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来春の県議選 前哨戦が活発化の様相 鹿角選挙区 川口氏に続き児玉氏が表明

2018-09-21
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 来春の県議選鹿角市・郡選挙区(定数2)は、現職の川口一氏(67)=自民=に続いて、新人で鹿角市議の児玉政明氏(46)が出馬を表明した。もう一人の現職、石川徹氏(54)=無所属=は現時点で態度を明らかにしていないが、川口、児玉両陣営は選挙戦となることを予想しており、今後、前哨戦が活発化しそうだ。
 川口氏は8、9月に鹿角市と小坂町の3カ所で後援会が開いた森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟全国連絡会議の会長就任祝賀会の席上、6選を目指して出馬を表明し、決意を新たにした。
 児玉氏は20日、市役所で会見を開き、県議選に出馬する意向を明らかにした。市議辞職の時期は後援会と相談して決めるが、12月末までは議員を続けたい考え。自民公認の申請も行う予定。
 石川氏は20日の県9月議会・一般質問でも取り上げた鹿角3高校の統合問題を挙げ「任期中にやらなければならないことを、しっかりと進めてから考えたい」とし、2期目に向けた態度を保留している。
 前回は三つどもえの選挙戦。比較的安定した地盤や固定票を持つベテラン議員の現職2人に、新人が草の根運動を軸にして挑む構図となり、現職の川口氏が5選、新人の石川氏が初当選を果たした。
 得票は川口氏7099票(鹿角市4700票、小坂町2399票)、石川氏6894票(鹿角市6171票、小坂町723票)、次点の現職6463票(鹿角市6244票、小坂町219票)だった。

「マイスター」の授業見学 大館で大学教育ツーリズム 愛知など学生ら20人

2018-09-21
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武石教諭の授業を参観するツーリズム参加者(扇田小)
 愛知教育大学の学生が企画した「大学教育ツーリズムin大館」が、大館市内で行われている。同大の学生ら20人が訪れ、20日は市教委認定の「授業マイスター」の授業見学や教員と意見交換。教育実習を控えた学生もおり、教員への夢に大きな刺激を受けた様子だった。
 企画したのは同大初等教員養成課程の原田梨世さん(英語選修4年)。来館時に目にした大館の教育の質の高さに驚き、地元愛知や全国の教育を見直すきっかけにしたいと参加者を募った。
 学生や愛知県教委職員らが参加。この日は扇田小で、マイスター認定を受ける武石郁子教諭による6年生の算数の授業を視察した。授業の進行役を務める学習リーダーや、児童間で考えを深め合う「ブラッシュアップタイム」などに見入り、写真や動画を撮影していた。
 武石教諭は「身の回りにある『比例』の単元。テストで100点を取るためでなく、生活に生かせるという実体験をさせたかった」などと趣旨を説明。原田さんは「事前学習のかいもあり、参加者が興味深く授業を見る姿がうれしい。自分自身も効果的な発問などためになることばかり」と話した。
 同課程の上坂茅穂さん(情報選修3年)は「先生対子どもではなく、一緒に学び合う姿が印象的。子どもの意見を取り入れる課題設定やまとめなど、初めて見ることばかり」と驚いていた。「学びは愛知の教育の向上にもつながるはず。ツーリズムの継続開催のほか、大館で教育実習もしてみたい」と夢を膨らませた。
 採用2~9年目の教員を対象にした市教委の授業力向上研修を兼ね、市内の4人も参加。比内中では青山まり子教育専門監の英語、根本大輔教諭の国語の授業も見学した。
 一行は19日から2泊3日の滞在。初日は、宿泊先の大館少年自然の家で高橋善之市教育長らから、市の教育について説明を受けた。最終日の21日は釈迦内小でヒマワリ活動の見学や体験、城南小の授業参観を予定している。

北秋田市病院事業会計17年度 純損失は3・3億円 監査委「開業以来最も良好」

2018-09-21
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 北秋田市は2017年度病院事業会計決算をまとめた。市民病院の収益的な収入から支出を差し引いた純損失は3億2708万円となった。実績について監査委員は「開業以来最も良好」と指摘した上で、累積欠損金が28億円に上ることなどから、さらなる効率的な経営を求めている。
 市民病院は開設許可病床数320床のうち、222床が稼働している。17年度事業報告書によると、入院患者数は計画(6万1943人)に対し8943人多い7万886人。1日平均194・2人だった。外来患者数は計画(12万8078人)に対し、4093人少ない12万3985人。1日平均508・1人だった。
 病院開設時から指定管理者制度を導入し、JA秋田厚生連があらかじめ決められた指定管理料の中で運営している。このため、入院や外来など本業の医業による収入が入らない特殊な会計となっている。
 決算の確定を待って過不足額があれば翌年度に精算するルールで、17年度に市の一般会計から支出した総額は6億6200万円。前年度に比べ9278万円減った。
 背景には、主に「地域包括ケア病棟の効率的な稼働」などから入院患者数が大きく増加したことが挙げられている。「良好な成績」を踏まえ、17年度指定管理料は「多額の返還が見込まれる」としている。
 予算の執行状況を見ると、収益的収入は予算額5億8526万円に対し、決算額が5億8502万円となった。収益的支出は予算額9億1234万円に対し決算額が9億1211万円。
 3億円以上の純損失計上が続く中で、監査委は慢性的な医師不足が改善傾向にあり「診療体制の拡充が図られている」と評価した。医師充足率は3月末時点で97・5%。今後について「一般会計から負担する額の削減につながる取り組みの充実を求める」とし「魅力を高め、17年度を上回る効率的な経営が行われるよう望む」と結んだ。

大館市「健康ポイント事業」 商品券との交換開始 参加1000人目標に

2018-09-20
健診会場などのほか、保健センターで配布しているポイントカード
 大館市の「健康ポイント事業」は、運動や健診受診など健康活動に取り組みポイントをためた市民への地域限定商品券交付が今月から始まった。2年目の本年度は、商品券の交付期間を2カ月早め、市民の参加を促す。初年度は特定健康診査や胃がん検診の受診者が増加するなど一定の成果があったととらえ、健康課は「健康づくりの意識を高め、将来の健康寿命延伸につなげたい」と話す。
 減塩や運動など自ら健康活動の目標を設定し実践すると最大20㌽、特定健診や職場の検診、人間ドック、がん検診受診、健康講座受講に70~10㌽が与えられ、100㌽以上ためると、1000円分の地域限定商品券と交換できる。「働き盛り世代」に楽しく健康づくりに取り組んでほしいと、40歳以上の市民(公務員除く)を対象に、昨年度から3年間取り組む計画。
 本年度の商品券の交付は9月3日にスタート。開始から10日間で30人以上が交換に訪れ、「反響はいい」と話す。集団健診など早い段階で100㌽に達する市民もいるため、交換開始時期を昨年度の11月から2カ月早めた。これまで講座や健診会場でA6版のカード約4000枚を配布した。
 健康ポイント制度は県内7市町村で実施されている。同課によると、17年度は市民706人が商品券と交換。アンケートでは、99%が「健康活動を続けたい」と回答。「健(検)診を受けるきっかけになった」と答えた市民は86%で、「家族に受診を勧めやすくなった」との声もあった。
 特定健診の受診者は、16年度から約290人増加。胃がん検診の受診率は16年度6・8%から17年度は7・9%となった。「かかりつけ医による受診勧奨や受診の助成など他事業と組み合わせ、一定の成果があった」と分析する。
 本年度は1000人への商品券交付が目標で、同課は「対象講座を増やしたほか、乳がん検診などこれから受けられる検診もある。今から始めても100㌽をためることができるため、参加してほしい」と呼び掛けた。
 本年度は来年3月末までポイントをため、4月末まで商品券と交換できる。交換場所は市保健センター。毎月第3月曜は午後7時まで対応する。11月は地区公民館を巡回して交換を受け付ける。問い合わせは保健センター(☎0186・42・9055)。

 

迷子の幼児に声掛け 北鷹高の工藤さんと千葉さん 北秋田署から感謝状

2018-09-20
署長感謝状を受け取った工藤さん㊧と千葉さん(秋田北鷹高校)
 北秋田署は18日、積極的な声掛けで幼児を保護して交通被害を未然に防いだとして、秋田北鷹高校2年生の工藤沙也花さん(17)と千葉玲奈さん(16)に署長感謝状を贈った。同校校長室で贈呈式が行われ、成田實署長が「適切な保護に感謝している」と話した。
 同署などによると、二人は今月10日午後4時半ごろ、下校途中に同市栄のコンビニエンスストア前で、車道に飛び出そうとしている3歳の男の子を発見。二人が手を引いて歩道に連れ戻した。
 その後も幼児は1人で歩いていたため不審に思い、声を掛けると迷子になっていることが分かった。学校の教員を通じて同署に連絡。二人は不安そうにしている幼児が警察に保護されるまで優しく声をかけていたという。幼児は迷子になる前までいた親族の家から直線距離約1㌔の地点まで歩いていた。
 工藤さんは「何事もなく帰れてよかった。今後も遭遇したときは対応できるようにしたい」と安堵(あんど)。千葉さんは「大きなことをしたつもりはなかったのでびっくり。妹がいるので子どもに接するのは慣れていた」と話した。
 
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北秋田 国立市訪れ太鼓披露 参加市民が成果報告

2018-08-04
国立市での交流活動を報告した市民ら(北秋田市役所)
 北秋田市の合川太鼓保存会(松橋勝美会長)と障害者生活支援センター「ささえ」の会員ら29人が7月下旬、同市と「交流共同宣言」した東京都国立市を訪れ、太鼓演奏などを通じて交流を深めた。3日に北秋田市役所で交流の成果を報告した。
 国立市との交流は旧合川町時代から40年近く続いている。平成の市町村合併で一時途絶えたが、2014年に再開。合川地区に伝わる「まと火」を国立で再現するため、住民有志が上京し協力してきた。
 今回は「国立まと火」(22日)の太鼓出演と演奏交流、公共施設の一角に障害者カフェを全国でいち早く開設した「喫茶わいがや」などの先進地視察を目的に交流を計画。保存会員17人、ささえ関係者12人が参加し、7月21日から3日間、「なかま交流プロジェクト2018」という名称で実施した。
 プロジェクトの実行委員長を兼ねる松橋会長ら8人が市役所を訪れ、津谷永光市長に「交流し見聞を深めてきた」と報告した。国立市の「やぼ天神太鼓」と合同演奏したり、ワークショップ形式の交流を図ったりしたという。合川中2年の佐藤琉輝さんは「自分なりに太鼓をたたくことができて良かった。また行きたい」と交流継続を期待した。
 ささえ利用者の佐藤工さんらは、文科省の「障害者のための生涯学習推進事業」の一環で参加した。将来、カフェ開設を目標にしていて「障害の有無にとらわれないカフェを開きたい」「今後の事業展開をしていく上での道しるべを仲間と共有できた」などと語った。
 津谷市長は「北秋田市の良いところをPRしてくれた」「素晴らしい報告に感謝します」と市民レベルの交流を喜んだ。
 

記録的暑さ、熱中症増加 北鹿地方搬送50人 大館で今年県内初の死者

2018-08-03
 記録的な暑さに見舞われている北鹿地方で、熱中症による救急搬送が相次いでいる。北鹿3消防本部によると、今年夏に搬送された人は7月末現在で50人。昨年同時期を9人上回る。大館市では31日に県内初の死者も出た。8月も厳しい暑さが続くとみられ、消防は予防や対処法を周知しながら注意を呼び掛けている。
 秋田地方気象台によると、7月の平均気温は大館市で24・3度、北秋田市鷹巣で24・2度を記録し、どちらも7月では統計史上2番目の高さとなった。同市脇神では23・4度、鹿角市八幡平では21・1度で、共に7月の史上第1位を更新。各地で平年より1・7~2・4度も高かった。最高気温が35度を超える「猛暑日」や、30度以上の「真夏日」が連日続いた。
 「30年に1度以下の異常気象」(気象庁)と呼ばれる暑さの影響で、北鹿地方では熱中症の疑いで搬送される人が例年より増えている。大館市、北秋田市、鹿角広域の3消防本部によると、今年夏に搬送された人の数は7月31日現在で▽大館管内=25人▽北秋田管内=8人▽鹿角管内=17人―。前年同期と比べると、大館で5人増、鹿角で6人増、北秋田で2人減。
 このうち大館市では2015年以来の死者も出た。31日午後5時30分ごろ、買い物から帰ってきた男性(71)が自宅内で倒れていると家族から119番通報があった。搬送時には意識がなく、体温は42度を超えており、約1時間20分後に市内の病院で死亡が確認された。熱中症による死者は今年県内初。
 同市では重症者も2人出ている。7月中旬までは屋外での運動、作業中に体調不良を訴える人が中心だったが、猛暑が続いた7月下旬からは「屋内での発症者も増え、例年より搬送が増えている状況」という。
 大館市消防本部によると、予防のポイントは▽部屋の温度、湿度をこまめに確認する▽室温28度を超えないようエアコンや扇風機を使用する▽こまめに水分補給する▽外出時は涼しい服装で、日よけ対策をする▽屋内でも屋外でも適度に休憩を取る―など。
 暑さで体調を崩した人を発見した際は「涼しい場所に移動させ、服を緩めるなどしてほしい。屋内ではぬれたタオルで脇を冷やしたり、うちわであおいだりするのも効果がある」という。「症状が改善しない場合はいち早く119番通報するか、医療機関を受診してほしい」と訴えている。
 

県内初 ブロック塀撤去に補助 鹿角市臨時議会 補正予算に20件分

2018-08-03
2議案を可決、閉会した鹿角市臨時議会(市役所)
 鹿角市の臨時議会は2日開き、市独自のブロック塀等撤去支援事業費補助金400万円を計上した2018年度一般会計補正予算と物品購入の議案2件を原案通り可決し、閉会した。ブロック塀等撤去支援事業費補助金は県内の自治体では初の導入。来週早々にチラシを全戸配布し、13日から申請を受け付ける。
 一般会計補正予算は歳入歳出に400万円を追加し、総額を180億6597万円とした。
 ブロック塀等撤去支援事業費補助金は、大阪府北部地震を受けて、大きな地震等で倒壊する恐れのあるブロック塀の撤去を促進するため、市独自の補助制度を新設した。当初は9月議会での補正予算案提案を目指す見通しだったが、市民の安全対策を急ぎ、臨時議会で対応することにした。
 補助金の交付対象は、公道等の道路に面し、高さが基準を超える個人所有のブロック塀等を撤去または一部を撤去して基準内とする工事。補助率は10分の8、上限は20万円。今回は20件分を計上したが、申請がこれより多い場合は「補助金の追加を考える」(市)という。工事完了期限は20年3月31日。
 鉄筋等の補強の有無が目視で確認できないため、組積造の塀の構造基準を適用。厚さ10㌢で高さ60㌢以下、厚さ12㌢で高さ80㌢以下、厚さ15㌢で高さ1㍍以下、厚さ19㌢で高さ1・2㍍以下―とする。
 事業所所有の塀は対象外。修繕だけの申請はできない。塀の所有者が市外に在住していても申請できるが、周知については空き家等の調査を実施した上で対応する考え。
 議員から「危険でも持ち主から申請がなければ撤去できないのか」との質問があり、当局は「行政として強制力を持った指導はできないが、チラシの配布等で補助制度を把握していただくことになる」と答えた。
 物品購入は市消防団1分団第1部(六日町)に配備する消防ポンプ自動車。指名競争入札の結果、山口電気通信(山口茂社長)が落札。契約額は2095万2000円(税込み)。納期は来年2月15日。
 

高齢者と食事で交流 北秋田市社福協 児童11人がボランティア

2018-08-03
調理した夕食を地域の高齢者と楽しんだ「ボラスク☆レストラン」(コムコム)
 夏休み中の小学生を対象としたボランティアスクール「レッツチャレンジ!ボランティア」が1日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで行われた。市内の小学4~6年生11人が高齢者との交流を通してボランティア活動に理解を深めた。
 北秋田市社会福祉協議会(髙坂祐司会長)が赤い羽根共同募金助成事業を活用して毎年開催。ボランティア活動に取り組む楽しさを知ってもらうことを目的としている。
 今回は新たな取り組みとして、参加者がメニューを調理し、高齢者を招いて一緒に夕食を楽しむ「ボラスク☆レストラン」をオープン。食事を通して高齢者と子どもたちの交流を図り、孤食の機会が増えている高齢者の社会参加を促進しようと企画した。
 参加者はケアタウンの栄養士や鷹巣地区民生委員の協力のもと、夏野菜カレーやサラダ、ゼリーの調理に挑戦。会場のコムコムにテーブルやイスを配置し、折り紙や花などで飾り付けた。
 市社福協の配食サービス利用者や周辺に住む高齢者12人を招待。コムコムに訪れた高齢者を席まで案内し、カレーなどを配膳した。児童と高齢者が席に着くと、代表児童が「みんなで楽しく食べましょう」と呼び掛けた。高齢者は児童たちとの会話を楽しみ、「あなたたちのおかげで楽しい夕食になった。ありがとう」などと笑顔を見せていた。
 このほか、児童は「いきいきサロン」の参加者との交流や血圧測定の手伝いを体験。在宅支援について学ぶなど、充実した一日を過ごしていた。
 

加害クマ捕獲で被害防止 鹿角市鳥獣対策協 人身被害受け緊急会合

2018-08-02
クマによる人身被害を受け開かれた市鳥獣被害防止対策協議会(市役所)
 31日夜に鹿角市八幡平でランニング中の男性(42)がクマに襲われ負傷した人身被害を受け、市は1日、市役所で緊急の市鳥獣被害防止対策協議会を開いた。県は被害現場周辺の調査で、クマの餌となり得る野イチゴなどがあり、クマが通ったとみられる形跡を確認したことから、出没頻度が高まることを懸念。市は襲ったクマの捕獲を視野に、対策を講じる考えを示した。
 被害状況の説明によると、男性は午後8時45分ごろ、八幡平永田上田表の国道341号を北から南へランニング中、右から飛び出してきた2頭と遭遇し、襲われた。後頭部や右足を負傷し、現在は市内の病院で治療中。命に別条はないという。
 被害防止対策について協議した。県の担当者はこの日の午前中、被害現場の周辺を調査し、「山側に野イチゴやクリの木があり、今後もクマの出没の危険性がある。単独での行動を自粛するよう周辺の集落に呼び掛けてもらいたい」と求めた。市は「現場は開けた土地。猟友会と現場やルートを確認してから、対策を考えたい。加害クマを捕獲したい」と述べた。
 このほか、市猟友会は「人を怖がらないクマが増えている。春先などの捕獲の調整を考えてほしい」と県に要望。県は「クマが岩手と秋田の県境をまたいで行動しているので、秋田も来年度以降、岩手と歩調を合わせて狩猟の時期を前倒しできればと思う」と考えを示し、「クマに生活圏を脅かされるので、圧を強めたい」とした。
 市によると、本年度のクマの目撃件数は7月末で68件(前年比39件増)、食害などの被害件数は22件(同14件増)となっている。
 
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ブロック塀の撤去費用 補助制度を創設へ 鹿角市 児玉市長が表明

2018-07-24
会見する児玉市長(市役所)
 鹿角市の児玉一市長は23日、市役所で定例会見を開き、大きな地震等で倒壊する恐れのあるブロック塀の撤去を促進するため、市独自の補助制度を創設することを明らかにした。9月議会での補正予算案提案を目指している。
 制度の概要は、道路に接している個人所有のブロック塀の撤去費用の一部を支援するもの。事業所所有の塀は対象外とする方針。
現在、制度創設に向けた準備を進めており、補助額など具体的な内容は後日、明らかにする。児玉市長は「例えば、上限額を設けるなどリフォーム支援のような形になろうかと思う」と述べた。
 市や市教委は、大阪府北部地震を受けて市内の小中学校を含む公共施設と小中学校の通学路沿いにあるブロック塀の調査を先月から今月にかけて実施した。
 このうち公共施設では▽上ノ湯公衆浴場(大湯字上ノ湯)▽花輪定期市場(花輪字上花輪)▽まちなかオフィス(花輪字下花輪)▽出発の家(花輪字柳田)―の4カ所の塀が建築基準法で定められた基準を満たしていないことが分かり、市が撤去や補修などの準備を進めている。
 通学路沿いにあるブロック塀で注意が必要と思われる塀は計46カ所あり、19日付で児童生徒の保護者に注意を呼び掛ける通知を出したほか、各学校での安全指導などを進めることにしている。
 このほか、通学路以外の市道沿いや空き家等にあるブロック塀も調査する計画。
 民有地にあるブロック塀について市が個別対応するのは難しいといい、児玉市長は「通学路などのブロック塀の撤去に加え、道路沿いにある空き家のブロック塀についても対策が進んでほしい」と補助制度の効果に期待した。

 

ありがとう20周年 大館能代空港 記念イベント多彩に

2018-07-23
普段は立ち入ることのできない制限区域内で飛行機の離陸を見学する参加者(大館能代空港)
コンサートや木製飛行機の展示が行われた野外広場
 北秋田市の大館能代空港で22日、開港20周年を記念したイベントが開かれ、空港に関わる事業所が企画した多彩な催しが行われた。野外広場でのコンサートや木製飛行機の展示のほか、普段は入ることのできない制限区域内の見学も実施され、多くの親子連れでにぎわった。
 開港20周年を記念し、利用者への感謝の気持ちを伝えようと、県の管理事務所や利用促進協、空港ターミナルビルなど4事業所で構成する実行委員会が主催。各事業所がイベントを企画した。
 同空港ターミナルビル周辺では「大空市」が開催され、野菜や農産加工品、軽食などを販売する屋台がずらり。野外広場のステージでは、鷹巣祇園太鼓や吹奏楽団など市内外の5団体が演奏や歌で会場を盛り上げた。
 鷹巣技術専門校(同市綴子、永澤亮校長)製作による木製飛行機も野外広場に展示。機体は、世界初の有人動力飛行に成功したとの説がある航空技師グスターヴ・ホワイトヘッドの単葉機を復元したもの。会場には撮影台も設けられ、利用者は撮影や搭乗体験を楽しんでいた。
 今回は、これまで実施したことのなかった空港の制限区域内を見学するイベントも複数企画。事前に参加を募り、飛行機の出発作業や離着陸、滑走路や空港施設の見学を受け付けた。
 離着陸の見学は午前中の発着便に合わせて2回実施。参加者はバスで制限区域内に入場し、離着陸する飛行機が見えやすいポイントで降車した。出発便を見学する回では、参加者が滑走路へと向かう飛行機を見守り、離陸の瞬間を待った。飛び立つ飛行機のごう音や大きさを間近で体感し、子どもたちは「すごい」と笑顔を見せていた。
 ターミナルビル内では航空教室や子どもを対象に航空券が当たるスタンプラリーが行われた。

移住者ら交流広がる 大館と鹿角 初の「顔合わせ」企画

2018-07-23
浴衣姿の参加者らが桂城公園周辺を巡った(桂城橋)
 大館市への移住者らの交流会「大館びとの会」(会長・塩崎泰良市地域おこし協力隊)とNPO法人かづのclassy(木村芳兼理事長)の初のコラボレーション企画「かづの、おおだて、かお合わせ。」が22日、大館市の国指定有形文化財・桜櫓館などで行われ、両市の会員ら17人が交流した。
 同会は移住者や移住希望者に日頃の不安や悩みを気軽に相談する場、友達づくりや交流を広げる場として活用してもらうことを目指している。月1回ほど、テーマを変えて会を開いている。
 同法人は2016年に元鹿角市地域おこし協力隊(移住コンシェルジュ)のメンバーを中心に立ち上げた。移住者のサポートや地域を元気にする活動を行っている。
 両団体は移住相談会などで以前から交流があり、共催での開催を希望していた。塩崎会長によると、移住を考える人は秋田、東北などのエリアでとらえている人が多く、近隣自治体がつながることで、できることも増えるのではといい、互いの市について知り、友達づくりにつなげようと初めて開催した。
 この日は大館について知ろうと、桂城公園周辺を歩く「大館プチ歴まち散歩」と花善(御成町)の弁当を味わいながら交流するランチ懇親会を企画。
 参加者は夏らしい浴衣や甚平で参加。市まちづくり課の職員から歴史や文化、伝統について説明を受けながら、桜櫓館や桂城公園、秋田犬会館などを巡った。懇親会では子育てや暮らしなどについて意見を交わしたり、情報を交換したりした。
 塩崎会長は「多くの人が参加してくれてよかった。小さい子を連れた家族連れもおり、場が和み、参加者同士が打ち解けられた。今後は鹿角におじゃまして企画できたらいいと個人的に考えている」と話した。
 大館びとの会では8月の企画として、17日午後7時半から、大館少年自然の家で「STAR GAZING~大人の星空観察~」を開催する。先着18人。無料。申し込み、問い合わせは市移住交流課内事務局(電話0186・43・7149)。

まきは身近な再生可能エネ 鹿角市 普及図る「道場」開く

2018-07-23
黒沢会長㊨からおのの使い方を学ぶ参加者(鹿角市十和田毛馬内の事務所前)
 木質バイオマスとして見直されているまきの割り方を学ぶ「薪割り道場」が22日、鹿角市十和田毛馬内で行われた。市民など約20人が参加、まき供給の活動をしている市民団体の関係者から指導を受けた。
 道場を主催したのは、まきを生産・供給する活動をしている共助組織「MAKIKORI(まきこり)」(事務局・同市十和田毛馬内字城ノ下、黒沢彰会長)。
 再生可能エネルギーの活用をテーマにした資源エネルギー庁の「まちエネ大学」が2015年から2年間、鹿角市を会場に開かれた。再生可能エネルギーを地域経済の活性化に結び付けるのが目的で、受講者たちが昨年3月、MAKIKORIを設立した。
 同会は、未利用森林などの所有者から依頼を受けて木を伐採し、労力の対価としてまきを手に入れる共助組織として活動している。会員は鹿角市を中心に26人。大館市や岩手県二戸市からも参加している。
 まきは自然エネルギーとして見直されている一方で、まきストーブ生活を始めようとしても「まきはどこから手に入れるの」などと踏み切れない人も。
 道場は、まきへの関心を高める機会にするため、初めて開いた。会場は十和田市民センター近くにある同会の事務所。機械とおのによる割り方、まきの積み方などが指導された。小坂町から参加した男性(58)は10年ほど前からまきストーブ生活を始め、会員ではないが「参考になれば」と受講した。
 黒沢会長がおのを持つ手の位置、木の芯を意識すること、足腰の使い方などを指導。参加者は、おのを振り下ろし、すぱっと割れると、気持ちよさそうな表情をしていた。
 作業の後は秋田杉を使った「プランク・バーベキュー」を楽しんだ。黒沢会長は「まきは近くにあり、手っ取り早く使えるエネルギー。作業のノウハウを覚えてもらい、まきの普及のきっかけにしたい」と話した。

鳳鳴、サヨナラで散る 夏の甲子園予選 主戦、杉原気迫の投球も

2018-07-22
鳳鳴は2回、髙橋の右前適時打で2点目を挙げる(こまちスタジアム)
 第8日の21日は、秋田市のこまちスタジアムで準々決勝2試合を行い、北鹿勢は大館鳳鳴が明桜と対戦した。鳳鳴は2回に先制点を挙げるも終盤に追い付かれ、最後はサヨナラ負けを喫した。6年ぶりの4強入りはならず、北鹿勢は全て姿を消した。
 ◇準々決勝【こまち球場】
大館鳳鳴020000000  2
明  桜010000101× 3

 ▽二塁打=藤盛樹(鳳)▽併殺=鳳鳴3▽暴投=鳳鳴1▽捕逸=明桜1▽守備妨害=明桜1
終盤に攻守で粘りを欠いた大館鳳鳴は明桜にサヨナラ負けを喫した。
 2回、鳳鳴は2死から杉原、齊藤の連打で一、三塁の好機をつくると、古谷の中前適時打で先制。続く髙橋も右前にしぶとく適時打を放ち、2点目を挙げた。
 1点リードの鳳鳴は7回、四球と安打で無死一、三塁のピンチを迎えると、捕手の二盗への送球が乱れる間に三走が生還し、同点に追い付かれた。8回の攻撃では重盗などで1死二、三塁とするも後が続かず。9回は1死満塁で押し出しを与え、試合を決められた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 なかなか決定打が出なかった。杉原はすばらしい、苦い経験をしたのでは。大きなステップアップのきっかけにしてほしい。
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