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当初予算240億円 北秋田市19年度 し尿施設建設や鷹巣中改修

2019-02-19
当初予算の特徴を説明する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市は18日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は歳入歳出ともに239億7149万8000円。し尿処理施設建設の本格化に伴い、前年度当初より約12億円増加する見込み。新規事業として鷹巣中校舎大規模改修や、公的証明書をコンビニエンスストアで交付する事業などを盛り込んだ。
 新年度は、市総合計画の重点プロジェクト「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2015~19年度)が最終年度を迎え、施策ごとに設定した数値目標の達成が求められている。津谷永光市長にとっても3期目の後半に入り、選挙公約の実現に向けた「総仕上げ」の性格が濃い予算編成となった。
 一般会計の歳出で、新規事業は宮前町庁舎大規模改修(1億5800万円)、証明書コンビニ交付サービス導入(2789万円)、移住・就業支援事業費補助金(400万円)、多様な農業経営応援補助金(500万円)、森林環境譲与税を活用する事業(1578万円)、20年度に鷹巣南中と統合する鷹巣中の校舎大規模改修(4億1963万円)―など。
 主な継続事業は、し尿処理施設整備(10億8099万円)、市ホームページ更新(1189万円)、住宅リフォーム事業補助金(3000万円)、特定空家等解体撤去事業費補助金(200万円)、「ハローキティ」を活用したセールスプロモーション(1955万円)―などを盛り込んだ。
 歳入は、自主財源となる市税が30億4600万円で前年度当初に比べ2・8%、8200万円余りの増加となった。地方交付税は2億円減の98億円。市の借金にあたる市債は32億4500万円。財政調整基金から13億5700万円余りを繰り入れた。

一般会計は176億円 鹿角市19年度当初予算案 園芸メガ団地整備など

2019-02-19
会見で新年度当初予算を発表する児玉市長(市役所)
 鹿角市は18日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は176億5220万円で、前年度当初と比べて1・2%、2億780万円の減。学校給食センター整備事業の終了などが減少の主な要因。3月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は目玉事業について、新年度予算と3月補正で前倒しした事業を合わせて、園芸メガ団地整備事業、鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」改修事業、ふるさとライフ移住しごと支援補助金の三つを挙げた。
 園芸メガ団地は、県が産出額1億円以上の大規模園芸団地を推進している取り組み。17年度末で県内20地区で実働し、鹿角地区では今回が初となる。
 経営体は農事組合法人末広ファームの予定。市では野菜等の産出額の拡大を図るため、ネギとキャベツの集出荷施設の建設、農業用機械の導入を支援する。同法人は産地パワーアップ事業で水稲と大豆の生産にも取り組む予定で、市は国、県とともに高収益化に向けた取り組みを総合的に支援する。園芸メガ団地整備事業に1億7850万円、産地パワーアップ事業に1億740万円を計上。
 あんとらあ改修は19、20年度の2カ年で実施する計画。総事業費は11億2000万円の予定で、19年度は4億5894万円を計上し、休憩室、情報コーナー、トイレの増築工事、空調など機械設備の更新を行う。
 ふるさとライフ移住しごと支援補助金は、地方の人手不足への対応などを目的とした国の交付金を活用し、東京圏から鹿角市へ移住する人に移住経費などを最大100万円交付するもの。県のマッチングサイトに掲載した市内の中小企業等への就業などが条件。
 すこやか子育て支援事業では、10月から第1子保育料を無償化。これに伴い、一定の所得制限がかかる0~2歳児を除き、保育料が無料となる。これを受け、9月末でファーストベビー祝い金は廃止する。
 世界遺産登録推進事業では、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の登録を目指し、シンポジウムの開催や、関係自治体と連携した看板やのぼり、マップの作製などを行う。
 商店街店舗創出パワーアップ事業では、クラウドファンディング型ふるさと納税により、空き店舗を活用して起業する人への補助制度を新設する。
 通学対策事業では、小学校が統合される末広地区、草木地区で登下校に合わせたスクールバス運行業務委託料を新たに計上。
 花輪一中大規模改造に4億2691万円を計上。継続事業の2年目として残る校舎棟の改修と外構工事を行う。
 花輪二中大規模改造は21年度に統合する花輪北小と平元小の新校舎としての内外装改修等に向け、実施設計委託料587万円を計上。
 スキーと駅伝のまちづくり事業では、全日本学生スキー選手権大会、昨年台風の影響で中止となった25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン」などを同市で開催する。
 このほか、鹿角花輪駅前整備事業、公営住宅建設事業(毛馬内住宅等)、地理的表示登録産品PR強化事業、シンテッポウユリ産地拡大推進事業、八幡平地域デマンド交通実証運行、認知症対応型共同生活介護事業所整備事業、新生児聴覚検査などに関する経費を計上した。

大館に子どもの遊び場を 昨年移住の主婦 署名活動 すでに千人以上協力

2019-02-19
署名活動を展開するメンバーたち、中央が三浦さん母子(北部シルバーエリア)
 昨年4月に大館市に転居した専業主婦が、市に子どもの遊び場づくりを求めるための署名活動を展開している。天候に左右されない、行政が管理する屋内の常設施設。約3週間で1000人あまりが署名する反響ぶりという。25日正午まで賛同者を募り、市長に陳情する予定。
 発起人は、夫の転勤で青森県弘前市から移住した、2歳の娘の母・三浦庸さん(36)。日々遊び場を探しているが、市内公園などは悪天候時や冬季利用は難しく、未就園児の子育て支援の場は開館時間が制限。十二所の北部シルバーエリアは市中心部からは遠方にある。「大館を楽しもうとしているのに、結果的に近隣自治体の複合施設やショッピングモールに行く。買い物や食事もそこで済ませることが多く、居住地にお金を落とせていない」という複雑な思いを抱いていた。
 求めるのは乳幼児の親子らが時間を問わずに安心して集える場所。「市長に宛てた手紙を書こうとしていたら、友人が賛同してくれ動きだした」。SNS(会員制交流サイト)などと活用して1月25日から始めた活動に、1週間で370人超が署名。2月15日現在、1079人が協力している。
 1枚の手紙から1000人以上の市民らの思いになった。中には「大館に帰省しているのに他市に遊びに行く」という母親の意見、ゆかりのない人から「同じ子育てをする身として応援する」という声もあったという。三浦さんは、同じ悩みを抱える子育て関係者が多くいることに驚きと喜びを隠さない。祖父母世代の協力もあり「子どもの」とはうたいつつも、多世代が交流できる場所の必要性を再認識している。
 署名用紙は御成町の映画館オナリ座、曲田の直売所・陽気な母さんの店などに設置。詳細はフェイスブックページ「大館に遊び場を」。問い合わせはメール(oodateasobiba@gmail.com)。

忠犬ハチ公 屈託のない笑顔 新たな写真見つかる 渋谷区博物館で初公開

2019-02-18
新たに見つかったハチ公の写真(白根記念渋谷区郷土博物館・文学館提供)
 大館市生まれの忠犬ハチ公が笑っているような写真が新たに見つかり、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(東京)で初公開されている。ハチ公の写真は約70枚現存するとされるが、「屈託のない笑顔」は珍しい。生前のハチを知る女性が2017年5月に寄贈したもので、同館の担当者は「世の人に『幸せに暮らしている』と伝えているようだ」と話す。
 寄贈したのは、ハチの飼い主だった上野英三郎博士宅の近くに住んでいた大木八重子さん(96)。上野博士の急逝後、ハチは植木職人に引き取られ、博士の教え子だった大木さんの父が預かることも多かった。大木さんは小学生のころ、学校から帰るとハチと遊んだ。「とても賢くかわいい犬だった」という。
 大木さんの父はハチを何度も撮影し、数多くの写真を持っていたとみられるが、戦災で全て焼失。しかし、1933年ごろに撮ったハチと大木さんが並んだ写真を親戚に渡していたため、辛うじて1枚だけ残った。ハチの部分だけ切り取り、保管していた。
 同館によると、数年前にハチ公関連の資料展を開いた際、大木さんが来館。「ハチの写真を持っている」と話したことから、松井圭太学芸員が譲り受けたいと申し出たところ、快諾を得た。
 今回の寄贈で、上野邸があった場所は学説通りに渋谷区松濤1丁目と判明。現在は東急百貨店別館が立つ。東急は1934(昭和9)年、初代ハチ公像建設募金集めの際、寄付金付き「ハチ公チョコレート」販売に協力。近年は「東横ハチ公」というキャラクターを作り、土産品販売に力を入れている。
 松井学芸員は「正面から撮影されたハチ公はほとんどなく、口を開いた写真が何枚かあるものの、屈託のない笑顔に見える写真は他にない」と強調。「有名になる前はいじめられるなど、つらい思いをした。そんなハチ公の笑顔を見ると救われる気がする。世の人に『ありがとう』『幸せに暮らしている』と伝えているように感じる」と話した。
 写真は、3月24日まで開催する企画展「新収蔵資料展」で公開している。

 

上小阿仁村 友倉神社裸参り 男女16人参道を駆ける

2019-02-18
石段を上って神社を目指す参加者(友倉神社)
 
 上小阿仁村沖田面の友倉神社で16日から17日にかけて、小正月行事の「裸参り」が行われた。県内外から参加した男女16人がふんどしや長じゅばん姿で水ごりをし、無病息災などを祈願して神社までの約1㌔を走った。
 江戸時代に飢饉(ききん)や疫病などの厄災を払おうとしたのが始まりとされ、350年余りの歴史がある。全国各地の裸参りの中でも夜に行われるのは珍しいという。
 昭和期には毎年50人近くが参加していたが、少子高齢化に伴い年々減少。現在は髙橋旅館(髙橋健生社長)が呼び掛け、村内外からも参加を募って継続している。
 今年は村民や小中学校のALT(外国語指導助手)のほか、北秋田市、東京都から男性15人、女性1人の計16人が参加。16日午後11時過ぎにふんどしや長じゅばん姿に着替えた参加者が、旅館前で冷水を全身に浴びて身を清めた。
 午前0時に合わせ、約1㌔先の友倉神社を目指して出発。降雪や風の影響がほぼなく、石段にうっすらと雪が積もる程度で走りやすい状態。参加者は数人ずつ隊列を組み、勇ましい声を上げながら参道を駆け抜けていった。神社では住民や神主が出迎え、参加者と一緒に祈とうを行った。
 
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「いじめ防止宣言」採択 鹿角市内小中学校 子ども議会で取り組み発表

2019-01-10
いじめ防止宣言を読み上げる児童、生徒(市役所本会議場)

 鹿角市いじめ防止子ども議会が9日、市役所の議会本会議場で開かれ、小中14校の代表28人が自校の取り組みを発表し、防止へ向け意見を交換した。最後に「心づかいを忘れず、喜び・悲しみを分かち合います」など3条から成る「いじめ防止子ども宣言」を採択した。
 2015年1月から始まり、17年からは本会議場を会場に開いている。市議会の本会議さながらに進められた。発表する3校の児童生徒は〝当局側〟の席に、残りの子どもは議員席に。八幡平中2年の山本弐虎太さんと佐々木夏音さんの2人が議長を務めた。
 発表したのは十和田小、花輪北小、花輪一中の代表。十和田小はあいさつ運動、ぽかぽかハート集会を開きながら、「元気で明るく、いじめを許さない十和田小」を続けている。花輪北小は全校児童を対象に行ったアンケートを基になかよし集会を開き、各学級で話し合ったことを発表し意見を交換した。
 14年10月に「いじめ防止・一中行動宣言」を制定した花輪一中は「生徒会事務局だより」の発行や「一中プライズadvance」に取り組み、意識の向上と互いに頑張りを認め合う気持ちの醸成を図った。
 発表の後は、議員席の児童生徒が自校の取り組みを報告し、意見を出し合った。宣言は、▽いじめを絶対に許しません▽相手に対する心づかいを忘れず、ともに喜び・悲しみを分かち合います▽一人ひとりの個性を認め合い、尊重します―の3条。

「阿仁マタギ」 日本遺産目指して協議会設立 北秋田市 1月下旬に申請

2019-01-09
「阿仁マタギ」の日本遺産認定を目指して設立された事業推進協議会の設立総会(阿仁庁舎)

 北秋田市が日本遺産への認定を目指している狩猟文化「阿仁マタギ」の観光振興や地域活性化について話し合う日本遺産事業推進協議会が8日に設立された。阿仁マタギの認定は2018年度の申請が見送りとなった経緯があり、市は年度の認定を目指して今月中に申請を行うことにしている。協議会ではマタギや地域の歴史研究家らを交えて申請内容について話し合った。
 日本遺産は地域に根付き、世代を超えて受け継がれている風習や伝承、歴史的経緯などを「ストーリー」として文化庁が認定するもので、訪日外国人客の関心を強く引き付ける「クールジャパン戦略」の文化版と位置付けられている。
 20年度までに100件ほどが認定される見込みで、これまでに67件が認定されているという。北秋田市は18年度に「阿仁マタギ〜山に生かされる共生の暮らし」と題して申請したが見送られた経緯があるが、市は当初から19年度の認定を目指すとの方針を示していた。
 設立総会は市阿仁庁舎で開催。津谷永光市長は「北秋田には多くの文化や自然などの宝がある。宝が特に多い阿仁地域のなかでもマタギ文化は国内外から注目を集めるなど大きな可能性を持っている。伝統の文化を内外に発信し地域の活性化に寄与するような取り組みを展開していきたい」などと述べた。
 規約を決めた後、役員選出を行い、会長に津谷市長、副会長に秋田大学北秋田分校の濱田純分校長、監事に阿仁地区自治会長会の石田一男会長と県文化財保護協会阿仁支部の戸嶋喬支部長を選んだ。
 引き続き第1回の協議会を開き、文化庁に提出する申請書の内容について協議した。
 今回の申請では見送りとなった前回を踏まえて認定の可否に大きく影響する「ストーリー」の拡充を図る。マタギ文化を詳しく紹介するほか、地域の暮らしや文化との関わり、現代への継承などについて盛り込む考え。
 現役のマタギで阿仁地区猟友会副会長の鈴木英雄さんからは、マタギが信仰した巨岩がまつられた神社など貴重な情報が提供された。
 申請は県を経由して行う形となっている。県に申請書を提出する期限は18日で、今後は15日に2回目の協議会を開いて、申請内容を取りまとめ県に提出する予定。県から文化庁への申請は今月下旬となる見通し。認定の可否が示されるのは4月下旬ごろ。

 

鹿角市役所本庁舎 外壁改修 1期工事がほぼ終了 淡い桃色「北限の桃」をイメージ

2019-01-09
第1期の改修工事がほぼ終了した鹿角市役所の外壁(花輪字荒田)

 鹿角市役所本庁舎の外壁改修事業は、本年度予定していた1期工事がほぼ終了した。従来の壁の色は白っぽいベージュだったが、鹿角特産「北限の桃」をモチーフにした淡い桃色に〝化粧直し〟。イメージチェンジした外観が、訪れる市民らの目を引いている。
 本庁舎は1985年の竣(しゅん)工から30年余りが経過している。市は昨年度、業者に委託して外壁の調査を実施したところ、経年劣化が進んでいることが分かり、改修工事を2018、19年度の2カ年で実施することにした。
 本年度は1期工事として庁舎1、2階の南面(正面玄関側)と東面(国道側)、3、4階の北面以外の全面合わせて2031平方㍍、来年度は2期工事として1、2階の北面と西面、3、4階の北面合わせて1903平方㍍の壁を改修する計画。総事業費は2億5000万円余りの見込み。
 改修にあたっては、既設タイルを剥離防止ネットで固定し、防水性等に優れた自然石調の合成樹脂を塗って仕上げる工法を採用。市によると、従来のタイル仕上げと比べて、タイルの更新や洗浄などの対応が長期間不要であるため管理コストはほとんど発生しないという。
 1期工事は昨年7月に本格着工。工期は今月11日までで、ほとんど計画通りに進められてきた。
 特徴的な外壁の色は市が「温かみのある『北限の桃』に近い色」として発注したもの。市民からは「イメージがだいぶ変わったが、くっきりしていい」といった声があるようだ。

 

大館市が協力隊募集 従来と任用形態変え 個人事業主に委託業務契約

2019-01-09

 大館市商工課が、従来とは異なるフリーランス(個人事業主)と委託業務契約を交わす地域おこし協力隊を募っている。主な活動はサテライトオフィスの誘致で、拠点は御成町1丁目の複合ビル「わっぱビルヂング」。任期後の定住を視野に入れた募集要件として副業可能、勤務時間拘束が原則ないなど、任用形態がこれまでとは大きく異なる。年度内の採用を目指している。
 現在市内で勤務する隊員は移住交流課、観光課、市教委に計11人。「秋田犬ふれあい隊」はJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」が主な活動場所だが、いずれも市所管施設での勤務となっている。
 今回は定員2人を募集。要件は歳以上で、ライティングやデザイン、写真・動画撮影などの個人事業者。学歴不問で要普通自動車免許。転出地区の要件が緩和されており、首都圏に限らず人口規模によっては秋田市などの地方都市からの移住も可。
 市からの隊員委嘱を経て、業務委託契約を結ぶ。任期は最長3年間。委託料は活動経費や自動車借り上げ料など含み月18万円。求人サイトを運営する「SAGOJO」(東京都)に市が業務委託して、昨年11月から2人の募集を開始した。
 新隊員の活動拠点はビルヂング内の共用オフィス「MARUWWA(マルーワ)」。本年度20社超が来市予定というサテライトオフィス体験の誘致やアテンドを主な業務とする。
 商工課は「自身のスキルを生かしながら市内外の人と関係性を築き、任期後に市内の就業や起業、地域活性化につながるような人材を求めている」と話した。
 応募の問い合わせはSAGOJOの採用窓口(メールinfo@sagojo.link)、業務内容などについては商工課(☎0186・43・7071)。

住居確保が課題に 北秋田市移住定住ネット会議 12月末まで16世帯27人

2019-01-08
移住定住の取り組みを話し合った全体会議(コムコム)
 北秋田移住定住ネットワーク「スムスム」(米倉信人代表)の全体会議が6日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。移住希望者向けの住居確保が新たな課題として浮上。新規の物件をより多く把握するため、地域の状況をよく知る住民らに情報提供を求めていくことを確認した。
 昨年3月に発足し移住者やサポートする市民らで組織している。会員数は13人。定期的に全体会議を開いて意見交換し、この日が本年度の最終開催。市内の空き家状況や、会員の交流会日程を協議した。
 事務局の市総合政策課によると、本年度の移住実績(昨年12月末時点)は16世帯27人。20~40歳代や子ども連れの家族が多かった。人口減少を抑える上で若い世代の移住は貴重という。
 一方、移住者の希望する地区内で住居を探すのが悩みの種。地区によっては賃貸アパートが少なく、空き家の一軒家頼りが現状。市が運営するデータベース「空き家バンク」からも情報を得られるが、登録されているのは現在7件程度。地区や広さ、間取りなども含め多様なニーズに応えるため選択肢を増やす必要があるという。
 市の移住定住施策に協力しているスムスムの全体会議でも話題となった。米倉代表は「阿仁地区の自治会長に空き家情報の提供を依頼している」と説明。同課は「未登録の住居もある程度把握しておきたい」とし、今後の移住相談を円滑に進めたい考え。
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