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東京パラリンピック 大館で1年前イベント 選手も参加 競技体験し関心高める

2019-08-26
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開会セレモニーで気勢を上げる関係者や田口選手(右から3人目)ら(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックの開幕まであと1年となった25日、大館市は記念イベント「Road to GOLD」を同市のタクミアリーナで開いた。パラリンピック出場を目指すゴールボール男子日本代表の田口侑治選手(28)やプロバスケットボールBリーグ1部(B1)・秋田ノーザンハピネッツ(NH)の選手2人によるトークショー、パラスポーツ体験を用意。市民ら約200人が来場し、アスリートと触れ合いながら競技について理解を深めたほか、大会への関心を高めた。
 市では9~10月に、パラリンピック出場が見込まれるタイのボッチャ・陸上競技両代表チームの事前合宿を受け入れることが決まっており、タイチーム応援の機運醸成につなげようとイベントを企画。東京五輪・パラ組織委員会から「東京2020応援プログラム」として認証を受けた。
 開会セレモニーに続き、田口選手、秋田NHの中山拓哉選手(25)と伊藤駿選手(29)によるトークショーを実施。田口さんは先天的に目に障害があり、「仕事では難しさを感じることもあった」と明かした。目隠しをして鈴の入ったボールを投げ合うゴールボールの魅力について「目の情報がない中で、音や声を頼りに感覚を研ぎ澄ませるスポーツ。激しさもあり面白い」とPRした。
 続いて、秋田NHの両選手や高校生らが田口選手から教わりながらゴールボールに挑戦。「しゃがんで耳を近づけ、体の正面でボールを受け止めて」などと助言を受けた。田口選手が技術を披露する場面もあり、来場者から歓声が上がっていた。
 菅原美歩柚(みふゆ)さん(国際情報高1年)は「全く見えず怖いし、思うように体が動かない。(目隠しをして)思いっきり体を動かす田口選手がかっこいいと思った」と話した。
 会場にはタイの民族衣装や菓子を並べたコーナーも設けられた。ゴールボールのほか、ブラインドサッカー、ボッチャの体験も用意され、家族連れらが汗を流した。
 タイの事前合宿地となった市では、受け入れ準備が進んでいる。市と連携してモスバーガー大館中道店では9月から、タイ語のメニュー表も用意される。市教委スポーツ振興課は「大会まであと1年となり、企業との連携も増えてきた。さらに多くの市民に関心を高めてもらえるよう努めていきたい」としている。
 

大太鼓の魅力たっぷり 鹿角 ふるさと大響演会 6団体が伝統の演奏

2019-08-26
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見事なバチさばきを披露する出演者たち(湯の駅おおゆ)
 鹿角、小坂地域に伝わる大太鼓を集めた「鹿角ふるさと大太鼓大響演会」が25日、鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」で開かれた。6団体が出演し、迫力ある音を響かせた。
 鹿角地域の大太鼓は各種行事に欠かせないもので、古くから集落で受け継がれてきた。大きいもので直径約120㌢、胴長約150㌢、重さ約40㌔以上にもなり、全国的にも珍しい「担いで横たたき」の打法が特徴。
 響演会は「鹿角ふるさと大太鼓の会」(栁沢克三会長)が大太鼓の普及・拡大を図ろうと開催している。「大太鼓への意気込みを、太鼓の音やたたき方で表現し、感動をお届けしたい」と栁沢会長。
 毛馬内、小坂万谷、芦名沢、小坂鴇、小坂町川上地域、錦木古川の6保存会が出演した。打ち手は太鼓を力強く打ち鳴らし、地域の伝承曲を披露。熱のこもったパフォーマンスを繰り広げ、訪れた人たちを沸かせた。毛馬内の横笛の会(浅利重照会長)が横笛の演奏を披露し、盛り上げた。
 

住民主体で災害対応 北秋田 地震想定し訓練 400人が本番さながら

2019-08-26
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段ボールを組み立てて間仕切りを作る訓練に取り組む地域住民(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市と県消防協会大館北秋田支部主催の総合防災訓練が25日、北秋田市米内沢地区で行われた。消防や市、地域住民ら約400人が参加。住民が主体となって避難所の開設や災害対応訓練に取り組んだ。
 防災関係機関と住民が災害発生時の実践的な訓練を行い、防災知識の高揚を図るため市消防本部の管内各地で開催している。今回は米内沢地区で行われ、市内外から26団体約400人が参加した。
 訓練は米内沢地区を震源とする直下型地震が発生し、震度6の揺れを観測、家屋の倒壊や土砂災害などの災害が発生した想定で実施した。米内沢診療所、米内沢小、森吉コミュニティセンターの3会場で訓練を行ったほか、ラポール米内沢店の駐車場周辺で防災フェアを行った。
 市の防災ラジオを活用したシェイクアウト訓練の後、12自治会の住民らが森吉コミュニティセンターに集まり、避難所の開設運営訓練が行われた。各自治会長が避難者の人数などを把握した後、総務、救護、物資、施設などの役割を住民に分担。段ボールを組み合わせて作る間仕切りを設置したり、救援物資の仕分けを行う場所を確保したりと、住民一人一人が自分の役割を全うしていた。
 米内沢診療所では傷病者の受け入れや治療、処置の優先順位を判断するトリアージ訓練を展開。北秋田市民病院の災害医療派遣チーム(DMAT)の応援を要請し、次々と診療所に訪れる傷病者役に対応した。米内沢小では地域住民が倒壊した家屋に取り残された人の救出活動や放水体験に取り組み、有事の際の対応を学んでいた。
 

高校生の企画で活性化 遺跡の土産、音楽フェス 北鷹2チームの案採択 県が活動費支援

2019-08-25
プレゼンする北鷹の「最高のお土産作り隊」(MARUWWA)
 高校生が企画する地域活性化の取り組みを県が支援する「若者と地域をつなぐプロジェクト事業」県北地区の公開審査会が24日、大館市御成町のわっぱビルヂング内の共用スペース「MARUWWA(マルーワ)」で開かれた。県北4校5グループがプレゼンテーションを行い、秋田北鷹家庭クラブの2チームが活動経費支援の採択を受けた。
 次代を担う若者の古里への愛着醸成や活性化を狙いに、県が本年度初実施する「あきた若者プロジェクト」の一環。高校生らが地域団体などと連携した取り組みを10件程度選び、経費(最大20万円まで)を支援する。
 全県から計12チームがエントリー。この日の県北会場は北鷹から2、十和田、能代、能代工業から各1グループが、7分間のプレゼンと質疑応答に臨んだ。
 各グループが県や居住地域の課題をとらえ、改善や活性化に向けた取り組みを発表。採択が決まった北鷹は1、2年生12人が6人ずつに分かれて構成。「最高のお土産作り隊」は、伊勢堂岱遺跡の土産品開発を考案。土偶を模したクッキーや木の実を使ったスイーツなどを紹介した。「music girls」は、音楽フェスの開催を柱にした活動を企画。同市出身の作曲家・成田為三の認知度向上やカフェ運営などを盛り込んだ。
 橋本秀樹・県地域づくり推進課長ら3人の審査員が自主性や地域性、協働性などを得点化。北鷹2グループのほか、能代工業も採択された。
 「最高の―」の金子亜里沙さん(2年)は「地域を盛り上げて多くの人が足を運ぶような活動にしたい」、「music―」の森岡遥菜さん(同)は「内容を精査しながらカフェなどできることから動き始めたい」と話した。
 25日には湯沢市で県南地区審査会を開き、3グループ程度の採択を決める。残りの枠については全審査終了後に決定。各グループは年度内に活動を実践し、年度末に成果発表会を予定している。
 

4千年前に思いはせる 鹿角市のストーンサークル縄文祭 世界遺産へ弾み

2019-08-25
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が24日、特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。大勢の市民が訪れ、火おこしや弓矢などの体験を通して、4000年前の縄文人に思いをはせた
 1984(昭和59)年に始まり37回目。開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが太鼓と踊りを披露。
 実行委員会の勝又幹雄委員長は、世界文化遺産への登録を目指す候補として選定されたことを紹介しながら、「登録へ向け、やっとここまできた。遺跡の理解をさらに深めてほしい」とあいさつした。
 開村式の火おこしの儀式は、十和田中の下栃棚雄仁さん(1年)が行い、点火後参加者が縄文音頭を踊った。会場には体験コーナーが設けられ、火おこし、勾玉(まがたま)づくり、弓矢体験を楽しんだ。オカリナサークル「ぽぽろん」がオカリナを演奏し、鹿角民話の会「どっとはらえ」が昔話を語った。
 
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8強に4チーム 北鹿360歳野球 真夏の戦い、正念場へ

2019-07-29
3回戦熊球-ロマンス、熊球は7回2死三塁、振り逃げで一塁送球のすきをついて三浦がサヨナラのホームを踏む(長根山球場)
 第2日の28日は大館市長根山、田代の両球場で2、3回戦計10試合を行った。昨年優勝の秋田MAJESTICや、一昨年王者の北秋アローズを破った花輪クラブ、逆転サヨナラ勝ちの熊球クラブ、打線好調の二井田ハチ公ズが8強入りを決めた。このほか、最多優勝記録を持つ鷹巣野球クラブなども順当に勝ち進んだ。第3日の8月3日は両球場で3回戦の残り4試合と準々決勝を行う。
 結果は次の通り。
 ◇2回戦
大館桂友クラブ19-8 59ERS
レジャース 5-4 花矢クラブ
ノース☆ヤンキース 15-0 西館クラブ
レイダース 19×-1 大館圏域ふくし会
花岡クラブ 14-3 フルスイング
鷹巣野球クラブ 3-1 大館メジャーズ
 ◇3回戦
熊球クラブ 6×-5 大館ロマンスグレーズ
二井田ハチ公ズ 10-7 大館ベースボールクラブ
秋田MAJESUTIC 1-0 扇田クラブ
花輪クラブ 10-4 北秋アローズ

真夏の球宴が開幕 ベテラン球児躍動 16強にまず10チーム

2019-07-28
紅鷲旗を懸けた熱戦が開幕した(扇田クラブ―大館球友クラブから、田代球場)
 第69回北鹿360歳野球大会(北鹿新聞社主催)は27日、大館市長根山、田代、達子森の3球場で開幕した。今回は33チームが参加。初日は1、2回戦11試合を行い、紅鷲旗を懸けたベテラン選手の球宴が始まった。雨がちらつくあいにくの天候となったものの、グラウンド上では白熱の攻防が繰り広げられた。第2日の28日は長根山、田代で2回戦6試合と3回戦4試合を行う。
 ◇1回戦
大館メジャーズ 5-1 寿し藤
 ◇2回戦
ミドルパワーズ 23-1 田代スターズ
大館マリナーズ 8-1 大館ロートル
大館球友クラブ12-4 扇田クラブ
秋田MAJESTIC 17-0 花友会
北秋アローズ 3-2 東館バッファローズ
花輪クラブ 5-0 ニプロ
熊球クラブ 8-4 大館三中クラブ
成章クラブ 4-3 大館ロマンスグレーズ
二井田ハチ公ズ 9×-8 大湯リバーズ
大館ベースボールクラブ 7-3 かづのクラブ

「命を大切に」5周年 北秋田市のくまくま園 子グマ「和」も人気

2019-07-28
お披露目されたヒグマとかけるくんのパネル(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の阿仁熊牧場「くまくま園」で27日、リニューアル5周年を記念したセレモニーが行われた。「ヒグマの等身大パネル」などをお披露目したほか、協力団体への感謝状贈呈などで節目の年を祝った。夏休みが始まったこともあり、朝から多くの家族連れが来場。2月に生まれたツキノワグマの子グマ「和(なごみ)」の展示も人気を集めた。
 阿仁熊牧場は、旧阿仁町時代の1989年にオープン。2014年7月には、秋田八幡平クマ牧場で飼育されていたヒグマを受け入れる形で、リニューアルオープンした。現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ48頭の計65頭を飼育している。
 今月でリニューアル5周年を迎えたことを受け、20日から記念イベントをスタート。子グマの名前を発表したほか、写真コンテスト入選作品の展示などを行ってきた。
 セレモニーで津谷永光市長は「八幡平での悲しい事件のあと、県の協力を得てヒグマたちを引き受けた。素晴らしい環境の中で生き生きと暮らしており、『命を大切にするくまくま園』として全国から注目を集めている。みなさんの支援、協力に感謝する」とあいさつ。五つの団体に、同園の小松武志園長から感謝状が贈られた。
 続いて、新たに作ったヒグマの等身大パネルと、漫画家の矢口高雄さんが描いた阿仁マタギのイメージキャラクター「かけるくん」のパネルがお披露目された。ヒグマのパネルは立ち上がった姿が描かれ、体長は約240㌢。かけるくんのパネルは同園のほか、打当温泉マタギの湯と「道の駅あに」にも設置される。
 園内には多くの家族連れが訪れ、飼育されているクマの様子を見学。子グマの和が運動場に登場すると多くの人が集まり、駆け回ったり柱に登ったりする姿をカメラに収めていた。ヒグマには特別に「スイカのプレゼント」も行われた。8月3、4日と10~18日にもイベントを開催する。
 感謝状が贈られた団体は次の通り。
 ▽大阿仁小学校▽比内支援学校たかのす校▽日本熊森協会▽秋田県民生協会愛生園▽国土交通省能代河川国道事務所森吉山ダム管理支所
人気を集めた子グマの「和」

鷹巣南、初の4強 全県少年野球 2年生3人が適時打

2019-07-28
4回、鷹巣南は本城谷の適時打で佐藤陸が3点目の本塁を踏む(八橋球場)
 第3日の27日は、秋田市のこまち、八橋両球場で準々決勝を行った。北鹿勢は、大館東が秋田北、鷹巣南が生保内・豊成と対戦。大館東は序盤の失点を挽回できず、昨年と同じ8強で敗退。鷹巣南は小刻みに得点し、終始リードを守って快勝した。同校の4強入りは初。28日の準決勝では、北鹿勢9年ぶりの決勝進出を懸けて秋田北と対戦する。
 ◇準々決勝 【八橋球場】
鷹 巣 南 0012200 5
生保内・豊成0000100 1

 ▽本塁打=鈴木(生保内・豊成)▽二塁打=佐藤陸(鷹巣南)2▽暴投=生保内・豊成1▽守備妨害=生保内・豊成1
 小刻みに加点した鷹巣南が終始リードを守り、生保内・豊成に快勝した。
 3回、鷹巣南は1死二、三塁で佐藤聖の適時打で先制。4回には四球や失策などで再び1死二、三塁の好機をつくり、本城谷心の2点適時打でリードを広げた。さらに5回は2死一塁で佐藤陸が左越えの適時二塁打を放ち4点目。続く一、二塁で敵失の間に5点目を挙げた。
 先発、木村は要所を締める投球で試合をつくり、5回に1死からランニング本塁打を浴びるも、大崩れせず。2番手の藤島も好救援で追撃を許さなかった。
 鷹巣南・佐藤謙吾監督の話 勝負強い打撃で前半に得点し、楽に進められた。木村は連投の疲れからかボール先行で苦しかったが、うまく継投してくれた。
 ◇準々決勝 【八橋球場】
大館東 0001000 1
秋田北 004000× 4

 ▽本塁打=武藤(秋)▽二塁打=大川(大)桑原(秋)▽暴投=秋田北2

自動運転サービス 実証実験誘致へ本腰 大館市 専門家招き候補地視察

2019-07-27
浜岡教授(左から3人目)を招いた候補地視察(大館市比内町)
 大館市は、自動運転車の普及に向けて国が取り組む実証実験の誘致に乗り出した。26日に交通工学の専門家を招き、候補地視察と意見交換会を開催。福原淳嗣市長も同行し、「先端技術を活用するという強い思いと地域住民のネットワークがあれば暮らしを豊かにする。地域経済にも刺激となるはず。ぜひ実現に結び付けたい」と意欲を示した。
 市が招いたのは、秋田大理工学部の浜岡秀勝教授(交通工学)。国土交通省が設置した「自動運転に対応した道路空間に関する検討会」委員を務めている。
 市建設部や産業部、福祉部の職員とともに比内地域(扇田周辺8・3㌔、総合支所―八木橋間6・6㌔)と、田代地域(下川沿公民館―山田間4・5㌔、田代公民館谷地の平分館―比立内間4㌔、谷地の平団地前―スーパー「ビッグマート」間2㌔)を車で移動しながら視察。それぞれ路線バスの廃止や減便などで交通不便地域となっている現状を見て回った。
 浜岡教授は「集落が離れたところに点在している。バス路線がない現状を考えると、生活の足がない人たちは本当に困っているんだろうなと実感した。何かしらの交通サービスを導入することが求められる」と指摘。「自動運転による解決を一つの対策として考えたことは良い視点。各地で実証実験を行っているが、雪道はまだ十分な勉強ができていない。しっかりと実験を重ねて答えを出していくことが重要ではないか」と話した。
 事故を起こす不安から運転をやめる高齢者が増える中、移動手段の確保は待ったなしの状況。そんな中で国交省や交通事業者は実用化に向けた実験を加速させている。
 国交省は2017年度から、高齢者の買い物支援や不足するバス運転手の代替策として全国の山間部で自動運転の実験を行っている。北鹿地方は上小阿仁村で17年12月と18年2月~今年2月の2カ年にわたり交通インフラ維持の可能性を追求した。
 市は、レーダーで周囲を検知しながら進むワゴン型の実験を想定。運転手は乗るが、車載コンピューターがハンドルやブレーキなどを制御して走行する仕組み。一定の速度を保ちながら、交差点で円滑に通過できるかも含めて検証したい考えだ。

6月のニュース

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狩猟文化の継承を マタギサミットin北秋田 若手ハンターと考える

2019-06-24
移住者や女性のハンターが伝統の継承などをテーマに意見を交わしたサミット(マタギの湯)
  第30回「ブナ林と狩人の会 マタギサミットin北秋田」が22日、北秋田市阿仁打当の打当温泉マタギの湯で開かれた。全国から約100人が参加し、パネルディスカッションを通して狩猟文化の継承などについて考えた。
 サミットは東北・中部地方の狩猟文化について研究している東北芸術工科大学(山形県)の田口洋美教授の呼び掛けで、1990年から年1回開催している。北秋田市内での開催は10年ぶりで、市猟友会、田口教授の研究室、狩猟文化研究所で構成する実行委が主催、市が共催した。
 各地の猟友会員など約100人が参加。開催地を代表して津谷永光市長が30回の節目を祝ったほか、「山村に住む人間として、長い歴史の中でマタギが育んできた知恵や技術を知らなければいけない」とあいさつした。
 パネルディスカッションは「移住者がマタギを継ぐとき」と「犬の放し飼い特区について」のテーマで行われた。田口教授は「男性が狩猟を継がない中で、狩猟に興味のある人たちの協力を仰がない手はない。守ってきた伝統狩猟をどのように整理し、次なる時代を開いていくか考えていただきたい」と述べた。
 田口教授と同市の小松武志さんがコーディネーターを務め、パネラーを務める若手ハンター4人から意見を聞いた。パネラーたちが狩猟を始めた際に苦労したことなど経験談を紹介。移住してきた若者や女性たちが狩猟の場で活躍するにあたり、パネラーは「マタギから今の時代に学ぶべきことは、自然との向き合い方。表面的な技術だけではなく、価値観を学ぶ必要がある」などと話していた。
 サミットは2日間の日程で行われ、23日はくまくま園などを巡った。

11月に大館市で初の地方開催 「教育長・校長プラットフォーム」

2019-06-23
 文科省の若手職員らが中心となって教育の先進的取り組みを共有・発信する「教育・学びの未来を創造する「教育長・校長プラットフォーム」は11月、大館市でワークショップを計画している。大館市教委と北秋田市教委の共催で、地方開催は初。昨秋大館は、県教委の学力向上フォーラムを成功させた。ノウハウを生かして、授業やふるさとキャリア教育活動の公開、意見交換などを予定している。
 プラットフォームは、昨年3月に産学官の有志が発足させた。過去3度、都内で総会や意見を交わす「合宿」を開催。関東圏を中心に各地から教育長・校長らが集い、教育課題をテーマに情報や意見を交わしてきた。参加者らが主体となった関東圏内のワークショップ開催は前例があるが、地方では初という。
 大館市の高橋善之教育長は、学力向上をテーマに事例発表したこともある。3月の総会に大館、北秋田の両教育長が参加した縁で、2市の教育委員会が共催となる。
 日程は2日間を計画。初日は小中学校の授業公開、最終日はふるさとキャリア教育に関わる活動を見学。両日とも視察後、ディスカッションの場を設ける予定。
 新学習指導要領の完全実施まで残り1年を切った。先駆的なモデルを求めた教育視察の高いニーズに応え、教育ツーリズムに結びつけたい考え。高橋教育長は「会の合言葉『現場に学ぶ』にふさわしい、若手キャリアたちと本音で話し合える場を設けることで、双方がいい刺激を受ける機会にしたい」と話した。

県サッカー協キッズフェス サッカーの楽しさ体感

2019-06-23
サッカーを楽しむ参加者(旧鷹巣高グラウンド)
 県サッカー協会主催の「JFAキッズサッカーフェスティバル2019in北秋田」が22日、同市脇神の旧鷹巣高校グラウンドで開かれた。県北地区の未就学児から小学3年生まで参加者約50人がサッカーに親しんだ。
 子どもたちがサッカーを楽しむことのできる機会をつくり、地域での競技普及を図ろうと毎年開催している。県北地区の公認コーチや保護者など約20人が指導を務め、同市の少年サッカーチーム・Lキッカーズに所属する中学生も協力した。
 小学1年生以下と2、3年生の2組に分かれてアトラクションを実施。参加者はサッカーの動きの基礎につながる鬼ごっこで体を動かした。次第にボールを使った遊びを体験し、ボールを奪われないようにドリブルを続ける練習やミニゲームなどを元気いっぱい楽しんでいた。
 

鹿角市花輪の長年寺 住民が交流、祭り楽しむ 桃ノ木神社例大祭

2019-06-23
出店を楽しむ住民たち(花輪の長年寺)
 鹿角市花輪の長年寺(松井直行住職)で22日、桃ノ木神社例大祭が開かれた。地域住民が各種出店を楽しんだほか、ジャズコンサートも行われた。
 檀家(だんか)有志で組織する祭典実行委員会が1993年から、ほぼ毎年開いている恒例行事。今年で28回目を迎え、子どもから大人まで老若男女が世代を超えて交流する場として定着している。
 この日は時折雨の降る天気となったが、午後4時にのろしが上がった。本堂で祈祷法要が行われ、五穀豊穣(ほうじょう)、家内安全などを祈願。境内では焼き鳥や焼きそば、みそ付けたんぽ、駄菓子、金魚すくいなどの出店が開店し、多くの住民が祭りを楽しんだ。人気の「餅まき・じぇんこまき」も行われたほか、ジャズコンサートには、盛岡市の「開運橋のジョニー」が出演した。
 

花輪駅前に新観光案内所オープン 鹿角市 玄関口から魅力発信 売店は7月2日から

2019-06-22
新観光案内所の外観(JR鹿角花輪駅前)
 鹿角市がJR鹿角花輪駅前広場整備事業の一環として建設した新たな観光案内所が21日、オープンした。まちの案内人が常駐する観光情報案内所のほか、バス乗車券の販売所や休憩所などを併設。特産品の紹介を兼ねた売店は7月2日から設置する。鹿角の玄関口の観光拠点として魅力の発信や利便性の向上、にぎわい創出といった役割に期待が寄せられている。
 新観光案内所は、付近にある旧観光案内所の機能を移してオープン。場所は広場南側。木造合金メッキ鋼板葺(ぶ)き平屋建て、延べ床面積180平方㍍。建物は昨年10月に着工、5月17日に完成した。総工事費は約6540万円。
 かづの観光物産公社が派遣する、まちの案内人が常駐し、観光案内や観光情報の提供、レンタサイクルの貸し出しを行う。新たに設置する売店は、物産公社に業務を委託する。このほかバス乗車券の販売所や休憩所、授乳室、多目的トイレも併設した。高気密の造りで冷暖房完備。
 初日は午前中に1時間ほど、市イメージキャラクターたんぽ小町ちゃんが利用者や、駅前に乗り入れるバスの出迎え、見送りなどを行い、新施設のオープンをPRした。
 買い物で週3回、花輪駅前までバスを利用しているという八幡平大里の女性(81)は「新しくてきれいになった」と笑顔で話した。
 所長を兼務する市産業課の黒澤香澄政策監は「あんとらあ(物産公社)と連携し、多くの方に気軽に立ち寄って使っていただける施設にしていきたい」と意欲を語った。
 開館時間は、案内所が午前9時~午後5時、乗車券販売所が午前8時半~午後6時、休憩所が高速バスの運行に合わせて午前5時~午後11時。
 駅前広場全体の整備は来年夏の花輪ばやし前までの完成を目指している。広場の面積は現在の約2400平方㍍から約3400平方㍍に拡大する。総事業費は約7億7000万円の見込み。

5月のニュース

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かづの商工会 「個社支援の強化」など重点 通常総代会 労働力不足の解消も

2019-05-25
本年度の事業計画などを承認した通常総代会(鹿角パークホテル)
 かづの商工会(柳澤隆次会長)は24日、鹿角パークホテルで通常総代会を開き、本年度の事業計画などを承認した。昨年度に引き続き、個社支援のさらなる強化・促進、労働力不足の解消、組織運営の体制強化の3項目を重点に掲げ、各種事業を展開する。
 柳澤会長はあいさつの中で、2018年度は活動強化計画「商工会創生プラン」(17~21年度)に基づく同商工会の「アクションプログラム」の推進を柱に取り組んだことを説明し、「会員事業所の経営改善・強化につながり、商工会事業や運営の活発化が図られてきている」と強調。
 その上で「本年度は事業者を第一に考え、『頼られる商工会』の確立を目指し、事業・運営に取り組んでいく」と意欲を述べた。
 昨年度、個社支援では「ものづくり補助金」の導入や「生産性向上特別措置法」の認定などの施策を紹介し、機械設備の更新による生産性の向上や固定資産税の減免、新規事業への進出につなげた。会員の大半を占める小規模事業者に対しては国の補助金や、国等の補助制度に該当しない事業所の取り組みを支援する同商工会単独の「伴走型支援事業補助金」を活用し、キャッシュレス対応や広告宣伝といった集客、売り上げの確保を支援した。伴走型支援事業の実績は新規30件、総事業費645万円、補助金額227万円、事業取り組み後のフォローアップ29件だった。
 本年度も伴走型補助金は継続。支援先を増やすとともに、フォローアップを徹底し、次のステージに引き上げる支援を推進する。複数の職員で支援するチーム支援も強化する。
 このほか、個社支援では事業承継や補助金の導入、ICTの導入、消費増税の消費喚起の支援などに取り組む。
 労働力不足への対応では関係機関と連携し、若年者の地元定着を図るため、情報提供の強化に取り組む。外国人労働者の受け入れに関する調査・研究も行う。
 組織運営では、昨年度新設した三つの常設委員会の活動を強化し、会員の意見が反映できる体制を推進する。
 さらに、商業・商店街の魅力を地域住民等に発信するための事業や、販路拡大に向けたビジネス展示・商談会「ビジネスマッチ東北」への出展支援、「ALL秋田 旅行エージェント商談会in東京」への参加助成、キャッシュレス決済の講習会などを計画している。

こでん回収 18年度は最多の34㌧ 大館市 受け入れ強化、小中も協力

2019-05-24
こでん回収に取り組んだ生徒(昨年5月、比内中)
 大館市がまとめた使用済み小型家電(こでん)回収実績によると、2018年度は3万4771㌔で過去最多だった前年(2万1941㌔)の1・5倍に上った。20年東京五輪・パラリンピックのメダル製作にリサイクル金属を使う「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」に参加し、受け入れ体制強化や小中学校の協力で大幅に増加。市環境課は「子どもたちが地域に周知してくれた」と手応えを感じている。
 まとめによると、市内のスーパーや郵便局など38カ所に設置したボックス回収は8107㌔(前年比1587㌔増)、粗大ごみ処理場の中から取り出すピックアップ回収は1万213㌔(同803㌔増)、エコプラザ(沼館)で受け付けた「中型家電」回収は1万5048㌔(同9037㌔増)。18年度にスタートした小中学校の回収は1403㌔で、小学校(14校)が653㌔、中学校(8校)750㌔だった。
 市民1人あたりの回収量は476㌘で前年(296㌘)を180㌘を上回った。
 学校回収は、市内の小中学生でつくる「子どもサミット」が東京五輪・パラリンピックを盛り上げようと企画したもので、環境課は「子どもたちが地域に発信したおかげでボックスやエコプラザへの持ち込みも増えたのではないか」とみる。その上で「大人になっても次の世代に環境意識を引き継いでほしい」と期待する。
 市は全国に先駆けて06年12月から、希少金属資源の確保や有害金属の不適切な廃棄による環境汚染を防ぐため、民間事業者などと回収試験を実施。08年度には県事業として全県に広がり、13年度に小型家電リサイクル法が施行された。17年10月には、電子レンジやプリンターなどボックスの投入口に入らない大きさの「中型家電」も寄せられるようにと、エコプラザで受け入れを始めた。
 市などの提案で実現したメダルプロジェクトは、小型家電から取り出した金属で大会に必要な約5000個のメダルを作製する計画。目標数量を確保できたとして回収事業は3月末で終了している。

かづの牛 GI登録へ高まる期待 振興協総会 本年度内の実現目指す

2019-05-24
かづの牛振興協議会の総会(市役所)
 日本短角種「かづの牛」の生産者や行政、県畜産農協の関係者らで構成する、かづの牛振興協議会(加藤義康会長)は23日、鹿角市役所で総会を開き、本年度の事業計画を承認した。かづの牛は昨年12月、地域の農林水産品や食品をブランドとして保護する農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録申請。本年度内の登録を目指し、審査に関わる業務等に適切に対応していく。
 かづの牛は藩政時代に鉱山の荷役や塩の運搬などで活躍した南部牛が起源。明治以降に外来種との改良が進み、1957(昭和32)年に「日本短角種」が和牛として認定された。
 かつては鹿角、小坂で約3000頭が飼育されていたが、黒毛和種の台頭や就農者の減少などにより2010年には221頭まで減少。その後、増頭に取り組み、17年度末に目標の500頭を達成した。生産者は約20戸。脂肪分が少ないヘルシーな赤身肉が特徴で近年、人気が高まっている。
 GI登録はかづの牛のブランドイメージのさらなる向上を目指し、昨年12月26日付で農水省に申請。全国的に申請件数が増加傾向にあり、登録時期は流動的な面もある中で、同協議会では年度内の登録を目指している。本年度の事業計画には登録に係る業務として農水省による現地視察や資料収集・作成などを盛り込み、準備を万全にして対応する。
 加藤会長は「かづの牛は地域に育まれた素晴らしい産物。日本はもとより全世界に広めながら、地域の発展にも貢献していきたい」とGI登録への期待を高めていた。
 これまで鹿角市内では「松館しぼり大根」がGI登録されている。

散歩コースを合同点検 北秋田署と2保育園 大津の死傷事故受け

2019-05-24
散歩コースを警察官と一緒に点検する園児たち(北秋田市七日市)
 大津市の園児死傷事故を受け、北秋田市の七日市保育園(岩本美花子園長)と北秋田署は23日、園周辺の市道を合同点検して危険箇所の有無を確かめた。
 車対歩行者の事故を想定し、道路管理上の危険がないかどうか把握しようと、同署が管内の保育園や道路管理者に呼び掛けて実施している。この日は認定こども園「しゃろーむ」と2園で行った。
 七日市保育園では3歳以上の園児26人が保育士4人、署員4人と一緒に市道を歩いて鷹巣南小学校へ出発。片道約15分のコースには5方向に分かれる交差点があり、署員から「ドライバーから姿が見えにくいこともあるので、渡る前にしっかり止まりましょう」などと教わった。保育士たちは日常的に使う道路に危険が潜んでいないかあらためてチェックしていた。
 園周辺で近年、園児が巻き込まれた事故はないというものの、大津の事故を踏まえ岩本園長は「第三者の警察から見たコースの確認が必要」と話した。危険があれば道路管理者の市に連絡するなどして事故抑止を図るという。

観覧者目標は80万人 今秋の県種苗交換会 大館市協賛会が発足

2019-05-23
県種苗交換会大館市協賛会の設立総会(大館市比内総合支所)
 10月30日から11月5日の7日間、大館市で開催される第142回県種苗交換会の大館市協賛会設立総会が22日、比内総合支所で開かれた。主会場をタクミアリーナとし、ニプロハチ公ドーム、ほくしか鹿鳴ホールなどで各行事を行う。事業計画や予算を承認し、会長の福原淳嗣市長は「観覧者80万人を目標に、本来の目的である農業振興はもとより、市の経済活性化につなげたい」と述べた。
 1878(明治11)年から続く本県最大の農業イベント。大館市開催は2001年の第124回以来、18年ぶり8回目となる。市協賛会は市や県、農林業、商工、観光、運輸、報道関係など31人で組織した。
 福原会長は観覧者数について、秋田市で開催された昨年が過去最高の125万人、前回の大館市開催が76万5000人だったことに触れ、「80万人を目標に掲げたい」と述べた。「北東北3県からの集客を視野に入れたPR活動を積極的に行いたい。関係機関が連携を密にし、準備を進めたい」と協力を呼び掛けた。
 主会場・タクミアリーナでは、農産物出品展示、学校農園展、JA地産地消展などを行う。今年の大館圏域産業祭を休止するため、サブアリーナで大館市農工商フェアを行う。体育館内に土足対応の養生シートを設置する。
 協賛第1会場はニプロハチ公ドーム。ドーム内で農業機械化ショー、駐車場など屋外でJA全農あきた展、飲食物販売露店が設置される。協賛第2会場はほくしか鹿鳴ホールで、30日に県土地改良事業推進大会、1日に県NOSAI大会、県農業委員会大会、2日に秋田クボタ民謡フェスティバルを開催。3日は市内の郷土芸能発表会が開かれる。
 このほか、新穀感謝農民祭・開会式、褒賞授与・閉会式はほくしか鹿鳴ホール、談話会はメモリスあきた北で予定している。
 主会場周辺駐車場は関係者車両で埋まるため、シャトルバスを運行する。▽イオンスーパーセンター大館店▽秋田犬の里・旧ジャスコ跡地▽エコプラザ▽長根山運動公園―の4系統の運行を予定している。
 今年4月に市総合福祉センター内に協賛会事務局を開設し、市とJAあきた北派遣の5人の専任職員が準備作業を行っている。今後は事務局が関係団体と相談したり、必要に応じて会議を開いたりしながら本番に向かう。

4月のニュース

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投票率の行方は 大館市 前回市長選 72・29%で過去最低

2019-04-19
 21日に投開票される大館市長選挙は、運動期間の終盤を迎えた。現職、新人一騎打ちの選挙戦は激しさを増しており、29人が26の議席を目指す市議選と合わせ、有権者の関心が高まっている。ここで気になるのは投票率の行方。今回と同様に現職に新人が挑む一騎打ちを展開した前回2015年の市長選の投票率は、72・29%で過去最低を記録しており、有権者の投票行動が注目される。
 大館市長選は、1951(昭和26)年の市制施行時から、2015年の前回まで17回行われ、今回が18回目。1963年と95年、99年、2007年の4回は無投票となっていた。
 過去、最も投票率が高かったのは旧大館町と釈迦内村が合併し、初代市長を決めることになった1951年の95・67%。この時は、旧町・村の首長に新人が挑む三つどもえの戦いが繰り広げられた。
 その後、ゆるやかな低下を続けながらも83年までは90%台を維持。しかし、87年は89・49%、平成最初の91年は88・44%に下落した。2回の無投票を経て、2003年は77・29%となった。
 旧比内、田代両町との合併後、初の選挙となった2007年は市長選が無投票となり、市議選が単独で行われた。前々回の11年は、現職に2新人が挑む三つどもえ戦となったが、東日本大震災の直後だったこともあり、74・17%に下落。現職と新人の一騎打ちとなった前回の15年は72・29%で、過去最低を更新し続けている。 前回同様、現・新一騎打ちの今回、期日前投票は前回を下回るペースで推移。1日目の15日は980人(前回1136人)、2日目の16日は2005人(同2000人)、3日目の17日は2760(同2749人)で、合計は5745人(同5885人)。3日目で140人下回っている。
 市選管が13日にまとめた有権者数6万3211人に対する投票率は9・08%で、前回同期と比較し0・02㌽下回っている。
 最近の選挙では、期日前投票は増加しても投票率が伸びない傾向が続いている。今回は期日前投票も伸び悩むのか、有権者の投票行動に注目が集まっている。
 期日前投票は20日まで▽市役所本庁▽比内総合支所▽田代総合支所▽いとく大館ショッピングセンター(2階)―の各投票所で行われている。

小坂鉄道レールパーク あけぼの〝ピカピカ〟 宿泊は 27日から あすから車内公開

2019-04-19
冬期間の保管を終えて姿を現した「あけぼの」(小坂鉄道レールパーク)
 春はあけぼの―。小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で、冬の間機関車庫に保管されていた旧寝台特急「あけぼの」が姿を現した。小坂鉄道保存会(千葉裕之会長)がひと冬かけて整備や塗装に取り組み、〝化粧直し〟した姿で登場。20日からB寝台開放車両の車内公開が再開し、宿泊は27日から始まる。
 あけぼのは、町が2015年度にJR東日本から、グレードの高い個室をそろえたA寝台、上下段個室のB寝台ソロ、B寝台開放、電源車の4両を譲り受けた。簡易宿泊施設「ブルートレインあけぼの」として活用し、A、B寝台の2両は宿泊車両、B寝台開放は休憩車両と一般客への公開車両として活躍している。
 宿泊営業を終えた冬期間は、同施設から約2・5㌔離れた旧小坂鉄道の1号トンネルを車庫代わりに活用し、車両を保管してきたが、18年度はトンネルまでの軌道の状態が悪く断念。同施設内の機関車庫に保管した。
 保管場所が従来のトンネルから車庫内へと変わったのを機に冬の間、同保存会はオープン以来手が付けられていなかった車両床下の塗装や整備、室内照明器具の清掃などに取り組み、本年度の活躍に備えていた。
 本年度は、冬期間の休園明けの翌日2日に車庫から出して連結。現在は小坂駅舎の脇に設置し、外観が自由に見学できるようになっている。20日からB寝台開放の車内公開が始まり、本年度の宿泊営業は27日から11月3日までの金・土曜日、祝日の前日。18年度の宿泊客は前年比190人増の2070人だった。
 同施設は「昔ながらの寝台車両の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話している。
 また、同施設の乗り物の運行も27日に再開される。
 宿泊予約などの問い合わせは、同施設(☎0186・25・8890)。

外国人材の活用支援 県 サポートデスク開設 行政書士会に業務委託

2019-04-19
外国人雇用サポートデスクの看板を設置した開所式(県行政書士会)
 新たな外国人労働者の受け入れ制度が始まり、県内でも受け入れに向けた動きが本格化していることなどを受けて県は、企業からの受け入れに関する相談に対応する「外国人雇用サポートデスク」を秋田県行政書士会に業務委託して開設した。ファクスなどで申し込みを受け付け、内容や企業の所在地などを踏まえて行政書士を選定し、対応する。相談は無料。
 改正出入国管理法の施行に伴い、新たに設けられた在留資格「特定技能」を有する外国人労働者の受け入れは、人手不足が深刻な介護や建設など14業種を対象とする。これらの業種を中心に人手不足が続いている県内企業にとって、外国人材の活用は避けて通れない課題となっている。
 サポートデスクでは、入管法の説明や採用にあたっての留意点など外国人雇用に関する一般的な相談のほか、具体的な入管手続きなどについて行政書士法が定める範囲で対応。申込企業の所在地や相談概要を考慮して対応する行政書士を選定し、日時や場所を調整した上で相談に応じる。
 18日には県教育会館内の県行政書士会で開所式が開かれた。県産業労働部の妹尾明部長は「県内でも人手不足は顕在化しており、外国人材の活用に対する関心は高まっている。デスク設置は受け入れ態勢づくりの一環。外国人雇用に関するさまざまな問題に対応していきたい」とあいさつ。県行政書士会の相場忠義会長は「相談を通じて企業の外国人雇用を支援するとともに、県の施策推進に協力したい」などと述べた。
 希望者は申込書に▽事業所名▽業種▽所在地▽相談者の氏名▽連絡先電話番号▽相談内容(なるべく詳しく)を記載し、県行政書士会にファクス(FAX018・865・3771)で送付する。電話(☎018・864・3098、平日午前9時~午後5時)での申し込みも受け付けるが、できるだけファクスで行うよう呼び掛けている。申込書は県ホームページでダウンロードできる。

いつでも会える秋田犬 大館市 秋田犬の里 プレオープン 初日からにぎわう

2019-04-18
開館と同時に多くの市民らでにぎわった
 JR大館駅前の大館市観光交流施設「秋田犬の里」が17日、プレオープンした。初めて一般に公開され、「いつでも会える」秋田犬の展示やミュージアムを楽しんだり、初日から多くの市民や観光客などでにぎわいを見せた。グランドオープンは5月8日。
 同施設は、大館の地域資源を生かした地域活性化、交流人口の拡大などを目的に、同駅の南側約100㍍に広がる旧小坂鉄道跡地の市有地に建設された。建物は1920年代の渋谷駅がモデル。事業費は10億5200万円。9日に完成式を行った。
 この日は、午前9時のプレオープンと同時に待ちわびた市民らが来館。お土産コーナーで秋田犬グッズを購入したり、ソフトクリームを食べながら館内を見学したりと、思い思いに時間を過ごした。秋田犬ミュージアムでは、オリジナルスタンプカードを作成したり、パネルを写真に収めたり。秋田犬展示室では、秋田犬保存会会員が飼育する「美鈴」が愛嬌(あいきょう)を振りまき、来館者は「いつでも会える秋田犬」との交流を楽しんだ。このほか、展望デッキで街並みを眺めたり、屋外の出店スペースでのんびりする姿も見られた。
 同市中道の大坂谷博嗣さん(78)は「最高の建物。これからたくさんの観光客が来ると思う。いろいろなイベントを開催してほしい。大館は寂しいので、秋田犬の里が活性化につながってほしい」と話していた。
 初日は1126人が来館(午後5時現在)。プレオープン期間中は、イベントスペースで「ワンだふる子ども絵画展」&「秋田犬デッサン展」が開かれているほか、大型連休中はオナリ座での無料上映会、秋田犬の里限定パッケージの「花善」鶏めし弁当プレゼントなどさまざまなイベントが企画されている。

常打芝居あす開幕 小坂町 康楽館 「下町かぶき組」が11月まで

2019-04-18
康楽館の大のぼりが設置され、開幕を待つ明治百年通り
 小坂町の木造芝居小屋・康楽館(国重要文化財)の本年度の「常打芝居」は19日、開幕する。大衆演劇「下町かぶき組」に所属する劇団や花形役者が定期的に入れ替わって舞台に立ち、人情芝居や舞踊ショーを繰り広げる。千秋楽は11月26日。
 康楽館が修復オープンした1986年から始まり、呼び物として定着した。2005年までは伊東元春一座が務め、翌年から人気俳優の松井誠さんの弟子らによるかぶき組が出演している。
 かぶき組は、所属劇団がそれぞれの持ち味と芸風を生かし、期間を決めて交代で舞台に立つのが特徴。松井さん監修のユーモアあふれる人情時代劇や豪華舞踊ショーが来場客の人気を集め、県内外のリピーターも増えている。
 開幕を飾るのは、星誠流座長率いる劇団「誠流」。涙と笑いの人情喜劇や舞踊ショーを上演する。期間は5月6日まで。5日までは午前と午後の1日2公演(上演時間120分)、最終日の6日は特別バージョンとして140分の1公演を行う。
 このほかの出演日程は▽新月海斗情熱公演(5月8日~6月26日)▽高橋茂紀奮闘公演(6月29日~7月29日)▽劇団「夢の旅」(8月1日~9月1日)▽劇団「岬一家」(9月4日~29日)▽劇団「三峰組」(10月2日~30日)▽夢之丞全力公演(11月2日~26日)―。 7月20日と8月17日の両日午後6時からは、夕涼み公演が行われる。
 観覧料(施設見学付き)は高校生以上2100円、小中学生1050円。毎月1回、町民の観劇料が無料となる「芝居を楽しむ日」を設けている。
 問い合わせは、康楽館(☎0186・29・3732)。
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