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秋田杉の故郷、世界に発信 大館産集成材 五輪選手村の建材に 出荷式に競歩の小林選手も

2019-09-16
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出荷する木材の前で記念撮影する参加者(秋田グルーラム釈迦内工場)
 2020年東京五輪・パラリンピックで選手村内の交流施設「ビレッジプラザ」建築に使われる大館市産秋田杉集成材の出荷式が15日、同市の秋田グルーラム釈迦内工場で行われた。集成材は施設玄関口の梁(はり)などに使用される。同市出身で、陸上競技競歩で五輪出場を目指す小林快選手(26)=新潟アルビレックスランニングクラブ=も参加し、母校・大館東中、桂城小の陸上部員から激励を受けて士気を高めた。
 大会組織委員会が建設に国産材を活用して大会の機運を盛り上げようと、「日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」と題したプロジェクトを展開。全国63の自治体から無償で借り受けた木材を使用して建設する。本県では大館市と秋田県が参加する。
 大館からは、市有林や市内の国有林から切り出された秋田杉を集成材加工した約30立方㍍を提供する。秋田グルーラムで加工し、施設の玄関口部分の梁や床材、フェンスとして活用される予定となっている。
 式には約60人が参加。福原淳嗣市長が木材に「秋田県大館市」の焼き印を押し、「秋田杉の故郷大館をアスリートを介して世界に発信したい」とあいさつした。
 出席した小林選手は、17年の世界陸上競技選手権男子50㌔競歩で銅メダルを獲得。東京五輪参加標準記録をすでに突破している。「五輪の場に大館の木材が使われることは、地元を近くに感じて心強いと思う。10月27日に山形県で開かれる選考会で優勝すれば五輪出場が内定する。そこに向け、今日いただいた応援を力に変えて頑張る」と決意を述べた。
 後輩を代表して齋藤夏海さん(桂城小6年)と金澤悠陽さん(大館東中3年)が「五輪に向けて厳しい戦いが続くと思うが、けがに気を付けて頑張ってほしい」などと激励し、部員のメッセージを寄せた国旗を手渡した。
 東京中央区晴海の建設地へ10月上旬まで4回に分けて出荷。大会後には解体された木材が市に返還され、公共施設などで「レガシー(遺産)」として活用される。

「イケメンマタギ」お披露目 北秋田 地域のイベントPRへ

2019-09-16
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「イケメンマタギ」として活動するフィリップさん、櫻井さん、阿部さん、サマナンさん(北欧の杜公園、左から)
 北秋田市内の団体や企業有志で組織する「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会・澤田吉弘会長)は、阿仁マタギのPR活動に参加して地域のイベントを盛り上げることを目的とした「イケメンマタギ」を選考した。15日に同市の北欧の杜公園でお披露目会が行われ、一般公募で志願した外国人や移住者など5人が紹介された。
 協議会は、市の地域素材をPRして地域活性化につなげようと設立。初年度の今年は阿仁マタギのPR活動に取り組み、マタギの衣装を着て市内を歩いてPRする「市民マタギウオーク」を実施してきた。
 「イケメンマタギ」は、今後の活動を一緒に取り組む仲間を探そうと、7月ごろから市内外問わず18歳以上の男性を対象に公募。九島サマナンさん(26)=カンボジア出身・秋田市在住=、藤井智希さん(30)=大館市白沢=、チョールトン・フィリップ・マーティンさん(49)=オーストラリア出身・北秋田市阿仁水無在住=、阿部克也さん(27)=大館市軽井沢=、櫻井謙介さん(31)=大館市清水町=の5人が選ばれた。
 お披露目会は北欧の杜公園で行われたフローラルフェスタ内で実施し、欠席の藤井さんを除く4人が紹介された。4人は「マタギを知ってカンボジアの人に教えたい。一緒に頑張りたい」「観光を盛り上げたいと思い応募した。よろしくお願いします」などと意気込みを語った。
 4人には委嘱状と副賞の目録が手渡された。選ばれた5人は国内外からの移住者が主で、澤田会長は「英語もできるイケメンマタギが参加してくれた。皆さんも地域のPR活動に参加してもらえたら」と、マタギウオークへの参加も併せて呼び掛けた。
 団体とイケメンマタギの5人は、10月末まで市内外で行われるイベントに参加。マタギの衣装を着て合川駅前秋まつりや本場大館きりたんぽまつり、内陸線ごっつおまつりなどで観光客を出迎える。活動期間は未定。

北鷹、初戦突破ならず 秋季全県高校野球 終盤に失策から崩れる

2019-09-16
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北鷹は5回1死満塁から工藤が中前打を放ち追加点を奪う(こまちスタジアム)
 第2日の15日は秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は8強入りを懸けて秋田北鷹が秋田南と対戦。中盤まで互角の試合展開だったが、終盤は失策から一気に崩され3―10でコールド負けを喫した。第3日の16日は両球場で2回戦4試合を行い、大館鳳鳴が大曲工業と対戦する。
 ◇2回戦【こまちスタジアム】
秋田北鷹 00102000   3
秋田南  00103015× 10

 ▽二塁打=佐藤海、高橋(南)▽併殺=北鷹1、秋田南3▽暴投=北鷹1
 中盤まで互角に競り合った秋田北鷹が、終盤に守備の乱れから大量失点を許し、コールド負けを喫した。
 北鷹は3回、4死球で押し出しの先制点を得た。なおも2死満塁としたが、後が続かず追加点はなかった。追いつかれた後の5回は3連続四球で1死満塁とすると、工藤の中前打で1点、さらに遊ゴロの間に1人がかえって計2点勝ち越した。
 しかし直後の5回裏、長短3安打で3点を奪われ逆転を許した。反撃したい北鷹だったが、6回以降は全て三者凡退と打線が沈黙。その間、7回に1失点し、8回には無死からの2連続失策につけ込まれ、3安打を浴びて5失点。コールドで敗れた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 守備の基礎ができていない。練習で注意していることがそのまま出ていた。来春に向けてもう一度、基礎からやり直さなければならない。

旧正札本館棟姿消す 解体工事でぽっかり 大館市 民間で再開発の 動き

2019-09-15
 大館市が所有する旧正札竹村本館棟(大町)の解体工事は1階部分を終え、街のシンボル的な存在だった9階建てが姿を消した。地下部分の解体が続いているが、街並みにぽっかりと穴が開いたよう。跡地利用については民間主体で再整備する動きがあるとして、市は中心市街地の再興に向けて協議する考えだ。
 1969年完成の本館棟は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上9階地下1階建て、延べ床面積6223平方㍍、敷地面積784平方㍍。工期は2018年6月21日から20年3月31日。事業費3億4737万円。
 解体作業は上部から1カ月に1階分ずつのペースで進み、8月末で1階部分まで取り壊した。工事の進捗(しんちょく)率は80%。地下部分については、残存するボイラーなどの機器類を撤去し、周辺建物や道路に影響を及ぼさない範囲で残留物を極力残さないよう作業する。整地後の地面は砕石で平らにする予定。当面は侵入事故防止とイベント利用時の安全を確保するため、仮設材で柵を設け、汎用(はんよう)性の高い土地として維持管理する。柵設置などに伴う工事請負費の変更契約締結議案を12月議会に提出する見込み。
 9月議会一般質問では「街がどのような変貌を遂げるのか、市民の間でかなりの関心事となっている。往時のにぎわいを取り戻してほしい」として商業施設を求める声があり、福原淳嗣市長は民間の再開発計画があることを説明。「民間主体の動きに期待しているが、計画にどこまで市の意向を反映できるか慎重に検討する。取り組みを注視しながら新館棟や立体駐車場跡地、大館スカイパーキングと併せて街全体の再興につながるよう模索したい」との考えを強調した。
 正札竹村は嘉永年間(1848~54年)に創業し、県北部を代表する老舗百貨店として栄えた。販売不振で2001年に倒産。放置すると外壁崩落などの危険があるとして市が05年に土地と建物を2580万円で購入した。新館2棟は改修して自衛隊秋田地方協力本部大館出張所や県北NPO支援センターなどが入居している。
商店街から見た工事現場
地下部分の解体が行われている本館棟(大館市大町)=市提供

縄文時代の暮らし体験 北秋田市縄文まつり 勾玉や土偶づくりなど

2019-09-15
勾玉や土偶作りなどさまざまな体験教室を楽しむ来場者(伊勢堂岱縄文館広場)
 第19回北秋田市縄文まつりが14日、同市脇神の国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」のガイダンス施設・伊勢堂岱縄文館で開かれた。勾玉(まがたま)作りや土偶の製作、火おこしなど来場者が多彩な教室を体験し、縄文時代に思いをはせた。
 伊勢堂岱遺跡の保存や利活用に取り組む市民グループなどでつくる実行委員会(佐藤善壽会長)の主催。縄文時代や遺跡の魅力を広く知ってもらおうと、体験型のイベントを中心としたまつりを開いている。
 この日は天候にも恵まれ、親子連れなど多くの人が来場。縄文館周辺の広場には土器や土偶、勾玉、カラムシという植物を使用した織物などの製作体験ができる「縄文体験青空教室」が開設された。土偶作りのコーナーでは来場者が地域住民らに作り方を教わりながら、市内の白坂遺跡から出土した「笑う岩偶」やオリジナルの土偶作りに熱心に取り組んでいた。
 ステージではミニコンサートが行われ、市内で活動するダンスや合唱のグループが縄文時代風の衣装に身を包んで登場。このほか打楽器や民族音楽などの演奏も行われ、会場を盛り上げた。
 縄文時代の料理をイメージしたイノシシ鍋も限定100食で振る舞われ、人気を集めていた。地元の児童生徒でつくるジュニアボランティアガイドによる縄文館内と遺跡の案内も行われ、世界遺産登録に向けて機運が高まる遺跡の価値を確認していた。
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北秋田市9月議会 児童生徒の教育環境守る エアコン設置の可否など 元気ワールド存廃も

2019-08-31
 北秋田市議会は30日、9月定例議会一般質問の通告を締め切った。議員8人が9月11、12の2日間の日程で登壇する。市の検討課題となっていた介護予防拠点施設「げんきワールド」の存廃や、学校教室のエアコン設置について今後の対応を問う。
 質問するのは登壇順に久留嶋範子議員(共産党)、虻川敬議員(新創会)、大森光信議員(みらい)、中嶋洋子議員(同)、三浦倫美議員(共産党)、長崎克彦議員(無会派)、福岡由巳議員(同)、板垣淳議員(共産党)。各日4人が質問する。
 「げんきワールド」は市と民間との土地・建物賃貸借契約が来年6月末で満了する。契約を延長するかどうかや、事業の在り方を官民の検討委が協議し、契約を終える結論をまとめた。
 教室のエアコンについては、猛暑に伴い、児童生徒の教育環境を守る目的で議員が設置を求めている。市教委は今年夏の室内温度を調べ、設置の可否を判断することにしていた。
 市が推進する移住定住施策について、隣り合う大館市や能代市のベッドタウンとして宣言し「施策の促進を図るべき」とする議員も。質問の真意や当局の答弁が注目されそうだ。
 質問の要旨は次の通り。
 ◇11日
 【久留嶋範子議員】(共産党) ▽高齢者世帯への支援について▽ふるさとの文化活動について
 【虻川敬議員】(新創会) ▽子育て支援制度について▽移住定住について
 【大森光信議員】(みらい)
 ▽児童館について▽林業の振興について
 【中嶋洋子議員】(みらい)
 ▽鷹巣中央小と鷹巣南小の統合について▽救急医療情報キットについて▽げんきワールドの今後の方向性について
 ◇12日
 【三浦倫美議員】(共産党) ▽保護司の活動と市の協力体制について▽民生委員の活動と市の協力体制について
 【長崎克彦議員】(無会派)
 ▽農業・畜産業の振興について▽限界集落や戸数が減少している自治会組織の運営について▽岩石採取の許認可事務について
 【福岡由巳議員】(無会派)
 ▽小阿仁川流域の環境改善について▽孫七沢地内の森林について▽市制15周年記念事業について
 【板垣淳議員】(共産党)
▽子育て支援について▽学校教育環境について
 

大館クリーンセンター 設備改良など民間提案 事業評価委が審議

2019-08-31
提案評価の考え方を審議した委員会(大館市役所)
 大館市雪沢の一般廃棄物処理施設「大館クリーンセンター」の基幹的設備改良と工事後10年間の運営に向けた事業評価委員会(委員長、柴山敦・秋田大教授)が30日、市役所で開かれ、民間提案の評価手法を審議した。提案は10月に受け、要件を満たせば12月に契約を結ぶ。改良工事は来春から2カ年で行う。
 センターは2005年8月、民間資金活用の社会資本整備(PFI)方式で開設。民間事業者が所有・運営している。契約は15年間。契約に基づく延長協議は「現在地で事業継続」「延長期間10年」「PFI法にのっとり事業者選定を経て契約締結する」と確認していた。
 各設備は老朽化が進み、事業を継続するためには補修・更新した上で一層の運営効率化を図る必要がある。市の実施方針によると、回収したエネルギーの発電を通じた有効活用や循環型社会の実現、財政負担縮減なども目的としている。工事中は事業者が施設運営を続け、工事にかかる資金調達も行う。更新だけでなく余熱利用設備の新設なども盛り込まれた。
 今のところ現行の事業者だけが参加表明しており、10月に提案を受ける見込み。実施方針に基づく要件を満たせば11月に仮契約を締結し、議会の議決を経て本契約を結ぶ。柴山委員長は九州北部の大雨に触れながら「突発的な事案に対して環境行政施設は重要な役割を担う。そういう観点も考慮しながら進めたい」と述べた。
 

建て替え方針の合川公民館 完成まで2年、代替施設で 北秋田市 候補は保健センター

2019-08-30
住民と意見交換する市教委職員(合川公民館)
 北秋田市合川公民館(李岱)の老朽化に伴い、建て替える方針の市教委は28日、同館で住民説明会を開き、今後の工事スケジュールを示した。現施設の解体が始まる2020年4月ごろから一般の利用を休止し現地建て替えする。22年3月に完成するまでの2年間は近隣の公共施設を代替活用する考え。
 市教委が合川地区の住民を対象に開催した。合川公民館と、合川庁舎に隣接する合川駅前公民館(新田目)の老朽状況を説明し、今後の対応を示した。30人余りが参加した。
 生涯学習課によると、合川公民館が入居する合川農村環境改善センターは1982年に建てられ、築37年が経過。耐震診断の結果、大規模改修が必要と判断された。駅前公民館は67年に完成し52年がたつ。いずれも老朽化が著しい。
 すでに合川公民館を現地建て替えする方針が示されていて、この日は駅前公民館の解体方針を明らかにした。両施設の解体設計を年度内に行い、来年6月ごろ解体工事に着手する予定。
 合川公民館は建て替えの設計も同時進行し、2021年5月ごろに建設工事が始まる。完成は22年3月の予定。一般の利用ができない間の代替施設について出席者から質問があり、同課は「決定ではない」と前置きした上で「合川保健センターが第1候補。他の近隣施設も検討している」と述べた。建て替えに向け、住民の要望を把握する目的で検討委員会を今後立ち上げることも説明した。
 他の出席者は「合川庁舎も老朽化している。公民館と一体化した施設にする考えはないか」と質問。市教委は市庁舎を含めた再整備も検討したが結論に至らず「老朽化が進む公民館を先行して建て替えることにした」という。
 「地区の歴史を子どもが学べる施設に整備してほしい」と求める意見も。佐藤昭洋教育長は「合川の文教エリアを生かしていきたい。コミュニティーの拠点をつくっていければいい」などと強調した。
 

大館市で稲刈り始まる 早場米「五百川」 実りの秋一足早く

2019-08-30
コンバインで「五百川」を刈り取る農家(大館市二井田)
 早場米「五百川(ごひゃくがわ)」の稲刈りが29日、大館市内の圃場で始まった。JAあきた北が栽培を推進している品種で、管内に導入して8年目を迎える。今年は夏場に好天が続き、生育は良好で、9月8日ごろからスーパーの店頭に並ぶ。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないとされる。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、同JAが2012年から市内で栽培を推進。今年は管内の5農家が7・5㌶に作付けした。
 1・7㌶で栽培する冨樫覚さん(55)=本宮=は、5月15日に田植えをした二井田の圃場で稲刈り。長男の一磨さん(24)がコンバインを運転し、黄金色に実った稲穂を刈り取る様子を関係者が見守った。冨樫さんは「夏場の好天で昨年より出来はいい。あきたこまちの稲刈りは9月中旬から、めんこいなは10月からを予定しており、早めに作業が開始できる分、後半まで余裕をもって進められる」と話した。
 同JAによると、五百川の稲刈りの開始日は昨年と同じで、「出穂期以降、気温が高かったため登熟が進み、生育は良好で、収量が期待できる。冷めてもおいしいのが特徴で、新米を楽しみにしている消費者へ自信を持って届けたい」と力を込めた。県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される。
 

小坂町教委 情報活用能力の向上へ 小中学校に タブレット端末を導入

2019-08-30
タブレットが導入される小坂小中学校
 小坂町教育委員会は本年度、ICT(情報通信技術)環境整備事業の一環として、小中一貫教育校の小坂小中学校にタブレット端末を導入する。情報社会の発展に対応できる「情報活用能力」の向上が狙い。2学期中に導入し、小中の1クラス分に行き渡る34台を配置する。
 ICT教育は、学習意欲や情報活用能力の向上、授業の効率化などの効果が期待されている。
 同町は、まちづくりの指針となる第5次総合計画の後期基本計画(2016~20年度)の主要施策の中で、「教育支援の充実」を重点プロジェクトに設定。ICT導入を促進し、子どもたちが学びやすい環境の整備を図るとしている。
 小坂小中では以前から、必要に応じて電子黒板やタブレットを使った授業を展開している。現在、タブレットは10台あり、1台を2、3人のグループで使用している。
 新たにタブレットを増やすのは「授業の分かりやすさなどを含め、検討した結果」(町教委)だという。20年度からコンピューターのプログラミング教育が小学校で必修化されることも視野に入れている。
 当初予算に事業費約622万円を計上した。タブレットの端末機は「iPad(アイパッド)」で、導入に合わせて公衆無線LAN「Wi―Fi」を整備する。
 町教委は「一人一人の学習状況を把握しながら、きめ細やかな指導に活用していく」としている。
 
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電力小売会社 「かづのパワー」が発足 県内初の3セク方式 来春、市施設に供給

2019-07-11
新会社への期待を話す児玉市長。㊨は竹田社長(市役所)
 鹿角市、市内企業などが出資する地域電力小売会社「かづのパワー」の創立総会が10日、市役所で開かれ、定款や事業計画を承認、発足した。三菱マテリアル永田水力発電所(八幡平)を地域電源に、来年4月から市内の33公共施設に電気を供給する。第三セクター方式の新電力は県内で初めて。
 電源資源が豊富な地域の特徴を生かし、地域の電力を地域内に供給する、エネルギーの地産地消を目指す。2012年度に可能性を探る調査事業に着手した。
 出資者は市、市内企業、金融機関など1個人、19法人。資本金は990万円。市の出資比率は49%。事務所は旧花輪市民センター内の一室に設置。職員1人を新規採用する。
 総会では定款、19年度事業計画と収支予算などを原案通り承認。取締役と監査役を選任し、会議を中断して開いた取締役会で代表取締役に竹田孝雄氏(69)を選出した。
 竹田氏は同市出身で13年に帰郷し、太陽光発電の鹿角エナジーを設立。現在は同社の技術顧問で、市の産業コーディネーターを務めている。
 新会社は、永田発電所の電力(FIT電気)を、東北電力を介して調達し市内に供給する。FIT電気は東北電力が買い取ることになっているため、東北電力と「再生可能エネルギー特定卸供給契約」を締結し、永田発電所の電気を東北電力から特定して購入する。
 計画では、来年4月から市内小中学校、市民センター、保育園など33の市施設に電気を供給する。23年に市の全施設に供給し、その後民間にも徐々に拡大する。本年度は供給開始へ向けた準備を進める。需給調整業務はパワーシェアリング(千葉県、八木敏之代表)に委託する。
 地域電力小売会社の設立は県内で5番目。自治体が出資する方式は第1号。

高校野球県大会 10日間の熱戦へ 球児の夏開幕 北鹿6校堂々の行進

2019-07-11
昨秋の部員不足を解消し単独で堂々行進する十和田(こまちスタジアム)
 第101回全国高校野球選手権秋田大会は10日、秋田市のこまちスタジアムで開会式を行い、10日間の熱戦が開幕した。入場行進では前年度優勝校の金足農業を先頭に北鹿6校を含む44チームが堂々とした姿を披露。甲子園出場を目指しお互いに健闘を誓い合った。
 本年度からは熱中症対策として給水時間が設けられ、全チーム入場後に選手らが一斉に給水する姿が見られた。また表彰式では伊藤勝三スポーツ振興基金より国際情報高野球部に助成金交付証などが授与された。

アジサイ見頃迎える 北秋田市の翠雲公園 2500株が続々開花

2019-07-11
アジサイを眺める来場者(翠雲公園)
 北秋田市三木田の翠雲(すいうん)公園で「市の花」に指定されているアジサイが咲き始めた。9種類約2500株が続々と開花し、青や薄紫色の涼しげな色の花が訪れた人を楽しませている。
 園内の斜面には、地域住民らがオーナーとなり植栽したアジサイが並んでいる。一般的なセイヨウアジサイのほか、ガクアジサイやアマチャアジサイなど多彩な品種を観賞できる。
 公園の整備を行っている男性によると、今年は6月末から徐々に咲き始めたものの、少雨が影響し花は小ぶりなものが多いという。開花の時期は品種によって異なり、8月中旬まで楽しめる。
 10日の午前中には福祉施設の利用者や地域住民らが公園に訪れた。来場者はタマアジサイをスケッチしたり、休憩所で涼みながら遠くの花を眺めたりして、思い思いの時間を過ごしていた。
 子どもの誕生を祝い、家族がアジサイの苗木を植える活動が行われている公園内の「誕生の森」では、孫の誕生時に植えたアジサイの成長を確かめに来た住民の姿も。小学2年生の孫がいる同市川井の60歳代男性は「立派に咲いていてうれしい」と話していた。

大館 働きやすい職場環境は 若手社員ら 7人 知事と意見交換会 生産性向上へ事例も

2019-07-10
企業の若手社員らが参加した意見交換会(大館市雪沢)
 佐竹敬久知事と県民の意見交換会が9日、大館市の東光鉄工UAV事業部(旧雪沢小学校)で開かれ、企業の若手社員らが地域や業界の抱える課題を訴えた。人口減少は不可避だとして生産性向上や働きやすい環境づくりへの取り組みも紹介され、知事は「国内外に新たな市場を求めれば経済規模を維持できる。希望を持って地域を盛り上げてほしい」と期待を寄せた。
 テーマは「令和を生き抜く!~これからの北秋田地域の仕事のありかた」。UAV事業部が手掛ける小型無人飛行機「ドローン」開発の現場を視察した後、効率的な働き方や若者・女性が働きやすい職場環境などについて意見を交わした。
 UAV事業部の岩澤正志さん(35)は「秋田発ドローンをもっと展開できるようネットワークをつくりたい」、長木地区で園芸メガ団地を営むアグリ川田の川田将平さん(38)は「コメをドイツや香港に輸出しており、今年は倍増したい。人口減でも農業は捨てたもんじゃない。工夫すればするほど面白い。生産性を高めればもうかる産業だ」と語った。
 市内でライターとして活動する島田真紀子さん(43)は「子どもを預けなくても、手元で見ながら働ける環境があれば待機児童解消につながるのではないか」と提言。その上で、子どもの遊び場と母親が作業できる場を併設する「子育てカフェ」の開店準備を進めていることを紹介した。
 大館桂工業の安達論さん(33)は「人材確保が課題。一度地元を離れても戻ってきたときに受け皿になれるような体制を整えたい」と述べた。
 東光コンピュータ・サービスの千葉幸生さん(31)は「家事や育児に協力できる時間を増やしたい」と語り、仕事と家庭を両立できる職場環境を求めた。北秋田建設業協会建設女子部会「わかば」代表の畠山優子さん(51)=秋田土建=は「出産や育児を経ても働き続けられる環境があれば女性も活躍できる」と強調した。
 医療機器製造のエヌピーエスで営業を担当する藤原大樹さん(37)は、離職率の低さや有給休暇の高い取得率を紹介しながら「次の世代を見据えて人口流出に歯止めをかけるべきだ」と訴えた。

あいかわ保育園を民間へ 北秋田市 運営法人選定委を設置

2019-07-10
北秋田市の市立保育所民営化移管法人選定委員会(第二庁舎)
 北秋田市は来年4月から、あいかわ保育園の運営を民間へ移管する方針だ。保護者の代表や学識経験者らで組織する「市立保育所民営化移管法人選定委員会」が9日、市役所第二庁舎で開かれ、委員長に虻川広見副市長を選出。11日から8月8日までの期間で、法人からの応募を受け付けることなどを決めた。
 市が設置した「市保育園等の在り方検討委員会」は13年5月、効率的な運営のため「民間の活力を導入し、民営化を進めていくべき」などと提言。これに基づき、15年4月からは鷹巣中央保育園、16年4月からは鷹巣東保育園をそれぞれ、民間の社会福祉法人へ移管した。
 あいかわ保育園は、旧合川町の東西南北4地区にあった保育園を統合。現在の建物は03年に開設した。今年4月1日現在、170人の定員に対し124人の園児が在籍。一時預かり保育や延長保育のほか、病児保育事業(体調不良児対応型)、障害児保育事業を実施している。
 移管後の運営主体は、社会福祉法人を基本に検討する考え。運営法人は公募し、選定に当たっては「対応できる保育サービスの内容や、今後も継続して施設を運営するための安定した財務基盤を有していることなど、総合的に判断する」などとした。
 選定委員会は、移管先を公平、適正に選定するために設置。委嘱状の交付に続き、虻川副市長は「公立保育所を民営化し、保護者からのニーズへ迅速、丁寧に対応していくことが必要。適切な運営のためには、運営法人の選定が非常に重要となる」などとあいさつした。
 決定した募集要項によると、申込書等の配布は11日から開始し、同日から8月8日までの期間で申し込みを受け付ける。説明会および現地見学会は7月23日に実施。応募者によるプレゼンテーション、ヒアリングなどによる選考は、21日に開く第2回選定委員会で行うことにした。
 委員は次の通り。
 ▽委員長=虻川広見(副市長)▽委員長職務代理=河田浩文(市総務部長)▽委員=金子平(あいかわ保育園保護者代表)浅野直子(北教育事務所指導主事)佐藤進(市財務部長)齊藤修(市健康福祉部長)小熊あけみ(阿仁合保育園園長)
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