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2021年12月

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大館市新斎場整備 測量や地質調査発注 26年度の供用開始へ 老朽化で近くに建て替え

2021-12-03
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新斎場の建設予定地(大館市柄沢字丸山下)
 大館市は新斎場の整備に向け、測量や地質調査業務を発注した。小柄沢墓園内にある現斎場は築40年以上が経過して老朽化が進み、約400㍍西側に位置する墓園入り口付近(柄沢字丸山下)の民有地に建て替える計画。今月から用地測量や地質調査を行い、事業を進めるための基礎資料を作成する。市は2026年度の供用開始を目指しており、「今後も市民に説明の場を設けながら、建設を進めていきたい」と話す。
 建設地は小柄沢墓園入り口から進むと、右側に位置する民有地の農地や原野。本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成するため、現地測量や用地測量、ボーリングによる地質調査、不動産鑑定を計画した。
 8月に用地・現地測量業務、10月に地質調査業務の入札を行った。測量業務は奥羽測量設計(大館市)が落札し、契約額は1177万円。地質調査業務は秋田ボーリング(秋田市)が落札し、契約額は693万円。工期は来年2月末まで。
 市民課によると、農作業の終了を待って業務を開始し、土地の高低差などを図面に落とし込む現地測量に着手。地権者が立ち会い、境界を確認する用地測量は今月から1月にかけて行う。地質を調べるボーリング調査は今月中旬から1月に行う。
 今後のスケジュールは、来年度に用地買収や基本設計、23年度は実施設計、24、25年度に造成工事、建築工事を行い、供用開始は26年度を予定している。現斎場より市道に近くなるため、景観や環境面に配慮し、施設内で発生する微細な粉じんや有害物質を除去するバグフィルター装置を設置する方針が示されている。
 市民課が12月定例議会厚生常任委員会で進捗(しんちょく)状況を報告。9月に周辺町内会や事業所に本年度の事業内容を文書で通知し、「これまで住民から質問や意見は寄せられていない」と説明した。「本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成する。設計や工事など要所要所で市民に説明する場を設け、意見を盛り込みながら事業を進めたい」と話した。
 現斎場は1979年に供用が開始された。老朽化が著しく、2018年度に庁内の部長級職員で設置した検討委員会が「建て替え」を基本方針とした。19年度から候補地の選定作業を進め、最終的に市内各地から交通の便がよい、小柄沢墓園入り口付近に絞った。昨年7月に住民説明会を開き反対意見がなかったことから、本年度事業に着手した。

大館市消防出初め式 ハチ公通りでまとい振り 幹部会議で決定 2年ぶり屋外行事

2021-12-03
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来年の大館市消防出初め式を従来通りの規模で実施することを決めた会議(大館市比内公民館)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は1日夜、市比内公民館で団幹部会議を開き、本年度の市消防出初め式を来年1月9日に従来通りの規模で実施することを決めた。新型コロナウイルスの影響で今年中止したまとい振りなどの屋外行事も、2年ぶりにおおまちハチ公通りで行う方針。
 今年1月の出初め式は感染拡大防止のため規模を縮小し、大館神明社での無火災祈願とほくしか鹿鳴ホールでの式典のみを行った。ハチ公通りで実施しているまとい振り、分列行進、観閲式、餅まきなどの屋外行事と祝賀会を中止とし、参加人数は例年の約800人から約250人に制限していた。
 県独自の感染警戒レベルが引き下げられ、イベント開催に伴う人数制限も解除されている状況から、来年は従来通りの規模に戻す方針。祝賀会は中止とするが、このほかの行事は全て行う方向で準備を進める。今後地域で感染が拡大した場合は、状況を注視しながら変更を判断する。
 会議には第1~15分団の分団長と副分団長、団本部や市消防本部の幹部ら約60人が出席。市消防本部が来年の日程と概要を示し、異論は出ず了承された。質疑応答では、団員が詳細や変更点について確認する姿もあった。
 齋藤団長は新春恒例のまとい振りに向け、「団員が熱心に練習する姿が見られている。出初め式まで1カ月に迫った。成功につなげてほしい」と期待を込めた。
 来年は40分団から15分団に再編されて以降、初の出初め式となる。当日は午前8時30分から大館神明社で無火災祈願を実施。ハチ公通りでの屋外行事は同9時から。まとい振りは1基を新調し、第1~14分団の代表者58人が演じる。分列行進の参加車両はコロナ禍と団再編を考慮して見直し、1分団につき1台とする。式典は同10時20分から、ほくしか鹿鳴ホールで行う予定。

冬の小坂 光で彩る 明治百年通り 25日までイルミネーション クリスマス 幻想的に

2021-12-03
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冬を飾る、小坂町のクリスマスイルミネーション(明治百年通り)
 小坂町の冬を彩る「クリスマスイルミネーション」が1日、明治百年通りで開幕した。コロナの影響で恒例のマーケットは昨年に続き中止となったが、幻想的なイルミネーションが冬の夜を彩っている。
 「クリスマスマーケットin小坂」と銘打って、2013年から開催している。1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師、クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスが由来。
 今年は電飾を2万個増やし、5万5000個に。1日は午後5時に点灯し、小坂鉱山事務所と天使館周辺は赤、白、青など色とりどりの光が一面を覆った。
 大館市の60代の女性は、毎年のように見に来ているといい、「いろいろな色のイルミネーションがあり、素晴らしい。年々良くなってきている気がする」と話した。
 イルミネーションの点灯は25日まで。点灯時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。
 期間中は赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)の4店が行事に参加し、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

3回目ワクチン 一般は5月からドームで 10万円、給付対象外にも 大館市12月議会

2021-12-02
3回目接種スケジュール案が示された厚生委(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は1日、4常任委員会を開き、付託議案などの審査を行った。厚生委(日景賢悟委員長)では、新型コロナウイルスワクチン3回目接種のスケジュール案が示された。今月18日に医療従事者から開始し、一般は5月中旬からニプロハチ公ドームで1日7500人規模で行う予定。国の経済対策で18歳以下への10万円相当の給付について、当局は所得制限で対象外となる世帯にも市独自で給付を行いたいと説明した。
 ワクチンの3回目の追加接種は18歳以上で、2回目から原則8カ月以上が経過した人が対象。健康課によると、18日に医療従事者約1000人を対象に市立総合病院で実施。医療従事者向けは1~2月にも総合病院をはじめ各病院で実施する方向で調整中。
 高齢者施設の巡回接種を3月から5月にかけて、80歳以上の高齢者向け集団接種を医療機関で3月中旬から4月下旬に行う予定。一般の大規模集団接種は5月中旬以降、ニプロハチ公ドームで行う方向で調整している。土、日曜に1日7500人規模で、6回の日程を想定。ドームで接種できない人などのために医療機関で個別接種も行いたいと説明した。
 18歳以下が対象の10万円相当の給付は、親の年収が960万円以上は対象外だが、子ども課は「大館の高校3年までのみんなを応援したいとの思いから、市の事業として同様に給付したい」と説明。対象は約8700人で、市独自の給付対象は約300人を見込む。事業費を盛り込んだ補正予算案を最終日に追加提案する。
 まずは現金5万円を支給し、中学生以下で児童手当受給世帯は原則申請不要で、12月中の振り込みを予定している。高校生は国の動向をみながら対応する。残りは5万円分のクーポンで支給される。
 原油価格高騰に伴う灯油購入費助成(福祉灯油)は、生活保護受給世帯を含む住民税非課税の全世帯を対象に、1世帯当たり5000円を助成する。対象者は約9500人を見込み、福祉課は「できるだけ早く申請書を送付し、今月20日から振り込みを開始したい」と述べた。
 扇田病院の無床診療所化方針について病院事務局は「今の時点では引き続き医療、介護現場の意見や今後予定される県の医療構想調整会議で意見を伺っていく」と述べた。

北秋田市議選 3月20日告示、27日投開票 市選管 定数18で初の選挙に

2021-12-02
北秋田市議選の日程を消えた市選挙管理委員会(市役所)
 北秋田市選挙管理委員会(津谷憲司委員長)は1日、任期満了(2022年3月31日)に伴う北秋田市議会議員選挙の日程を3月20日告示、同27日投開票の日程で行うことを決めた。定数は現行の20から2人削減され、定数18で争う初めての選挙となる。
 1日に行われた市選管で事務局が選挙日程を提案し、原案通り承認された。立候補予定者説明会は1月21日午後1時30分から、市交流センターで開かれる。
 北秋田市市議会は旧4町が合併した05年、議員71人が在任特例で1年間在籍。06年3月に合併後初の市議選が行われ、定数は26に変更された。2度の削減案否決を経て14年3月の市議選から定数が20に。市制施行後5度目となる来年3月の選挙から、6月定例会で可決した定数18が適用される。
 18年3月に行われた前回選は、現職19人、新人2人の計21人が立候補した。当時の有権者は2万9077人。投票率は66・6%と、前々回選挙の69・53%から2・93㌽下回った。現在の有権者は前回選と比較し、約2000人減少している。
 現在の議員数は18人で、欠員2の状態。今年3月に現職議員が死去した際は市長選とあわせて補欠選挙が行われたが、その後も8月、10月と議員が死去した。
 市議選の告示まで残り約3カ月半。現在は現職議員や新人に表立った動きはないものの、立候補予定者説明会を控える年明けに動きが本格化するとみられている。欠員に伴い、立候補を目指す新人の動きにも注目が集まっている。

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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審判待つ両陣営 大館で「最後のお願い」 きょう投開票 投票所は感染対策

2021-10-31
投票所を設営する職員(大館一中体育館)
 第49回衆院選は31日、投票が行われ、即日開票される。北鹿地方を含む秋田2区に立候補したのは届け出順に、自民党前職の金田勝年候補(72)と立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)。最終日の30日は2人とも大票田の大館市を遊説し、12日間の運動を打ち上げた。
 今回の衆院選は新型コロナウイルス対策や経済立て直しを最大争点に、安全保障や人口減、社会保障、米価下落などの課題をめぐって論戦を繰り広げている。
 運動最終日の30日、金田候補は鹿角市から大館市に入り、御成町の事務所前で最後の演説を行った。鈴木洋一総括責任者・選対本部長は「厳しい戦いだが反応はよく、確かな手応えを感じている。国会議員としてのこれまでの実績や実力を取り上げながら、この地域に絶対必要な政治家だ、金田候補でなければダメなんだとの訴えが確実に届いている」とコメントした。
 緑川候補は終日大館市を回り、三ノ丸の事務所前で最後の訴えを行った。大坂谷諭・選対本部長は「地域の方々の応援に背中を押され、選挙戦を走り続けた。一人一人に丁寧に訴え、候補者のまっすぐな政治姿勢、人柄をアピールでき、若い世代の期待の声は日増しに大きくなった。候補者の思いは届いたと確信している」とコメントした。
 各投票所では設営作業が行われた。このうち61カ所で投票が行われる大館市内では、市職員が投票用紙の記載台や投票箱を設置した。市選挙管理委員会は新型コロナウイルス感染防止対策として、来場する際のマスク着用、出入り口での手指消毒を呼び掛けている。1人ずつ消毒済みの鉛筆を手渡し、記載台を定期的に消毒する。
 県選管によると、18日時点の2区有権者は在外を含め、25万9424人となっている。前回2017年衆院選の2区小選挙区の投票率は60・12%だった。

鳥潟会館庭園 国名勝 23年度指定目指す 大館市 調査委で専門家が意見交換

2021-10-31
調査報告書などについて意見を出し合った会合(鳥潟会館)
 大館市花岡町の鳥潟会館庭園の国名勝指定を目指して市教育委員会が設置した「名勝地調査委員会」(委員長、尼﨑博正・京都芸術大学教授)の会合が29日、同館で開かれ、作成を進めている調査報告書について意見を出し合った。事業計画についても確認し、2022年度まで4カ年の計画で本調査を行い、23年度中の指定を目指す。
 鳥潟会館は、1600年代初めから旧花岡村の肝いりを代々務めた鳥潟家の住宅。京風の意匠が取り入れられ、随所に各地の良材が使用されている。2011年3月に建物が県有形文化財、庭園が県名勝に指定され、市教委は老朽化していた建物等の修繕計画策定に着手。12~16年度の調査過程で専門家から価値を評価され、建物を含む庭園として国指定を目指すことになった。
 19年度に専門家4人を委員に招聘(しょうへい)して「名勝地調査委員会」を立ち上げた。コンサルティング会社に委託して庭園の地形や水の流れなどを調査したほか、17代当主の医学博士・鳥潟隆三が作成した文献の解読も進めた。当初、本調査は3カ年の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で4カ年に延長された。
 この日は委員や事務局の市職員ら15人が出席。22年度中の完成を目指している調査報告書について、委員が意見を出し合った。歴史の証明や年代表記、言葉の表現などについて検討。「名称などを整理して決定版として作るべき」「誤解を生まないような表現を」などと指摘しながら、活発に議論した。
 鳥潟隆三と、鹿角市十和田毛馬内出身の東洋史学者・内藤湖南との関係など、価値の評価についても話し合った。
 事業計画についても確認。本年度は庭園の価値をとりまとめ、図面化作業や補足測量、庭木の調査なども進める。
 造園学・日本庭園史研究の権威として知られる尼﨑委員長は「保存活用できるような基本的な調査を積み重ねることが重要。良い成果が出るよう努力したい」と述べた。

伊勢堂岱遺跡 来館者数が過去最高 一般公開 きょうまで 記録づくめの1年に

2021-10-31
ツアー客をガイドする中嶋館長(左から2人目、伊勢堂岱遺跡)
 北秋田市脇神の伊勢堂岱の環状列石は31日、本年度の一般公開を終了する。世界文化遺産の一つとして登録された本年度、ガイダンス施設・伊勢堂岱縄文館(中嶋俊彦館長)には1万5000人を超える人が来館。来館者数は月間、年間ともに過去最高を更新するなど、記録ずくめの1年となった。
 伊勢堂岱遺跡は今年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成遺跡の一つ。同館は環状列石や、縄文人の文化に理解を深めてもらうことを目的に遺跡の保存・活用・公開の拠点として2016年4月に開館した。
 同館によると、世界遺産決定後は来館者が3倍に増えたという。平日は100人、土日祝日は200人を超える日が多く、9月には入館者が5万人を突破。開館以来、6年目での達成となった。
 夏休みの8月には3375人の来館。コロナ禍の中、それまで最高だった18年8月の1469人を超え、月間入場者数の記録を更新した。
 年間来場者数は1万5522人(30日現在)。過去最高だった16年の1万184人の記録を大幅に更新した。
 30日は天候にも恵まれ、朝早くからツアーの団体客など市内外から多くの人が訪れていた。秋田市から妻と2人で訪れた川尻征龍さん(81)は「初めて来たが、きれいに整備された遺跡だと感じた。川が近くにあるのもいい。公開終了前に来られてよかった」と話した。
 30日の来館者数は160人で、10月の月間来館者は3321人。最高を記録した8月をさらに更新する見込みだ。中嶋館長は「最終日にまた記録を更新して、有終の美を飾りたい」と話し、「この勢いを一過性にしないよう、来年度はさらなる活動の充実を図りたい」と意気込んだ。
 遺跡は11月上旬に冬囲いをする計画。11月1日以降、遺跡には入場できないが、同館は開館している。来年度の公開は4月下旬を予定している。

激戦のまま、あす投開票 衆院選秋田2区 運動きょうまで 両陣営ラストスパート

2021-10-30
 第49回衆院選(31日投開票)は29日、運動期間の終盤を迎えた。北鹿地方を含む秋田2区で一騎打ちを展開する自民党前職と立憲民主党前職の両陣営は、能代山本地区で選挙カーを走らせ、街頭から演説を行ったり支持者へ駆け寄ったりして支持を呼び掛けた。最終日で週末の30日はいずれも午後から大票田の大館市を遊説し、12日間の戦いを締めくくる。
 金田勝年候補(72)=自民・前= 実現力で郷土守り抜く 自民党前職の金田勝年候補(72)は、八峰町と能代市を遊説した。市役所前で街頭演説し、「地域の課題を乗り越える実現力がどちらの候補にあるか見極めてほしい。命がけで頑張り、必ず皆さんに恩返しすることを誓う」と力を込めた。
 八森地区を出発し、午前10時すぎに県種苗交換会が開幕した能代市に入った。夕方は峰浜地区を回った。
 市役所前の演説には支持者ら約100人が参集。齊藤滋宣市長や地元県議・市議も応援に駆けつけ、石井浩郎参院議員は「横一線の大変厳しい戦い。ぜひ支援の輪を広げてほしい」と呼び掛けた。
 金田候補は「生まれ育ったこの地をしっかりと守り抜いていく。郷土の幸せのために、どんな苦労でも乗り越えてみせる。どうか力を貸してほしい」などと訴えた。
 最終日は午前に鹿角市を回り、昼すぎに大館市入り。午後7時30分から御成町の事務所前で最後の演説を行う。
 緑川貴士候補(36)=立民・前= 暮らしの底上げを 立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)は、能代市や八峰町で選挙カーを走らせた。有権者を1人でも見つけると、駆け寄って握手。「マラソンでいうと40㌔付近。一段ギアを上げ、さらに加速してゴールまで駆け抜ける」と言葉に力を込めた。
 期間中は朝と夕の2回、つじ立ちを欠かさない。この日は能代市の国道7号沿いの交差点に約2時間立って手を振り続け、ドライバーや道行く市民に支持を呼び掛けた。
 9年間の安倍・菅政権の経済政策を批判し、「経済低迷の要因に長期政権の弊害がある。中間層の底上げが図られず、富の偏在を招き、地方が疲弊し、活性化が進まなかった」と指摘。「一般の世帯の暮らしをしっかりと底上げする。経済政策の転換から、地方の再生、活性化につなげたい」と政治刷新を訴えた。
 最終日は能代市、大館市を回る。午後7時から、大館市三ノ丸の事務所前で最後の訴えを行う。

農の祭典、能代市で開幕 県種苗交換会 農林水産大臣賞に向田大豆種子生産組合(大館)

2021-10-30
1216点の農産物が並んだ県種苗交換会の展示会場(能代市総合体育館)
 第144回種苗交換会が29日、能代市で開幕した。生産者が丹精込めて育てた1216点の農産物が出品された。審査の結果、向田大豆種子生産組合(大館市)の株大豆「リュウホウ」が農林水産大臣賞に選ばれた。
 「白神の空にとどけ!豊穣(ほうじょう)の祈り。大地の恵みを能代から。」をキャッチフレーズに能代市で9年ぶり13回目の開催。昨年は新型コロナウイルスの影響で会期を2日間短縮したが、今年は例年の7日間に戻して11月4日まで行われる。農工商フェアや農機具展示会、中心市街地でのにぎわい創出イベントなどを実施する。
 能代市総合体育館前で行われたオープニングセレモニーで、JA秋田中央会の斉藤一志会長は「能代市を舞台にした歴史と伝統を誇る農業の祭典でより多くの人に本県農業の底力を感じてもらいたい。食と農への理解がますます深まることを期待する」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は、水稲35点、畑作物・工芸作物125点、果樹156点、野菜571点、花き204点などの計1216点。今年は1月の大雪、4月下旬の低温、6月の少雨と降ひょう、7月から8月の高温などが影響を及ぼし出品数や生育状況などが懸念されていた。
 総合体育館には、県内農家が丹精込めて育てた農作物などが並んだ。感染症予防のため農産品の間隔を空けて展示。出品数は例年より800点ほど少なくなっており、前年比8点減となった。晴天の下、午前から来場者が多く訪れ、農産品をじっくりと眺めていた。
 30日は午前10時から文化会館でメイン行事となる談話会が開かれる。テーマは「県産ねぎの生産拡大に向けた取組み」。総合体育館前の駐車場では農工商フェア、能代河畔公園周辺では農機具展示会や物産販売展などのイベントが行われる。
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