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阿仁診療所建設場所 市長「納得いただいた」 北秋田市12月議会開会

2018-12-12
大綱質疑などを行った12月定例議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は11日開会した。会期を21日まで11日間と決めた後、2018年度一般会計補正予算や阿仁診療所の工事請負契約の締結など22議案を上程、大綱質疑を行って散会した。
 提出議案は、奨学資金貸し付け条例の一部改正など条例関係2件、各会計補正予算案関係11件、市過疎地域自立促進計画の変更や大太鼓の館の指定管理者の指定など単行議案9件の計22件。
 一般会計補正予算は歳入歳出とも2億8133万9000円を追加し、補正後の総額は243億2223万5000円。歳出は結婚生活応援金の報償費150万円、入院費の増加に伴う扶助費8664万7000円、除雪費用の増額に伴う道路維持費9405万3000円などを盛り込んだ。
 大綱質疑では、工事請負契約の締結に関する議案が上程された阿仁診療所の改築工事について質疑があった。新たな建物は現診療所の駐車場に建設予定で、総事業費は約5億円、20年12月に完成する見込み。
 議会報告会で阿仁庁舎付近への建設を求める住民の声を聞いたという議員が「地域住民の合意は得られていると判断してよいのか」と質問。津谷市長は「下(庁舎周辺)を根強く希望する人もいるが、(現診療所周辺への建て替えは)やむを得ないという話もあった。地元の方々との意見交換会で当局の立場を説明し、納得いただいたものとして進めている」と述べた。

21世帯、高齢化率9割でも 集い笑えば明るい地域 大館の赤石沢長瀞

2018-12-12
にぎやかに会話しながら作業する住民(赤石沢長瀞会館)
 大館市の赤石沢長瀞(ながとろ)地区の住民でつくる「高齢者元気づくりの会」(佐々木敬子代表)は、高齢化が進む地域で互いの安否確認や引きこもり防止を狙いに毎月交流の場を設けている。8日は大館アメッコ市(来年2月9、10日)の会場などに飾るジャンボ枝アメ作りに取り組み、町内会館にはにぎやかな笑い声が響いた。
 同会によると、同地区は21世帯があり、高齢化率は9割に近い。高齢者が増える中で「元気で楽しい地域にしよう」と、2013年から65歳以上の住民たちで毎月1回、町内会館に集まることにしている。
 活動は健康をテーマにした講演会、体操、恵方巻き作りなどさまざま。終了後は食事をしながら、日常生活や最近の出来事について会話するのが恒例となっている。
 会員の佐々木良子さん(72)は「好きなように遠慮しないで話せる。みんなと笑い合えてとても楽しい」と話す。
 この日は10人がジャンボ枝アメ作りに取り組んだ。包装したアメ800個を長さ3~4㍍のミズキの枝2本に取り付け、縁起札も飾り付けた。丁寧に作業しながらも分け隔てなく方言で話し、笑い、どこからともなく返事が返ってくる。にぎやかで明るい光景が広がっていた。
 佐々木代表(77)は「高齢者は街に行く手段が少なく、外出する機会も少ない。集まって笑い合うことで話題も増え、地域も明るくなってきた。みんな年のわりに若く見えるでしょ。互いを見守りながらみんなで楽しく過ごせる地域になれば」と話した。

かづの厚生病院の患者に 歌声で元気届ける 草木小がXマスコンサート

2018-12-12
合唱を披露する草木小の児童たち(かづの厚生病院)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長)の児童たちが11日、かづの厚生病院を訪れ、合唱やリコーダー演奏を披露し、入院患者などに元気を届けた。
 「患者の入院生活の癒やしになれば」と、毎年12月にクリスマスコンサートが開かれている。全校児童26人が訪れた。
 会場となった病院エントランスホールの壁には、サンタクロースの人形や電球が飾られクリスマスムード。入院患者、外来患者が集まった。児童は赤いサンタの帽子をかぶって登場。代表が「この日に備えて練習してきました。最後まで楽しんでください」と呼び掛けた。
 全員で校歌を斉唱した後、3、4年生が人気曲「USA」のダンスを披露。1、2年の合奏、5・6年のリコーダー演奏と続いた。最後に全員で「ふるさと」「フレンドシップ」を歌い上げると、アンコールの声が上がり、さらに1曲を披露した。
 来場者の間に児童が入り、手書きのメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントした。

上小阿仁村 自動運転サービス 長期実験がスタート 運行課題検証へ 2月1日まで

2018-12-11
上小阿仁村役場前の国道交差点を渡る自動運転車両(小沢田)
 自動運転サービスの実用化を目指した国交省の長期実証実験が9日、上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点に始まった。ドライバーなしでも走る実験車両が2月1日まで村内3ルートを運行。運行管理の技術的な課題や将来的なビジネスモデルを検証する。
 実験車両はヤマハが開発した小型自動車(7人乗り)。ゴルフカートのような形状で、電気で動く。実験ではあらかじめ道路に埋められた電磁誘導線から磁力が発せられ、車両のセンサーが感知し、設定されたルートをなぞるように走る。昨年12月に村内で短期実験を行った結果、積雪路面での安全走行が「ほぼ確認された」(国交省道路局・池田豊人局長)という。
 2年目の今回は安全走行に加えて「スマートフォンなどによる予約システムの利便性」「将来の運営体制を想定した役割分担、協力体制」「道の駅への商品輸送」「事業採算制」などの課題を検証する目的で行う。
 ルートは道の駅を発着点に、村役場周辺を回る「小沢田ルート」(1周約20分)、「堂川ルート」「福館ルート」(ともに約40分)の三つで、乗車日前日までの予約制。午前と午後に各ルート1便ずつの計6便。道の駅内の実験事務局で扱うチケット(1枚20円)が必要。運行は36日間で、22日から1月9日の期間を除く。
 実験初日は今冬一番の大雪に見舞われ、村中心部は20㌢近い積雪となった。路面も凍結が心配されたが、実験車両はスタッドレスタイヤを装着し走行に支障はないという。
 正午ごろ、道の駅周辺を7分程度で1周する簡易ルートで試乗が行われた。乗務員が運転席に座っていたものの、ハンドル脇のバーに両手を添えるだけで運転操作は一部だけ。時速10㌔ほどで、国道の交差点もスムーズに渡った。道の駅内には乗車予約を受け付けるスペースも設置され、タブレットなどで操作する様子が公開された。
 試乗した村民の一人、清水俊一さん(76)は「運転免許を返納する高齢者が増えているので、自動運転サービスを『利用したい』という村民もいる。関心は高いと思う」と話し、実用化を期待した。
 実験前のセレモニーで小林悦次村長は「交通弱者が増え、外に出なくなれば健康の維持ができなくなる」と村の実情を訴え、「雪道や坂道の課題が解消することで全国どこでも通用するサービスになる」とあいさつした。本県選出の国会議員、周辺首長、行政関係者ら約60人が出席した。

 

小坂七滝ワイナリー 甘口「クリスマスヌーヴォー」  15日に発売

2018-12-11
15日から数量限定で販売される「クリスマスヌーヴォー」のロゼ㊧と白
 クリスマスの時期に合わせた日本ワインの新酒「クリスマスヌーヴォー2018」の発表会が8日夜、小坂町天使館で開かれた。町などで今秋収穫したばかりのブドウを原料に、特殊製法で仕上げた、いずれも甘口のロゼと白の2種類。15日から各1000本限定で発売する。
 町の第三セクター・小坂まちづくり会社が、昨年に続く第2弾として発表した。ロゼにヤマブドウ交配種の「ワイングランド」、白に「ナイアガラ」を使い、町のワイン製造施設「小坂七滝ワイナリー」で醸造した。
 特殊な搾汁機を使用し、自然に流れ出た果汁100%を使用した「フリーランワイン」となってる。いずれもクリスマスや年末年始のスイーツ、鶏肉料理などと相性がぴったりで、冷やして味わうことができる。
 発表会で細越満町長は「昨年は、発売からわずか3日で店頭からなくなるほどの注目を集めたクリスマスヌーヴォー。今年は生産基盤を増強し、さらに仕込み方にこだわった」とあいさつ。同社の髙橋竹見社長は「小坂ならではの醸造で、シャンパン酵母を使い低温発酵させ、香り豊かなものになった」と紹介した。
 来場者の試飲も行われ、一足早く新酒の味を堪能した。
 ワインは1本(720㍉㍑、アルコール度数9・5度)1500円(税別)。15日から町内外の酒販店、小売店で販売される。

 
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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地域の幼児教育担い100年 大館幼稚園で記念礼拝 150人が節目祝う

2018-10-21
祝賀会で大館幼稚園のうたを歌う在園児たち(ホテルクラウンパレス秋北)
 大館市裏町の大館幼稚園(中村久美子園長)の100周年記念礼拝と祝賀会が20日、園舎に隣接する大館聖パウロ教会とホテルクラウンパレス秋北で行われた。在園生のほか、卒園生や関係者らが節目を祝った。
 同幼稚園は1918年4月、米国人宣教師・エバンス司祭により大館町初の幼児教育施設として誕生した。56年の大火で園舎が全焼した際も、すぐに近くの教会を借り、被災した園児を集めて保育を行った。建学精神の「心を育む教育」を貫き、昨年度までに3874人の園児を送り出した。
 記念礼拝では聖歌「小さいおてて」「空の鳥は」を全員で歌った。同園を運営する聖公会聖パウロ学園の佐藤忠男理事長は「今日に至るまでの道のりには険しい坂もあったが、常に変わることのない神様のお守りと多くの方の支えがあった」とあいさつした。
 約150人が出席した祝賀会では、在園生と卒園生が「大館幼稚園のうた」を元気いっぱいに合唱。続いて中村園長が「子どもたちが自分と周りにいる人を愛し、広い世界に目を向けて心の強さの基礎を身に付け、3874人の卒園生の後に続いてくれることを願い、毎日を大切に過ごしたい」とあいさつした。福原淳嗣市長は「先人が大館幼稚園の設立時に込めた思いは、100年後の今日も着実に受け継がれている」などと祝辞を述べた。
 祝賀会には卒園児も多く出席。滝口乃愛さん(城南小5年)は「友達と一緒に礼拝したことが思い出。自分の通った幼稚園がこんなに歴史のある場所だと分かり驚いている」と話していた。
 記録が残る大火以降の写真のスライドショー上映や卒園児らへのインタビュー、在園児らによる「ハッピーバースデー」の合唱なども行われ、節目を祝った。

「オーナーボード」お披露目 内陸線阿仁合駅 県内外4181人の名前

2018-10-21
除幕し喜ぶ内陸線関係者や地域住民ら(阿仁合駅)
 北秋田市の秋田内陸線阿仁合駅待合室に「オーナーボード」が設置され20日、お披露目された。秋田内陸縦貫鉄道(本社・同市)の募集に応じた県内外4181人の氏名が壁に並び、地元鉄道に対する愛着のシンボルになりそうだ。
 4月に駅舎を改修した記念に、同社が6月から「名前を残し、歴史を共に歩んでほしい」と1人1口1000円で協力者を募っていた。同社によると、県内の3415人をはじめ、北海道から熊本県まで30都道府県の766人から申し込みがあった。
 協力者の氏名とシリアルナンバーが記されたボードはシール印刷されたもので、優しい木目のデザイン。全員の氏名が原則五十音順に並び、最終的に幅12㍍、高さ2・5㍍になった。待合室内の壁3面に「駅の未来と共に歩んでいただく皆様です」というメッセージ付きで掲げられた。
 お披露目のセレモニーで吉田裕幸社長は「目標の3000人を大きく上回り感謝に堪えない」と礼を述べ、協力者が今後乗車してくれることを期待。「来て楽しい鉄道にしていきたい」と意気込んだ。
 この後、市商工会の片岡信幸副会長や秋田銀行阿仁合支店の千田匡支店長、阿仁下新町自治会の北林昭男会長、地元の小学2年生・田中来羽さんと田中嶺羽さん、吉田社長の6人で除幕し、公開した。
 駅には地域住民や協力者が訪れ、早速ボードを見上げた。自分の名前を見つけた協力者は「あった」と喜びの声を上げ〝オーナー気分〟を味わっていた。

紅葉の大沼で花輪ばやし 八幡平温泉リゾート協20周年記念 入浴無料券の発行も

2018-10-21
紅葉をバックに披露された花輪ばやしの演奏(大沼茶屋湖駐車場)
 鹿角市八幡平温泉郷の宿泊施設などで組織する八幡平温泉リゾート協会(浅石敦幸会長、9事業所)は20日、八幡平大沼湖畔にある大沼茶屋湖駐車場で地元鹿角の伝統芸能、花輪ばやしの演奏を披露し、訪れた観光客を楽しませた。この日は、温泉郷の6施設で利用できる入浴無料券の発行も始め、誘客に向けた波及効果に期待した。
 協会設立20周年記念事業で、8月の「山の日」に合わせて行った日帰り入浴と宿泊の割引券プレゼントに続く第2弾。
 今回は、豊かな温泉をはじめとする八幡平の魅力を発信し、温泉郷の活性化につなげようと▽プレミアム付き商品券「八幡平ぽかぽかクーポン」の発売▽入浴無料券の配布(限定2000枚、有効期間20日~11月3日)▽大沼湖畔での花輪ばやし演奏▽こだわりの手作り食べ物や雑貨などを取り扱う店が銭川温泉で出張販売する「湯治場商店」―の四つの催しを企画した。
 クーポンは、協会9施設の宿泊や食事、売店での買い物に使えるもので、1セット3000円分の商品券が2000円で購入できる。先着限定1000セット。今月1日から会員施設で販売している。
 この日は好天に恵まれ、八幡平は終盤の紅葉狩りを楽しむ人たちでにぎわった。大沼茶屋湖前に70人余りの観光客が集まる中、六日町の8人が浴衣姿で花輪ばやしを披露。紅葉をバックに「本ばやし」など5曲を熱演し、大きな拍手が送られた。
 手拍子をしながら鑑賞した青森県中泊町の女性(80)は「素晴らしい演奏でとても良かった。今度、8月のお祭りを見に行きたくなった」と笑顔をみせた。
 浅石会長は「紅葉の時期に合わせて八幡平の宣伝に努め、今後の誘客につなげていきたい」と話していた。
 問い合わせは協会事務局(電話0186・31・2020)。

樹海ライン 国道昇格へ要望活動 大館・十和田期成同盟会

2018-10-20
事業計画を決めた総会(青森県大鰐町)
 大館・十和田湖間国道昇格期成同盟会(会長・福原淳嗣大館市長)と西十和田トンネル建設期成同盟会(会長・髙樋憲黒石市長)は19日、青森県大鰐町地域交流センター鰐comeで合同総会を開き、関係機関への要望活動を中心とした事業計画を決めた。
 両同盟会は大館、小坂、青森、弘前、黒石、平川、藤崎、大鰐、田舎館の9市町村で構成。役員改選も行われ、いずれも全員再任した。
 県道大館十和田湖線(通称・樹海ライン)は、本県と青森県を結ぶ総延長46・2㌔の主要路線。物流だけでなく十和田八幡平国立公園への観光路線としても利用され、重要性が高まっている。
 西十和田トンネル建設は、冬期間閉鎖される小坂町~平川市間の国道454号(5・1㌔)の解消策や、急坂で道幅の狭い滝ノ沢峠の難所を緩和し、十和田湖西岸の通年観光促進を目的としている。
 福原会長は「東北で最も元気があるのは青森県。樹海ラインは青森につながる南の玄関ロードであり、県境を越えて一緒に動くことが必要だ」とあいさつ。髙樋会長は「平成元年に同盟会が発足して30年。国立公園に対する環境省の取り組みがステップアップし、少しずつ可能性が出てきた。冬の観光に力を入れ、秋田と一緒にスピードを上げて取り組まなければならない」と述べた。

花輪ばやし若者頭協 19年会長は菅原さん(舟場元町) いつまでも輝く祭りに 

2018-10-20
新役員を決めた通常総会(鹿角パークホテル)
 鹿角市の花輪ばやし若者頭協議会は18日夜、鹿角パークホテルで通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で2019年会長に菅原崇さん(舟場元町)を選任した。
 はじめに18年会長の佐藤圭太さん(旭町)があいさつ。「今年の祭典行事を無事に終えることができた」と関係者に感謝し「来年も若者の力で素晴らしい祭りにしてほしい」と激励した。
 新役員を決めた後、花輪ばやし祭典委員会の関係者らを交えて懇親会を開催。
 菅原新会長は花輪ばやしのPRや後継者育成といったこれまで取り組みについて「地道な活動が着実に実を結んでいる」との実感を示した一方、「各町内の運行を担う若者の減少が大きな懸念材料。どのような方法が良いのか今一度、全町一丸となって課題に向き合い、知恵を出していただきながら、この祭りがいつまでも光輝けるよう努めていきたい」と決意を新たにした。
 阿部一弘副市長は「盛り上がりを絶やすことなく来年の祭りに万全の体制で臨んで」と期待。
 戸澤正英祭典委員会長は、花輪ばやしを含む全国の祭りを一括したユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」について、「2020年の東京五輪出演」を目指し、山・鉾・屋台行事を支援する国会議員連盟とも連携して小池百合子都知事らに嘆願書を提出するなどして実現させたい考えを強調。伝統文化の保存継承や地域活性化に期待できる効果を挙げ「千載一遇のチャンスを逃したくないとの一念で頑張りたい」と述べた。

 
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