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障害福祉6期計画など策定へ 大館市 地域移行や相談支援充実

2020-10-22
障害福祉計画の素案が示された協議会(泉町地域ふくしセンター)
 大館市は本年度、第6期障害福祉計画・第2期障害児福祉計画(2021~23年度)を策定する。障害者福祉サービスの提供体制や目標値を設定する計画で、15日に泉町地域ふくしセンターで開かれた市障害者自立・差別解消支援協議会(庄司馨委員長)に素案が示された。第5期計画までの評価では、施設から地域生活への移行、相談支援の充実、交流の場の設置などを推進する必要があるとし、次期計画に反映させる。
 計画はこれまでの利用実績を基に、障害福祉サービスや相談支援の目標値、年度ごとの必要見込み量を数値化して明記する。福祉課によると、今年3月末現在、身体障害者手帳所持者は4144人で、年々少しずつ減少。療育手帳所持者は705人で横ばいで推移。精神障害者保健福祉手帳所持者は616人で年々増加している。
 次期計画には、新たに「これまでの計画の取り組みの分析・評価」の章を設ける。重点項目に掲げた福祉施設入所者の地域生活は、グループホーム創設などで目標値は達成する見込みだが、「居住の場となるグループホームの需要が高く、環境を促進する必要がある」とした。就労継続支援事業所から一般就労への移行が進んでいない状況も指摘している。
 「地域生活支援拠点等の整備」では、来年度の市新庁舎完成後、市総合福祉センターに泉町地域ふくしセンター内にある「基幹相談支援センター」を移す方向で検討しており、障害に関する各種相談に対応するワンストップ型相談支援の充実を目指す。障害者が集まり交流するサロンの設置も検討していく。
 重症心身障害児や医療的ケア児については、「市で利用できるサービスが限られるなど地域のみでの対応が難しく、関係機関と連携を図っていく」としている。市は今夏、重度心身障害児や医療的ケアを受けている児童の保護者に生活状況のアンケートを実施し、結果を分析して計画に反映させる。
 協議会委員の意見を踏まえ、来年1月の全体会に計画案を示す。パブリックコメント(意見公募)を経て、年度内に計画を策定する。
 

新酒ができました 大館の北鹿 杉玉を掛け替えPR

2020-10-22
新酒が出来上がり真新しい杉玉をお披露目(北鹿)
 大館市の酒造会社・北鹿(岩谷正人社長)の軒先にある杉玉が掛け替えられ、新酒ができたことが伝えられた。今季の仕込みが本格化するのに合わせ、市民に季節の到来を告げている。同社は11月19日に「北秋田大吟醸原酒 新酒しぼりたて」を発売する。
 杉玉は直径約50㌢。同社では例年、9月に入ると仕込みを開始し、本格化するこの時期に杉玉を掛け替える。約1年間、軒先に掛けられていたものが19日に掛け替えられ、青々とした真新しい杉玉がお披露目された。
 製造第一部門リーダーの齋藤穂さんは「新型コロナの影響で業界が落ち込んでいる中、変わらず選ばれていることに感謝している。今年も新鮮な気持ちで良いものを造りたい」と話している。
 「北秋田大吟醸原酒 新酒しぼりたて」は新酒を原酒のまま瓶詰め。フルーティーで香り高く、すっきりとした味わいが特徴。720㍉㍑瓶(1193円、税別)、1・8㍑瓶(2482円、同)。
 

ウッドデザイン賞2020 「ひねり髪すき」で受賞 鹿角市のアートフォルム

2020-10-22
受賞したアートフォルムのひねり髪すき
 鹿角市十和田大湯の木製品工房「アートフォルム」(橋野浩行社長)が2020年度のウッドデザイン賞を受賞した。対象となったのは、「ひねり髪すき」。
 活木活木(いきいき)森ネットワーク、国土緑化推進機構、ユニバーサルデザイン総合研究所で構成するウッドデザイン賞運営事務局主催、林野庁の補助事業。
 ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し顕彰する賞で、15年度に創設された。
 本年度の受賞作品は全国で191点、県内で3点。ひねり髪すきはライフスタイルデザイン部門とハートフルデザイン部門で受賞した。
 橋野社長(58)は北のクラフト協会員で1991年に「AKITAアートフォルム」を設立。2005年には靴べらセットが宮内庁御用達の日本橋高島屋を通じて買い上げられ、日本ギフト大賞をはじめ数々の賞を獲得している。
 「ひねり髪すき」はぬれた髪に使用しても折れないように、堅い樹木の斧折樺(おのおれかんば)を素材に、立体的な曲線をしている。
 橋野社長は「使いやすい形として認められうれしい」と話した。
 ウッドデザイン賞の中から最終選考が行われ、12月11日に最優秀賞ほか、上位賞の発表が行われる。
 

Go To イート 食事券の販売開始 25%上乗せ 北鹿の窓口も取り扱い 予約なし何度も購入可

2020-10-21
「Go To イート」プレミアム付き食事券の販売が始まった窓口(北都銀行大館支店)
 国の飲食業界支援事業「Go To イート」のプレミアム付き食事券販売が20日、県内で始まった。1枚1000円の食事券を5枚組1セットとして4000円で販売するもので、購入額に25%が上乗せされる。北鹿地方の金融機関やスーパーでも取り扱われ、初日から券を買い求める人の姿があった。
 本県では「秋田お食事券」の名称で販売される。発行枚数は500万枚。1回の販売は5セットまでだが、何回でも購入できる。事前予約は必要なく、窓口で誰でも買える。
 取り扱っているのは秋田銀行、北都銀行の本支店のほか、イオンスーパーセンター、マックスバリュなどのスーパー、一部のコンビニエンスストアと商業施設。販売期間は来年1月31日まで。来年3月31日まで県内の登録店舗で使用できる。
 参加できる店舗は県内で営業する飲食店で、コロナ感染防止対策に取り組んでいることが条件。テークアウト専門店や、接待を伴うキャバレー、クラブなどは対象外。20日現在、北鹿地方の約90店舗を含む計約900店舗が登録されている。
 販売初日となったこの日、北鹿地方では北都銀行の専用窓口に券を購入しに訪れる人の姿があった。混雑はなく、緩やかなスタートとなった。同行大館支店の担当者は「手軽に誰でも購入できるので、忘年会や新年会にも活用してもらえれば」と話した。
 「Go To イート」は飲食店や食材を供給する農林漁業者を支援するため、農林水産省が実施。各都道府県単位で行う食事券販売と、インターネットの予約サイトを通じた飲食店利用者・予約者へのポイント付与の2本立てとなっている。ポイント付与は既に全国で始まっている。
 秋田県事務局では来年2月27日まで、引き続き登録店舗を募っている。ホームページ(https://gotoeat-akita.com)やファクス、郵送で受け付ける。問い合わせはジェイアール東日本企画秋田支店内の事務局(〒010=0001、秋田市中通7丁目1の2の3、電話050・3183・0216、FAX018・831・0498)。
 

新年度予算編成 トップ不在でスタート 上小阿仁村 査定は新村長が実施へ

2020-10-21
上小阿仁村の予算編成会議(開発センター)
 上小阿仁村の予算編成会議が20日、開発センターで開かれ、各課の担当職員に2021年度当初予算案の編成方針が示された。村長職務代理者の田村秀幸総務課長は冒頭、「村長が死去し、副村長もいない異常事態。職員一丸となって乗り切りたい」とあいさつ。「新村長が査定を行う。政策転換はあるかもしれない」としながらも「課題解決への取り組みを進めて」などと述べた。
 村総務課によると、20年度の普通交付税は消費税率の引き上げ等に伴い、前年度比約6800万円増の14億2400万円となった。一方で、今後の地方交付税については「決定率の見直しなどで減少が予想される」と説明。「見通しは厳しいものがある」とした。
 その上で「安心して働き子育てできる環境づくりや、少子高齢化・人口減少への対応などの課題には、事業の検証を行いながら果断な対応が必要になる」ことを強調。新型コロナウイルス感染症対策についても「都市部ほどの影響はないにしても、村民の正常な生活や地域経済の活性化を図るための対応が求められる」との考えを説明した。
 21年度予算の編成に当たっては「村長不在という不測の事態の中、始まることになる。大幅な意識改革で事務の効率化を図るとともに、ウィズコロナ、アフターコロナといった社会の変化に迅速に対応しながら、持続可能な行政サービスの実現を目指す」との方針を示した。
 田村総務課長は「中田村長が亡くなる前、予算について『外部に対して、村をPRできる施策を進めてほしい』と話していた。これまで取り組んできた事業の見直しを図りながら、拡充を図ってほしい」などと指示。
 「新しい村長が査定を行うことになる。政策転換はあるかもしれないが、事業の効果を上げることや、課題解決に向けた取り組みを進めてほしい」と呼び掛けた。
 各課からの予算要求の締め切りは11月18日。総務課長による審査の後、来年1月上旬から村長査定を行い、2月下旬に村議会へ示すことにしている。
 
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事業継続応援金 2回目実施 対象拡大し幅広く支援 大館市 14日から申請受け付け

2020-09-08
 大館市は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した事業者を支援する「事業継続応援金」の2回目を実施する。減収対象月は6~9月、減少率は前年同月比で20%以上の全ての事業者(一部条件あり)が対象で、20万円を給付する。第2波による感染が拡大する中、飲食、宿泊業のみならず、建設、製造業など幅広い業種の支援を目指す。申し込みは14日から。
 応援金の1回目は、国の持続化給付金や県・市の感染症拡大防止協力金の支給を受けられない事業者を対象に、2~5月までの減収率が20%を超える事業者に20万円を給付した。8月7日に申請を締め切り、244事業者に4880万円を給付した。
 業種別は卸・小売業が85件(34・8%)で最多。次いで理・美容業36件(14・8%)、建設業27件(11・1%)、医療業20件(8・2%)、製造業16件(6・6%)、飲食業12件(4・9%)、その他48件(19・6%)。減収50%以上は国の持続化給付金の対象となっていたため、影響が大きい飲食業の申請は少なかった。
 また、緊急事態宣言措置に伴う休業・営業時間短縮要請に協力した事業者を支援する感染症拡大防止協力金は7月10日に申し込みを締め切り、465施設に計9300万円を給付。食事提供施設が163件で最も多く、遊興施設(スナック、カラオケなど)102件、商業施設(生活必需品以外の小売店)88件、学習支援施設(学習塾、音楽教室など)51件などと続いた。
 1回目の応援金、協力金の申請件数を踏まえ、2回目の応援金では約500事業者、1億円の給付を想定する。交付要件は3月31日時点で市内で事業を営んでおり、かつ今後1年以上事業を営む予定であること、6月から9月までのいずれかの月の売り上げが前年同月比で20%以上減少していること。資本金10億円以上の法人と公共法人、政治・宗教団体、性風俗関連特殊営業等、公序良俗に反する者は対象外となる。1回目の受給者、国・県・市の給付金、協力金を受け取った事業者も対象となる。
 商工課は「引き続き感染拡大の影響が続いている。建設業や製造業など、これから影響が大きくなると思われる業種なども幅広く支援していきたい」としている。
 申請期間は14日から11月6日まで。郵送や市のホームページなどで受け付ける。問い合わせは同課(☎0186・43・7071)。

かづの観光物産公社 「世界水準DMO」に選定 観光庁 外部人材を登用、体制強化

2020-09-08
児玉市長を表敬訪問したDMO推進室員ら(鹿角市役所)
 地域DMOである、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)が7日、インバウンドに対応した観光地の形成を目指す観光庁の「世界水準のDMO形成促進事業」に選定された。同公社内には同日、新たな人材を登用したDMO推進室を設置し、体制を強化。新型コロナウイルス収束後の誘客拡大に期待が寄せられている。
 同公社は昨年、地域の「稼ぐ力」を引き出す観光地域づくりのかじ取り役である登録DMO(地域DMO)に登録された。
 世界水準のDMO形成促進事業は、インバウンドによる地域全体の経済効果を高めるための投資戦略やビジネスモデルを確立するための支援が目的。観光庁が登録DMOを対象に募集し、応募した同公社が選ばれた。これにより、外部専門人材の登用等に係る費用が上限1500万円まで補助される。
 同公社はこの補助金を活用し、外部専門人材2人を登用。着地型旅行商品の造成や販売、語学を生かした外国人ガイド、市民の英語力向上指導などに取り組むことで、観光メニューの開発・強化、受け入れ体制の整備を推進する。
 また、鹿角市は本年度、市内に複数ある世界級遺産を生かした旅行商品の開発やPR等を担う人材「ヘリテージ・ツーリズム・コーディネーター」を同公社に配置、支援するヘリテージ(遺産)・ツーリズム推進事業を重点に位置づけ、補助金440万円を当初予算に計上。同公社は5月に同コーディネーター1人を採用した。
 DMO推進室は、室長をはじめ外部専門人材2人と同コーディネーター1人の4人体制。室長は清水涼太執行役員兼営業部長が兼務する。
 7日は岩船社長と室員4人が市役所に児玉一市長を表敬訪問し、意気込みを語った。
 児玉市長は「世界水準を見据えた観光地形成を目指す体制が整うこととなる。市としても大変期待している」と強調。岩船社長は「ワンランクアップした世界水準DMOの事業に採択され、企画力や商品造成に磨きをかけながら戦略的に取り組んでいきたい」、清水室長は「鹿角市全体の観光を考える部署が立ち上がったことで、持続可能なまちづくりに近づけるのでは」と抱負を語った。

マイナポイントスタート カードの交付が急増 大館市 臨時窓口などで支援

2020-09-08
のぼり旗を立ててマイナポイント事業をPR(大館市役所)
 個人番号カード(マイナンバーカード)所有者を対象とした政府の消費活性化策「マイナポイント」事業が今月、始まった。来年3月まで、事前に選んだキャッシュレス決済サービスで買い物やチャージ(入金)をすると、25%分、最大5000円分のポイントが付与される制度。カード取得の動きが広がり、大館市では6~9月の交付枚数が、前年同期に比べ約7倍に増えた。市は総合支所へ臨時窓口や休日対応の窓口を開設するなど、申請手続きを支援している。
 消費増税に伴い、今年6月まで実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」に続く事業で、マイナンバーカードの普及も目指す。
 マイナポイントの事前申し込みは7月にスタート。カードを取得後、本人認証の役割を果たす「マイキーID」を取得して、予約。ポイント還元の対象となるキャッシュレス決済サービスを一つ選んで手続きを行う。スマートフォンや、パソコンの場合はカードリーダーで読み取って手続きができる。
 今月1日からは、選んだ決済サービスでチャージや買い物をすると、金額の25%分、最大5000円分のポイントが付与される。自治体がマイナポイントの手続きを支援するほか、郵便局や携帯電話会社などで「手続きスポット」を設けて対応している。
 大館市市民課によると、今年8月末までの市のカード交付枚数は1万2089枚。交付率は16・89%となった。本年度に入り、申請件数が急増し、毎月400~700件台で推移。交付枚数は▽4月=303枚▽5月=311枚▽6月=495枚▽7月=622枚▽8月=614枚となっている。19年度前半は1カ月の交付枚数が2桁台だったことから、同課は「マイナポイントが周知され、カードへの関心が高まっている」と話す。
 カードの申請方法はスマートフォン、パソコン、証明用写真機、郵送があり、市民課窓口で手続きの補助(予約制)を行っている。市では今月8~10日に比内総合支所、15~17日に田代総合支所に臨時窓口を開設。今月12、13、26、27日には市役所本庁舎に休日窓口を開設する。10、11月は出張所で窓口を開く予定。申し込みは市民課市民係(電話0186・43・7042)。

大湯環状列石で現地調査 国際記念物遺跡会議 縄文遺跡群 世界文化遺産へ一歩

2020-09-07
大湯環状列石で行われたイコモスの現地調査(鹿角市十和田大湯)
 鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向け、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が4日から行われている。6日は大湯環状列石の調査の一部が報道公開され、調査員が登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)の担当者らの説明を受けながら、国がユネスコに提出した推薦書の記載内容を確認して回った。
 縄文遺跡群は北海道、青森、秋田、岩手の4道県、14市町にある17遺跡で構成。定住の開始、発展、成熟の過程や精神文化の発達など、1万年以上営まれた縄文文化の価値を顕著に示す物証とされる。
 現地調査はイコモスの専門家(豪州)が調査員を務め、世界遺産にふさわしいかどうかを評価するもので、各遺跡で15日まで順次行う。
 調査結果は、来年5月にユネスコ世界遺産委員会に勧告し、通常であれば同6~7月ごろに同委員会で登録の可否の審査を行うことになる。
 現地調査が登録を左右する一つの判断材料となることから、関係自治体でつくる登録推進本部はこれまで2回のリハーサルを行うなどして本番に備えてきた。
 調査員は、同行した岡田康博青森県世界文化遺産登録推進室長らの案内で大湯ストーンサークル館や万座、野中堂両環状列石を視察。持参したカメラで写真を撮りながら、日時計状組石や復元建物群などを入念に見て回った。
 新型コロナウイルスの影響が懸念される中、現地調査は感染対策をとった上で予定通りの実施となった。一方で、今年のユネスコ世界遺産委員会(6月29日~7月9日、中国・福州市)はコロナ禍で延期になり、来年の縄文遺跡群の審査が通常通り行われるかは現段階で不透明な状況となっている。

出初め式の「まとい振り」 伝承DVD改訂へ 大館市消防団 基本の形に統一を

2020-09-07
DVD用の動画撮影に臨む団員ら(大館市消防本部)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は本年度、伝統演技「まとい振り」の指導に役立てるため、伝承DVDを新たに制作する。約70年にわたる歴史の中で徐々に変わりつつあった動作を、消防訓練礼式等に沿った正式な形に統一する狙い。6年前に一度制作したが、収録し直して改訂する。10月中旬の完成を目指しており、来年1月の出初め式に向けて練習に活用する予定でいる。
 市消防本部によると、大館のまとい振りは青森県弘前市の消防団から伝えられ、1951年の出初め式で披露したのが始まりとされる。現在は市内40分団のうち28分団が訓練に取り組み、毎年演技を発表。代表分団が祝いの演目「三三九度」を行った後、各分団の代表者が2人一組で「七五三奴振り」「神田振り」「秋田奴振り」「木遣り振り」の4演目を演じている。
 演じ手は重さ10~15㌔にもなるまといを扱いながら、手足の正確な動作も求められる。このため、同消防団は81年に解説冊子を作成。99年からは技術向上のため指導員をそろえ、実技指導できる態勢を整えた。
 2014年には初めて伝承DVDを制作し、練習に役立ててきた。一方で、分団や指導者ごとに動作の細かい違いが出てきていることから、基本に立ち返って統一するため改訂を決めた。19年夏に弘前市消防団のまとい振りを視察。これを基にして同年秋には一部動作を収録し直したが、本年度は4演目の演技も改めて撮影することにした。
 8月27日夜、大館市消防本部庁舎車庫で撮影作業を行った。同本部職員のほか、指導員を務める団員4人が参加し、担当演目や役割ごとに収録に臨んだ。「肩を上げすぎないように」「まといは真っすぐに」「少しペースが速い」などと指摘し合い、立ち位置、合間の所作、手足の角度、まといを持つタイミングなどを細かく再現していた。
 DVDの編集作業は同本部が行う。完成後、各分団に配布する。同消防団ホームページでも動画を公開する予定。
 市消防本部は「消防訓練礼式通りの足の運びに統一するため、節度ある、規律のある動きに見える。個別指導、全体練習に役立ててもらえれば」とする。市消防団の佐藤憲一副団長は「細かい所で修正が必要な部分もある。まとい振りは出初め式の華。各分団で活用し、指導に生かしてほしい」と話した。
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