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ふるさと納税 上半期で2億円超 大館市 新制度始動も微減 下期で最多更新目指す

2019-10-14
 大館市への2019年度ふるさと納税が上半期(4~9月)で2億円を超えた。過度な競争を防ぐ新制度が6月に始まり、経費を寄付額の5割以下に抑えるため専門サイトへの掲載を二つから一つに絞ったものの、返礼割合は2年前に引き下げていたことから影響は前年同期比8%減にとどまった。10月から新たに別のサイトで返礼品を紹介しており、過去最多(18年度7億8605万円)更新を目指す。
 企画調整課によると、上半期は全国から1万681件、2億277万5000円が寄せられた。前年同期に比べ3759件減、1808万3000円減。4、5月の寄付額は前年を上回ったものの、6月以降は1割前後の減となっている。
 寄付者の居住地は東京3277件(5850万3000円)で最も多く、神奈川1530件(2729万7000円)、大阪728件(1411万1000円)、愛知県691件(1390万6000円)と続き、47都道府県全てから寄せられた。
 県外の寄付件数は全体の99・2%。きっかけは「お礼の品」43・9%、「訪れたことがある」6・1%、「出身地または住んだことがある」4・1%、「使い道に賛同した」3・2%などと続き、未回答は39・6%だった。
 寄付の使い道は「環境保全・資源循環」が4424件(8524万3000円)、「子どもの成長支援」2430件(4643万7000円)、「秋田犬関連」1878件(3340万2600円)、「子どもの教育支援」1103件(2108万4000円)、「お年寄りや障害のある人が安心して暮らせるまちづくり」741件(1405万3000円)などだった。
 返礼品は292種類を登録。一番人気はコメ、次いできりたんぽセット、果樹などが選ばれた。9月は中山ナシの注文が多く、品切れとなるほどだった。新制度は返礼品を寄付額の3割以下の地場産品に限り、宣伝などの経費を5割以下と定めている。市は専門サイト「ふるさとチョイス」への掲載を継続する一方で「ふるなび」を退会。10月から「楽天ふるさと納税」に登録した。
 ふるさと納税は、出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税や住民税から控除される。
 

北秋田市議会 「キティ」活用に賛否も 4カ所で報告会 議員と市民が意見交換

2019-10-14
2班に分かれての意見交換も行われた議会報告会(北秋田市のコムコム)
 北秋田市議会は13日、市内4カ所で議会報告会を開き、3月、6月、9月の各定例会や臨時議会、全員協議会での審議について市民に説明した。キャラクターを活用したプロモーション事業については「市のPRにつながるとは思えない。非常に不満」との意見があった一方で「賛成」との声も出された。
 議会改革の一環として行っており今年で6回目。鷹巣地区はコムコム、森吉地区はコミュニティセンター、合川地区は合川公民館、阿仁地区は大阿仁出張所で開催。議員は各会場に5人ずつ、市民は4会場に計40人余りが参加した。3月定例会で可決した19年度一般会計当初予算や6月定例会、9月定例会での補正予算について審議の結果を説明。臨時議会での議案や全員協議会の報告に続き、質問に答えた。
 11人が参加した鷹巣会場では、当初予算で10億8000万円を計上した「し尿処理施設建設事業」について「人口減少が続く中、これだけの予算をかける必要があるのか」との質問が出された。議員は「施設は老朽化が進んでいる。市として必要な施設であり、人口減に対応した施設としている」などと説明した。
 また、キャラクター「ハローキティ」を活用したプロモーション事業に本年度、1947万円の予算が計上されたことには「世界的にポピュラーなもので、北秋田市をPRするものではない」「地元に愛されるキャラクターを開発する努力をするべきで、非常に不満」などの意見が。
 議員からは「議会でもさまざまな議論があった。当局も前年度決算で、成果を数値化するなど努力をしている」と説明。「市は子どもたちに夢を与えることも目的としている。効果はこれから出てくる」とも述べた。市民からは「私は賛成している」との声も。
 このあと、参加者と議員が2班に分かれて市政全般にわたる意見を交換。観光振興策や医療福祉、秋田内陸線の今後など、活発な意見が出された。鷹巣会場では今回、初めて行われたが、市民からは「じっくりと話をすることができた」「今後もやってほしい」と好評だった。

歌い踊って半世紀 鹿角民謡民舞コンクール 60人が熱唱熱演

2019-10-14
元気な歌声を披露する小学生(コモッセ)
 50回の節目を記念した鹿角民謡民舞コンクールが13日、鹿角市のコモッセで開かれた。小学生から一般までの約60人が出場。半世紀にわたる歴史と伝統を胸に熱唱、熱演を披露し、来場者から大きな拍手が送られた。第50代チャンピオン(総合優勝)には阿部光男さん(三謡会)が輝いた。
 鹿角民謡保存会(米田良子会長)の主催。鹿角民謡の保存、発掘、後継者育成を目的に活動しており、コンクールは多くの人々に民謡に親しんでもらおうと1970(昭和45)年から毎年開いている。
 得意曲を歌う自由曲の部、鹿角民謡に限定した課題曲の部、民舞の部の3部門があり、民謡は子ども、16~69歳、70歳以上の年齢別で覇を競う。
 開会セレモニーで米田会長は「毎年来ていただいている皆さんのおかげで50回を迎えることができた」と感謝の言葉。
 続いてコンクールが開演し、出場者が日頃の練習の成果を発揮して自慢の喉や踊りを披露した。特別ゲストや民謡日本一の地元ゲストのショー、会員らのアトラクションなども行われ、ステージを盛り上げた。
 ◇自由曲1部(70歳以上) ①木次谷政子②又賀喜代美③福岡幸子④浅石キヌ⑤近藤雪雄▽奨励賞=板橋ヒサ、中島エコ
 ◇同2部(16~69歳) ①湯沢政幸②湯沢栄喜③篠村慈④柳沢靖子⑤中村京子▽奨励賞=池田和子、関浩美
 ◇民舞(大人の部) ①米田会有志
 ◇課題曲1部(70歳以上) ①阿部光男②又賀喜代美
 ▽同2部(16~69歳) ①柳沢靖子②黒澤一夫③関浩美

「食欲の秋」に舌鼓 本場大館きりたんぽまつり開幕 ドームで14日まで

2019-10-13
初日から多くの人でにぎわいを見せたきりたんぽまつり(ニプロハチ公ドーム)
 第47回本場大館きりたんぽまつりが12日、大館市のニプロハチ公ドームで開幕した。初日から県内外の家族連れや観光客などが多く訪れ、会場内は大にぎわい。行列ができる店舗もあった。さまざまな店のきりたんぽに舌鼓を打ちながら、ステージイベントなども楽しみ、大館の秋を満喫していた。14日まで。
 開会式で、大会会長の中田直文大館商工会議所会頭は「たくさんの方々の協力、努力で開催に至った。おいしいきりたんぽの店が並んでいるが、きりたんぽだけのまつりではない。オール大館で故郷の良さを見直していきたい」などとあいさつ。
 福原淳嗣市長は「台風が近づいており、安全に気を付けてゆっくりと楽しんで」と呼び掛けた。
 会場には108のブースが並び、きりたんぽはもちろん、ご当地グルメや郷土料理も提供。昼前後には長い行列ができる店もあった。キッズマーケットなども盛況で、地元の小学生の元気な声が響き渡った。
 ステージは、今年初めてスタンド席を向く形で設置され、訪れた人たちはゆっくり腰を下ろし、飲食を楽しみながら観賞した。初日はふかわりょうさんの「とんぶりの唄」や松本英子さん、坂本サトルさんのライブなどが繰り広げられた。
 会期中に台風19号の接近が予想されるため、主催の大館食の祭典協議会では、来場者や出店者に注意を呼び掛けている。この日は、カヌー体験などを中止。一部の屋外展示の場所を移動するなど対応した。13日以降も天候次第で随時、対応していく。
 入場無料。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は3時30分)。

96歳「おめでとう」 大館で忠犬ハチ公生誕祭 秋田犬の里で初開催

2019-10-13
雨の中、代表園児らがハチ公銅像に献花(秋田犬の里)
 大館市で生まれた忠犬ハチ公の生誕祭が12日、御成町の観光交流施設・秋田犬の里で行われた。約100人が出席。銅像への献花やバースデーケーキなどで「96歳」の誕生日を盛大に祝った。
 忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会(富樫安民会長)が主催。銅像の移設に伴い、生誕祭もJR大館駅前ハチ公広場から会場を移した。
 あいにくの雨のため、式は屋内で挙行。富樫会長は「犬にまつわる像や神社は全国に23カ所ほどある。慰霊祭やしのぶ会はあるが、誕生を祝っているのはハチ公だけ。国内外で人気の秋田犬に負けないよう頑張りたい」などと述べた。
 同駅の高橋仁司駅長と、大館幼稚園の乳井謙太ちゃん(5)がハチ公像に献花。同園の畠山千夏ちゃん(5)・彩月ちゃん(3)姉妹と、ハチ公生家当主の齋藤良作さん(70)がケーキカット。出席者が大きな拍手で祝った。
 大館南小5、6年生約40人も参加。代表して大沢頼さん(6年)が「飼い犬と散歩したり、遊んだりすると心が通じ合い、元気になる。上野教授の思いもハチに伝わり、つらくてもおなかがすいても、会いたいとずっと待っていたのでしょう」と「ハチ公への手紙」を朗読。「ハチのおかげで大館が知られ、新たなつながりもできている」と感謝した。
 最後に、出席者が唱歌「忠犬ハチ公」を歌い上げた。式後、駅前にある秋田犬群像に会員有志が献花した。
 秋田犬のハチ公は1923年、大館市大子内生まれ。生まれて間もなく東京の上野英三郎博士に引き取られた。35年に生涯を閉じたが、飼い主を待ち続ける物語は世界的に知られている。誕生日は諸説あるが、維持会は11月に生まれたとみて、1カ月早いこの時期に生誕祭を行っている。

9月のニュース

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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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大太鼓の魅力たっぷり 鹿角 ふるさと大響演会 6団体が伝統の演奏

2019-08-26
見事なバチさばきを披露する出演者たち(湯の駅おおゆ)
 鹿角、小坂地域に伝わる大太鼓を集めた「鹿角ふるさと大太鼓大響演会」が25日、鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」で開かれた。6団体が出演し、迫力ある音を響かせた。
 鹿角地域の大太鼓は各種行事に欠かせないもので、古くから集落で受け継がれてきた。大きいもので直径約120㌢、胴長約150㌢、重さ約40㌔以上にもなり、全国的にも珍しい「担いで横たたき」の打法が特徴。
 響演会は「鹿角ふるさと大太鼓の会」(栁沢克三会長)が大太鼓の普及・拡大を図ろうと開催している。「大太鼓への意気込みを、太鼓の音やたたき方で表現し、感動をお届けしたい」と栁沢会長。
 毛馬内、小坂万谷、芦名沢、小坂鴇、小坂町川上地域、錦木古川の6保存会が出演した。打ち手は太鼓を力強く打ち鳴らし、地域の伝承曲を披露。熱のこもったパフォーマンスを繰り広げ、訪れた人たちを沸かせた。毛馬内の横笛の会(浅利重照会長)が横笛の演奏を披露し、盛り上げた。
 

住民主体で災害対応 北秋田 地震想定し訓練 400人が本番さながら

2019-08-26
段ボールを組み立てて間仕切りを作る訓練に取り組む地域住民(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市と県消防協会大館北秋田支部主催の総合防災訓練が25日、北秋田市米内沢地区で行われた。消防や市、地域住民ら約400人が参加。住民が主体となって避難所の開設や災害対応訓練に取り組んだ。
 防災関係機関と住民が災害発生時の実践的な訓練を行い、防災知識の高揚を図るため市消防本部の管内各地で開催している。今回は米内沢地区で行われ、市内外から26団体約400人が参加した。
 訓練は米内沢地区を震源とする直下型地震が発生し、震度6の揺れを観測、家屋の倒壊や土砂災害などの災害が発生した想定で実施した。米内沢診療所、米内沢小、森吉コミュニティセンターの3会場で訓練を行ったほか、ラポール米内沢店の駐車場周辺で防災フェアを行った。
 市の防災ラジオを活用したシェイクアウト訓練の後、12自治会の住民らが森吉コミュニティセンターに集まり、避難所の開設運営訓練が行われた。各自治会長が避難者の人数などを把握した後、総務、救護、物資、施設などの役割を住民に分担。段ボールを組み合わせて作る間仕切りを設置したり、救援物資の仕分けを行う場所を確保したりと、住民一人一人が自分の役割を全うしていた。
 米内沢診療所では傷病者の受け入れや治療、処置の優先順位を判断するトリアージ訓練を展開。北秋田市民病院の災害医療派遣チーム(DMAT)の応援を要請し、次々と診療所に訪れる傷病者役に対応した。米内沢小では地域住民が倒壊した家屋に取り残された人の救出活動や放水体験に取り組み、有事の際の対応を学んでいた。
 

高校生の企画で活性化 遺跡の土産、音楽フェス 北鷹2チームの案採択 県が活動費支援

2019-08-25
プレゼンする北鷹の「最高のお土産作り隊」(MARUWWA)
 高校生が企画する地域活性化の取り組みを県が支援する「若者と地域をつなぐプロジェクト事業」県北地区の公開審査会が24日、大館市御成町のわっぱビルヂング内の共用スペース「MARUWWA(マルーワ)」で開かれた。県北4校5グループがプレゼンテーションを行い、秋田北鷹家庭クラブの2チームが活動経費支援の採択を受けた。
 次代を担う若者の古里への愛着醸成や活性化を狙いに、県が本年度初実施する「あきた若者プロジェクト」の一環。高校生らが地域団体などと連携した取り組みを10件程度選び、経費(最大20万円まで)を支援する。
 全県から計12チームがエントリー。この日の県北会場は北鷹から2、十和田、能代、能代工業から各1グループが、7分間のプレゼンと質疑応答に臨んだ。
 各グループが県や居住地域の課題をとらえ、改善や活性化に向けた取り組みを発表。採択が決まった北鷹は1、2年生12人が6人ずつに分かれて構成。「最高のお土産作り隊」は、伊勢堂岱遺跡の土産品開発を考案。土偶を模したクッキーや木の実を使ったスイーツなどを紹介した。「music girls」は、音楽フェスの開催を柱にした活動を企画。同市出身の作曲家・成田為三の認知度向上やカフェ運営などを盛り込んだ。
 橋本秀樹・県地域づくり推進課長ら3人の審査員が自主性や地域性、協働性などを得点化。北鷹2グループのほか、能代工業も採択された。
 「最高の―」の金子亜里沙さん(2年)は「地域を盛り上げて多くの人が足を運ぶような活動にしたい」、「music―」の森岡遥菜さん(同)は「内容を精査しながらカフェなどできることから動き始めたい」と話した。
 25日には湯沢市で県南地区審査会を開き、3グループ程度の採択を決める。残りの枠については全審査終了後に決定。各グループは年度内に活動を実践し、年度末に成果発表会を予定している。
 

4千年前に思いはせる 鹿角市のストーンサークル縄文祭 世界遺産へ弾み

2019-08-25
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が24日、特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。大勢の市民が訪れ、火おこしや弓矢などの体験を通して、4000年前の縄文人に思いをはせた
 1984(昭和59)年に始まり37回目。開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが太鼓と踊りを披露。
 実行委員会の勝又幹雄委員長は、世界文化遺産への登録を目指す候補として選定されたことを紹介しながら、「登録へ向け、やっとここまできた。遺跡の理解をさらに深めてほしい」とあいさつした。
 開村式の火おこしの儀式は、十和田中の下栃棚雄仁さん(1年)が行い、点火後参加者が縄文音頭を踊った。会場には体験コーナーが設けられ、火おこし、勾玉(まがたま)づくり、弓矢体験を楽しんだ。オカリナサークル「ぽぽろん」がオカリナを演奏し、鹿角民話の会「どっとはらえ」が昔話を語った。
 

消費税ポイント還元 北鹿の102店が登録 国、早めの対応呼び掛け

2019-08-25
 10月の消費税率10%への引き上げに伴うキャッシュレス決済のポイント還元制度をめぐり、今月21日時点で登録申請した県内の中小事業者2775店のうち、審査が完了したのは北鹿地方の102店を含む740店にとどまっていることが経済産業省のまとめで明らかになった。全国では約43万店が申請し、約200万店とされる対象の2割程度。制度開始が近づくにつれて増えるとみられる。
 現金以外で買い物をするキャッシュレス決済は、スマートフォンでQRコードを読み込み銀行口座から支払う「QRコード決済」、後払いのクレジットカード、電子マネーなどがある。これらで支払うと、代金の5%分を購入者にポイントで還元する仕組み。コンビニなど大手チェーンの還元率は2%。10月から9カ月間で経済対策の柱の一つとなっている。
 中小店舗の登録申請は5月中旬に始まった。経産省が23日に公表した申請状況によると、本県は鳥取県(2235店)、高知県(2577店)、佐賀県(2729店)に次いで4番目に少ない。このうち北鹿関係は大館市で59店舗、鹿角市で18店舗、北秋田市で12店舗、小坂町で10店舗、上小阿仁村で3店舗。ガソリンスタンドや飲食店、電化製品の小売店などが目立つ。
 全国で申請した中小事業者は43万1682店。内訳は小売業62%、飲食業15%、その他サービス業24%。2020年4月下旬まで受け付ける。登録にはクレジットカード会社など決済事業者を通じた手続きが必要で、一定の時間がかかる。制度開始直前は申請が殺到する恐れもあり、経産省は早めの対応を呼び掛けている。
 キャッシュレス決済に対応する機器を設置していない中小店では、新たに導入する必要がある。これに対して国が補助するため、店側の負担はゼロとなる。決済手数料は3・25%以下と設定し、このうち3分の1も補助する。
 中小事業者向けの問い合わせは電話0570・000655。
 
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参院選 あす投開票 2陣営 秋田市で「最後のお願い」

2019-07-20
 第25回参院選は20日、運動期間の最終日を迎える。本県選挙区(改選数1)で事実上の一騎打ちを展開する自民党現職と、野党統一で無所属新人の両陣営は大票田の秋田市で選挙カーを走らせ、17日間の戦いを締めくくる。消費増税や老後資金不足問題に端を発した年金制度の在り方などが争点となる中、各候補とも「最後のお願い」に臨む。投開票は21日。
 本県選挙区に立候補したのは、届け出順に自民党現職で再選を目指す中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。
 中泉候補は連日のように閣僚や党幹部らの応援を受け、13日は安倍晋三首相とともに大館市で街頭演説。「厳しい戦いだからこそ皆さんの力が励みになる。ふるさとを強くするために必要なのは政策と予算。しっかりと成果を上げて期待に応えていく」と支持拡大を呼び掛けた。20日は菅義偉官房長官が北秋田市で演説する予定。
 寺田候補は政党色を消した草の根運動に徹している。野党支持層の基礎票を固めつつ、無党派層への浸透を狙う。16日は大館市で演説し、「困難の一つ一つに手を差し伸べられる社会でなければならない。私が背負ったものは今の政治の在り方がおかしいという皆の思い。声を上げられない人たちのために力を貸してほしい」と訴えた。
 石岡候補は県内に事務所を置かず、遊説も行っていない。NHKの受信契約者だけが視聴できるスクランブル放送化を動画投稿サイト「ユーチューブ」で訴えている。
 選挙戦は、10月に控えた消費税率10%への引き上げや憲法改正の是非、経済対策などを巡り、与野党の主張が激突する構図。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安、企業の人手不足への対応も主要な争点に浮上している。
 県選管によると、14日時点で期日前投票を利用したのは有権者87万2895人のうち9万2125人で10・55%。3年前の前回同期に比べ0・9㌽下回っている。

3高校統合 「充実した環境早期に」 県教育庁 小坂高協で理解求める 一部に不満の声も

2019-07-20
小坂高校発展支援協議会で説明する県教育庁の関係者(セパーム)
 鹿角地域の小坂、十和田、花輪の県立3高校の統合校が、現在の花輪高校の敷地に開校することが決まったことについて、県教育庁は18日、小坂高校発展支援協議会に説明した。花輪高校の校舎、敷地を活用することにより、最短期間で開校することができる」とし、地区の子どもたちに「充実した高校教育の環境を早期に提供できる」と理解を求めた。
 町セパームで開かれた同協議会の会合に、県教育庁の渡部克宏教育次長、高校教育課の伊藤雅和課長らが出席。方針決定の経緯について、伊藤課長は鹿角地区の中学校卒業者数の実績と、減少が進む今後の予測値を示しながら、「統合に時間をかけてしまうと、その間に三つの高校とも小規模化が加速する。そのことにより、活力に満ちた魅力ある学校を維持できなくなると予想された」とし、「学校に活力があるうちに統合を進めたい。早期に新しい統合校をつくることが、この地域にとって最も有効であると考えた」と述べた。
 新たな場所へ新校舎の建設については「土地の選定、地権者との交渉、用地の取得や造成、設計、建築の手続きがあり、相当の年数を要する。地区の待ったなしの状況の中で、新しい土地の取得は非常に厳しい。新たな土地を取得するための公費の投入は県民の理解が得られるのか、高いハードルだった」と説明した。
 現在の花輪高校の校舎は2003年の建築で「これからも十分に使用できる。敷地面積は約6万2000平方㍍で、統合校の6クラス規模でも十分活用できる」。統合校は現時点で1学年6クラス規模を予定しており、「産業系の学科、コースの設置も検討している。実習施設が必要になるため、現在の校舎の増改築が不可欠」とした。
 「3高が統合して一つの学校をつくることは、対等の統合」と強調し、「各校の教育課程、特色ある教育活動を引き継ぎたい。小坂高校の伝統や歴史も継承し、統合校の中でより充実、発展させたい」と考えを示した。
 今後は「年度内に基本構想を固め、設置する学科、開校する時期を定めたい。通学に関しては何らかの支援を検討していきたい」と説明した。
 同協議会は小坂高校同窓会、町内の小中PTA、自治会、町などで構成。意見交換で一部の会員は「協議会の存在の意義を大事にするべきだったと思う。報告書と真逆の結論が、協議会への相談がなく県議会に提示されたことは驚き」「今回の決定を、少なくとも協議会に対して説明するべきだったと思う」と、県教委の対応に疑問を呈した。
 渡部教育次長は「協議会の方々への説明は町や市と相談しながら、検討を進めたい。伝え方に関して、反省しなければならない点があったと感じている」と述べた。

北秋田市のくまくま園 子ぐまの名前「和(なごみ)」に 夏休みイベントで公開

2019-07-20
ツキノワグマの「和」(北秋田市提供)
 北秋田市は、阿仁熊牧場「くまくま園」で2月1日に生まれたツキノワグマの名前が「和(なごみ)」に決まったと発表した。20日に開幕する「夏休みイベント」期間中、保育の様子が見学でき大勢の来場を呼び掛けている。
 和は雌で、今春生まれた唯一の子グマ。今季の開園と同時に来園者から名前を募っていた。締め切りの5月末まで1085通の応募が寄せられた。「未使用の名前」など審査基準に従い、飼育スタッフが1点を推薦、決定した。
 命名の由来について市は「令和の一文字を使っている」「甘えん坊でおとなしい性格に合っている」点を挙げた。同名の応募は2件あり、命名者は非公表。イベント開催日の午前11時と午後2時の計2回、約30分間広場で遊ぶ姿を公開する予定。
 イベントの日程は20、21、27、28日と8月3、4日、10~18日。午前9時から午後4時まで。ひぐま舎の中に来場者が入り餌を置く体験や、クイズラリー、フォトコンテスト作品の展示を予定している。
 他に▽27日=リニューアル5周年セレモニー▽28日、8月3、4日=クラフトコーナー▽10~15日=移動動物園―を計画している。27日は入園無料デー。ヒグマの実寸大(2・3㍍)パネルなどをお披露目する。
 8月11、12の両日はくまくま園近くの屋外施設「遊遊ガーデン」で魚のつかみどり(午前10時から午後3時まで)を体験できる。午前11時、午後0時30分、午後1時30分の計3回。通常料金は1人1000円だが、くまくま園の半券提示で半額割引する。釣りは自由。魚などの焼き場を用意している。
 問い合わせは同園(☎0186・84・2626)。

干ばつなど 農産物の生育に影響 エダマメは面積減の222㌶ JAあきた北生産組織協

2019-07-19
生育状況などが報告された生産組織連絡協議会(メモリスあきた北)
 JAあきた北の生産組織連絡協議会(小畑公悦会長)が18日、大館市のメモリスあきた北で開かれ、農畜産物の生育状況を確認した。5月以降の渇水、干ばつの影響で生育が遅れている作物があり、今後の管理で回復を目指すとした。年々作付けを増やしてきた最重点品目のエダマメは、1日現在の栽培面積が前年度比19・3㌶減の222・7㌶。ネギは栽培戸数を増やしたが、それ以外の作物は微減や現状維持で、新規参入者の確保が課題に挙がった。
 最重点品目はエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ。このうち、エダマメは前年度比1戸減の39戸が栽培。本年度の販売金額は2億7000万円を計画した。出荷は例年早い16日から始まったが、JAの担当者は「高温、乾燥から全体的に草丈が短く、さやの付きが少ない。お盆ごろまではやや収量が少ない状態になるのでは」と指摘した。
 アスパラガスは91戸が39・2㌶で栽培し、前年度から3戸、4・6㌶減った。春採りは5月の降ひょうなどで出荷開始が遅れた上、その後も干ばつの影響で品質が低下し、出荷量は例年の3割減。「夏採りの出荷量確保を目指す」とした。ヤマノイモは38戸が20・1㌶で栽培し、1戸、0・4㌶減。3年後に販売額1億円を目指すネギは41戸が10・5㌶で栽培し、4戸、1・2㌶増えた。
 野菜や果樹、花き、菌茸の青果物全体の栽培戸数は466戸で、前年度比19戸減。担当者は「エダマメ、アスパラガスは大規模生産者が栽培を辞めたため、面積が大きく減った」とし、「どの部会も新規参入がなく、栽培面積を増やすには限界がある。新規参入者を掘り起こしていきたい」と述べた。
 果樹部会は5月の降ひょうについて「ナシ、リンゴの被害は深刻。ナシは摘果作業が遅れ気味で、品質、収量に影響するのでは」と報告した。関東地方の日照不足でキュウリなどの価格が高騰する中、「産地リレーがうまくいかず、価格の暴落に発展する懸念がある」との声も聞かれた。
 虻川和義組合長は、同JAと市内の食肉加工販売会社が公正取引委員会から警告を受けたことに触れ、「JAの各部門を精査し、二度と起こらないようにする」と述べた。
 役員改選で、小畑会長と松江俊明、富樫昌幸副会長を再任した。

江戸初期の豪族 地域発展に功績 野尻左京で地域おこし 八幡平の荒町自治会

2019-07-19
左京の功績をたたえる絵地図と荒町の住民(荒町自治会館
 鹿角市八幡平の荒町自治会(畠山隆会長、33世帯)は本年度、鹿角三郷士の一人で江戸初期に地域の発展に貢献した豪族、野尻左京にちなんだ祭りの準備や屋敷跡の整備などに取り組んでいる。祭りは8月14日に同自治会館で開催する予定。市の「集落支援員活動事業」を活用し、左京をデザインした絵灯籠の製作などを進めており、にぎわい創出や交流の輪の広がりに期待される。
 鹿角の三郷士は草木丹後、野尻左京、牛馬長根越後の3人を指し、南部藩以前の支配者とされる。
 野尻左京は江戸初期、花輪館に転封された毛馬内九左衛門の命を受け、夏井村岩崎から野尻まで4㌔におよぶ大規模な水路開削事業を展開。その水路は「三ケ田堰」と呼ばれ、完成により荒町から野尻にかけて稲作ができるようになり、集落が形成されたと伝えられている。三ケ田堰は今も当時とほぼ同じ場所にあり、毎年、住民が堰上げを行っているという。
 荒町自治会はこの半世紀で人口が半数以下となり、今後の自治会活動の維持が重要な課題となっている。こうした中で、今回の地域活性化事業に取り組むことになった。
 同自治会では住民8人が中心となり、7、8年前から野尻左京の調査活動を実施。昨年度は野尻左京研究会(畠山博英代表)を立ち上げ、左京が実在した人物であることを確認したほか、功績や系譜、今に残る痕跡などをまとめた報告書を製作。さらに市の集落支援員活動事業を活用し、左京にあやかった地域活性化の事業計画づくりに取り組んだ。
 本年度は継続事業として計画に基づき活動を進めている。毎年8月14日に開催している夏祭りを「野尻左京祭り」と称して開くこととし、やぐらに設置する絵灯籠2台を新調。のぼり旗も新たに製作する。当日は左京の功績をたたえる絵地図の展示やバーベキューを囲んでの語らいなども計画している。
 灯籠は横180㌢、高さ90㌢。絵は十数年前に描いたことがある阿部仁さん(45)が担当。左京や妻、黄金の怪鳥、豊年満作をイメージし製作を進めている。
 このほか、左京の屋敷跡と推測される場所の周辺を「左京の泉ガーデン」として整備する計画。14日は階段の設置作業を実施した。今秋には左京の墓地跡への由来看板の設置などを行う計画だ。
 畠山博英さん(63)は「もし、野尻左京がいなかったら、荒町はなかったかもしれない」と顕彰する意義を強調。「お盆に帰ってくる荒町の出身者が子どもや孫を連れて来れば、関係人口の増加にもつながるのでは」と事業の成果に期待を込めた。さらに「左京の直系の子孫は小坂町にいる。将来的にはそうしたゆかりのある方々にも参加してもらいたい」と抱負を述べた。
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