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昭和木材 木造建築用のプレカット材製造 大館市に10億円投資し新工場増設

2019-11-17
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設備増強のため建設中のプレカット新工場(大館市松木境)
 木造建築用のプレカット材を製造する昭和木材(本社・北海道旭川市、高橋範行社長)は、大館市松木境の東北プレカット工場に新工場を増設する。安定した住宅供給と非住宅分野への進出を図る設備増強。投資額は約10億円で、来年4月稼働、新たに6人を雇用する予定。市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。年間生産量は一般住宅換算(40坪程度)で850棟を目指す。
 新工場は鉄骨平屋建て延べ3619平方㍍で、第2工場の向かい側に建設中。既存機械の老朽化のほか、生産効率向上のため最新機械を導入する。1日の加工能力は70坪を100坪、年間生産量550棟を850棟、坪換算では1万9000坪を3万坪に拡大する見込み。県内を中心とした販路を青森、岩手などの県外にも広げる。
 人口減少に伴い、新設住宅着工戸数も減少する傾向にあり、既存の加工機では対応できなかった老健施設や公民館、保育園など、大型の非住宅分野への進出を狙う。
 同社は1913年に旭川市で創業。植林から伐採、製材・集成、プレカット、住宅の設計・施工まで住宅建築に関する全ての工程を一貫して管理する総合木材企業。2002年に大館市内に東北営業所を開設。その後、東北各地の営業所を統括する支店に格上げした。東北プレカット工場は12年に北秋商事から工場等を譲り受けて操業を開始した。既存の工場は大館市の指定工場となっている。
 石田保雄東北支店長は「最新機械の導入によって、従来できなかった特殊加工が可能となり、よりスピーディーで精度が高い加工部材を提供できる。県内のほか、近隣の県外にも進出していきたい」としている。

新たな駅メロお披露目 秋田内陸線の米内沢駅 「浜辺の歌」を 向谷さんアレンジ

2019-11-17
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美しい歌声を披露した浜辺の歌音楽館少年少女合唱団(北秋田市の米内沢駅)
 北秋田市米内沢の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、吉田裕幸社長)米内沢駅で16日、新たな「駅メロ」のお披露目会が開かれた。同地区出身の作曲家・成田為三の「浜辺の歌」を、「カシオペア」の元キーボード奏者で音楽プロデューサーの向谷実さんがアレンジしたもの。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の合唱も披露され、生まれ変わった駅メロの誕生を祝いあった。
 同駅では旧国鉄時代の1986年から、列車の到着時に「浜辺の歌」を流していた。90年ごろからは、シンセサイザーによる「浜辺の歌変奏曲」を使用。列車到着の3分前に鳴らされてきた。
 内陸線の応援大使に就任した向谷さんは今年、阿仁合駅と鷹巣駅にそれぞれ、オリジナルの駅メロを提供。5月に阿仁合駅を訪れた際に、成田為三の功績を伝える「浜辺の歌音楽館」や米内沢駅を訪れ、編曲を申し出たという。
 お披露目会には、地域住民や関係者ら約100人が来場。吉田社長は「米内沢駅は昨年、音楽と笑顔の駅をテーマに生まれ変わった。浜辺の歌音楽館とともに、まちのにぎわいをつくろうと取り組んでいる。向谷さんから提供されたメロディーが、音楽の力で米内沢駅、そして米内沢のまちを元気にしてくれると信じている」などとあいさつ。来賓の虻川広見副市長が祝辞を述べた。
 来賓らがボタンを押して、向谷さんによる「浜辺の歌」を披露。明るく弾むような曲調に、会場を埋めた人たちは笑顔で聞き入っていた。また、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の20人が、「かなりや」と「浜辺の歌」の2曲を披露した。
 同合唱団の近藤言美(ことみ)さん(16)=北鷹高1年=は「毎日、米内沢駅を利用している。新しいメロディーは明るく、きれいになった。これから、駅で聞くのが楽しみ」などと感想を話した。
 新たな駅メロはこの日から使用を開始。列車到着の3分前に1分間、流される。これまでの曲も待合室内の再生機で聞くことができる。

線路上の〝非日常〟 小坂鉄道レールパーク 17人がウオーク 枕木交換作業も見学

2019-11-17
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枕木の交換は全て手作業(小坂鉄道レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で16日、構内を歩くイベント「線路ウォーク」が初めて行われた。町内外の参加者が線路の枕木交換の作業を見学したほか、普段立ち入ることのできない線路の行き止まり(終端)に足を踏み入れるなど、非日常的な鉄道の空間を味わった。
 町は本年度から5カ年計画で、安全輸送の確立を図るため、線路のレールを支える木製の「枕木」の交換工事を行う。1000本近くの枕木があり、腐食などで老朽化が著しいものを優先する。本年度は、駅舎に最も近い旧旅客本線の枕木約170本を交換する計画で、工事は11日から始まった。
 今回のイベントはボランティア団体「小坂鉄道保存会」が企画。町内外から親子連れなど17人が参加した。
 参加者は、作業員がスコップで砕石をかき出して古い枕木を取り出し、縦2・1㍍、横20㌢、高さ14㌢、重さ60㌔ほどの新しい木製(広葉樹)の枕木と交換する手作業に見入ったほか、駅舎から南側約600㍍先の終端を目指し、線路を歩いた。
 途中、転轍(てんてつ)器や硫酸タンク、旅客車両などがあり、保存会員の説明に熱心に耳を傾けた。終端には車止めの標識があり、「昔は(鹿角市の)毛馬内まで延伸させる計画もあった」という説明に、参加者は驚いていた。
 大館市早口から参加した女性(70)は「小坂鉄道に乗って小坂町で、康楽館の芝居を見たことを思い出した。まさか線路がこんなにも続いているとは思わなかった。枕木の交換は全て手作業でびっくりした」と目を丸くしていた。
 同保存会の千葉裕之会長(56)は「意外と多くの人たちに関心を持ってもらえてうれしかった。小坂鉄道の魅力を発見したことで、その魅力を他の人たちに発信してもらいたい」と期待していた。

し尿処理場老朽化 川口に受け入れ施設 大館市 下水処理センター敷地に計画

2019-11-16
し尿受け入れセンター建設予定の大館処理センター(大館市川口)
 大館市は15日、県米代川流域下水道大館処理センター(同市川口)敷地内への建設を計画している汚物処理場(し尿受け入れセンター)の都市計画変更案の縦覧を始めた。し尿処理場(同市松木)の老朽化に伴い、新たに整備することで処理センターとの共同処理を目指す。県有地を借りるため、県も同日から変更案の縦覧を実施している。いずれも29日まで。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、「汚物処理場」として都市計画決定され、85年4月から稼働している。処理能力は1日あたり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進んでおり、生活排水を適正処理するために新たな施設の建設を計画している。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地約6・2㌶のうち北西側の約2600平方㍍は下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 市は大館処理センター敷地内に整備し、下水道と共同処理することで建設費や管理費の低減を図る。このため受け入れセンター建設地を都市計画法に基づく汚物処理場として計画決定する方針。県は大館処理センターの面積を縮小する。し尿処理場は新施設の供用開始後に稼働を停止し、廃止の都市計画決定を予定している。
 汚物処理場の変更案は都市計画課(比内総合支所)と環境課(本庁舎)、大館処理センターの変更案は県都市計画課(秋田市)と北秋田地域振興局用地課(北秋田市)、市都市計画課で縦覧できる。意見書も提出できる。問い合わせは市都市計画課(☎0186・43・7082)。

日露共同製作映画 「ハチとパルマの物語」 秋田犬の魅力世界へ 監督ら会見

2019-11-16
映画「ハチとパルマの物語」製作発表会見(県庁)
 大館市生まれの秋田犬「忠犬ハチ公」とロシアの忠犬パルマの物語を題材にした日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」の製作発表会見が15日、県庁で行われ、メガホンを握るロシアの映画監督や大館市での撮影を支援する秋田犬ツーリズムの中田直文会長らがストーリーや撮影スケジュールなどについて説明。「映画を通じて秋田、大館の魅力を世界中に発信したい」と期待を込めた。
 忠犬パルマは旧ソ連時代の実話で、空港に残されたパルマが2年間にわたって飼い主を待ち続けたというもの。飼い主を待ち続ける姿は人々の心を打ち、空港のシンボル的な存在になったとされており、駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。
 映画は、家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマとの交流が中心。空港で日本人に連れられた秋田犬と出会ったことから、「パルマを飼い主のところに戻してあげたい」と行動する姿を描いたものになるという。日本からは渡辺裕之さん、藤田朋子さん、壇蜜さんらが出演する予定。 
 冒頭には大館市で撮影した映像が使われる予定で、18日と来年1月に撮影が行われる。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手や愛犬の秋田犬マサルも特別出演する。
 会見には監督のアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん、プロデューサーのクリスティーナ・レイリアンさんと益田祐美子さん、中田会長らが出席。企画意図やストーリー、撮影スケジュールなどについて説明した。
 秋田犬ツーリズムは大館市での撮影に向けて約200人のエキストラを用意するなどサポートを展開。中田会長は「大館や秋田犬の魅力を世界に発信できる素晴らしい作品になる」などと期待を寄せた。
 「ハチとパルマの物語」は2020年夏にロシアで先行公開。日本では21年初夏から全国ロードショーを行い、公開する予定。配給は東京テアトル。
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鹿角市ホストタウン推進協 ハンガリーと交流推進 初会合で計画を確認

2019-10-10
鹿角市ホストタウン推進協議会の第1回会議(市交流センター)
 来年の東京五輪・パラリンピックに向け、ハンガリーのホストタウンに登録されている鹿角市でホストタウン推進協議会(会長・児玉一市長)が立ち上がった。メンバーは官民の関係者20人。第1回会議が9日、市交流センターで開かれ、交流計画や推進体制を確認した。
 鹿角市は2002年、ハンガリー・ショプロン市と姉妹都市提携を結んだ。以来、隔年で相互訪問するなど交流を推進していることから、東京五輪・パラリンピックを機に交流のさらなる推進や地域活性化を図ろうと、17年にハンガリーのホストタウンに登録。競技はバスケットボール、テニス。
 協議会は交流計画の円滑かつ効果的な推進に向け、体制を強化するため設置した。メンバーは鹿角市、県、各競技、学校、経済、文化の関係機関・団体の代表者で構成。
 会議の初めに児玉市長は「東京で開かれる歴史的行事を、ここ鹿角でも身近に感じ、市民の記憶に残るものにしていきたい」と強調し、「オール鹿角の体制が重要」と協力を呼び掛けた。
 交流計画によると、バスケットの5人制でハンガリーは男女とも五輪出場はかなわなかったが、新種目の3人制(最終予選は来年4月)で出場が決まった場合、鹿角で事前合宿が行われる予定。会場はアルパスを想定。テニスは有力選手がいるが、個人で転戦しており、テニス連盟で事前合宿をすることはない見込み。
 来年度の五輪期間中には、競技中継(パブリックビューイング)とステージイベントを同時開催する「コミュニティライブサイト」を開催する。会場はあんとらあが第1候補。内容は競技体験やハンガリー紹介、子どもたちのポスター展、飲食売店など。
 五輪に合わせてショプロン市から行政訪問団、青少年スポーツ交流団(バスケット)、市民交流団(ハンガリー舞踊やコーラス等のグループ)を受け入れ、日本文化体験、コミュニティライブサイト参加、鹿角の中学生チームとの親善試合などを行う計画。
 このほか、鹿角市内の小中学生によるハンガリー選手への応援の手紙送付、ハンガリーへの理解を深める事業、日本人オリンピアン等との交流、大湯ストーンサークル館で縄文の火をおこすパラリンピック採火式、ハンガリー選手との競技終了後の交流なども計画している。

大館で学習交流 嘉手納町から小中生ら32人 「全力校歌」で歓迎 城西小、北陽中

2019-10-10
質疑応答で互いの文化の違いに触れた(北陽中)
 大館市の小中学校に沖縄県嘉手納町の小中学生各10人と教職員ら計32人が訪れ、9日から3日間一緒に学校生活を送る学習交流が始まった。児童生徒は城西小(三浦栄一校長)と北陽中(長岐公二校長)で、授業や行事などに一緒に取り組む。
 2013年度に同町教委が視察のため来市したのがきっかけ。翌14年度から訪問が続いている。
 北陽中には、嘉手納中の1、2年生らが訪問。この日朝に歓迎集会が開かれ、菅原萌希生徒会長(3年)が「楽しい経験で、互いに高め合って成長し合えるような交流がしたい」などと述べた。
 途中、毎年恒例となっているサプライズ演出も盛り込まれた。教員が「大量のスズメバチが校内に侵入、速やかに自分の身を守る行動を取ってください」と指示。北陽の生徒は自転車通学用のヘルメットや水泳用ゴーグルなどを身に着けて待機するなどして笑いを誘った。
 引き続きそのままの格好で、体を後方にそらせながら歌う「全力校歌」で歓迎の気持ちを表した。食べ物や文化の違いに関する質疑応答も交わして盛り上がりを見せた。
 学習交流は11日まで3日間。北陽では1、2年の4クラスで一緒に授業に臨む。最終日、きりたんぽ鍋を作るなべっこ、交流集会などを計画している。

高齢者の除雪を支援 作業料の8割補助 利用登録を受け付け 北秋田市の「福祉の雪 」

2019-10-10
 北秋田市は、自宅の除排雪が困難な住民税非課税の高齢者世帯やひとり親世帯などを支援する「福祉の雪事業」を、本年度も継続して実施する。除雪作業料金の8割(上限額4万円)を補助するもの。利用登録に合わせ、除排雪作業を行う指定事業者の登録も受け付けている。
 高齢者などに冬期間の生活支援の一環として実施している事業。サービスを利用できるのは住民税非課税の▽高齢者(65歳以上)の1人暮らし世帯▽高齢者だけの世帯▽高齢者と障害者または中学生以下の児童のみの世帯▽中学生以下の児童がいる母子・父子家庭―で、親族や近隣者から除排雪に関する援助を受けることができず、自力での作業が困難な世帯。近くに子どもが暮らしていたり地域活動として除雪支援が行われているなど、支援を受けられる環境にある場合は利用できない。
 利用者が登録業者に支払った除雪作業料金の8割を市が補助する。ただし、年間の支給上限額の4万円を超えた分は自己負担。作業の対象は建物は居住している家屋で、車庫や物置小屋、空き家などは対象外となる。
 2018年度は831世帯が利用登録し、利用延べ回数は7763回。限度額まで利用したのは112世帯だった。
 利用登録は今月31日まで、市高齢福祉課高齢福祉係と合川、森吉、阿仁の総合窓口センターで受け付けている。また、利用登録と合わせ、作業を行う指定事業者も募集している。問い合わせは市高齢福祉課高齢福祉係(☎0186・62・6639)。

子育て世代の流入に活路 県の人口減対策 モデル地区・大館市山田でWS

2019-10-09
人口流出、流入の要因を話し合う住民ら(大館市の旧山田小体育館)
 人口減少が進む中、複数の集落で構成する新たな「コミュニティー生活圏」を形成する事業が大館市山田地区で行われている。県のモデル地区に選ばれ、本年度は住民主体で人口を安定化させる目標値や取り組みを考え、行動計画を来年度策定する。7日夜に旧山田小体育館でワークショップ(WS)が行われ、進学、就職で若い世代が流出する一方、子育て世代が地区に戻っている要因を住民が分析。定住増加に向けた取り組みの方向性を共有した。
 人口減少対策として県は本年度、5市町でコミュニティー生活圏形成事業を展開している。県北で選ばれた山田地区は人口約600人。10町内会をまとめ、地域機能を維持させるコミュニティー生活圏の形成を目指す。一般社団法人「持続可能な地域社会総合研究所」(島根県)の藤山浩所長が8月に現地調査を行った。
 WSには30~80代の住民40人と市、県の担当者らが参加。藤山所長の分析では、現在の地区の高齢化率は45・7%で、住民が地区外に移る流出率は10代後半男性が38%、同女性が50%にのぼった。班ごとに現状を話し合い、若い世代は進学や就職で流出するが、この5年で30代が増え、「共働きでも、祖父母が子どもをみてくれて子育てしやすい」「親の面倒をみるため」など、Uターンを後押しする要因が挙がった。
 45年後、2064年の人口予測シミュレーションも行った。「流出率を半減させ、毎年30代1世帯、定年退職して帰郷する60代を2世帯増やせば、人口は安定し、高齢化率は徐々に下がる」などさまざまな可能性を探った。藤山所長は「農業に目を向ける若い世代や、子どもの祖父母の元に移住する『孫ターン』が増えている。0・5世帯、1世帯でも取り戻すと未来がみえてくると分かり、地区で議論を進めてほしい」と呼び掛けた。
 11月29日に2回目のWSを開き、定住増加に向け地区の強み・弱みを分析し、必要な組織体制などを考える。12月7日には、市中央公民館で報告会を開催。来年度は具体的な地区の行動計画を策定する。県地域づくり推進課の信田真弓政策監は「全県域にコミュニティー生活圏の取り組みを拡大していきたい」と話した。

18年度一般会計など認定 鹿角市議会決算特別委 委員「認知症施策推進を」

2019-10-09
2018年度一般・特別会計の決算を認定した特別委(鹿角市役所)
 鹿角市議会決算特別委員会(舘花一仁委員長)は8日、審査を再開し、2018年度の一般会計、特別会計を合わせた6会計の歳入歳出決算を認定した。委員から認知症カフェの増設や、認知症徘徊(はいかい)による損害保険料負担の取り組みの必要性などに関する意見があった。
 認知症カフェは認知症の人やその家族が、地域の人や専門職などと情報を共有し、互いに理解し合う場として、国が拡充を目指している。
 鹿角市内では現在、大湯温泉保養センター内の「ユニバーサルカフェ湯都里」=十和田大湯、介護老人福祉施設月山の郷内の「ほっとな茶屋月山の郷」=十和田毛馬内、多世代交流スペース「まちっこ」内の「まちっこカフェ」=花輪=の3カ所がある。
 吉村アイ委員は「今後、認知症カフェは増やしていかなければいけないと思うが、計画は」と質問。これに対し、健康ライフ課の児玉純哉副主幹は「本市の状況は、高齢者の約15%が認知症だろうという国の推計と合致している。認知症高齢者の居場所を提供するため、認知症カフェを増やす必要がある」との考えを示し、「現在の3カ所は2法人に運営していただいているが、市内の他の法人にも交渉し、今後やっていただきたい旨はお伝えしている」と述べた。
 田村富男委員は「認知症の高齢者が徘徊中に列車を止めたり、車の事故に絡んだりするなどして、家族が損害賠償を求められた場合に備え、保険に加入している自治体がある。本市でも家族と行政とで割り振って負担できないか」とただしたのに対し、児玉副主幹は「まずは医師を含めた初期集中支援チームによる認知症の早期発見・早期治療や、子どもたちも含めた認知症サポーターを養成し、認知症の高齢者が地域に出ても安心して暮らせるまちにしていきたい」と答えた。
 介護保険事業特別会計全体への意見として、吉村委員は「家から出て来られない人にも目を向けた介護予防の取り組みを進めてほしい」と述べた。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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