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2022年5月

職員の人事交流へ  塩釜市の佐藤市長 協定後初の大館市訪問

2022-05-21
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表敬訪問した佐藤市長㊨(大館市役所)
 大館市と災害時相互応援協定を締結した宮城県塩釜市の佐藤光樹市長が20日、福原淳嗣市長を表敬訪問した。「互いに足りない部分を補い合おう」とそれぞれの自治体連携やまちづくりの課題などを共有。協定をきっかけに観光や経済でも交流を図ることにしており、第1弾として職員の人事交流に取り組むことを申し合わせた。
 佐藤市長は政策企画係の若手職員と大館市役所を訪れた。来館したのは昨年5月以来2度目で、協定後初めて。参院議員の秘書を経て県議4期、県議会議長も歴任しており、人脈は豊富だ。
 福原市長から、平安時代の豪族・奥州藤原氏の縁で岩手県平泉町と連携していることが話題になると「宮城県町村会長を務めている松島町長は平泉町長と仲が良い」として、さらに連携が深まるよう間を取り持つことを約束した。
 19日には岩手県花巻市と防災協定を結んだほか、青森県八戸市長や三沢市長を表敬訪問した佐藤市長。福原市長が会長を務める一般社団法人・地域連携研究所自治体会員制度に加入しており、「名取市や多賀城市、角田市、栗原市にも声をかけている。地域をつなげて形にしよう」と述べた。福原市長も「研究所のテーマにしたい」と応じた。
 人事交流について佐藤市長は「同じような仕事でも自治体によって方法や対応が異なる。互いの職員にとって刺激になるはず。大館市と最初に取り組みたい」と提案した。
 福原市長は人事交流に賛同した上で、大館駅隣接地へ輸出入貨物の通関手続き施設を誘致する「インランドデポ(内陸型保税蔵置場)構想」に触れながら経済交流も前向きに取り組む考えを示した。
 両市の協定は、有事に同時被災する可能性が低い自治体と支援体制を構築することが重要だとして3月に締結。台風や集中豪雨、地震、土砂災害などが発生し、被災地単独で対応することが困難な場合、相互に生活必需品や機材、車両を提供するほか、復旧活動に必要な職員の派遣などを行う。
 塩釜市は沿岸部に位置し、全国有数のマグロ水揚げ高を誇る。魚肉練り製品の生産など水産加工業も盛ん。2001年に東北初の特定重要港湾に指定され、国際貿易港としての役割も担っている。11年の東日本大震災では津波による死者47人、関連死18人。住家、非住家合わせて1万3333件が被災した。

大館大文字まつり 夜の部に限り開催へ 規模縮小し 8月11日 花火3年ぶりに再開

2022-05-21
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規模縮小開催を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)

 大館大文字まつり実行委員会(山城久和会長)は20日、今年夏のまつりについて規模を縮小し夜の部に限って8月11日(山の日)に開催する方針を決めた。2年連続で中止していた花火大会は新型コロナウイルス感染防止対策を講じて再開する予定。
 大館市北地区コミュニティセンターで開かれた初会合で、事務局が昨年と同様、夜の部に限って開催する案を示し了承された。恒例の「鳳凰山大文字焼き」も行う。花火大会会場で例年行われた太鼓演奏や各種パフォーマンスも実施を認め、今後、出演団体の意向を確認する。
 大文字踊りやスクールバンド演奏を中心とする昼の部は実施を見送った。事前の意向調査で踊りの参加希望者は210人にとどまり、コロナ禍前の2019年(780人)に比べ、7割減った。スクールバンドは40人。19年(263人)に比べ8割余り減少した。
 いずれも40年以上続く行事であることから、委員から惜しむ声がある一方「高齢化、少子化で参加が厳しい」「人がまばらでイベントとしての体を成さない」との指摘も。山城会長は「別の機会や場所で継続できないか引き続き検討したい」と話した。
 事務局から「花火の打ち上げ費用が例年より2割ほど高くなった。6月10日ごろから企業、団体に協力を求めていきたい」「増収対策として桟敷席設置を検討する」との報告があった。
 まつりはコロナ禍で20年に中止した。2年ぶりに開催した昨年は夜の部の「大文字焼き」に限って実施。鳳凰山中腹にある「大」の字に点火し、その様子をインターネット上で配信した。長木川河川敷への露店出店やイベントは取りやめ。花火大会は2年連続で中止していた。

伊勢堂岱遺跡 修学旅行など団体客続々 来場者 例年以上のペース

2022-05-21
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遺跡のガイドを聞く北陽中の生徒(伊勢堂岱遺跡)
 北秋田市脇神の世界文化遺産・伊勢堂岱遺跡に、中学校の修学旅行など団体客が相次いで訪れている。修学旅行の受け入れは今月4件で、遺跡やガイダンス施設の縄文館を見学する。昨年7月の世界文化遺産登録やコロナ禍の県外旅行の規制緩和を受け、一般のツアー団体や高齢者大学などの予約がこれまで以上に増えており、来場者数は例年以上のペースで推移している。
 縄文館によると、昨年度の来場者数は通年営業している縄文館が1万8346人、4~10月までの遺跡が1万3274人。今年は5月16日時点で同館が3001人で前年同月比1086人増、遺跡が2258人で同830人増となっている。
 団体の予約状況は10月までに県内外から58件あり、このうち小中学校の修学旅行が県内から13件、小中学校の社会科見学や一般ツアーなどが45件。縄文館の担当は、「今後も夏休みから秋の行楽シーズンにかけて増えていく見込みで、例年以上に速いペースで予約が入っている」と話す。昨年度は全189件団体の予約があり、修学旅行は県内外の19件、その他が167件だった。
 中嶋俊彦館長は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年から県内校の修学旅行や研修先として予約が増加傾向にあった」という。本年度は遺跡の世界遺産登録、県外旅行の規制緩和などを受け、一般のツアーや高齢者大学などの予約も増加。「これまで一度も来たことのない団体の予約も増えている」という。
 17日は大館市北陽中学校の3年生51人が来訪した。同校はコロナの影響で本年度の修学旅行を県内で実施。同行した教諭は「秋田県の魅力を再発見することをテーマに、世界遺産登録を受けた遺跡を見学先に組み込んだ」と話した。
 生徒らは中嶋館長のガイドの下、縄文館と遺跡の環状列石などを見学。世界文化遺産としての遺跡の価値などを勉強していた。同校の宮館知夏さんは「大昔の日本を知ることができる遺跡が残っているすごさを感じた。ガイドしてもらったことでより詳しい知識を得られた」と話した。

大館能代空港 年間22万人の実績を 利用促進協総会 1日3往復定着へ

2022-05-20
3往復運航の定着に向け、決意を語る福原会長(バーリーズクラブ)
 大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)の総会が19日、大館市のバーリーズクラブで開かれた。4月28日から東京・羽田間を1日3往復する運航が始まったことを踏まえ、年間21万9000人の搭乗を目指す本年度事業計画を承認。利用実績を作り、3往復の定着を図っていく。
 事業計画によると、新型コロナウイルス感染拡大で中止になっていた「圏域の翼」事業を再開するほか、新規に「圏域DMO連携事業」、圏域住民向けの「旅行教室」などを実施予定。現在、曜日限定の運航となっている3往復目の便が毎日運航となった場合、改めてセレモニーを行う計画も明らかにした。
 目標とする搭乗者数はコロナ禍のため過去2年間、定めていない。感染拡大前の2019年度は訪日外国人客の増加に伴い、15万8000人の利用を目標に掲げたものの、年度末に急減し、最終的に14万人余りの実績となった。
 本年度は大幅な回復を見込んだ目標設定。国交省の「政策コンテスト」で獲得した3往復目が来年の配分期間を終えるまでに、確かな実績を作ることで運航定着につなげる狙いがある。事務局によると、設定した21万9000人は3往復運航時の搭乗率60%に相当する。
 会員市町村や団体の代表約50人が出席。新たな会員として青森県鰺ケ沢町と西目屋村が加わった。本県を除く会員自治体は15市町村となり、圏域人口は約52万人に拡大した。会員だった能代山本地区商工会連絡協議会が解散し、加盟の4商工会が改めて促進協に加わった結果、本年度は計40団体になった。
 福原会長は「感染症のパンデミック(世界的大流行)の2年間は空港をどう使っていくのか知恵が問われた」などとあいさつし、さらなる利用促進へ協力を呼びかけた。任期満了に伴う役員改選で、福原会長を再任した。任期は2年。
 総会後、国交省航空局総務課の片山敏宏課長が「コロナ後の大館能代空港活性化に向けて」と題した講演を行った。

上小阿仁村 村の恵みで「いろ色箱」 協力隊員が開発 ふるさと納税の返礼品に

2022-05-20
「かみこあにの恵み いろ色箱」を開発した中宮さん
 上小阿仁村の特産品を使った食品や文具をセットにした「かみこあにの恵み いろ色箱」が村のふるさと納税返礼品に登録された。村の地域おこし協力隊が開発し、コハゼや食用ホオズキを使った飲み物などのほか、天然秋田杉や万灯火など村をイメージしたカラーペンを新たに作り、9点を杉の木箱に詰めた。協力隊は「村の豊かな恵みを届け、村のファンを増やしたい」と話す。
 企画したのは、昨年5月に地域おこし協力隊に着任し、関係人口コーディネーターとして村の魅力発信などの業務を担当する中宮多香子さん(52)。「村らしい返礼品をつくりたい」と着任直後から取り組んできた。
 「村の豊かな恵みを色で表現したい」(中宮さん)と、新たに「かみこあにカラーペン」を製作した。天然秋田杉、伝統行事・万灯火、秋田杉の巨木・コブ杉、特産のコハゼ、ホオズキをイメージした5色。北秋田市の米内沢中央印刷の協力を得て、インクを何度も調合し、深い緑や鮮やかなオレンジなど温かみのある特徴的な色に仕上げた。この五つをデザインしたメモ帳、紙製クリアファイルも完成した。
 文具のほか、販売されているコハゼとホオズキのドリンクやコンフィチュール、エゴマの油、エゴマの実が入った酒粕クラッカーの計9点を秋田杉の木箱に詰めた。木箱は村内の製材所から「杉の端材を使ってみては」とアドバイスを受けて作った特注品で、箱の裏に数字を印字し、村を紹介する「かみこあに帖」を同封して届ける。
 「自然に恵まれ、食べ物がおいしい村の豊かな魅力を伝える返礼品が完成した」と中宮さん。「製材所が協力してくれるなど村民の優しさも箱に詰まっている。返礼品を通して、村を訪れたいと思う人が増えてほしい」と期待を込めた。
 3万6000円の寄付額に対する返礼品で、20セット限定。楽天ふるさと納税など三つの仲介サイトに掲載されている。文具と木箱は返礼品限定。

2022年4月

任期満了まで1年 3選へ既定路線か 福原大館市長 コロナ禍も攻めの姿勢

2022-04-30
 大館市の福原淳嗣市長(54)は2期目の任期満了まで、30日で残り1年となる。「内に優しく、外に強いまちづくり」を掲げ、子育てや暮らしの支援に注力する一方、広域連携で地域の活力維持を図ってきた。次期市長選へ態度を表明していないが、立候補は既定路線とみられる。前回選に出馬した新人も再挑戦を模索しており、水面下の動きが慌ただしくなりそうだ。
 福原市政2期目は2019年5月にスタートし、キッズデザイン(子ども・育児視点)やバリアフリーのまちづくりに着手。子育て家庭への経済的支援拡充や遊び場整備、障害の有無に関わらず移動しやすい社会の実現へ自動運転体験会を開催するなどした。
 20年は新型コロナウイルスの影響で交流人口拡大に冷や水を浴びせられたものの、収束後を見据えた観光の在り方を模索。東京・渋谷区から鉄道車両「青ガエル」を譲り受け、市観光交流施設・秋田犬の里に移設した。東京パラリンピックに向けタイとのつながりを深め、国から「先導的共生社会ホストタウン」の認定を受けた。
 市制施行70周年の節目だった21年は、ニプロハチ公ドームの活用でコロナワクチン大規模接種を進め、市内外から高い評価を受けた。官民連携でスポーツ振興に取り組む「スポーツコミッション」を設立。大館駅隣接地へ輸出入貨物の通関手続き施設を誘致しようと、インランドデポ(内陸型保税蔵置場)推進協議会も立ち上げた。
 県内初の取り組みが目立ち、コロナ禍でも攻めの姿勢を貫いた。大館の存在感を高め、市長は「人とモノの流れが集まろうとしている」と強調する。一方、人口減少に歯止めがかからず、各業界で人手不足が深刻な状況となっており、若者定住や生産性向上などが課題となっている。
 市長は就任当初から「長くても3期」と繰り返し発言しており、道半ばの政策も数多いことから、次期選挙への立候補は有力視されている。前回選で涙をのんだ新人は、取材に対し「多くの人の気持ちを確認しながら熟慮し、さまざまな機会を見据えて活動したい」と述べるにとどめた。

大館路 春風とともに駆ける 山田記念ロード 3年ぶりに通常開催 ドーム発着、新コース

2022-04-30
軽快な走りを見せる中学生たち(ニプロハチ公ドーム前)
 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに通常開催した大館の春の風物詩「山田記念ロードレース大会」は、県内外のランナー1035人がエントリーし、902人が完走した。今年から発着点が長根山陸上競技場からニプロハチ公ドームに変わり、参加したランナーからは「新鮮な気持ちで走ることができた」などの声が上がった。
 レース前の開始式で、大会会長の福原淳嗣大館市長は「山田記念がリニューアルして戻ってきました。このコロナ禍でスポーツこそが私たちを未来へと導く玄関口だと感じている」とあいさつ。ゲストランナーでオリンピック出場経験もある瀬古利彦・日本陸連副会長は「山田敬蔵さんは生涯で38万㌔以上も走ったと聞いている。皆さんも80歳を超えても元気でいられるように、走ることを通して健康でいてほしい」と参加者たちにエールを送った。
 午前8時45分号砲の男女5㌔を皮切りに、ハーフ、10㌔、1・5㌔、3㌔の順で次々と走者がスタート。沿道の市民から「がんばれ」「もう少しだ」など温かい声援を受け、ランナーたちは記録更新や完走を目指して力走した。
 ハーフでは大場直樹さん(秋田県庁・大館鳳鳴高出)が40歳未満男子で優勝し、30歳未満での記録も含めて通算8連覇を遂げた。40歳代男子で尾崎紀幸さん(鹿角市)、女子は鈴木絵里さん(能代山本陸協・花輪高出)が共に4連覇。
 大会は1953年度のボストンマラソンを当時の世界記録で制した故・山田敬蔵さん=大館市出身=の偉業をたたえ、国際的なランナーの輩出を願って毎年4月に開催されている。新型コロナの影響で過去2年の大会は中止や規模の縮小を余儀なくされていた。

子グマ「かわいい!」 北秋田市 阿仁打当 くまくま園オープン

2022-04-30
生まれたばかりの子グマと触れ合う来場者(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の熊牧場「くまくま園」(小松武志園長)で29日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマと触れ合えるコーナーが人気を集め、開園から間もなく親子連れなどでにぎわった。
 同園は2014年にヒグマ舎を備えてリニューアルオープン。4月1日現在、ツキノワグマ44頭、ヒグマ15頭の計59頭が飼育されている。園内には1~3歳の子グマ、雄、雌、ヒグマのコーナーがある。ヒグマ舎が現在修繕中のため、ヒグマは見ることはできない。
 この日は大型連休初日と重なり、開園から続々と来場者の姿があり、午前中は約130人が訪れた。中でも人気を博したのが、今年1月に生まれたツキノワグマの子グマ2頭と触れ合えるコーナー。間近で見て触れるだけに、子どもたちも夢中になって「かわいい」「すごい、立った」などと歓声を上げた。頭や体をなでたり愛らしい姿をカメラに収めたりしている来場者の姿も見られた。
 家族と友人5人で訪れたという同市綴子の佐藤恭平さん(30)は「コロナの影響で外出する機会が少なかったので、子どもの楽しそうな姿を見ることができてよかった」と笑顔。長女の希音(みお)さん(6)は「子グマは小さくてかわいかった。なでてみたら毛がふさふさで気持ちよかった」と話した。
 今季は11月3日まで営業予定。開園は午前9時から午後4時(最終入園午後3時30分)まで。園は子グマ2頭の名前を募集中で、5月31日までヒグマ舎2階の応募箱またはホームページから応募できる。名前の公表は7月。

大館能代空港 東京便3往復化始まる 帰省や観光客ら到着 利用促進へキャンペーン

2022-04-29
到着客を着ぐるみが出迎え、グッズを配布した(大館能代空港)
 大館能代空港(北秋田市)の東京羽田線の1日3往復運航が28日、始まった。国交省の「羽田発着枠政策コンテスト」で3往復目の配分を受けたもので、午後2時台に発着する2便が増便された。初日は到着した帰省客や観光客に同空港利用促進協議会がPRグッズを配布し、周辺自治体の着ぐるみが出迎えた。大型連休期間中と5月の金~日曜に3往復運航され、協議会は「これを契機に、さらなる利用促進、地域観光の活性化に努めたい」と話す。
 大館能代―羽田間は全日空(ANA)がこれまで1日1~2往復運航。3往復化は国交省が地方空港に新たな発着枠を配分する政策コンテストを経て決定した。当初は20年10月25日からおおむね2年半、最長4年半の増便予定だったが、コロナ禍で見送られてきた。
 大型連休に合わせて、初めて3往復化が実現した。増便されたのは、羽田午後1時5分発、大館能代同2時15分着と大館能代午後2時55分発、羽田同4時10分着の2便。ANA秋田支店によると、初日の到着便には98人が搭乗。出発便は33人の予約があった。
 周辺自治体や関係機関で組織する同協議会の関係者が「スタートイベント」を行い、到着客出口では、大館市や鹿角市、北秋田市などの観光キャラクター、PRキャラクターの着ぐるみがお出迎え。うちわや周辺のガイドブックなどをプレゼントした。利用を促すため県や市町村は運賃助成を行っており、PRするチラシも配布された。
 藤里町の実家に帰省するため、東京から家族で利用した清水理々香さん(35)は「3往復化になったことを知らずに予約したが、買い物をしたり、見たいところに寄ってゆっくり帰れるちょうどいい便」と感想。一方、大館能代を出発した会社員の三縁孝太朗さん(22)=千葉県=は北秋田市での仕事を終えて帰路に就き、「いつも午後便に乗るが、到着は8時前。午後4時に着けば、羽田から余裕を持って家に帰れる」と笑顔を見せた。
 ANA秋田支店の小谷浩支店長は「ようやく3往復化がスタートし、関係人口、交流人口を増やしていきたい。乗り継ぎがよくなり、首都圏以外の遠方のお客さまも迎え入れたい。午前便が満席になった際に利用できる便にもなる」と話した。
 同協議会長の福原淳嗣大館市長は「今後の本格的な3往復化に向け多くの搭乗を期待する。このような時だからこそ北東北で空路のハブとなるよう取り組んでいく必要がある」とコメントした。
 3往復運航が決まっているのは、28日~5月8日と、5月13~15日、20~22日、27~29日。

コロナ禍3度目の大型連休 交通機関の予約回復傾向 バス5倍、飛行機2・7倍

2022-04-29
 新型コロナウイルス禍で3度目の大型連休は、公共交通機関の予約状況が回復基調にある。前年同期に比べて予約数は高速バスで約5倍、飛行機で約2・7倍、新幹線で2~3倍に増加。一方、コロナ禍前に比べると需要は落ち込んでおり、感染再拡大の影響は続いている。
 秋北バス(本社・大館市)によると、能代・大館―大宮・池袋間で運行する夜行高速バス「ジュピター号」の大型連休期間(4月20日~5月10日)の予約数は、前年同期の506%と大幅に回復した。一方でコロナ禍前の2019年と比べると32%にとどまるという。
 担当者は「昨年に比べると回復基調にあるが、コロナ禍前と比べるとまだまだ」と話す。まん延防止等重点措置は全面解除されたが、「地方での感染拡大もあり、帰省控えがあるのでは」との見方を示す。
 「今年は夏祭りの開催も多いとの情報なので、収束に向かって利用が増えることを願うばかり」とする。3月に福島県沖で発生した地震を受け、交通インフラ確保のため毎日運行を続けてきたが、連休明けからは週末限定に戻す計画。「燃料費の高騰などもあるが、地域住民の足としてなんとか維持していきたい」と語る。
 新幹線や空の便の需要も回復傾向にある。JR東日本によると、28日から5月8日までの指定席予約数(25日現在)は、東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」が28万2000席で、前年同期比200%。秋田新幹線「こまち」が3万6000席で、同302%。前年からは大きく伸びたが、18年同期比では51~56%に沈んでいる。
 全日空によると、29日から5月8日までの大館能代空港発着便の座席予約数(21日現在)は4197席で、前年同期の277%まで回復。提供座席数(9960席)に対する予約率は42・1%で、前年同期比16・2㌽増。19年同期比では予約数は23・9%減、予約率は39・7㌽減となっており、同秋田支店は「依然としてコロナ感染再拡大の影響は続いている」としている。
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