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復興への思いを筆に 桂桜美術部書道班 東北6県交流展に出展 被災地へメッセージ

2021-03-01
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 東日本大震災の発生から10年を迎え、大館桂桜高校(片岡俊仁校長)の芸術部・書道班の生徒4人が書道で被災地へのメッセージを送った。部員たちが鎮魂・復興・希望の思いを筆に乗せ作品をしたためた。作品は東北6県高校書道交流展「絲(いと)ITO」(宮城県)で展示される。
 同展の担当者が同班の活動を聞き、出展の依頼があった。部員も「書道を通じて貢献できるなら」と快諾した。各県から2校がエントリーし、北鹿からは同校だけ。
 同校は2作品を出展。1月から構想を練り、制作に1週間をかけた。縦4㍍×横6㍍の作品には「過去と未来をつなげる糸」と書かれ、震災から前に踏み出し、続けた歩みを応援する言葉が力強い筆致でつづられる。2㍍×3㍍の作品ではコロナ禍に焦点をあて「一緒に生きていこう」と書かれている。
 部員らは「震災で大切な家族や友達、恋人を失ってしまった方々の心に少しでも寄り添えるような作品制作を目標にした。心を込めて取り組んだ」とコメントを寄せた。
 展示のテーマは「絲」。一本の糸は細く弱くとも、二本、三本とより合わせれば、太く強くなり、織ると強い布になる。個の力は小さくとも、東北6県の高校生で連携すれば震災やコロナ禍を乗り越えられる存在になれると考案された。
 「過去と未来をつなげる糸」はせんだいメディアテーク6階Bギャラリー(仙台市青葉区、3日まで)で展示。「一緒に生きていこう」は瑞巌寺(ずいがんじ)(松島町)で19日から24日まで。
「過去と未来をつなげる糸」(同校提供)
「一緒に生きていこう」(同校提供)

市民参加の舞台劇 開館5周年で記念上演 俳優はリモート出演 鹿角市のコモッセ

2021-03-01
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舞台右側のスクリーンに映し出されたキンさん、カンさんを前にダンスを披露する園児たち(コモッセ)
 鹿角市文化の杜交流館「コモッセ」開館5周年記念事業のミュージカル風市民舞台劇「輝く未来、この空の下で」が28日、同館で上演された。東京からリモート出演の俳優と市民、保育園児たちが鹿角の歴史をテーマに熱演した。
 脚本はコモッセのスタッフ鵜目陽さんで、演出は劇団スパー・エキセントリック・シアター(劇団SET)の山崎大輔さん。「市民参加型」をテーマの一つとしており、市内5保育園の園児を含め市民約120人が参加した。
 百寿と白寿を迎える姉妹キンさんとカンさんの2人が、思い出を語りながら鹿角市の歴史を振り返り、輝く未来を願う―というストーリー。キンさん役の白士直子さん(劇団SET)、カンさん役の丸山優子さん(同)はリモート出演となった。
 舞台右側にスクリーンを設置、キンさんとカンさんが画面に映し出され、その前で園児たちが長寿を祝うダンスを披露した。画面の出演者と舞台の園児たちが一体化し、「コロナ禍の新たな舞台表現」ともなった。
 コモッセは2015年4月にオープン。文化芸術活動や交流の拠点としてさまざまなイベントが開かれ、多くの市民が利用している。延べ来館者は約180万人。コロナ対策で入場者数は客席数の50%に制限した。

随意契約「一者と複数年」19件 北秋田市監査委 「公正な運用を」と指摘

2021-03-01
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 北秋田市監査委員は本年度の行政監査結果をまとめ公表した。特定の相手と一者随意契約を複数年にわたって繰り返しているケースが19件あり、「公正の確保を重視した運用が求められる」と指摘した。
 行政監査は地方自治法に基づき、北秋田市が締結した随意契約の運用実態を把握し公正な契約事務執行を目的に、昨年10月から今年2月17日まで行った。監査対象は水道局を除く全部局で昨年4~7月末までに締結した随意契約。市の監査委員3人が連名で監査結果報告書を市や市議会などに提出した。
 報告書によると、各部局から提出を受けた監査対象は1139件。契約事務を主管する財政課から全庁の事務改善に早急に取り組む内容の説明があったため、初歩的な誤りについては来年度以降の監査で改善状況を確認することにした。
 その上で詳細調査の対象とした26件について随意契約理由書などの追加提出を求め、所管課から説明を聞いた。
 業務に精通するなど過去の実績を理由にしたものは「太平湖遊覧船修繕」など9件あり、いずれも一者随意契約だった。「サービス提供者が限定される」という理由では7件あり、うち5件が一者随意契約だった。 
 他にも「業務の専門性」や「その他」の理由で一者随意契約だったケースが複数あり、監査委は「具体的な事情を考慮しても記載内容は合理性に乏しく、法令との適合性は希薄と思われるものが多数見受けられた」とした。
 監査委は「競争入札が原則」「随意契約はあくまでも例外的な契約方法であることをあらためて認識し直さなければならない」と指摘。監査対象1139件のうち、6割超の707件が一者との随意契約だったことなどから「他者の参入を阻み、地方公共団体にとって不利な条件で契約を締結する恐れがあることを踏まえた対処が肝要」と意見した。
 詳細調査の26件のうち、19件が特定の相手と一者随意契約を複数年にわたって繰り返していたことにも触れ、「随意契約の理由などの合理性、妥当性について定期的な点検が必要」とし「公正の確保を重視した運用が求められる」と結論付けた。
 随意契約の運用についてはこれまで市に指針となるものがなく、所管課や担当職員によって理解の相違が見受けられたという。「全庁共通の運用指針が必要」と対応を求めた。

震災から10年 親子で「防災」再確認 大館の気仙沼プロジェクト WSで備えを学ぶ

2021-02-28
木のおもちゃ用の秋田杉やメッセージなど、被災地に送る物品を詰め込んだ参加者たち
 大館市民有志で東日本大震災の被災地住民との交流活動を続ける「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」(浅利博樹委員長)は27日、市北地区コミュニティセンターで「おやこで学ぼう! 防災講座」を開いた。3月で震災から10年の節目となるが、新型コロナウイルスの影響で現地訪問を見送らざるを得ない状況となり、代替企画として初めて開催。親子9組約30人が防災グッズ、カレー作りなどのワークショップに取り組み、日頃の備えの大切さを感じた。
 実行委は、市が震災翌年の2012年度から続けてきた被災地訪問事業を引き継ぎ、18年度から宮城県気仙沼市の住民との交流活動を実施。本年度は新型コロナ感染拡大の影響を考慮し、現地訪問を見送った。代替として震災から10年の節目に合わせて、記憶の継承と防災意識高揚のため、防災講座を開くことにした。
 ワークショップでは、親子が▽ビニール袋を使ったカレーづくり▽新聞紙を使ったスリッパづくり▽ペットボトルを使ったランタンづくり―に挑戦。ハサミやセロハンテープを使いながら、身近にある生活用品で被災時、停電時に必要となる防災グッズを製作した。協力しながら取り組み、カレーの試食では「おいしい」と歓声を上げていた。
 この日参加者は「みんなでがんばろう」「はなれていても心はつながっているよ」「いつかみんなで笑いあおうね」などとつづった被災地へのメッセージカードを持ち寄った。木のおもちゃづくり用に大館工芸社、能代市木の学校から提供を受けた秋田杉の端材、協賛企業から提供された菓子と一緒に段ボール箱に詰め込み、現地住民への思いを込めた。3月11日までに被災地へ届くように送る予定。
 参加した三沢孝生ちゃん(6)=大館市=は「ビニール袋でカレーを作るのは初めてだったけど、上手にできた。ランタンはおうちでも作ってみたい」と話した。
 実行委では今後、被災地住民とのオンライン交流会なども検討する。浅利委員長は「災害はいつどこで起きるか分からない。つながりがあるから助け合うことができる。普段から、人ごとでなく自分事と考えられるかが大事。日常の少しの工夫で乗り越えられることもあると広めていきたい」と語った。
 会場には震災当時の被災地や、実行委の交流活動の様子などを収めた写真枚も展示した。

花輪ばやし祭典委 新体制で伝統を継承 新会長に阿部さん 今年は開催前提に準備

2021-02-28
花輪ばやし祭典委員会の通常総会(鹿角市交流プラザ)
 鹿角市の花輪ばやし祭典委員会は26日夜、市交流プラザで通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、新会長に旭町の阿部義弘さん(65)を選任した。任期は2年。コロナ禍により昨年の祭典は戦後初の中止を余儀なくされたが、今年は開催を前提に準備を進め、新体制で伝統を引き継いでいくことを確認した。
 2021年の事業計画は祭典開催を前提に作成し、承認された。
 それによると、今年の花輪ばやしは木、金曜日の平日開催となるほか、コロナ禍の影響もあって観光客の減少が懸念されている。こうした中、まずは感染症対策や交通警備など万全の体制を整え、円滑な運営、運行に努める方針を掲げた。
 鹿角花輪駅前広場の完成後初めてとなる駅前行事は、昨年から若者頭協議会を中心に屋台運行や演出方法等について議論を重ねており、これまで以上に魅力あふれる祭りを披露する計画。
 専門誌「花輪ばやしマガジン」の発行やマスコミを通じた宣伝、オンラインを含めた各種イベント出演など、新たなファンの掘り起こしと情報発信に力を入れる考え。
 補助金を活用し、笛・三味線の講習会や屋台修理事業などにも取り組む。今年は4台目となる舟場町の屋台修理に着手し、2年かけて完成する予定。
 役員の任期満了で、会長の戸澤正英さん(72)が退任。副会長を務めていた阿部さんが、町内の代表から互選された。
 阿部新会長は戸澤前会長に対し「長年、各方面から花輪ばやしの活性化に尽くしてくださった。祭りに懸ける情熱は誰にも負けないと思う」と感謝。
 今年の祭りに向け「コロナ禍はまだ続いているが、祭りの実施は私たちの願いでもあるので、ぜひとも実施したい」とした上で「何よりも人々の安全と健康を最優先し、関係機関の指導を受けながら適切な時期に適切な判断をしていきたい」との考えを示した。
 会長以外の主な役員は次の通り。
 ▽副会長=髙瀬幸広(舟場町)田中奨(横丁)▽監事=千葉潤一(十和田八幡平観光物産協会長)佐々木久則(鹿角金融団理事長・秋田銀行花輪支店長)▽事務局長=石鳥谷雅人(新田町)▽同次長=栗山尚記(新町)佐藤邦治(旭町)佐藤正樹(横丁)田子英幸(事務局)
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人出少ない三が日 北鹿地方帰省、観光自粛が影響 初詣、初売り混雑なく スキー場も利用客減

2021-01-05
連日の降雪で、雪寄せに追われる市民(大館市御成町)
 2021年の北鹿地方の正月三が日は、新型コロナウイルスの影響のため各地で人出の少なさが目立ち、静かな新年の幕開けとなった。寒波に見舞われたこともあり、初詣や初売りでは例年ほどの混雑は見られず。スキー場は連日の降雪で十分な積雪があったものの、帰省、観光自粛の余波で来場者数は低調だった。
 冷え込み厳しく、連日降雪 秋田地方気象台によると、年末年始の北鹿地方は今季一番の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となった。3日間の降雪量は北秋田市阿仁合で27㌢、鹿角市で18㌢、北秋田市鷹巣で14㌢。大雪の影響で市民が雪寄せに追われる姿が見られたほか、列車の運休や遅れ、飛行機の欠航もあり、交通機関にも乱れが出た。
 気温も上がらず、北鹿全7観測地点で3日間とも真冬日に。特に2日は冷え込みが厳しく、最低気温は鹿角市で氷点下16・2度、大館市で同12・6度、北秋田市脇神で同12・2度を記録した。
 積雪十分も、来場者少なく 連日の降雪でスキー場では十分な積雪を確保できたが、利用は低調となった。秋田八幡平スキー場(鹿角市)では、3日間の来場者数が例年に比べて約4割減。温泉地に立地するため、周辺の宿泊施設で客足が伸び悩んだことが影響した。担当者は「普段は関東圏からも来場があるが…。積雪は180㌢以上あって十分だったので残念」と話した。
 森吉山阿仁スキー場(北秋田市)も帰省・観光客の減少で、来場者数が昨年から約1500人少ない1438人にとどまった。市街地から近い水晶山スキー場(鹿角市)では「帰省客はほぼゼロ。しかし雪が多かったため、その分地元客が多かった」とした。
 初詣、初売り混雑なく 毎年三が日に約1万5000人の参拝客が訪れる大館神明社(大館市)では、例年の三分の一ほどの人出だった。年越しの際にはいつも50㍍以上の列ができるが、「今年は半分にも満たず、午前1時ごろには一時、参拝者の姿が見えなくなった」という。その後、日中でも列ができることはほとんどなかった。
 イオンスーパーセンター大館店(同)では、元日に予想されたほどの混雑はなく、分散来店の傾向が見られた。昨年は開店直後に500~600人が来店したが、今年は100人ほどまで減少。藤川慎一郎店長は「帰省客が確実に減っており、寒波で出足も鈍かった」と話す。それでも例年並みの売り上げに落ち着き、福袋の先行販売、粗品の無料配布取りやめなど対策が奏功した。「密になる時間帯が少なく、分散来店に協力してもらった」と感謝した。
 帰省少なく、Uターン閑散 コロナ禍での帰省自粛の動き等が、各方面に影響を及ぼす結果となった。秋北バス(本社・大館市)によると、能代・大館―大宮・池袋間で運行する高速バス「ジュピター号」は、3日間の上り便(Uターン)の利用客数が前年同期比8~9割減だった。「(大館―盛岡間の)『みちのく号』は増便対応した日時もあったが、予想された通り帰省の動きは少なかった」としている。

無火災へ誓い新た 北鹿4市町村消防出初め式 コロナで式典のみも 鹿角市は商店街でまとい振り

2021-01-05
まとい振りを披露する消防団員(鹿角市花輪の商店街)
 鹿角市消防出初め式は4日、コモッセと花輪の商店街で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参加人数を制限するなど規模を縮小して開催。消防団員らが伝統のまとい振りや分列行進を繰り広げ、無火災への決意を新たにした。
 例年は全17分団から合わせて450人前後の団員が参加しているが、今年は各分団から10人ずつに制限し、車両運転、まとい振りの担当団員、消防職員、来賓らを加えた340人が参加した。
 屋内行事は無観客としたほか、屋外行事は恒例の餅まきを中止し、見物する市民は例年より少なかった。
 コモッセで無火災祈願、功労者、永年勤続者らの表彰を行った後、団員が正面玄関前に整列し、児玉一市長、内田清隆団長らによる観閲を実施した。
 大町・新町商店街へ移動した後、法被姿の花輪地区団員有志がまとい振りを披露。雪が降りしきる中、無火災への願いを込めて3本のまといを高々と振りかざし、「片手振り」「一丁振り」「二段振り」の三つの形を繰り広げた。
 最後に分列行進を行い、児玉市長、内田団長、奈良巧一消防長をはじめとする関係者らが見守る中、団員たちの徒歩部隊、消防団と消防本部の車両部隊52台が力強くパレード。消防人の心意気と万全な消防体制をアピールした。

秋田杉のみそ桶や麹蓋 豪州で魅力を発信 大館市の沓澤製材所 現地で商品展開開始

2021-01-04
オーストラリアで沓澤製材所のみそ桶などを販売する飯田さん(本人提供)
 秋田杉を使った桶樽(おけたる)製造などを行う大館市釈迦内の沓澤製材所(沓澤一英社長)は、秋田杉の普及を狙い海外への商品展開を始めた。オーストラリアの販売店と提携し、昨年12月からみそ桶などの製品を現地に送っている。購入者からは「見た目が良く、香りも素晴らしい」とすでに高い評価を得ており、ゆくゆくは現地の大型店や他の国への展開も視野に入れる。同社の沓澤俊和常務は「まずはオーストラリアから、秋田杉の魅力を海外にも発信していきたい」と期待している。
 大館北秋田地域林業成長産業化協議会(会長・福原淳嗣大館市長)が取り組む「循環の輪プロモーション」の一環。同プロモーションは秋田杉などの地域産材の利用について地域内の理解を深めるとともに、県外や海外など外部の企業・団体等へのPRを狙うもの。海外への展開は今回が初めて。
 オーストラリアで販売を担うのは、現地でこうじやみそ製品を手がける「Koji and co」(飯田冴子社長)。製品製造販売の一環で沓澤製材所の桶樽を取り扱っている。飯田社長は神奈川県出身で、元々、同社の桶樽製品の顧客だった。日本では大手広告代理店で勤務していたが、食物アレルギーを持つ自分の子どものため食の研究を続けるうちに、日本の伝統食の重要性を認識。2011年にオーストラリアに移住し、現地で日本のこうじ発酵技術を保存する運動を始め、19年に会社を設立した。
 現地で販売するのは、みそ造りに使う「味噌桶」とこうじの発酵工程で使用する「麹蓋」、日本酒を入れるための「酒樽」の3商品。いずれも天然秋田杉製で味噌桶は3㌔、6㌔、10㌔の容量のものを用意した。沓澤専務によると現地で販売を始めて以降、アメリカやカナダ、ポーランドなどから商品について問い合わせが来ているといい「国内よりも海外の方が木製製品への関心は高いかもしれない」と話す。
 同国でもみそ桶などを使ってこうじやみそを造りたいという需要は一定数あり、パイン(松)材を使った製品もあるがこうじの風味などが秋田杉製のものと比べ大きく劣るという。沓澤製材所の製品は米代川流域沿いの高樹齢天然秋田杉を使用しており、現地の購入者から「特有の香りがすごい。見た目も美しい」と好評を得ているという。
 同国では、ごみを出さないことを目指してできるだけ廃棄物を減らす「Zero Waste」という概念が流行しつつあり、消耗部品を交換することで長く使用が可能な秋田杉製の桶樽が注目を集めている。飯田社長は「消費が落ち込むコロナ禍でも、今世界的に『麹(こうじ)』が見直されている。秋田杉で発酵されるこうじやみそは格別との評価を得ている」と話す。
 沓澤専務は「今後さらに経験を積み、海外販売のノウハウを協議会内で共有できれば。国内でも積極的に木材の良さを伝える活動をしていきたい」と話していた。

Uターンも混雑なく 北鹿地方 陸、空とも空席目立つ

2021-01-04
盛岡行きのみちのく号に乗り込む帰省客たち(いとく大館ショッピングセンター)
 年末年始をふるさとで過ごした人たちのUターンが本格化し始めた。北鹿地方の空港やバス乗り場では「またね」と別れを惜しむ光景が見られたものの、新型コロナウイルスの影響で利用者は少なく、例年のような混雑はなかった。
 大館市御成町のいとく大館ショッピングセンター北口のバス乗り場では3日、盛岡行きのバスを待つ人たちが短い列を作った。午前9時40分発の「みちのく号」には、キャリーケースを引いたり土産物を抱えたりしてバスに乗り込む人たちの姿が見られた。
 冬休みに帰省していた21歳の大学生は「友人や家族と楽しく過ごせた。今年は就活の年なので頑張りたい」と話した。見送る50歳代の母親は「少し寂しいが向こうでも元気に過ごしてほしい。コロナの心配もあるので体には十分気を付けて」と送り出した。
 秋北バスによると「コロナの影響で帰省する方が少なく、通常10台以上の増便態勢となる東京行きの夜行バスも今回は1台増便したのみ」という。全日空によると、大館能代発東京羽田行きも10日まで空席が見られる。

男女共同参画計画 北秋田市が素案まとめる 「重要な決定の場に女性を」 市民の意見募集

2021-01-04
 北秋田市は第3次男女共同参画計画の素案をまとめた。参画指標や目標値を盛り込んだ。14日まで広く市民の意見を募っている。
 市の男女共同参画計画は2006年3月に第1次(計画期間10年)が策定された。16年3月に第2次(5年)がつくられ、本年度末で計画が満了する。
 第3次は計画期間が21~25年度までの5年。素案は3章59ページで構成している。素案では「重要な意思決定の場に女性の参画が少ない」など「男女間の不平等解消に至っていない」とした上で少子高齢化、社会状況の変化などが進む中「今までの固定的な男女の役割分担では対応できなくなってきている」と指摘。「男女がともに意識を変え、協力して社会の中で参画していく必要がある」と策定の趣旨を記した。
 推進テーマに▽男女がお互いの人権を尊重し、その個性と能力を発揮できる男女共同参画社会を目指す意識づくり▽性別にかかわりなく、労働、家庭生活、地域活動などあらゆる分野で協力する社会づくり▽女性の参画を一層、拡大する取り組みを進め、女性がいきいきと活躍できる豊かで活力ある社会の実現の3項目を挙げた。
 計画への理解を深めてもらうため「社会全体」「家庭」「学校・教育」「職場」「地域社会」の5分野に分け、それぞれの現状と課題を明示。基本目標を定め、具体的な実施手段となる実行計画を盛り込んだ。
 参画指標として「男性の育児休業取得率」などを設定。現状値(19年度)と目標値(25年度)をそれぞれ掲げ、達成に向けて各種施策を推進する。
 素案は市のホームページや生活課地域推進係で閲覧できる。素案に対する意見は同課に持参か郵便、ファクス、メールで受け付けている。市は意見を計画に反映し、2月ごろの公表を目指している。問い合わせは同課(電話0186・62・6628)。

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