏等の若者世代のネットワーク構築事業」は、岩手、青森両県を除く、県外に在住する市出身者が対象。19歳から25歳までをターゲットに、地域情報の発信、相談対応、意見交換を行うことによって、将来的なUターンの意識付けを図る。
 対象は岩手、青森両県を除く県外に在住する市出身者で、19歳から25歳まで。発信する情報は地元の歳時記的なもの、企業紹介、イベントを予定。学生生活や職業生活の悩み、Uターンへ向けた相談に応じる。ネットワーク1年目と3年目の登録者に対し、地元の特産品を送る。
 協議会の代表団体であるNPO法人かづのclassy(クラッシィ)の木村芳兼理事長はあいさつの中で、「人との新しい関わり方を模索する一年だった」と述べた。体験ツアーや相談会など対面を主体にした移住促進の取り組みは、コロナ禍でオンラインを活用するようになっている。
 木村理事長は、オンラインについて「確実で精密な準備がなければうまくいかない」と、工夫が必要であることを指摘。別の出席者も、オンラインのイベントを行った感想として、「専門家のサポートがあったので、オンラインを続けることができた」と述べ、準備と技術の重要性を語った。

市長・市議補選あす告示 北秋田市 ともに無投票か

2021-03-27
投票日の4月4日を強調する市長選、市議補選のポスター掲示場(花園町)
 任期満了に伴う北秋田市長選挙は28日、告示される。これまでに立候補を表明しているのは現職で4選を目指す津谷永光氏(69)ただ1人。4月4日の投票日を待たずに、無投票となる見通しだ。また、欠員1が発生したことによる同市議会議員補欠選挙も同日程で行われるが、こちらも名乗りを上げているのは新人1人だけで、無投票の公算が大きくなっている。
 津谷氏は旧鷹巣町出身。慶應義塾大学経済学部卒。1987年、県議会議員選挙で初当選。6期目途中の2009年、市長選に立候補して初当選。現在3期目。
 昨年の12月定例市議会で4期目を目指して立候補することを表明したあと、新型コロナウイルスの感染予防に配慮しながら、各地区に入っての小規模な「市政報告会」を重ねたほか、先月23日には後援会事務所開きも開催。選挙戦に向けた準備を着々と進めてきた。
 4期目に向けて発表した公約は「コロナ禍を乗り越え新たな北秋田市を目指す」として「前へ!」をテーマに掲げた。具体的な政策には産業振興や移住・定住の強化、子育て支援の推進など9項目を挙げ、実行するとしている。
 告示日の28日は午前8時45分ごろから、同市材木町の事務所近くの商店街で第一声を上げる予定。終了後、市内への遊説に出発する。陣営では、「密にならない」ことや選車への乗車人数を減らすことなど、新型コロナウイルスの感染予防に配慮した運動を行うことにしている。
 一方、現職市議の死去に伴う市議補選では、今月16日に開かれた立候補予定者説明会に、市商工会青年部の前部長で家電販売業の永井昌孝氏(39)=坊沢=だけが出席。その後、立候補に向けた動きを見せる人もあったが、無投票の公算が大きくなっている。
 立候補の届け出はいずれの選挙も28日午前8時半から午後5時まで、市役所本庁舎で受け付ける。

ホールに快音響く 大館CCオープン 例年より1週間早く

2021-03-27
ティーショットを打つ愛好者ら(大館カントリークラブ)
  大館市比内町扇田のゴルフ場・大館カントリークラブ(布袋屋正元支配人)は26日、今季の営業を開始した。全18コース中、アウトコース9ホールがオープン。市内外の27人が好天の下、思い思いにプレーを楽しんだ。
 同クラブによると3月上旬ごろから雪解けが進み、10日ごろから枯れ枝の撤去作業などを開始した。冬季の暴風雪により倒木などが見られたが、コース状況は良好で例年より1週間ほど早い営業開始となった。
 オープン初日は市内外から50~70代のゴルファーが来訪。「ナイスショット」などの掛け声とともに、コース内に快音を響き渡らせていた。鹿角市花輪から訪れたという中村正明さん(73)は「今日の調子はいまいち。冬ごもりの結果が素直に反映された。これから練習を重ねて調子を戻したい」とプレーを振り返った。
 26日現在は仮オープンだが、4月1日には正式オープンする予定。キャディーマスター室の佐々木明さんは「天候に恵まれる日が続くようなので、ぜひプレーを楽しんでほしい。グリップ交換などクラブメンテナンスも受け付けており、気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛けている。
 仮オープン料金としてメンバーは全日4000円。ビジターは平日5000円、土日祝日は6000円。4月1日から10日まではオープン料金としてメンバーは全日4900円。ビジターは平日5900円、土日祝日は7300円で利用できる。

大館市の青ガエル ピカピカボディーに変身 秋田犬の里に再設置

2021-03-26
補修工事を終えて再設置された青ガエル(秋田犬の里)
 昨年東京都渋谷区から大館市に移設され、同11月から全面塗装などの補修工事を行っていた鉄道車両「青ガエル」が25日朝、補修を終え同市の観光交流施設・秋田犬の里(佐藤和浩館長)に再設置された。
 車両は外装の劣化が進んでいたほか、冬期間、氷点下の環境で設置するとさらに劣化が進むと判断されたため、腐食が激しい部分の修繕や全体のさび落とし、防さび処理などを行い全面塗装を実施した。車両の色を再現するため、東急電鉄(現・東急)の車両塗装を担う名古屋市の会社から助言を得るなどしたという。補修費の総額は1188万円で、約1割をふるさと納税のガバメントクラウドファンディングで賄った。
 青ガエルは午前6時ごろ、市内の業者工場から搬送され秋田犬の里に到着。同7時半ごろからクレーンで荷役作業が行われ、約1時間かけて再設置が完了した。
 車両を覆うビニールシートが剥がされると、光沢のある緑色の車体が姿を現した。市観光課の丸屋千幸課長は「設置作業を行う人の姿が映るほどピカピカに仕上がった。塗装も元の車両の色を忠実に再現できた。同施設の目玉の一つとして誘客を担ってほしい」と話していた。
 佐藤館長は「補修中は来館者から『青ガエルはどこに行ったの』との問い合わせも多かった。秋田犬プラスアルファの観光資源として活躍してほしい」と期待を込めた。
 今後は車両内部の電気工事を実施。4月8日のプレオープンに合わせて車両内を一般公開する。5月8日には渋谷区関係者を招いたセレモニーを行う予定。



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