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2020年06月

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新型コロナ仮設診療所 保健所経ず検査可能に 県対策協 2波に備え、病床も増強

2020-06-06
ウエブ会議の様子が映されたモニター(県庁)
 県新型コロナウイルス感染症対策協議会(会長=南谷佳弘・秋大付属病院長)は4日夜、ウエブ会議を開き、県の感染症対策について協議した。2次医療圏ごとに開設する仮設診療所の運営について、かかりつけ医の判断で保健所を通さずに受診できるよう改善する案を県が示し、迅速で適切な対応につながるなどとして承認された。
 協議会は医療関係者らで構成され、新型コロナの検査や医療体制の整備・拡充について協議している。インターネットを活用したオンライン形式で午後6時から開き、県庁プレゼンテーションルームで報道向けに会議の様子が公開された。
 県が医師会などと連携して開設を進めている仮設診療所はPCR検査などに機能特化した施設で、現行の帰国者・接触者外来がある医療機関の院内感染防止や負担削減、スピーディーな検査の実施などが目的。これまで大館・鹿角医療圏などで開設している。
 地域の診療所による診察で「感染の疑いがある」と判断された場合、保健所を通じて仮設診療所を受診する仕組みとなっていたが、症状が軽いとみられるケースについて患者のことを詳しく知る「かかりつけ医」の判断で保健所を経ずに受診できるよう運用方法を改善するとした。
 感染者の入院医療体制については、県内15病院に105床を確保している受け入れ可能病床を、大規模な集団感染が発生した他都道府県のピーク時患者数などを踏まえ、200床から300床を目安に増床する作業を進めていることを説明。県内の病院に新たな受け入れ可能病床数を確認しており、今月中にも協議会に報告する予定。
 参加した医師からは、唾液を検体にしたウイルス検査や抗原検査などの早期導入が必要とする意見が出された。南谷会長は「緊急事態宣言が解除され、一定の落ち着きが戻った今こそ、感染の第2波、第3波への備えを進めることが重要」と述べた。

県高校総体 代替大会の開催決定 7月17日から各地区中心に25競技 無観客、声出し応援自粛

2020-06-06
代替大会の開催を発表した会見(秋田ビューホテル)
 県高校体育連盟(木浪恒二会長)は5日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった県高校総体の代替大会となる「秋田県高校体育大会」の開催を発表した。7月17~26日までの10日間で、各地区大会を中心に25競技を実施する。
 同大会では、県総体で実施を予定していた29競技のうち、体操、レスリング、ハンドボール、カヌーを除いた25競技を実施する。事務局によると、実施しない4競技については競技の特性上、会期までに試合をするための体づくりが困難であること、技術や体力面に不安があることなどの理由から判断した。このほか定通部も開催しない。
 大会の開催規模については、各支部での分散開催を原則とし、困難な競技は全県規模で実施する。感染防止対策としては▽原則無観客▽宿泊禁止▽健康観察の実施▽体調不良や風邪などの症状がある場合は参加しない▽密閉、密集、密接を避けるため、こまめな換気や声を出しての応援を自粛―とする。
 この日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれた会見で木浪会長は「現在県内の感染状況が落ち着いており、各校の部活動もおおむね通常通り実施されていることから開催を決定した。地区大会規模の競技が多くなるが、特に3年生部員にとっては大会が一区切りとなるよう、開催に向けて各専門部と万全の準備を進めていく」と述べた。

鶏めし 期間限定の「でか盛り」 花善 要望受け約8人前

2020-06-06
期間限定で販売される「デカ盛り鶏めし」と通常の「鶏めし弁当」
 駅弁製造の花善(大館市、八木橋秀一社長)は5日、大皿に約8人分の鶏めしを盛り付けた新商品「デカ盛り鶏めし」を期間限定で発売した。「外出がしづらい今、家族で食べて元気になってほしい」と八木橋社長は呼び掛けている。
 同社の定番商品「鶏めし弁当」への要望として、「宴席用に鶏めしのご飯だけ欲しい」「ご飯と肉だけでいいから、もう少し低価格の商品が欲しい」などといった声が多く寄せられていたことから企画した。もともと4月発売を予定していたが、人が集まる機会をつくってしまうことを懸念し延期。パリ花善が9日からテークアウトを再開するのに合わせ、満を持しての発売となった。
 商品は直径約40㌢の大皿に鶏めしの味付けご飯を1600㌘盛り付け、中央部分に鶏肉甘辛煮を大胆に280㌘乗せ、そぼろ卵で丸く囲んだ。総重量は約2㌔で8人ほどで分け合える計算。付け合わせの栗甘露煮やインゲン、飾り麩(ふ)を彩りよく均等に置くなど、同社女性社員が見た目の美しさにもこだわった。副菜やおしんこは入っていない。
 新型コロナウイルスの影響で外食を控えている家庭や冠婚葬祭を自宅で行う際など、多彩なシーンで利用してほしいという。販売価格は4320円(税込み)。販売期間は6月30日まで。当日の注文も可能だが、製造に時間がかかる場合があるため予約を勧めている。
 予約、問い合わせは花善(電話0186・43・0870)。

大館能代空港 利用者回復へ全力 団体旅行促進など強化

2020-06-05
 大館能代空港利用促進協議会の総会は3日、書面決議を行い、本年度事業計画、収支予算案などを承認した。事業計画では、新型コロナウイルスの影響で大幅に利用者が減少する中、年間の目標数を定めず、団体旅行利用促進、冬期の個人旅行誘客プロモーションなどに力を入れ、利用者数の回復に全力を尽くすことを確認した。任期満了に伴う役員改選では、会長に福原淳嗣大館市長を再任した。
 会員45団体中43団体から書面で承認を得た。2019年度の東京便年間利用者数は14万8761人で前年度比1809人減。新型コロナの影響で3月の搭乗率は28・4%、同比6155人減と伸び悩んだ。個人のビジネス客や観光客の利用で4~8月は連続で前年を上回るなど堅調に推移していたが、目標の15万8000人には届かなかった。
 事業計画によると、本年度は目標利用者数を定めず、「一致団結し、利用者数の回復に全力を尽くす!」をスローガンに掲げた。主な事業として、団体旅行利用促進事業は、助成の対象を250人分から500人分に拡充。営業活動事業では関西、四国、中国地方を中心に、乗り継ぎ条件の良い遠方の旅行エージェントへのPRを強化するほか、県と連携して冬期個人旅行誘客プロモーションに取り組む。また、年度内に利用者累計が300万人に到達する予定で、記念セレモニーを計画する。
 議案には含まれていないが、先月、国交省の「羽田発着枠政策コンテスト」で羽田発着便が冬ダイヤ(10月25日~)から3便に増便されることが決定。期間は22年冬ダイヤまでのおおむね2年半で、成果等検証により最長4年半(24年冬ダイヤまで)となり、利用者数の回復、増加に期待が掛かる。

北秋田市消防本部 ゴンドラの緊急停止を想定 乗客の救助訓練

2020-06-05
高さ約12㍍の地点で停止したゴンドラ内の乗客役を救助した訓練(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市消防本部(長岐篤市消防長)は4日、森吉山阿仁スキー場で、緊急停止したゴンドラ内にいる乗客の救助訓練を行った。20人が参加し、高さ㍍で停止したゴンドラに乗る要救助者役を滑車やロープを利用して地上に降ろし、有事の際の動きを確認した。
 阿仁ゴンドラは6人乗りで、山麓駅舎から山頂駅舎まで距離約3500㍍、標高差632㍍を約20分かけて上る。訓練は今後も多くのゴンドラ利用者が見込まれることを踏まえ、救助技術の向上や知識習得、関係団体との連携強化を図ろうと、6日の今期営業開始を前に同本部が実施。
 署員14人、法人職員6人が参加。同本部によると、これまでスキー場を運営するNPO法人・森吉山(片岡信幸理事長)が取り組む訓練の見学は行っていたが、ゴンドラを実際に利用した訓練は初という。
 最初にゴンドラの係員が施設の概要を説明した後、山麓駅舎内でゴンドラのドアの開放や、滑車ブロックなどスキー場が所有する器材の利用方法を学んだ。終了後は山麓駅舎付近にある支柱に移動し、実際に訓練を行った。
 訓練は機械の故障によりゴンドラが緊急停止し、運行中だった車内に取り残された計3人を救助する想定で実施。署員はゴンドラの停止場所より高い位置にある支柱から滑車ブロックを利用し、ロープを移動。2人がロープを伝ってゴンドラのドアを開け、乗客に救助用ベルトを装着して地上へとゆっくり降ろした。署員らは役割を分担しながら乗客役に声を掛けたり、地上と上空で連携を取りながら訓練に励んでいた。
 消防本部警防課の木村喜春課長は「実際に施設を利用した訓練はなかなかできないため、有意義だった。経験が実践に役立つと思う」と話していた。
 
 
 
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ドラゴンアイ開眼 八幡平山頂

2020-05-31
見頃を迎えた八幡平ドラゴンアイ(29日)
 秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)山頂の鏡沼で、雪解けの様子が竜の目のように見える「八幡平ドラゴンアイ」が見頃を迎えている。
 八幡平山頂付近には、アオモリトドマツの森の中に大小の湖沼群が点在する。このうち、鏡沼は雪解けが進むと、中央に雪を残してドーナツ状に水面が広がり、「竜の目」のように見える。2週間ほどの期間限定の現象で大自然が織りなす不思議な光景は観光スポットとして人気を集めている。海外に誇れる日本文化を表彰する「クールジャパンアワード2019」にも選定された。
 山頂レストハウスから雪の坂道を20分ほど歩くと目の前に現れる。6月1日に神事と山開き式が予定されていたが新型コロナウイルス感染防止のため、中止が決まっている。
 

北秋田市、上小阿仁村 推進連絡会あす発足 農家民宿の開業後押し

2020-05-31
 農家民宿などの開業希望者のネットワーク作りを目的とした「北秋田・上小阿仁まるごと体験推進連絡会」が1日に発足する。民宿、簡易宿泊所などが少ないエリアでの開業を促し、観光客、観光消費額の増加を目指す。行政や大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムが運営をサポート。同法人では「宿泊施設の選択肢を増やすことでニーズに応えていきたい」としている。
 民宿、民泊等は、開業が盛んな大館市に18施設あるのに対し、北秋田市は2施設ほど、上小阿仁村はゼロと、極端な差がある。大館市では行政のサポートが充実しているが、北秋田市、上小阿仁村は開業、運営の情報が少ないのが現状。近年、開業希望者が増えているものの「開業の仕方が分からない」との声が多く、情報交換と行政の連携を深める場として、連絡会を設立する。北秋田市、上小阿仁村、同法人、大館市まるごと体験推進協議会の4者が予約システム調整、補助金、相談窓口の紹介などをバックアップし、自律的運営を促す。
 目的として、両市村に農家民宿、民泊、簡易宿泊所を増やし、観光客、観光消費額の増加を狙う。宿泊費は1~3万円程度に設定し、付加価値の高いものを提供。国内外に地域の魅力をアピールする。
 1日午前11時から北秋田市交流センターで設立会合を開く。連絡会の事務局は同市在住で、群馬県からの移住者の黒岩咲貴さんが担当する。組織発足後は、今月中に上小阿仁村で外国人体験宿泊支援、7月に仙北市での農泊研修ツアーなどを予定。そのほか、月1回の会合を開く。設立メンバーは10人程度。
 同法人では「ビジネスホテルや旅館しかない地域で、入り込み客数を増やすためには選択肢の多さが重要。観光だけではなく、移住体験も可能になる。行政の枠にとらわれず、観光、農政、移住の3つが立体的につながっていくと、地域の活性化につながるのでは」と期待している。 

遭難相次ぎ注意呼びかけ 啓発看板も設置 田代岳方面へ車次々

2020-05-31
啓発看板を設置する署員(大館市岩瀬字大川目元渡)
 今月中旬から下旬にかけて大館市の田代岳で山岳遭難が2件相次いだことを受け、大館署は30日、同市岩瀬の山瀬ダム南側の市道で、遭難・クマ被害防止を呼び掛ける啓発活動を行った。早朝から田代岳方面に向かう車が多く見られる中、ドライバーに対策を周知したほか、啓発看板を設置して注意を呼び掛けた。
 田代岳では20日、山菜採り目的で入山して行方不明となっていた同市の70歳代男性が死亡。27日にはタケノコ採り目的の大仙市の60歳代男性、秋田市の50歳代男性の2人が遭難し、無事発見された。例年に比べて速いペースで山岳遭難が起きており、山菜・タケノコ採りシーズンの本格化でさらなる発生が懸念される。
 この日は同署地域課の署員5人が参加。田代岳方面に向かう車を停止させ、ドライバーにチラシなどを手渡した。「遭難が相次いでいるので注意して」などと呼び掛けた。
 チラシやポケットティッシュなど啓発グッズ約70組を用意し、1時間弱で配り終えた。この間に50台以上の車が通過していった。
 28日にクマの写真を用いた看板を市道沿い2カ所に設置したのに加え、この日は「山岳遭難多発中」と書かれた看板も新たに置いた。
 同課の佐藤啓太課長は「天候も良く、入山者が多かった。例年よりも早いペースで遭難が発生しており、1件でも多く減らしたい。入山する際には、危険な場所には入らないよう心掛け、体調・体力に合わせた行動をお願いしたい」と話した。

 

売り上げ減の業者支援 大館市が追加策 県外学生へ食材提供

2020-05-30
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は29日の定例会見で、新型コロナウイルス対応の追加支援策として、売り上げが減少した事業者への独自助成や市内宿泊者への商品券提供、県外学生への食材提供を行うと発表した。関連予算案を6月定例市議会の最終日に追加提出する予定。
 事業者支援は、2月から5月の売り上げ減少率が20%以上50%未満の企業に給付金を出す。国の持続化給付金(中小企業200万円、個人事業主100万円)、休業要請協力金(県30万円、市20万円)のいずれにも該当しない事業者を対象とする。
 商品券は地域限定とし、県の助成を受けて市内宿泊施設を利用する人に配布して、観光消費の拡大を図る。利用者の居住地は市内外を問わない。
 食材提供は「学生応援ふるさと便」と名付け、市出身の県外学生(大学生や専門学校生など)に対し、コメなどを送る。送料込みで4000円程度を想定している。
 福原市長は「緊急事態宣言の解除を受け、経済活動をできるだけ早く再開させたい。県外学生への食材提供は、ふるさとの魅力を再発見する機会になればいい。具体的な支援内容は協議中」と述べた。
 このほか、家計急変で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学生を追加募集する。貸与するのは月額で高校生など1万2000円、大学生など4万円、医学生6万円。受付期間は6月1~30日。問い合わせは学校教育課(☎0186・43・7112)

 

81%に振込が完了 北秋田市 特別定額給付金

2020-05-30
会見する津谷永光市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は29日に市役所で開いた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金について、この日の作業分を含めて2万5494人分の振り込みが完了したことを明らかにした。対象となる市民3万1185人の81・7%。「ぜひ、市内で利用してほしい」などと呼び掛けた。
 市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請を今月1日から受け付け、郵送による申請は11日に書類を発送し、順次受け付けを開始してきた。
 会見で市長は「今月27日現在でのまとめで、申請状況は対象となる1万4015世帯のうち1万2233世帯から申請が提出された。申請率は87・3%」と説明。同日時点での支給状況は「対象となる3万1185人のうち2万1730人、69・7%に振り込みが完了した」としたほか、「29日は3764人への振り込みを予定しており、合計すると2万5494人、81・7%の市民への振り込みが完了する」などと述べた。
 その上で「受け付けの締め切りは8月11日。まだ、申請されていない世帯については今後、市からも連絡をするが、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛け。「地域経済をもり立てるためにもぜひ、市内の飲食店や小売店等で利用してほしい」と話した。
 また、市独自の緊急経済対策である「事業継続支援金」「学生生活支援臨時給付金」「緊急子育てサポート給付金」の申請受け付けを開始したことも紹介。「今後の推移を見極めながら、必要に応じて第2弾、第3弾の経済対策を講じていきたい」との考えも示した。

 
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