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阿仁診療所建設場所 市長「納得いただいた」 北秋田市12月議会開会

2018-12-12
大綱質疑などを行った12月定例議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は11日開会した。会期を21日まで11日間と決めた後、2018年度一般会計補正予算や阿仁診療所の工事請負契約の締結など22議案を上程、大綱質疑を行って散会した。
 提出議案は、奨学資金貸し付け条例の一部改正など条例関係2件、各会計補正予算案関係11件、市過疎地域自立促進計画の変更や大太鼓の館の指定管理者の指定など単行議案9件の計22件。
 一般会計補正予算は歳入歳出とも2億8133万9000円を追加し、補正後の総額は243億2223万5000円。歳出は結婚生活応援金の報償費150万円、入院費の増加に伴う扶助費8664万7000円、除雪費用の増額に伴う道路維持費9405万3000円などを盛り込んだ。
 大綱質疑では、工事請負契約の締結に関する議案が上程された阿仁診療所の改築工事について質疑があった。新たな建物は現診療所の駐車場に建設予定で、総事業費は約5億円、20年12月に完成する見込み。
 議会報告会で阿仁庁舎付近への建設を求める住民の声を聞いたという議員が「地域住民の合意は得られていると判断してよいのか」と質問。津谷市長は「下(庁舎周辺)を根強く希望する人もいるが、(現診療所周辺への建て替えは)やむを得ないという話もあった。地元の方々との意見交換会で当局の立場を説明し、納得いただいたものとして進めている」と述べた。

21世帯、高齢化率9割でも 集い笑えば明るい地域 大館の赤石沢長瀞

2018-12-12
にぎやかに会話しながら作業する住民(赤石沢長瀞会館)
 大館市の赤石沢長瀞(ながとろ)地区の住民でつくる「高齢者元気づくりの会」(佐々木敬子代表)は、高齢化が進む地域で互いの安否確認や引きこもり防止を狙いに毎月交流の場を設けている。8日は大館アメッコ市(来年2月9、10日)の会場などに飾るジャンボ枝アメ作りに取り組み、町内会館にはにぎやかな笑い声が響いた。
 同会によると、同地区は21世帯があり、高齢化率は9割に近い。高齢者が増える中で「元気で楽しい地域にしよう」と、2013年から65歳以上の住民たちで毎月1回、町内会館に集まることにしている。
 活動は健康をテーマにした講演会、体操、恵方巻き作りなどさまざま。終了後は食事をしながら、日常生活や最近の出来事について会話するのが恒例となっている。
 会員の佐々木良子さん(72)は「好きなように遠慮しないで話せる。みんなと笑い合えてとても楽しい」と話す。
 この日は10人がジャンボ枝アメ作りに取り組んだ。包装したアメ800個を長さ3~4㍍のミズキの枝2本に取り付け、縁起札も飾り付けた。丁寧に作業しながらも分け隔てなく方言で話し、笑い、どこからともなく返事が返ってくる。にぎやかで明るい光景が広がっていた。
 佐々木代表(77)は「高齢者は街に行く手段が少なく、外出する機会も少ない。集まって笑い合うことで話題も増え、地域も明るくなってきた。みんな年のわりに若く見えるでしょ。互いを見守りながらみんなで楽しく過ごせる地域になれば」と話した。

かづの厚生病院の患者に 歌声で元気届ける 草木小がXマスコンサート

2018-12-12
合唱を披露する草木小の児童たち(かづの厚生病院)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長)の児童たちが11日、かづの厚生病院を訪れ、合唱やリコーダー演奏を披露し、入院患者などに元気を届けた。
 「患者の入院生活の癒やしになれば」と、毎年12月にクリスマスコンサートが開かれている。全校児童26人が訪れた。
 会場となった病院エントランスホールの壁には、サンタクロースの人形や電球が飾られクリスマスムード。入院患者、外来患者が集まった。児童は赤いサンタの帽子をかぶって登場。代表が「この日に備えて練習してきました。最後まで楽しんでください」と呼び掛けた。
 全員で校歌を斉唱した後、3、4年生が人気曲「USA」のダンスを披露。1、2年の合奏、5・6年のリコーダー演奏と続いた。最後に全員で「ふるさと」「フレンドシップ」を歌い上げると、アンコールの声が上がり、さらに1曲を披露した。
 来場者の間に児童が入り、手書きのメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントした。

上小阿仁村 自動運転サービス 長期実験がスタート 運行課題検証へ 2月1日まで

2018-12-11
上小阿仁村役場前の国道交差点を渡る自動運転車両(小沢田)
 自動運転サービスの実用化を目指した国交省の長期実証実験が9日、上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点に始まった。ドライバーなしでも走る実験車両が2月1日まで村内3ルートを運行。運行管理の技術的な課題や将来的なビジネスモデルを検証する。
 実験車両はヤマハが開発した小型自動車(7人乗り)。ゴルフカートのような形状で、電気で動く。実験ではあらかじめ道路に埋められた電磁誘導線から磁力が発せられ、車両のセンサーが感知し、設定されたルートをなぞるように走る。昨年12月に村内で短期実験を行った結果、積雪路面での安全走行が「ほぼ確認された」(国交省道路局・池田豊人局長)という。
 2年目の今回は安全走行に加えて「スマートフォンなどによる予約システムの利便性」「将来の運営体制を想定した役割分担、協力体制」「道の駅への商品輸送」「事業採算制」などの課題を検証する目的で行う。
 ルートは道の駅を発着点に、村役場周辺を回る「小沢田ルート」(1周約20分)、「堂川ルート」「福館ルート」(ともに約40分)の三つで、乗車日前日までの予約制。午前と午後に各ルート1便ずつの計6便。道の駅内の実験事務局で扱うチケット(1枚20円)が必要。運行は36日間で、22日から1月9日の期間を除く。
 実験初日は今冬一番の大雪に見舞われ、村中心部は20㌢近い積雪となった。路面も凍結が心配されたが、実験車両はスタッドレスタイヤを装着し走行に支障はないという。
 正午ごろ、道の駅周辺を7分程度で1周する簡易ルートで試乗が行われた。乗務員が運転席に座っていたものの、ハンドル脇のバーに両手を添えるだけで運転操作は一部だけ。時速10㌔ほどで、国道の交差点もスムーズに渡った。道の駅内には乗車予約を受け付けるスペースも設置され、タブレットなどで操作する様子が公開された。
 試乗した村民の一人、清水俊一さん(76)は「運転免許を返納する高齢者が増えているので、自動運転サービスを『利用したい』という村民もいる。関心は高いと思う」と話し、実用化を期待した。
 実験前のセレモニーで小林悦次村長は「交通弱者が増え、外に出なくなれば健康の維持ができなくなる」と村の実情を訴え、「雪道や坂道の課題が解消することで全国どこでも通用するサービスになる」とあいさつした。本県選出の国会議員、周辺首長、行政関係者ら約60人が出席した。

 

小坂七滝ワイナリー 甘口「クリスマスヌーヴォー」  15日に発売

2018-12-11
15日から数量限定で販売される「クリスマスヌーヴォー」のロゼ㊧と白
 クリスマスの時期に合わせた日本ワインの新酒「クリスマスヌーヴォー2018」の発表会が8日夜、小坂町天使館で開かれた。町などで今秋収穫したばかりのブドウを原料に、特殊製法で仕上げた、いずれも甘口のロゼと白の2種類。15日から各1000本限定で発売する。
 町の第三セクター・小坂まちづくり会社が、昨年に続く第2弾として発表した。ロゼにヤマブドウ交配種の「ワイングランド」、白に「ナイアガラ」を使い、町のワイン製造施設「小坂七滝ワイナリー」で醸造した。
 特殊な搾汁機を使用し、自然に流れ出た果汁100%を使用した「フリーランワイン」となってる。いずれもクリスマスや年末年始のスイーツ、鶏肉料理などと相性がぴったりで、冷やして味わうことができる。
 発表会で細越満町長は「昨年は、発売からわずか3日で店頭からなくなるほどの注目を集めたクリスマスヌーヴォー。今年は生産基盤を増強し、さらに仕込み方にこだわった」とあいさつ。同社の髙橋竹見社長は「小坂ならではの醸造で、シャンパン酵母を使い低温発酵させ、香り豊かなものになった」と紹介した。
 来場者の試飲も行われ、一足早く新酒の味を堪能した。
 ワインは1本(720㍉㍑、アルコール度数9・5度)1500円(税別)。15日から町内外の酒販店、小売店で販売される。

 
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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タイの教育関係者 北秋田の小中学校視察 県教委の海外交流事業で

2018-10-25
数学の授業を見学するタイの教育関係者(鷹巣南中学校)
 タイ王国の教育関係者6人が23日から、県教委が取り組む海外交流促進事業の一環で、北秋田市内の学校視察に訪れている。24日は鷹巣南中学校と合川小学校の2校を訪問し、数学や理科の授業を見学した。
 県教委は2015年度から、5年間の計画で県の教育資産を活用した海外交流促進事業を実施。タイの4小中学校や連携している2大学の協力を得て、「グローバル社会に対応した授業モデルの構築」に関する共同研究を進めている。
 今回は共同研究の発展や教育交流の推進を目的に、北秋田市内の小中学校を初めて視察した。ウボン・ラチャタニ大学の教育学部副学部長やプラチャ・アッパサム小学校の校長、教諭ら計6人が、通訳、県教委関係者とともに訪問。初日は伊勢堂岱遺跡や森吉山などを見学し、24日から学校の視察を行った。
 午前中に訪れた鷹巣南中では、はじめに小林浩之教頭が学校の経営重点や1日の流れ、年間行事などを説明。参加者からは「授業の計画はどのように立てているか」などと質問が挙がり、同校の教諭が「数学の授業は3人の教員で相談して計画を立てることもある」と答えていた。
 校内の見学では体育館や音楽室などを見て回った。参加者は掲示物や、生徒が実際に提出した自主学習ノートの内容などに興味を示していた。続いて図形の角度について学習する2年生の数学の授業参観を行った後、生徒と一緒に給食を食べて交流を深めた。
 市内での視察は25日まで。最終日は鷹巣小で授業参観や校長との懇談会を行う。26日は秋田市で県教育長の表敬訪問や国際教養大を訪問し、27日に秋田空港を出発する。

世界キャラサミットに参加 上小阿仁村のこあぴょん 先輩キャラと決起集会

2018-10-24
世界キャラクターさみっとに参加する上小阿仁村PRキャラクターのこあぴょん㊥と与次郎㊧、ニャジロウ㊨(ふるさと公園)
 上小阿仁村のPRキャラクター「こあぴょん」が11月に埼玉県羽生市で開催される「世界キャラクターさみっとin羽生」に参加することになった。世界各国から300を超えるゆるキャラが参加するイベント。「秋田と上小阿仁の良さを全国にPRしたい」と意気込んでいる。
 羽生市はご当地キャラクターを活用した地域活性化に取り組んでおり、2010年から国内外からさまざまなキャラクターを集めた「さみっと」を開いている。今年は国内外から300を超えるキャラクターが参加して11月24、25日、県営羽生水郷公園を会場に行われる。
 秋田県からは、こあぴょんのほか秋田市の与次郎とニャジロウ、美郷町のミズモが参加する。23日には与次郎とニャジロウが村を訪れ、こあぴょんと一緒にさみっとに向けた決起集会を開催。さみっとでは秋田チームとしてダンスを披露するなどして秋田をPRする計画で、キャラクターたちは本番に向けてチームワークを高めていた。
 村は「こあぴょんを通じて上小阿仁の良さや特産品などを多くの人に知ってもらいたい」と話していた。
 

鹿角家畜市場 猛暑影響し価格下落 かづの牛子牛平均20万円

2018-10-24
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野)
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で23日、子牛と一般牛の競りが行われた。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は20万円余り。猛暑の影響で平均体重が少なかったこともあって、前年度を約4万1000円下回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に48頭が上場され、45頭が成立した。このうち短角は上場38頭中35頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格20万6029円(17年度24万7679円)、最高値28万5000円(同33万1120円)と前年度を下回った。
 ヘルシーな赤身の肉質が人気の短角は、子牛の平均価格が14年度約31万1000円、15年度約38万5000円、16年度約49万9000円と市場開設(1967年)以来の最高値を3年連続で更新していたが、17年度は半値以下に下落した。こうした推移について市場関係者は「全国的な子牛の高騰などを背景に、バブルのような状況で需給のバランスが崩れていた」とみている。
 本年度の主な下落要因について、同市場では平均体重が217㌔と前年度比42㌔の大幅減となったことを挙げる。「短角は寒さには強いが、暑さには弱い。今年の猛暑で草の状態も良好ではなく、体重ののりが悪かった」とし、「昨年ぐらいの体重だと、価格も同じぐらいだったのではないか」と話した。また、雌28頭、去勢10頭と性別による上場頭数の差が大きかったことも影響したようだ。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(10頭成立)が28万9800円(17年度27万5300円)、黒毛は子牛の上場がなかった。
 同市場を運営する県畜産農協の加藤義康組合長は「鹿角地域の短角は減少傾向にあったが、市や県の協力で増頭することができ、現在500頭を飼育している。その成果がこれから問われると思っているが、低コストで素晴らしい牛が生産されるよう頑張っていきたい」と述べた。

 

13自治体など「水増し」 障害者の雇用 秋田労働局が再点検

2018-10-24
 中央省庁などが障害者の雇用者数を水増ししていた問題を受け、秋田労働局が県内の自治体などを対象に昨年6月1日時点での雇用実態を再点検したところ、大館市や北秋田市を含む13の自治体・機関で雇用数が実態より多く計上されていたことが分かった。
 対象となったのは、法定雇用が義務づけられる56の自治体と機関。
 まとめによると、「水増し」があったのは県の知事部局7・5人、県警本部6人、県教育委員会41・5人、市町村関係44人―の計99人。市町村では秋田市が26人、横手市9人、大館市や北秋田市なども各1人あった。非常勤職員などは0・5人などとする国のルールに基づき算定した。
 昨年6月1日時点の法定雇用率は、県や県警、市町村等機関が2・3%、県教委2・2%。再点検により、実際の雇用率は県警が1・07%(点検前2・67%)、県2・34%(同2・55%)、県教委1・86%(同2・24%)、市町村関係2・06%(同2・41%)に低下し、大館市と北秋田市を含む12の自治体・機関で法定雇用数に届いていない。
 雇用数が多く計上されていた理由について、労働局職業対策課は「多くの場合、障害者手帳を確認してなかったり、指定医による診断書を持ってなかったりと、ガイドラインの認識不足が原因だった」と説明。今後、関係機関などを集め、雇用率確保に向けた連絡会議を開催する方針。

旧荒瀬村の行商人の版木 宮城で発見 北秋田市に寄贈、展示へ

2018-10-23
旧荒瀬村の行商人の名が記された版木の贈呈式。左から長岐さん、市長、松橋さん、戸嶋さん(市役所)
 北秋田郡荒瀬村(現北秋田市)の行商人が使ったチラシや薬袋の印刷に使用されたとみられる版木が、発見された宮城県の元印刷会社経営、佐々木弘重さん=登米市=から北秋田市に寄贈された。版木はマタギ資料館などで展示する予定。
 版木は「行商人 松橋福松」「秋田県北秋田郡荒瀬村」「御薬入」の文字や商標、クマの絵が彫られている。大きさは縦21㌢、横16㌢、厚さ2㌢。東日本大震災の影響で廃業した印刷会社の蔵を整理していたときに見つかった。佐々木さんは「子孫に返却したい」と思い、たまたま北秋田市に縁のあった知人を通じて子孫を探した。
 市文化財保護団体連絡協議会の戸嶋喬会長らが調査を行った結果、版木に記された行商人と同じ名前の人物が旧荒瀬村にいたことが分かった。行商人の子孫も判明したが、子孫らの「多くの人に見てもらった方がいい」という意向を踏まえ、市への寄贈を決めた。
 22日に市役所で版木の贈呈式が行われた。版木に名前が彫られている行商人の兄弟の孫にあたる松橋久敏さん=同市阿仁幸屋渡=、仲介者として佐々木さんから版木を預かっていた長岐正志さん、戸嶋会長が訪問。松橋さんが津谷永光市長に版木を手渡した。
 松橋さんは版木について「行商で足りなくなった薬袋を刷るための原版ではないか」と推測。戸嶋さんによると、大阿仁地区周辺の行商人は万病の薬とされた「熊の胆(い)」などを全国各地で販売していたといい、「行商人がさまざまな場所へ歩いていたことが分かる物が出てくることはめったにない」と話していた。
 津谷市長は「不思議な巡り合わせで阿仁の宝が発見された」と発見を喜んだ。今後は阿仁伝承館や大阿仁公民館で版木の展示を検討しており、最終的にマタギ資料館での常設展示を予定している。
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