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大館市 空き家総数1798戸 5年ぶり 現況調査 「危険度高い」は減少

2020-01-23
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空き家の調査結果が報告された検討委員会(大館市役所)
 大館市は本年度実施した「空き家等現況調査」の結果をまとめた。1798戸の空き家が確認され、総世帯数に占める空き家率は5・9%。5年ぶりの実態調査となり、前回から57戸増加した。危険度が高い建物は解体が進むなどして減少し、利活用できる可能性のある空き家が増えていることが分かった。調査結果を踏まえ、「市空家等対策計画」を改定する。
 庁内の関係各課などで組織する市空き家等対策検討委員会(会長・名村伸一副市長)が22日、市役所で開かれ、現況調査の結果を踏まえ、改定する計画の原案を協議した。
 前回調査は2014年7月~15年6月に行い、1741戸の空き家を確認。16年度から4年間の空き家等対策計画を策定し、対策を進めてきた。
 本年度の調査は4~10月に実施。市内の業者に委託し、前回確認した空き家の状況や、新たな空き住居・空き店舗がないか、市全域を調べた。家屋の状況は▽A=倒壊や建築材の飛散などの危険があり、解体などの緊急度が極めて高い▽B=管理が行き届かず、老朽化・損傷が著しい▽C=管理が行き届いていないが、当面の危険性は少ない▽D=小規模の修繕で再利用が可能―の4区分で判定した。
 この結果、空き家は1798戸(前回調査1741戸)。緊急度の高い「A」は156戸(144戸)、老朽化の激しい「B」は189戸(572戸)、危険性の少ない「C」は639戸(445戸)、再利用が可能な「D」が814戸(580戸)。
 市危機管理課は「中心市街地と比較して周辺地域の空き家率が高い」と分析。「前回よりも危険度が高い建物(AとB)が371戸減少し、危険度が低く利活用の可能性がある建物が増加している」とまとめた。年度に創設した解体撤去費補助制度を活用し、これまでに33件を「特定空き家」に認定し、32件の解体が終了。所有者自らが解体する動きもあり、危険度の高い空き家が減ったとみている。
 改定する計画の期間は20年度から4年間。「空き家等の発生抑制」に重点を置き、施策を盛り込む方針。名村会長は「前回調査から57戸増で、予想に反して増えていないが、中心部から離れた場所ほど増加している。実態を把握した上で計画に反映させていきたい」と述べた。
 27日の市空き家等対策協議会(会長・福原淳嗣市長)でも計画案を協議し、パブリックコメントを経て、再度、検討委、協議会を開き計画をまとめる。

ふるさと納税 初めて1億円突破 鹿角市 PR強化、2億円も目前

2020-01-23
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 鹿角市へのふるさと納税の寄付額が本年度、初めて1億円を突破した。今月20日現在の寄付申込額は1億8000万円余りで、最終的には2億円まで伸びると見込まれている。増加の要因について市はインターネットのポータルサイトでの情報発信の強化や工夫などを挙げている。
 市によると寄付の状況は▽2015年度=73件、5471万円▽16年度=6725件、9215万円▽17年度=6168件、8092万円▽18年度=5411件、7597万円―。
 市が返礼品を贈る取り組みを開始した16年度は過去最高の実績となったが、その後は国が寄付額に対する返礼品の価格割合を3割以下に引き下げたこともあって、17、18年度と2年連続で減少した。
 本年度は新規寄付者の獲得に向け、従来から利用しているポータルサイト「ふるさとチョイス」の特集ページ掲載に加え、新たに「楽天ふるさと納税」のサイトの利用を開始するなど取り組みを強化。
 この結果、昨年11月までの状況は例年の寄付額の2倍強で順調に推移した。さらに、所得税控除の期限となる12月は駆け込み効果もあって例年の4倍程度まで急増。この1カ月間だけで寄付額は8000万円を超え、18年度1年間の実績を上回る好調ぶりだった。
 本年度の寄付申し込み状況は20日現在で1万3447件、1億8083万円。過去最高を更新し、大台の1億円を初めて突破しただけでなく、2億円に迫る勢いだ。
 こうした中、寄付者に対する返礼品の購入費やふるさと納税サイト利用料などの経費は、昨年の9月市議会に続いて12月市議会でも追加補正を行ったほか、年末年始に職員が事務手続きの対応に追われるなど、うれしい悲鳴を上げる状況となった。
 市は「ポータルサイトを増やすなどプロモーション効果を高めたことが増加の要因の一つ。返礼品の取り扱いを市内業者に委託したことで、返礼品となる特産品の生産者の顔が見える情報発信などが図られたことも大きい」と捉えている。
 現在の返礼品数(一部品切れあり)は「ふるさとチョイス」が135件、「楽天」が77件。「ふるさとチョイス」で人気上位は①リンゴ(サンふじ)②リンゴ(シナノスイート、シナノゴールド)③アップルパイ④比内地鶏きりたんぽセット⑤幸楽ホルモン⑥リンゴ―。

職員提案、4件表彰 北秋田市 市長賞「協働で子育て支援」

2020-01-23
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職員提案の表彰式(北秋田市役所)
 北秋田市が取り組む職員提案制度の2019年度表彰式が22日、市役所で行われ、市長賞1件と優秀賞3件の提案者に、津谷永光市長から表彰状などが贈られた。
 業務改善や市民サービス向上を図ろうと、2013年度から実施している制度。職員から広くアイデアを募り、優れた提案は年度ごとに表彰している。
 募った提案は▽新しい事業や業務改善などの「自由課題」▽すでに実践している取り組みの「実績報告」▽年度ごとのテーマ―の3種類。本年度のテーマ提案は「友好交流都市・国立市との交流活性化」「ふるさと大使を活用したシティプロモーション」「内陸線の乗車促進」とした。
 総合政策課によると、本年度は自由課題提案に19件、実績報告提案とテーマ報告提案に各3件の計25件の提案があった。前年度は12件だったことから、2倍以上となっている。審査の結果、7件の提案を採用、このうち4件に賞を贈ることにした。
 市長賞に選ばれたのは「商業施設との協働による子育て支援事業」で「子育て支援施設を商業施設と連携して整備する。これにより、市の財政負担軽減を図ることができるほか、市民の利便性向上が期待できる」との内容。提案者は職員の任意グループの「きたあきたパパサークル」(戸沢元継、小林慶両代表)。「既存の商業施設を活用する」との視点が評価された。
 優秀賞には「グーグルマップを活用した情報発信」を提案した高橋了介さん(商工観光課地域おこし協力隊)、「市民の目線に立った庁舎案内表示の改善」を提案した米澤田茂さん(会計課長)、「有資格職員等の効果的な活用」を提案した倉内雅英さん(都市計画課主任)が選ばれた。
 それぞれの職員に表彰状を手渡した後、津谷永光市長は「今年は多くの提案があった。業務の効率が上がり、市民サービスの向上につながっていく。提案を実行し、実現していく」などと述べた。

秋田犬ツーリズム 地域の強み視覚化へ 観光意識調査 北秋田市で始まる

2020-01-22
診断ツールを活用した観光地域意識調査が始まった(北秋田市文化会館)
 大館、北秋田、上小阿仁、小坂4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)による観光地域意識調査が21日、北秋田市文化会館で始まった。米国を中心に活用されている観光地域診断ツール「Destination NEXT」を用いた調査で、アジアでは初めての試み。観光地としての発展度や地域との協力関係を診断し、地域の強みを視覚化することを目指す。24日まで、大館、北秋田両市で実施する。
 調査はオンライン回答で、「観光地域としての発展度」と「地域との協力関係」が大きなテーマ。発展度については「ブランド」「宿泊施設」「飛行機アクセス」などの項目があり、「全くそう思わない」から「強くそう思う」までを5段階で評価。「協力関係」は「地域産業による支援」「おもてなし文化」「地域住民による支援」など。具体的には「当地域には外国人観光客の多様な言語ニーズに対応できる」、「地域住民は観光産業に対し一般的な理解があり、好意的な印象を持っている」などの質問があった。
 午前の部の回答によると、自然文化を強みに思っている人が多かったほか、交通アクセスの重要度が比較的高かった。外国人観光客に対し、住民が不満に感じている度合いは低く、「これから受け入れられる可能生は高い」という診断もあった。
 調査に参加した北秋田市商工会の吉田忍さんは「質問されて答えることにより、地域の良い点、悪い点に気付くことができた。共通認識も得ることができ、それをどう取り組んでいくのかが大事になると思う」と話していた。
 「Destination NEXT」はカナダの調査分析会社が開発。これまで11カ国230地域での実績がある。秋田犬ツーリズムでは、昨年11月、観光庁の打診を受けて参加した米国のDMO関係のサミットで、地域との関係を調査する必要性を確認。カナダから調査員を招いた、アジア初の観光意識調査を企画した。
 調査には4市町村の観光関連事業者、行政関係者、各市町村議員、地域住民などが参加し、200回答を目指す。3月下旬に報告会を予定しており、調査結果を基に地域づくりについて意見交換する。

特別職報酬 8年連続「据え置き」 大館市の審議会 諮問通りに答申 厳しい財政など理由

2020-01-22
福原市長に答申する荒川会長㊧(大館市役所)
 大館市特別職報酬等審議会(荒川邦隆会長)は21日、2020年度の市長・副市長・教育長給料と議員報酬をいずれも諮問通り「据え置き」とするよう福原淳嗣市長に答申した。本庁舎建設に多額の費用を要し、人口減に伴う市民税の減収など市財政が依然として厳しく、「引き上げは難しい」と判断。市長は「答申を尊重する」と述べた。
 今月10日の審議会で市長はいずれも「据え置き」とする案を諮問していた。10年から12年まで引き下げが続き、据え置きは13年以降8年連続(国の要請を受け13年7月~14年3月の期間限定で引き下げた暫定措置を除く)。現行の給料・報酬月額は市長万2000円、副市長85万6000円、教育長67万2000円、議長41万2000円、副議長37万5000円、議員35万7000円となっている。
 荒川会長が市役所を訪れ、市長に答申書を手渡した。答申理由として一般職給料が16年4月から平均0・74%引き下げられ、3年間の現給保障が行われたものの回復していない現状を挙げ、「市財政は本庁舎や駅舎建設に多額の費用を要するとともに都市計画税の廃止、普通交付税、たばこ税や市民税の減収など依然として厳しい状況にある」と指摘。
 その上で昨年の答申に「来年は引き上げを実現したい」と添えた付帯意見や職責の重要性を認識しつつ、景気回復の実感が得られない市民感情、人事院・県人事委員会勧告で一般職給与の引き上げ幅がわずかだったことなどを総合的に検討した結果、据え置きが妥当と結論づけた。
 今月1日時点の特別職給料・報酬を県内13市と比較すると、市長と副市長は6番目、教育長が9番目、議長が7番目、副議長と議員が6番目。秋田市や男鹿市など暫定的に減額している報酬額を勘案すると、市長は4番目、副市長が5番目、教育長が7番目となる。
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北秋田市の熊牧場 入場者 前年比600人増 利活用推進協 4~11月まで1万9千人

2019-12-25
阿仁熊牧場の利活用推進協議会(北秋田市阿仁庁舎)
 県や北秋田市、関係団体などで構成する阿仁熊牧場利活用推進協議会(会長・庄司浩久県生活衛生課長)は24日、本年度2回目の会合を市阿仁庁舎で開き、本年度の実績を確認するとともに2020年度の計画などを協議した。ゴールデンウイーク(GW)が10連休となったことなどから、オープン期間中の来場者は前年度を600人余り上回った。
 本年度はリニューアル5周年となったことから、7月に記念のセレモニーと夏休みイベントを開催。また、GW期間中にオープニングイベント、10月下旬から閉園する11月4日までの期間に「ハロウィーンイベント」を開くなどしながら、誘客に努めた。
 この結果、4月のオープンから11月の閉園までの入場者数は1万8924人となり、前年度の1万8289人と比べ635人の増加。GW期間中の入場者は、前年同期を1053人上回る5914人だった。
 20年度の利用促進事業については、県と市がそれぞれ、計画を説明。市は4月下旬からGWに合わせたオープニングイベント、7月下旬から8月中旬に夏休みイベント、冬期閉園前の10月下旬から11月上旬にハロウィーンイベントを開催。クマについての出張講座や、秋田市の大森山動物園との連携企画も計画している。
 誘客対策では、園内の展示のリフレッシュのほか、写真コンテスト等の開催も予定。「来場者アンケートの結果、ホームページをきっかけとした来園者が多かった」として、ホームページへの誘導を意識しながらSNSなどを活用した情報発信に努めるとした。
 県はこれまで通り小中学校を対象にした校外学習の誘致など、北秋田地域振興局は市内の小学校を対象にした「動物といのちの学習会」を開催する予定。このほか、「クマの事故防止に向けて、熊牧場の知識を役立てる」ための事業についても検討を進めていく。

「木育ひろば」オープン 親子で触れて楽しんで大館市 女性センター 木の玩具40種類

2019-12-24
木のぬくもりがあふれる木育広場(大館市女性センター)
 大館市は23日、木製おもちゃの遊びを通して木や森林に親しんでもらう「木育ひろば」を女性センター(根下戸新町)に開設した。遊び場を求める子育て世代の声を受けて整備したもので、壁や床も県産材で改装。初日はたしろ保育園の子どもたちが招かれ、早速木のぬくもりを感じながら楽しんだ。
 県水と緑の森づくり税事業関係補助金を活用し、親子で木のぬくもりに触れてもらおうと1階託児室約40平方㍍をリニューアルした。床材には温かみのある県産樺材、腰壁には秋田杉の無垢(むく)材を使った。事業費約330万円。
 直径約1㍍の「秋田杉のたまごプール」や、伝統工芸品・大館曲げわっぱから生まれた「百年杉の森の積み木」など40種類のおもちゃを用意。ヒノキやブナなど幅広い樹種で作られている。初日は東京おもちゃ美術館(新宿区)のインストラクターが遊び方を指導した。
 オープニングセレモニーで福原淳嗣市長は「市民から要望が多かった、子どもと一緒に屋内で遊ぶ広場をオープンできたことを喜ばしく思う。かねて林産県の誇りを、次代を担う子どもたちに伝えたかった。木を基軸に子育て環境を整え、全ての世代が豊かに暮らしていける取り組みということで、9月にウッドスタート宣言を行った。これまで以上に木育環境を充実させたい」とあいさつした。
 子どもたちは木のブロックを積んだり、木琴をたたいて音を出したりと遊びに夢中。近所に住む虻川律子さん(37)は長男の奨護(しょうご)ちゃん(1)と訪れ、「木のいい匂いがする。近くに屋内の遊び場ができてうれしい」と話していた。
 利用時間は午前9時から午後9時(土曜は午後5時)まで。休館日は日曜、祝日、年末年始(12月28日~1月5日)。職員は常駐しないため、必ず保護者が同伴するよう呼び掛けている。無料。問い合わせは女性センター(☎0186・49・7028)。
 市は1月中旬以降、有浦児童会館にも木のおもちゃ35種類をそろえる予定。木育活動「ウッドスタート宣言」に基づき、来年度から新生児に木のおもちゃを贈る。

戸籍などのコンビニ交付 来年2月中旬から開始 北秋田市 個人番号カード交付増策も

2019-12-24
 北秋田市は本年度、戸籍等の証明書類をコンビニエンスストアで交付するサービスの提供に向けた準備を進めている。現在はシステムの改修などが行われており、サービスの開始は来年2月中旬を予定。マイナンバーカードの取得向上策では「夜間・休日申請の受け付けも計画したい」としている。
 コンビニ交付は、コンビニエンスストアのマルチコピー機を操作して証明書を受け取ることができるサービス。対象となる証明書は▽住民票の写し▽住民票記載事項証明書▽印鑑登録証明書▽戸籍謄本・抄本▽戸籍の附票の写し▽所得課税証明書。利用するためにはマイナンバーカードを取得する必要がある。
 市によると、地方公共団体情報システム機構(J―LIS)への申請や、関係条例などの整備はすでに終えており、現在はシステムの改修や証明発行サーバの構築などを行っている段階。今後、ネットワークの接続確認やシステム確認試験、業務運用試験などを経て、2月の中旬からサービスを開始することにしている。
 証明書類の取得可能時間は、戸籍関係の証明が平日の午前9時から午後5時。戸籍関係以外のものは土曜、日曜、祝祭日を含む午前6時半から午後11時。
 戸籍関係の証明発行が平日に限られることについて市民課は「戸籍関係証明の交付時間は、法務局に届け出ている時間帯に限られる。平日の開庁時間である午前8時半から午後5時15分の中で、夜間や休日の届け出に係る戸籍の変動に伴い、交付に制限をかける必要がある」などと説明した。
 マイナンバーカードの交付は、今年10月末現在、申請が3746件、交付が2937件。人口比は申請件数で11・87%、交付件数で9・31%となった。
 交付件数の増加対策について市民課は「10月19、20の両日開かれた市産業祭でPRコーナーを設置したところ、2日間で63人からの申請を受け付けた。そのほかにも200人を超える人に申請方法を説明した」と説明。今後については「イベントや出前講座等での周知を図るとともに、出張申請や夜間・休日申請の受け付けなども計画しながら、普及に努めたい」と話した。

鹿角 建設現場のメリーXマス あんとらあ大規模改修 施工の3社、ムード演出

2019-12-24
建設現場で幻想的な光を放つイルミネーション(あんとらあ)
 大規模改修工事が進められている鹿角市花輪の道の駅かづの「あんとらあ」。建設現場の足場に飾り付けられたイルミネーションがクリスマスの雰囲気を演出し、通行する住民らの目を楽しませている。
 改修を手掛ける田中建設、イトウ建材店、タカヤ電工舎の3社でつくる安全協議会が設置したもの。殺風景になりがちな建設現場の環境整備や建設業のイメージアップを図ろうと、クリスマスツリーや雪の結晶などをかたどったLED電球を今月上旬から点灯している。
 時間は日没から午後10時半まで。場所は現トイレの南側で国道282号からも見える。
 仮囲いの塀などにイラストをデザインしている建設現場は多いが、イルミネーションを飾った現場は全国的にも珍しい。同協議会によると「設計を担当した歴史環境計画研究所(東京都)がフェイスブックで紹介したところ好評だった」という。
 当初は20日に撤去する予定だったが、反響もあって25日まで延長した。その後の再延長については「『メリークリスマス』の文字を『ハッピーニューイヤー』に変えられれば良かったが、工程の関係で足場を解体せざるを得ない」といい、クリスマスで見納めとなる。

未来の足へ市民試乗 大館で自動運転体験会 高齢化進み高まる期待 「実用化早く」の声も

2019-12-23
地域住民が試乗した自動運転サービス体験会(秋田犬の里)
 大館市は22日、観光交流施設・秋田犬の里(御成町)で自動運転サービス体験会を行った。ハンドルもアクセルもない小型カートタイプの電気自動車を用意し、事前に申し込んだ市民ら約70人が試乗。事故を起こす不安から運転をやめる高齢者が増える中、「早く実用化して生活の足を確保してほしい」などの声が聞かれた。
 使用した車両はゴルフカートを改造したもので、3次元地図を基にセンサーで位置を確認しながら進む。駐車場内の約700㍍コースを時速5~10㌔で周回。小学校低学年から80歳まで幅広い年齢層が体験した。
 一番乗りした酒井一彦さん(63)=上代野=は「本当に自動で動いたのでびっくり」と興奮ぎみ。「高齢になり、いつまでも運転免許を持っているわけにいかない。何とか自動運転技術で生活の足を確保してほしい」と語った。
 夫婦で試乗した女性(64)は「ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が最近多いので、早く自動運転サービスが実用化すればいい。ゆくゆくは自分もお世話になると思うので」と期待を寄せた。
 高齢化が急速に進む中、バスやタクシーを利用するニーズが高まる一方、運転手の人手不足が深刻化している。福原淳嗣市長は2期目の公約で自動運転実証実験誘致を掲げ、7月から秋田大理工学部の浜岡秀勝教授(交通工学)と意見交換を重ねる中で市内初の体験会にこぎ着けた。各地で自動運転実験を行うソフトウエア開発のアイサンテクノロジー(名古屋市)、建設コンサルタントのオリエンタルコンサルタンツ(渋谷区)の協力を得た。
 開会セレモニーで福原市長は「大館だからこそ一人でも多くの交通弱者に自動運転技術を体験してもらい、暮らしがつながっていくことをイメージできたらいい」とあいさつ。浜岡教授は「乗り物が利用者の気持ちに合うことが重要。体験会を通じてシステムをもっと改善していきたい」、アイサン社の佐藤直人取締役は「これまでに約50カ所で体験会を開き、今回が最北端。単に走らせるだけでなく、市民のためになるサービスを追求したい」と述べた。
 市は次の段階として、来年度にも公道を使った自動運転の実証実験を行いたい考え。
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