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大館市立総合病院 新型コロナ第2波に備え 軽症者 ドライブスルーでPCR検査

2020-05-26
 大館市立総合病院は感染症指定医療機関として新型コロナウイルスの検査態勢を強化する。帰国者・接触者相談センターで感染の有無を調べる検査が必要と判断された軽症患者らに対応するため「ドライブスルー方式」のPCR検査を導入する。施設を今月中に整備する予定で、市内医療機関に協力を依頼している。PCR検査装置1台の設置も計画した。病院事務局は「今後想定される感染の第2波、第3波に備えていきたい」と話す。
 現在、病院では感染制御室の担当医師、感染症の認定看護師、看護師の計3人体制で、一般来院者と動線が遮断された病院外の専用建物で、感染疑いのある患者の診察やPCR検査の検体を採取している。検査後は、医師、看護師が防護服やマスク、手袋などを取り換え、消毒し、約1時間空けて次を受け入れる。検体は県健康環境センター(秋田市)に運び、採取から約6時間で結果が判明する。
 計画によると、車に乗ったまま検体を採取するドライブスルー方式の検査は、帰国者・接触者相談センター(保健所)に相談し、比較的軽症、濃厚接触者と判断された人を対象とする。実施日は週3日、1日2時間程度で調整し、市内医療機関の協力を得て行う予定。検査のためのプレハブを病院駐車場に今月中に設置したいとしている。独自に検査を希望する市民への対応は想定していない。
 現在の検査専用建物は、熱が続いているなど中等症患者らを対象とする。ウイルスが外に漏れ出さない陰圧式エアーテントなどを整備する。事務局は「帰国者・接触者相談センターから紹介のあった患者を効率よく診察、検体採取する仕組みをつくる。症状に応じてルートを分けることで、医療スタッフの負担軽減を図りたい」と話す。
 このほか、同病院にPCR検査装置1台を導入する。現在、行政検査以外で医師が検査が必要とした患者は、外注で検査しており、6月下旬ごろまでに装置を整備し、迅速に対応していく。医療従事者の感染を防ぐため、防護服840セットも確保する。
 19日の市議会臨時議会で可決された一般会計補正予算に関連事業費を計上した。事務局は「人の移動で再び感染が拡大する可能性があり、今後に備えて検査態勢を整備したい」と話した。
関に立替払い(代位弁済)をする。

仕切り、検温、出入り口分散 「新たな日常」徐々に 市民の意識に変化 

2020-05-26
入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示(イオンスーパーセンター大館店)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各業界団体は予防対策のガイドラインを示しており、北鹿地方の各業種でも〝新たな日常〟に対応しようと対策を工夫している。県の緊急事態措置が解除されてから10日がたち、各店舗、各施設で営業が再開する中、模索しながら対応する光景が見られる。
 政府の専門家会議が示す「新しい生活様式」では、身体的距離の確保、屋内でのマスク着用、手洗い・手指消毒の励行、毎日の検温など基本的な対策を一人一人に求めているほか、▽買い物は少人数ですいた時間に▽公共交通機関での会話は控えめに▽食事での大皿や回し飲みは避け、横並びで座る―などの実践例を挙げている。各業界団体のガイドラインではこれに沿った対策を採るよう促している。
 4月15日から5月14日まで臨時休業していた大館市新綱の温泉宿泊施設・ふるさわおんせん光葉館では、営業再開に当たって食堂のテーブルの間に仕切りを設置。宿泊客にはチェックイン、チェックアウト時に検温への協力を依頼し、館内の消毒なども徹底した。4~5月の売り上げが例年に比べて9割以上減少するなど厳しい経営状況の中、小林薫社長は「すぐに『どうぞ来てください』とは言えないし、さまざまなリスクがある中で悩みながら判断した。利用客は気を使って協力してくれている。長い目で見て注意していかないといけない」と気を引き締める。
 市内のスナックでは、県の休業要請が全面解除された日から、徐々に営業を再開する店舗が目立ってきた。感染防止対策としては店内の消毒のほか、席数を減らしたり、従業員に接客を最小限にするよう求めたり、県外客や新規客の来店を断ったりする店舗も見られる。自身もスナックを経営する県麵類飲食生活衛生同業組合大館支部の渡部常雄支部長は「来店を断るのはリスクも大きい。元通りに戻るには時間がかかると思うが、しばらくは様子を見なくてはいけないかな」と話す。
 同市大田面のイオンスーパーセンター大館店では今月中旬から、来店客同士の距離を確保するため、出入り口2カ所で、入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示を始めた。混雑する時間帯もチラシなどで周知してきた。
 藤川慎一郎店長は「出入り口で来店客が接触することが少なくなったと思う。混雑時を避けて来店する人も増えたし、マスク着用はもちろん、入り口に置いたアルコール消毒液も利用してくれる。警戒の高まりで市民の認識、意識が変化してきたように感じる」との見方を示す。「(新型コロナウイルスは)再発性も高いと聞くし、長い付き合いになると思う。商売の仕方も変わっていく。十分な対策をしていきたい」と話した。

 

ほくしか鹿鳴ホール 「社会的距離」と「興行」手探り 利用者徐々に

2020-05-26
約3カ月利用されていないホール(ほくしか鹿鳴ホール)
 大館市のほくしか鹿鳴ホールが営業を再開して約2週間がたち、会議室や練習室の利用者が徐々に増え始めている。その一方で、中・大ホールの6月予約状況は1件にとどまるなど「コロナ禍」以前の状態にはまだ戻れずにいる。イベント業界自体の動きが止まっているなか、にぎやかなホールを取り戻そうと手探り状態の日々が続いている。
 同ホールを運営する市文教振興事業団は新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を受け、先月25日~10日まで臨時休館とし窓口業務と貸館業務を停止。2月下旬から予約取り消しが相次いだため、休館期間中の利用の断りを入れたのは5件ほどだったという。
 11日の営業再開に伴い利用者を大館在住者に限定したが、18日からは県内在住者に緩和。ホール利用は比較的少人数(最大50人)までとしているほか、利用者に密閉・密集・密接の「3密回避」やアルコール除菌を呼び掛けるほか、エントランスのいすを対面式から一方向へと変えた。
 営業再開後、会議室や練習室を利用する4~5人の団体が少しずつ出てきたが、ホールの予約状況は6月末の1件にとどまっている。山内知生係長は「最後の利用が約3カ月前。東日本大震災の時は2週間ほどで以前の利用状況に戻ったため、今までに無い状態」と話す。
 今後、コンサートなどを開催する場合は全国公立文化施設協会の出すガイドラインに沿って、客席を原則指定席とし前後左右を空けた席配置にするなどして対応。同ホールでは中ホール414席に対して100席ほどしか使用できないため「興行が成り立たない」とため息を漏らす。「問題となってくるのがどこまで厳密に社会的距離を取るか。先が見えないなか手探り状態」と話す。

 

高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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子育て支援の要望多数 大館市総合計画後期・第2期戦略 原案への意見公表

2020-03-23
 大館市は、まちづくりの指針となる総合計画後期基本計画(2020~23年度)と第2期総合戦略(20~24年度)の原案に対する意見を公表した。子育て世帯への経済的支援、高齢者福祉の充実、観光施設の機能強化などを求める声が多かった。修正点として子どもの出生や在宅子育てへの助成拡大、介護職の人材確保・育成などを追加した上で年度内に策定する。
 意見公募は昨年12月から1月にかけて実施。後期基本計画案に寄せられた297件のうち「商工業」への意見が20件で最も多く、若者の働く場所の確保や大町商店街の振興を求める声があった。次いで「子育て支援」が19件で子どもの遊び場や子育て世帯への経済支援など、「交流人口の拡大」が17件で観光交流施設・秋田犬の里の機能強化や観光客の2次アクセス整備など、「消防・救急救助体制・防災」が12件で大規模災害への対応充実など、「道路・交通網・情報基盤」が11件で市道整備や交通弱者対策などと続いた。
 これを受け、出生祝い金の対象拡大や在宅子育て支援給付金の支給期間延長、特定不妊治療の助成拡充、介護職に従事する人材の確保と育成、町内会の備品整備に対する助成、2地域居住の希望者に対する相談体制充実と必要な支援の推進、新たに斎場・墓地公園整備などを追加する。
 総合戦略案には230件の意見が寄せられ、「観光とスポーツによるにぎわいと交流を生むまちづくり」が23件で最多。内容は総合計画と同じく秋田犬の里の機能強化、観光客の2次アクセス整備のほか、市内周遊コースの提案、ドーム・アリーナの積極的活用を求める声などがあった。次いで「暮らしを支える元気な農林業づくり」が14件で情報通信技術(ICT)活用による作業の効率化など、「資源を生かしたものづくり」も14件で働く場所の確保や大町商店街の振興など、「安心して結婚できる環境づくり」が13件で出会いの場創出や支援制度の対象年齢引き上げなど、「ひとりぼっちにさせない、暮らしをつなぐまちづくり」が10件で高齢者の生きがいづくりや施設充実などだった。
 意見を踏まえた修正点は、子ども見守りの視点で通学路防犯灯整備を新規事業としたほか、出産祝い金の対象を第1子から全ての出生児に拡大、在宅子育て支援給付金の対象を第2子以降から全ての子に拡大し支給期間も延長する。災害時の非常電源として活用できるよう電動車配備事業を追加し、国・県が重要施策と位置付ける関係人口の創出・拡大も新たに加える。
 後期基本計画の具体的な取り組みは334項目に上り、前期の252項目より82項目多い。第2期戦略は162事業を盛り込み、人口減少問題の克服や持続可能な行政を目指す。

桜櫓館 歴史価値守り耐震改修 大館市 5月連休明け着工 外観復元、設備更新も

2020-03-22
耐震改修工事を行う桜櫓館(大館市字中城)
 国登録有形文化財・桜櫓館(同市字中城)の耐震改修工事を行う。耐力壁が少なく、暴風や地震で倒壊の危険があるため、歴史が刻まれた文化財の価値をできるだけ損なわずに補強する。5月の連休明けから休館し、工事終了後の1月中旬に見学・貸館を再開する予定。
 19年度の耐震診断で、東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部が多いため、暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすい。このため「耐震性能はかなり低い」として補強計画を立てた。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用した上で、現代の技術で材料を組み合わせる。改修後の維持管理を見据えて特殊な材料や工法は選ばず、地元の建設会社や職人が修繕できる補強内容とした。
 既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐震壁を造る。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法を確認した上で、留め金物が想定と異なる場合は金物交換か増し打ちを行う。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強や、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども計画している。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。建物周囲に造られた物置は撤去し、浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に国登録文化財となった。
 2017年3月に国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は18年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

あす投開票 小坂町議選 期日前は前回上回る 陣営、最後の追い込みへ

2020-03-22
5日間の選挙戦はきょう22日が最終日。ポスター掲示板から14人が訴える(町内)
 任期満了に伴う小坂町議選(定数12)は23日、投開票が行われる。現職11人、新人3人の計14人が立候補、定数を2人超過する厳しい選挙戦を展開している。期日前投票は19、20の2日間で765人となり、前回の2日間を170人上回っている。選挙運動はきょう1日限り。各陣営とも最後の追い込みをかける。
 党派別では公明、共産各1人、ほか12人は無所属。年代別では50代2人、60代7人、70代5人。今回は、新型コロナウイルスの感染防止として、▽握手を避ける▽屋内演説会の自粛▽街頭演説で聴衆に近づきすぎない―の3項目を全員が申し合わせた。候補者は、集まった支持者を回りながら握手する代わりに、両手を合わせるポーズを取るなどしている。
 候補者は、少子高齢化に伴う人口減少を町の課題として指摘しながら「安全で安心なまちづくり」を半数以上が掲げている。福祉の充実と農業、観光業などの産業活性化、子育て環境の充実、若者の定住促進、高齢者に優しいまちづくりの実現を訴えている。
 選挙戦に入ってから、20日は強風、21日は冷たい雨に見舞われるなど、あいにくの天気。21日は雨の中、選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼しながら支持拡大を図っていた。
 19日から役場で始まった期日前投票は20日までの2日間で765人となっている。前回の2日間に比べ170人多く、出足は良い。全体の投票率は2004年85・54%、08年83・80%、12年82・68%と年々減少し、前回16年は80・25%。80%を切るかどうか、関係者は行方を見守っている。
 投票は23日午前7時から午後午後7時(十和田湖地区は午後5時)まで。開票は午後8時から向陽体育館で行われる。17日現在の有権者数は4454人(男2060人、女2394人)。

樹氷観賞にコロナショック 森吉山阿仁スキー場 利用客は好調も

2020-03-22
 県内の各スキー場が少雪傾向だった今季、北秋田市の森吉山阿仁スキー場は一定の積雪を確保でき、スキーやスノーボードの客数が前年に比べ5000人近く増加している。ただ、訪日外国人客に人気の樹氷観賞は減少傾向で、新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始めている。
 スキー場の利用状況は指定管理者のNPO森吉山(片岡信幸理事長)が集計し、市商工観光課に報告している。今季は12月7日にリフト運行を始め、積雪が確保できたコースから順次開放した。同27日に全面滑走が可能になった。
 報告によると、シーズンが本格化した1月はリフトやゴンドラを利用したスキー客が1万1735人(前年同期比2101人増)、2月が9352人(2689人増)を数えた。
 この2カ月だけで計2万1087人に上り、前年同期より4790人増えた。同課によると、市と県が取り組んだ「まるごと森吉山観光振興プロジェクト」(13~16年度)の成果が表れ、冬の利用が特に好調だった15年度と比べても1000人近く上回っている。
 増加の背景について同課は「雪を求める客が集中したのでは」と推測する。県内のスキー場が雪不足で十分にコース開放できず苦戦した今季。1月中に営業を断念した所もある中、森吉山阿仁スキー場は1月下旬に150㌢近い積雪があり、客を呼び込めたという。
 一方、樹氷観賞客は1~2月で3595人(前年同期比1405人減)にとどまった。ちょうどウイルス感染拡大が懸念された時期で、各国で海外への渡航自粛、制限が行われ、日本を訪れる観光客も大幅に減ったとみられる。NPOの吉田茂彦支配人は「インバウンド(訪日外国人客)のキャンセルが相次いだ」と減少理由を説明する。
 3月に入り、日本国内での移動や外出も自粛傾向にあり、日本人スキー客数に影響しているという。市は「3月の実績はコロナの影響次第」とし、吉田支配人は「今季の最終的な実績は見通しがつかない」と話した。

屋内で汗流す親子連れ 休校終え、春休みスタート 大館市の小中学校

2020-03-21
親子連れらが運動で汗を流す姿が見られた(県北部老人福祉総合エリア)
 大館市の小中学校は、新型コロナウイルスの感染防止のための一斉臨時休校期間が終わり、20日から春休みに入った。市教委は休み中のグラウンドや公園での運動を推奨したものの、この日はあいにくの雨天で各校のグラウンドは静かなまま。一方、屋内施設では子どもたちが元気に走り回る姿が見られた。
 市教委は春休み期間中の対応として、部活動やスポーツ少年団、集団での活動は3月末まで引き続き自粛とした。一方、体力づくり等のため学校のグラウンドや公園での運動を推奨し、各校に通知。学校から保護者に対して一斉メールを送信するなどして周知した。
 休み初日となった20日は雨天となったため、市内各校のグラウンドは休校期間中と同様に閑散としていた。一方、屋内施設では運動をして汗を流す親子連れの姿が目立った。
 同市十二所の県北部老人福祉総合エリア内の屋内運動広場には、午前中から親子連れらが訪れた。小中学生の姿も多く、バスケットボールやサッカー、バドミントンなどを思い思いに楽しみ、汗を流す光景が広がった。
 藤原芽生さん(西館小1年)は「休校中は児童館や家で遊ぶことが多かった。運動できて楽しい」と話した。
 母親(36)は「子どもたちは休校期間中、家にいる時間が多く、思いっきり遊ぶことができずにいた。ストレス解消になるかな、と思って連れてきた。屋内でも体を動かす場所があるのはありがたい」と話していた。
 春休みは4月5日まで。始業式は同6日、入学式は同7日(花岡小は6日)で、通常通り行う。

 
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