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病院外ので急な出産 大館で救命士ら声掛けや介助学ぶ 鹿角集約で「増える可能性」

2018-09-17
分娩介助について学ぶ受講生(大館市立総合病院)
 救急救命士ら医療従事者が自宅や車内など施設外での急な出産への対応を学ぶプログラム「BLSOプロバイダーコース」が16日、大館市立総合病院で開かれた。秋田大医学部付属病院の医師が「伊徳地域振興財団」の助成を受けて県内で初めて開催。救命士ら18人が受講し、人形を使った実技中心の講習を通して知識を身に付けた。
 BLSOは、日常的には妊産婦に接しないが、急変場面に遭遇する可能性がある医療従事者を対象とした教育プログラム。秋田大医学部付属病院産婦人科の三浦広志助教が「病院外産科救急に対応可能な救急医療従事者の育成」と題した研究テーマで同財団に応募し、100万円の助成を受けて開催が実現。北鹿地方を含む全県の救急救命士のほか、看護師らが受講した。
 コースディレクターを務めた日本医科大多摩永山病院(東京)の山岸絵美医師は、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月に大館市立総合病院へ集約されることに触れ、「この地域では搬送時間が長くなり、救急隊がお産に出くわす可能性が増えてくる」と指摘。「産科医療は特殊ではなく、一般のものと意識を変えたい。避けられない事態にどう対処するかを少しでも身に付けてほしい」と述べた。
 人形を使った実技中心の講習が行われ、「分娩(ぶんべん)介助」では、産婦への声掛けや出産までの介助法、臍帯(さいたい)切断など流れに沿って受講生が真剣な表情で体験した。受講後、救急車内での分娩を想定したトレーニングも行われ、筆記・実技試験の合格者にはNPO法人周生期医療支援機構などによる5年間の認定証が発行された。
 三浦助教は「鹿角地域の出産集約を受けて企画した訳ではないが、地域に役立つプログラムになったのではないか」と話した。3月には秋田市で開催を予定している。
 助成金は、スーパーを展開する伊徳(本社・大館市)会長の伊藤碩彦理事長と家族が所有する株式の一部を財団に無償譲渡し、その配当金を原資としたもの。伊藤理事長は「少子高齢化が進む中で、地域を元気にする事業に対して助成していきたい」と話した。

おいしいきりたんぽ 出来秋に感謝 大館で来月のまつりPR

2018-09-16
きりたんぽ作りを披露する女性たち(鳥潟会館)
 新米を使用したきりたんぽ作りが15日、大館市花岡町の県指定有形文化財・鳥潟会館で行われた。秋田名物本場大館きりたんぽ協会(石川博司会長)の会員女性5人がかすり姿で調理を披露し、本格的なきりたんぽシーズンの到来を告げた。
 10月6~8日にニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)で開かれる第46回本場大館きりたんぽまつりを宣伝しようと、同協会とまつり実行委員会(杉渕孝義委員長)が企画。4年前から続けている。
 市内で収穫された早場米「五百川」10㌔を用意。いろりを囲み、炊きたてをつぶして杉の串に巻き付け、炭火でじっくりと焼いた。スープは実行委が開発した「郷味(さとみ)」を使用。比内地鶏やネギ、セリ、ゴボウ、マイタケとともに煮込むと香ばしい匂いに包まれた。
 石川会長は「今年のコメも野菜も順調に育っている。出来秋に感謝し、おいしいきりたんぽを多くの人に味わってもらいたい」と語った。
 昨年のまつり来場者は13万3000人。今回10万人を想定しており、杉渕委員長は「発祥・鹿角、元祖・北秋田、本場大館の食べ比べを楽しめるイベントにしたい」と意気込みを示した。

川口・立花下水道 地元JVと契約、着工へ 大館市が全国に先駆け官民連携

2018-09-16
地域住民向けに開かれた工事説明会(下川沿公民館)
 大館市川口・立花地区の公共下水道整備事業で、市は地元5社の特定建設工事共同企業体(JV)と2018年度施工分の工事請負契約を締結した。試験掘りを経て11月にも本格着工する。官民連携(PPP=パブリック・プライベート・パートナーシップ)を導入する全国に先駆けた試みで、20年度から順次供用を開始したい考え。
 契約を結んだJVは、佐藤建設を代表構成員に花岡土建、佐藤吉、笹谷建設、伊藤羽州建設の5社で構成。契約額は1億65万6000円、期間は8月31日~3月18日としている。
 国が処理分区として認可した面積は99・2㌶。管路延長1万6112㍍のうち本年度施工分は1363・62㍍、対象は690世帯のうち110世帯を予定している。2期に分けて進める方針で、19年度以降の施工分は3月に複数年契約で締結する見込み。
 地下埋設物の位置を確認する試験掘りは10月に行い、下水道本管の埋設や公共升(ます)・マンホール設置などを順次手掛け、供用開始は20年4月以降の予定。今月13日に下川沿公民館で工事説明会を開き、地域住民に作業順序などを示した。
 事業者の選定をめぐっては地元5社とオリジナル設計秋田事務所(秋田市)の企業体が応募し、優先交渉権を得た。学識経験者らでつくる審査委員会(委員長、森田弘昭・日本大生産工学部教授)は100点満点中55・3点と採点。工期を短縮する提案や、国道横断箇所を難工区とした上で具体的なルート変更、施工方法の変更、懸案の渋滞緩和策が示されたこと、従来より安価な手法の採用などを評価した。
 市は1月に企業体と基本協定を締結、2月にはオリジナル設計秋田事務所と詳細設計、施工管理の各業務について委託契約を結んだ。設計は2月5日から来年3月29日の期間で7452万円、管理は2月5日から21年11月30日の期間で2376万円とした。
 市によると18年度当初の下水道普及率は53・7%。全国に比べて低い水準となっている。15年度に10年間の中期計画「アクションプラン」をまとめ、対象区域の川口・立花地区でPPP導入可能性調査を行った。未普及解消に向けた官民連携事業は全国で大館が先行し、岩手県久慈市と兵庫県加古川市が続いている。
 方式が定型化されれば別の地区にも展開したい考え。

制服や学用品 子育て家庭へ提供 鹿角市リユース事業

2018-09-16
制服等を無料で提供したリユース事業(鹿角市福祉保健センター)
 家庭で不要になった中学校・高校の制服等を、必要な家庭に無料で提供する鹿角市の「子育て応援リユース(再使用)事業」が15日、市福祉保健センターで行われ、訪れた親子連れが制服や学用品を譲り受けた。
 子育て家庭の経済的な負担軽減などを目的に、市が昨年度始めた事業。昨年度は中高生の制服、指定通学かばんを対象とし、市民から寄せられた約130点の制服等を必要とする人へ提供した。
 2年目の本年度はNPO法人子どもコンシェルジュ(駒ケ嶺裕子理事長)に事業を委託。回収・提供する学用品を追加したり、衣替えに合わせながら回収・提供日の実施回数を増やすなど事業を拡大して実施している。
 リユースの対象として追加したのは小中高校の学校指定ジャージー、柔道着、自転車通学用ヘルメット、校章・組章、ピアニカ、リコーダー。
 8月に1回目の回収を行い、約370点が寄せられたほか、その後も福祉保健センターの窓口に約80点が寄せられた。今回はこれら約450点を提供用として用意。来春に進級や進学を予定している児童生徒とその父母らが会場を訪れ、試着をするなどしてお目当ての学用品を譲り受けた。
 十和田大湯の会社員男性(54)は、来春中学校に入学する小学6年の長男のため制服を譲り受け「収入があまり多くないので助かります。この取り組みは続けてほしいですね」と話していた。
 本年度2回目の回収日は来年1月26日、2回目の提供日は同2月17日、3回目の提供日は3月17日に予定している。

出産大館集約 鹿角市が大館市に謝意 受入体制整い、連携求める

2018-09-15
福原市長㊧に謝意を伝える阿部副市長㊨(大館市役所)
 鹿角市のかづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日に大館市立総合病院へ集約されることを受け、鹿角市の阿部一弘副市長が14日、大館市の福原淳嗣市長を訪れ、受け入れ対応への謝意を伝えた。総合病院では分娩(ぶんべん)室や診察室の増設、医師、助産師を増員して対応し、阿部副市長は「地域の医療を守っていくために連携をお願いしたい」と述べた。
 医師不足などを背景に、厚生、総合病院に医師を派遣している大学側の申し合わせで、出産取り扱い機能を総合病院に集約する方向性が示された。総合病院は昨年2月から鹿角地域の里帰り出産にも対応している。
 阿部副市長は、受け入れ準備が整ったことに対して謝意を伝え、「集約の方針が大学側の意向のみで決められたことは大変残念。市民から距離や冬期間の交通事情への不安の声が上っており、不安感の軽減を図っていく」とした。
 大館市の福原淳嗣市長は「情報共有や連携が必要になる」と強調。総合病院の吉原秀一院長は「産婦人科医をはじめ多くのスタッフがチームで出産に対応する体制が整っており、距離を乗り越えていきたい」と述べた。
 年間分娩件数は総合病院が約500件、厚生病院が約200件(鹿角市民約160件、小坂町民約40件)。総合病院では県の事業で分娩室1室、診察室2室を増設し、工事はほぼ終了。産婦人科の常勤医は1人増え、5人体制となる。助産師は1人増員した。
 厚生病院では総合病院、秋田大、岩手医科大から非常勤医の派遣を受け、週4日体制で妊婦検診や婦人科診療・検診を実施。鹿角市は妊婦に対し交通費や宿泊費の助成、子育て世代包括支援窓口を開設し、負担軽減を目指す。
 集約開始は10月1日だが、出産予定日が9月15日以降から総合病院で対応する。鹿角市によると、3~4人が9月中に総合病院で出産予定となっている。
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歴史のつながり再確認 常陸大宮から城南小に児童12人 2泊3日で体験交流

2018-08-02
大館の歴史について説明する城南小の児童たち(城南小)
 大館市と友好都市協定を結んでいる茨城県常陸大宮市との教育交流事業として1日、同市大宮小学校の児童ら16人が大館市城南小学校(小林久美子校長)を訪れた。3日まで2泊3日の日程で市内に滞在し、きりたんぽ作り体験などを通じて交流する。
 同校を訪れたのは大宮小学校の5年生12人と教諭ら4人。両市の交流は、20年前に城南小児童が夏休みの自由研究で地名の「部垂(へだれ)町」を取り上げたことがきっかけ。常陸大宮市は慶長7(1602)年の国替えで、大館城代となった小場氏のかつての居城があった地。大館城周辺には城南小学区の「部垂」や「赤館」など、故郷の地名をそのまま命名したとされる場所がある。大宮小は部垂城跡の一部に建っており、歴史的に深い縁がある。2015年10月には両市間で友好都市協定が締結された。
 昨年、一昨年と城南小の児童らが常陸大宮市を訪問していたが、今回は大館市が受け入れた。城南小で開かれた歓迎会で、大宮小の鹿島優校長は「大館は初めて来たが、自然の豊かさや言葉など常陸大宮と似ている部分が多いと感じた。どこか懐かしさを感じたのは歴史的に深いつながりがあるからだと思う」とあいさつ。同校児童を代表して平塚美咲さんが「歴史的に深いつながりのある両市が交流することにロマンを感じる。交流活動で学んだことを地元に帰って伝えたい」と話した。
 両校児童の自己紹介の後、城南小の6年生14人が同校で取り組む大館の歴史・文化に関するふるさとCM制作を紹介し、常陸大宮をテーマにした過去のCMなどを上映。大宮小児童も地元の特産品や名所を紹介し、互いの市の魅力について理解を深めた。
 児童らは2日、同市曲田の陽気な母さんの店できりたんぽ作りを体験したり、長走風穴館の見学、秋田犬との触れ合い体験などを実施する予定。
 

世界遺産へ「仲間」と研修 北秋田・伊勢堂岱遺跡Jrガイド 御所野遺跡(岩手)で交流

2018-08-02
御所野遺跡で行われた伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドの研修(中嶋俊彦伊勢堂岱縄文館長提供)
 北秋田市の伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドは31日、夏休み期間中に行うガイド活動に向けた研修で、岩手県一戸町の御所野遺跡を訪れた。地元の児童でつくる御所野愛護少年団の案内で遺跡などを見学、世界文化遺産への登録を目指している縄文文化への理解を深めた。
 御所野遺跡は、伊勢堂岱遺跡とともに世界文化遺産の国内推薦候補に選定された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成。地元の一戸南小学校の児童でつくる御所野愛護少年団が遺跡のガイドを行っている。
 研修には26人のガイドが参加。少年団との交流会では、鷹巣東小6年の田村緋咲さんがジュニアボランティアガイドの活動内容などを紹介したほか、鷹巣中1年の梶原楓華さんが「ジュニアガイドから学んだこと」と題して発表した。
 終了後は少年団の案内で遺跡を見学。同じ年代の子どもたちの活動に「お客さまへの心配りがあり、分かりやすくガイドしていた」と感心した様子。「世界遺産登録という同じ目的に向かって頑張っている仲間と交流できてよかった」などと話していた。
 ジュニアボランティアガイドによる伊勢堂岱遺跡の案内は4日から19日まで行われる。
 

「ものづくり力向上」に新たな支援 大館市が創設 職短セミナー受講に補助

2018-08-01
在職者向けの能力開発セミナー(秋田職業能力開発短大)
 企業の人手不足が深刻化する中、大館市が今春創設した「ものづくり力向上支援事業」に関心が高まっている。秋田職業能力開発短大の在職者向け能力開発セミナーにかかる受講費用を補助するもので、すでに3事業所が利用。このほか8月下旬のセミナーに数社が申し込み、要望に応じて訓練内容を組み立てる「オーダーメードセミナー」の問い合わせもあり、市は生産性向上へ広く利用を呼び掛けている。
 能力開発セミナーは短大の設備を生かし、専門技能・技術の向上を目的とした短期研修。生産工程の改善・改良や新たな技術への対応など企業が抱える課題解決を支援するため、ものづくり分野を中心に設計・開発、加工・組み立て、施工、設備保全など約40コース(受講料6500円~2万4000円)を設定している。作業の段取りや指示のポイントを学ぶ現場監督者育成などもある。
 2017年度は市内外の事業所から225人が受講し、前年に比べ52人増。このうち市内は延べ11社44人が受講した。市はこうした短大の取り組みに着目し、人口減少で労働力確保が難しい中、働く人たちの能力開発を支援することで生産性を高めようと制度化。18年度当初予算に50万円を計上した。
 1事業所あたりの補助対象は経費の2分の1以内(上限5万円)。申請回数の制限がなく、5万円に達するまで活用できる。商工課によると、5月に金属品製造業の従業員3人、7月に木材・木製品製造業の2人と建設業の4人が受講した。短大が計画したセミナーのほか、事業者の要望に応じて訓練内容や日時を個別に相談しながら実施するオーダーメードの問い合わせも複数寄せられているという。
 セミナーのコースや日程は短大ホームページ(http://www3.jeed.or.jp/akita/college/index.html)に掲載。商工課の担当者は「業務に必要な技術や知識を習得し、スキルアップにつなげてほしい」と話している。問い合わせは同課企業集積係(電話0186・43・7071)。
 

検診受診率の最下位脱却目指す 北秋田市議会市民福祉委 診療所着服で陳謝も

2018-08-01
米内沢診療所の着服問題が報告された常任委(北秋田市役所)
 北秋田市議会市民福祉常任委員会(佐藤文信委員長)は31日、市役所で開き、市民の健康増進を目的とする「データヘルス計画」(2018~20年度)について市当局の説明を受けた。県内25市町村の中で最下位(16年度実績)という子宮がん検診の受診率引き上げなどを目指す。
 従来の「けんこう北秋田21計画」を土台に、データを活用して科学的に各種健康増進事業の実効性を高めようと市が策定した計画。疾病別の医療費統計をはじめ特定健診結果、実施事業の成果目標などが盛り込まれている。
 市民の死因1位になっているがんに対し、胃や肺など5種類の検診が行われている。中でも受診率(16年度実績)が低い乳がん検診(5・3%)、子宮がん検診(8・8%)はいずれも県内最下位という。2年後の目標を各20%とした。
 委員は受診率や目標の低さを指摘した。健康福祉部によると、受診率が低い背景には「産婦人科開業医の閉院で医師が確保できなかった」「技師も足りない」などと説明した。改善策として18年度から、大館市や能代市内の開業医でも受診できるように態勢を整えた。
 他にも「より具体的な施策が必要ではないか」「医療の専門用語が分かりにくい」などの指摘があった。今後、計画の見直し時期に指摘を反映させるという。
 冒頭、健康福祉部の齊藤修部長が発言を求め、市立米内沢診療所の着服問題について経緯や再発防止策をあらためて説明。診療所を所管する市民福祉委に対し「大変ご迷惑をかけ心からおわびします」と陳謝した。
 

都市計画マスタープラン 13年ぶりに見直しへ 鹿角市

2018-08-01
 鹿角市は、都市計画の基本方針を定めた都市計画マスタープランの見直し作業に着手する。社会情勢の大きな変化に対応するため本年度から2カ年で策定するもので、見直しは13年ぶり。今月、庁内会議と市民懇談会を設置する。市民アンケートや地区別説明会を予定している。
 マスタープランは、都市計画区域の整備、開発、保全について方針を明らかにし、市の都市計画分野では最上位計画に位置付けられている。都市の将来像を示し、実現のための「まちづくり方針」を盛り込む。
現 行の計画は2006年に策定。20年後の市の将来像を描く―として、土地利用の方針をはじめ交通道路網、交通施設、公共施設について整備方針を盛り込んだ。自然と地域資源を生かす方針も示している。策定に当たっては、庁内組織の策定委員会のほか、市民による地区別懇談会を設置し、「市民と行政との共動で作り上げる」ことを基本に据えた。
 策定から10年以上が経過し、地域の現況、社会経済状況が大きく変化。策定後に発生した諸課題への対応が求められている。特に、大きな課題となっている少子高齢化、人口減少に対応した都市構造への転換が重要となっている。
 見直し作業を進めるため、庁内組織として、建設部長を会長とし関係課長で構成するマスタープラン見直し会議を設置。市民から意見や提言を受ける市民懇談会を新たに設ける。市民懇談会は公募委員、地域づくり協議会などの推薦を受けた委員10人程度で構成する予定。
 本年度は、8月に庁内の見直し会議、市民懇談会を設置。市民から広く意見を募るアンケートを行う。来年度は地区別の説明会を予定している。最終的には都市計画審議会に計画を諮問、答申を受ける。
 市は市民懇談会の委員を公募している。公募委員は5人程度を予定。申込書に必要事項を記入し、市役所都市整備課に提出する。締め切りは13日。
 
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鹿角の精神医療考える 「常勤体制」に期待相次ぐ デイケア、訪問診療も実施へ

2018-07-22
12年ぶりの常勤精神科医の着任を機会に開かれた鹿角の精神医療を考える集い(コモッセ)
 鹿角地域の精神医療をテーマに考える集いが21日、鹿角市のコモッセで開かれた。精神科の常勤医師2人が12年ぶりに着任したかづの厚生病院は、来月6日から精神科のデイケアを実施し、訪問診療も行っていく計画を明らかにした。参加者からは「常勤体制」に期待の声が相次いだ。
鹿角の医療と福祉を考える市民町民の会(西文雄会長)が、常勤医が着任したのを受け、精神医療の課題や解決の方向性を探ろうと開催した。約50人が参加。
 かづの厚生病院・常勤精神科医の櫻庭泰さん(大館市出身)と大野正人さん(京都市出身)、原田一彦事務長、鹿角市いきいき健康課の成田靖浩さん、小坂町社協の柏山茂紀さん、西会長の6人がそれぞれの立場から報告、提言を行った。市社協は文書で報告した。
 岐阜県精神保健センターに勤務していた櫻庭医師は「医療以外にも、精神福祉の面でできることがある。行政などと連携しながら、自分の知識を生かしていきたい」と述べた。大阪赤十字病院に勤務していた大野医師は、行政や福祉との連携について「鹿角地域は患者について、行政や福祉の垣根を越えて話し合える環境にあると感じている。多職種の連携は大事で、この面でも仕事をしていきたい」と発言した。
 原田事務長は、4月から2人の常勤体制ができ、午後には新患も受け付けていることなどを報告。「8月6日から精神科のデイケアを始める。訪問診療も来月から徐々に行いたい。昨年度と比較すると、地域の皆さんに貢献できていると思う」と話した。
 市いきいき健康課の成田さんは、従来の非常勤医体制では新患の受診が難しく、大館市への通院となるため、受診を患者が渋るケースや通院が続かないことがあった、と指摘。「常勤によって相談がしやすくなり、通院しやすくなった」と期待を込めた。
 西会長は「市外の病院に行っている患者に声を掛け、戻れるように手を差し伸べてほしい。デイケアと訪問診療には大いに期待している」と述べた。訪問診療の運用について具体的な質問が出るなど、期待が高いところを示した。

ロボットプログラミング技術 小中学生が3部門で競う WRO県北予選

2018-07-22
プログラミングしたロボットを走行させる参加者(秋田職業能力開発短期大学校)
 ロボットのプログラミング技術を競う「WRO JAPAN2018県北地区予選会」が21日、大館市の秋田職業能力開発短期大学校で行われた。3部門に市内の小中学生17人が出場し、指定されたコース・フィールド上で熱戦を繰り広げた。
 おおだてロボット人材育成コンソーシアム(中田直文会長)の主催。児童生徒の創造力や課題解決能力を醸成することなどが狙い。競技に関心を持ってもらい、参加者の門戸を広げるため、6月から今月にかけて全3回のロボット教室を開いた。
 プログラミングしたロボットに各部門のコース・フィールドを走行させ、指定箇所の通過、物の運搬などの課題を達成するごとに加点される競技。それぞれ2回まで走行し、高い方の得点が結果に採用される。
 初級・中級者向けの「A1」に小中学生8人が出場したほか、WRO公式競技で全国大会につながる「ミドル」には小中学生5人、同じく「エキスパート」には中学生2組4人が挑んだ。
 試行を重ねながら設定を調整し、慎重にコースを走らせた。競技後には周囲から大きな拍手が送られていた。
 全国大会出場者は「ミドル」「エキスパート」両部門の上位から、主催者側が選考する。

休耕の棚田草刈り かみこあにプロジェクト 八木沢で清掃作業

2018-07-22
イベントが行われる舞台が設置される棚田の除草作業(八木沢)
 上小阿仁村で8月11日から始まる現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」のメイン会場となる八木沢集落で21日、清掃ワークショップが行われ、実行委やボランティアなど約50人が棚田の草刈りや地区公民館の掃除に汗を流した。
 今年のプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小、集住型宿泊交流拠点施設(コアニティー)を会場に9月30日まで開催。作品展示や作家による滞在制作、伝統芸能イベントなどが行われる予定。
 メイン会場の八木沢集落にある棚田にはイベントを行う舞台が設置される。舞台周辺は休耕状態となっている田んぼが多く、雑草が伸び放題という状況で、参加者たちは草刈り機を使って手際よく作業を進めていた。
 公民館では、窓ガラスを磨く作業やプロジェクトの一環でアサガオを植える花壇の整備などが行われた。

まちづくり方針など協議 大館市都市再興協議会 都計プランや立地適正化

2018-07-21
大館市の都市再興協議会(市役所)
 大館市の都市再興協議会(会長・北原啓司弘前大学大学院教授)は20日、市役所で第3回を開き、見直しを進めている都市計画マスタープランでは「地域別のまちづくり方針」について、策定中の立地適正化計画では「都市機能誘導区域」と「居住誘導区域」の設定方法や考え方についてそれぞれ、事務局から説明を受けた。年内にあと2回の協議会を開き、本年度中に完成させる。
 市は2017年度から、都市計画マスタープランの見直しを図るとともに、立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の策定に着手。これらを総称して「都市再興基本計画」と呼んでいる。地域公共交通網形成計画は、今年3月までに完成した。
 これまでの作業で、都市計画マスタープランは「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用・そこからつながる多世代が快適な暮らしづくり」という基本理念のもとで、「もっと地域の力を活用する」などの全体構想をまとめた。
 また、立地適正化計画では、課題に「まちなかのエリア価値や活力の低下」などを挙げるとともに、「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用」を基本目標に設定。「まちの賑わいと交流を促進する拠点づくり」「多世代が活躍できる機会づくり」「安心して住み続けられる環境づくり」を目指すとしている。
 この日の協議会では、都市計画マスタープランについては、大館東、大館西、大館南、大館北、比内、田代の各地域ごとに、地域別構想(地域別のまちづくり方針)を取りまとめたことを報告。「夢 チャレンジおおだて」(大館東)、「農工基盤に若者が集まり、笑顔が生まれる地域」(大館西)、「自然の恵みとともに、多世代が輝く住みよい地域づくり」(田代)などを挙げたほか、進めていく主な取り組みも説明した。
 立地適正化計画については、「都市機能」と「居住」の各誘導区域の設定方針や設定の考え方を説明。都市機能誘導区域は「拠点性を高めるため、まちの財産を活用した必要な機能集積を図る区域」、居住誘導区域は「将来にわたり居住の核となる区域」。JR大館駅周辺地区と大町城下町地区の2カ所にそれぞれ、設定する考えが示された。
 委員からは、マスタープランの地域別構想については「西日本の大雨災害を受けて、防災面も考えるべきではないか」、立地適正化計画の誘導区域については「現状のまちの姿とかけ離れているのではないか」などの意見があり、事務局で検討することにした。

鹿角市花輪一中 改造工事が本格化 二中との統合で 生徒ら校内で引っ越し

2018-07-21
引っ越し作業で机などを持ち運ぶ生徒(花輪一中)
 鹿角市は、花輪第一中学校(石井和光校長、267人)の大規模改造工事に着手した。花輪一中と花輪二中の統合校「花輪中学校」の校舎として整備するもの。工事が本格的に始まる夏休みを前に1学期最後の日となった20日午後は、生徒と職員が既存校舎への感謝と改造後の新校舎への期待を胸に、校内で東側棟から西側棟への引っ越し作業に汗を流した。
 花輪一、花輪二中の統合時期は2020年4月。統合後の校名は花輪中、校歌と校章は旧花輪中から引き継いで使用してきた花輪一中のものを使用する。
 校舎は、花輪一中の現校舎・体育館を改修して使用するが、竣工(しゅんこう)した1984(昭和59)年から34年が経過し、老朽化が進んでいるため大規模な改造を行う。
 校舎棟は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積6330平方㍍。屋根の防水や外壁、サッシ、内外装、トイレ、外構の改修、エレベーター更新(バリアフリー化)、下水道接続、給排水管更新、FF暖房機設置、照明LED化、受変電設備移設、駐車場側側溝改修、樹木伐採などを行う。
 体育館棟は鉄骨造2階建て、延べ床面積1967平方㍍。屋根防水や外壁、内外装の改修、折りたたみ式バスケットボール台の耐震対策改修、排水管洗浄、照明LED化などを施す。
 実質的には夏休みに入った21日から本格着工する。工期は校舎棟が来年10月31日まで、体育館棟が同3月31日まで。
 校舎棟は本年度がグラウンド側、来年度が正面玄関側で工事を行う予定。本年度は東側棟から着工するため、事前に備品などを西側棟に移動させる引っ越し作業を13日と20日の2日間行った。
 20日は全校生徒と職員が机、いす、棚、本などを協力し合って持ち運んでいた。3年の海沼秀さんは「二中と統合して新しい学校になるが、一中の伝統を引き継いでほしい。この学校が改修できれいになり、長く続いてもらいたい」と話した。
 市教委によると、授業や部活動に支障がある工事は長期休暇中に行い、通常の登校日には授業や部活動に支障のない工事を実施する方針。
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