本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

CFでコロナ禍乗り越え 釈迦内サンフラワープロジェクト 支援総額107万円

2020-12-05
NEW
本年度の活動の主体となり、懸命に取り組んできた5年生(釈迦内小)
 ヒマワリ栽培を通して、地域活性化を目指す大館市釈迦内地区の「釈迦内サンフラワープロジェクト(SP)」実行委員会(日景賢悟実行委員長)によるクラウドファンディング(CF)が11月末で終了した。総額107万1000円が寄せられ、目標として掲げていた70万円を達成。新型コロナウイルスの影響で販路を失った厳しい状況の中、新たな活路を見い出し、逆境を乗り越えた。
 SPは、ヒマワリを育て種から採取した油を食用油などに加工、販売する取り組み。
釈迦内小(花田一雅校長、児童237人)、地区の婦人会やまちづくり協議会などでつくる同委員会が展開しており、収益金を同校の宿泊体験学習などに充てている。
 節目の10年目となる今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、スーパーでの対面販売が中止に。市内イベントでの出店もできなかったため、秋田銀行などが運営する「FAN AKITA(ファンあきた)」と連携したCFを企画した。
 来年度の宿泊体験学習に向けてSP活動を続けていこうと、5年生44人が主体となり、5月からCFの準備を開始。ヒマワリ油を返礼品として支援を受ける「購入型」に取り組んだ。
 返礼品は収穫したヒマワリ油3本と、油を使用した手作りドレッシング4本を合わせたギフトセット(税込み7000円)。11月6日から募集をスタートさせ、東京、福岡、沖縄など県内外の118人から153口の支援があった。
 初の取り組みに挑戦し、成功させた同校5年の大坂谷紗華さんは「私たちの思いをうまく伝えるにはどうすればいいのか、みんなで何度も話し合った。無事にクリアでき、思いが伝えられたと思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。木村旭希さんは「うれしいという言葉しか思い浮かばない。他の言葉じゃ言い表せない」と笑顔をはじけさせた。渡部流聖さんは「コロナの影響がいつまで続くかわからないが、来年は今年以上の成果を上げられるよう、みんな一丸となって取り組んでいきたい」と早くも意気込んでいた。
 返礼品は現在、児童たちが12月上旬の発送を目指して、PTA、教職員らとともに準備作業に取り組んでいる。日景委員長は「達成したことも大事だが、コロナ禍の中、子どもたちがあきらめない心を持って、挑戦したということが何よりも大きな収穫。今回集まった支援金を有効活用して、来年度以降の活動につなげていきたい」と述べた。

 
 

秋田内陸線 故・矢口高雄さんを追悼 急行にヘッドマーク掲げる

2020-12-05
NEW
急行に掲げられた矢口さん追悼のヘッドマーク
 秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)は秋田内陸線の応援大使「スマイルレール・アンバサダー」を務めた横手市出身の漫画家・矢口高雄さん(享年81)への感謝の意を込め、4日から急行「もりよし号」にヘッドマークを掲げている。2021年1月7日まで。
 「釣りキチ三平」などの作者として有名な矢口さんは、阿仁地区などを舞台にマタギの姿を描いた漫画を世に出している。同市阿仁地区に本社を置く同社ではマタギにゆかりのある矢口さんに応援大使への就任を依頼し、19年4月に第1号の大使として矢口さんを委嘱した。
 矢口さんの訃報を受け、同社は内陸線を応援への感謝の意を込めた追悼メッセージを入れたヘッドマークを、約1カ月掲げることにした。ヘッドマークは直径80㌢。阿仁マタギの少年をイメージした市公認キャラクター「かけるくん」のカラーイラストのほか、「ありがとうございました」とメッセージが書かれている。
 初日の4日は、鷹巣駅にヘッドマークを掲げた急行もりよし2号が到着。列車から降りた利用客らはヘッドマークを見つめたり、写真を撮影したりしていた。
 ヘッドマークは急行のもりよし1号(阿仁合駅午前9時15分発、角館駅午前10時23分着)、同2号(角館駅午前11時5分発、鷹巣駅午後1時7分着)、同3号(鷹巣駅午後2時38分発、角館駅午後4時35分着)に掲げている。同社によると、「都合により列車の前面に掲出できない場合や、掲出できないこともある」としている。
 このほか阿仁合駅2階では、横手市増田まんが美術館で開催中の「矢口高雄画業50周年記念展」と連携したパネル展も開いている。
 
 

秋田杉がふんだんに 大館市の新庁舎 25日完成、5月開庁 市議会総財委が視察

2020-12-04
 大館市の12月定例議会は3日、総務財政常任委員会(武田晋委員長)が現地調査を行った。25日に完成予定の新庁舎(6階建て)では、秋田杉がふんだんに使われたエントランスホールや交流モール、議場などを視察。「明るく、ゆっくりできそう」「5階展望ロビーからの眺めが良い」との感想が聞かれたほか、「訪問しやすい市役所になればいい」と新たな行政拠点に期待する声もあった。
 新庁舎は基礎免震構造の鉄骨造り、延べ床面積7330平方㍍。震度6強でも構造体を補修することなく使用できることを目標とし、職員や来庁者の安全と機能の確保を図るために免震装置を採用した。
 1、2階は市民部や福祉部などの窓口を集約。市民活動に利用できる「協働スペース」「交流モール」、キッズスペースや授乳室、エレベーターなども設ける。
 3階は産業部の執務フロア、さまざまな利用目的に応じた会議室を配置する。4階は災害時の迅速な対応を実現するため、防災対策室を中心に市長・副市長室や総務部を近接させ、備蓄倉庫も置く。
 5階には議場や委員会室、議会事務局などを配置する。傍聴席には車いす用のスペースも確保。鳳凰山の大文字が見える展望ロビーも整備した。6階部分は機械室などを置く。開庁は来年5月の予定。
 現庁舎は解体し、跡地に駐車場を整備する。隣接する桂城公園との一体化を図り、観光バスやタクシー、障害者用車両などが寄りつけるスペースも確保する。総事業費は49億9050万円。
 委員からは「全体的に明るい」「キッズスペースもあり、ゆっくりできそう」「木のぬくもりに包まれる感じがする」などの声が聞かれた。
 このほか、市内の工場で行われている鉄道車両「青ガエル」の塗装修繕も視察した。
 
1階エントランスホールと執務スペース
2階へ続く階段と交流モール

津谷氏が4選出馬へ 北秋田市長選 12月議会で正式表明

2020-12-04
 任期満了に伴う北秋田市長選(3月28日告示、4月4日投開票)に現職の津谷永光市長(69)が4選を目指して立候補する意向を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。10日開会の市議会12月定例会で正式に表明する見通し。
 津谷氏は9月の定例会見で「年末までに考えをまとめたい」と発言し、出馬は既定路線と受け止められていた。10月に後援会幹部から出馬要請を受け、意向を伝えた。取材に対し「前向きに検討してきた。出馬にあたっての考え方は市議会で示したい」と述べた。
 慶大卒。1987年県議に初当選し連続6期。2001年県議会議長、年自民党県連会長などを歴任。県議6期目の途中で辞職し年の市長選に初当選した。年の前回選は無投票当選した。3期目。
 これまで市長選に立候補を表明した人はいない。
 

苦境の旅行業界 近隣旅の需要に活路 年末年始の長距離旅減 コロナ対応に模索続く

2020-12-04
近隣への旅行をアピールする販促物などが設置された店内(秋北航空サービス大館営業所)
 新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている旅行会社は、国の観光支援事業「Go To トラベル」の一部地域除外など刻々と状況が変化する中、年末年始に向けて新たな需要に対応しようと模索している。注目が集まっている近隣地域への旅行形態「マイクロツーリズム」の客を取り込もうと日帰りツアーのプランを提供するなど、売り上げ回復に努めている。
 秋北航空サービス大館営業所では11、12月の売り上げは昨年同期比で6割ほど。GoToトラベル関連の売り上げを除くと約3割まで減少するという。年末は飛行機を利用した関東圏などへの長距離旅行が稼ぎ頭だったが、今年は大幅に減少。同所の笹川憲営業課長は「例年なら東京や北海道などへ旅行する人が多いが、今年は自粛や制限がかけられ皆無だ。帰省客も少なく、先行きは厳しい」と話す。
 新型コロナウイルス収束後にも懸念があり、現在の割引価格が当たり前になってしまわないかと不安を感じている。「現状では代金のおよそ半額がクーポンや割引でまかなえる。本来の価格帯に戻った時に『高い』と感じ、旅行を控える消費心理になってしまわないか」と話し、国支援終了後も地方自治体による息の長いサポートを求めている。
 冷え込む旅行需要だが、安全性が高い近隣への旅行を行う「マイクロツーリズム」に需要の高まりも感じているという。「GoToに回数制限はない。秋田や青森などの近場に助成を受けて何度も旅行をするというお客さまも増えている」と顧客心理の変化を分析している。
 現在は年末に向けて、近隣の秋田・青森への「お買い物日帰りバスツアー」を販売している。最新車両を活用しバスの乗客数を約50%に制限、定期的に車内の換気を行うなど安全安心な旅の提供に力を注いでいる。「国から市町村までさまざまな制度がある。宿のみやバス旅、飛行機を利用した各種制度や観光地エリアの情報など、まずは店頭で気軽に相談してほしい」と話した。
 
RSS(別ウィンドウで開きます) 

小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
RSS(別ウィンドウで開きます) 

北鷹ファームからソバ焼酎 11月から販売 藤里で栽培「白神」3銘柄

2020-10-28
北鷹ファームが作ったソバ焼酎
 北秋田市栄の農事組合法人「北鷹ファーム」(藤嶋健一代表理事)が山形県内の酒造に依頼していたソバ焼酎「白神山地」など3銘柄が完成した。1本720㍉㍑入り、小売価格1699円(税込み)。11月初旬から市内外の酒店などで販売する予定。
 同法人は昨年から藤里町の畑20㌶で「階上早生」という品種のソバを栽培している。初年度から収穫量10㌧超の豊作に恵まれた。ところが全国的に豊作で値崩れしたため、一部を加工用に回すことにした。
 目を付けたのは近年幅広い世代に人気の焼酎。小口でも受注してくれる古澤酒造(山形県寒河江市)に依頼した。今年1月に約800㌔分で仕込みを始めた。熟成期間を経て全量の1764本が近く納品される予定。この間に同法人は焼酎の卸売と小売の免許を取得し、販売の準備を整えた。
 味の特徴は「ソバの風味がしっかりしている」(藤嶋代表理事)といい、酒造から「いい仕上がり」と太鼓判を押された。ラベルにこだわり、藤里町が商標登録した「白神山地」のほか、同法人が命名した「白神の和(なごみ)」「白神聖酔(せいすい)」の3種類を作成した。中身は同一でアルコール分は25度。
 藤嶋代表理事によると、ソバ畑は4カ所あり、水はけが悪いなど栽培に適していなかった。仲間と苦労して育てた分、藤嶋代表理事は「最後まであきらめず続けることが大事」と完成した焼酎を目の前に感慨深げ。今後、市内外の道の駅やスーパーなどにも営業活動する予定で「できるだけ多くの人に飲んでもらい、地域に恩返ししたい」と話した。
 問い合わせは同法人(電話0186・62・0408)。

新型コロナ 患者、隔離して運べ 大館市立総合病院 県北初の専用機材 職員らの感染を防止

2020-10-27
隔離型搬送資機材を活用した訓練に臨む消防職員(大館市立総合病院)
 新型コロナウイルス患者からの感染拡大を防ごうと、大館市は陰圧装置付隔離型搬送資機材を導入した。県北では初めて。26日は市立総合病院で資機材を活用した救急搬送訓練を行い、病院間での患者搬送、受け入れ時の対応を確認した。
 コロナ患者に対応する消防隊員や病院職員への感染拡大を防ぐため導入した。購入費は約170万円で、総務省の補助金を活用した。
 隔離型搬送資機材は透明なビニールで覆われており、バッテリー駆動のバキュームシステムで内部を陰圧状態に保つもの。3カ所にフィルターが付いており、空気の入れ替えができるが、内部のウイルスを吸着して外部に流出させない構造となっている。ゴム手袋も取り付けられ、収容後の触診も可能。耐久性の高い素材で、長さ216㌢、幅71㌢、高さ47㌢。
 感染症指定医療機関の市立総合病院では、新型コロナウイルス感染者(疑いを含む)のうち、透析患者、妊婦らリスクの高い患者について2次医療圏を越えて受け入れるケースも考えられ、主に陽性判定を受けた患者を病院間搬送する際に使用する。訓練では妊娠後期の陽性患者を、他地域の医療機関から市立総合病院に搬送するという想定で行った。
 市消防本部職員や同病院の医師、看護師ら18人が参加。防護服に身を包んだ消防職員3人が救急車から搬送資機材を下ろし、ストレッチャーに乗せて病院内へ移送、病院職員へ引き渡した。院内ではその後、陽性患者専用の動線で病室へ移動する流れも確認。他医療機関との情報伝達や、現場での連携も確かめた。
 同病院の桜庭寿志事務局長は「隔離型搬送資機材は患者や病院、消防職員の不安を軽減するもの。院内での感染防止を図りながら、円滑に患者を引き継ぎたい。関係医療機関、消防と連携しながら的確に対応していく」と話した。
 このほか消防本部は今月中に、所有する救急車全4台の運転席と傷病者室の間に隔離壁を設置する予定。佐々木洋一警防課長は「隊員自らの感染防止に努め、市民の安心安全を守っていきたい」としている。

生け花で花の魅力を 大館市内小学校 「花育講座」スタート 長木皮切りに体験活動

2020-10-27
楽しみながら花を生ける児童たち(長木小)
 植物と積極的な関わりを持ち、自然を身近に感じる体験学習「花育教室」が26
日、長木小学校(貝森逸子校長)を皮切りに大館市内の小学校で始まった。北鹿地方では初めての取り組み。子どもたちに花の魅力を知ってもらうとともに、花や緑に親しみ育てる機会を通じて、優しさや美しさを感じる心を育む狙いだ。
 県花きイノベーション推進協議会(渡部謙会長)と花育「一花一葉」推進協議会(大沢重己委員長)の共催事業の一環。両協議会は、花との出合いの場となる公教育「花育授業」の実施・サポートを展開している。
 2017年から県内の生花店から講師を招き、秋田市内の小学校で1~2年生を対象に花育教室「一花一葉講座」を開催。本年度は県農林水産部・園芸振興課の協力で、大館市内の小学校で開かれることが決まった。
 「一花一葉」とは、一輪の花と一枚の葉を使って、自由な発想で「花と葉をデザイン」する生け花の表現方法。講座には市内生花店4店舗(花ドーム、アバフローリスト、クローバー、カネヤ生花店)とJAあきた北が協力。市内産のダリアを使って、4店舗の代表者が講師を務める。
 皮切りとなったこの日は、4店舗の代表者や両協議会員らが来校。1年生16人を対象に講座を開いた。はじめに、花の種類や名前を当てる「お花クイズ」でダリアの種類が3万種類あると教えられると、児童たちは驚きの声を上げた。
 生け花では、児童たちがハサミの使い方や葉脈の切り方を教わり、葉を切ってねじったり、結んだりして楽しみながら、一人一人個性あふれる作品に仕上げた。児童からは「楽しかった」「家に帰って大切に育てる」などの声が上がり、杉田楓乃さんは「お花のことをよく知れたので、もっといろいろな花を見てみたい」と話した。
 講座は12月上旬まで市内8小学校で開く予定。4店舗の代表者が交代で各校を訪問する。花ドームの虻川洋行代表取締役は「この事業を通じて花の魅力を知り、より身近に感じるきっかけになってくれれば」と述べた。

縄文遺跡世界遺産推進シンポ オンラインで来月28日 鹿角、北秋田で上映も

2020-10-27
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが11月28日午後1時半から、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われる。参加無料。鹿角市の大湯ストーンサークル館と北秋田市民ふれあいプラザコムコムで配信を同時上映することにしており、参加者を募っている。
 北東北歴史懇話会(秋田産業サポータークラブ、藤盛紀明会長)と鹿角市、北秋田市が主催し、県教委などが後援。懇話会では東京都を中心に、秋田県の歴史に関するシンポジウムを毎年開催している。本年度は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を支援する目的で県の縄文遺跡をテーマに企画したが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から初のオンラインイベントとして実施する。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して、日本イコモス国内委員会委員長で東京大学名誉教授の西村幸夫さんが画面越しに講演する。終了後は西村さんと藤盛会長の意見交換。このほか、伊勢堂岱遺跡と大湯環状列石について各市教委が説明する。
 視聴方法が分からない人も参加できるよう、ストーンサークル館とコムコムで同時上映も行う。懇話会の藤盛会長は「講師とともに世界遺産登録後の縄文遺跡の未来を考えてみたい。ぜひ参加いただけたら」と参加を呼び掛けている。
 参加希望者はメールで▽氏名▽住所▽出身地(市町村単位)▽メールアドレス▽連絡方法▽開催情報の入手元―を記載して申し込む。オンライン参加は先着90人限定。
 オンライン参加の申し込みは県東京事務所内の石田さんか千葉さん(メールIshida-Kento@pref.akita.lg.jp、電話03・5212・9112)。同時上映への参加申し込みは大湯ストーンサークル館(oyusccenter@city.kazuno.lg.jp)か、北秋田市教育委員会(be-bunka@city.kitaakita.akita.jp)。

大館市山田 地域の魅力動画で発信 県がナメコの収穫など撮影 関係人口の創出へ

2020-10-26
山田部落会が栽培する原木ナメコの収穫作業などを動画撮影した(大館市山田地区)
 首都圏などの大都市在住者に向けて地域の魅力を広く発信し、関係人口の創出につなげようと県は25日、大館市山田地区でPR動画の撮影を行った。キノコの露地栽培や山菜販売など、地域資源を生かした〝ムラビジネス〟に取り組む山田部落会(赤坂実会長)の活動の様子を動画に収めた。
 県が力を入れる「県外在住者と連携した関係人口創出・拡大事業」の一環。大都市在住者に「観光以上移住未満」の立場で地域の活動に関わってもらい、来年度以降の関係人口を増やす狙いがある。当初は首都圏在住者らを本県に招致し、地域住民と活動を共に行うことで地域の魅力に親しんでもらう予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い計画を変更。地域の魅力を収めたPR動画を撮影し、情報発信することにした。
 県地域づくり推進課の佐々木智子主査ら約10人が訪れた。農業生産品の流通・消費などを学ぶ秋田県立大アグリビジネス学科の学生3人も参加し、撮影やキノコの袋詰め作業を手伝った。
 同部落会では2010年から「キノコの里づくりプロジェクト」と題して、原木マイタケや原木ナメコの栽培を開始。自然に近い環境で露地栽培を行うため品質がよく、現在は千葉県のスーパーなどにも販路を拡大しているという。
 一行は同部落会が管理する原木ナメコの栽培場を訪れ、収穫作業の様子を動画に収めた。栽培場にはナラやヤマザクラの原木600本が所狭しと並び、所々でツヤのあるナメコが顔を出していた。赤坂会長は「傘の裏側に薄く膜が張っているのが一番いいナメコ」などと説明しながら、収穫の仕方を解説。指導を受けて大学生らが収穫する様子を撮影した。佐々木主査は「地域住民だけで集落環境を維持していくのは厳しい時代。事業を通じて都市圏の人に地域の魅力を知ってもらい、将来的には都会の人が率先して地域に来てくれるような関係をつくっていきたい」と展望を語った。
 県内の他集落でも同様の趣旨の動画撮影を行っており、山田地区で撮影した動画は編集作業を行った上で来年1月ごろ、首都圏在住者を招いて行うオンライン交流会で上映する予定。赤坂会長は「都会の人に過疎集落について関心を持ってもらういい機会になる」と期待していた。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る