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2021年10月

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投票率の行方に注目 前回60・57% 選挙戦折り返し後半へ

2021-10-24
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 19日公示、31日投開票の衆院選は24日で6日目を迎え、選挙戦の折り返し地点に差し掛かった。2区は自民党前職の金田勝年氏(72)、立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士氏(36)が一騎打ちを展開。北鹿地方でも連日遊説が行われ、選挙戦が激しさを増す中で投票率の行方にも注目が集まっている。
 4年ぶりの政権選択選挙となり、新型コロナウイルスへの対応や経済を立て直す成長戦略、安全保障政策の在り方、9年近く続いた安倍・菅政権の政治姿勢などが争点に挙げられている。
 金田候補は初日に大館市で第一声を上げ、北秋田市や藤里町、小坂町、能代市、鹿角市を遊説。街頭演説に力を入れ、22日は自民党の二階俊博前幹事長が大館を訪れ、応援演説を行った。フェイスブックをこまめに更新するなど会員制交流サイト(SNS)を活用して支持を訴えている。
 緑川候補も初日は事務所のある大館市で第一声。これまでに北秋田市や、能代市、藤里町、三種町を訪れた。23日は大票田となる大館市を回った。街頭演説よりも地域をこまめに回ることに徹し、有権者から困り事を聞き取るなど、対話を重視しながら支持拡大に努めている。
 平成に入ってからの本県投票率の推移をみると、上昇したのは、第1次森内閣でのいわゆる「神の国解散」による第42回(2000年6月)が前回比2・83㌽上昇の70・13%となったほか、「郵政民営化の是非」を最大の争点に有権者の関心が高まった第44回(05年9月)は、第43回を3・86㌽上回る70・60%。「政権選択」が問われ、結果的に民主党が大勝した第45回(09年8月)は73・27%を記録している。
 前回(17年10月)は、安倍政権の5年間の評価などを主な争点に行われた。師走の選挙などが影響して最低値を記録した前々回(14年12月)と比べると、4・79㌽高くなった。公職選挙法の改正に伴い、選挙権が18歳以上に引き上げられて2回目の衆院選となり、投票率の低下が指摘される若年層の動きも注目される。

北秋田 くまくま園でハロウィーン ヒグマの食事姿を観察

2021-10-24
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ガラス越しに間近でヒグマの姿を観察する来場者(くまくま園)
 北秋田市の阿仁熊牧場「くまくま園」で23日、ハロウィーンイベントが始まった。来場者が普段は見ることのできないヒグマの食事姿などを楽しんだ。11月3日まで。
 今季の営業を終了する前に毎年開催しているイベント。冬眠前に餌を食べるヒグマの姿を観察できる「もぐもぐタイム」を企画し、期間中の土日祝日午後1時ごろから行っている。
 イベント初日のもぐもぐタイムにはサザエ、フネ、ケイコ、サチコと名付けられた雌4頭が参加し、運動場内にはリンゴやナスが置かれた。ヒグマはおりから運動場に入ると、地面などに置いたリンゴに引き寄せられるように来場者が集まるガラス張りの通路付近へやってきた。ガラス越しに間近で観察でき、巨大なヒグマの体やリンゴを食べる様子に子どもたちが「すごい」と声を上げていた。
 同園では期間中、来園した幼児から中学生に受付でお菓子をプレゼントする。宝探しも毎日開催し、園内に隠されたカードを見つけた人にはお菓子か、1日3個限定の缶バッジをプレゼントする。

秋季東北高校野球 桂桜、先制も逆転負け 好機であと1本出ず

2021-10-24
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3回、1死二塁から先制の二塁適時打を放つ石倉(仙台市民球場)
 第3日の23日は、宮城県の石巻市民、仙台市民両球場で準々決勝を行った。北鹿から唯一出場した大館桂桜(本県第2代表)は八戸工大一(青森県第2代表)と対戦。先制点を奪って序盤を優位に進めたものの、逆転負けを喫して4強入りはならなかった。能代松陽も敗れ、この日までで県勢3校は総敗退した。

 ◇準々決勝
     【仙台市民球場】
大館桂桜
  001010000 2
  00000302× 5
八戸工大一

 ▽三塁打=福田(大)、廣野(八)
 ▽二塁打=石倉(大)
 ▽暴投=桂桜3
 攻守がかみ合った桂桜は先制点を奪い、5回まで優位に立ったが、6回に逆転を許してそのまま押し切られた。
 桂桜は3回、無死から高清水が四球で出塁。髙橋が犠打で送って1死二塁の好機を作り、石倉が左翼線に適時2塁打を放って先制点を挙げた。5回には2死二塁から福田の右中間を破る適時三塁打で2点目を追加した。
 投げては主戦の福田が5回までに5奪三振、無失点の好投。1、4回以外は二塁を踏ませることなく、中盤まで優位な展開が続いた。しかし6回、1死から連打と四球で満塁のピンチを迎えると押し出しと適時打で3点を失い、逆転を許した。
 反撃に出たい桂桜は、8回に1死2塁と一打同点の場面をつくるも後が続かず逸機。その裏2点を追加され万事休した。
 桂桜・高谷勉監督の話 前半はイメージ通りに試合できた。福田に疲れが出たところを突かれた印象。2点は取れたが、もう1本ほしかった。

「古希」祝い飛躍誓う 市制施行70周年 大館市が記念式典 行政協力員らを表彰

2021-10-23
表彰などが行われた記念式典(ほくしか鹿鳴ホール)
 大館市の市制施行70周年記念式典が22日、ほくしか鹿鳴ホールで行われた。関係者約330人が出席。市功労者や行政協力員の表彰、市出身者が寄贈した弦楽器による記念演奏会が開かれ、合併を経て県北の中核となった市の〝古希〟を祝うとともに一層の飛躍を誓い合った。
 式典で福原淳嗣市長は「日本最小の市として産声を上げ、市制施行後だけでも4回にわたる大火に見舞われたほか、度重なる水害など多くの災害を経験してきた。高度経済成長が後押しとなった宅地開発の進展と市街地拡大を遂げる一方、空前の黒鉱ブームに代表される鉱山や農林業の発展と衰退の双方を味わうなど、まさに激動の時代だった」と振り返り、「近年は人口減社会に立ち向かうため、地域間連携による交流人口の拡大を進めてきた」と強調。「輝ける未来に向け、市民が新たな一歩を踏み出す出発点として記念すべき年。限りない発展と飛躍に全力を注ぐ」と式辞を述べた。
 藤原明市議会議長のあいさつに続き、元市議の佐藤健一さん(岩瀬)ら市功労者5人を表彰。受賞者を代表し、市文化財保護協会長の清野宏隆さん(片山町)が「市に貢献できた喜びをかみしめている。地域のさらなる発展を願い、これからも微力ながら協力したい」と謝辞を述べた。
 行政協力員の特別表彰1人、永年勤続表彰27人の功績をたたえた後、来賓3人が祝辞。このうち神部秀行副知事は「県北部の中核都市として移りゆく時代の潮流にしっかりと対応し、古き良き伝統や文化を地域の宝として継承しながら、市民が安心して暮らせる地域社会を築いてほしい」と期待を寄せた。出席者全員で市民歌も斉唱した。
 記念演奏会は、仙台フィルハーモニー管弦楽団で第2バイオリン副首席奏者の小川有紀子さんが主宰する「ハナミズキ室内合奏団」が弦楽器四重奏を披露。市出身のバイオリン製作家、松田鉄雄さん=米シカゴ在住=が市に寄贈したバイオリン2本とビオラ、チェロが使用された。
 大館市は1951(昭和26)年、大館町と釈迦内村が合併し、人口3万56人の日本一小さな市として誕生した。55年3月1日に長木・上川沿・下川沿・二井田・真中の5村、同31日に十二所町を編入。67年には花矢町、2005年に比内町と田代町を編入合併した。今月1日時点の人口は6万9544人。

上小阿仁村 「日本一元気な村に」 ホワイトシード(秋田市) 企業活性へ100万円寄付

2021-10-23
上小阿仁村役場で開かれた寄付金の贈呈式。(左から)北林理事長、村上社長、小林村長、佐藤会長
 「日本一元気な村づくり」を目的とした寄付金の贈呈式が22日、上小阿仁村役場で開かれ、村内の経営者らを対象とした「村ムラ塾」で塾長を務めるホワイトシード(秋田市)の村上篤社長が、小林悦次村長に100万円の目録を手渡した。「来年以降も、寄付を継続したい」としている。
 村上氏は、2012年に秋田市でホワイトシードを創業。洗車・コーティングを手掛けるビューティフルカーズを運営し、事業を拡大している。自身が考えていることに「日本一、高齢化が進む上小阿仁村が元気になれば日本が元気になる」があると言い、「年商100億円を達成し、本社を上小阿仁村に置く」ことを目指している。
 こうした考えを持つ村上氏と上小阿仁村を、県信用組合(北林貞男理事長)が仲介。同信用組合と村は16年10月に「地方創生に関する包括連携協定」を締結しており、さまざまな場面で連携した取り組みを進めている。先月からは、村上氏を塾長に迎えた「村ムラ塾」をスタート。村内の経営者らが「年商1億円以上に事業を成長させる」ことを目指した活動を始めた。
 今回の寄付は、上小阿仁村を「日本一元気な村」にするための活動に今後も関わり貢献したい、との村上社長の意向から行うことにしたもの。村役場で開かれた贈呈式には村上社長、小林村長、北林理事長のほか、村商工会の佐藤真二会長も同席した。
 贈呈式で村上氏は「起業して事業を進める中、課題先進県の秋田で事業を回すことができると、全国で通用することがわかった。上小阿仁村で年商1億円以上の企業が次々と出てくると、村が元気になると思う。これをきっかけに、来年以降も継続したい。村が起業家の聖地のようになってほしい」などとあいさつ。
 小林村長は「村の人材育成という部分でも、村上社長には尽力いただいている。支援をきっかけに、日本一元気な村になるよう村民が一致団結し、頑張っていくことを誓う」と述べた。来年度以降については、企業版ふるさと納税の制度を活用するとの方針を示した。
 寄付金の使い道について村長は「起業家支援や企業の活性化につながるような事業について、みなさんと相談しながら考えていきたい」と話した。

2021年9月

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山瀬地区山村活性化協 発足 地元の山菜で商品開発 3年かけてビジネス化

2021-09-08
今後の活動や方針について確認した会合(田代公民館)
 大館市山瀬地区で、地域資源を生かしながら持続可能な地域づくりを目指す「山瀬地区山村活性化協議会」(齋藤隆雄会長)が発足した。国の交付金を活用し、2023年度までの3カ年計画で地元の山菜・山野草等を使った商品開発、体験メニューの構築などに取り組む予定。6日夜に田代公民館で初会合を開き、今後の活動や方針について確認した。
 同協議会は農家らでつくる「たけのこ館直売友の会」、食品加工業「みちのく食品」、飲食業「レストラン鳳」、ラズベリー生産者らの「たしろラズベリー研究会」、市などで構成。農林水産省の「山村活性化支援交付金」を3年間活用し、経済活性化、所得向上、雇用増大につなげることを狙いに地域資源を生かした各種事業に取り組む。
 1年目は調査・体制づくり、2年目は人材育成・試作品開発を想定。3年目の販路開拓を経て、最終的にビジネス化を目指す。15年度に創設された同交付金を活用するのは、同市では2例目。
 7月の設立後、今回が初めての会合となった。構成する5団体・機関から11人が出席。事務局の市農政課から事業概要などについて説明があり、続いて21年度の事業計画案、収支予算案を承認した。
 具体的には▽耕作放棄地を活用した山菜・山野草等の実証栽培▽地元で採れる山菜・山野草を使った商品開発▽たけのこ和紙の製作▽ラズベリー収穫体験の開催―などを予定。山菜・山野草等を安定供給できる態勢を整え、PRも進めて消費拡大、販売促進につなげていく。
 今後は構成団体ごとに事業の進め方を検討し、連携しながら試作品開発に向けて動き出していく。活動の趣旨に賛同する会員を随時受け入れ、取り組みを広げていきたい考え。
 齋藤会長は「皆さんの力でより良い事業にしていきたい。4年目には自立してできるような体制に持っていくため、3年間で基盤をつくりたい」と話した。

商議所と商工会 経済対策の延長要望 大館市に共同で 第5波で「困窮が限界」

2021-09-07
要望書を手渡す吉原会長㊧と佐藤会頭㊥(大館市役所)
 新型コロナウイルス感染拡大を受け、大館商工会議所(佐藤義晃会頭)と大館北秋商工会(吉原秀吉会長)は6日、商工業者向けの経済対策として「特産品送料助成事業」継続実施など4項目を大館市の福原淳嗣市長に共同要望した。福原市長は「強力に進めたい」などと意欲を示した。
 4項目は▽2021年度プレミアム付商品券発行事業第2弾の実施▽大館の食タクシー事業の継続実施▽特産品送料助成事業の継続実施▽宿泊応援事業の再実施。いずれの事業もすでに終了したか、9月末で終了が予定されている。
 両団体は、第5波となる感染拡大で緊急事態宣言などの発出地域が増加しているとした上で、本県独自の警戒レベルが4に引き上げられ、会食やイベント開催、移動が一層自粛傾向になったと指摘。「以前にも増して市内の観光、宿泊、飲食、運輸などの業界では大きな影響を受けている」と訴えている。
 事業者はこれまで各種経済対策に支えられてきたが、事業終了を機に、経営への懸念が増しているという。両団体は「窮地を乗り越えるべく事業継続支援を速やかに実行してほしい」と共同要望した。
 佐藤会頭や吉原会長らが市役所を訪れ、「自粛で困窮が限界に来ている」と述べ、福原市長に要望書を手渡した。
 福原市長はプレミアム付商品券の第2弾や食タクシー、送料助成の3項目について「強力に進めたい」「予算化したい」と応じた。
 宿泊応援事業については、国や県が行う同様の事業もあることから、市が行うかどうか「検討中」(観光交流スポーツ部)という。市民のワクチン接種が進んだことから「大館は安心安全だとPRし、地域経済を元気にしていきたい」と述べた。

JA秋田たかのす 比内地鶏の加工設備更新 臨時総代会 事業委託先へ貸与

2021-09-07
JA秋田たかのすの臨時総代会(JA秋田たかのす本店)
 JA秋田たかのす(小笠原隆志組合長)は6日、同市大町の本店で臨時総代会を開き、比内地鶏の加工設備の更新に伴う2021年度事業計画の一部変更案を原案通り可決した。
 新型コロナウイルス感染防止対策のため規模を縮小し、本人出席14人、書面出席368人で臨時総代会が行われた。議案は事業計画の一部変更案1件。比内地鶏加工製品の品質や生産性向上を図る目的で、加工設備を更新する。
 購入するのは、レトルト食品の加工に使用する高温高圧調理殺菌装置(3200万円)と、湯漬・脱毛設備(3000万円)。同JAの比内地鶏加工事業は、20年10月からJA全農北日本くみあい飼料に経営委託している。購入した新設備はくみあい飼料へ貸し出す。
 高温高圧調理殺菌装置は設置から32年が経過しているため、設備を更新する。国際的な衛生管理システム「HACCP」に対応した設備で、食品の安全性を追求できるシステムが備わっている。湯漬・脱毛設備は経年劣化により処理能力が低下。更新により湯量の削減や設備の小型化の利点がある。いずれの設備も導入により省人化が可能になるという。
 昨年の加工設備購入時と同様に県の「食肉・食鳥処理施設緊急環境整備事業」を活用し、取得予定額の半額の補助金を受ける。JAの自己負担分は計3100万円の見込みで、22年3月に取得予定。
 設備購入や臨時総代会の会場変更に伴い、6月の通常総代会で承認した事業計画の一部を変更した。変更後の当期剰余金は9058万円の見込み。

秋季県北高校野球 桂桜は無念の完封負け 8安打も本塁遠く

2021-09-07
初回、2死から右前二塁打を放つ桂桜の福田(能代球場)
 最終日の6日は、能代球場で決勝を行った。大館桂桜は能代松陽に大量18点を奪われて完封負けを喫し、準優勝となった。北鹿勢は桂桜のほか、敗者復活戦を勝ち抜いた大館鳳鳴、国際情報の3校が全県大会(18日開幕・秋田市)に出場する。
◇決勝
       【能代球場】
大館桂桜
  000000000 0
  53130510× 18
能代松陽
 ▽三塁打=加賀谷、椛澤(能)
 ▽二塁打=福田(大)田中、齋藤(能)
 ▽併殺=桂桜1、松陽1▽暴投=桂桜4

 初回に5点を先制され、主導権を奪われた桂桜は9回までに20安打の猛攻を受けて18失点。終盤まで打線がつながらず完封負けを喫した。
 桂桜は初回、福田の右前二塁打で2死二塁の好機を演出するなど攻め立てたが、後続が続かずに逸機。直後に打者一巡の猛攻を受けて5点を先制された。2回以降も松陽打線の勢いを止められないまま、7回までに19安打を浴び、計18点を奪われて大きく突き放された。
 打っては3、7、8回と得点圏まで走者を進めることができたものの、相手の堅守に阻まれて無得点。一矢報いたい9回は、先頭の山内が中前打で出塁。四球で無死一、二塁としたが、後続が併殺打に倒れ得点はならず。好機で一打を出せなかった。
 桂桜高校・高谷勉監督の話 攻守ともに課題が残る結果。1年生が多いチームなので敗戦を機にさらに成長してもらいたい。 

コロナ禍どう災害対応 検温し密避け避難所開設 大館市総合防災訓練 二井田地区会場に2年ぶり

2021-09-06
 大館市総合防災訓練が5日、同市二井田地区などを会場に行われた。大雨による洪水や土砂災害、地震発生に伴う火災、家屋倒壊、停電、断水といった複合災害を想定し、2年ぶりに実施。関係機関や地域住民が、新型コロナウイルス感染防止対策を踏まえた避難所開設運営など計22種目の訓練に臨み、有事に備えた。
 東日本大震災を教訓として市民の防災意識高揚を図ろうと、2011年度から実施。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止としたが、全国で自然災害が相次ぐ中でコロナ禍に合わせた対応力向上、連携強化が急務だと考え、2年ぶりに行った。
 例年500人規模のところを約300人に縮小。県、消防、警察、陸上自衛隊、各病院、地元5町内会など27機関・団体が参加した。大雨で河川が増水する中、二井田地区を震源とする直下型地震が発生し、最大震度6強を観測したと想定した。
 二井田公民館では、コロナ対策を盛り込んで改訂された避難所開設・運営マニュアルに沿って各種訓練を実施。総合受付で検温、健康確認をした上で、一般避難者と、発熱等の症状のある避難者を別々の入り口からそれぞれのスペースへ誘導して動線を分けた。
 避難した地元5町内会の住民ら約40人や公民館職員は、動線を区分するテープを貼ったり、密集しないよう配慮して段ボールで間仕切りやベッドを設置したりした。市職員や消防団員も加え、給水、物資搬送、炊き出し、消火訓練などにも取り組んだ。
 達子森スキー場で、土砂災害で4人が行方不明になったとして、消防や警察などが救出救助訓練に汗を流した。静岡県熱海市での土石流災害現場での捜索活動にならい、市消防本部に配備されている重機やベルトコンベヤーを使って土砂や木の枝、障害物などを除去。市立総合病院の災害派遣医療チーム(DMAT)も連携し、傷病者の対応に当たった。
 ニプロ大館工場では、第1工場内で火災が発生したとして、従業員約80人が避難行動を確認。同社看護師と、機能別消防団員の秋田看護福祉大学1~3年生10人は、傷病者の応急手当を実施。「私たちは消防団員です。けがをしている人はいませんか」と声を張り上げ、次々と処置をしていた。
 閉会行事で福原淳嗣市長は「『災害は忘れたころにやってくる』のでなく、いつでも、どこでも、誰にでもやってくる。感染症拡大という特殊な状況の中、意義のある訓練だった」と述べた。
 館町内会の松田正樹会長は「コロナ禍では避難所の制限もあり、これまでと違って難しい部分もある。距離の確保など気を遣うことが多く、すぐに対応できるよう日頃からの心構えが必要になる」と気を引き締めていた。
地元住民らが距離の確保、動線の区分に配慮して進めた避難所開設運営訓練(二井田公民館)
機能別消防団員の秋田看護福祉大学生は、傷病者役の応急手当に汗を流した(ニプロ大館工場)
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