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阿仁診療所建設場所 市長「納得いただいた」 北秋田市12月議会開会

2018-12-12
大綱質疑などを行った12月定例議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は11日開会した。会期を21日まで11日間と決めた後、2018年度一般会計補正予算や阿仁診療所の工事請負契約の締結など22議案を上程、大綱質疑を行って散会した。
 提出議案は、奨学資金貸し付け条例の一部改正など条例関係2件、各会計補正予算案関係11件、市過疎地域自立促進計画の変更や大太鼓の館の指定管理者の指定など単行議案9件の計22件。
 一般会計補正予算は歳入歳出とも2億8133万9000円を追加し、補正後の総額は243億2223万5000円。歳出は結婚生活応援金の報償費150万円、入院費の増加に伴う扶助費8664万7000円、除雪費用の増額に伴う道路維持費9405万3000円などを盛り込んだ。
 大綱質疑では、工事請負契約の締結に関する議案が上程された阿仁診療所の改築工事について質疑があった。新たな建物は現診療所の駐車場に建設予定で、総事業費は約5億円、20年12月に完成する見込み。
 議会報告会で阿仁庁舎付近への建設を求める住民の声を聞いたという議員が「地域住民の合意は得られていると判断してよいのか」と質問。津谷市長は「下(庁舎周辺)を根強く希望する人もいるが、(現診療所周辺への建て替えは)やむを得ないという話もあった。地元の方々との意見交換会で当局の立場を説明し、納得いただいたものとして進めている」と述べた。

21世帯、高齢化率9割でも 集い笑えば明るい地域 大館の赤石沢長瀞

2018-12-12
にぎやかに会話しながら作業する住民(赤石沢長瀞会館)
 大館市の赤石沢長瀞(ながとろ)地区の住民でつくる「高齢者元気づくりの会」(佐々木敬子代表)は、高齢化が進む地域で互いの安否確認や引きこもり防止を狙いに毎月交流の場を設けている。8日は大館アメッコ市(来年2月9、10日)の会場などに飾るジャンボ枝アメ作りに取り組み、町内会館にはにぎやかな笑い声が響いた。
 同会によると、同地区は21世帯があり、高齢化率は9割に近い。高齢者が増える中で「元気で楽しい地域にしよう」と、2013年から65歳以上の住民たちで毎月1回、町内会館に集まることにしている。
 活動は健康をテーマにした講演会、体操、恵方巻き作りなどさまざま。終了後は食事をしながら、日常生活や最近の出来事について会話するのが恒例となっている。
 会員の佐々木良子さん(72)は「好きなように遠慮しないで話せる。みんなと笑い合えてとても楽しい」と話す。
 この日は10人がジャンボ枝アメ作りに取り組んだ。包装したアメ800個を長さ3~4㍍のミズキの枝2本に取り付け、縁起札も飾り付けた。丁寧に作業しながらも分け隔てなく方言で話し、笑い、どこからともなく返事が返ってくる。にぎやかで明るい光景が広がっていた。
 佐々木代表(77)は「高齢者は街に行く手段が少なく、外出する機会も少ない。集まって笑い合うことで話題も増え、地域も明るくなってきた。みんな年のわりに若く見えるでしょ。互いを見守りながらみんなで楽しく過ごせる地域になれば」と話した。

かづの厚生病院の患者に 歌声で元気届ける 草木小がXマスコンサート

2018-12-12
合唱を披露する草木小の児童たち(かづの厚生病院)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長)の児童たちが11日、かづの厚生病院を訪れ、合唱やリコーダー演奏を披露し、入院患者などに元気を届けた。
 「患者の入院生活の癒やしになれば」と、毎年12月にクリスマスコンサートが開かれている。全校児童26人が訪れた。
 会場となった病院エントランスホールの壁には、サンタクロースの人形や電球が飾られクリスマスムード。入院患者、外来患者が集まった。児童は赤いサンタの帽子をかぶって登場。代表が「この日に備えて練習してきました。最後まで楽しんでください」と呼び掛けた。
 全員で校歌を斉唱した後、3、4年生が人気曲「USA」のダンスを披露。1、2年の合奏、5・6年のリコーダー演奏と続いた。最後に全員で「ふるさと」「フレンドシップ」を歌い上げると、アンコールの声が上がり、さらに1曲を披露した。
 来場者の間に児童が入り、手書きのメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントした。

上小阿仁村 自動運転サービス 長期実験がスタート 運行課題検証へ 2月1日まで

2018-12-11
上小阿仁村役場前の国道交差点を渡る自動運転車両(小沢田)
 自動運転サービスの実用化を目指した国交省の長期実証実験が9日、上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点に始まった。ドライバーなしでも走る実験車両が2月1日まで村内3ルートを運行。運行管理の技術的な課題や将来的なビジネスモデルを検証する。
 実験車両はヤマハが開発した小型自動車(7人乗り)。ゴルフカートのような形状で、電気で動く。実験ではあらかじめ道路に埋められた電磁誘導線から磁力が発せられ、車両のセンサーが感知し、設定されたルートをなぞるように走る。昨年12月に村内で短期実験を行った結果、積雪路面での安全走行が「ほぼ確認された」(国交省道路局・池田豊人局長)という。
 2年目の今回は安全走行に加えて「スマートフォンなどによる予約システムの利便性」「将来の運営体制を想定した役割分担、協力体制」「道の駅への商品輸送」「事業採算制」などの課題を検証する目的で行う。
 ルートは道の駅を発着点に、村役場周辺を回る「小沢田ルート」(1周約20分)、「堂川ルート」「福館ルート」(ともに約40分)の三つで、乗車日前日までの予約制。午前と午後に各ルート1便ずつの計6便。道の駅内の実験事務局で扱うチケット(1枚20円)が必要。運行は36日間で、22日から1月9日の期間を除く。
 実験初日は今冬一番の大雪に見舞われ、村中心部は20㌢近い積雪となった。路面も凍結が心配されたが、実験車両はスタッドレスタイヤを装着し走行に支障はないという。
 正午ごろ、道の駅周辺を7分程度で1周する簡易ルートで試乗が行われた。乗務員が運転席に座っていたものの、ハンドル脇のバーに両手を添えるだけで運転操作は一部だけ。時速10㌔ほどで、国道の交差点もスムーズに渡った。道の駅内には乗車予約を受け付けるスペースも設置され、タブレットなどで操作する様子が公開された。
 試乗した村民の一人、清水俊一さん(76)は「運転免許を返納する高齢者が増えているので、自動運転サービスを『利用したい』という村民もいる。関心は高いと思う」と話し、実用化を期待した。
 実験前のセレモニーで小林悦次村長は「交通弱者が増え、外に出なくなれば健康の維持ができなくなる」と村の実情を訴え、「雪道や坂道の課題が解消することで全国どこでも通用するサービスになる」とあいさつした。本県選出の国会議員、周辺首長、行政関係者ら約60人が出席した。

 

小坂七滝ワイナリー 甘口「クリスマスヌーヴォー」  15日に発売

2018-12-11
15日から数量限定で販売される「クリスマスヌーヴォー」のロゼ㊧と白
 クリスマスの時期に合わせた日本ワインの新酒「クリスマスヌーヴォー2018」の発表会が8日夜、小坂町天使館で開かれた。町などで今秋収穫したばかりのブドウを原料に、特殊製法で仕上げた、いずれも甘口のロゼと白の2種類。15日から各1000本限定で発売する。
 町の第三セクター・小坂まちづくり会社が、昨年に続く第2弾として発表した。ロゼにヤマブドウ交配種の「ワイングランド」、白に「ナイアガラ」を使い、町のワイン製造施設「小坂七滝ワイナリー」で醸造した。
 特殊な搾汁機を使用し、自然に流れ出た果汁100%を使用した「フリーランワイン」となってる。いずれもクリスマスや年末年始のスイーツ、鶏肉料理などと相性がぴったりで、冷やして味わうことができる。
 発表会で細越満町長は「昨年は、発売からわずか3日で店頭からなくなるほどの注目を集めたクリスマスヌーヴォー。今年は生産基盤を増強し、さらに仕込み方にこだわった」とあいさつ。同社の髙橋竹見社長は「小坂ならではの醸造で、シャンパン酵母を使い低温発酵させ、香り豊かなものになった」と紹介した。
 来場者の試飲も行われ、一足早く新酒の味を堪能した。
 ワインは1本(720㍉㍑、アルコール度数9・5度)1500円(税別)。15日から町内外の酒販店、小売店で販売される。

 
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縄文と山菜、県外からツアー 北秋田 内陸線で市内巡る

2018-11-19
縄文時代に関する講話を聴く参加者(伊勢堂岱縄文館)
 秋田内陸線の沿線地域の文化に触れるツアー参加者による交流会が18日、北秋田市脇神の伊勢堂岱縄文館で開かれた。縄文文化や山菜の普及活動に取り組む参加者が「縄文と山菜 地域を結ぶもの」をテーマにした講話を聴いた。
 沿線地域の山菜に関わる知識の習得や、縄文文化、マタギへの理解を深めようと、エコハ出版の鈴木克也代表=神奈川県鎌倉市=らが視察を兼ねて秋田内陸線で市内を巡る2泊3日のツアーを企画。東京都や神奈川県から9人が参加した。
 2日目となるこの日は、比立内地区を散策し、内陸線で鷹巣駅まで移動。縄文館の見学と交流会を行った。中嶋俊彦館長が館内を案内した後、ツアー参加者の土谷精作さんと中村信也さんが講師となり、縄文文化と山菜について講話した。
 元記者で鎌倉ペンクラブ副会長の土谷さんは、縄文文化について「縄文時代の社会的な仕組みに興味を持った」と話し、気象変動が生活に与えた変化や文化を紹介。「日本の文化は縄の文化。しめ縄や縄の編み方など、縄文文化は現代に受け継がれている」と話した。
 東京家政大学名誉教授の中村さんは、薬膳としての山菜について講話した。

豊かな地域へ連携推進 県商議所青年部連合 大館で会員大会

2018-11-18
地元高校生への企業紹介などが行われた会員大会(プラザ杉の子)
 県商工会議所青年部連合会(武田喜胤会長)の第4回会員大会が17日、大館市のプラザ杉の子で開かれた。県内6単会の若手経営者ら約140人が参加。県外への人材流出に歯止めをかけようと、就職希望の地元高校生と交流したり、会員同士で情報交換したりして経済発展への貢献を誓い合った。
 次世代を担う青年経済人の相互研さんや連携推進を図る狙いがあり、同市での開催は初めて。大館商工会議所青年部(砂川洋毅会長)が主管した。
 高校生との交流は「生徒を知ろう!会社を知ろう!~未来へのキャッチボール」と題し、大館桂桜と大館国際情報学院の1・2年生43人が参加。製造業や建設業、サービス業など10社の経営者が人材確保に向けた取り組みなどを紹介し、就職先を選ぶ基準についてアンケート形式で生徒たちの考え方に迫った。
 県教育庁が3月に行った進路状況調査によると、県外就職率は33・1%で前年比1・8ポイント減。ここ数年は県内就職が回復傾向にあるものの、人口減少で企業の人材不足は深刻化している。大館から4事業所が発表し、このうち黎明舎種鶏場の高橋清仁専務は「安全な卵と健康なヒヨコを生産することで豊かな食生活に貢献する」、駅弁製造・花善の川又賢二常務は「中小企業だからこそ、お客さまの顔が見える仕事ができる環境がある」などとアピール。高校生から「会社名だけでは分からなかった仕事の内容を知ることができて良かった」などの感想が聞かれた。
 続いて記念式典が行われ、武田会長は「人口減少という抜本的解決の見えない現状を少しでも打破するために、互いに交流していくことが重要。新しい出会いを得て豊かな地域社会の形成や企業の発展に頑張れる機会としたい」とあいさつ。大館商工会議所の中田直文会頭が「地元のさまざまな活力の源。さらなる活躍を祈念する」、砂川会長は「世の中の変化に対応し挑戦するために、今こそ手と手を取り合わなければならない」などと歓迎した。

文化の創出や交流 北秋田市の伊勢堂岱縄文館 「活用」テーマに1回目講座

2018-11-18
遺跡の活用をテーマにした講座(伊勢堂岱縄文館)
  伊勢堂岱遺跡の保存や活用などをテーマにした「伊勢堂岱縄文館講座」の第1回講座が17日、遺跡ガイダンス施設の伊勢堂岱縄文館で開かれた。遺跡の「活用」をテーマにした講演とワークショップが行われ、受講者たちが縄文館の利活用などについて意見を交わした。
 博物館の再生や利用促進に取り組んでいる法政大学キャリアデザイン学部の金山喜昭教授が「伊勢堂岱縄文館のビジョンとテーマ実現を考える」と題して講演した後、受講者がワークショップを開いて縄文館の役割や利活用の在り方などを探った。
 金山教授は、指定管理制度などを活用しNPO法人など民間が運営する博物館の取り組みや、考古学が市民に身近なものとなっているイギリスの事例などを紹介しながら、地域において博物館が担う役割について説明した。
 イギリスでは、考古学は社会に開かれた身近な存在で、市民による遺跡の発掘ツアーなど「楽しむ」ことを入り口に考古学について「学ぶ」取り組みが定着しているという。
 博物館が担う役割として▽地域文化の創出▽人やコミュニティーが集い交流する場▽人の生き方や成長を支援する場―などを挙げ、「社会の理解を得られ、博物館活動のよりどころとなる使命が必要」とした。
 第2回講座は12月15日午前10時から。「研究」をテーマに立命館大の中村大教授による講演、洞爺湖町教委による事例発表などが行われる予定。

腎・泌尿器の病気 早期発見は健診で 鹿角の医療を考える集い

2018-11-18
かづの厚生病院の野澤部長が講演した医療を考える集い(尾去沢市民センター)
  第35回鹿角の医療を考える集いが17日、尾去沢市民センターで開かれ、かづの厚生病院泌尿器科の野澤立部長が腎・泌尿器疾患をテーマに講演した。野澤部長は、症状が出てからでは進行しているケースが多いと指摘、早期発見のために健診を受けるよう呼び掛けた。
 鹿角市鹿角郡医師会(小笠原真澄会長)の主催。約160人が参加した。開会行事で小笠原会長は「取り上げてほしいテーマがあったら要望してほしい。健康管理、疾病予防に役立てていきたい」とあいさつ。同会の三ケ田賢悦理事を座長に進められた。
 講師の野澤部長は、慢性腎臓病の危険因子(生活習慣)として暴飲暴食、喫煙、運動不足、不規則な生活、ストレスなどを挙げ、「自覚症状が出てからでは遅いことが多い。健診が重要で、タンパク尿、血尿を指摘された場合、早めに受診してほしい」と勧めた。
 泌尿器科の良性疾患として、前立腺肥大症、神経因性ぼうこう、急性ぼうこう炎などを示しながら、各症状について分かりやすく説明した。最後に、腎・泌尿器科の病気は、症状が出てからでは進行しているものが多いため、健診、検尿、PSA採血、腹部エコーを受けて、早期発見につなげてほしいと指摘した。
 講演終了後は、大湯リハビリ温泉病院の大田健太郎理学療法士を講師に、冬場でもできるシルバーリハビリ体操の実技講座が行われた。

被災者に寄り添った支援とは 災害ボランティア研修 大館市で初開催

2018-11-17
約40人が参加した研修会(北地区コミュニティセンター)
  被災者に寄り添った支援活動の充実を目指した「災害ボランティア活動実践研修会」が16日、大館市北地区コミュニティセンターで開かれた。民生委員や福祉関係、被災者支援を続ける個人や団体など約40人が参加。専門家の講演聴講や演習に臨んだ。
 県社会福祉協議会が主催。近年国内各地で大規模災害が相次いでいることを受け、協議会が県内で研修を開いており、大館では今回が初めて。本年度は来年1月に秋田市開催も予定している。
 講師はNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク(新潟県)の李仁鉄理事長。被災地で災害ボランティアセンターの立ち上げや運営支援などを展開している。
 講演テーマは「災害時の救援活動とボランティア・地域の実情」。李さんは「起点は災害時でなく今」とし、普段から地域で支え合う姿勢の重要性を説いた。被害への視点について「物理的被害や、高齢者・乳幼児といった弱者など目で見え分かりやすいものに支援が偏りがち。表に出にくい心理的被害や、支える側にも困りごとはたくさんある」と呼びかけた。
 ボランティアの多様な役割についても説明。「地元支援者には外部ボランティアにはできない、気付いて声を掛けるニーズ把握、支援を求める声を届ける役を担ってほしい。分担が重要」と述べた。
 引き続きグループ演習。想定した避難所生活の中で発生するニーズについて、参加者間で意見を交わした。

 

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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