本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

津谷市長施政方針 目標共有し官民協働で 第一の課題コロナ対策 北秋田市6月議会開会

2021-06-18
NEW
津谷市長が施政方針を述べた北秋田市の6月定例議会本会議(市役所)
 北秋田市の6月定例議会は17日開会し、会期を29日までの13日間と決めたあと、津谷永光市長が施政方針を述べた。「第一の課題は、新型コロナウイルス感染症対策」として、速やかなワクチン接種を進めるとともに「感染状況が沈静化に向かい次第、収束後を見据えた施策を展開する」などと表明。「市民と課題や目標を共有しながら、官民協働によるまちづくりを進める」との考えを示した。
 施政方針で市長は、本年度が「第2次市総合計画後期基本計画」と「第2期市まち、ひと、しごと創生総合戦略」の初年度となることを挙げ、「新たにSDGs(持続可能な開発目標)の視点を取り入れたほか、『産業振興による仕事づくり・稼ぐ地域づくり』『移住・定住策の促進』などを重点プロジェクトに掲げた」ことを説明。「人口減少の克服と地方創生に向けた取り組みを加速する」と述べた。
 一方で「現下第一の課題は、新型コロナウイルス感染症対策」であることも強調。「感染拡大防止対策とともに、生活弱者や経済的打撃を受けている事業者への支援を継続する」としたほか、速やかにワクチン接種も進めていく考え。「感染状況が沈静化に向かい次第、収束後を見据えた施策を展開していく」とした。
 市の財政状況では「人口減による普通交付税の減少が見込まれる中、財政の健全化が課題となっている」と説明。「歳出の見直しとともに、前年度に大幅な増収がみられたふるさと納税のさらなる上積みを目指すなど、自主財源の確保を図る」と力を込めた。
 その上で、4月の臨時議会での所信表明で述べた合言葉「コロナ禍を乗り越えた新たな北秋田市を目指して 前へ」を改めて紹介。「市民と課題や目標を共有しながら、官民協働によるまちづくりを進める」との決意を表明した。
 上程された議案は、各会計の補正予算案9件のほか、条例案1件、単行議案3件の議案13件と報告2件。
 補正予算案のうち、一般会計は歳入歳出にそれぞれ3億4505万4000円を追加し、総額を232億6756万2000円とする。歳出では、電算システム移行事業に6010万7000円、新型コロナウイルスワクチン接種事業に3386万円、道の駅たかのす整備事業に2190万1000円などを計上した。
 市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正案は、定員を現行の760人から90人削減した670人に改めるとともに、19年度に創設した機能別消防団の団員にも退職報償金を支給できるようにする。
 合川公民館改築工事の工事請負契約は、一般競争入札により佐藤庫組(佐藤昌郁社長)と3億2780万円で締結しようとするもの。工期は来年2月28日まで。

新型コロナワクチン接種 64歳以下もあすから 大館市 数を確保し前倒し

2021-06-18
NEW
12日の集団接種。受け付け、問診確認などを行い、テント内で接種する(ニプロハチ公ドーム)
 大館市の新型コロナウイルスワクチン集団接種は19日、16~64歳の接種がニプロハチ公ドームで始まる。接種規模は県内最大で、64歳以下の集団接種開始は県内の自治体で最も早い。8月まで土、日曜に集中して行い、市には「仕事を休めない」などの声が届いており、事業所にワクチン休暇導入などの事例を紹介しながら「社員の接種推進に協力を」と呼び掛ける。
 市の集団接種は高齢者向け接種が12日に始まり、64歳以下は予定を1週間早め、19日に開始する。19、20日は高齢者4000人に加え、予約を各日1000人増枠。「計画分のワクチンが確保でき、可能な限り早期に接種率を高めたい」と前倒しした。集団接種開始見込み時期を取りまとめる県医務薬事課によると、64歳以下の開始は県内の自治体で最も早いという。
 接種は医師などスタッフが確保できる土、日曜に集中して進める。市の接種対策室には「土、日に仕事が休めない」などの相談が寄せられ、事業主向けのチラシを作成。大館商工会議所と大館北秋商工会を通じて今月上旬に送付した。
 全国の事例として、「接種日と副反応が出た翌日にワクチン休暇が取得できる」「有給とは別に1日や半日休暇を取得できる」などを紹介。対策室は「新たな制度を作らなくても休める環境を整えるだけでもいい。接種が進むことで大館の経済の早期回復につながる」と協力を求める。
 19、20日は会場に9の接種ブースを設置。一方通行とし、東口から入場し、受け付け、接種、経過観察と進む。前回受け付けを待つ人が集中した時間帯があり、呼び出しのタイミングを早めるなど改善する。無料シャトルバスは市内4ルートで19台運行。ドーム駐車場は体が不自由な人の利用に限る。
 26日からは接種時間延長や接種ブースを増やし、1日7500人規模で接種する。
 高齢者の接種は7月末、それ以外は8月末の終了を目指す。福原淳嗣市長は6月定例議会の一般質問で「現段階ではワクチン接種後もマスクの着用や手指消毒が必要との専門家の意見が多数あり、不特定多数の方が出入りする場所では引き続き感染予防対策をお願いする」と述べた。

修学旅行のキャンセル 康楽館は70校、9300人 小坂町6月議会

2021-06-17
NEW
7日間の会期で開会した小坂町6月定例議会(役場)
 小坂町の6月定例議会は17日開会、会期を23日までの7日間と決めた後、報告2件、2021年度一般会計補正予算案など議案6件を上程、地方税法の一部改正に伴い関連条例を改正する条例の制定1件を可決した。
 町政報告の中で細越満町長は、新型コロナの影響で康楽館のキャンセルが相次ぎ、5月から6月にかけて修学旅行は北海道を中心に約70校、9300人となり、今月の常打芝居を休演していることを報告した。キャンセルした学校のうち50校、4100人は秋に延期し仮予約している。7月以降の公演については、「今後の状況を判断しながら、実施の可否を検討している」と述べた。
 議案は、十和田ふるさとセンター条例の一部改正案、十和田ふるさとセンターの指定管理者の指定、一般会計補正予算案など。十和田ふるさとセンターは19年4月から休業しており、指定管理者を募集しても応募のない状況が続いていた。今回、応募したのは、「十和田湖西湖岸地域開発合同会社」(小坂町荒谷、佐藤宏美代表社員)。秋田市、鹿角市、大館市に居住する、イベント企画や林業などを専門とする4人が設立した新会社。指定期間は7月1日から24年3月末までを予定している。
 町政報告と行政報告の主な内容は次の通り。
 【観光情勢】
 4、5月のゴールデンウイーク期間中の十和田湖を中心とする宿泊者数は1896人で、コロナ禍前の一昨年の5451人から65・2%の減。外国人の宿泊者数は38人で一昨年の336人から88・7%の大幅な減少となった。
 【秋田ホーセ小坂工場の閉鎖】
 工場の社員は5月末現在で44人、このうち町内在住者は18人。緊急雇用対策本部を開き、ハローワークや県と連携しながら、再就職への支援を行っていきたい。
 【小坂七夕祭】
 七夕祭振興会で協議を重ね、8月8日に開催することにした。町内運行は実施せず、8日の夜に展示のみとする。

扇田病院 入院廃止の方針示す 厚生委 新築し、外来機能縮小 大館市6月議会常任委

2021-06-17
扇田病院の方向性について説明を受けた厚生委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は16日、4常任委員会を開き、付託議案などの審査を行った。厚生委(日景賢悟委員長)では、市立扇田病院の方向性について、入院機能を廃止して「無床診療所として医療提供する」との検討結果を当局が示した。建物が老朽化していることから新築し、外来機能は総合診療科や訪問診療などに縮小する方針。委員からは「赤字を抱えても入院機能を残すのが公立病院の使命だ」などの声が出された。
 扇田病院は104床。市立総合、扇田病院の関係者で組織する病院事業経営戦略会議が扇田病院の在り方を検討し、今年3月には「外来機能を中心に特色ある訪問診療などを担い、総合病院に橋渡し的な診療を担う」としていた。
 当局の説明によると、検討の結果、扇田病院は新築し、「無床診療所として医療提供する」との方向性を示した。患者数の減少や収支などを踏まえ、「最小限の入院機能を持つ場合でも多額の初期投資が必要で、10年後の収支を試算すると、資金不足額は約3倍に増えるなど事業収支、資金不足比率などの改善は難しい」と判断した。
 外来機能は総合診療科、日中通院できない患者に対応する夕やけ診療、訪問診療・看護、特定健診事業など。整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、人間ドックは廃止する方針。「地域のかかりつけ医療機関として、在宅医療などの充実に取り組む」としている。
 スケジュールは21年度に一般病床22床を廃止、22年6月に療養病棟42床を廃止、24年3月に包括ケア病床40床廃止、外来機能を縮小し、24年4月に無床診療所へ移行する案を示した。「入院患者は多くが高齢者で、介護と連携し行き先が困らないように調整する」と説明。22年度に基本実施設計、23年度に建設工事を行いたいとしている。
 当局によると、議会の了承が得られれば、県の地域医療構想調整会議に諮る。委員から「存続させるとした市長の力強い言葉と温度差がある」「赤字だから入院を廃止するのは公立病院としてどうなのか。住民が悲しむ」などの声が出された。当局は「病棟を残したいとさまざまなパターンを検討したが、収支状況をみると厳しく、どこかで判断する必要がある。市民への説明会を考えている」と説明した。
 扇田病院は一昨年、厚生労働省が公表した「再編・統合の議論が必要」な公立・公的病院に挙がり、福原淳嗣市長は「存続」の考えを示している。1983年築で老朽化が進み、昨年度は建築設備劣化度調査を行い、電気、空調・換気、給排水設備の7割が重度・極度の劣化で、早急の対応が必要と診断された。昨年度の患者数は入院が1日平均65人、外来が112人。

交通事故防止 「分かりやすく親しみやすく」 高齢者安全安心アドバイザー 手作り紙芝居

2021-06-17
紙芝居を使って交通ルールを伝える大森さん㊥と清野さん㊨(釈迦内公民館)
 大館署で「高齢者安全・安心アドバイザー」として活動する女性2人が、高齢者が当事者となる交通事故を未然に防ごうと、分かりやすく交通ルールを伝える紙芝居を作成した。全て手作りで、約1カ月半かけて3作を完成させた。16日、釈迦内公民館での交通安全教室で65歳以上の地域住民約110人に対してお披露目し、ユーモアあふれる内容で事故への注意を訴えた。
 同アドバイザーは、高齢者世帯を訪問して事件事故の被害防止に向けた情報提供、助言等を行う。大館署では本年度、6期目の大森美喜子さん(49)=釈迦内、1期目の清野則子さん(63)=出川=の2人が活動している。
 コロナ禍で活動が制限される中、効果的な広報啓発につなげようと紙芝居の作成を提案。材料の調達も含めて全て自ら行い、A2判の画用紙にクレヨンやマーカーで絵を描き、「横断歩道の安全な渡り方」「反射材活用」「自転車の飲酒運転禁止」をテーマにした3作を仕上げた。
 紙芝居はそれぞれ10枚ほど。高齢女性が薄暮時間帯や横断歩道のない場所で道路を横断しようとして車にひかれそうになった―などという内容。絵は大きく、さまざまな色を使って臨場感が伝わるように描いた。「高齢者に分かりやすく、親しみやすくなるよう意識した」という。
 16日は高齢者を対象にした交通安全教室「ふれあい塾」が釈迦内公民館で開かれ、大森さんと清野さんが初めて紙芝居を披露した。興味を引きつけようと方言を駆使したり、鍵盤ハーモニカで効果音をつけたりして工夫を凝らした。大館署員と協力しながら2作を読み上げ、「少し遠くても、安全な横断歩道を渡って」「歩行者が見えにくい薄暮時間帯は、車のライトを点灯させて速度を落として」「歩行者は外出時に反射材をつけるように」などと呼び掛けた。
 方言の語り口やユニークな展開に、会場からは笑い声も漏れた。鑑賞した貝森喜子(よしこ)さん(76)=松木=は「絵が大きくて危険な場面も分かりやすかった。SNS(会員制交流サイト)で広めたい」と笑顔を見せた。
 今後は特殊詐欺をテーマにした4作目も作成する予定。大森さんと清野さんは「今後も高齢者が集まる場所で活用したい。いかに興味を引きつけられるかが大事。事故が1件でも減少するよう、一人でも多くの人に地道に注意を訴えていく」と話した。

RSS(別ウィンドウで開きます) 

新型コロナ対策 交付金事業「効果あり」 大館市 検証結果を公表 事業継続や感染防止など

2021-05-31
 大館市は、2020年度に実施した新型コロナウイルス対策事業の検証結果を公表した。国の交付金を充当した新技術・新商品開発支援や事業継続応援金など27事業はいずれも「効果があった」と評価。基金や一般財源などを活用した54事業の9割超も「感染リスクを回避」「事業者の資金繰りに寄与」と効果を挙げた。
 企画調整課によると、21年度への繰り越し分を除く交付金充当事業は総額12億5515万円。このうち「非常に効果があった」は23事業で、新技術・新商品開発支援は28件854万円を補助し、「飲食店のテークアウト対応や地場産品の商品開発などコロナ禍を乗り越えようとするビジネスの創造を後押しした」と振り返った。事業継続応援金(1社あたり20万円)は2回に分けて行い、合わせて1240事業者に計2億4800万円を給付。2回目をみると減収率50%未満が半数を占め、「減収額は初回と同様に個人事業主が50万円未満に集中、法人は100万~200万円と500万円以上の範囲に多い」と分析した。
 プレミアム付き商品券事業は15万セット(1000円券13枚組)を完売し、換金実績99・8%。内訳は小売業が60・8%で最も多く、飲食業16・3%、サービス業11・4%、建設業10・9%などと続いた。
 「一定の効果があった」は木材需要拡大促進のサプライチェーン(供給網)強靱化と需要回復支援、木材製品販路回復支援、移住促進映像コンテンツ制作の4事業。市産材を利用する建築主を支援したり、事業者に奨励金を交付したりし、「消費活動が停滞する中でも木材需要を支えることができた」とした。3Dカメラを活用した仮想現実(VR)内覧会の開催も支援した。
 基金や一般財源、国・県補助金を活用した事業は総額2億160万円。市長ら特別職のボーナスカット分や、市議が返還した政務活動費などを繰り入れており、「非常に効果があった」は▽中小融資あっせん制度▽電話再診対応窓口開設▽学生応援ふるさと便▽事業継続力強化事業(新しい生活様式設備導入支援)▽特産品販売促進―など28事業、「一定の効果があった」は▽妊婦マスク支給▽暮らし再建世帯応援金▽貸し切りバス利用促進▽修学旅行キャンセル料助成▽子ども・子育て支援交付金―など24事業、「あまり効果がなかった」と「不十分だった」が各1事業だった。
 中小企業融資は「利子・保証料負担をなくすことで事業継続を後押しできた」とし、融資総額が前年度に比べ3倍超だった。新しい生活様式設備導入支援は218事業者に計4237万円を助成し、「クラスター(感染者集団)発生予防につながった。アフターコロナを見据えた事業展開を支援し、安全安心な事業所への転換を促進した」と評価した。
 暮らし再建世帯応援金は50世帯に計510万円を支給し「生活困窮世帯の応援という役割を果たした」と分析。子ども・子育て支援は「放課後児童クラブの体制を拡充し、休校期間中に出席を自粛した児童に対する使用料を減額することで適正料金にできた」とした。
 事業継続計画(BCP)策定支援は啓発につながったものの、実績ゼロだったとして「あまり効果がなかった」と評価。「あとで宿泊特産品特典事業」は「国のGOTOトラベルや県のプレミアム宿泊券で旅行需要が喚起され、旅行控えの傾向が見られず利用はなかった」ため不十分とした。検証結果は市ホームページに掲載している。

比内地鶏応援事業 「特別販売」は7日から 北秋田市の5店舗 通常の半額程度で 学校給食での活用も

2021-05-31
比内地鶏「特別販売」のチラシ
 北秋田市は、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が落ち込んでいる比内地鶏の消費を喚起しようと、「比内地鶏応援ありがとう事業」を実施する。市民向けの特別販売は6月7日から7月31日まで、市内の5店舗で通常の半額程度で販売する。
 地元産の比内地鶏ブランドの再認識を図るとともに、消費を拡大することで生産者の支援につなげていこうとするもの。特別販売は20年度にも行われ人気を集めた。本年度は、特別販売を行う「市民向け消費喚起事業」のほか、「学校給食等活用推進事業」「市内飲食店等活用支援事業」を行うことにした。
 このうち市民向けの特別販売は、JA全農北日本くみあい飼料秋田比内地鶏加工センター(北秋田市川井)が加工・販売する比内地鶏のセットを、通常価格の半額程度で販売する。取扱店舗は▽産直おおだいこ(綴子)▽ファミリーマートAコープあいかわ(川井)▽Aコープもりよし(米内沢)▽肉のまつお(松葉町)▽福原精肉店(元町)。
 購入の際には、「広報きたあきた」6月号と同時配布のチラシが必要。購入は2セットまで。販売期間は6月7日から7月31日までとしているが、販売予定数量に達した時点で終了する。問い合わせは、秋田比内地鶏加工センター(電話0186・78・4225)。
 市内飲食店等活用支援事業は、地元の比内地鶏のPRと消費拡大のため、旅館やホテル、道の駅などを含む飲食店等へメニューを提供するほか、商品の試作用の比内地鶏(正肉1羽セット、約1㌔)を特別価格で提供する。申請は6月7日から21日までの期間で受け付け。申請書類などは、市のホームページ(市内飲食店等活用支援事業)に掲載している。
 学校給食等活用推進事業では、市内全小中学校および保育所の給食等で、比内地鶏を使用したメニューを提供する。
 それぞれの事業に関する問い合わせは、市農林課農業振興係(電話0186・62・5514)。

毛馬内盆踊り中止に 2年連続 感染対策の徹底厳しく

2021-05-31
2年連続の中止が決まった毛馬内盆踊り(毛馬内こもせ通り)
 国の重要無形民俗文化財で、「風流踊」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す、鹿角市「毛馬内盆踊り」の振興会(馬渕大三会長)は28日総会を開き、今夏の開催は中止することを決めた。中止は2年連続。
 新型コロナウイルス感染拡大が続く中で、感染防止対策を徹底するのは難しい、などと判断した。馬渕会長は「2年連続の中止は残念だが、次を見据えていきたい。保存活動を継続し、後継者の育成に力を入れたい」と話している。
 毛馬内盆踊りの起源は不明だが、大の坂は京都の念仏踊りの流れをくむといわれる。甚句は南部領だった約450年前、戦いから帰った将兵たちをねぎらったのが始まりとされる。
 細長い輪になり、大太鼓と笛のはやしで踊る「大の坂」を皮切りに、無伴奏の唄のみで踊る「甚句」「毛馬内じょんから」を、ゆっくりとした手さばきで優雅に踊る。1998年に国重要無形民俗文化財に指定され、毎年8月21日から23日に行われる。
 ユネスコ無形文化遺産登録を目指す「風流踊」は国指定無形民俗文化財37件で構成される。

伊勢堂岱遺跡 勧告後初の週末 早くも「世界遺産」効果 各地から続々見学者

2021-05-30
遺跡を眺めながら歩く家族(伊勢堂岱遺跡)
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しとなったことを受け、北秋田市の伊勢堂岱遺跡には早くも見学の団体予約が増えている。初めての週末となった日は多くの人が訪れた。今後、地域観光の弾みともなりそうだ。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は北海道と青森、岩手、本県に点在する17の縄文時代の遺跡で構成。県内では伊勢堂岱遺跡と鹿角市の「大湯環状列石」が含まれている。
 ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は26日、縄文遺跡群を世界文化遺産に登録するよう勧告。7月に開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に決定する見通しとなっている。
 伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設・伊勢堂岱縄文館(中嶋俊彦館長)によると、報道された翌日の27日から予約が殺到。県内の旅行会社を中心に20件の予約が入った。29日現在、11月までの団体予約は42件となっている。
 29日は雨の降るあいにくの天気となったが、県内各地から多くの人が来場。報道翌日からの来場者は昨年同時期に比べ、1・5~3倍に膨れ上がっている。
 由利本荘市から訪れた東海林秀礼さん(63)と由美子さん(57)夫婦は「初めて来たが思ったより広く、土偶も多くて驚いた。県民として誇らしく思う。コロナの状況を見ながら遺跡を一つずつ回ってみたい」と感想を述べた。
 大潟村から家族4人で訪れた森田聖基さん(44)は「名前は知っていたが来たことはなかった。昔の人たちの生活が垣間見える素晴らしい場所。今度は鹿角の大湯環状列石にも行ってみようと思う」と話した。
 遺跡の来場者が増えていることについて、中嶋館長は「コロナの状況にもよるが、夏休みにはさらに多くの来場が見込まれる。ガイドの増員も含め、『オラホの遺跡』として地域の皆さんに来てもらい、誇りと愛着を持ってもらえるよう取り組んでいかなければ」と意気込んだ。

「ウッドショック」北鹿にも 米国で木材需要急増 在庫や価格に影響

2021-05-30
在庫確保に奔走する三浦木材(大館市上代野)
 木材の需要が世界的に増加し、価格が高騰する現象「ウッドショック」が北鹿地方にも広がっている。特に、住宅用の輸入建材は直近1年ほどで1・5倍近く値上がりし、品薄状態が続く。建築関係業者は「先が見通せない」「手持ちの在庫が不足すれば、納期遅延など影響が大きくなる」と悲鳴を上げる。 
 ウッドショックは米国を中心とする木材需要増加に端を発している。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅で過ごす時間が増え、広々とした戸建てのニーズが高まった。住宅用建材などが米国向けに集中したことで、世界的に価格が高騰。日本国内で手に入りにくくなっているという。
 「今年3月ごろから、注文しても届きにくい。材料によっては数カ月待ち」。建築資材を販売する三浦木材(大館市上代野)の三浦祥平専務は打ち明ける。住宅用の梁(はり)や外壁の下地材はほとんどが輸入品。取り扱う商社から「米国の住宅市場が好調を維持する限り、この状況が続く可能性が高い」との説明を受け、今後の在庫確保を懸念している。
 住宅以外の木造建築資材を扱う業者も「一時は3~5倍に値上がりした。早めの材料調達で、在庫はまだあるが、今後はどう仕入れるか」と不安を漏らした。
 建築現場にも影響が広がっている。大工らが加入する大館建設技能組合(岩澤三郎組合長)の事務局には品不足などで「顧客に見積もりを出せない」「工期を決められない」という声が寄せられている。
 代替品として国産材に切り替える動きも出てきた。ただ、「梁は荷重に耐える強度が必要。すぐに国産材を使えるわけではない」(三浦木材)という。
 ウッドショックが長引けば、住宅全体の価格にも反映されかねず、最終的には消費者の懐にも影響が出る。新型コロナのワクチン接種が進むなどして米国の市場動向が一変する可能性もあるが、建築関係業者は「それがいつになるのか。先が見通せない」と口をそろえた。

印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る