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AI「もふ~」が案内 秋田犬ツーリズム ニーズ把握し情報提供 HP上のキャラ開発

2018-12-14
会見する中田会長㊧ら。写真奥がAIキャラクター(プラザ杉の子)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は13日、インターネットのホームページ上で一対一で会話できる人工知能(AI)キャラクター「mofuu(もふ~)」を開発したと発表した。閲覧者のニーズを把握し、最適な観光情報を提供する。欧米人向けの観光PR動画も併せて制作し、相乗効果で観光誘客につなげたい考え。
 キャラクターは秋田犬をモチーフにしてデザインを募集したところ、国内外の135人から158件の応募があった。審査の結果、宮城県の女性(40)の作品が採用された。秋田犬が白いスーツを着用した愛らしいデザインとなっている。
 ホームページを開くと画面右下に登場し、閲覧者とコミュニケーションを展開しながら「何を知りたいか」「どんなものに関心があるか」などのニーズを把握。内容を記憶して応用し、個々に適した観光プランなどを提供する。単純な問い合わせ対応やデータ解析を行うシステムとは異なり、利用者目線を追求した案内役となる。
 コミュニケーションAIを開発・運営するSELF(セルフ、東京)、地方創生事業を手掛けるcycle&design(サイクルアンドデザイン、同)と連携した取り組み。観光庁に正式登録された日本版DMO(観光地経営組織)としてAI活用の先進事例になるという。
 中田会長とSELFの中路慶吾COO(最高執行責任者)、cycle&designの田中修司社長、3者を橋渡ししたアジアメディアプロモーション(東京)の渡邊竜一社長が大館市のプラザ杉の子で会見し、中田会長は「気軽に遊び感覚で情報を得られる。AIを武器に地域の魅力を発信したい」と述べた。
 中路COOは「秋田に興味を持ってくれた人が実際に訪れ、結果として産業振興につながればいい」、田中社長は「インバウンド(訪日外国人客)の流れを地方にも呼び込みたい」、渡邊社長は「先進的な取り組みでDMOの価値を高めてほしい」と期待を寄せた。
 PR動画は、米国人女性が大館を訪れて秋田犬と出会い、康楽館(小坂町)や秋田内陸線(北秋田市)、コブ杉(上小阿仁村)などを巡る内容。ホームページや動画サイト・ユーチューブで公開している。

教室にエアコン 教育長「来夏に調査」 北秋田市12月議会・一般質問

2018-12-14
一般質問を行った北秋田市議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は13日、本会議を再開し一般質問を行った。市内小・中学校の猛暑対策として教室にエアコンの早期設置を求める質問があり、佐藤昭洋教育長は「来年夏に実態を調査した上で検討したい」と答弁した。議員は「市の対応が遅い」と批判した。
 登壇したのは福岡由巳議員(無会派)、武田浩人議員(緑風・公明)、久留嶋範子議員(共産)、板垣淳議員(同)、山田博康議員(無会派)、虻川敬議員(新創会)の6人。
 エアコン設置については板垣議員が質問した。国は、設置を希望する市町村から臨時交付金の申請を受け付けているが、北秋田市は現時点で申請していない。「保護者や学校関係者から、教室に設置してほしいと要望がある。来年夏に間に合うように付けてほしい」と求めた。
 佐藤教育長は市内全小・中学校の校長室、職員室、保健室と2014年に校舎が完成した合川小は設置済みと説明した。未設置の教室は「大型扇風機2台を入れて」暑さをしのいでいるという。統合を控える鷹巣中校舎や、鷹巣南中校舎の普通教室、特別支援教室などに今後設置を計画している、と答えた。
 その他の学校は「(暑さがピークを迎える)夏休みの教室の実態を調査し必要に応じて対応を検討したい」「来年夏に調査する」と述べるにとどめた。
 市教委総務課によると、エアコン設置の対象となる教室数は市内小学10校75室、中学5校31室。
 このほか、小中学校統合が白紙化された阿仁地区について、山田博康議員が今後の対応を尋ねた。佐藤教育長は保護者らとの意見交換を重ねた上で「19年度中には一定の方向を示すことを目標としている」と答弁した。

重要度トップは「医療」 鹿角市都市計画マスタープラン 見直しへアンケート

2018-12-14
 鹿角市は、まちづくりの指針となる都市計画マスタープランの見直しに伴い、市民ニーズの実態把握を目的に実施したアンケートの結果をまとめた。設問のうち、今後のまちづくりの取り組みに対する重要度については「病院、診療所などの医療機関がある」と答えた人が最も多かった。本年度市民アンケートでも「もっと力を入れてほしいと感じる施策」の1位は「地域医療体制の充実」で、地域における医療提供体制を確保する重要性があらためて浮き彫りとなった。
 調査は16~74歳の市民2000人(無作為抽出)を対象に9月に行い、49・1%にあたる981人から回答票を回収した。
 設問は全8。このうち市全体の今後のまちづくり施策に対する重要度(「重要」または「どちらかといえば重要」と答えた人の合計)は、「病院、診療所などの医療機関がある」と答えた人の割合が91・4%と最も高かった。次いで「災害時の避難経路の整備」が89・3%、「避難所などの災害への備え」が89・2%など。
 まちづくりの現状への満足度(「満足」または「どちらかといえば満足」と答えた人の合計)の上位は①「山林、水辺、農地等の自然環境が豊か」85・0%②「ごみなどが少なく、きれい」77・4%③「市民センターや図書館、文化ホールなどの施設が暮らしに役立っている」69・1%―。
 これに対し、満足度が低かった項目は「市街地ににぎわいがある」「バスや鉄道など公共交通機関は利用しやすい」「駅周辺の広場や駐車場、駐輪場などが利用しやすい」など。商店街や中心市街地、公共交通に関する不満がうかがえる。
 住んでいる地域のまちづくりの問題については、市内4地区とも「高齢化が進んでいる」「定住者や若者が減少している」「空き家・空き地が増加している、管理されていない」「買い物が不便である」「公共交通(鉄道、バス)が不便である」の5項目が上位。
 住み心地については、市全体で「住みよい」17・3%と「まあ住みよい」46・5%を合わせると63・8%。前回調査した2005年と比べ、「住みよい」は2・7ポイント下回った一方で、「まあ住みよい」が5ポイント上昇し、全体的には2・3ポイント上昇した。
 現在の都市計画マスタープランは06年の策定から10年以上が経過したことから、本年度から2カ年で見直しを行い、来年度内の策定を目指している。

産業団地進出第1号 植物工場視察し期待の声 鹿角市12月議会・産業建設委

2018-12-13
操業を開始したバイテックファーム鹿角(鹿角市十和田末広)
 鹿角市12月定例議会は12日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(田中孝一委員長)では、十和田末広の市産業団地に進出したバイテックファーム鹿角(藤井学社長)が3日から操業を始めた、水耕によるレタス栽培を主とした完全閉鎖型植物工場を視察した。
 バイテックファーム鹿角は、環境エネルギー関連製品の販売や発電、植物工場などの事業を手掛けるバイテックグリーンエナジー(本社・東京、原田宜社長)の現地法人として、バイテックホールディングスグループや市内農業生産者6戸などが出資し昨年4月に設立。市が昨年度、用地を取得し整備した産業団地の第1号企業として工場を建設した。工期は今年3月3日~11月15日。
 総事業費は約17億円。国の交付金約7億4000万円、市の企業立地助成金2億5000万円などを活用する予定。
 鹿角工場は鉄筋造2階建て、延べ床面積3648平方㍍。バイテックグループの植物工場としては一昨年4月稼働の大館工場に続き県内2カ所目、国内では5カ所目。他工場にはない自動移植機を新たに導入し、リーフレタスなどを生産する。1日最大約1万7000株の生産を見込んでおり、大館工場の1・7倍の規模となる。
 無農薬栽培で天候に左右されず、周年で安定供給が可能。初出荷は年明けとなる予定で、出荷先はサラダやサンドイッチ加工業者など業務用が中心となる見込み。
 従業員は現在、正社員11人、パート29人の40人。鹿角市在住者が大半で、このほか大館市や小坂町など。
 委員らは、同社担当者から会社概要や作業工程、工場設備等について説明を受け、事務室等があるエリアから窓ガラス越しに栽培棚エリアを見学。「衛生管理が徹底されている」「早く軌道に乗せて、もっとこの土地(産業団地)を使ってほしい」などと期待する声が聞かれた。
 産業団地は東北自動車道十和田インターチェンジ(IC)の西方約1㌔。広さは2万3642平方㍍。市ではさらなる企業誘致を目指している。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「『介護労働者の労働環境および処遇改善』のために国に対し意見書の提出を求める陳情」など陳情5件を採択した。

ガソリン・灯油下落続く 北鹿地方 7カ月ぶりの水準に「もっと下がって」

2018-12-13
会員価格で149円を提示する給油所(大館市山館)
 原油価格の下落を受けて、県内でレギュラーガソリンの値下がりが続いている。資源エネルギー庁が12日に発表した石油製品価格調査によると、本県のレギュラーガソリンの店頭小売価格は1㍑当たり前週比1・5円減の150・0円で、7カ月ぶりの水準となった。北鹿地方の給油所では、店頭小売価格で150円前後の表示が多くなっている。原油価格の高騰を受けて、10月中旬には4年ぶりの高値をつけていただけに、年末年始で出費がかさむ家計にとっては助けになりそうだ。
 同庁の委託を受けている石油情報センターの10日時点のまとめによると、全国平均は前週比2・0円減の149・3円で、7週連続で値下がりした。47都道府県全てで値下がりとなった。同センターによると、原油価格の下落を受けて元売り各社が卸値を引き下げたことが価格に反映されたとしている。
 大館市内の給油所は、店頭価格が150円台前後で推移している。給油に訪れた30歳代の男性は「10月ごろと比べると安くなってきている。それでもまだ高いと感じるので、もっと値下がりしてほしい」と話していた。需要期の灯油の値段も下落傾向。現在、本県の配達灯油価格は18㍑当たり1724円で、9月半ばの水準まで戻りつつある。
 同センターによると、卸値の引き下げが価格に転嫁されるため、来週も引き続き値下がりすると予想している。
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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待機児童32人、前年比減 大館市・10月1日現在 補助で託児所利用が増

2018-10-26
待機児童数などの報告を受けた会議(大館市総合福祉センター)
 大館市が10月1日現在でまとめた保育園や認定こども園など認可保育所の待機児童数は32人となり、前年同期と比較し14人減った。市は本年度、認定保育施設(託児所)の利用料を助成する事業を開始し、希望者が託児所利用に移るなどして待機が減ったと分析。24日夜に市総合福祉センターで開かれた市子ども・子育て会議(梅内孝倫会長)で報告を受けた。
 市子ども課によると、希望する認可保育所に本年度入園できなかった待機児童数は4月1日現在20人。10月1日現在は32人で、内訳は0歳児20人、1歳児9人、2歳児2人、3歳児1人だった。0、1歳児が中心で、年度途中の産後休暇や育児休業明けのタイミングで入園を希望しても、すでに空きがなく、待機が増えていく傾向にある。
 待機解消に向け、市は「認定保育施設利用支援事業」を開始。同課によると、保育料の平均は保育園などの約2万円に対し、託児所は約4万円。保育園を利用した場合の保育料との差額分を助成し、保護者の負担軽減を図っている。事業活用が広がり、市内の認定保育施設(託児所)3施設の利用者は40人(10月1日現在)となり、前年度から13人増えた。
 待機児童は前年同期比14人減で、特に1歳児が15人減り、同課は「認定保育施設(託児所)利用者が増加したため」と分析する。また、本年度は0歳児を対象に在宅で6カ月子育てした時点で5万円、1年経過でさらに5万円を現金給付する「在宅子育て支援給付金事業」も開始。今月から申請を受け付けており、月12人程度、本年度は約70人が該当になると見込む。「事業により在宅で子育てする保護者の増加も予想され、待機解消につながったか検証したい」としている。
 一方で、依然として待機は発生している状況で、「保育希望者に対しては、認定保育施設に受け入れ枠があるかどうか確認しながら紹介していきたい」と話した。
 会議では、来年10月から実施予定の幼児教育無償化の説明もあった。基本的に全3~5歳児と、0~2歳児の子を持つ住民税非課税世帯が対象となる予定だが、同課は「内閣府で検討段階で、決まったら会議で協議したい」と説明。委員からは「料金により人の流れが大きく変わり、へき地保育所などから保育園に移動する可能性もある。早めの対応を」との意見が出された。

阿部さんと川又さんに芸術文化章 鹿角市芸文協 11月17日に表彰式

2018-10-26
 鹿角市芸術文化協会(黒澤一夫会長)は、本年度の芸術文化章受賞者を発表した。民話の保存・伝承に貢献した阿部益栄さん(89)=花輪、謡曲の振興に努めた川又節三さん(81)=花輪=の2人。表彰式は11月17日午後6時から、鹿角パークホテルで開かれる。
 阿部さんは教員時代に鹿角地域の方言や伝説・民話を収集し、授業にも活用した。2010年から昨年まで「鹿角民話の会どっとはらぇ」会長を務め、現在も学校や観光施設等で語り部として活動。市芸文協監査を務め運営に貢献した。
 川又さんは1995年に謡曲の花輪宝生会へ入会して以来、23年間にわたって人の和を大事にし、会の活動の要として活動。幹事や副会長兼会長代行を歴任するなど会の代表として対外的な役割を担い、会の発展に貢献した。

旧鷹巣農林高校第5代校長 柘植氏の樺細工棚、北秋田市に 子孫が同窓会経て寄贈

2018-10-26
市に寄贈された柘植氏ゆかりの樺細工の棚(北秋田市役所)
 旧鷹巣農林高校の第5代校長を務めた故・柘植六郎氏ゆかりの樺細工の棚が25日、北秋田市に寄贈された。鷹巣農林高の退職記念に贈られたもので、柘植さんの孫・上野誠さんが今春に同校同窓会に届けた。今後は七日市の長岐邸に展示される予定。
 柘植氏は東京帝国大学農学部を卒業した果樹園芸の先駆者。1930年4月から38年10月まで鷹巣農林高の校長として、数多くの農林加工品の開発を手掛けるなど地域の物産開発に貢献した。校長を務める前は盛岡高等農林学校(現岩手大)に勤務し、詩人の宮沢賢治にも勉学を教えた。
 棚は鷹巣農林高の退職時に贈られた記念品で、底に「職員生徒一同」と記されている。伝統的な技法で作られたヤマザクラの樺細工で、戸棚や引き出し、飾り棚が備えられている。大きさは高さ約50㌢、幅62㌢、奥行き27㌢。柘植氏の死後は福岡県の上野家で管理されていた。
 今年の春に柘植氏の孫で奈良大学教授の上野さんから、鷹巣農林高同窓会の河田弘美事務局長に同校の卒業アルバムと一緒に送られてきた。上野さんは送り状に「六郎にとりまして、(鷹巣農林高の在職時が)一番楽しい時代であったと思っています」と記している。
 事務局長の河田さんが市役所の応接室を訪れ、ゆかりの棚のほか、柘植氏に関する書籍や資料などとともに紹介した。津谷市長は「鷹巣農林高についてあらためて分かり、とても貴重。大事にしながら地域の皆さんにも見てもらいたい」と話していた。
 棚は今後、鷹巣農林高の前身となる北秋田郡立農林学校と縁のある七日市の長岐邸に置く予定。大型連休中など特別公開の時期に来場者に見てもらえるよう検討している。

北東北横断道路の整備など要望5項目 県北市議会連絡協 大館市で総会

2018-10-25
県北部市議会連絡協議会の総会(プラザ杉の子)
 県北部市議会連絡協議会(会長・佐藤久勝大館市議会議長)は24日、大館市有浦のプラザ杉の子で総会を開き、各市から提出された5項目の要望事項を原案の通り承認した。構成する4市共通の要望事項は「八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進」と「道路整備予算の確保」の2項目。県選出の国会議員へ提出する。
 大館市と鹿角市、北秋田市、能代市の4市議会で構成。共通する地域課題について協議するとともに、相互の親睦と交流を図る目的で設置している。総会は輪番制で開き、会長は開催市の議長が務めている。総会で佐藤会長は「古くから密接な関わりを持つ4市の議会が行政の枠を超えて連携することで、それぞれが抱える課題を解決することができる」などとあいさつした。
 各市の提出案件は▽能代港を活用した地域振興(能代市)▽日本海沿岸東北自動車道の早期完成(大館市、北秋田市、能代市)▽八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進(大館市、北秋田市、能代市、鹿角市)▽医師確保と地域への均衡ある医師配置(北秋田市、鹿角市)▽道路整備予算の確保(大館市、北秋田市、能代市、鹿角市)―の5項目。
 このうち、八戸・能代間の北東北横断道路整備促進については「現在32㌔ある国道103号鹿角市大湯から国道104号青森県田子町夏坂間を、一部トンネル化(仮称・世紀越えトンネル)により短絡するルート整備の早期実現」を要望。道路整備予算の確保では「安定的・持続的な予算枠の確保と公共事業関係予算の大幅な増額」や「老朽化対策の推進と地方公共団体への支援」などを求める。
 日本海沿岸東北自動車道の早期完成は「二ツ井今泉道路、鷹巣西道路に加え、能代地区線形改良が進められる二ツ井白神インターチェンジ(IC)も整備の促進を図り、早期の全線開通を要望する」としたほか、「二ツ井白神IC―小繋IC(仮称)間について、道路の速達性や定時性、安全性の確保を可能とする整備を要望する」とした。
 医師確保と地域への均衡ある医師配置では▽医療提供体制の整備について実効性ある制度を創設すること▽地方に対する医師確保対策を講じること―などを求める。能代港を活用した地域振興では、クルーズ船誘致のための環境整備やインバウンドに対応した受け入れ体制整備への支援について要望する。

「無償の愛」花で広げたい 愛知の大学生 圏域産業祭で〝リレー〟企画

2018-10-25
生花店の経営者らと打ち合わせをする黒川さん(右、大館市御成町)
 道行く人に一輪の花を渡し、無償の愛を拡散させませんか―。こんな心温まる企画を愛知県の大学生が考え、28日に大館圏域産業祭が開かれるニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)で実践することになった。趣旨に賛同した大館市内の生花店が協力。大学生は「人と人のつながりをつくるきっかけを生み出したい」と意気込んでいる。
 企画したのは南山大学4年の黒川遼太郎さん(22)=愛知県尾張旭市。「インターネットのおかげで遠い人が近くなったが、近い人は遠くなってしまったのではないか」とつながりの希薄化を懸念し、積極的な地域交流を実現したいと発案した。学生の成長機会をつくり出す目的で、同大が支援する「南山チャレンジプロジェクト」に採択された。
 大館市のサテライトオフィス(出先拠点)体験事業に知人が参加した縁で、9月から1年間休学して市内に滞在。御成町の共用オフィス「マルーワ」(わっぱビルヂング2階)を拠点に活動する中、「おおだて花いっぱいプロジェクト」を展開する生花店と出会い、内容を詰めてきた。
 弘前大や国際教養大、中京大、岐阜聖徳学園大の学生、大館鳳鳴高の生徒ら18人でグループ「Spreading love(スプレッディング・ラブ=愛の拡散)」を結成し、アバ・フローリスト(御成町)やおおだてフラワー(大町)、カネヤ生花店(比内町扇田)、花の店クローバー(向町)、花ドーム(大田面)の5店が協力する。
 当日は午前11時に集合し、ギフト向けの花200本を用意する。花には「あの人へつなぐ」と書かれたメッセージカードを添え、花を受け取った人は次の「誰か」にその花を渡す。次々とリレーすることで、つながりを生み出すとともに花を身近に感じてもらう狙いがある。形に残らない「体験型」も特徴だ。
 黒川さんは「ネットで発信したら、これまでに8カ国16都市で行われた。自分にとって『あの人』って誰だろうと考える時間は有意義。そんなきっかけになればいい。多くの大学生が大館入りし、終わった後もいろいろな活動を展開していくので、その弾みにしたい」と話している。
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