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コミュニティーFM 「ラジオおおだて」開局 県内7局目 地域に根ざした放送局に

2021-01-18
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開局を記念して行われた特別放送の様子(大館市提供)
 県内7局目となるコミュニティーFM「ラジオおおだて」が17日、大館市に開局した。コミュニティーFMは放送対象地域を限定したラジオ局で全国に約330局あり、北鹿地方では鹿角きりたんぽFMに続いて2局目となる。周波数は81・4メガヘルツ。初日は特別番組を放送し、福原淳嗣市長らゲストや、18日から日替わりで進行役のパーソナリティーを務める市民が出演。地域に根差した放送局を目指し、第一歩を踏み出した。
 コミュニティー放送局は、市区町村の一部の地域で、地域に密着した情報を提供するためのFMラジオ放送局。きめ細やかな地域情報の提供、福祉活動への利用、防災情報伝達等に役立つと期待されている。
 「ラジオおおだて」の主な放送内容は、同市の天気やイベント、交通と防災など生活情報を中心にし、メイン番組のパーソナリティーは市民に限定。市も新たな情報発信の手段として週3回、1日5分程度の枠内で、イベントや講座の開催情報、市税の納期に関するお知らせや助成制度などさまざまな情報を発信する。
 収録や放送は、大館放送(小山明子代表・局長)が同市釈迦内の大館ゴルフセンター敷地内に設置したスタジオで行う。メイン番組は月~金曜の朝(午前10時~)と夕方(午後5時~)の2本。パーソナリティーは、市民12人と北陽中学校の生徒12人が日替わりで務める。
 17日は開局を記念して特別番組を放送。同市在住のフリーアナウンサーで、毎週火曜日の番組パーソナリティーを担当する真田かずみさんが番組を進行し、福原市長や月~金曜日の担当者らがゲストで出演した。
 福原市長は「行政としては、市民へリアルタイムで適切に情報を出していくことができる」と話し、「イベントに新しい切り口を加えることや、今まで知らなかった情報を届けて、市民が楽しく、心が豊かになる暮らしにつながるようになれば」と、地域活性化の情報源としての役割に期待を寄せた。
 パーソナリティーを代表して真田さんは「大館の豊かさを発信し、暮らしの輝きを未来へつなぐ新たなチャレンジ。市民のみなさんで一緒に作り上げ、育てていきましょう」と呼び掛けた。
 北鹿新聞では18日から、当日の番組表を掲載していく予定。

秋田犬会館観覧者 コロナ禍で半減 収束見据えSNSで発信強化 「犬の日常」注目集める

2021-01-18
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看板犬として人気を集める秋田犬のスバル㊨。来館者やSNSの反応も上々だ(秋田犬会館)
 秋田犬保存会(本部・大館市、遠藤敬会長)は、2020年の秋田犬会館(三ノ丸)の観覧者数をまとめた。1年間で6731人にとどまり、19年の1万3010人から半減した。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が減ったことが影響した。一方で、アフターコロナを見据えて会員制交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れており、秋田犬の日常を撮影した動画は話題を集めている。事務局は「収束後に来館者を呼び込めるよう、認知度を高めていけたら」としている。
 同会館は保存会創立50周年を記念して、1978年に会員からの寄付を財源に建設された。1階に事務室、2階に会議室、3階に博物室があり、保存会が管理運営する。博物室は犬種団体としては国内唯一で、国指定天然記念物・秋田犬の歴史や生態などが詳しく学べる。
 毎年集計している博物室の観覧者数は▽13年=4741人▽14年=5608人▽15年=6228人▽16年=6706人▽17年=1万155人▽18年=1万9691人―と、近年急増。18年は平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)への子犬贈呈が話題となり過去最多に。19年はブームが落ち着き、市観光交流施設「秋田犬の里」のオープンで観光客を分け合う形となったものの、1万人台を保って好調に推移した。
 事務局によると、20年は新型コロナ感染拡大による観光客減少の影響を大きく受け、4~5月に約2カ月間臨時休館したこともあって前年から半減する結果に。政府の観光支援策「Go To トラベル」が7月に始まり、8~11月は月別で800~900人台まで回復したが、個人客が多く前年には及ばなかった。
 担当者は「近年団体・ツアー客は一度に30~40人を受け入れることもあったが、今年は多くて5~10人。外国人の姿もほとんど見かけなくなった」と話す。小学生の校外学習も密集を避けるため、同会館より広い「秋田犬の里」を勧めるようにしていたという。
 一方でSNSでの情報発信を強化するなど、アフターコロナを見据えた取り組みも始めている。「秋田犬を見たい」という需要に対応するため、館内にいる秋田犬の日常生活を短文投稿サイト・ツイッターで積極的に配信。その愛らしさが注目を集めているほか、受付係もこなす看板犬のスバル(雄、1歳11カ月)が話題となり、テレビ出演の機会も増えている。ファンからは「会いたい」「大館に行きたい」といった反応が見られ、好評を博している。
 事務局は「需要に応えるため、発信回数を増やしてきた。コロナが落ち着いたら観光客を呼び込めるように、認知度向上につなげていけたら」としている。

勝平得之の作品か 鹿角市歴史資料館 所蔵の大湯木彫り人形 技術高く「可能性大」

2021-01-18
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大湯木彫り人形の歴史などを説明する藤井館長(歴史民俗資料館)
 鹿角市歴史民俗資料館の企画展「大湯木彫り人形」の説明会が17日、同館で開かれた。藤井安正館長は、市が所蔵する人形4点のうち1点について「技術的に高い」とし、版画家として有名な勝平得之(1904~71年)が制作した可能性が大きいと指摘した。
 大湯木彫り人形は1928(昭和3)年から約10年間、大湯温泉を訪れる観光客のお土産として制作された。地元の若者たちが農業の副業として取り組み、全国的に広がりを見せていた「農民美術運動」の一環とされている。当時の暮らしを題材にした、素朴な木彫りが特徴。企画展では人形32点と解説パネルを展示している。
 説明会は午前、午後の2回開かれた。市は、寄贈を受けた4点の大湯木彫り人形を所蔵している。このうち1点は「勝平」というサインがあり、本県出身で版画家として著名な勝平得之の作品では、と関心を集めている。当時大湯では技術を学ぶため講習会を開いたが、勝平が参加した記録が残っている。
 勝平が制作したとみられる人形は「雪の童女」を題材にしている。他の人形に比べ、ノミの使い方などが技術的に高く、藤井館長は「まゆや目の線が柔らかい。帽子のひもにもこだわっており、他の人形とは異なる。勝平得之の可能性が大きい」と指摘。ただ、「勝平」のサインは専門家にみてもらったところ、本物ではなかったという。当時の関係者が何かの過程で記したとみている。
 企画展は31日まで。問い合わせは同館(電話0186・22・7288)。

手入れ行き届かない私有林集約 森林の経営管理進む 大館市「全国のトップランナー」 3区域で意向調査

2021-01-17
 手入れが行き届いていない私有林を市町村が集約して管理する「森林経営管理制度」の事業が大館市で進んでいる。2019年度以降、花岡、平滝・大川目、赤川の3区域で森林所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」とした33件、約68haに経営管理権を設定した。このうち経営に適した森林は、民間事業者に再委託する手続きを進めている。市は「全国でトップランナーといえる進ちょくで、市内の対象私有林を20分割し計画的に取り組む」と話す。
 2019年4月施行の森林経営管理法に基づく制度。所有者が適切な管理を行う責務を明確化し、管理が難しい場合、市町村が伐採・木材販売・造林を行う権利を預かり、意欲のある林業経営者に貸し出す。採算が厳しく林業に適さない私有林は、森林環境譲与税を財源に市町村が間伐や植林を行う。
 制度の対象となるのは、市内の約1万2000haの私有林の人工林。対象の私有林を20分割し、意向調査を実施しながら、20年を1周期として事業を進める方針。
 初年度の19年度は、花岡と平滝・大川目区域の一部で対象森林の所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」と回答した所有者と順次、「経営管理集積計画」を策定し、公告を経て「経営管理権」が設定された。経営管理権の設定は19年度31件、20年度2件の計68・56haなった。
 市農政課はこの約68haについて、林業経営に適した森林の経営管理を民間事業者に再委託する手続きを進めている。県に登録している林業経営者と制度運用に向けた意見交換会も行った。
 本年度は赤川区域の397haと、19年度に実施しなかった花岡区域の168ha、平滝・大川目区域の12haの森林所有者に意向調査を実施した。718人に調査票を送付し、回答数は6割超。回答者のうち、花岡と赤川で6割、平滝・大川目で7割を超える人が「市に委ねる」と回答した。
 また、本年度は地積調査未実施の山館・中山区域も対象とし、境界明確化作業を行っている。準備ができ次第、意向調査を行う。同課は「市内で地積調査未実施の区域も出てくるため、山館・中山をテストケースとし、今後に生かしたい」としている。
 意向調査で回答者の6~7割が「市に委ねる」とする傾向が見えてきているといい、同課の担当者は「経営管理権の設定件数は全国でも多い方。民間事業者への再委託を進めていきたい」と話している

杉板ドミノ倒しに拍手 親子連れがラート体験 木育キャラバン&スポーツ 大館できょうまで

2021-01-17
 移動型おもちゃ美術館とスポーツに親しむ「木育キャラバンinおおだて2020&スポーツ体験会」が16日、大館市のタクミアリーナで始まった。会場にはボッチャやラートの体験コーナーや約160種類の木のおもちゃが並び、親子連れらがぬくもりあふれる空間でさまざまな体験を楽しんだ。市生涯学習課とスポーツ振興課の共催事業で、17日まで。
 木育キャラバンは、東京おもちゃ美術館から借りた木のおもちゃを会場に並べた。杉やブナなど六角形の木板約200枚によるドミノ倒しでは、カタカタと音を立てながら倒れる様子を参加者が見守り、拍手が起きた。積み木を積み上げたり、ままごとセットで料理を作ったりし、親子に笑顔が広がった。
 2本の鉄製の輪を平行につないだ器具を操るラート競技の体験は、秋田ノーザンハピネッツ社に所属し、世界選手権で史上最多の3度優勝を果たした髙橋靖彦選手が参加。デモンストレーションで会場を沸かせた。親子で輪を動かす体験をした嶋田千草さん(35)と壮馬さん(城南小1年)=同市東台=は「思ったより高さがありドキドキしたが、楽しかった」と話した。
 ボッチャ体験は、東京パラリンピックで使用されるものと同様のコートで競技の魅力を体感した。
 市は東京パラリンピックでタイボッチャチームのホストタウンとなっている。本年度は新型コロナウイルスの影響で競技の体験イベントを開催できなかったことから、木育キャラバンと組み合わせて遊びの場を設けた。マスク着用や検温など感染予防対策を講じて開催した。
 最終日は午前10時から午後3時まで。ラートに代わり、フライングディスクの体験ができる。正午~午後1時はおもちゃ消毒のため休場する。

参加者が見守ったドミノ倒し(タクミアリーナ)
髙橋さんの指導でラートを体験する親子
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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ハンターの銃声響く 北鹿地方 カモ、クマ猟など解禁

2020-11-02
解禁初日に銃を構えるハンターたち(大館市下川原)
 県内で1日、カモ類やツキノワグマなどの狩猟が解禁された。北鹿地方でもハンターたちが早朝からそれぞれの猟場に繰り出し、獲物を探しながら銃声を響かせた。
 県はクマの目撃情報や人身被害が相次ぐ中、被害防止や人里への出没抑制を狙いに、2017年からツキノワグマの狩猟を解禁。19年からは11月15日だった解禁日を、イノシシ、ニホンジカと共に2週間前倒しし、カモ類11種と同じ1日に設定した。今年も2年連続で同日解禁とした。
 大館市猟友会でも初日から多くの会員が狩猟を行った。このうち大館南支部(虻川信一支部長)の会員8人は、午前5時30分に同市下川原の猟場に集合。同所や比内前田、大子内の沼周辺3カ所を回り、カモを狙った。追い出す係、猟銃で撃つ係など役割分担し、獲物が上空に飛び立つタイミングに合わせて銃を放った。
 午前8時までに15羽を仕留めた。北秋田地方連合猟友会会長も務める虻川支部長は「カモの飛来数が少ないのか、成果は例年に比べて少ない」と語った。今後に向けて「イノシシは多くの出没情報があり、十数頭を見たという声もある。クマの生息数が増えているのも間違いない。人里から山に押し戻すという意味では、会員の果たす役割は大きい。出没情報を基に追い込みたい」と話した。
 狩猟期間は、カモ類が来年1月31日、ツキノワグマが2月15日まで。生息範囲の拡大で被害発生が懸念されるイノシシ、ニホンジカもこれまでは2月15日までだったが、今年は1カ月延長されて3月15日までとなっている。

コロナと観光の両立へ 広域連携の在り方探る 大館でフォーラム 県内外関係者200人

2020-11-01
パネル討論などが行われたフォーラム(ほくしか鹿鳴ホール)
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を目指す「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれた。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加。講演やパネル討論を通して誘客に向けた広域連携の在り方を探った。
 国の観光支援事業「Go To トラベル」のルールづくりに携わった髙松正人さん(観光レジリエンス研究所代表)が沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から中継講演し、事業に登録した施設の9割前後が感染対策を徹底していると紹介。今後収束してもウイルスと共存する「ウィズコロナ」時代の到来を挙げ、観光復興のポイントとして「今来られる人、来てくれやすい人にターゲットを絞り、安売りせず『安心感』を売ること。潜在需要の顕在化に安心感は不可欠だ」と説いた。
 続いて「大館の観光を世界に発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長(秋田市出身)と作家出版プロデューサーの岩中祥史さん、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が講演。銭谷館長は江戸~明治時代に日本海などで交易を担った「北前船」と米代川の関わりに触れ、「単に海沿いの港と関西を結ぶだけでなく内陸とも深く関わった。大館はモノの集積地で、歴史や文化を含め多様性に富んだ街だからこそ周辺と一体になった観光が重要だ」と語った。
 パネル討論のテーマは「秋田の広域観光を考える」。柳谷瑞恵函館市観光部長、市川雄次にかほ市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の4人が登壇し、福原淳嗣大館市長がコーディネーターを務めた。
 地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」を3年前から展開しており、柳谷部長は相互交流の効果が表れていることを紹介。福原市長が「北海道南と北東北の新しい経済構造をつくりたい」と語ると、門脇市長も「物産販売で交流を図りたい」と応じた。さらに田沢湖に飛行艇が離着陸できる「水上飛行場」構想を掲げると、総括として登壇していた佐竹敬久知事が「可能性調査の準備をしている。十和田湖も可能性があるかもしれない」と明かす一幕があった。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、大館市と秋田犬ツーリズムでつくる実行委員会(委員長・福原市長)主催。市がコロナ禍の観光について考える機会をつくりたいと観光庁に相談し、実現した。東京都渋谷区や青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所などが後援した。

平元小145年の校史に幕 鹿角 閉校記念式典 来春統合「柴平小」に

2020-11-01
閉校式典で呼び掛けと歌を発表する児童たち(平元小)
 鹿角市平元小学校(津幡治久校長、児童77人)の閉校記念式典が31日、同校で行われた。来春、花輪北小と統合し「柴平小」としてスタートする。保護者など約80人が出席、145年の校史を振り返りながら、新たな出発を誓った。
 1875(明治8)年4月、小枝指隆昌寺の一部を借りて設立。1907(同40)年現在地に移転した。79(昭和54)年新校舎が完成し、現在に至っている。地域との連携が特徴で、「地域による学校支援活動」が文部科学省大臣表彰を受賞。学問とともにスポーツ活動も活発で、今年は野球スポ少が全県大会に出場し、最後の年に花を添えた。
 式典は全校児童と保護者、来賓が出席。閉校記念事業実行委員会委員長でPTAの児玉宏彰会長が「地域と学校が一体となって、伝統を築いてきた。閉校は寂しいが、発展的再編。来春の柴平小でより一層活躍してほしい」と児童を激励。津幡校長、来賓の児玉一市長があいさつした。同校の卒業生という児玉市長は「私の原点といえる学びやだ」などと振り返った。
 全校児童がステージに立ち、「ありがとう 平元小学校」をテーマに呼び掛けと歌を発表。「歌よ ありがとう」を斉唱した。閉校記念事業として、9月の運動会終了後に開かれた「お楽しみ会」では花火を打ち上げ、閉校式典の当日は保護者に記念のマグカップを配布。記念誌の発行準備を進めている。

地元9社物販企画 北秋田 サニーサタデーズ 参加企業増えますます盛況

2020-11-01
格安の商品を買い求める客でにぎわう会場(北秋田市材木町)
 北秋田市内の9社が参加する物販イベント「サニーサタデーズ」が31日、同市材木町の「シード」駐車場で開かれた。衣類やジャムなどの自社製品を通常より安く提供。参加業者の技術を生かして製造した椅子の注文も受け付け、大勢の客でにぎわった。
 鷹巣地区の商店街を活気付けようと、スポーツウエアなどのプリントを手掛けるシードが経営者仲間と企画した。6月の初開催が好評で、参加業者を増やして再び開催した。
 会場には各社が扱うシャツやマスク、カッティングボードなどが通常の半値近い価格で並んだ。1袋500円の木材詰め放題や、ポートレート撮影(1000円)といったコーナーもあり、開始の午前9時30分と同時に地域住民らが来場した。
 市産ブルーベリーのジャムを販売した「たかすぎさんち」の髙杉拓磨さん(36)=同市浦田=は初出店し「地元の加工品を周知したい」と張り切っていた。
 前回お披露目していた県産クリ材のスツール(税別1万6000円)とデッキチェア(同3万円)の販売も開始した。木製家具製造・販売「holto(ホルト)」、藤島木材工業、写真撮影「アキテッジ」、コマド意匠設計室、シードの経営者ら6人が自社技術を持ち寄った力作。折りたたむことができ、軽い材質のため「子どもからお年寄りまで簡単に扱える」のが特長という。ライフスタイルブランド「TANOC(タノック)」の名称で売り出し、デッキチェアの注文が早くも入った。
 来場客は魅力的な商品を手に取り、次々と購入していた。景品が当たる抽選会にも参加し、笑顔で会場を後にした。
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イノシシ 忌避剤の効果実証実験 大館 青森の企業が開発

2020-10-30
イノシシ対策の忌避剤を散布する関係者(大館市十二所)
 イノシシの出没や被害が相次いでいる大館市で、青森県中泊町の会社が開発した忌避剤の効果を確認する実証実験を始めた。クマ対策で開発した激辛唐辛子などを使った忌避剤で、28日に関係者が市を訪れ、最近出没が確認された沢尻地区の休耕田に散布した。
 同町の「ツリーワーク」(佐々木嘉幸代表)は鳥獣被害対策として、激辛唐辛子のブート・ジョロキアと木酢液を使った忌避剤「熊にげる」を開発、製造。佐々木代表によると、容器に入れて畑などに設置すると、クマが嫌う匂いを発生し寄せ付けない。同町のほか、秋田県でも使用が広がっているという。
 イノシシは鼻で土を掘り起こす習性があることから、この忌避剤を直接畑などに散布する粉末に改良。ハリカ大館(田中耕太郎社長)の紹介で、被害が発生している大館で実験を行うことにし、佐々木代表や町の関係者が来館した。
 昨年からイノシシが出没している十二所字中野の田に向かい、被害状況を確認。この日も27日のものとみられる足跡やあぜを掘り返した跡が見つかり、出没の跡がある休耕田に忌避剤を散布し、近くにカメラを設置した。
 佐々木代表は「地面にまいた時に匂いがどのぐらい広がり、効果があるかを確認したい。出没が本格化する来春にも本格的に実験ができれば」と話した。市林政課によると、今年市内のイノシシの出没・被害の届け出は9件だが、届け出ないケースもあるとみている。

 


 

コロナ差別にNO! 県と各種団体 誹謗中傷防止に共同宣言

2020-10-29
新型コロナウイルス感染症に伴う誹謗中傷防止共同宣言式(県正庁)
 新型コロナウイルス感染者や治療した医療機関の関係者らに対するいわれのない誹謗(ひぼう)中傷が広がっていることを受けて、県と医療・福祉、商工、教育団体などは28日、コロナ関連の差別や誹謗中傷の撲滅を目指して共同宣言を行った。「NO!コロナ差別~感染した方々にはやさしさを、ウイルスと闘うすべての方々に感謝を~」をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを展開し、県民に冷静な行動を呼び掛けていく。
 関係者が出席して県正庁で宣言式を開き、佐竹敬久知事は「感染者や医療従事者に対する誹謗中傷などがいまだに散見されている。こうした行動により、仕事を辞めざるを得なくなったケースや転居した事例もある。秋田の良さである優しさと支え合いを台無しにする行為。宣言を通じて県民に防止を訴えていく」などと述べた。
 宣言は「わたしたちは、お互いに連携して、感染された方やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を防ぎ、思いやりを持った冷静な行動を呼びかけるとともに、医療従事者をはじめ、ウイルスと闘うすべての方々に感謝し応援する活動を展開することにより、県民一人一人が互いに支え合い、人権を尊重するやさしさに満ちた寛容な社会の実現を目指します」という内容。出席者を代表してブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が宣言を読み上げた。
 宣言を踏まえて、今後は各団体が連携して誹謗中傷の防止に向けた啓発活動などを大々的に展開。医療従事者や生活を支えるサービスを提供する事業者らに向けた応援メッセージの募集、相談対応の拡充などを図っていく。

 

ウィズコロナ時代 新たな観光振興探る 31日 大館市でフォーラム 県内外から200人参加

2020-10-29
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を探る「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日午後2時から、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加予定で、講演やパネル討論を行い、大館、秋田広域の観光誘客に生かす。新型コロナ対策で一般市民は来場できない。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、フォーラムin大館実行委員会(委員長・福原淳嗣市長)主催。東京都渋谷区や北海道函館市、青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所など後援。
 第1部は観光レジリエンス研究所(千葉県)の高松正人代表が「高松流コロナ対策の実践ソーシャルディスタンス可視化」と題し、沖縄県の沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から同時中継で特別講演する。
 第2部は「大館の観光を日本と世界へ発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長が「北前船と米代川」、作家出版プロデューサーの岩中祥史さんが「矢立峠と吉田松陰」、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が「秋田犬を活用した観光振興」と題して講演する。
 第3部のパネル討論には、地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」と題した観光誘客を展開している関係自治体などからパネリストを招く。工藤壽樹函館市長、市川雄次にかほ市長、齊藤滋宣能代市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の5人が登壇。福原市長がコーディネーターを務め、「秋田の広域観光を考える」をテーマに各市の取り組みや課題などについて意見を交わす。
 佐竹敬久知事が感想を述べた後、JR東日本とANA総研、日本航空の役員3人が講評する。
 実行委は「コロナ対策と経済の両立を考えていかなければならない中、新たな観光振興に向けた視点を持つきっかけにしたい。大館を含めた秋田広域の観光誘客について議論したい」と話した。

かづの牛 コロナ禍も価格上昇 鹿角家畜市場 子牛1頭平均26万8千円

2020-10-28
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野) 
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で27日、子牛と一般牛の競りが行われ、県内外の購買者約30人が来場した。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は27万円弱。昨年同様、県外の大口購買者によるまとめ買いもあって、前年度を8571円(3・3%)上回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に57頭が上場され、54頭が成立した。
 このうち短角は上場43頭中40頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は26万8000円(19年度25万9429円)で昨年を上回った。最高値は31万5000円(同32万3000円)だった。
 県畜産農協の木村良一理事兼参与(70)は価格上昇の主な要因について「県外の大口購買者が昨年に続いて今年も訪れ、まとめ買いをしたのが大きい。ヘルシーな赤身肉の人気もある」と説明。
 さらに「今年の夏は長雨の影響で、牧草が日照りで枯れることがなく、子牛の良好な生育につながった」としたほか、「景気の停滞に伴い全国的に子牛の相場は下がっている。鹿角の短角も前年から少なくとも2、3万円は下がると予想していたので、価格の上昇は生産者も喜んでいる」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(11頭成立)が33万818円(19年度36万3500円)、黒毛(3頭成立)が90万円(同90万円)だった。
 競りに先立ち、牛の品評会である第105回鹿角畜産共進会が開かれ、審査の結果、成田俊一さん(柴平)出品の短角「あき」が優等賞に輝いた。

プロ野球ドラフト 佐藤(鳳鳴高出)育成1位指名 ソフトバンク 北鹿から12年ぶりプロへ

2020-10-28
ソフトバンクから育成1位の指名を受けた鳳鳴高出身の佐藤(慶應義塾広報室提供)
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、大館鳳鳴高出身の佐藤宏樹投手(慶応大4年)を福岡ソフトバンクホークスが育成1位で指名した。北鹿出身選手がドラフト指名を受けるのは、2008年に千葉ロッテマリーンズに指名された木村雄太さん(花輪二中出)以来12年ぶり。佐藤投手は今月12日に左肘の靱帯(じんたい)を手術しており、「不安はあったが、指名されてすごくうれしい。けがを治してチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 高校時代の佐藤投手は、2年秋に県大会で4強入りしたのが最高成績。慶大では六大学リーグに1年秋にデビュー。150㌔台の速球とスライダーを武器に3勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの優勝に貢献するなど頭角を現した。しかしその後、左肘を故障し登板機会が減少。今年4月に手術を受け8月に実戦復帰したが、その後も左肘の張りを感じて今月12日に靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。
 ドラフト直前に同手術を受けるのは異例で「指名があるか不安で、浪人の可能性も視野にあった」という。しかし故障がなければ上位での指名も期待された選手。「育成で指名できるのであれば」と複数球団から調査書が届いており、自身も育成指名でもプロ入りの意向を示していた。
 26日、同大で行われたオンライン記者会見で佐藤投手は「指名していただき、すごく感謝している。早くけがを治してチームの勝利に貢献したい」と述べた。球団の印象については「育成から1軍に上がって活躍している選手も多く、自分も可能性を感じた」という。
 北鹿から12年ぶりに新たなプロ選手が誕生した。「自分の姿を見て、秋田でもプロを志す人が増えてくれるように頑張りたい」と地元への思いを語った。
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