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大館市議会 旧正札の跡地利用など 議会報告会始まる 17日まで8カ所で

2019-11-15
市民と意見を交わした議会報告会(大館市北地区コミュニティセンター)
 大館市議会の議会報告会が14日、市北地区コミュニティセンターを皮切りに始まった。定例会や4常任委員会の審議内容などについて市民と意見交換。参加者からは旧正札竹村本館棟跡地の利活用に関する質疑や、道路の渋滞緩和対策、歩道の除草・除雪に関する要望などが出された。17日まで計8カ所で開き、市民の声を吸い上げる。
 2015年度に施行した議会基本条例に基づき、年1回以上開催することにしている。初日は夜に二井田公民館でも開かれた。
 昼の北地区コミュニティセンターには議員13人が出席し、市民11人と意見を交わした。小棚木政之副議長は「市民の声を真摯(しんし)に聞き、議会活動に反映させたい」とあいさつ。建設水道、教育産業、厚生、総務財政の各常任委員長らが、定例会の議決結果や委員会の審査内容を報告した。総務財政委は本庁舎建設事業について、「8月末で進捗(しんちょく)率は17・8%で、2021年5月の開庁に向けて順調に工事が進められている」と説明した。
 出席した市民からは生活に密着した道路に関する要望が多く、「市道の歩道の草が伸び、登下校する児童にとっても危ない。冬には歩道に雪がたまり、除草や除雪を市でしっかり対応してほしい」、御成町や大田面などで「通勤時間帯に車が渋滞し、対策が必要」との声が上がった。「議員の中でも市道の草の管理がされていないと話題になった。改善するよう努力したい」と答えた。
 旧正札竹村本館棟解体後の跡地の利活用について質問があり、議員は「まだ何も決まっていない。利活用の仕方をどうするか考えている段階」と回答。市民から「子育て世代から要望の多い子どもの遊び場を整備してほしい。スポーツができる場所を市中心部につくるのもいいのでは」との意見が出された。「大町商店街のシャッター街を開けて、イベントを開いては」との提案もあった。
 「当局は市民の要望にすぐに対応してくれるが、事前に町内会への相談や、対応後の結果報告をしっかりやってほしい」との声も上がった。
 今後の日程は次の通り。
 ▽15日=田代公民館(午後2~4時)上川沿公民館(午後7~9時)▽16日=比内公民館(午後7~9時)城西小学校体育館(午後7~9時)▽17日=中央公民館(午前10時~正午)長木公民館雪沢分館(午後7~9時)

教育交流で授業に磨き 埼玉・八潮市の教諭ら 小坂小中で研修

2019-11-15
所属クラスで授業を実践した八潮市の教員(小坂小)
 義務教育9年間の連続性・系統性を大切にした学び合いを目指し、小中共通の学習スタイルによる「小中一貫教育」を実践する小坂町は、同様に取り組む埼玉県八潮市と教育交流を続けている。小中一貫教育校の小坂小・中学校で派遣研修に臨んでいる八潮市の小中教員5人が14日、所属クラスで授業を実践。学びを実感するための授業の手法に磨きをかけた。
 小坂町は小中一貫教育を導入する際、一貫教育の先進地として知られる八潮市の協力を得て、取り組みを参考にしながら進めた。
 これがきっかけで、両市町は教育交流を実施。小坂町が展開する小中共通の学習スタイル「小坂スタンダード」を基に、八潮市も「八潮スタンダード」を取り入れ、授業を改善するなどして、深い学びの実現を目指している。
 派遣研修は、教員としての資質向上を図り、一貫教育の充実、発展につなげる狙いで2015年度から毎年行われている。市教委が派遣する中堅教員を選定し、本年度は11日から15日までの日程で、男女5人の教員が派遣された。
 研修4日目のこの日は、5人全員が所属クラスで授業を実践。大瀬小の和田政希教諭(35)は小4のクラスで道徳の授業を行い、多様な使い方ができる風呂敷を用いながら、日本に伝わる文化の大切さを児童に伝えた。
 和田教諭は「小坂町の子どもたちの人間性は、非常に素直で学習に対して前向きで、友達と協力して生活する姿に感銘を受けた。実践を通して共同的な問題解決能力を育む教育がされている」と振り返り、「学力の高さの秘密を探りたかったが、先生方の子どもたちに対する熱意や愛情、成長させるために授業を改善するなど、伸ばそうという姿勢に胸を打たれた。八潮市、埼玉県全域に広めたい」と充実感を口にした。
 八潮市教委の井上正人学校教育部長(59)は「違った環境の教育現場を見る機会をなかなか持てない中で、このような研修ができることは、若い先生方の将来にとって大きい」と強調。2年前に町教委の阿部千鶴子指導主事が八潮市で授業を行ったことに触れ、「あの授業が市の職員に大きなインパクトを与え、加速度的に浸透した。奇跡の授業だった」とし、小坂町との教育交流に感謝していた。

新型インフル 発生想定し合同訓練 北秋田市 病院、消防など対応確認

2019-11-15
感染防護具の着脱手順を確認する参加者(北秋田市民病院)
 新型インフルエンザ患者の発生を想定した合同訓練が14日、北秋田市民病院で行われ、病院や消防、県の職員約50人が感染防護具の着脱や患者の救急搬送の手順を確認した。
 合同訓練は市民病院、市消防本部、県北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部(北秋田保健所)が2016年度から毎年実施し、4回目。初期治療、搬送、疫学調査を担う3機関で対応や情報共有などを確認し、体制強化を図ることを狙いとしている。
 訓練では、鷹巣阿仁福祉環境部の小柗真吾部長が「対策行動計画やマニュアルを実行するには、日頃の訓練が必要。訓練で課題を共有し、対応を確認し意見をいただけたら」とあいさつ。市民病院の神谷彰院長は「意識を高めて対応できるようにしたい」と話した。
 患者と接触する職員が装着する感染防護具の着脱訓練では、病院職員がガウン型とつなぎ型の2種類の防護具について説明。参加者が実際にガウンやマスク、シューズカバー、ゴーグルなどを次々と身に着けた後、感染を防ぐために周囲の人と協力しながら防護具の外側に触れないよう丁寧に脱いでいった。
 このほか、新型インフルエンザの疑いがある人が保健所に相談し、消防本部に緊急搬送を要請する場合や、患者の家族が付き添いで来院する場合を想定した実働訓練が行われた。

住民票の旧姓併記可能に マイナンバーカードも 北鹿の申請まだ3人 女性の活躍を推進

2019-11-14
窓口ではポスターを掲示し、旧姓併記の制度を紹介している(大館市役所)
 住民票やマイナンバーカードに旧姓(旧氏)を併記できる制度が今月5日から始まった。結婚後も名字を変えずに仕事をする女性が増える中、さまざまな場面で旧姓を使いやすくしようと、政府が住民基本台帳法施行令を改正し、同日施行された。12日までに北鹿5市町村の窓口で併記の手続きをした人は3人にとどまっており、担当は「今後制度が浸透すれば、申請者が増えてくるのでは」と話す。
 政府が進める女性活躍推進の一環。公的な身分証明書となる住民票やマイナンバーカードに併記することで、就職や転職時、銀行口座の開設や生命保険、携帯電話など各種契約の際に旧姓を使用しやすくする狙いがある。
 希望者は、旧姓が分かる戸籍謄本等とマイナンバーカードまたは通知カードを持参し、居住する市町村の窓口で「旧氏記載請求書」を提出して手続きする。住民票は、氏名の隣や下に旧姓を記載する欄が新たに設けられた。すでにマイナンバーカードを取得している人は追記欄に、新たにカードを取得する人は名字と名前の間にかっこ書きで旧姓が表記される。
 手続きを行った後は、住民票の写しに現在の氏名と旧姓が必ず併記され、一方のみの表記はできない。必要がなくなった場合などは、旧姓を削除することもできる。
 大館市では本庁舎市民課窓口や比内、田代総合支所で申請を受け付けている。窓口にポスターを掲示し、11月の広報でも周知したが、12日までに手続きに訪れた市民はゼロで、問い合わせも寄せられていないという。同課は「旧姓で仕事をしている人などに申請してほしい。今後、旧姓を使いながら活動する場面がさらに増えてくると考えられ、制度が浸透すれば併記の動きも広がってくるのではないか」と話した。
 12日までに、北秋田市では女性3人が併記の手続きを行った。鹿角市、小坂町、上小阿仁村では申請に訪れた人はいないという。

「きりたんぽ」世界に発信 鹿角市のたんぽ小町ちゃん 「キャラさみっと」に初参加

2019-11-14
イベントの参加に向けて結束を強めたキャラクター。(左から)与次郎、いのっぴ、たんぽ小町ちゃん、ニャジロウ(鹿角市民俗資料館)
 鹿角市内外のイベント出演やCM出演を果たし、知名度と人気度を高めている同市のイメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」が、国内外300種類以上のご当地キャラクターが集まるイベント「世界キャラクターさみっとin羽生」(23、24日・埼玉県羽生市)に初めて参加する。当日は出身地をPRする場が設けられ、小町ちゃんは、鹿角市発祥の「きりたんぽ」を世界へ向けて発信しようと意気込んでいる。
 イベントは羽生市などの主催。まちおこしのために活躍しているご当地キャラクターのPR、情報交換などを目的に始まり、本年度で10回目。前年度は39都道府県と海外3カ国から325体が参加し、2日間で27万人が来場した。
 小町ちゃんの参加は鹿角市が申し込み、審査を経て決定。同時に鹿角市の自殺予防キャラクター「いのっぴ」の参加も決まった。本県からは、上小阿仁村のマスコットキャラクター「こあぴょん」などを含む計6体が参加する。
 13日、イベントに参加する4体が鹿角市民俗資料館に集合。小町ちゃん、いのっぴと親交のある秋田市のエリアなかいちマスコットキャラクター「与次郎」と、猫キャラクター「ニャジロウ」がイベントに向けて気勢を上げた。
 与次郎、ニャジロウはイベントに前年度も参加しており、初めて参加する小町ちゃん、いのっぴにとっては頼もしい兄貴分。「オール秋田」でイベントへ参加するため、結束を強めた。
 イベントでは、キャラクターがステージで出身地をPRしたり、関連グッズを販売したりする。グルメブースもあり、鹿角市の「みそつけたんぽ」などが販売される。
 イベントを通して、来場者が各地のご当地キャラクターに好意を寄せ、ファンとして出身地を訪れるなど、観光につながるケースもあるという。
 鹿角市産業活力課の黒澤香澄政策監は「きりたんぽの発信や、鹿角市の知名度の向上を目指し、盛り上げてきたい」と話している。
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県種苗交換会 開幕 本県農業の底力示す 農産物1832点 大館で18年ぶり

2019-10-31
1832点の農産物が並んだ展示会場(タクミアリーナ)
 第142回県種苗交換会が30日、大館市で開幕した。出品農産物は前年を294点下回る1832点。今年は高温、少雨傾向で生育に影響を及ぼす天候となったが、主会場・タクミアリーナには、生産者が丹精込めて育てた農産物が並んだ。審査の結果、北鹿地方から3人が農林水産大臣賞に輝いた。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。「集え大館 令和に紡ぐ 秋田の農業」をキャッチフレーズに、11月5日までの7日間、多彩な行事が行われる。JA秋田中央会主催、市協賛会協賛。市協賛会は期間中、80万人の人出を見込んでいる。
 タクミアリーナで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「明治から続く交換会が一つの時代を超えて紡がれていくことに深い感銘を覚える。本県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待する」、市協賛会長の福原淳嗣市長が「新元号令和の時代に、秋田が持つ農業の魅力、素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は▽水稲=56点▽畑作物及び工芸作物=245点▽果樹=243点▽野菜=851点▽花き=308点▽農林園芸加工品=60点▽畜産及び飼料=38点▽林産品=31点―。地区別では、北秋田が587点で全県8地区で最も多く、鹿角からは130点となった。
 農水大臣賞を受賞したのは、池田貴宏さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、松澤幹基さん(大館市)のヤマノイモ「大館1号」、渡辺寛子さん(大館市)の切り花・ダリア「NAMAHAGE MASARU」。展示会場には午前中から多くの人が詰めかけ、農産品を一品一品鑑賞。農業機械化ショーや植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる協賛第1会場のニプロハチ公ドームもにぎわいを見せた。
 ほくしか鹿鳴ホールでは新穀感謝農民祭、開会式が行われ、1878(明治11)年から続く歴史と伝統を誇る農業の祭典の幕開けを関係者が喜び合った。
 31日は午前9時30分から、メモリスあきた北で「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」をテーマに、談話会が行われる。

秋の鹿角をPR タイから 旅行関係者 リンゴ狩りも体験

2019-10-31
リンゴ狩りを楽しむタイの旅行代理店関係者(十和田関上の佐藤秀果園)
 国立公園八幡平エリアを海外の観光客に売り込む招へいツアーが、鹿角市と隣接する岩手県八幡平市で行われている。インバウンドターゲット国としているタイの旅行代理店関係者6人を招待し、秋の魅力をアピールしている。
 両市が連携して、タイから旅行関係者を招くのは、2回目。前回は冬の魅力を発信するため3月に実施。今回は秋に設定した。29日から11月2日まで4泊5日の日程。
 招待したのは、旅行エージェント4人とSNSで発信して影響力のあるインフルエンサー2人の計6人。一行は29日、羽田空港から空路で大館能代空港に到着し、鹿角市内の道の駅あんとらあ、史跡尾去沢鉱山を回った。千歳盛酒造では日本酒を試飲した。
 30日は午前、後生掛自然研究路を散策し、午後は十和田関上の佐藤秀果園でリンゴ狩りを体験した。経営する佐藤一さん(70)によると、台湾など海外観光客の利用は多く、木に実っているリンゴを間近にして体験できるとあって、喜んで帰るという。
 参加者は、赤く実ったリンゴをもぎ取った後試食し、「おいしい、おいしい」を連発していた。タイにおける鹿角の認知度はこれからだが、男性は「この2日間のコースは、鉱山があり、後生掛の自然、フルーツ、温泉と、トータルとしてよくできている」と話した。この日はホテル鹿角に宿泊した。
 31日から八幡平市に入り、11月2日に盛岡市から羽田空港に向かう。

農業功労者 成田さん(鹿角市)と アグリ川田(大館市)に 地域農業をけん引

2019-10-31
関係者らが農業功労者の受賞を祝った(ホテルクラウンパレス秋北)
 県種苗交換会の「農業功労者を称える会」は30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。「淡雪こまち」の直播栽培技術の確立に尽力した鹿角市の成田誠さん(72)と、枝豆産地形成に尽くした大館市のアグリ川田(川田将平社長)が受賞。それぞれ喜びを語り、地域の農業のさらなる発展を誓った。
 成田さんは、1976年に稲作主体の農業に従事。JAかづの毛馬内地区稲作愛好会会長、JAかづの理事、鹿角農業士会会長などを務めた。県育成品種「淡雪こまち」の直播栽培における収量の安定化と品質均一化の技術を確立。特産化により農家所得の向上に大きく貢献した。
 同社は、家族経営から企業経営に転換し、2006年に設立。翌年に転作大豆栽培のノウハウを生かし、収益性の高い枝豆栽培を開始した。16年には園芸メガ団地育成事業を活用し、枝豆栽培の大規模化・機械化・安定した収入を確保。栽培面積を40㌶まで拡大した。その後も12品種を組み合わせた独自の播種、栽培計画により、18年度には単一法人として管内最大の75㌶の枝豆栽培を行い、地域の枝豆生産をけん引している。
 成田さんはあいさつで「農業は無我夢中の一言。淡雪こまちは何度も諦めかけたが、仲間に支えられた。栽培は難しいが、これからも続けてほしいという声を聞く。これからも皆と共に頑張りたい」と抱負を述べた。同社の川田社長は「最近は枝豆を栽培する若い人も増えている。今後も秋田の枝豆を頑張っていきたい。受賞は周りの農家や社員のおかげで、自分は修業の身。この先も地域貢献していきたい」などと感謝した。

水道ビジョン 料金見直しなど原案に 大館市 広域・官民連携も 議会建水委で報告

2019-10-30
水道ビジョン原案について報告を受けた建設水道委(大館市役所)
 大館市議会建設水道常任委員会(佐藤眞平委員長)は29日、市役所で開き、長木川河道掘削事業と新水道ビジョン策定状況について報告を受けた。水道ビジョンは人口減や設備更新に伴う費用増を踏まえて料金見直し、広域・官民連携などを原案に盛り込み、11月11日からパブリックコメント(意見公募)を行う。
 外部有識者らでつくる「懇話会」や議会の意見を反映した原案によると、更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれており、料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 料金を据え置くと2035~39年度に赤字となる見通しで、値上げした場合は経営が成り立つと推測。施設の長寿命化を考慮して更新する場合の見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示した。
 広域連携については県主導で具体化すると想定し、「できる限り市も同じ方向で進む」と記載。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから段階的に官民連携を推進するとした。民間に運営権を譲渡するコンセッション方式は「現状では現実的でない」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 パブリックコメントは11月22日まで。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で原案を閲覧できる。1月の懇話会に最終案を示し、年度内の策定を目指す。
 長木川河道掘削事業は県が行うもので、本年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間、20年度は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔区間の予定。掘削で発生する土砂は旧長根山スキー場など市有地に搬出することにしている。

北秋田 墓前にささぐ「浜辺の歌」 成田為三の命日 地元合唱団が歌声

2019-10-30
成田の楽曲を歌う合唱グループ(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏会が開かれた。市内の合唱グループなどから約40人が参加し、代表曲「浜辺の歌」を墓前にささげ、功績をたたえた。
 成田は大正から昭和にかけて300曲以上を手掛け、芸術的な童謡作曲の草分けとして知られる。1945年10月29日に51歳で亡くなり、同寺に眠っている。
 その功績と楽曲を後世に伝えようと、墓前演奏が企画されたのは57年。成田が教授を務めた国立音楽大の合唱団有志が披露した。市教委によると、現在のように地元合唱グループが参加して行うようになったのは30年前の89年ごろという。
 没後74年となるこの日は市教委の呼び掛けで浜辺の歌音楽館少年少女合唱団やコール・もりよし、女声合唱団る・それいゆ、秋田声楽研究会カント・アムゼル、同館運営審議委員らが出席した。墓前で奥山亮修住職が読経し、参加者が手を合わせた。
 歌い手たちは伴奏に合わせ「雨」「かなりや」などを披露。清らかな歌声を響かせた。最後に全員で「浜辺の歌」を合唱し、あらためて成田の偉業をかみしめた。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん(14)と藤本奈月さん(15)は「為三先生の曲を歌うことは誇らしい。合唱活動ができることや先生に感謝したい」と語った。
 11月3日には市文化会館で第14回「浜辺の歌音楽祭」も開かれる。午前10時開演。
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鹿角市民アンケート 力入れてほしい施策 「医療体制の充実」トップ

2019-09-17
 鹿角市は、本年度の市民アンケートの結果をまとめた。設問のうち「もっと力を入れてほしいと感じる施策」の1位は、前年度に続いて「地域医療体制の充実」。一方、「効果が得られていると感じる施策」は前年度まで5年連続で1位だった「子育て支援の充実」が2位に下がった。市は出産取り扱い機能の大館集約などが影響しているとみており、「子育て支援と医療体制の充実の両面を確保していくことが必要」と分析している。
 調査は18~74歳の市民700人(無作為抽出)を対象に5月30日から6月14日まで行い、68・6%(2018年度70・7%)に当たる480人から回答票を回収した。
 設問は自由記入を含む全14。このうち市の施策で「効果が得られていると感じるもの」(36施策から五つ選択)の上位は①観光の振興105人②子育て支援の充実93人③健康づくりの推進82人④高齢者福祉の充実81人⑤鹿角ライフの促進(移住定住)62人―。
 「観光の振興」は観光分野の施策の展開により、18年度は観光客数や宿泊客数の増加などの効果が表れており、前年度の8位から大幅に順位を上げた。
 前年度まで5年連続1位だった「子育て支援の充実」は順位を一つ下げたが、市は「出産や小児科等の充実を望む市民ニーズの増加が影響している」とみている。このほかの3施策は18年度に続いて5位以内に入った。
 「もっと力を入れてほしいと感じる施策」(36施策から五つ選択)の上位は①地域医療体制の充実133人②商店街の活性化102人③雇用の安定89人④学校教育の充実79人⑤地域産業の活性化64人⑤公共交通の確保64人―。
 「地域医療体制の充実」を選んだ人が2年連続で最多となった。市は「特に30代、40代の女性層で産科医の確保と小児科の充足を望む声が最も多く、今後の医療体制を不安に思う意見が多数あった」とし、子育て支援と医療体制を合わせた取り組みの必要性に言及している。
 「商店街の活性化」は17、18年度の3位から2位に浮上。「公共交通の確保」は前年度の13位から急上昇しており、対策が求められている。
 このほか「中心市街地の環境に満足している市民の割合」は52・9%(18年度49・1%)、「男女の地位が平等になったと感じている人の割合」は27・3%(同25・9%)、「1年間に芸術鑑賞に親しんだ割合」は41%(同34・9%)、「鹿角に愛着を持っている人の割合」は63・1%(同69・3%)などだった。

鳳鳴がサヨナラ勝ち 秋季全県高校野球 大曲工下し8強入り

2019-09-17
9回2死二塁、適時打でサヨナラの本塁を踏む鳳鳴の柳沢(八橋球場)
 第3日の16日は秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は、終盤に集中打を浴びせた大館鳳鳴が大曲工業に7―6で逆転サヨナラ勝ちし、8強入りを決めた。第4日の17日は両球場で準々決勝を行う。鳳鳴はこまちで明桜と対戦する。
 ◇2回戦  【八橋球場】
大曲工業 001302000  6
大館鳳鳴 020000023× 7

 ▽二塁打=竹村、齊藤颯(曲)、富樫、柳沢、藤盛(鳳)▽併殺=鳳鳴1▽暴投=鳳鳴1▽捕逸=鳳鳴1
 最大4点差を追いかけた大館鳳鳴は8、9回の集中打で追加点を奪い、大曲工業に逆転サヨナラ勝ちを収めた。
 2回に2安打と四球で1死満塁の好機をつくると、松澤が右前に適時打を放って先制。さらに併殺崩れの間に追加点をあげて計2点を奪った。
 しかし3回に1点を返され、4回には2死から3連打と守備の乱れで一気に逆転された。6回にも2点を追加された。
 4点を追いかける展開のまま試合は終盤へ。鳳鳴は8回に長短3安打で2点を返すと、9回には2本の内野安打で1死二、三塁の好機をつくり、内野ゴロの間に1点を奪うと、柳沢、奥村が連続適時打を放って試合を決めた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 ミスで苦しい展開になったが、攻撃面でやるべきことができた。(明桜戦に向け)細かいミスを修正したい。

秋田杉の故郷、世界に発信 大館産集成材 五輪選手村の建材に 出荷式に競歩の小林選手も

2019-09-16
出荷する木材の前で記念撮影する参加者(秋田グルーラム釈迦内工場)
 2020年東京五輪・パラリンピックで選手村内の交流施設「ビレッジプラザ」建築に使われる大館市産秋田杉集成材の出荷式が15日、同市の秋田グルーラム釈迦内工場で行われた。集成材は施設玄関口の梁(はり)などに使用される。同市出身で、陸上競技競歩で五輪出場を目指す小林快選手(26)=新潟アルビレックスランニングクラブ=も参加し、母校・大館東中、桂城小の陸上部員から激励を受けて士気を高めた。
 大会組織委員会が建設に国産材を活用して大会の機運を盛り上げようと、「日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」と題したプロジェクトを展開。全国63の自治体から無償で借り受けた木材を使用して建設する。本県では大館市と秋田県が参加する。
 大館からは、市有林や市内の国有林から切り出された秋田杉を集成材加工した約30立方㍍を提供する。秋田グルーラムで加工し、施設の玄関口部分の梁や床材、フェンスとして活用される予定となっている。
 式には約60人が参加。福原淳嗣市長が木材に「秋田県大館市」の焼き印を押し、「秋田杉の故郷大館をアスリートを介して世界に発信したい」とあいさつした。
 出席した小林選手は、17年の世界陸上競技選手権男子50㌔競歩で銅メダルを獲得。東京五輪参加標準記録をすでに突破している。「五輪の場に大館の木材が使われることは、地元を近くに感じて心強いと思う。10月27日に山形県で開かれる選考会で優勝すれば五輪出場が内定する。そこに向け、今日いただいた応援を力に変えて頑張る」と決意を述べた。
 後輩を代表して齋藤夏海さん(桂城小6年)と金澤悠陽さん(大館東中3年)が「五輪に向けて厳しい戦いが続くと思うが、けがに気を付けて頑張ってほしい」などと激励し、部員のメッセージを寄せた国旗を手渡した。
 東京中央区晴海の建設地へ10月上旬まで4回に分けて出荷。大会後には解体された木材が市に返還され、公共施設などで「レガシー(遺産)」として活用される。

「イケメンマタギ」お披露目 北秋田 地域のイベントPRへ

2019-09-16
「イケメンマタギ」として活動するフィリップさん、櫻井さん、阿部さん、サマナンさん(北欧の杜公園、左から)
 北秋田市内の団体や企業有志で組織する「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会・澤田吉弘会長)は、阿仁マタギのPR活動に参加して地域のイベントを盛り上げることを目的とした「イケメンマタギ」を選考した。15日に同市の北欧の杜公園でお披露目会が行われ、一般公募で志願した外国人や移住者など5人が紹介された。
 協議会は、市の地域素材をPRして地域活性化につなげようと設立。初年度の今年は阿仁マタギのPR活動に取り組み、マタギの衣装を着て市内を歩いてPRする「市民マタギウオーク」を実施してきた。
 「イケメンマタギ」は、今後の活動を一緒に取り組む仲間を探そうと、7月ごろから市内外問わず18歳以上の男性を対象に公募。九島サマナンさん(26)=カンボジア出身・秋田市在住=、藤井智希さん(30)=大館市白沢=、チョールトン・フィリップ・マーティンさん(49)=オーストラリア出身・北秋田市阿仁水無在住=、阿部克也さん(27)=大館市軽井沢=、櫻井謙介さん(31)=大館市清水町=の5人が選ばれた。
 お披露目会は北欧の杜公園で行われたフローラルフェスタ内で実施し、欠席の藤井さんを除く4人が紹介された。4人は「マタギを知ってカンボジアの人に教えたい。一緒に頑張りたい」「観光を盛り上げたいと思い応募した。よろしくお願いします」などと意気込みを語った。
 4人には委嘱状と副賞の目録が手渡された。選ばれた5人は国内外からの移住者が主で、澤田会長は「英語もできるイケメンマタギが参加してくれた。皆さんも地域のPR活動に参加してもらえたら」と、マタギウオークへの参加も併せて呼び掛けた。
 団体とイケメンマタギの5人は、10月末まで市内外で行われるイベントに参加。マタギの衣装を着て合川駅前秋まつりや本場大館きりたんぽまつり、内陸線ごっつおまつりなどで観光客を出迎える。活動期間は未定。

北鷹、初戦突破ならず 秋季全県高校野球 終盤に失策から崩れる

2019-09-16
北鷹は5回1死満塁から工藤が中前打を放ち追加点を奪う(こまちスタジアム)
 第2日の15日は秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は8強入りを懸けて秋田北鷹が秋田南と対戦。中盤まで互角の試合展開だったが、終盤は失策から一気に崩され3―10でコールド負けを喫した。第3日の16日は両球場で2回戦4試合を行い、大館鳳鳴が大曲工業と対戦する。
 ◇2回戦【こまちスタジアム】
秋田北鷹 00102000   3
秋田南  00103015× 10

 ▽二塁打=佐藤海、高橋(南)▽併殺=北鷹1、秋田南3▽暴投=北鷹1
 中盤まで互角に競り合った秋田北鷹が、終盤に守備の乱れから大量失点を許し、コールド負けを喫した。
 北鷹は3回、4死球で押し出しの先制点を得た。なおも2死満塁としたが、後が続かず追加点はなかった。追いつかれた後の5回は3連続四球で1死満塁とすると、工藤の中前打で1点、さらに遊ゴロの間に1人がかえって計2点勝ち越した。
 しかし直後の5回裏、長短3安打で3点を奪われ逆転を許した。反撃したい北鷹だったが、6回以降は全て三者凡退と打線が沈黙。その間、7回に1失点し、8回には無死からの2連続失策につけ込まれ、3安打を浴びて5失点。コールドで敗れた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 守備の基礎ができていない。練習で注意していることがそのまま出ていた。来春に向けてもう一度、基礎からやり直さなければならない。
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