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売り上げ減の業者支援 大館市が追加策 県外学生へ食材提供

2020-05-30
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は29日の定例会見で、新型コロナウイルス対応の追加支援策として、売り上げが減少した事業者への独自助成や市内宿泊者への商品券提供、県外学生への食材提供を行うと発表した。関連予算案を6月定例市議会の最終日に追加提出する予定。
 事業者支援は、2月から5月の売り上げ減少率が20%以上50%未満の企業に給付金を出す。国の持続化給付金(中小企業200万円、個人事業主100万円)、休業要請協力金(県30万円、市20万円)のいずれにも該当しない事業者を対象とする。
 商品券は地域限定とし、県の助成を受けて市内宿泊施設を利用する人に配布して、観光消費の拡大を図る。利用者の居住地は市内外を問わない。
 食材提供は「学生応援ふるさと便」と名付け、市出身の県外学生(大学生や専門学校生など)に対し、コメなどを送る。送料込みで4000円程度を想定している。
 福原市長は「緊急事態宣言の解除を受け、経済活動をできるだけ早く再開させたい。県外学生への食材提供は、ふるさとの魅力を再発見する機会になればいい。具体的な支援内容は協議中」と述べた。
 このほか、家計急変で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学生を追加募集する。貸与するのは月額で高校生など1万2000円、大学生など4万円、医学生6万円。受付期間は6月1~30日。問い合わせは学校教育課(☎0186・43・7112)

 

81%に振込が完了 北秋田市 特別定額給付金

2020-05-30
会見する津谷永光市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は29日に市役所で開いた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金について、この日の作業分を含めて2万5494人分の振り込みが完了したことを明らかにした。対象となる市民3万1185人の81・7%。「ぜひ、市内で利用してほしい」などと呼び掛けた。
 市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請を今月1日から受け付け、郵送による申請は11日に書類を発送し、順次受け付けを開始してきた。
 会見で市長は「今月27日現在でのまとめで、申請状況は対象となる1万4015世帯のうち1万2233世帯から申請が提出された。申請率は87・3%」と説明。同日時点での支給状況は「対象となる3万1185人のうち2万1730人、69・7%に振り込みが完了した」としたほか、「29日は3764人への振り込みを予定しており、合計すると2万5494人、81・7%の市民への振り込みが完了する」などと述べた。
 その上で「受け付けの締め切りは8月11日。まだ、申請されていない世帯については今後、市からも連絡をするが、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛け。「地域経済をもり立てるためにもぜひ、市内の飲食店や小売店等で利用してほしい」と話した。
 また、市独自の緊急経済対策である「事業継続支援金」「学生生活支援臨時給付金」「緊急子育てサポート給付金」の申請受け付けを開始したことも紹介。「今後の推移を見極めながら、必要に応じて第2弾、第3弾の経済対策を講じていきたい」との考えも示した。

 

鹿角市の4業界 「さらなる経済支援策を」 児玉市長に要望書

2020-05-30
要望書を提出する田中会長(左から2人目、鹿角市役所)
 鹿角地域の飲食店やタクシーなど四つの業界の代表者が29日、鹿角市役所を訪れ、新型コロナウイルスに関する経済支援・復興対策を求める要望書を児玉一市長に提出した。
 要望したのは、かづの飲食店組合連合会(田中強会長、18事業者)、県ハイヤー協会鹿角支部(大里吉一支部長、4事業者)、鹿角小売酒販組合(清水順義理事長、58事業者)、運転代行サービス業のスマイル企画(阿部純子社長)の4者。
 新型コロナの影響で減少した売り上げは飲食店、代行業者が約7割、タクシーが約5割、ホテルや飲食店に納品している酒類小売店は5割以上という。
 田中会長は観光関連事業者に30万円を給付する市独自の事業継続支援金に感謝した上で、「飲食店組合会員の鹿角パークホテルの事業停止は、私どもには明日はわが身、と大変ショッキングな出来事と捉えている」と経済環境の縮小を懸念。書き入れ時の8月も夏祭りや成人式が中止となり「このままでは新しい年を迎えることができなくなる」と窮状を訴えた。
 その打開策として▽感染防止対策に考慮しながらの地元飲食店の利用や諸行事の開催について市職員への呼び掛け▽各種行事がなくなった8月の街への人の呼び込み▽ホテル倒産で影響が出ている飲食店の支援▽収束後を見据えた市内経済の復興対策の迅速な計画策定―などを要望した。
 児玉市長は「さまざまな業種で経済活動が停滞しているので、継続して支援していきたい」と前向きな回答を示したほか、「市職員にはできるだけ地元で消費するようお願いしている」と述べた。

 

経済回復へ行事再開を 条件付きで開催指針示す 大館商工会議所・通常総会 懇親会含め6月1日から

2020-05-29
地域経済の回復へ協力を求めた通常総会(プラザ杉の子)
 大館商工会議所(佐藤義晃会頭)の通常議員総会は28日、大館市のプラザ杉の子で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に伴い自粛が続いていた経済活動を回復させるため、県の対策を基に作成した同会議所や関係団体の各種行事の開催指針を報告した。事務局は「懇親会を含めて自粛を解いていきたい」とし、感染防止を徹底、人数制限を設けた上で、6月1日からの総会、懇親会、イベントの開催へ協力を求めた。
 開催指針によると、6月1日から18日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内100人以内とする。イベントは屋内100人以内、屋外200人以内、収容率50%。6月19日から7月9日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内1000人以内、イベントは「特定の地域の来場者人数を管理可能な場合は可」とする。7月10日以降は屋内1000人以内は変わらず、イベントのうち、お祭り等は全国・広域的なものは不可、地域の行事は可とした。
 感染防止の対策方針としては▽会場内の換気の励行▽会場のレイアウトは教室形式で対応▽トング、食器、箸、グラス等の共有や回しのみの禁止▽大皿料理はスタッフが最初に取り分け、直(じか)箸の使用禁止▽会食時間の短縮実施―などを挙げた。飲食店には出入り口の手指消毒液の設置、密集とならない席の配置、定期的な換気、消毒などを呼び掛ける。
 指針は26日に県が発表した対策に基づくもので、開催の目安としている。飲食を伴う懇親会・交流会、イベント等の開催は、主催する組織の長と相談することとしている。指針を作成した理由について事務局は「市中感染は出ておらず、いつまでも自粛では地域経済が死んでしまう直前まできている」と説明。佐藤会頭も「飲食業は悲鳴を上げている。この状況を打破していきたい」と理解を求めた。
 議事では、本年度事業計画、収支予算案などを承認。計画では「地域づくり」「企業づくり」「人づくり」をテーマに、コロナ対策などの重点項目を掲げた。

ゴンドラは「相席制限」 北秋田シノ森吉山 観光シーズン迎え感染対策

2020-05-29
夏のゴンドラ運行をPRするチラシ
 例年6月に観光シーズン入りする北秋田市。新型コロナウイルスの影響が続く中、遊覧船運航が名物の太平湖では1日の湖水開きが延期になった。6日にゴンドラ運行を開始する森吉山阿仁スキー場は不特定の客同士が1台に乗るのを避ける「相席制限」を予定。市商工観光課は「感染防止策を講じながら観光客を迎え入れたい」としている。
 湖水開きは1カ月遅れの7月1日に予定している。神事の後、遊覧船運航を開始する。10月末まで続き、船の上から新緑や紅葉の風景を楽しめる。運航する「ぶなの郷あきた」(間杉政明社長)によると、緊急事態宣言が出された4月中旬の段階で延期を決定した。
 森吉山登山の客が利用するゴンドラは当初の予定通り6日から9月27日まで運行する。往復の乗車料金は大人1800円、小学生800円。幼児は無料。自然観察会は6月13日から週1回ペースで開催される。
 市商工観光課によると、昨年6~9月は約7000人が乗車。東北各地や関東地方から訪れる人も目立つ。
 本県が呼び掛ける「県外との往来自粛」は5月末で終了し、東京など5都道県との往来自粛は6月18日まで。観光分野については「6月19日からは県をまたぐ観光も感染状況に注意しながら行っても差し支えない」としており、感染確認が続く地域からの来場も予想される。
 指定管理者のNPO森吉山は「ゴンドラや駅舎内の換気」など「3密」対策を基本に、「体調に不安がある場合は来場を見合わせてほしい」などとホームページで周知。
 独自の対策として「相席制限」を予定し、ゴンドラ1台に乗車するのは同一グループ客に限る。別のグループ客との相席を避け、万が一の感染拡大を防ぎたい考え。1台に5、6人が乗り込めるが、人数制限は今のところ予定せず「臨機応変に対応したい」としている。
 NPOによると、ゴンドラ山頂駅舎付近でザゼンソウが見られ始めている。残雪が多く、高山植物の開花期は例年よりやや遅くなりそうだという。
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休業協力金に上乗せ 大館市 独自の支援策を検討 「10万円給付」は専門部署

2020-04-22
経済対策などを話し合った本部会議(大館市役所)
 大館市は、新型コロナウイルス感染拡大で経済的打撃を受けている企業や市民に対し、独自に支援する方策の検討を始めた。県の休業要請に応じた場合の協力金を上乗せするほか、政府の国民1人あたり一律10万円給付を円滑に進める専門部署を設ける方針。21日に開いた対策本部会議で福原淳嗣市長が明らかにした。
 外出自粛などの動きが広がり、観光客も減少する中、飲食業や宿泊施設を中心に売り上げが落ち込み、従業員の収入も減少している。
 会議には三役や部長級ら約20人が出席。福原市長は、政府の緊急経済対策を裏付ける補正予算案が閣議決定されたことを踏まえ「県は休業要請に協力した事業者へ、1事業者あたり30万円を支給することを決定した。こうした流れを受けて、市としても県の協力金に上乗せする形で支援する方策を検討したい」との考えを示した。
 さらに「補正予算案は27日に国会提出、5月1日の成立を目指している。この中の国民一律10万円給付手続きについては詰めの議論が行われている」とした上で、「給付にかかる専門部署を設けて対応するなど可能な限り協力したい」と強調。「今まで通り重要事項は全て対策本部で決定する。引き続き英知を結集し、スピード感を持って取り組んでいきたい」と呼び掛けた。
 協議は非公開で行われ、現段階や収束後に支援できる補助メニューなどを検討。27日に開かれる市議会4常任委員会で説明する。

「タイランド、スースー!」大館の東館小 児童が動画でエール 市の企画に参加

2020-04-22
「タイランド、スースー!」とメッセージを送った児童たち(東館小)
 日本と同様に新型コロナウイルスの感染が拡大しているタイに向けて、応援のビデオメッセージを送ろうと、大館市東館小学校(安部芳範校長、全校児童80人)で21日、動画の撮影が行われた。2年生12人が「タイランド、スースー!」(タイ頑張れ!)など、この日のために学んだタイ語でエールを送った。動画は同市スポーツ振興課を通じてタイ関係者に送る予定。
 大館市は東京パラリンピックのタイボッチャチームのホストタウンに指定されている。感染が拡大する日本国内の状況を受け、3月上旬には同チームの選手やスタッフから、同市を激励する応援動画が届いていた。
 その後、タイでも感染が広がり非常事態宣言が出されるなど予断を許さない状況になったことから、大館市側からも応援のビデオメッセージを送ろうと同市スポーツ振興課が広く動画を募集。同校の2年生には、3月にタイから転校してきた佐藤颯汰さんがおり、他の児童たちからも「メッセージを届けたい」と声が上がったため、企画に参加しようと決めたという。
 児童らはあいさつやお礼の言葉などタイ語の発音を確認し、動画撮影に臨んだ。市の観光キャラクター「はちくん」の帽子をかぶり元気いっぱいに「ワンだふるはちくんダンス」を踊った後、タイ国旗の手旗を振りながら日本語とタイ語を織り交ぜ「スースーガン!」(いっしょに頑張りましょう)、「タイランド、スースー!」とエールを送った。参加した田中李空(りく)さんは「動画を見たタイの人たちに楽しい気持ちになってほしい。コロナが早く収まって、また大館に来てほしい」と話していた。
 撮影した動画は、後日に同課が編集したものをタイの関係者に送る予定で、ユーチューブやインスタグラムなどで公開される。動画は22日まで募集しており、送信先は同課のメールアドレス(s.kouryu@city.odate.lg.jp)、または同課のフェイスブックかホストタウン大館インスタグラム。

公共施設23日から休館 新型コロナ鹿角市対策本部 市長「難局乗り切るため」

2020-04-21
23日から全館休館となる複合施設のコモッセ(鹿角市花輪)
 鹿角市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・児玉一市長)は20日、市役所で会議を開き、感染対策に関する県の緊急事態措置を踏まえた対応方針を決めた。市所有の公共施設は支所など一部を除いて休館、小中学校は休校とする。市民生活に大きな影響が及びそうな中、21日以降に臨時広報を市内全戸に配布し、感染予防対策への理解と協力を呼び掛ける。
 公共施設は23日から5月6日まで休館とする。ただし、市民生活に必要な市役所本庁舎や福祉保健センター、支所、市民サービス窓口(いとく鹿角ショッピングセンター内)をはじめ保育園、児童クラブ、道の駅かづのなどは開設する。
 道の駅かづのは20日から当面の間、午前9時から午後3時までの時短営業(レストランは5月6日まで休業)とし、毎週水曜を休館とする。
 複合施設のコモッセは文化ホール、花輪市民センター、子ども未来センター、花輪図書館、こもれび広場などが全て休館となる。
 大湯ストーンサークル館は休館となるほか、屋外にある遺跡の見学者立ち入りも禁止する。
 一方、小中学校は22日から5月6日まで臨時休校とし、部活動、スポーツ少年団活動は21日から自粛を要請する。
 休校期間中、放課後児童クラブは午前8時半から午後7時まで開設(日曜祝日は休み)。未登録者は相談の上、状況によって対応する。市立保育園と認定こども園は通常通り園児を受け入れる。
 本部会議では、県の緊急事態措置を受け、市民にあらためて感染予防対策を周知徹底することも確認した。
 児玉市長は「現時点で本市での感染事例はないが、大都市を中心に急激に感染が拡大している」と憂慮し、「引き続き感染者を出さないためにも国、県と連携して、この難局を乗り切っていかなければならないと判断した」と市民に協力を呼び掛けている。
 さらに「今後、国の支援策を踏まえ、早急に補正予算を策定し、困難に直面している事業者の支援にも全力で取り組んでいく」としている。

北鹿の小中 大館は25日から臨時休校 上小阿仁きょうから 北秋田、鹿角、小坂あすから

2020-04-21
 新型コロナウイルス対策として県教育委員会が県立学校を21日から臨時休校とする。北鹿の市町村立学校では、大館市が20日、市内小中学校を25日から臨時休校することを決めた。このほか上小阿仁村が21日、他の3市町が22日から5月6日まで休校する。
 県教委は17日、政府の緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大されたことを受け、市町村立の小中高校については緊急事態宣言に基づき、適切な措置を取るよう各教育委員会に文書で要請していた。
 大館市では2日に新型コロナウイルス感染者が確認されたが、県や市の発表によると濃厚接触者はいなかった。2週間以上たった現在も他者への感染は確認されていない。学校内の消毒や教職員、保護者と児童生徒が感染防止対策を徹底しているなどを理由として、感染防止に留意しながら教育活動を今週いっぱいは続けていくことを決めた。
 一度は休校しない方針が各校や保護者に通知されたが、その後25日から休校となり、各学校へ通知。学校は保護者にメールで連絡した。市内の中学1年と小学2年の子を持つ父親(42)は「感染を防ぐ県全体の取り組みとして休校やむなしと思っていた」と話した。市教委は21日に臨時校長会を開き、学校の感染拡大防止策をあらためて説明、今後の対応について指示をする。
 ほかの4市町村は、上小阿仁村が21日、北秋田市、鹿角市、小坂町が22日から。期間は5月6日まで。
 高校などきょうから 新型コロナウイルス対策のため、北鹿地方の多くの県立学校が21日から再び休校となる。休校前最後の登校日となった20日、大館市内の生徒たちは各校で新学期早々の長期休みに備えた。
 政府の緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大されたことを受け、県教育委員会は、5月の大型連休にかけて県外からの帰省客らが全県的に増える可能性があると判断。感染拡大を予防するため、感染者が出ていない地域も含めて県内の全ての県立学校と特別支援学校を21日から来月6日まで一斉休校、部活動も中止すると発表した。
 大館国際情報学院中高(村上清秀校長)と大館桂桜高校(片岡俊仁校長)はこの日、通常通り授業を行ったあと、ホームルームで学習課題の配布や学習方法を指導。期間中の注意事項などを説明した。
 村上校長は「一人一人が感染拡大防止を意識し、行動していくことが終息へつながっていく。期間中は学習や自主練習など今自分ができることに取り組んでほしい」と話した。片岡校長は「休校措置の趣旨をしっかりと理解してほしい。勉強を怠らず、自分自身と家族、周りの人の健康と安全を守る行動を心掛けてほしい」と述べた。
 大館鳳鳴高校(菅原勉校長)は18日を臨時出校日として20日から休校に入っている。休校期間は5月6日までの予定。

サクラの開花一気に進む 北秋田市の中心市街地

2020-04-21
開花が進んだ米代児童公園のソメイヨシノ
 北秋田市内でソメイヨシノの開花が一気に進んでいる。鷹巣地区ではすでに五分咲き程度の桜も。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、花見客はほとんどおらず、ひっそりと咲き誇っている。
 市内は例年4月中旬に公園や民家の庭先で咲き始め、大型連休にかけて見頃を迎える。
 中心市街地にある米代児童公園は18日ごろに咲き始めたという。20日現在、一部の木はすでに五分咲き程度。近くの官公庁を訪れた人たちが淡いピンク色の花を見上げた。市内の70歳代女性は「今年は一気に咲いた。外出自粛で疲れていたから心が和みます」と話した。
 約800本の桜が名物の鷹巣中央公園は20日時点で数輪が咲き始めているものの大半がつぼみ状態。桜まつりが中止になったこともあり、見物に訪れる姿はほとんどなく園内は静まり返っていた。
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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