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県の受動喫煙防止条例 4月1日から全面施行 飲食店や事業所 「原則屋内禁煙」に

2020-03-29
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手書きの張り紙で、4月以降の対応を周知する飲食店も(大館市中山の梅正)
 県受動喫煙防止条例が4月1日、全面施行される。喫煙場所の規制が強化され、事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」が義務付けられ、喫煙を認める場合は喫煙専用室の設置が必要となる。全ての飲食店で店頭に「店内禁煙」などの標識の掲示が義務付けられるが、大館保健所は「条例の内容が行き届かず、管内で知らない店舗も多いのでは」とし、対応を呼び掛けている。
 県条例は昨年7月に制定され、国の改正健康増進法に合わせて4月1日に全面施行される。条例は望まない受動喫煙をなくすため、罰則は設けないものの、改正法より厳しい規制が設けられている。
 事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」となる。喫煙を認める場合は、喫煙専用室(飲食不可)の設置が必要。大館保健所によると、施行直前の現在も飲食店などから「どんな対策が必要か」などの問い合わせが寄せられているという。
 客席100平方㍍以下の既存の小規模飲食店も、従業員がいる場合は対策が必要となるが、条例施行後5年間の経過措置が設けられている。担当は「経過措置期間に対策を取る場合は申請が必要で、速やかに届け出を」と話す。
 全ての飲食店は4月から店頭に「店内禁煙」「喫煙専用室あり」など標識の掲示が義務付けられる。客、従業員共に20歳未満の人を喫煙可能な場所に入室禁止とする対策なども必要となる。
 県は「屋内完全禁煙」の表示ステッカーを用意したが、大館保健所での配布は約30枚にとどまり「自作の標識でもいい。厚生労働省のホームページで見本が紹介されており活用してほしい」と呼び掛ける。
 「4月から店内禁煙とさせていただきます」。大館市中山のラーメン店・梅正(佐藤登店主)では、3月上旬に県条例を紹介する手書きの張り紙を掲げた。同店ではこれまで灰皿を置いてきたが、たばこの煙を気にする客もおり、「受動喫煙防止対策は時代の流れ。喫煙専用室を設置する予定はなく、早めに対応を周知することで、常連客らに理解してもらい気持ちよく食べてほしい」と話した。
 問い合わせは大館保健所健康・予防課(電話0186・52・3952)、県健康づくり推進課専用ダイヤル(018・860・1429)。

職員採用試験 人材確保へ「最速実施」 北秋田市 1次は5月末、2カ月早く

2020-03-29
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 北秋田市は2020年度から、大学卒程度を対象にした職員採用試験を例年より約2カ月前倒しし5月末に実施する。応募者数が近年減少傾向にあり、予定通り人材を確保できないことが理由。総務課は「少しでも早く試験を行い、民間企業などと併願する人に就職先として選んでもらいたい」とし4月1日から5月15日まで応募を受け付ける。
 募集しているのは大卒程度の▽一般行政(5~6人程度)▽建築士(1人)▽土木技師(同)。
 試験日は教養などの1次が5月31日。6月中旬に1次合格者を発表する予定。前年度は1次を7月下旬、1次合格発表を8月中旬に行っていて約2カ月前倒しすることになる。小論文などの2次試験を経て最終合格者を発表する時期は例年の10月中旬から1カ月余り早め、9月上旬を見込む。
 応募の受け付け開始時期も1カ月半ほど早い。同課はいずれの時期設定も「決裁などを行う手続き上できる限り早めた」と〝最速実施〟をアピールする。
 背景には応募者数の減少傾向があるという。近年の就職戦線は全国的に「売り手市場」が続く。人材不足に悩む企業などが次々と内定を出す結果、「安定した職場」の代表格といえる自治体であっても就職先として選ばれないケースが目立ってきている。
 北秋田市も同様で、特に建築士など専門資格が必要な職種で優秀な人材の確保が課題になっている。総務係によると、18年度の試験では内定を辞退された。過去に辞退者はほとんどいなかった。
 19年度は専門職への応募自体がゼロ。結局、新戦力を加えられないまま既存の職員で業務に当たるしかなく対応に苦慮したという。一般行政職の応募者数も減少傾向。
 民間の中には大学卒業前年の春から夏にかけて内定を出す企業もあり、9月上旬予定の市よりなお早い。小坂竜也課長は「民間と市役所を併願する学生が民間からいち早く内定を得た場合、これまでは市役所の試験を待たずに就職先を決めてしまうのでは」と推測。試験や内定の時期を少しでも民間に近づけることで「市役所を就職先として考えてもらいたい」と話し、多数の応募を期待していた。
 高卒程度を対象にした求人の受け付けは例年6月と取り決められ、採用活動は夏ごろで市も例年通りの時期を予定している。詳しくは総務課(電話0186・62・1111)。

花輪ふくし会 新理事長に松浦氏 就任4カ月で 理事長と常務が辞任

2020-03-29
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 社会福祉法人花輪ふくし会(鹿角市花輪字案内)の大森一理事長(58)と丸岡克彦常務(56)が任期途中で辞任届を提出し、今月31日付で退任することが、分かった。両氏とも法人が運営する施設の職員を兼務しており、大森氏は「内部統制上よくないと考えた」と辞任の理由を説明している。2人は昨年11月の理事会で選任されたばかり。
 4月1日から、理事を兼務しながら、大森氏は事務局長、丸岡氏は特別養護老人ホーム東恵園の施設長を務める。27日に理事会を開き、新理事長に元常務の松浦勉氏(70)、常務には事務局長の福本雅治氏(62)を選任した。4月1日付。任期は現職残任期間の来年6月まで。
 昨年11月28日の理事会では、理事長と常務の解職議案が提出され、賛成多数で可決。後任に当時、特別養護老人ホーム東恵園施設長の大森氏、常務には障害者センター北鹿センター長の丸岡氏を選任した。
 2人の辞任届は今月に入って提出された。理事長就任後も施設長を兼務する大森氏は「自分で起案したものを、自分で決裁するというのは、内部統制上よくないと感じた」と話している。
 新理事長の松浦氏は、大森理事長が推薦し、理事会では全会一致で承認。松浦氏は2010年4月から昨年6月まで常務を務めた。「基本的な内部統制をしっかり確立したい。利用者の満足度を上げるとともに、職員は目標を持って、達成感と仕事の楽しさを味わえるようにしたい」と話している。昨年11月まで理事長を務めた関重征氏について、「企業的感覚を持って取り組んできた。踏襲したい」としている。
 花輪ふくし会は市内外の9拠点、約50の福祉施設を運営。職員数は約700人。26日には、大館市泉町に建設した多機能型事業所とグループホームの竣工(しゅんこう)式を行ったばかり。

新橋架設へ交通切り替え 大館の白沢跨線橋架け替え 4月1日から大館側500㍍

2020-03-28
1日から左側の道路へ交通を切り替える。右奥が建設が進む新しい跨線橋(大館市白沢)
 耐震性向上のため大館市白沢の国道7号で進む白沢跨線(こせん)橋架け替え事業に伴い、国土交通省能代河川国道事務所は4月1日から、完成した道路へ交通を切り替える。架設から50年が経過し、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の橋脚が用いられていることから、新しい跨線橋に架け替え、前後の国道を改良する事業。事業の進捗(しんちょく)率は約50%。交通を切り替えた後、新年度から新橋の架設作業に入る。
 白沢跨線橋は1966年竣工(しゅんこう)。JR奥羽線の線路をまたぐ形で、橋長45㍍、橋台2基と中央の「ロッキング橋脚」1基で橋を支える構造となっている。ロッキング橋脚は特殊な構造で、2016年の熊本地震で、この橋脚を有する橋が倒壊したことから、早急な対策が必要となった。県内でロッキング橋脚が用いられているのは白沢跨線橋のみ。JRの軌道への影響などを考慮し、橋脚などの補強ではなく、「新たな橋に架け替える」方針が決まった。
 計画では、現在の跨線橋の南側(大館側)に、橋台2基で支える橋長65㍍の新たな跨線橋を建設。橋に接続する前後600㍍の区間の道路を改良する。17年度に事業に着手し用地買収や設計を行い、18年4月に着工した。全体の事業費は約30億円。事務所は「完成時期は未定だが、そう長くはかからない見通し」としている。
 事務所によると、新橋の架設作業が現在の国道7号に影響するため、橋の南側(大館側)で新たな道路に交通を切り替える。切り替え道路は延長約500㍍で現在の国道と同じ片側1車線。橋の土台部分となる橋台を造る工事は順調に進んでおり、新年度から橋桁を架ける作業に入る。
 交通の切り替えは1日午後1時ごろを予定。事務所は「国道7号は主要幹線道路であり、安全安心を確保するために進めている事業。切り替え道路の通行となるため、案内看板などに従い、十分注意して走行してほしい」と呼び掛けている。

特別融資制度を創設 北秋田市 新型コロナ経済対策で4月1日から

2020-03-28
 北秋田市の津谷永光市長は27日に市役所で開かれた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策として、特別融資制度を設ける方針を示した。「早急に関係機関との調整を進め、4月1日からの運用を開始する」などと述べた。
 会見で市長は「市においても、宿泊や宴会のキャンセル、各種イベントの延期や中止が相次いでいる」などと現状を説明。
 25日に設置した経済対策会議では「宿泊業や小売店、飲食業などの業種で、売上高の7割が減少している状況が明らかになった」とし「事業者からは、対策や支援の制度を早急につくってほしい、との声があった」ことを紹介した。
 特別融資制度は、市中小企業振興資金保障制度(通称・マル北)に、「新型コロナウイルス対策特別枠」を設けたもの。資金使途は運転資金で限度額は500万円。貸付期間は10年以内。据え置き期間は1年以内としている。通常枠とは別に、総額5億円の融資枠を確保。据え置き期間の保証料と利息の全額を市が支援する。
 市長は「マル北の制度を、さらに使いやすくした。今回、スピード感を持って制度を創設した」と述べ、利用を呼び掛けた。
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全日制 北鹿6校に155人合格 高校入試前期選抜 各校で一斉に発表

2020-02-08
自分の番号を見つけ、手をたたいて喜ぶ受験生(大館桂桜高校)
 2020年度県公立高校入試の前期選抜合格発表が7日、各校で行われた。午後4時、各校一斉に合格者の番号が張り出され、受験生たちに一足早い春を告げた。北鹿地方の全日制6校には155人が合格した。
 前期選抜は北鹿全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)で定員218人に対し、171人が志願。志願倍率は花輪普通科が1・33倍で北鹿最高。次いで大館桂桜の普通・生活科学科が1・10倍だった。このほかは定員割れし、小坂は志願者がいなかった。先月30日に学力検査や面接を行った。
 県教委によると、県全体では全日制1573人の募集に1456人が挑み、1274人が合格した。定時制は93人を募集し、志願した46人が合格。
 この日は発表時刻に合わせ、受験生や保護者が志願先の各校に集まった。受験生は自分の番号を見つけると手をたたいて喜んだり、友達同士で抱き合ったりして喜んだ。大館桂桜高電気科に合格した佐藤心さん(花輪一中)は「面接で詳しく答えられない部分があり不安があったが、初めての入試に合格できてうれしい」、奥村大輝さん(同)は「受かってほっとした。父が営む電気を扱う会社を継ぐ夢のため、基礎を学びたい」とそれぞれ話していた。
 前期選抜を終え、一般選抜の募集人員も確定した。出願期間は13~17日正午。19~21日正午まで志願先を変更できる。検査日は3月5日、合格発表は同13日。一般選抜で定員に満たない学科は2次募集を行う。

第2期子ども・子育て計画案 切れ目ない支援盛り込む 大館市 21日まで意見公募

2020-02-08
 大館市は第2期子ども・子育て支援事業計画(2020~24年度)案をまとめ、市民意見の募集(パブリックコメント)を始めた。多様な保育サービス提供や放課後の居場所づくり、成長に応じた切れ目のない支援などを盛り込んでいる。市子育て応援サイト「おおだて子育てねっと」や子ども課(総合福祉センター)、比内・田代両総合支所で閲覧できる。21日まで。
 子ども・子育てを取り巻く現状や基本方針、計画の推進体制など5章で構成。基本理念は「子どもを安心して生み、すこやかに育てられるまち キッズデザイン(子ども・子育て視点)のまち」とし、▽高水準の教育・保育環境の整備▽切れ目なく子育てに寄り添う重層的サービスの確保▽あらゆるリスク(障害、疾病、虐待、貧困など)に対応したセーフティネットの構築―の3点を基本方針に掲げた。
 教育・保育の量の見込み(必要利用定員総数)と提供体制の確保策については、1・2歳の待機児童数が20年度に解消される見通しだとして、0歳児の年度途中の待機を含めて解消を検討する。認定保育施設への助成などで人材と受け入れ枠の確保を図る。3歳以上は供給過多となっており、公立保育園の定員調整やへき地保育所の統廃合を検討する。
 国・県と一体で行う「地域子ども・子育て支援事業」は妊産婦健診や乳児家庭全戸訪問、一時預かり、延長保育、病児保育、放課後児童クラブ、物品購入費補助など13事業。妊娠・出産・子育て・就園・就学について一つの窓口で相談できる「子育て版ワンストップサービス」を充実させるほか、屋内の遊び場を視野に入れた専用施設で親子同士が交流する場の提供、保育施設で看護師らによる体調不良児の一時保育などを盛り込んだ。
 屋内の遊び場は女性センターに「木育ひろば」を開設、有浦児童会館「つどいの広場ひよこ」に木のおもちゃを導入しており、既存施設の活用を引き続き検討する。
 保護者に対する経済的支援は保育料・給食費の助成や在宅子育て給付、乳幼児・小中学生医療費助成、住宅リフォーム工事費助成などを掲げている。
 意見は電子メールやファクス、郵送などで受け付ける。パブリックコメントを踏まえて最終案をまとめ、年度内の策定を目指す。問い合わせは子ども課(電話0186・43・7053)。

総額40億3700万円 小坂町20年度当初予算案 前年度比1・1%減

2020-02-08
町議会全員協議会で新年度予算案を発表する細越町長(小坂町役場)
 小坂町は7日、総額40億3700万円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初を1・1%、4600万円下回り、2年ぶりの減額となった。町民の生活環境の向上や福祉・雇用・教育、移住定住促進やグリーンツーリズム推進など、最終年度を迎える、第5次総合計画の重点プロジェクトの達成に向けて重点配分した。今月中旬以降に開会予定の定例町議会に提案される。
 予算編成は、3月に町議選を控えているため、例年より2週間ほど前倒しして進められた。町議会全員協議会で、予算案が発表された。
 細越満町長は、新年度について「交流人口の拡大と地域資源を活用した取り組みが本格化する。十和田湖和井内エリア整備により、十和田湖への玄関口として、また、地域ブランドのヒメマスの認知度向上、西湖畔を含めた観光回遊ルートの拠点として、十和田湖の魅力発信を進める」と強調。「小中一貫教育の充実や教材費、奨学資金返還助成、医療費の無償化、空き家住宅等への助成など、各分野での施策を引き続き展開し、移住定住につなげたい」と意欲を示した。
 予算編成においては「町民目線に立って、事業のニーズや効果を見極めて予算を配分した」と述べた。
 主な歳入は、町民税は町内企業の大幅な業績回復基調が見られないことから前年度と同規模、軽自動車税においては新たな課税率となることから増収を見込み、町税全体で131万6000円の増。
 普通交付税は人口減少による算定経費の減や、過疎対策事業債の償還額の増などを勘案し、前年度比5000万円増の15億5000万円。特別交付税は前年度と同額で、地方交付税全体では17億5000万円(前年度比2・9%増)を計上した。
 繰入金は、財源調整として財政調整基金、減債基金を取り崩しているほか、未来創生基金の一部をグリーンツーリズム推進事業などに充当。全体で前年度比3975万7000円の減。町債は町道整備や防災行政無線デジタル化更新事業などで、発行額は2億6690万円。
 主な歳出は▽空き家片付け助成=30万円(3件分)▽町営バス野口線の新規車両リース経費=197万8000円▽子育て家庭の経済的負担を軽減する医療費助成=4871万8000円▽新たなデイサービス事業に向けた施設改修工事=606万1000円▽防犯対策・街灯整備=834万5000円▽各種予防接種の経費=1237万円▽畑作振興センター管理経費、馬鈴薯収穫機購入費など=3059万5000円▽十和田湖観光振興事業=892万1000円▽康楽館創建110周年記念事業=150万円▽道路橋りょう改良事業、十和田湖和井内エリア整備事業など=2億7242万6000円▽防災行政無線デジタル化更新工事=4280万円▽学校給食費の半額助成669万5000円▽小中ICT環境整備事業=648万6000円▽小坂小温水パネルヒーター更新工事=1238万円▽福田豊四郎氏没後50年特別展経費=170万3000円―。
 特別会計(8会計)は、総額18億3701万円で、前年度比で5017万2000円、2・7%の減。

「二ツ井今泉」は23年度開通 日沿道 県北の未開通区間解消へ 観光、産業振興に期待

2020-02-07
建設中の二ツ井今泉道路小繋トンネルで行われた現場見学会(昨年8月)
 国土交通省東北地方整備局は6日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)を構成する二ツ井今泉道路(能代市二ツ井町小繋―北秋田市今泉)について2023年度開通、同道路を含む山形県鶴岡市から小坂町まで約230㌔について26年度までに全線開通との見通しを発表した。県北の未開通区間が解消されることになり、広域観光や産業振興、医療機関へのアクセス向上が期待される。
 12年度に着手した二ツ井今泉道路は小繋インターチェンジ(IC)、20年度開通予定の鷹巣西道路(北秋田市今泉―脇神)と接続する延長4・5㌔。高次医療施設やリサイクル関連施設への速達性向上などを目的とした高規格幹線道路ネットワークを形成する自動車専用道路と位置付けている。
 国道7号北側に小繋トンネル(1153㍍)、今泉第1トンネル(797㍍)、同第2トンネル(307㍍)を含む新たなバイパスを整備しており、23年度までに県北部の未開通区間が解消されることになった。見通しは「トンネル工事が順調に進んだ場合」としている。
 日沿道関連はこのほか酒田みなとIC―遊佐比子IC(山形、5・5㌔)が年内、遊佐比子IC―遊佐鳥海IC(同、6・5㌔)が23年度、遊佐象潟道路小砂川IC―象潟IC(7・3㌔)が25年度、遊佐鳥海IC―小砂川IC(10・6㌔)が26年度の開通予定。遊佐象潟道路については用地買収や埋蔵文化財調査、軟弱地盤対策工事などが順調に進んだ場合とした。
 福原淳嗣・日沿道建設促進県北部期成同盟会長(大館市長) 二ツ井今泉道路の開通見通しを聞き、沿線住民とともに喜びを感じている。日沿道のネットワーク形成で大館能代空港や能代港などの拠点が密接につながり、道路と空路・航路・鉄路が連携して県北部地域が発展するよう努めたい
 津谷永光・北秋田市日沿道建設促進期成同盟会長(北秋田市長) 大館市に続き能代市とも直結し、大館能代空港を基軸とした物流拠点として経済のさらなる活性化が見込まれる。伊勢堂岱遺跡へのアクセス向上、能代港に入港するクルーズ船観光客の流入促進など、森吉山周辺の観光資源を生かした交流人口の増加にも期待を寄せている。県北地域と第三次医療圏をつなぐ「命の道」の役割も担うものと確信している。早期開通に向け、引き続き全力で取り組んでいく。
 佐竹敬久知事 企業立地や観光振興など、計画的な地域づくりとストック効果の早期発現に大きく寄与するもので大変うれしく思う。県としては引き続き、高速道路ネットワークの早期完成に向け、あらゆる機会を捉えて関係機関に強く働きかけていく。

小中校再編プラン 「阿仁・森吉」は年度内に 北秋田市教委 市議会総文委で説明

2020-02-07
北秋田市議会の総務文教委(市役所)
 北秋田市議会の総務文教委員会(大森光信委員長)は6日、市役所で開き、所管事務調査を行った。小中学校適正規模・配置再編プランのうち、阿仁地区と森吉地区について市教育委員会は「プランの策定段階では未定だった。これまで、保護者や地域住民との話し合いなどを進めてきた」などと説明。「本年度中に、教育委員会としての方向性を決定する」とした。
 適正規模・配置再編プランは2017年3月に策定。市の事情を考慮して、適正規模については「小中学校とも学級替えができる規模(1学年2学級以上)」または「1学年1学級であっても20人程度の児童生徒がいる規模」、「過小規模校の解消(複式学級の解消)」とした。プランの計画期間は17年度から31年度までの15年間。
 鷹巣中と鷹巣南中は今年4月1日に統合して、新たな鷹巣中としてスタートする予定。鷹巣中央小と鷹巣南小は、来年4月1日の統合を目指し、校名や校歌、校章、校旗などの検討を進めている。また、鷹巣小と鷹巣東小、綴子小は27年度から31年度のできるだけ早い時期の統合を目指すとしている。
 この日の委員会で市教委は、これまでの学校再編に向けた動きを報告するとともに、プランの策定時には「未定」としていた森吉中と阿仁中の統合、阿仁合小、大阿仁小、前田小の統合への取り組みを説明。これらの統合についてはプランで「19年度までの3年間をめどに話し合いを進める」などとしていた。
 各地区や各校のPTAなどを対象に説明会を開いたり、協議の場を設けたりしたことを説明。「通学時間、距離の問題」や「地域から学校をなくしたくない」など、さまざまな意見や要望が出されているとした。その上で「意見を参考にしながら、教育委員会としての原案を取りまとめる。本年度中に方向性を決定したい」とした。
 委員会ではこのほか、会計年度任用職員制度についての説明も受けた。

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空き家対策計画 利活用促進など4本柱 大館市改定案 2月10日まで意見公募

2020-01-31
改定する計画案が示された空き家等対策協議会(大館市役所)
 大館市は、本年度改定する「空き家等対策計画」案をまとめた。現況調査では、市内に1798戸の空き家が確認され、空き家率は5・9%。「危険度の低い利活用できる建物が増えている」ことが分かった。計画案は2020年度から4年間を期間とし、「空き家等の発生抑制」に重点を置き、利活用促進など四つの柱で施策を掲げた。2月10日までパブリックコメント(意見公募)を行っている。
 現行計画は2016~19年度の期間で、危険な状態となった「特定空き家」への対処などを定めている。27日に市役所で開かれた市空き家等対策協議会(会長・福原淳嗣市長)に、改定する計画案が示された。
 5年ぶりに昨年4~10月、市内全域で現況調査を実施。空き家は前回調査から57戸増の1798戸。解体の緊急度が高い建物は156戸、老朽化、損傷が激しい建物は189戸。一方、当面の危険性の少ない建物639戸、再利用が可能な建物814戸で、危機管理課は「危険度が高い建物が減り、利活用できる建物が増加している」と分析した。
 計画案では、調査結果や所有者アンケートから、▽新たな空き家等の発生▽維持管理を行っていない空き家等の増加▽利活用―など課題7点を抽出。課題を踏まえ、空き家等の「発生抑制」「適正管理」「利活用促進」「管理不全な空き家等の解消」の4本柱、6項目で施策をまとめた。
 具体的な取り組みには、「安心して長く使い続けられる住環境の保全・形成等」「住宅としての利活用の促進」を新規に掲げた。住宅リフォーム支援事業、「空き家バンク」制度の活用、同制度を活用した転入者への定住奨励金などを盛り込んだ。危険空き家等撤去費補助事業、相談を受ける危機管理課内の「総合窓口」の周知なども進めていく。
 パブリックコメント、2月の協議会、議会への説明を経て年度内の改定を目指す。危機管理課によると、調査や統計方法は違うものの全国、本県ともに空き家率は13・6%で、本市は低く推移し、「撤去費補助の利用や市民の認識の高まりで空き家の解体が進んでいる。課題に対し施策を進めていきたい」と話した。
 計画案は市本庁舎や比内、田代総合支所、市ホームページで公表。郵送やファクス、電子メールで意見を受け付ける。問い合わせは危機管理課(☎0186・43・7100)。

新型肺炎の感染防げ 北鹿の観光施設 交通機関 職員のマスク義務化など 対策に動き出す

2020-01-31
新型コロナウイルスの感染予防のため、多言語で理解を求める掲示をしている(秋田犬の里)
 中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者が拡大していることを受け、北鹿地方の観光施設、交通機関などが予防対策に動き出した。中国本土では感染者が7000人を超え、国内を含め世界で感染が広がっている。外国人観光客と接する機会が多い場所では、消毒のほか職員にマスク着用を呼び掛け、予防を徹底。今後の状況を見ながら対応を強化する可能性もあり、利用者に協力と理解を求めている。
 昨年12月以降、新型コロナウイルスに関連した肺炎が発生し、中国本土で拡大。中国政府によると、中国本土の感染者は30日で7000人を超え、死者は170人以上に増えている。アジアのほか欧米でも広がりを見せ、厚労省の発表によると、29日現在で国内感染者は7人となっている。
 中国語圏の外国人観光客が頻繁に訪れる大館市の観光交流施設・秋田犬の里では、感染予防のため30日から秋田犬の展示コーナーに仕切りを設け、来場者が秋田犬に触れることができないようにした。同施設では「複数の人に触れられる可能性がある」とし、当面の間、措置を講じることにした。
 また、コーナー内には理解を求める案内文を日本語、英語、中国語で掲示。写真は通常通り撮影できる。併せて、館内では職員にマスク着用を促し、1日数回、手すりなどをアルコールで消毒している。
 県外客と接触が多い交通機関も対策を進めている。28日に奈良県の観光バスの運転手が感染し、翌日には同乗していたガイドも感染したことなどを受け、日本バス協会が各都道府県の協会に「予防・まん延防止の徹底」の文書を通知。秋北バス(本社・大館市)では、昨年11月初旬からインフルエンザ予防のため、乗務員にはマスクの着用を励行していたが、29日に義務化した。対象は高速バス、空港リムジンバス、貸し切りバス、タクシーの全車両。バスでは専用の機械で空間除菌も行っている。
 現在は乗務員に対しての指示のみ。今後、乗客へ予防の協力を求める可能性があるかについて、同社では「現時点では否定できない」とし「状況を注視していきたい」と話している。

都市計画マスタープラン 13年ぶりに見直し 鹿角市 意見公募へ 人口減、災害に対応

2020-01-31
 鹿角市は、都市計画の基本方針を定めた都市計画マスタープランの見直し作業を進め、計画案をまとめた。2月3日に公表し、パブリックコメントを実施。12、13日には十和田、花輪の2カ所で住民説明会を開く。見直すのは13年ぶり。
 マスタープランは、都市計画区域の整備、開発、保全について方針を明らかにし、市の都市計画分野では最上位計画に位置付けられている。都市の将来像を示し、実現のための「まちづくり方針」を盛り込んでいる。
 現行の計画は2006年に策定。20年後の市の将来像を描く―として、土地利用の方針をはじめ交通道路網、交通施設、公共施設について整備方針を盛り込んだ。自然と地域資源を生かす方針も示している。
 策定から10年以上が経過し、地域の現況、社会経済状況が大きく変化。策定後に発生した諸課題への対応が求められている。特に、少子高齢化、人口減少、災害に対応した都市構造への転換が重要となっている。
 見直しは18、19年度の2カ年で進めている。市民ニーズを把握するため、2000人を対象にアンケートを実施。委員13人の市民懇談会を設置し、昨年12月までに計4回開き、市民の意見を反映させた。
 並行して、庁内組織として建設部長を会長とし関係課長で構成するマスタープラン見直し会議を設け、協議している。3月に都市計画審議会に計画を諮問、答申を受ける。
 計画案に対し市民から意見を募集するため、2月3日からパブリックコメントを実施する。住民説明会は12日が十和田市民センター、13日が花輪市民センター(コモッセ)で開かれる。時間は午後6時30分から。

20年度 販売目標は38億4千万円 重点8品目など生産拡大へ JAあきた北生産者大会

2020-01-30
表彰などが行われた生産者大会(メモリスあきた北)
 JAあきた北は29日、大館市のメモリスあきた北で生産者大会を開き、優良生産者を表彰したほか農畜産物の生産販売計画を決めた。2020年度の目標販売額は38億3987万円で前年度比1億8213万円、4・5%減。農業者の所得増大と生産拡大など5点の大会スローガンを採択した。
 約200人が出席。虻川和義組合長は19年産について「基幹作物のコメは久々の豊作基調となったが、青果物は少雨・干ばつの影響を受け生育停滞や品質低下などで出荷量が伸び悩む品目が多かった」と振り返り、「エダマメに次いでネギの販売額1億円を目標として生産拡大に努める。それぞれの営農規模に合った計画を提案したい。雪が少なく春作業への影響も心配されるが、豊作となることを祈念する」とあいさつした。
 来賓の鎌田雅人・県北秋田地域振興局長は「地域の特色を生かした産地が形成されて心強い。農業者の所得向上へ現場密着型の支援を推進する」と述べた。
 19年度生産販売状況(12月末時点)は青果物が前年比15%減の6億5486万円、直売所(旬菜館)が0・2%増の2億4500万円、畜産物が3%減の5億1802万円。主食用米の集荷数量は12月11日時点で29万8912袋(30㌔入り)で集荷率94・4%、1等米比率は86・5%だった。
 生産販売計画の強化項目は▽需要に応じたコメ生産と重点品目を中心とした複合経営を実践し、生産者の強固な経営基盤を確立▽重点8品目(アスパラガス・ヤマノイモ・エダマメ・大館とんぶり・キュウリ・ネギ・小玉スイカ・キャベツ)と花きの生産拡大、所得増大―など5点。コメ・雑穀類の目標額は23億9937万円、青果物7億3000万円、直売所2億5000万円、畜産物4億6050万円を掲げた。
 大会スローガンでは、地域特性を生かした産地づくりや担い手支援の実践、需要に応じたコメ生産の継続などを確認。関東や関西の市場情勢報告も行われた。
 受賞者は次の通り。
 ▽組合長賞=富樫英悦(稲作、板沢)秋元純一(シシトウ、十二所)虻川修士(小玉スイカ、櫃崎)武田光則(スナップエンドウ、比内町日詰)石垣周一(果樹、中山)浅利政益(比内地鶏、山田)斉藤恵美子(直売所、大子内)
 ▽市地域農業振興表彰=小畑奨義(ヤマノイモ、二井田)眞崎久(アスパラガス、四羽出)アグリ川田(エダマメ、宮袋)冨樫覚(ネギ、本宮)櫻庭隆之(キュウリ、長木川南)小丹波潔(大館とんぶり、比内町独鈷)一関和磨(花き、二井田)
 ▽JA重点推進品目支援策(優良生産者)=松澤幹基(ヤマノイモ、比内町寺崎)菅原一成(アスパラガス、比内町笹館)佐藤謙一(エダマメ、川口)佐々木浩司(ネギ、沼館)菅原純(キュウリ、比内町釣田)渡邉寛子(花き、比内町五日市)高橋浩司(比内地鶏、比内町五輪台)

「阿仁マタギ」の日本遺産 認定目指し3回目の申請 北秋田市 市長「朗報待ちたい」

2020-01-30
会見する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は、29日に市役所で開いた定例記者会見で、「『阿仁マタギ』の歴史と文化について、日本遺産への申請手続きを行った」と明らかにした。今回が3回目の挑戦で、申請は今月17日付。県を通じて24日までに文化庁へ提出した。結果発表は5月中旬が見込まれており、市長は「朗報を待ちたい」と述べた。新型コロナウイルスによる肺炎については「憂慮している」などと話した。
 日本遺産は、地域に根付き世代を超えて受け継がれている風習や伝承などを「ストーリー」として文化庁が認定するもの。訪日外国人客の誘致などを狙いとしている。
 同市は2018年度に「阿仁マタギ~山に生かされる共生の暮らし」、19年度は「阿仁マタギ―山の恵みは山神様からの授かりもの―」のタイトルで申請したが、2年連続で見送られていた。
 事業は15年度から20年度までに約100件の認定を予定している。このため、今回が実質的に「最後のチャンス」になるものとみられている。
 この日の会見で市長は、「昨年のタイトルの『山神様』を『山ノ神』に変更したほか、市日本遺産事業推進協議会や作業部会からの意見等を集約し、阿仁マタギを魅力あるものとして伝えるストーリーや構成文化財、地域活性化計画の見直しを行った」と説明。
 「阿仁マタギの歴史や文化のさらなるブランド化は、活力ある地域づくりを推進する上でも大きな強み。認定による国内外からの来訪者の増加や交流人口の拡大に期待している」と述べるとともに、「ストーリー性や内容に厚みを持たせ、良い申請ができた。朗報を待ちたい」と話した。
 また、新型コロナウイルスによる肺炎については「非常に憂慮している。市のホームページでも注意を喚起しているほか、具体的な指示が国、県からあれば対応する」としたほか、観光面などへの影響には「内陸線のインバウンド利用が3万人を達成したばかりであり、その辺も憂慮している」などと述べた。
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