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路面凍結で開通お預け 八幡平アスピーテライン テープカットでPR

2021-04-16
開通式でテープカットを行う関係者(八幡平ビジターセンター)
 鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は15日、山頂部17・6㌔の冬季通行止めが解除された。新型コロナウイルス感染症対策として、開通式は参加を約10人に限定し、テープカットが行われた。この日は山頂付近で路面凍結が確認されたため、蒸ノ湯ゲート―緑ケ丘(岩手)ゲートは終日通行止めとなった。
 開通式は八幡平の春の観光シーズン幕開けをPRしようと毎年開催している。秋田県側では八幡平ビジターセンターで県や市の関係者らが参加した。
 鹿角地域振興局の鎌田雅人局長は「桜と雪の回廊~八幡平ドラゴンアイ観光キャンペーン」にふれ「八幡平ドラゴンアイと全長27㌔にわたる日本一長い雪の回廊、鹿角地域の桜の名所を同時に楽しめる。この地域ならではの魅力を、まずはより多くの県民の皆さんに知っていただくように提案していきたい」とあいさつした。
 鎌田局長、阿部一弘鹿角市副市長など関係者7人によるテープカットの後、八幡平頂上と十和田湖を結ぶ市の予約型観光路線バス「八郎太郎号」が紹介された。
 この日は積雪と路面凍結のため、両県が協議して開通を延期した。開通日当日に終日通行止めとなるのは3年連続。
 蒸ノ湯ゲート前で開通を待っていた奈良県から訪れた中島孝三さん(62)は「大湯環状列石で観光し、秋田八幡平スキー場でスキーを楽しんだ。八幡平のダケカンバはきれい」と話した。
 振興局によると16日以降は天候などに応じて開通するかどうかを判断する。開通後も5月下旬までは、蒸ノ湯―緑ケ丘間で午後5時から翌午前8時半まで夜間通行止めとなる。

マイナンバーカード 申請急増、交付率は25% 大館市 申請書送付など効果

2021-04-16
カードを受け取る市民らが訪れている専用窓口(大館市役所)
 大館市で個人番号カード(マイナンバーカード)の申請が急増している。申請件数は毎月3桁台で推移してきたが、2月は1200件、3月は3400件を超えた。未申請者にQRコード付きの申請書が送付されたことや買い物などに使えるマイナポイントの取得が理由とみられる。3月末の交付率は25・96%で、前年同月比12・54ポイント増。申請増加により、市民課は「カードが届くまで1カ月半から2カ月待ってほしい」と話す。
 制度導入の2015年度以降、市のカード交付枚数は20年3月末現在で9744枚で、交付率は13・42%。20年度の1年間で8832枚を交付し、交付率は25%を超え、市民の4人に1人がカードを手にした。月別の申請件数は月ごとに増え、2月は1863件、3月は3447件となった。
 政府は昨年9月、キャッシュレス決済で利用額の25%、最大5000円分のポイントを還元するマイナポイントを導入。当初ポイントを取得するためのカード申請期限が今年3月末だったため、「駆け込みで申請する動きがみられた」と同課は話す。申請期限は4月末に延長され、「カードを取得していない市民は今月中に申請を」と呼び掛ける。
 また、カードを取得していない人に昨年12月以降、順次QRコード付きの申請書が送付されたことも申請増につながった。スマートフォンで読み取り、顔写真を撮影して登録すると自宅から申請できる。今年10月からはカードが健康保険証の代わりに使える予定となっている。
 市は昨年末、カードの申請支援や交付を行う専用窓口を市役所庁舎の中庭に面した部屋に開設した。カードを受け取りに来る市民などで多い日は150人以上が来庁する。申請後、カード受け取りの案内はがきが届くまで1カ月程度としてきたが、同課は「申請者の増加で1カ月半から2カ月はみてほしい」と理解を求める。はがきは火曜に発送することが多いため、窓口は木、金曜に混む傾向にあるという。
 今月24、25日は市役所本庁舎に休日窓口を開設する。5月6日に予定する新庁舎開庁後は、2階に専用窓口を設置する計画。5月は22、23日に休日窓口を設ける。担当者は「カード受取時の持ち物など不明な点は電話で問い合わせてほしい」と話した。問い合わせは市民課の担当(電話0186・43・7016)。

来園者300万人突破 北欧の杜公園 記念セレモニー 下杉の御所野さんに幸運

2021-04-16
花束を受け取る御所野さん(北欧の杜公園パークセンター)
 北秋田市上杉にある県立北欧の杜公園の入園者数が300万人を突破した。300万人目となったのは、今月11日にパークゴルフ場を利用した同市下杉の御所野勝次さん(73)。記念セレモニーが15日、同公園のパークセンター前で行われ、くす玉を割るなどして節目を祝った。
 北欧の杜公園は1994年5月に開園。約220haの広大な芝生広場を中心に、子ども向け遊具を多数備えたわんぱく広場、トレーラーハウスを常設したオートキャンプ場、テニスコート、パークゴルフコースなどの施設が整備され、県内有数のレジャースポットとして親しまれている。2008年6月には、全国植樹祭が開かれた。
 指定管理者の「北欧の杜パークマネジメント共同企業体」によると、19年度には約16万人が来園するなど、ここ数年は来園数が増加傾向にあった。しかし、20年度は新型コロナウイルスの影響を受け11万5000人となり、前年度から約5万人減少した。「コロナがなければ、昨年の秋から冬にかけて300万人を達成していた」という。
 300万人目の来園者となった御所野さんは、昨年から始めたパークゴルフを楽しもうと11日に来園した際に幸運を射止めた。友人ら4人と訪れた中、「『300万人目です』と告げられ、びっくりした」という。雪解けが進んだことから例年より早くオープンし、公園側が想定したよりも早く節目が「達成」されたため、準備を整えて改めてセレモニーを開くことにした。
 この日も、達成した日と同様に友人らと共にプレーを楽しんだあと、セレモニーへ出席。パークセンターの玄関前に飾られたくす玉を割ったあと、花束が贈られた。御所野さんは「大変光栄なこと。開園当初から、県民歩くスキーのつどいなどで関わってきたが、とてもうれしい。今後もパークゴルフを楽しんでいく」などと話した。

桜開花 平成以降2番目の早さ 大館市が「宣言」 すでに三分咲き まつり15日から露店

2021-04-15
徐々に開花が進む中、露店の開店準備が進む桂城公園
 大館市が桜開花の基準木としている秋田地裁大館支部敷地内のソメイヨシノが咲き、市は14日、開花宣言をした。市観光課や市観光協会によると、1989(平成元)年以降の約30年間で2番目の早さ。近接する桂城公園でも一部で咲き始めており、日からは規模縮小で開催する「大館桜まつり」の露店営業も始まる予定。満開を迎える日も近そうで、北鹿地方にも本格的に桜の季節がやって来た。
 市観光課によると、職員が14日午前8時30分ごろ、基準木で6輪以上開花しているのを確認した。13日朝の時点では5輪未満だったが、日中気温が上がった影響で一気に花が開いた。「既に三分咲きほどになっている」という。
 同課や市観光協会によると、89年以降で開花が最も早かったのは90年の4月13日。今年は、同じく14日だった2002、15年と並んでこの33年間で2番目の早さとなった。新型コロナウイルス感染拡大に配慮して宣言をしなかった20年に比べて5日早かった。
 桂城公園でも、日当たりの良い場所など一部で開花。近年は花の咲き具合が悪い年もあったが、同協会の畠山喜満専務は「今年は花芽が多くついており、きれいに咲きそう。土壌改良の成果が出ているのでは」と話す。過去には開花から2~3日で満開となった年もあり、「あと数日で満開になりそう」と期待していた。
 コロナの影響で規模を縮小して開催する「大館桜まつり」は、開花に合わせて日から同公園内で露店の営業を始める予定。たこ焼きや菓子などの14店が並ぶ見込みで、食堂スペースは設けず、芝生内での飲食は禁止とする。ステージイベントは行わない。
 桜のライトアップは開花状況を見ながら近く開始することにしている。会期は設定しないが、5月3日ごろまでは装飾などを続ける。
 14日には園内の桜を眺める人の姿も見られた。市内各地でも徐々に開花が進んでおり、街は春らしい雰囲気に包まれている。

「ハチとパルマの物語」 試写会で感動の涙 大館の日景さんら主催 50人がオナリ座で観賞

2021-04-15
上映後に作品の魅力を語った益田プロデューサー㊨ら(オナリ座)
 大館市生まれの秋田犬「ハチ」とロシアの忠犬・パルマの物語を題材とした日露共同製作映画『ハチとパルマの物語』の試写会が13日夜、同市の映画館・オナリ座で開かれた。5月末の全国ロードショーに先駆け、撮影に協力した市内関係者約50人が観賞し作品の魅力に触れた。
 試写会は昨年12月に秋田市で開かれて以降、県内では2度目。今回は大館市で自作曲の作詞作曲、配信などを行う音楽クリエーター、日景健貴さん(26)と北鹿4市町村の地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)の共催で実施した。
 国内での一般公開に向けて製作委員会が行ったクラウドファンディングで、日景さんは30万円を支援。返礼として任意の場所で試写会を開催できる「パーソナル試写会」の権利を獲得した。「市内でもロケが行われた同映画を多くの人に見てもらい楽しんでもらうとともに、大館を盛り上げるため一役買いたい」と、同法人を通じて出演したエキストラや市の関係者らを招待した。
 同映画は旧ソ連当時、空港に残されたシェパードのパルマが2年間、飼い主を待ち続けたという実話を基に製作した。家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマの交流が軸。秋田犬も登場し、ハチ公の物語が紹介される場面もある。大館市内や大館能代空港でもロケが行われ、作中に登場。益田祐美子プロデューサーによると、世界四大映画祭の一つ、モスクワ国際映画祭への正式出品も決定したという。
 市観光課によると、ロシアでは3月18日から日本に先行して一般公開が始まり、翌日には5万5860人で動員数トップを記録。週末4日間の累計で30万人超を動員し、ディズニー作品などを抑えて興行成績首位を獲得するなど大反響を呼んでいる。日本国内では5月28日から全国ロードショー。東京、大館で同時封切りを予定している。
 上映中は目頭を押さえる人の姿も見られた。全日空グループの人材派遣事業で、今月から同市地域おこし協力隊に着任した濱田栞さん(27)は「涙が止まらなかった。犬と人とのつながりは世界共通だということを感じた。世界中の多くの人に見てほしい映画」と話していた。

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大館能代空港 早期3往復へ圏域期待 4月28日まで ダイヤ上実現も1往復続く

2021-03-22
午前便だけの運航が続く大館能代空港(20日)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大半の航空便が欠航している大館能代空港(北秋田市脇神)。28日から羽田空港との間を1日3往復(計6便)するダイヤが公表されたが、初日から4便が欠航する予定となった。圏域住民からは感染収束と3往復化の早期実現を願う声が高まっている。
 羽田大館能代間を結ぶ全日空便は現在、午前9時10分羽田発とその折り返し、午後4時20分羽田発とその折り返しの2往復4便。しかし、全国で感染が拡大した1月から欠航や減便が相次ぎ、実際は午前2便が週3日(火・木・土曜日)飛んでいるだけだ。
 全日空が公表したダイヤによると、3往復目は午後1時5分羽田発と、その折り返しで同2時50分大館能代発。これまで運航のなかった昼過ぎの時間帯に2便が加わった。ダイヤ上は3往復化したものの、すでに4月28日まで欠航する予定となっており、実際には午前の1往復運航のままとなる。
 空港ターミナルビル内のレストラン「ポートワン」の山口慎二料理長は「コロナの影響は今が一番厳しい。午後の便が欠航すると、アルコール類の注文が減るので特に痛い」と話す。売り上げはコロナ前と比べ約6割減という。スタッフの配置やメニュー数を減らしてしのぐ日が続き「早く3往復化してほしい」と願う。
 ターミナルビルによると、今月に入り搭乗客数は1便当たり50~70人程度。最盛期には遠く及ばない。太田冬彦総務部長は「新年度に少し状況が改善することを想定した事業計画を立てた。旅行や消費のマインドが早く回復してほしい」と期待する。
 首都圏との往来を抑えていた1都3県の緊急事態宣言(21日まで)が解除されることが決まり、需要回復への好材料となる要素も出てきた。年度末には就職や進学に伴う人の移動が増える見通し。一般向けのワクチン接種も今春、順次始まる予定。4月1~28日の期間は午前の2便が毎日運行する予定だ。
 同空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)の事務局、小松工・大館市移住交流課長は「3往復化の運航時刻が決まったことで、実現への期待がかかる。まずは2往復が復活し、安定的に運行できるようになってほしい」と話した。

大館にファミリーホーム 里親の北林さん開設 「当たり前の生活を」 県北初 家庭の環境で養育

2021-03-22
北林さんは、自宅をリフォームして子どもを受け入れる環境を整えた。左手前は子ども部屋
 さまざまな事情により親元で暮らせない複数の子どもを家庭的環境で養育する「ファミリーホーム」が県北で初めて、大館市に開設された。県内2カ所目。養育里親として男児2人を育てる北林由香さん(54)が、昨年12月から管理者として運営する。自宅をリフォームするなど今後の受け入れ態勢も整え、「子どもたちに当たり前の生活を、当たり前にさせてあげたい」と話す。
 ファミリーホームは小規模住居型児童養育事業と位置付けられ、里親制度を発展させて事業化したもの。養育者の家庭で最大4人の子どもを預かれる里親に対し、最大6人の受け入れが可能になる。養育者のほか、養育補助者を雇用することとしており、3人以上で育てる。養育里親や、児童養護施設等の従業員として一定以上の経験を有する人が開設できる。
 国は家庭的養護を推進しており、一般生活に近い家庭環境で子どもを育てることができるため、全国で開設が進む。県内では2016年に大仙市に1カ所目が設けられ、大館市が2カ所目となった。
 大館市の北林さんは15年ほど前に里親制度を知って登録。夫(51)と暮らす自宅に、11年に当時2歳の男児1人、18年に当時5歳の男児1人を迎え入れた。2人は現在小学生となり、「日々の子育てで大変さはあったが、子どもがいるからこその経験、子どもの反応が楽しい」と充実した日々を過ごす。
 成長を見守る中で「子どもたちとゆっくり生活したい」と考え、県の後押しもあってファミリーホーム開設を決意。仕事を辞め、補助者2人を雇用して態勢を整え、20年12月1日から運営を始めた。
 今後受け入れる子どもが増えることを想定し、自宅のリフォームも実施。座敷を仕切って部屋数を増やし、洗面所や浴室などは多人数で使用できるようにした。「人数が増えても子どもたちのためにできることをしたい。子どもが自分を出しやすい環境を作り、当たり前の生活をさせてあげたい」と話す。
 県地域・家庭福祉課によると、県内で親元を離れて暮らす18歳未満の子どもは20年3月末時点で204人。このうち里親の元やファミリーホームで生活するのは27人。里親等委託率は13・2%で、全国平均20・5%(19年3月末時点)を大きく下回る。里親登録も104組で、同じく低水準となっている。
 同課は「養子縁組で自分の子として育てるという印象が強いが、(養子縁組を必要としない)養育里親や、週末や長期休みのみ養育する形もある。制度の周知を図りつつ、スムーズな養育開始、受け入れ後のサポートに取り組んでいく。手を挙げてくれる人への支援をし、里親を増やしていきたい」としている。
 北林さんは「寝食を共にする人がいるという安心感は大きい。いろいろな形の里親が増えることで、家庭環境を知りながら成長できる子どもが増えていけば。そのために協力していきたい」と語った。

新斎場整備計画 新年度に測量や調査 大館市 25年度中の完成目指す

2021-03-21
小柄沢墓園入り口。写真右奥付近に新斎場を整備する(大館市柄沢)
 大館市は新斎場の整備に向けて新年度、測量や地質調査に着手する。小柄沢墓園内にある現斎場は供用開始から40年以上が経過し老朽化が進んでいるため、墓園入り口付近(柄沢字丸山下)に建て替える計画。市が示した工程表では、測量後、用地買収や実施設計を経て、2024、25年度で造成や新築工事を行い、25年度中の完成を目指す。市民課は「周辺住民から要望があった景観に配慮しながら整備を進める」としている。
 現斎場は1979年に供用開始。火葬炉の大規模修繕を行うなどしてきたが、設備が老朽化し、近年は修繕費がかさんでいた。現在地一帯が土砂災害警戒区域に指定されていることも課題となっていた。
 市の斎場整備庁内検討委員会は、2018年度に「建て替え」を基本方針とし、建設候補地を検討した。第1候補地は小柄沢墓園入り口付近で、昨年7月、周辺町内会や事業所を対象に住民説明会を開催。反対意見は出されず、市は「住民の同意は得られた」として、土地利用計画の策定作業を進めている。
 新斎場を整備するのは、現斎場から約400㍍西側に位置する田や畑、原野からなる民有地。敷地面積は約1万8000平方㍍。小柄沢墓園入り口から進み、すぐ右側に位置する。土砂災害警戒区域を避けた場所に新斎場を建設する方針。現在地より市道に近くなるため、景観や環境面に配慮し、市民課は「施設内で発生する微細な粉じんや有害物質を除去するバグフィルター装置を設置したい」としている。
 市の3月定例議会厚生常任委員会で市民課が整備計画の工程表を示した。21年度は7月以降、現地・用地測量、地質調査、不動産鑑定を計画し、当初予算に関連予算2187万円を計上した。
 22年度は用地買収や基本設計、23年度に実施設計をまとめる。建設工事は2カ年で行い、24年度は造成工事を完了させ、新斎場は25年度中に完成させる予定。年度は現斎場を解体する。
 市民課は「建設地が決定し、次は用地の測量や地質を調べて、どんな建物を建てるかを決めていく。住民説明会で出された景観や環境面に配慮してほしいとの声を踏まえながら、計画の詳細を検討していきたい」と話した。

大覚野峠整備 高度な技術力で「可能」 国交省能代 直轄調査結果、県に送付 大曲鷹巣道路

2021-03-21
 国土交通省能代河川国道事務所は19日、「一般国道105号大覚野峠地区における直轄調査」の結果を、県に送付したことを明らかにした。技術的な課題については「高度な技術力を活用することにより事業実施は可能となる」などとした。
 大仙市大曲と北秋田市鷹巣を結ぶ地域高規格道路「大曲鷹巣道路」(国道105号)として整備を計画。県内の幹線道路の中では、優先整備路線に選定されている。
 北秋田市と仙北市の間の大覚野峠区間は道幅が狭く、急勾配や急カーブが多いほか、雪崩などの災害が散発するなど、整備上の難所とされてきた。事業化に向けた県の検討・調査では地形や地質の課題も明らかとなり、施工には極めて高度な技術を要することが判明。県や沿線自治体で構成する期成同盟会などが、国へ直轄事業での整備を要望していた。
 調査は「国による権限代行実施の検討を行うための調査」として実施したもの。18日には「大覚野峠地区防災対策技術検討会」が秋田河川国道事務所で開かれ、「防災上の課題が多く、整備の必要性がある」ことなどを確認した。
 県へ送付された調査結果の概要によると、この区間は脆弱(ぜいじゃく)な地質からなる地すべり地形や急峻(きゅうしゅん)な山地・谷地形をトンネルで通過するルート計画であることを説明。
 技術的課題には「湧水を伴う断層破砕帯をトンネルで通過することで、湧水による地山の緩みにより切羽や天端の崩落などが想定される」「低強度・膨張性地山(凝灰岩)をトンネルで通過することで、切羽の崩落や壁面の押し出し、底盤の隆起が想定される」ことを挙げた。
 これらについては「切羽前方探査や適切なモニタリング、膨張性地山や断層破砕帯・湧水に対する安定対策など、地山状況に応じた迅速な技術的判断や高度な技術力を活用することにより事業実施が可能となる」とした。
 また、道路に求められる機能の一つとして「自然災害に強い道路」を挙げ、地すべりや落石等で通行止めが発生している現状を改善し、物流等の交通機能の確保を図っていることの必要性を強調。二つめの機能では「物流や観光等の交通機能確保のため『冬期間においても信頼性の高い道路』が求められる」とした。

いずれも「無投票」か 北秋田市長選・市議補選 立候補表明各1人 告示まで1週間

2021-03-21
 任期満了に伴う北秋田市長選挙と、欠員1の発生による同市議会議員補欠選挙は28日に告示される。投票日は県知事選と同じ4月4日。告示まで1週間となったが、立候補を表明したのは市長選、市議補選ともに各1人。いずれも無投票となる可能性が高まっている。
 市長選に向けては、現職の津谷永光氏(69)が昨年の12月定例市議会で4期目を目指して立候補することを表明。「3期目の公約の『人口減少時代への挑戦』を停滞させることなく、コロナを乗り越えて市民が安心して健康に住み続けられるような政策を打ち出し、力強く推し進める役割を担いたいとの思いから出馬を決意した」と述べた。
 これまでに、産業振興や移住・定住の強化、子育て支援の推進など9項目からなる公約を発表。すでに後援会事務所開きを終えるなど、陣営は「選挙戦」を想定した準備を進めている。
 津谷氏のほかには、候補者を擁立しようとする動きはみられず、全くの無風状態が続いている。前回、2017年の選挙と同様、無投票となりそうだ。
 一方、現職市議の死去に伴う市議補選では、今月16日に開かれた立候補予定者説明会に、市商工会青年部の前部長で家電販売業の永井昌孝氏(39)=坊沢=だけが出席。こちらも、無投票となる公算が大きくなった。
 市選管が今月17日現在でまとめた選挙人名簿登録者数は2万7537人(男1万2906人、女1万4631人)。地区別では▽鷹巣地区=1万5009人(男7041人、女7968人)▽合川地区=5319人(男2476人、女2843人)▽森吉地区=4824人(男2277人、女2547人)▽阿仁地区=2385人(男1112人、女1273人)。

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