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有償輸送、田代地域で 大館でNPO設立 来年4月の開始目指す

2018-10-17
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NPO法人おおだて福祉ねっとの設立総会(谷地の平分館)
 大館市の田代地域で15日夜、高齢者の移動サービスを行うことを目指した特定非営利活動法人(NPO)の設立総会が開かれた。国が定める公共交通空白地型の「自家用有償旅客運送事業」に取り組もうとするもの。法人の名称は「おおだて福祉ねっと」で、設立時の会員数は11人。今後、法人の設立認証や国への登録申請手続きなどを進めることにしており、来年4月からの事業開始を見込んでいる。
 自家用有償旅客運送は、バスやタクシーなど道路運送法の許可を受けた交通事業者の営業が成り立たない一方で地域での輸送手段の確保が必要な場合に、必要な措置をとった上で市町村やNPO法人等が自家用車を使って提供するサービス。地域のニーズに応じて「交通空白輸送」や「福祉輸送」が取り入れられている。市によると、県内では上小阿仁村や八峰町などで、NPO法人による事業が行われているという。
 田代地域では2017年10月に、地区の行政協力員協議会が上小阿仁村で事業を展開するNPO法人を視察したことがきっかけとなり、事業化へ向けた取り組みを開始。発起人会が準備を進めてきた。市も、今年3月に策定した「地域公共交通網形成計画」に合致する取り組みであることから支援する方針を決め、6月補正予算では「『地域の足』確保推進モデル事業補助金」として、110万4000円を措置した。
 田代公民館谷地の平分館で開かれたこの日の設立総会には、会員11人が出席。発起人代表の藤田三壽さんが「田代地域の高齢者から、外出支援の要望が多く聞かれる。車の運転ができなければ不便で、免許返納に踏み切れない。安全・安心な移動サービスを利用できるシステムづくりが必要と考えた」などとする設立趣意書を朗読したあと定款が承認され、NPO法人おおだて福祉ねっとが設立された。理事長には藤田さんが就任した。
 事業計画によると、本年度は先進地研修や運転担当者の講習、事業の周知や利用会員の募集などを行う。あわせて、法人設立の認証手続きや国への登録申請などを進め、来年4月からの事業開始を目指していく。

「躍動する小坂」実現へ スリム化と効率化を 小坂町19年度予算編成方針

2018-10-17
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職員に対し2019年度の予算編成方針が示された説明会(町役場)
 小坂町は16日、2019年度の予算編成方針を発表した。新年度も重点プロジェクトに掲げる「定住促進」「地元産業間の連携による地域活性化」「安全・安心な暮らし、地域づくり」に取り組み、町が目指す将来像「〝ひと〟と〝まち〟が輝く躍動する小坂」の実現を図る。
 方針は10日に細越満町長、成田祥夫副町長が決定し、この日、各課の主査以上の職員に示した。
 町長は、地方交付税の減額、公債費の支出や各特別会計への繰り出し金が増加に転じることなどを指摘。「既存事業の必要性、有効性、費用対効果などを検証し、一定の縮減を図り、一層の行財政運営のスリム化を図らなければならない。班内で議論をし、一丸となって目標実現へ果敢に取り組む積極的な予算編成を期待する」と述べた。
 町の財政状況は、歳入において、予算編成の基礎となる経常一般財源が18年度決算見込み額から2000万円減額となることが予想され、「財源の確保が非常に厳しい状況」(町財政課)。歳出は、人件費や大型事業の元利償還に伴う公債費、扶助費が上昇傾向となり、特別会計に対する一般会計の繰り出し金や公債費の増も見込まれる。
 このため、起債発行額の増加は次年度以降の負担増につながり、財政構造の硬直化を招く要因となることから、全ての会計において起債発行の抑制に努める。
 予算編成にあたっては、町民生活に必要なサービス水準を保ちつつ、新たな町民ニーズにも的確に応えるとともに、総合計画に基づく施策の充実、強化などのほか、財源の効果的・効率的な活用に取り組むよう促した。
 また、総合計画と町版総合戦略の推進を図るため、重点プロジェクト3点に沿った事業や課の枠を超えた企画の提案を求めた。
 歳入は、関係府省等からの最新の情報収集に努め、可能な限り新規財源の確保に努める。歳出は、既存の事務事業について事業効果の検証、徹底した見直しを行う。消費税率10%引き上げに対応し、来年10月以降に契約するものは新税率での計上を指示した。
 19年度の予算案は、11月21日から30日まで説明聴取を行い、来年1月21日に各課へ内示。町長査定(復活折衝)などを経て、2月4日に決定、26日に議会へ発表する予定。

FDAが5カ月ぶりチャーター便 大館能代空港 23日まで計8便運航

2018-10-17
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5カ月ぶりに運航したチャーター便(大館能代空港)
 北秋田市の大館能代空港で16日、フジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡県)のチャーター便が運航された。今年5月以来5カ月ぶりの就航で、広島県からのツアー2団体約50人を乗せた便が到着。和歌山県の南紀白浜空港に向かうツアー客が搭乗し、出発した。
 大館能代空港ターミナルビル(社長・津谷永光北秋田市長)と大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)が同社に働きかけ、2年前に初めて運航。本年度は4、5月に計6便353人が利用した。
 この日は広島空港を出発したチャーター便が午前11時すぎに降り立った。3階の送迎デッキには着陸する色鮮やかな機体を撮影するため愛好家が訪れた。
 ツアー客は空港に到着後、バスで北東北や県内の観光を楽しむツアーに出発した。広島県尾道市から訪れた高橋文子さん(73)は「紅葉を楽しみに参加した。乗り換えがないのでとても楽でいい」と話していた。到着後の機体には熊野古道を巡るツアー客が乗り込んだ。
 今月は23日までの4日間で広島空港と南紀白浜空港発着の計8便を運航する。来月下旬には大館能代空港と静岡空港間で2便の運航を予定している。

自動運転導入へ長期実験 上小阿仁村で本年度 移動のほか出荷、配達も

2018-10-16
自動運転サービスの本格導入に向けた長期実証実験について話し合った協議会(上小阿仁村開発センター)
 国が2020年までの実現を目指して進めている自動運転サービスの本格導入に向けた長期実証実験が、上小阿仁村で18年度中に行われる。昨年度行われた短期実験で使用した設備を活用して1~2カ月の期間で行い、運営主体の構築など導入に向けた課題を探る。15日に村開発センターで協議会が開かれ、関係者が実験の実施について話し合った。
 自動運転サービスの導入は、高齢化社会に対応した新たな道路交通の在り方を探ることが狙い。17年度には上小阿仁村を含む全国13カ所で短期実証実験が行われた。
 村の実験は、積雪がある中山間地域への導入を検証することが目的。道の駅かみこあにを発着点に、公共施設が集中する小沢田集落と隣接する福舘集落を巡る約3・2㌔で8日間にわたって行われ、住民ら延べ100人が利用した。
 協議会には、国や県、村の関係者ら約20人が出席。小林悦次村長はあいさつで「上小阿仁で導入が可能となれば全国各地でも可能となる。村では高齢化により交通弱者が増加しており、サービスの導入に対する期待は大きい」などと述べた。
 続いて昨年度実施した短期実験の結果報告を踏まえて、長期実験の実施について協議した。短期実験の利用者の8割は自動運転サービスの安全性について「信頼できる」と回答、7割は今後も利用したいとして本格導入に期待を寄せたという。
 長期実験は国が示した方針を踏まえ、事業の採算性を探るため利用者から費用を徴収する形での実施が想定されている。運行規模については、短期実験と同様に道の駅を拠点として役場や診療所などを巡るルートを中心に行う考え。地元からは運行ルートの拡大を求める意見が上がり、長期実験の詳細な実施内容と合わせて今後の協議で検討することにした。
 協議会で示された資料では、上小阿仁村における自動運転サービスは「集落から診療所や役場、道の駅などへの移動支援」が目的で、道の駅への農産物出荷や配達サービスも行う方針。本格導入後の運営はNPO法人などが想定されている。

ニホンザリガニ 人工生息地を創出へ 大館市教委が市内2カ所で

2018-10-16
今後の事業計画などについて話し合った委員会(大館郷土博物館)
 大館市内に生息するニホンザリガニの保護を目指す「天然記念物ザリガニ生息地再生委員会」(高橋一郎委員長)の第4回会合が15日、大館郷土博物館で開かれた。市教育委員会が人工増殖研究の進捗(しんちょく)状況を報告。国天然記念物に指定されている同市の南限生息地と同水系の周辺私有地2カ所で、2019年度から順次、人工生息地を創出する工事に着手する方針も示した。
 委員会は17年度に発足。生息環境の悪化が懸念されてきたニホンザリガニと、国天然記念物指定地(同市八幡沢地区)の保護に向けて各種事業に取り組んでいる。
 会合には委員や事務局の市教委歴史文化課職員ら10人が出席。同課担当者が人工増殖研究について報告し、7月中旬から10月上旬にかけてふ化した赤ちゃんザリガニ19匹を飼育していると説明。停電による水槽の温度上昇でふ化に至らなかったケースもあり、19年度は「ポータブル電源1台を用意して対応したい」と述べた。
 人工生息地の創出事業は指定地周辺の2カ所で水路の増設、障害物の撤去などが行われる予定。同課が今後のスケジュール案として、19年度に1カ所、21年度にもう1カ所で着工する計画を提示。それぞれ完工翌年に増殖した赤ちゃんザリガニを放流、定着させてから国天然記念物の追加指定を目指す方針を示した。
 委員は各種事業について意見や助言を述べ、今後の事業計画案を承認した。
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米内沢診療所着服 市長、副市長を減給へ 北秋田市9月議会・開会

2018-09-12
 北秋田市の9月定例議会は11日、開会した。2018年度各会計補正予算など議案45件、陳情2件を提案し散会した。米内沢診療所の着服問題で、津谷永光市長が監督責任を取るため、自らと虻川広見副市長の2人を減給する方針を示した。10月10日までの会期中に関連条例案を上程する見込み。
 本会議の冒頭、津谷市長が発言を求め、米内沢診療所の職員=懲戒解雇処分=が患者の一部負担金313万円を着服した問題の経緯を市議会に報告した。「市民の信頼を大きく損ない、心からおわび申し上げる」と陳謝した。
 関係職員の処分はすでに終えたものの、市職員が公金を着服した問題の性質上、行政トップとしての監督責任に自ら言及。「責任を明らかにするため市長と副市長を減給する」と表明した。
 18年度一般会計補正予算案は歳入歳出に5億422万4000円を計上した。補正後の総額は239億7952万円。主な歳出は秋田内陸線阿仁合駅舎2階を改修する「森吉山ウエルカムステーション整備事業補助金」(9018万円)など。 
 提出議案のうち18年度国民健康保険特別会計補正予算案の1件を原案通り可決した。

関係人口創出モデル事業 「鹿角家」会員500人を 鹿角市9月議会・一般質問

2018-09-12
関係人口創出事業などについてただした鹿角市9月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の9月定例議会は11日、本会議を再開し、田中孝一(清風会)、舘花一仁(同)、児玉政明(鹿真会・公明)の3氏が一般質問を行った。総務省の採択を受けて7月から取り組んでいる関係人口創出モデル事業の進め方や目指す姿などについて議員が質問。児玉一市長は関係人口を「鹿角家(かづのけ)」という大きな家族(会員)とみなし、会員数500人を目指して取り組む考えを改めて示した。
 児玉市長はモデル事業について「本市に継続的に関わり、定期的に訪れて農作業や地域行事などに貢献したいという意欲のある方々を、共通のルールで運営される『鹿角家』を構成する家族として呼び込んでいく」と説明。
 関係人口に理解を深める7月のキックオフイベント(トークイベント)を皮切りに、今後は首都圏で「家族会議」と称する交流イベントや、市内で「実家暮らし体験ツアー」などを開催しながら、具体的な体制整備に取り組んでいく予定で、「鹿角家の証しとなる家族証500枚の発行を目指し、SNS(会員制交流サイト)等を利用して広く市外へ情報発信していく」との考えを示した。
 将来的には「鹿角家を核として、体験活動のできる交流拠点の整備やネットワークの構築により、地域住民と触れ合う機会を増やし、本市が抱える課題や問題の解決に多くの方々から多様な形で関わっていただきながら、関係人口の増加を図っていく」とした。
 モデル事業の期間は1年間。事業費は500万円。元移住コンシェルジュ4人が中心となって活動しているNPO法人かづのclassy(クラッシィ)と連携して運営していく。また、商工会や観光団体、個人事業主などで構成する移住促進協議会で鹿角家会員との関わり方について話し合う「親戚会議」と称するサポート会議も立ち上がっている。

大館神明社祭典 開幕 「雨祭り」囃子響く 山車、みこし華やかに運行

2018-09-11
雨の中、大館囃子を響かせて運行する曳山車(大館市大町)
 大館市の大館神明社祭典が10日、開幕した。初日の宵宮は豪華絢爛(けんらん)な曳山車(ひきやま)14講が優雅な大館囃子(ばやし)を奏で、子供みこし8講もにぎやかに市街地を巡行。「雨祭り」の異名通りあいにくの雨天となったものの、囃子方や踊り手、曳き手が一体となって街を盛り上げ、「イヤサカサッサー」と威勢の良い掛け声を響かせた。11日まで。
 五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全、商売繁盛などを祈願し、400年以上続くとされる。雨が降ることが多いのが特徴的で、この日も朝から強い雨が降り続いた。
 午前11時に、神明社での神事「余興奉納奉告祭」で開幕。引き続き、安全運行等を祈願する「山車・子供みこし清祓(きよはらい)式」が行われる馬喰町に向かって、昼前後から各町内の曳山車が運行を始めた。囃子を奏でる山車が次々と繰り出し、軽やかに舞う踊り手が花を添えた。「ワッショイワッショイ」という若衆の掛け声も響き渡り、街は祭りムード一色となった。
 夜は山車合同運行が御成町2丁目―新町交差点間で行われた。長倉交差点付近の坂を重さ1㌧以上の山車が一気に駆け上がる「田乃坂越え」では、各講が独自のパフォーマンスを披露して士気を高めた。綱を引く曳き手たちは気合を入れて難所を登り切り、勢いそのままに各所で演奏合戦を繰り広げ、会場を盛り上げた。
 本祭の11日はおおまちハチ公通りで曲げわっぱ太鼓演奏(午後0時20分)、山車見世(同1時30分)が行われる。夜の目玉行事、駅前大館囃子共演(同6時・JR大館駅前)、祭典祝い水(同6時45分・大町)でフィナーレを飾る。

 

縄文に学び未来に活かす 縄文シティサミット 8市の首長が討論

2018-09-11
北鹿地域も参加した縄文シティサミットの首長討論(コムコム)
 縄文時代の遺跡を有する全国各地の自治体が遺跡を活用した地域振興の在り方について話し合う「縄文シティサミットinきたあきた」が9日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。北鹿地域からは大館、鹿角、北秋田の3市が参加。首長らが討論を行い遺跡や歴史を生かした地域づくりの在り方を探った。
 縄文遺跡を有する全国各地の自治体でつくる縄文都市連絡協議会(会長・小野寺晃彦青森市長)に加盟する青森、大館、鹿角、東松島、福島、塩尻、小矢部、北秋田の8市が参加した。
 北秋田市の縄文遺跡「伊勢堂岱遺跡」に発見当時から携わっている考古学者の小林達雄さん(国学院大学名誉教授」と秋田県出身の現代アーティスト鴻池朋子さんによる記念対談に続いて、8市の首長や教育長らが「遺跡を守り、活用する」をテーマに討論した。
 大館市の高橋善之教育長は、天然アスファルトが使用された土偶が出土した塚ノ下遺跡や、歴史を生かしたまちづくりに市を挙げて取り組んでいることなどを紹介した。鹿角市の児玉一市長は、国特別史跡「大湯環状列石」について、伊勢堂岱遺跡を含めた北海道北東北の縄文遺跡群で目指している世界文化遺産登録に「全力で取り組んでいく」と述べた。
 北秋田市の津谷永光市長は、伊勢堂岱遺跡が発見、保存に至った経緯や遺跡を中心にして行われているイベント、児童生徒による遺跡ぼガイドボランティアなどを紹介しながら「地域の宝となっている伊勢堂岱遺跡を後世に残しながら、地域のために活用していきたい」と訴えた。
 討論などを踏まえて共同宣言を取りまとめ、参加自治体の首長の連名で採択。開催地の津谷市長が代表して▽縄文人のこころとかたちを学び、縄文遺跡を都市の未来に活かす▽縄文遺跡を守り、まちづくりに活用する▽縄文都市間の連携をさらに深め、縄文文化の魅力と歴史的意義を世界に向けて発信する―の3つを実践することを宣言した。

 

鹿角市9月議会一般質問 出産集約後の体制 厚生病院 産婦人科は週4日

2018-09-11
出産集約問題などについて対応をただした9月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の9月定例議会は10日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日に大館市立総合病院へ集約されることをめぐって、議員が大学と市立病院との協議状況についてただしたのに対し、児玉一市長は集約後の医師派遣や、かづの厚生病院での診療体制の具体的な見通しを示した。
 金澤大輔(鹿真会・公明)、成田哲男(清風会)、倉岡誠(誠心会)、安保誠一郎(無会派)、黒澤一夫(鹿真会・公明)の5氏が質問。出産の集約問題は成田議員が取り上げた。
 大学と大館市立病院との協議状況について児玉市長は「県を通じて確認したところ、大館市立病院の常勤産婦人科医は現在、弘前大から4人派遣されているが、集約に伴う分娩取り扱い数の増加に対応するため、秋田大から新たに常勤医1人が派遣されることになる、とのことだった」と説明。
 また、かづの厚生病院の妊婦健診、婦人科検診、婦人科の外来診療については「大館市立病院、秋田大、岩手医科大から非常勤医が派遣され、当面週4日体制で行う予定とうかがっている」とし、集約に伴い、現在の週5日から週4日体制となる見通しを示した。
 このほか、市民から要望があった助産師が同乗する「妊婦救急車」について豊田憲雄健康福祉部長は「検討したが、体制を整備するのが難しい」と導入を見送る考えを示した。

 

8月のニュース

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「食と命」大切さ感じて マタギ体験学習会 北秋田市

2018-08-18
鶏の解体など見学したマタギの地恵体験学習会(阿仁前田)
 北秋田市に伝わる狩猟文化「マタギ」を通じて命や食の大切さを学ぶ「マタギの地恵体験学習会」が17日から、森吉山の周辺地域を会場に行われている。市内の小学生18人が参加してきりたんぽ鍋に使う鶏の解体作業などに挑戦、食べることの意義や命の重さなどに理解を深めた。
 市民有志でつくる実行委員会(佐藤慶博委員長)の主催。17日から19日まで2泊3日の日程で、野外調理や星空観察、カヌー体験、阿仁熊牧場の見学など行う予定。初日は前田公民館で結団式を行った後、きりたんぽ鍋の調理に取り組んだ。
 結団式で佐藤委員長は「みんなが毎日口にする食べ物はすべて命あるもの。3日間の体験を通して食べることの大切さ、命の尊さを感じて」と子どもたちに呼び掛けた。
 きりたんぽ鍋づくりは、具材となる鶏の解体作業からスタート。子どもたちは羽をむしる作業を体験。「かわいそう」「気持ち悪い」などと及び腰になる場面も見られたが、子どもたちは「命をいただく」という意味を感じながら真剣な表情で取り組んでいた。

 
 

花輪ばやしあす開幕 ユネスコ無形文化遺産 祭り一色の2日間

2018-08-18
 鹿角市花輪の街が熱狂の渦に包まれる伝統行事「花輪ばやし」は19、20日の2日間行われる。ユネスコ無形文化遺産登録後初開催となった昨年は、2日間で過去最多の26万人の人出となったが、今年はさらなる盛り上がりに期待されている。
 花輪ばやしは、花輪の産土(うぶすな)神・幸稲荷神社に奉納される祭りばやし。神社の祭典はご神体が里宮・御旅所に移る16日の「神輿渡御(みこしとぎょ)」で始まり、後半の2日間は「花輪ばやし」として豪華絢爛(けんらん)な10台の屋台が登場、華やかなにぎわいを見せる。
19日は正午から「子どもパレード」が行われ、桝形、福祉保健センターからそれぞれ祭典本部(交流プラザ)に向かって園児や小中学生による屋 台運行、はやし、踊りが行われる。
 午後5時半、のろしを合図に各町内が御旅所へ向けて順次出発。6時35分から幸稲荷大神に祭り開始を告げる「御旅所詰」を行い、独特の手打ち式「サンサ」が見られる。かづの銘酒前では子ども演奏コンクール審査が行われる。
 6時55分、御旅所から駅前広場に向けパレード開始。駅前広場では屋台の到着を待つ間に「町踊り」が披露される。
7時50分からは初日のハイライト「駅前行事」。10町内の屋台が勢ぞろいし、エネルギッシュな競演を繰り広げる。駅前サンサも行う。9時から自町内に向けて運行を開始する。
 帰町後に一時休憩を経て、ファン必見の「朝詰」パレードへ。20日午前0時ごろ、組丁から順次出発する。米代川に架かる稲村橋には2時すぎに到着し2時半に出発。
 新田町の桝形には3時すぎに到着。躍動的な運行から一転、厳粛に神事を行い、各町内が奉納曲を演奏、サンサも行う。4時20分に各町内に向かって運行する。
 2日目の20日は正午から自町内で運行。午後7時から駅前に向かってパレードを開始する。屋台到着を前に、駅前広場では8時から郷土芸能「かづのふるさと大太鼓」を披露。8時40分からは駅前行事を行い、9時半から終盤の見どころ「赤鳥居詰」の運行開始。到着後、11時半すぎに組丁の赤鳥居で祭り終了のあいさつをし、サンサを行う。
 各町内への帰途で下5町内は福祉保健センター前、上5町内は御旅所前ではやしの競演や演芸などを行い、21日未明まで完全燃焼する。
 臨時駐車場は鹿角市役所、鹿角地域振興局、かづの商工会、道の駅かづの・あんとらあ。シャトルバスは市役所―あんとらあ間で午後4時40分~10時20分に20分間隔で運行する。料金は100円(小学生以下無料)。2日間とも臨時列車の午後10時13分鹿角花輪駅発秋田駅行きと、同10時45分鹿角花輪駅発大館駅行きを用意している。
 問い合わせは祭典委員会(交流プラザ内、☎0186・30・0500)。
 

北鹿地方で大雨 土砂崩れや道路決壊 2市36人が避難

2018-08-17
国道105号で発生した土砂崩れ(北秋田市阿仁水無)
大きくえぐられた米代川沿いの堤防(鹿角市八幡平大里)
 東北北部に前線が停滞して大気の状態が不安定になった影響で、北鹿地方は15日から16日にかけ、大雨に見舞われた。秋田地方気象台によると、16日午後5時までの24時間降水量は北秋田市阿仁合で260㍉に達し、観測史上最大を記録。鹿角市と北秋田市が避難準備情報を出し、両市の避難所に計13世帯36人が一時避難した。各地で土砂崩れや堤防・道路の決壊などが相次ぎ、交通機関も乱れた。人的被害はなかった。
 気象台によると、24時間降水量は鹿角市で160・5㍉(午前10時40分まで)、同市湯瀬で141㍉(午後5時まで)、小坂町藤原で127㍉(午前2時40分まで)、大館市で114・5㍉(正午まで)など。湯瀬では8月の観測史上最大を更新した。鹿角と阿仁合では平年の8月1カ月分の降水量を上回った。
 土砂災害や河川氾濫の危険性が高まったため、鹿角市は15日夜から16日未明にかけて急傾斜地・米代川周辺の5881世帯1万8238人に、北秋田市は16日未明、市内全域の1万4109世帯3万2404人に避難準備情報を出した。鹿角市は同日午前9時40分に解除。北秋田市も午後5時までに全ての地区で解除した。
 北鹿5市町村や警察、消防によると、北鹿地方では16日午後4時現在、住家の床下浸水8棟、非住家の浸水8棟が発生。国道や県道、市道での土砂崩れや落石、堤防・道路の損壊は15カ所以上に及んだ。倒木も多数あった。
 この影響で通行止めも相次いだ。北秋田市では、国道105号の阿仁荒瀬―阿仁水無間の約3㌔が約16時間にわたって全面通行止め。上小阿仁村では、八木沢集落に通じる県道が落石の恐れで、緊急車両以外は通行止めとなった。
 鹿角市では、岩手県境にほど近い十和田大湯の国道104号で、約5・1㌔にわたって全面通行止めが続く。このほか、大館市では比内町八木橋字五輪台の鶏舎に水が流れ込み、飼育されていた比内地鶏161羽が溺死した。
 NEXCO東日本十和田管理事務所によると、雨量の基準超過により、東北道の小坂インターチェンジ(IC)―安代IC間の上下線が約9時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雨の影響で奥羽本線、花輪線で特急列車上下6本、普通列車上下26本が運休、普通列車上下30本などが区間運休した。
 停電もあった。東北電力秋田支店によると、午前1時10分ごろ、鹿角市八幡平の延べ131戸で停電が発生した。土砂崩れに伴う倒木で電線が断線したため。約9時間30分後に全戸復旧した。
 気象台によると、県内は17日昼前まで雨や雷雨の所がある見込み。引き続き土砂災害への警戒を呼び掛けている。
 

失敗恐れず挑戦を 鹿角市成人式 260人が大人の決意

2018-08-17
仲間と写真を撮りながら、再会を喜ぶ新成人たち(コモッセ)
 鹿角市の2018年度成人式が16日、コモッセで行われた。スーツやはかま、華やかなドレスを着た新成人258人が出席。旧友との再会を喜び、大人としての責任と自覚を胸に決意を新たにした。
 対象は1997年4月2日から98年4月1日までに生まれた300人(男性153人、女性147人)。式には対象者の86%にあたる258人(男性137人、女性121人)が出席した。テーマは「ふるさとの出会い 二十歳の集い 鹿角市成人式」。
 開会行事で成人式実行委員会(桜庭宝委員長)の委員17人が紹介され、桜庭委員長は「心に残る成人式にしたい」と協力を求めた。児玉一市長は「社会の原動力として、地域に元気を与えるような人材になってほしい。まちづくりにも参画し、みなさんの手で新しい鹿角を築いていってほしい」と式辞を述べた。
 新成人への記念品(たんぽ小町ちゃん珪藻土(けいそうど)コースター)が代表の大岡才華さんに贈呈された後、新成人を代表し金澤勇介さんが「大きな節目を迎え、変化しようとしている。大きなチャンスだが、その裏には不安もある。個性をなくした大人にはなりたくない。自分を主張し、胸を張れる大人になりたい。人生には失敗はつきもの。自分らしさを失わず、常に挑戦していきたい」と決意を述べた。
 式典後は、あきた舞妓による舞の披露、各地区での記念撮影が行われた。新成人たちは大人への仲間入りを互いに喜んだり、近況を話したりしていた。
 

コムコムに踊りの輪 北秋田市民盆踊り 縁日やクワガタ抽選も

2018-08-17
北秋田市民盆踊り大会(コムコム)
 第62回北秋田市民盆踊り大会が15日夜、市民ふれあいプラザコムコムで行われた。雨のため施設内での開催となったが、地域住民や帰省者など大勢の人が踊りの輪を広げ、故郷の夏を楽しんでいた。
 鷹巣町時代から続く恒例の催し。市観光物産協会(檜森正太会長)主催。以前は商店街通りで実施していたが、参加しやすいようにとコムコムを会場にしている。
 雨が降るあいにくの天候となったが、開始時間に合わせて浴衣姿の家族連れや職場のグループなど多くの人が来場。多目的ホールに踊りの輪を広げた。
 開会式で檜森会長は「盆踊り大会は故郷の夏を楽しむ催し。今後も続けて地域の夏を盛り上げていきたい。きょうは存分に踊り、楽しい思い出をつくって」と呼び掛けた。
 振り付けが分からず遠巻きに踊りの輪を眺めている子どもの姿も見られたが、先導役の商工会女性部のメンバーたちの手ほどきを受けて伸び伸びと踊っていた。
 前半の部終了後には縁日の無料券とクワガタ抽選券をプレゼント。子どもたちは輪投げや型抜き、スーパーボールすくいなどを楽しんでいた。
 
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