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ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。

鹿角の産婦人科を守る会 妊婦の大変さを体感 男性向け体験講座

2018-09-25
妊婦ジャケットを着用して階段を上る参加者(ホテル茅茹荘)
 住民団体の「鹿角の産婦人科を守る会」(安保大介代表)は22日、鹿角市花輪のホテル茅茹荘で男性向けの妊婦体験講座を開いた。参加者が妊婦ジャケットを着用した日常動作の疑似体験などを通じて、妊婦の大変さや不便さ、妊婦の大変さを知ることの大切さに理解を深めた。
 同会は、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が大館市立総合病院へ集約されることを知った住民が2017年2月に設立。厚生病院での出産取り扱いの再開に向けた医師確保の運動や、市民と医療現場の距離を近くするための活動、妊婦の不安を軽減するための活動などに取り組んでいる。
 今回の講座もその一つ。タイトルは「~ママになってみるかい?~妊ママ体験講座~もうすぐパパになるあなた、いずれパパになるあなたへ~」。男性だけでなく、夫婦や女性だけの参加も歓迎し、約20人が受講した。
 妊婦体験では参加者が重さ約8㌔の妊婦ジャケットを着用。足元がよく見えない階段の上り下りや、しゃがんだりあおむけに寝てみたりしながら体が思うようにならないもどかしさなどを体感した。
市内の会社役員、男性(34)は「予想より重くて妊婦の大変さが分かった。子どもが3人いるが、妻が初出産する前に知っておけばもっと良かったと思う」と実感を込めた。
質疑応答の中で、妊婦の大変さについて「言ってくれないと分からない」という男性の意見に対し、女性から「そうじゃなく(男性に)気づいてほしい」という声が上がる場面もあり、こうした講座の意義がうかがえた。
このほか、市職員が10月以降の大館・鹿角地域の産婦人科医療体制などを説明した。
安保代表は「今後も機会をみてこのような講座等を開いていきたい」と話した。

 

森吉34年ぶり2度目の優勝 最優秀賞は武石選手 北鹿中学新人野球

2018-09-24
閉会式でトロフィーを受け取る森吉のメンバー(ニプロハチ公ドーム)
 北鹿新聞創刊100周年記念第64回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催、大館北秋田中学校体育連盟、鹿角中学校体育連盟、大館市教育委員会後援)は23日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝、決勝を行った。決勝は森吉が合川を2―1で下し、34年ぶり2回目の優勝を決めた。
 閉会式で、田中厚北鹿新聞社社長が「この大会の経験が大きなプラスになると幸い。中学生はまだまだ可能性がある。近い将来、この地方のチームが甲子園で活躍し、今年のように秋田に元気と感動を与えてくれることを期待する」などとあいさつした。
 最優秀選手賞は武石圭哉選手(森吉2年)、優秀選手は金惇之介(同)、北林学人(同)、田中元輝(合川2年)の各選手に贈られた。
 決勝は森吉が先制点を守り切り、合川を僅差で下した。
 3回、森吉は1死から内野安打で一塁に走者を置くと、武石の適時打三塁打で先制。続く金の左前適時打で追加点を挙げた。合川は2~4回に敵失や暴投など相手守備の乱れを突いて走者を三塁に進めるが、あと一本が出ず。7回2死一、二塁で佐藤天の適時打で1点を返すが、反撃は届かなかった。
 森吉の主戦、武石は要所を締める投球。?奪三振と相手打線に的を絞らせず、完投した。
 森吉・成田佳監督の話 記念大会を勝ちに来て勝てたことが一番の収穫。全県につながる試合ができた。
 合川・柏木太郎監督の話 守備は頑張ったが、走塁ミスが響いた。最後は4番が意地を見せてくれた。
◇決勝 【ニプロハチ公ドーム】
森 吉 0020000 2
合 川 0000001 1

 ▽三塁打=武石(森)▽二塁打=笠井(森)三浦(合)▽併殺=▽暴投=森吉4▽捕逸=森吉1▽審判=赤石、谷地田、長崎、庄司
 ◇準決勝【同】
合 川11000005 7
大館東01000101 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=田中(合)▽二塁打=小野寺(合)、工藤、大川(大)▽併殺=合川1、大館東1▽暴投=合川1、大館東1▽審判=五十嵐、庄司、谷地田、長崎
 【ニプロハチ公ドーム】
大館一00000200  2
森 吉10010001× 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=熊谷(大)、金(森)▽二塁打=北林(森)▽暴投=森吉1▽ボーク=大館一1▽審判=谷地田、長崎、庄司、赤石

「ハチ公の駅」建設現場で見学会 大館の観光交流施設 オープンは来年5月

2018-09-24
建物の骨組みが姿を現した「ハチ公の駅」(大館市御成町)
 大館市御成町の旧小坂鉄道跡地で建設が進む市観光交流施設「ハチ公の駅(仮称)」の現場見学会が23日、行われた。大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」がモデルで、シンボルとなる時計台など骨組みが姿を現している。秋田犬の触れ合いコーナーや観光案内所などを設け、秋田犬の魅力を発信し、交流人口の増加を目指す。グランドオープンは来年5月8日の予定。
 建設地はJR大館駅の南側約100㍍の市有地。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1246平方㍍。高さ18㍍の時計台と大きな屋根が特徴で、秋田犬と触れ合えるほか、展示コーナー、観光案内所、特産品を扱う観光物産館、多目的研修室を配置する。
 今春に着工し、進捗(しんちょく)率は約50%。見学会は2回開き、参加者が市総合戦略推進室の職員から説明を受けながら外側を一周した。正面入り口はJR大館駅側で、展示コーナーではハチ公と大館との関わりなどを紹介するほか、子どもが創作を楽しむコーナーなども設けられる。
 秋田犬は常時2匹以上が常駐しガラス張りにして展示コーナーや広場からも見学できる造り。らせん階段を上がった2階は展望デッキで大文字などを眺めることができる。入り口付近には今秋以降、大館駅前のハチ公像を移設する。
 水飲み場などを設けた芝生広場(2174平方㍍)や多目的広場(5675平方㍍)、公衆トイレも整備する計画。駐車場は112台分で、「大館駅利用者も活用してほしい」とした。周辺の旧小坂鉄道には手こぎトロッコを配置し家族連れで遊べるという。
 施設、駐車場、芝生広場は来年5月開所予定。施設は12月に完成予定で、備品搬入などを経て4月から担当職員が常駐する。多目的広場、公衆トイレを含め全面完成は2020年3月の予定。総事業費は9億7500万円。県と協働で進める「あきた未来づくりプロジェクト」の一環として国や県の交付金を活用する。
 見学会はプレオープンイベントとして、「駅―one.2018with大館駅サイト」に合わせて開催。高橋崇太さん(城南小4年)は「近くで見ると大きな建物だった。完成したら来たい」と感想。総合戦略推進室は「秋田犬は世界的に注目を浴びており、施設を知ってもらい、市民全体で秋田犬を中心に市を盛り上げていきたい」と話した。
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灯籠流し先祖送る 大館 ひない盆まつり

2018-08-20
灯籠を持ち河川敷に集まる住民(大館市比内町扇田)
 大館北秋商工会青年部(吉原考政部長)主催の「ひない盆まつり」が18日、大館市比内町扇田地区で行われた。米代川河川緑地では、地域住民が先祖を思いながら灯籠を川に流した。
 先祖供養のために灯籠を流す送り盆行事。一時期途絶えていたが、同会青年部が2003年に復活させ今年で16回目を迎えた。今年は約200個の灯籠を準備した。
 午後6時半ごろ、灯籠を手にした多くの地域住民が集まった。読経とかね、太鼓の音が響く中、地域住民から手渡された灯籠を実行委が次々と米代川へ流した。住民らは水面を照らしながらゆらゆらと流れていく灯籠に思いをはせながら静かに見送っていた。
 灯籠流し終了後には花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩った。

集う場所や交流がある街 勉強会で「目指す大館市像」 支え合う仕組みづくりへ

2018-08-19
「支え合い体験ゲーム」などを行った第2回勉強会(上川沿公民館)
 大館市で、高齢者らの生活を地域で支え合う仕組みづくりに向け、市全域のニーズや課題をまとめる組織・第1層協議体が今秋にも発足する。本年度市社会福祉協議会(宮原文彌会長)が中心となり、町内や福祉、介護関係者らが勉強会を2回開催。「目指す大館市像」を固め、最も声が多かった「集う場所や交流がある街」に向けて、必要な協議体構成員を選出した。社福協は「住民目線で組織化を図り、住民主体の仕組みをつくっていきたい」と話す。
 介護保険制度に組み込まれた「生活支援体制整備事業」。高齢化が進み、介護人材が不足する中、国は住民の生活を地域全体で支援する仕組みづくりが必要とし、各自治体に生活圏域単位と市全域の協議体設置を求めている。
 大館市は昨年度、推進役となる生活支援コーディネーター6人を配置し、生活圏域(第2層)ごとに住民を交えた協議体を設置。本年度は社福協に委託し、市全域(第1層)のコーディネーター1人を配置し、組織化を図る。
 協議体設置に向け、社福協は6月と今月の2回、上川沿公民館で勉強会を開催。第2層協議体構成員や町内会、介護、福祉施設、NPO法人関係者ら約70人が制度を学び、「目指す大館市像」を話し合った。第1層生活支援コーディネーターの戸澤真澄さんは「支え合いは住民主体で行うため、組織化まで『見える化』を図り、住民目線で事業を進めたい」と狙いを話す。
 目指す大館市像で挙がったのが、「集まる場所があり、交流、コミュニケーションがある」。「近所や町内の交流がある」「子ども、若者がいる・住みやすい」が続いた。「居場所」や「交流」をキーワードに協議体構成員も選び、町内会、民生委員、福祉員のほか、PTAなど子ども関係、農林関係、女性消防団などが出され、戸澤さんは「地域資源を有効に使おうという方向性が見えた」と振り返る。
 今後は社福協や市などで人選を進め、10月ごろに予定する第3回勉強会で構成員を委嘱し、協議体を立ち上げる。第1層協議体は、第2層内で解決できない地域課題に対応し、必要な場合は市へ要望していく。社福協は「市中心部と郊外では抱える課題が違う。第1、2層協議体が連携しながら、サロンや除雪、買い物支援など市民の要望に沿った支え合いができる仕組みをつくっていく」と話した。

平成最後、継承へ決意 鹿角 花輪ばやしきょう開幕

2018-08-19
戸澤会長㊧から佐藤会長へ授与されたキバちょうちん(あんとらあ)
 鹿角市の伝統行事「花輪ばやし」の開幕を前に18日、幸稲荷神社からの御神体が安置されている谷地田町の御旅所で祭典祈願祭が行われた。終了後の直会では戸澤正英・花輪ばやし祭典委員会会長が佐藤圭太・若者頭協議会(若協)会長へ恒例のキバ(騎馬)ちょうちんを授与。参加した関係者が、平成最後となる花輪ばやしの安全や盛況、祭りの末永い継承に向けて決意を新たにした。
 花輪ばやしは、地元で「産土神さん」と呼び親しまれている総鎮守・幸稲荷神社の祭典で奉納される祭りばやし。祭典は16日の「神輿渡御」から始まり、後半の2日間が「花輪ばやし」として華やかなにぎわいを見せる。
 祈願祭には、祭典委や若協の役員ら関係者約80人が浴衣姿で参列。戸澤会長らが玉串を奉てんし、祭典の無事を祈った。
 直会は道の駅かづの・あんとらあに移動して開催。騎馬ちょうちん授与は、祭典委会長から若協会長にパレードの全権を委任する意味を込めた恒例の行事。今年は、昭和最後の若協会長だった戸澤会長から平成最後の若協会長の佐藤会長へと手渡された。佐藤会長はちょうちんを掲げ「確かに受け取りました」と祭りへの意気込みを示した。
 花輪ばやしは昭和の時代に県重要無形民俗文化財に指定され、平成に入って国重要無形民俗文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産にも登録された。
 戸澤会長は「地元の祭りが日本を飛び越えた世界の祭りに発展しつつある。その足掛かりになったのが平成の時代。次の新しい元号の時は世界に相当アピールする祭りに変遷していく時代になると思う」と花輪ばやし継承への熱い思いを話した。

村内外の伝統芸能競演 かみこあにプロジェクト 八木沢の棚田舞台で

2018-08-19
勇壮な武士舞などが演じられた八木沢番楽(八木沢)
 上小阿仁村八木沢集落で18日、伝統芸能競演イベントが開かれた。棚田に設けられた舞台で地元の八木沢で継承されてきた番楽などが披露され、来場者や地域住民が先人から受け継がれてきた伝統文化を堪能した。
 村の2集落を会場に開催されている現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」関連の催し。村内の八木沢番楽、大林獅子踊り、小沢田駒踊り、上小阿仁和太鼓、ゲストの代野番楽(大館市)、飾山囃子(おやまばやし)(仙北市)の6団体が出演した。
 オープニングを務めた八木沢番楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されている「根子番楽」を継承する北秋田阿仁根子から移り住んだ人たちが伝えたとされ、根子番楽と同様に勇壮な武士舞が見どころ。保存会メンバーのほか番楽の継承に取り組んでいる村の中学生らが、雄大な自然を背景にした棚田舞台で勇壮な舞を披露した。
 かみこあにプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小校舎を会場に9月30日まで開催。期間中はウオーキングしながら作品を鑑賞する「健康ウオーキング×アート」などの関連イベントが行われる予定。問い合わせは村役場内の実行委員会(電話0186・77・2221)。

気仙沼訪問プロジェクト 大館の有志11人 「復興支援と学ぶ機会」

2018-08-18
 東日本大震災の復興支援や相互交流を目的に、大館市民有志が「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」を立ち上げた。12月初旬に宮城県気仙沼市の訪問を予定。浅利博樹委員長(県北NPO支援センター事務局長)は「訪問でこれまでできた縁を大切に。復興が続く中で支援に限らず、訪問する大館市民が災害や絆を学ぶ機会としたい」と話している。
 大館市は「ふるさと元気づくりパワーアップ事業」として、震災翌年の2012年度から17年度まで6年間、気仙沼市を訪問してきた。文科省の補助事業終了と「復興支援という意味では一区切りの時期」として本年度は予定していない。
 過去に被災地を訪問した子育て支援団体や音楽療法士ら11人が「行政の訪問が終わっても個々として関わりを続けたい」と5月、実行委を発足。伝統芸能や料理を通した相互交流、大館の参加者が津波被害を学ぶ機会にする目的で、12月に1泊2日の訪問を計画。気仙沼の災害公営住宅近くの公共施設などでの開催を予定している。
 このほど国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成活動」採択を受けた。事業助成は単年度で、助成金は当初予算の半分ほどという。中高生らの参加も募り実行委を含め20人ほどの訪問を予定しているが、宿泊費や食事代などの個人負担も発生する見込み。
 浅利委員長は「次年度以降も活動を継続したいが、毎年補助金頼みというわけにはいかない。訪問を通して資金繰り、内容等を検討していく。合わせて同様に活動する民間団体などにも声を掛けたい」としている。
 実行委は個人や団体の資金協力、訪問先で調理するだまこ鍋の食材提供など協力を呼び掛けている。問い合わせは事務局の河田美智子さん(☎080・1800・3349)。
 
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鹿角の精神医療考える 「常勤体制」に期待相次ぐ デイケア、訪問診療も実施へ

2018-07-22
12年ぶりの常勤精神科医の着任を機会に開かれた鹿角の精神医療を考える集い(コモッセ)
 鹿角地域の精神医療をテーマに考える集いが21日、鹿角市のコモッセで開かれた。精神科の常勤医師2人が12年ぶりに着任したかづの厚生病院は、来月6日から精神科のデイケアを実施し、訪問診療も行っていく計画を明らかにした。参加者からは「常勤体制」に期待の声が相次いだ。
鹿角の医療と福祉を考える市民町民の会(西文雄会長)が、常勤医が着任したのを受け、精神医療の課題や解決の方向性を探ろうと開催した。約50人が参加。
 かづの厚生病院・常勤精神科医の櫻庭泰さん(大館市出身)と大野正人さん(京都市出身)、原田一彦事務長、鹿角市いきいき健康課の成田靖浩さん、小坂町社協の柏山茂紀さん、西会長の6人がそれぞれの立場から報告、提言を行った。市社協は文書で報告した。
 岐阜県精神保健センターに勤務していた櫻庭医師は「医療以外にも、精神福祉の面でできることがある。行政などと連携しながら、自分の知識を生かしていきたい」と述べた。大阪赤十字病院に勤務していた大野医師は、行政や福祉との連携について「鹿角地域は患者について、行政や福祉の垣根を越えて話し合える環境にあると感じている。多職種の連携は大事で、この面でも仕事をしていきたい」と発言した。
 原田事務長は、4月から2人の常勤体制ができ、午後には新患も受け付けていることなどを報告。「8月6日から精神科のデイケアを始める。訪問診療も来月から徐々に行いたい。昨年度と比較すると、地域の皆さんに貢献できていると思う」と話した。
 市いきいき健康課の成田さんは、従来の非常勤医体制では新患の受診が難しく、大館市への通院となるため、受診を患者が渋るケースや通院が続かないことがあった、と指摘。「常勤によって相談がしやすくなり、通院しやすくなった」と期待を込めた。
 西会長は「市外の病院に行っている患者に声を掛け、戻れるように手を差し伸べてほしい。デイケアと訪問診療には大いに期待している」と述べた。訪問診療の運用について具体的な質問が出るなど、期待が高いところを示した。

ロボットプログラミング技術 小中学生が3部門で競う WRO県北予選

2018-07-22
プログラミングしたロボットを走行させる参加者(秋田職業能力開発短期大学校)
 ロボットのプログラミング技術を競う「WRO JAPAN2018県北地区予選会」が21日、大館市の秋田職業能力開発短期大学校で行われた。3部門に市内の小中学生17人が出場し、指定されたコース・フィールド上で熱戦を繰り広げた。
 おおだてロボット人材育成コンソーシアム(中田直文会長)の主催。児童生徒の創造力や課題解決能力を醸成することなどが狙い。競技に関心を持ってもらい、参加者の門戸を広げるため、6月から今月にかけて全3回のロボット教室を開いた。
 プログラミングしたロボットに各部門のコース・フィールドを走行させ、指定箇所の通過、物の運搬などの課題を達成するごとに加点される競技。それぞれ2回まで走行し、高い方の得点が結果に採用される。
 初級・中級者向けの「A1」に小中学生8人が出場したほか、WRO公式競技で全国大会につながる「ミドル」には小中学生5人、同じく「エキスパート」には中学生2組4人が挑んだ。
 試行を重ねながら設定を調整し、慎重にコースを走らせた。競技後には周囲から大きな拍手が送られていた。
 全国大会出場者は「ミドル」「エキスパート」両部門の上位から、主催者側が選考する。

休耕の棚田草刈り かみこあにプロジェクト 八木沢で清掃作業

2018-07-22
イベントが行われる舞台が設置される棚田の除草作業(八木沢)
 上小阿仁村で8月11日から始まる現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」のメイン会場となる八木沢集落で21日、清掃ワークショップが行われ、実行委やボランティアなど約50人が棚田の草刈りや地区公民館の掃除に汗を流した。
 今年のプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小、集住型宿泊交流拠点施設(コアニティー)を会場に9月30日まで開催。作品展示や作家による滞在制作、伝統芸能イベントなどが行われる予定。
 メイン会場の八木沢集落にある棚田にはイベントを行う舞台が設置される。舞台周辺は休耕状態となっている田んぼが多く、雑草が伸び放題という状況で、参加者たちは草刈り機を使って手際よく作業を進めていた。
 公民館では、窓ガラスを磨く作業やプロジェクトの一環でアサガオを植える花壇の整備などが行われた。

まちづくり方針など協議 大館市都市再興協議会 都計プランや立地適正化

2018-07-21
大館市の都市再興協議会(市役所)
 大館市の都市再興協議会(会長・北原啓司弘前大学大学院教授)は20日、市役所で第3回を開き、見直しを進めている都市計画マスタープランでは「地域別のまちづくり方針」について、策定中の立地適正化計画では「都市機能誘導区域」と「居住誘導区域」の設定方法や考え方についてそれぞれ、事務局から説明を受けた。年内にあと2回の協議会を開き、本年度中に完成させる。
 市は2017年度から、都市計画マスタープランの見直しを図るとともに、立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の策定に着手。これらを総称して「都市再興基本計画」と呼んでいる。地域公共交通網形成計画は、今年3月までに完成した。
 これまでの作業で、都市計画マスタープランは「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用・そこからつながる多世代が快適な暮らしづくり」という基本理念のもとで、「もっと地域の力を活用する」などの全体構想をまとめた。
 また、立地適正化計画では、課題に「まちなかのエリア価値や活力の低下」などを挙げるとともに、「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用」を基本目標に設定。「まちの賑わいと交流を促進する拠点づくり」「多世代が活躍できる機会づくり」「安心して住み続けられる環境づくり」を目指すとしている。
 この日の協議会では、都市計画マスタープランについては、大館東、大館西、大館南、大館北、比内、田代の各地域ごとに、地域別構想(地域別のまちづくり方針)を取りまとめたことを報告。「夢 チャレンジおおだて」(大館東)、「農工基盤に若者が集まり、笑顔が生まれる地域」(大館西)、「自然の恵みとともに、多世代が輝く住みよい地域づくり」(田代)などを挙げたほか、進めていく主な取り組みも説明した。
 立地適正化計画については、「都市機能」と「居住」の各誘導区域の設定方針や設定の考え方を説明。都市機能誘導区域は「拠点性を高めるため、まちの財産を活用した必要な機能集積を図る区域」、居住誘導区域は「将来にわたり居住の核となる区域」。JR大館駅周辺地区と大町城下町地区の2カ所にそれぞれ、設定する考えが示された。
 委員からは、マスタープランの地域別構想については「西日本の大雨災害を受けて、防災面も考えるべきではないか」、立地適正化計画の誘導区域については「現状のまちの姿とかけ離れているのではないか」などの意見があり、事務局で検討することにした。

鹿角市花輪一中 改造工事が本格化 二中との統合で 生徒ら校内で引っ越し

2018-07-21
引っ越し作業で机などを持ち運ぶ生徒(花輪一中)
 鹿角市は、花輪第一中学校(石井和光校長、267人)の大規模改造工事に着手した。花輪一中と花輪二中の統合校「花輪中学校」の校舎として整備するもの。工事が本格的に始まる夏休みを前に1学期最後の日となった20日午後は、生徒と職員が既存校舎への感謝と改造後の新校舎への期待を胸に、校内で東側棟から西側棟への引っ越し作業に汗を流した。
 花輪一、花輪二中の統合時期は2020年4月。統合後の校名は花輪中、校歌と校章は旧花輪中から引き継いで使用してきた花輪一中のものを使用する。
 校舎は、花輪一中の現校舎・体育館を改修して使用するが、竣工(しゅんこう)した1984(昭和59)年から34年が経過し、老朽化が進んでいるため大規模な改造を行う。
 校舎棟は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積6330平方㍍。屋根の防水や外壁、サッシ、内外装、トイレ、外構の改修、エレベーター更新(バリアフリー化)、下水道接続、給排水管更新、FF暖房機設置、照明LED化、受変電設備移設、駐車場側側溝改修、樹木伐採などを行う。
 体育館棟は鉄骨造2階建て、延べ床面積1967平方㍍。屋根防水や外壁、内外装の改修、折りたたみ式バスケットボール台の耐震対策改修、排水管洗浄、照明LED化などを施す。
 実質的には夏休みに入った21日から本格着工する。工期は校舎棟が来年10月31日まで、体育館棟が同3月31日まで。
 校舎棟は本年度がグラウンド側、来年度が正面玄関側で工事を行う予定。本年度は東側棟から着工するため、事前に備品などを西側棟に移動させる引っ越し作業を13日と20日の2日間行った。
 20日は全校生徒と職員が机、いす、棚、本などを協力し合って持ち運んでいた。3年の海沼秀さんは「二中と統合して新しい学校になるが、一中の伝統を引き継いでほしい。この学校が改修できれいになり、長く続いてもらいたい」と話した。
 市教委によると、授業や部活動に支障がある工事は長期休暇中に行い、通常の登校日には授業や部活動に支障のない工事を実施する方針。
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