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震災から10年北鹿5市町村の備え 遠隔地など防災協定に力 住民交え実践訓練も 大館市

2021-03-08
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総合防災訓練で、機能別消防団員と避難所開設を訓練する住民(2019年8月、釈迦内公民館)
 11日で東日本大震災から10年を迎える。この間、全国で豪雨や台風災害などが相次ぎ、住民の防災への意識は高まっている。10年前の「経験」と、10年間で築き上げた「備え」を今後にどう生かしていくか。北鹿5市町村に聞いた。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 「見せるための訓練ではない。次に生かせるよう課題を洗い出したい」と住民に呼び掛けて始まった2019年8月の大館市総合防災訓練。釈迦内地区を舞台に洪水、地震、火災などが発生したとの想定で、14種類の訓練に35団体、約400人が参加した。住民は物資配給や炊き出しなど避難所生活を体験。市と消防相互応援協定を結ぶ青森県の弘前地区消防事務組合が参加し、複数車両の事故救助を訓練した。
 大震災を教訓に市では年1回、住民を交えた防災訓練を展開。訓練を共催するのが、大震災翌年に立ち上げた「市防災連絡協議会」。市、消防、警察のほか、県内で初めて自衛隊が加わり、連携体制を構築。防災ヘリや重機を使った大がかりな訓練も取り入れてきた。市危機管理課は「協議会の連携が市の強みの一つ。各団体が持つ知見を合わせて、住民と共に実践的な訓練ができている」と振り返る。
 市は昨年度、「1000年に1度の大雨」を想定して市防災計画の一部を見直し、防災マップの改訂版を作成した。マップは前回(15年)から大幅に変更し、避難行動を支援する警戒レベルの説明や啓発事項、避難場所などを掲載し、全戸配布した。
 防災計画のほかに、災害時に行政機能を維持するための「業務継続計画(BCP)」もまとめた。「冬季の平日深夜、震度6弱の地震が発生」との想定で、住宅被害や負傷者、停電などが発生する中、参集できる市職員数、優先すべき業務などを設定した。同課は「全国の過去の災害では、庁舎の被災や停電で、円滑な業務の再開が困難な事例が多々あった。制約が伴う状況下でも業務ができる体制をあらかじめ検討した」と語る。
 企業や団体、自治体との防災協定締結にも力を入れる。締結数は物資・燃料供給やライフラインの復旧、情報提供など計37団体。来年度は福島県南相馬市との締結を予定し、同課は「大災害時は、被災者の受け入れや生活必需品の提供、職員の派遣が非常に重要になる。遠隔地の自治体と協定を結ぶことは危機管理の面から心強い」と話す。
 防災をテーマにした町内会などへの出前講座は10年前の年間2~3件から、近年は20~30件に増え「市民の意識は着実に高まっている」。一方で「緊急時の情報伝達」が課題に挙げられ、担当は「震度4以上の地震や土砂災害警戒情報を伝える市緊急時情報一斉配信システムへの、さらなる登録を働き掛けていく」と強調した。

7日間の舌戦スタート 鹿角市議選 定数18に21人立候補

2021-03-08
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立候補者の第一声に耳を傾ける支持者ら(鹿角市花輪)
 任期満了に伴う鹿角市議選が7日告示され、現職14人、元職1人、新人6人の21人が立候補を届け出た。予想された顔触れがそろい、定数18に対して3人オーバーの選挙戦が確定。7日間にわたる舌戦に突入した。投票は14日、46投票所で行われ、記念スポーツセンターで即日開票される。
 立候補の受け付けは午前8時半から市役所で行われ、各陣営が抽選で届け出順を決定。選挙管理委員会から選挙事務所の表札や運動員の腕章など「七つ道具」を受け取った。
 同9時すぎ、ほとんどの陣営が選挙事務所前で出陣式を行い、各候補者が第一声を放った後、遊説へと出発した。
 立候補者21人は地区別に花輪9人、十和田7人、八幡平3人、尾去沢2人。党派は無所属19人、公明党、共産党各1人。
 今回は、勇退する花輪地区の現職3人が後継者の擁立を見送ったほか、県議などへのくら替えに伴い、任期途中で2人が辞職。新人と元職の計7人が参戦し、選挙構図が一部で塗り替えられる。こうした中、各候補者は地縁血縁や組織力をフル回転させたり、草の根的な活動を展開するなどして政策や支持をアピールする。
 14日は午前7時から午後7時まで(一部で繰り上げあり)、46カ所に投票所を開設。開票は午後8時から記念スポーツセンターで行われ、同10時前には当落が判明する見通し。
 期日前投票は8日から13日まで受け付ける。場所は市役所本庁、十和田、尾去沢、八幡平、大湯の各支所、コモッセ。時間はいずれも午前8時半から午後8時まで。今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、いとく鹿角ショッピングセンター、かづの厚生病院には開設しない。
 6日現在の有権者数は2万6102人。前回に比べて1771人の減。

母校へ感謝の明かり 鹿角市 閉校の平元小で「キャンドルナイト」 新校舎までろうそくで彩る

2021-03-08
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 閉校する鹿角市平元小と新しい統合校舎までの道路沿いをろうそくの明かりで飾る「キャンドルナイト」が6日、柴平活動センターなどで行われた。児童と保護者は幻想的な光の中、母校へ感謝の気持ちを深めた。
 平元小と花輪北小は4月に統合し柴平小として新たなスタートを切る。新校舎は旧花輪二中を大規模改修し、使用する。
 キャンドルナイトは地域活性化に取り組む「しかねっとワーク」(児玉明日美代表)が主催。平元地区コミュニティー推進委員会(兎澤忠則委員長)と平元小PTA(児玉彰宏会長)が共催。現校舎から新校舎まで1・2㌔の道路沿いに約1000本を設置した。
 ろうそくは、1月に道の駅かづの・あんとらあで開かれた「鹿角スノーキャンドル」で使用したものを譲り受けた。ろうそくを入れる紙コップは児童らが「145年間ありがとう」などと文字や絵を描いた。風よけにペットボトルを使い、周りをバケツに雪を詰めて作った雪洞で覆った。
 午後5時に保護者らがろうそくをともすと、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。校舎もライトアップされ、児童らは「きれい」と歓声をあげた。
 6年の倍賞優花さんは「午前からたくさんの地域の方と協力して頑張った。平元小最後の年に良い思い出になった。今まで支えてくれた地域の方に感謝したい」と話した。
 7日も校舎はライトアップされ、ろうそくがともされた。
平元小学校から延びるキャンドルの光(平元小学校付近)
キャンドルを眺める子どもたち(平元小学校付近)

官民一体13団体で設立 大会・合宿誘致や観光連携 スポーツコミッション大館

2021-03-07
事業計画を決めた設立総会(プラザ杉の子)
 スポーツを通じた地域振興を目指す大館市の官民連携組織「スポーツコミッション(SC)大館」の設立総会が6日、プラザ杉の子で開かれた。市、スポーツ関係、商工、観光、報道機関など13団体で構成。大会や合宿の誘致、観光連携によるスポーツツーリズム推進、情報発信などに取り組む。会長に選出された名村伸一副市長は「スポーツ振興と地域経済の活性化で市民がいきいきと暮らせる街づくりに貢献したい」と述べた。
 SCはスポーツと地域の観光・産業を結び付け、交流人口の拡大と地域活性化を図り、市民の生きがいづくりの推進を目指す組織。委員は市、市体育協会、スポーツクラブ、市身体障害者協会連合会、商工団体、観光団体、報道機関の代表ら13人。市スポーツ振興課に事務局を置く。
 総会では2021年度の事業計画を決めた。事業方針は、▽スポーツイベント・大会、合宿の誘致▽観光連携によるスポーツツーリズムの推進▽ホームページやSNS(会員制交流サイト)を活用したスポーツ情報の発信▽障害者スポーツの普及と健康増進プログラムの情報提供▽アスリートの育成―の5点。
 具体的には、6~8月に花岡総合スポーツ公園多目的プールで「水中運動教室」を計画。未就学児から小学生を対象に、トップアスリートがボールを使う運動の楽しさを伝えるイベントを12月に開催予定。東京パラリンピックで市がタイチームのホストタウンになっているボッチャの交流会・体験会、社会人ラグビー・秋田ノーザンブレッツの選手が小中学校を訪問する「スポーツ夢授業」を本年度に続き開催する。
 五色湖周辺でアウトドア・アクティビティの創出、スポーツ団体・サークルの情報をSCのデータベースに登録し情報発信するほか、スポーツボランティア登録制度なども予定している。
 来賓の福原淳嗣市長は「感染症拡大で混迷している時だからこそ、スポーツが持つ本来の力を発揮し、大館の未来を切り開くきっかけになると確信している」とあいさつ。名村会長は「新型コロナが終息した際には大きく事業展開できるよう下地づくりをしていきたい」と述べた。
 会長以外の役員は次の通り。
 ▽副会長=青柳正隆(市体育協会)石山俊智(北鹿新聞社)▽監事=竹田信行(大館北秋商工会)岩澤恒憲(大館ケーブルテレビ)

高橋さんに特別功労賞 北秋田市スポーツ賞 27個人12団体を表彰

2021-03-07
北秋田市スポーツ賞表彰式(市文化会館)
 北秋田市体育協会(成田昭夫会長)は6日、市文化会館で2020年度市スポーツ賞の表彰式を開催した。コロナ禍で行われた各競技の大会で好成績を収めるなど活躍した27個人12団体の延べ93人を表彰し、功績をたたえた。
 市の体育やスポーツ振興に貢献した個人や団体を顕彰し、スポーツ団体の組織強化や充実、発展を目的に毎年実施している。
 特別功労賞には、北鷹高陸上競技部の監督として全県高校総体女子駅伝競走大会で2年連続4回目の優勝を成し遂げた高橋敏治さん(市体育協会)が選ばれた。生涯スポーツ賞は、柴田正吉さん(市グラウンド・ゴルフ協会)と畠山幸雄さん(市ユニカール協会)が受賞した。
 成田会長は受賞者代表に表彰状を手渡し、主催者あいさつで「本年度は団体種目の活躍が目立った。皆さんが生涯スポーツに親しみ、健康で生きがいのある日々を送ることができるよう一翼を担いたい」と述べた。受賞者を代表して高橋敏治さんは「多くの人との出会いに感謝したい。スポーツの盛んな市の振興発展に今後も協力していくことを誓う」とあいさつした。
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クラシカル男子成年A 田中(花輪高出)が5度目V 県体スキー 女子少年は畔上(北鷹高)が初優勝

2021-01-23
少年女子を制し、総合順位でも頂点に立った北鷹の畔上(花輪スキー場)
  初日の22日は、鹿角市の花輪スキー場でクラシカルの男女7部門を行った。北鹿勢の男子は成年A10㌔で田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が5連覇、少年同で山田龍輔(秋田北鷹高3年)が連覇。成年B同は木村貴大(北鷹レーシング)が4年ぶりに頂点に立った。成年C5㌔では堀内幸大(北秋田市スキー連盟)が優勝した。女子は少年同で畔上凜花(北鷹高2年)が初優勝。成年A同は米田菜緒(小坂高―日大4年)、成年B同は石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が制した。第2日の23日は、同スキー場で距離フリーや大回転など男女15部門を実施する。
 女子全体でトップ 女子少年5㌔クラシカルは畔上凜花(北鷹高2年)が優勝。総合タイムでも成年組を押しのけて頂点に立ち「県の高校大会から良い流れに乗れた。100%の力を出し切れた」と喜んだ。
 この日は「中盤の上りまでが頑張りどころ。そこまでは気持ちを切らさないようにする」と作戦を立てた。勝負どころとなったのは3㌔地点の上り坂。この場面で「一番長い上りで他の選手もきついはず。ここで差を付ける」と全力で上った。ハイペースで難所を通過すると、後半は下りを利用し、ゴールまで一気に駆け抜けた。試合後は「平地が苦手な分、上りで稼げたのが勝因」と語った。
 同じコースで成年組のレースも実施された。同世代以外の選手と共に滑る機会は多くなく「尊敬する方々と一緒に走れて、すごく良い経験になった」。さらにはそのトップ層の選手らを押しのけ、総合タイムでも首位。「勝てるとは思っていなかったので驚いている。でも自信が付いた」と笑顔を見せた。
 次戦のフリーには部門の区別がなく、本当の意味で成年組と競り合う。しかし「大人たちと戦える、またとない特別な機会」と意気込む。「100%の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やした。

新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

2校の授業実践など発表 北教育事務所 北秋田で学力向上推進協

2021-01-22
尾去沢小など小中2校が実践事例を発表した学力推進協議会(北秋田市交流センター)
  県北教育事務所管内の学力向上推進協議会は21日、北秋田市交流センターで開かれた。管内小中学校教諭ら90人が参加し、実践発表や授業映像の視聴を通じてより良い指導の在り方を探った。
 協議会は各校の校内研究体制の検証や改善と、児童生徒の学力向上につなげようと毎年実施している。各校で研究活動の中心となっている教員や、各市町村の教育委員会関係職員が参加した。
 開会行事で同事務所の和田渉所長は「今後は子どもたちが自立して学び、他者と協働してコミュニティーの課題解決に挑む強さを育てなければならない」とあいさつし、学校への訪問を通して感じたことを述べた。
 本年度設定した協議会のテーマは「子どもの資質・能力を育む授業研究の在り方」。同事務所の職員は学校訪問から浮かび上がった課題として、「児童生徒が物事をどのように対象を捉え、どのように対象に迫るか」を示す「見方・考え方」を働かせて学ぶ授業づくりを挙げた。このほか学校訪問でみられた成果として、リモートでの交流学習やタブレット端末による学習履歴の記録などICT(情報通信技術)の活用を紹介した。
 参加校を代表して、尾去沢小(鹿角市)と北陽中(大館市)の教員が、それぞれの学校で取り組んだ授業などについて、実践事例を発表。授業映像の視聴なども行い、参加者が各校で取り組む研究活動の推進に役立てた。

アメッコ市 作業場に甘い香り 大館の菓子店 アメ作り着々と

2021-01-21
名物「ねじりアメ」などを作る従業員たち(斎作屋菓子舗)
  大館アメッコ市(2月13、14日)を前に、大館市内の菓子店で販売用のアメ作りが始まっている。甘い香りが漂う作業場で、従業員たちが色鮮やかなアメを切り分ける作業に励み、伝統行事を盛り上げようと着々と準備を進めている。作業はイベント直前の10日ごろまで続く見込み。
 同市字中町の斎作屋菓子舗(斎藤宏作店主)では、今月5日から昔ながらの「たんきりアメ」、看板商品の「ねじりアメ」の製作を始めた。今年は観光客の減少を見越して主原料の水アメと砂糖を例年の7~8割の約1・5㌧に減らし、最大6人体制で作業に当たっている。
 鍋で水アメと砂糖を煮詰め、雪の上に置いた鉄板で冷却。適度な硬さになったら、アメ引き機で空気を含ませながら味付けをする。口溶けが良くなるようにこねた後、引き伸ばしてねじりを加えると「ねじりアメ」、球断器で成型すると「たんきりアメ」が完成する。
 時間が経過するとアメは固まってしまうため、従業員たちは手際良くこねて伸ばし、適当な大きさに切り分ける作業に励み、熟練の技で次々と完成させていた。同店では14種の味の「たんきりアメ」「ねじりアメ」を約1万袋分製作予定。このほか「からみアメ」「きなこアメ」「白ひげキャラメル」「ハチ公キャンディー」など多彩な商品を用意する。
 今年のアメッコ市は新型コロナウイルスの感染防止対策として、会場の規模を縮小するほか、販売するアメも事業者に個包装を求めるなどの措置を講じて実施する。同店でも感染予防の観点から、例年実施している量り売りを行うことができなくなり、容量ごとに150円、350円、500円の小袋での提供を計画している。同社の斎藤勇作専務(64)は「風邪封じのアメと言われているので、コロナも封じ込めてほしいという願いを込めて作業に当たっている。大館のアメを食べて喉を潤し、風邪もコロナも吹き飛ばしてほしい」と話していた。
 同店では遠方に住む人への贈答用に、2月1日からアメの発送予約を受け付ける。市の「特産品送料助成事業」の登録店のため2000円以上の購入で送料無料となる。

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