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震災から10年 親子で「防災」再確認 大館の気仙沼プロジェクト WSで備えを学ぶ

2021-02-28
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木のおもちゃ用の秋田杉やメッセージなど、被災地に送る物品を詰め込んだ参加者たち
 大館市民有志で東日本大震災の被災地住民との交流活動を続ける「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」(浅利博樹委員長)は27日、市北地区コミュニティセンターで「おやこで学ぼう! 防災講座」を開いた。3月で震災から10年の節目となるが、新型コロナウイルスの影響で現地訪問を見送らざるを得ない状況となり、代替企画として初めて開催。親子9組約30人が防災グッズ、カレー作りなどのワークショップに取り組み、日頃の備えの大切さを感じた。
 実行委は、市が震災翌年の2012年度から続けてきた被災地訪問事業を引き継ぎ、18年度から宮城県気仙沼市の住民との交流活動を実施。本年度は新型コロナ感染拡大の影響を考慮し、現地訪問を見送った。代替として震災から10年の節目に合わせて、記憶の継承と防災意識高揚のため、防災講座を開くことにした。
 ワークショップでは、親子が▽ビニール袋を使ったカレーづくり▽新聞紙を使ったスリッパづくり▽ペットボトルを使ったランタンづくり―に挑戦。ハサミやセロハンテープを使いながら、身近にある生活用品で被災時、停電時に必要となる防災グッズを製作した。協力しながら取り組み、カレーの試食では「おいしい」と歓声を上げていた。
 この日参加者は「みんなでがんばろう」「はなれていても心はつながっているよ」「いつかみんなで笑いあおうね」などとつづった被災地へのメッセージカードを持ち寄った。木のおもちゃづくり用に大館工芸社、能代市木の学校から提供を受けた秋田杉の端材、協賛企業から提供された菓子と一緒に段ボール箱に詰め込み、現地住民への思いを込めた。3月11日までに被災地へ届くように送る予定。
 参加した三沢孝生ちゃん(6)=大館市=は「ビニール袋でカレーを作るのは初めてだったけど、上手にできた。ランタンはおうちでも作ってみたい」と話した。
 実行委では今後、被災地住民とのオンライン交流会なども検討する。浅利委員長は「災害はいつどこで起きるか分からない。つながりがあるから助け合うことができる。普段から、人ごとでなく自分事と考えられるかが大事。日常の少しの工夫で乗り越えられることもあると広めていきたい」と語った。
 会場には震災当時の被災地や、実行委の交流活動の様子などを収めた写真枚も展示した。

花輪ばやし祭典委 新体制で伝統を継承 新会長に阿部さん 今年は開催前提に準備

2021-02-28
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花輪ばやし祭典委員会の通常総会(鹿角市交流プラザ)
 鹿角市の花輪ばやし祭典委員会は26日夜、市交流プラザで通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、新会長に旭町の阿部義弘さん(65)を選任した。任期は2年。コロナ禍により昨年の祭典は戦後初の中止を余儀なくされたが、今年は開催を前提に準備を進め、新体制で伝統を引き継いでいくことを確認した。
 2021年の事業計画は祭典開催を前提に作成し、承認された。
 それによると、今年の花輪ばやしは木、金曜日の平日開催となるほか、コロナ禍の影響もあって観光客の減少が懸念されている。こうした中、まずは感染症対策や交通警備など万全の体制を整え、円滑な運営、運行に努める方針を掲げた。
 鹿角花輪駅前広場の完成後初めてとなる駅前行事は、昨年から若者頭協議会を中心に屋台運行や演出方法等について議論を重ねており、これまで以上に魅力あふれる祭りを披露する計画。
 専門誌「花輪ばやしマガジン」の発行やマスコミを通じた宣伝、オンラインを含めた各種イベント出演など、新たなファンの掘り起こしと情報発信に力を入れる考え。
 補助金を活用し、笛・三味線の講習会や屋台修理事業などにも取り組む。今年は4台目となる舟場町の屋台修理に着手し、2年かけて完成する予定。
 役員の任期満了で、会長の戸澤正英さん(72)が退任。副会長を務めていた阿部さんが、町内の代表から互選された。
 阿部新会長は戸澤前会長に対し「長年、各方面から花輪ばやしの活性化に尽くしてくださった。祭りに懸ける情熱は誰にも負けないと思う」と感謝。
 今年の祭りに向け「コロナ禍はまだ続いているが、祭りの実施は私たちの願いでもあるので、ぜひとも実施したい」とした上で「何よりも人々の安全と健康を最優先し、関係機関の指導を受けながら適切な時期に適切な判断をしていきたい」との考えを示した。
 会長以外の主な役員は次の通り。
 ▽副会長=髙瀬幸広(舟場町)田中奨(横丁)▽監事=千葉潤一(十和田八幡平観光物産協会長)佐々木久則(鹿角金融団理事長・秋田銀行花輪支店長)▽事務局長=石鳥谷雅人(新田町)▽同次長=栗山尚記(新町)佐藤邦治(旭町)佐藤正樹(横丁)田子英幸(事務局)

伊勢堂岱遺跡 保存運動「誇り持って」 北秋田市縄文館講座 26年前の調査担当者講演

2021-02-28
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五十嵐さんの講演を聴いた縄文館講座(コムコム)
 北秋田市教委主催の伊勢堂岱縄文館講座が27日、市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。県教育庁の文化財保護室副主幹・五十嵐一治さんが「空港アクセス道建設に伴う遺跡の調査」と題して講演。県が建設計画を変更し遺跡保存を決断した26年前の経緯を振り返り「地元の保存運動で残った。誇りを持って語り継いでほしい」と語った。
 遺跡の一般公開を休止している冬季にガイダンス施設の同館の利用促進を図り、遺跡の世界遺産登録に向けた機運を高めようと毎年開催している。本年度の1回目。
 演題になった道路建設は1995年の発掘調査を契機に、県が遺跡を避けるルートに変更。遺跡保存やその後の世界遺産登録運動につながった転換点として県民に広く知られている。一方で調査から26年が経過したことで記憶が薄らぎ、経緯を知らない世代も増えたことから、調査担当者だった五十嵐さんにあらためて解説を依頼した。
 五十嵐さんは調査を始めてすぐに貴重な遺跡だということが分かったと回顧。ただ、すでに一部の工事が始まるなど「建設工事が優先だろう」という雰囲気が強かったという。その工事の名残であるコンクリート製の構造物は現在も縄文館脇に残っている。
 環状列石は移設されることになり、そのための精密な測量も計画されていた。ところが調査が進み、環状列石が完全な形であることが判明。次第に保存の機運が高まっていったという。五十嵐さんは「完全な形と分からなければ保存運動に結び付かなかったかもしれない」と転機を振り返った。
 95年9月ごろから、遺跡の価値に注目した報道陣や行政関係者、研究者が続々と来跡した。世間の注目が集まり、11月には当時の佐々木喜久治県知事も足を運び、遺跡の現地保存決定に至った。五十嵐さんは「遺跡の価値を残すために頑張った人たちの延長に遺跡がある。誇りを持って語り継いでほしい」と締めくくった。
 約30人が受講。県の大事業である道路建設を動かした調査の内容を熱心に聞き、当時の保存運動などに思いをはせていた。
 市内で英語教室を営む三浦美由紀さん、県北秋田地域振興局地域企画課主事の柴橋知里さんによる活動報告「世界遺産(候補)ガイドの外国語サポート事業について」も行われた。

鹿角市長選 新人関氏が出馬表明 市民と対話、鹿角を変える 選挙戦が確実に

2021-02-27
市長選へ出馬を表明する関氏(関善にぎわい屋敷)
 任期満了(7月2日)に伴い6月に見込まれる鹿角市長選で、元農林水産省職員で新人の関厚氏(67)=花輪字上花輪=が26日、無所属で立候補することを表明した。市長選にはこれまで新人の岩船勝広氏(60)=花輪字妻ノ神=が出馬を表明しており、選挙戦が確実となった。
 花輪の関善にぎわい屋敷で会見した関氏は、鹿角市の現状を「急激な人口減少、生まれる赤ちゃんの激減、若者の県外流出など危機的な状況」とし、「鹿角の人たちのポテンシャルの高さや豊かな自然、文化、産業技術を生かしながら地域を活性化していきたいと考え、立候補を決意した」と語った。
 地域づくりの基本的な考え方として「鹿角市は北東北の中心に位置し、半径100㌔圏に200万人の人口を有しており、豊かな自然と文化に恵まれている、この利点を最大限に発揮したい。また、国家公務員としての長年の経験と人的ネットワークを活用したい」とした。
 目標とする政策は▽市民との対話により鹿角の力を結集し鹿角を変える▽国、県とのパイプを生かし、経済活性化と若者が住み続ける明るい鹿角にする▽豊かな自然と文化で風格と品格のあるまちづくり▽女性の声を市政に反映、未来に輝く鹿角をつくる▽市民が健康で安心して暮らせる鹿角にするため医療体制の充実を強力に進める―。
 具体的に医師確保では「産婦人科をかづの厚生病院に戻す。国や県と連携し、市民団体を応援していく中で早期に実現する」、大学の誘致では「森林セラピー、温泉、文化、農林業の技術などの分野が想定される」と説明した。
 現市政について「きりたんぽ発祥の地、スキーと駅伝のまちづくりは効果があった」との認識を示した一方、「ここ10年を見ると人口や農業生産額の減少など、今までの政策では足りない部分もある。特に国、県や近隣市町村との広域連携は新しい政策として取り組むべきだ」と強調した。
 支持拡大について「知名度、地盤は全くない形でスタートする」とした上で、声良鶏銅像の移設を巡り要望活動を一緒に行った市民や、鹿角の良さを勉強する「鹿角学」の参加者を挙げ、「つながりを大事にして運動していきたい」と語った。



ワクチン 集団接種ドーム10ブースで  大館市の福原市長 高齢者「早くて5月から」

2021-02-27
会見する福原市長(大館市役所)
  大館市の福原淳嗣市長は26日の定例会見で、ニプロハチ公ドームで集団接種方式で実施する新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上高齢者は4月17日以降の土、日曜日を予定しているが、「ワクチンの供給量により4月26日の週から、早くても5月になるのではないか」との見通しを示した。10ブースを設け、1日数千人規模で進める計画で、「一日も早く市全体の集団免疫を獲得するために最も有効な手法」と話した。
 市が実施するワクチン接種は、1957年4月1日以前に生まれた65歳以上高齢者、高齢者以外の基礎疾患のある人、高齢者施設の従事者、接種日時点で満16歳以上の人の順で進める。対象者にクーポン券が届き、市が委託するコールセンターで予約する。送迎バスの運行も検討している。
 福原市長は「市立総合病院の医師だけでなく、開業医も一緒に動いてもらうために土日に実施する。終日ではなく、集中して半日程度で行い、10チーム態勢でまわしていく」と述べた。接種後15~30分程度、待機して副反応の有無を観察する必要があり、「スタンドもあり、ドームは広いので対応できる」と述べた。各ブースに医師1~2人が入り、救急救命班も待機して具合が悪くなった場合は、病院に搬送する想定。
 市の開始は4月17日以降の予定だが、政府は高齢者への接種を同12日に開始し、同26日の週から全市町村に行き渡るワクチンの量の配送を目指すとしている。
 市長は「ある程度ワクチンの量がないと、集団接種の効率が悪い。大型連休は医師の都合が合わない。届く量に合わせて柔軟に対応する」と強調。課題として「接種前の問診が一番時間がかかると思う。4、5月は高齢者にとってまだ寒い時期で、服装などの協力もお願いする必要がある」と述べた。
 知事選(3月18日告示、4月4日投開票)については、立候補を表明している現職の佐竹敬久氏を支持するとし、「有事のときこそ経験が求められる」と述べた。


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鹿角市 道の駅2施設と協定締結 災害時に支援協力 観光客らの一時避難所に

2021-01-14
災害協定の締結式=左から岩船社長、児玉市長、村上社長(鹿角市役所)
  鹿角市と、市内にある道の駅2施設の指定管理者であるかづの観光物産公社(岩船勝広社長)、ノリット・ジャポン(村上久典社長)が13日、災害時における支援協力に関する協定を締結した。有事には両施設が一時避難所となり、帰宅困難となった観光客らの支援に対応する。市の災害協定は今回を含めて34件で、観光客を支援対象としたのは今回が初めて。
 協定締結により、大規模災害の発生時、市からの要請を受けた道の駅2施設が一時避難所として開設する。両施設に避難した観光客やビジネス客らに対し、トイレや飲料水、食料、生活物資、災害情報、帰宅可能な交通手段の情報などの提供が可能となる。
 市役所で締結式が行われ、児玉一市長、岩船、村上両社長が協定書を取り交わした。
 児玉市長は「市民の安全安心なまちづくりはもとより、観光産業の推進を掲げる本市としての災害対応力の強化が図られた」と感謝。
 岩船社長は「協定の意味、意義を社内で徹底し、有事の際、迅速、確実に動けるようにしていきたい」、村上社長は「現場のメンバーと経営陣を含めて、有事の対策を柔軟にできる体制をつくっていきたい」との考えを示した。
 道の駅おおゆの指定管理者は4月1日から「恋する鹿角カンパニー」(村上久典社長)となるため、再度、協定を締結する予定。



保育施設での対応を統一 新型コロナ予防マニュアル 大館市 市内全施設に配布

2021-01-13
新型コロナウイルスの感染防止対策や対応を明記したマニュアル
 大館市は、保育施設での新型コロナウイルスの感染防止対策と対応を統一するため、「就学前教育・保育施設感染症予防マニュアル」を策定した。公立、私立を含めた各園が対応を模索する中で、指針になればと昨年11月にまとめ、市内の全32施設に配布した。市子ども課は「安心できる保育・教育の提供、感染拡大防止につなげたい」としている。
 市内には公立の保育園、へき地保育所16カ所のほか、私立の認定こども園、企業主導型施設、託児所など計32の保育施設がある。これまで感染症対応については、公立施設向けに作成した対策マニュアルを活用し、私立施設にも参考にしてもらっていた。
 新型コロナについては、感染状況が変化する中で各施設が工夫して対策を取ってきたものの、現場からは対応に悩む声や「統一した指針があれば」という意見が寄せられていた。このため対策、対応を明確化しようと、予防マニュアル策定に着手。9月中旬に私立11施設で構成する代表者会議で協議したほか、個々の施設にも意見を聞くなどしてとりまとめた。
 マニュアルには基本的な対策を記した。子どもと職員については▽発熱・風邪症状がある場合の登園・出勤自粛▽登園・出勤前の検温徹底と記録▽定期的な健康観察―などを求める。飛沫(ひまつ)・接触感染を防ぐため、「こまめな手洗い」「せきエチケット」「施設内等の消毒徹底」も促す。
 リスク低減に向け「3密回避」が重要とし、「遊具の配置を検討する」「遊びは人数や時間差の工夫をする」「昼寝時の間隔を空ける」「食事での対面を避ける」など予防策の具体例も示した。
 保護者については送迎時の滞在時間を少なくし、混雑する時間帯を避けるように依頼することとした。行事では参加人数を抑え、時間短縮も検討するよう周知。立ち入り業者等にも検温、体調確認を依頼するよう求めた。
 子どもが体調不良になった際や、関係者の感染が確認された場合、濃厚接触者となった場合の対応も細かく明記。ケースに応じて子どもの別室への隔離や、登園・出勤の停止・自粛要請、臨時休園の検討、消毒作業などを行うとした。
 市は今回のマニュアルを第1版としており、状況に応じて随時内容を見直していく方針。子ども課は「皆さんの意見を聞きながら、市全体で就学前施設での感染予防に取り組みたい。対応を明確にし、統一することで、感染拡大防止につなげたい」としている。



大館市 マイナンバーカード申請 専用窓口開設し体制強化 19~21日は大型店で

2021-01-13
カードを受け取る市民などが訪れている専用窓口(大館市役所)
 大館市は個人番号カード(マイナンバーカード)の専用窓口を開設した。これまでは市役所本庁舎の市民課窓口で対応していたが、近くの空きスペースに職員を配置し、カードの申請支援や受け取り、マイナポイントの申し込み支援などに応じている。カードの申請者が増加する中、19日から3日間、イオンスーパーセンター大館店に臨時窓口を開設し、申請を支援する。
 市のマイナンバーカード交付枚数は昨年12月末現在、1万4814枚。交付率は20・70%で、初めて2割を超えた。昨年9月に始まった政府の消費活性化策・マイナポイント事業や、3月に健康保険証としての利用が開始されることを受け、申請が増加。昨年4~12月のカード交付枚数は、一昨年同期と比べ4倍となっている。
 市民課は体制強化を図るため、昨年12月25日に専用窓口を開設。場所は本庁舎中庭に面した1階の1室で、以前は選挙管理委員会などが利用していた。これまで通り、市民課玄関から入り、中庭の出入り口を通って専用窓口へ向かう。今月職員1人を増員し、10人体制で対応している。
 担当は「今後、市民課の繁忙期に入ることから、密を避けるため専用窓口を開設した。業務を集約し効率的に行っていきたい」と話す。平日の昼休み時間や今月23、24日の休日窓口は市民課で対応する。
 買い物ついでに申請できる臨時窓口は、19日から21日まで、イオンスーパーセンター大館店フードコートに開設する。時間は午前9時半~11時半、午後1~4時。予約不要で、住所、氏名が確認できる運転免許証や健康保険証などがあれば、職員が使用写真を無料で撮影し、申請手続きを支援する。カードは約1カ月後に市役所で受け取るほか、郵送もできる。マイナポイントの申し込みも支援する。
 12月15~17日にいとく大館ショッピングセンターで初めて開いた臨時窓口は、361件(カード申請348件、マイナポイント申し込み13件)の利用があった。
 市民課は「家族で申請に訪れるなど反響が大きかった。カードを作っていない市民は、今月開く臨時窓口を利用してほしい」と呼び掛けている。



指定管理、再公募もゼロ クウィンスと森吉山荘 北秋田市 

2021-01-13
 北秋田市が指定管理者を再公募していた商工観光3施設のうち、宿泊施設「森吉山荘」(森吉)と温泉付き駅舎「クウィンス森吉」(小又)の2施設に応募がなかったことを市が12日、明らかにした。現在の指定管理期間満了(3月末)まで2カ月半に迫り、4月以降の指定管理者が決まらない事態。市は「何らかの形で運営を継続できるようにしたい」とし対応を検討している。
 コンベンションホール四季美館(阿仁前田)と森吉山阿仁スキー場(阿仁鍵ノ滝)を含む4施設はいずれも5年間の指定管理期間が3月末で満了する。市は昨年9~11月、市内の法人・団体を対象に次の指定管理者を公募。応募があった阿仁スキー場は決定した。残る3施設は応募がなく、対象を県北地区の法人・団体に拡大して12月から再公募していた。
 商工観光課によると、今月7日の期限までに、四季美館に市内の1社から応募があった。近く開催する選定委員会で指定管理者候補を選出する予定。関連議案を年度内に市議会に提案し、正式決定すれば予定通り4月1日から運営できるという。新たな指定管理期間は2026年3月末まで5年間。
 応募がなかった2施設について、佐藤義隆課長は「市の観光振興や地域住民に必要な施設。委託か市直営かを検討し、4月1日以降も何らかの形で運営できるようにしたい」と話した。
 指定管理者を再々公募する選択肢も残るが、4月に間に合わせるのは事務手続きなどの日程上難しいという。クウィンスは16年にも指定管理者の応募がゼロだった経緯があり、当時4月から指定管理者が決まるまでの半年間、市が直営した。
 3施設は市内観光の核となる森吉山の麓やアクセス道に立地。宿泊や観光案内、物販などのサービスを提供している。
 募集要項によると、四季美館の2019年度利用状況は10万1835人。クウィンスは4万5524人。森吉山荘は日帰り・宿泊合わせて7903人だった。



樹氷すくすく成長中 森吉山阿仁スキー場 観賞シーズン到来

2021-01-12
大きく成長中の樹氷が観賞できる樹氷平(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場は、ゴンドラを活用した樹氷観賞シーズンを迎えた。標高約1200㍍の樹氷平ではアオモリトドマツの樹木が氷雪を身にまとい、すくすくと成長。11日は県内を中心に訪れた利用客が景観を楽しんだ。
 樹氷は、日本海から運ばれてくる水蒸気を含んだ風が木に当たった衝撃で凍り付き、繰り返されることで幾層にも重なって大きく成長する。森吉山には同スキー場のゴンドラ山頂駅舎から5分ほど歩くとアオモリトドマツが群生する「樹氷平」があり、本格的な冬山登山用装備を用意せずに観賞できるのが特徴。
 樹氷観賞期間中に案内を担当する森吉山樹氷案内協議会の「樹氷スタッフ」によると、今季は順調に大きくなっていたが、観賞期間の開始直前に強風が吹き続け、樹氷が一度落ちてしまったという。現在は再び成長し、高さ10㍍ほどある木の大半が白く覆われている。
 樹氷平は樹氷の間を通る1周約20分のコースが整備され、晴れた日は一面にずらりと並ぶ樹氷と青空が楽しめる。例年はツアー客や外国人観光客が訪れるが、今季は県内客を中心に少人数で訪れる人が多いという。夫婦で樹氷平を散策した大館市板沢の男性(60)は「樹氷を間近で見たのは初めて。案内もしてもらえてちょうどいいコースだった」と話していた。
 樹氷は今後の天候次第でどんどん大きくなるといい、見頃は1月末から2月末までの見込み。スタッフは「樹氷が見られる場所は世界的に見ても珍しい。楽しんでもらえたら」と話している。
 観賞期間は3月7日まで。期間中は樹氷スタッフがゴンドラ山頂駅舎に常駐して樹氷平を案内するほか、樹氷ができる仕組みを解説する。長靴やスノーシュー、ストックなどの無料貸し出しも駅舎で受け付けている。

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