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2021年12月

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水道事業 普及率83・7% 大館市 上半期 工業用の有収水量増

2021-12-06
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 大館市は、水道・工業用水道・下水道各事業の本年度上半期(4―9月)業務状況をまとめた。水道の普及率は83・7%で前年同期に比べ0・5㌽増、配水量が5・9%増えた。工業用水道の有収水量は医療機器製造業の使用が増加した影響で、前年同期を2・8%上回った。
 水道事業は、山館導水管や新町地内配水管の敷設替え、山館浄水場ろ過池逆洗弁更新工事、矢立浄水場の遠方監視装置更新工事、水利使用許可申請書作成、真中地区水道施設整備の配水管敷設工事、矢立配水池周辺の地滑り調査・送水管敷設替え、長根山配水高区・低区・獅子ケ森配水系の漏水調査などを実施した。
 給水人口は5万8207人で前年同期比627人(1・1%)減少した一方、給水戸数は2万6707戸で戸(0・4%)増えた。配水量は392万1816立方㍍で21万7088立方㍍(5・9%)増。料金収入が得られた「有収水量」は1・4%増の285万4539立方㍍、有収率は72・8%で3・2㌽低下した。
 工業用水道事業は、前年と同様の29事業所に給水している。総配水量は94万3307立方㍍で前年同期比5913立方㍍(0・6%)増、このうち有収水量が93万2036立方㍍で2万5384立方㍍(2・8%)増加した。
 公共下水道事業は御成町や池内などで施工。水門町、扇田、比内町片貝、比内町達子で公共ます設置を行った。処理区域世帯は1万6915戸(前年同期比281戸増)で普及率58・8%(1・2㌽増)。水洗化したのは1万4152戸(317戸増)、83・6%(0・1㌽増)だった。有収率は95・8%で1・4㌽上昇した。
 特定環境保全公共下水道事業は川口、立花の一部で施工し、谷地の平第4中継ポンプ場非常通報装置を取り換えた。処理区域世帯は2173戸(前年同期比163戸増)で普及率60・9%(6・4㌽増)。水洗化したのは1549戸(86戸増)で70・2%(2・3㌽減)となった。有収率は100%。


体動かす楽しさ感じて 大館でボールゲームフェス 元プロ選手が指導 児童らが球技で汗

2021-12-06
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元プロバレーボール選手の田口恵さん㊧から指導を受ける児童(タクミアリーナ)
 大館市制70周年記念のスポーツイベント「SOMPOボールゲームフェスタ」は5日、大館市タクミアリーナで開かれた。県内から幼児・児童らとその保護者ら約200人が参加。元アスリートから指導を受けながら、ラグビーやバスケットボールなどの球技に親しんだ。
 サッカーJリーグ、バスケットボールBリーグなど9競技12団体から成る「日本トップリーグ連携機構」が主催。体を動かす楽しさを体験しながら、基本的な技術の取得などを目的に全国各地で開催しており、県北地区での実施は今回が初。
 午前と午後の2部制で開催。午前の「あそビバ」には親子58組、116人が参加。不規則に跳ねるラグビーボールを腕や足を使って体の真ん中で止めるミニゲームなどを通じて親子間の交流を楽しんだ。午後の「キッズチャレンジ」には児童88人が参加。40分おきに挑戦する競技を変えながら、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、ソフトボールの4競技に親しんだ。元アスリート9人が4競技に分かれて基本的な技術を指導し、「スポーツは相手がいなきゃできない。必ず相手への敬意を忘れないこと」などと心構えを熱く語った。
 バスケットボールで汗を流した菅原幸太さん(山瀬小4年)は「普段は野球をしているけど、同じチームプレーのバスケも面白いと思った」と笑顔を見せた。
 イベントアンバサダーを務めた元ラグビー日本代表の大野均さんは「いろいろな球技を経験できるいい機会。フェスタを通じて、何か気付きを感じてもらえたら」と話した。

メディアコントロール週間 小中とも達成率向上 大館市学校保健部会 就寝時間に課題も

2021-12-06
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メディアコントロール週間中、チラシを配り目標の達成を呼び掛ける児童(城南小)
 大館市教育研究会学校保健部会は、市内の26小中学校を対象にゲームやインターネットなどの利用を控える取り組み「一斉メディアコントロール週間」(9月13~17日)の調査結果をまとめた。小学校の達成率は78・1%で前年比0・2㌽増、中学校が74・5%で1・1㌽増といずれも向上した。一方で就寝時間の達成率は昨年同様に低く、今後も家庭や教育機関との連携で、意識付けに力を注ぐ方針を示した。
 インターネットの普及に伴い、生活に支障が出るほどオンラインゲームなどに没頭する「依存症状」が懸念されている。依存による睡眠不足や倦怠(けんたい)感が不登校の要因の一つとされ、トラブルに巻き込まれる事例も多発している。
 こうした状況を踏まえ同部会は2019年から「健康的な生活習慣の定着」をテーマに活動を展開。メディアコントロール週間もその活動の一環で、調査結果は啓発活動などに役立てている。
 今回は前年と同様に▽決めた時刻までに起きたか(起床)▽朝ごはんを食べたか(朝食)▽決めた時刻までに寝たか(就寝)▽メディアコントロールができたか(メディア)―の4項目を設定。児童生徒は配布されたチェックシートに「○(達成できた)」か「×(達成できなかった)」を記入した。
 児童生徒の振り返りでは「メディアを使い過ぎないことで目が疲れなくなった」「眠りやすくなった」などと効果を実感するコメントが多かった。
 前年課題となった就寝の達成率は小学校が72・7%で0・6㌽、中学校が72・2%で1・1㌽それぞれ増えた。しかし、他項目に比べると10~20㌽程度低い状況。保護者の振り返りには「スマートフォンを利用する時間が多くなることで就寝時間が遅くなっている」などとあった。
 同部会は市内26小中学校の養護教諭で組織する。代表世話人を務める山口智子教諭は「意識は根付きつつあるが、いまだ長時間のメディア利用がなくならず、生活スタイルの夜型化などさまざまな要因が影響していると考えられる」と分析する。
 小中学校の一斉実施は今年で終了する。3年間の取り組みを終え、山口教諭は「子どもも保護者もメディアコントロールによる健康面への良い影響を実感してくれたことは大きい。今後も学校や学区単位で継続するという声も多い」と話す。ただし「インターネットは魅力的で、生活スタイルを変えていくには時間がかかる」ことから、「家庭を巻き込みながら学校全体の取り組みとし、幼稚園や保育園とも連携を図りながら早期の意識付けを強化していきたい」としている。

桜櫓館の来館者急増 見学・貸し館で3千人超 庁舎効果?高まる存在感 大館市

2021-12-05
来館者が急増している桜櫓館(大館市字中城)
 大館市役所本庁舎に隣接する国登録有形文化財「桜櫓館」の本年度来館者が3000人を超え、耐震改修前の2019年度から倍以上に急増している。5月の庁舎移転に伴い存在感が高まり、見学するのは初めてという市民も少なくない。貸し館では作品展示会のほか、昼食会や撮影会など広がりを見せている。
 市まちづくり課によると、改修後の4月に再開した見学は11月末で3365人、貸し館使用は21件453人の計3818人。内訳は市内が2253人(59%)、県内1152人(30・2%)、県外410人(10・7%)、海外3人(0・1%)となっている。18年度1419人(貸し館11件)、19年度1552人(14件)をすでに上回った。
 本庁舎東側に位置し、旧庁舎解体工事のため市民体育館跡地が来庁者用駐車場となっていることから目に付きやすく、歴史的建造物の存在を知らなかった市民が「あの建物は何か」と足を向けることも多いという。11月に桂城公園で子ども向けイベントが開かれた際、家族連れで立ち寄る姿が目立った。
 フリーWi-Fi(ワイファイ)を設置し、大広間や洋室など4部屋を貸し出しており、会議やイベント、講座、写真撮影会、昼食会などに使われている。アニメやゲームのキャラクターに扮(ふん)する「コスプレ」の撮影会、音楽会も予定。歴史まちづくりを進める同課は「街歩きの拠点として、休憩しながら使ってほしい」とさらなる広がりに期待を寄せる。
 大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(はり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。部屋の障子や階段の手すりには高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。
 19年度の耐震診断で耐力壁の不足が判明し、20年5月から改修工事を実施。建築当時の材料を可能な限り使い、合板や留め金物、鉄骨梁などで補強した。
 開館時間は午前10時から午後4時(4~10月は午後5時まで)。見学無料、1時間あたり使用料は大広間220円、和・洋・予備室各110円。休館は毎週月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始。


PCR検査事業者向けに助成 大館 最大2000円、商品券で消費喚起も

2021-12-05
 大館市は新型コロナウイルス感染症経済対策として、市内の事業者が市指定のPCR検査所を利用した際、1回につき地域限定商品券1000円分を助成する。大館商工会議所は会員限定で1000円分を上乗せする。対象の事業者は申請で最大2000円を受け取ることができ、出張など業務で検査を求められる場合に利用しやすくなりそうだ。
 市商工課によると、対象は市内の事業者で常時勤務している事業主、役員、従業員。市本庁舎隣に設置した検査所で、10月26日以降に受けた検査に対し、1人につき月1回まで助成する。私的な理由の検査は対象外。同課は「市民が通常業務に戻ることを後押しし、商品券で消費喚起したい」と趣旨を説明する。
 商議所の追加助成は自主財源で、会員の約1500社が対象。条件は市の助成と同じ。
 いずれも商議所が窓口となり、事業者との間で助成申請受け付け、商品券の交付を行う。検査費用は税込み1900円。最大2000円分の助成があれば、事業者の負担額以上が商品券で還元され、地元の消費喚起にもつながると期待されている。
 申請期限は検査を受けた翌月5日。土日、祝日の場合はその前日。来年3月分は3月31日まで。問い合わせは商議所の総務企画課(☎0186・43・3111)。
 市はすでに▽進学や就職試験などで市外との往来があった22歳以下▽ワクチン接種の対象となっていない11歳以下の市民向け費用助成(商品券2000円分)も行っている。今回の助成で対象者が広がったことになる。 

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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地域内エコシステム構築へ 大館市 森林資源を持続的に循環 公共施設の利用基準策定

2021-10-26
関係者が出席した事業懇談会(大館市北地区コミュニティセンター)
 木質バイオマスエネルギーの燃料供給、製造、利用を市町村など小規模な範囲で循環させ、地域活性化を目指す「地域内エコシステム」のモデル構築事業に大館市が取り組んでいる。本年度林野庁の補助事業に採択され、専門家の支援を受けながら、市公共施設へのペレットボイラー、ストーブの導入基準を新たに作る。事務局は「事業を通して地域全体で木質バイオマス利用意識の向上を図りたい」と話す。
 本年度で5年目となる林野庁の補助事業で、全国で25地域が取り組んでいる。大館北秋田地域林業成長産業化協議会と大館市の連名で申請し、県内で初めて採択された。
 地域内エコシステムは集落や市町村の範囲で、小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用、熱電を供給することで、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組み。林野庁から委託を受けた日本森林技術協会と森のエネルギー研究所が無償で支援し、実証試験や地域の実情に合った計画策定を行う。
 22日に大館市北地区コミュニティセンターで事業懇談会が開かれ、協議会会員が事業の概要について説明を受けた。同協会の担当者は「今まで山に放置されてたC材、D材を使って『川上』から燃料を供給し、『川中』が燃料を作り、『川下』がエネルギーを利用する。地域の理解、合意を形成し、川上から川下まで機能する流通経路の仕組みを構築することで、地域活性化につなげたい」と述べた。
 事務局の大館市林政課によると、市内には木質ペレットの生産工場があり、保育園などの市公共施設にペレットストーブ115基、ペレットボイラー基が設置されている。これまでなかった「木質バイオマス利用施設導入基準」を作ることで、大型のボイラー設置などの推進を目指す。
 同課は「市内の木質バイオマス燃料の消費量は生産量の3分の2で、外に出ている3分の1の少しでも多くを地域内で消費できるようにしたい」と説明。2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティ宣言の実現に向けた体制整備や、地域全体での利用意識の向上にもつなげたいとしている。
 9月にボイラー更新が予定されている市の3施設で現地調査を行った。3施設の検討結果を検証しながら、今後導入基準を策定。来年2月には事業の成果報告会を予定している。

伊勢堂岱遺跡 保存・活用へ連絡会議 22年度に基本構想策定 北秋田

2021-10-26
県縄文遺跡群保存活用連絡会議・北秋田会議(市民ふれあいプラザコムコム)
 世界文化遺産に登録された伊勢堂岱遺跡の保存・活用を円滑に進めることを目的とした県縄文遺跡群保存活用連絡会議(北秋田会議)の初会合が25日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。県や市の関係者のほか、地元で活動する団体などから22人が出席。活用等に向けた取り組みを紹介するとともに、課題などを出し合った。
 伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群は、7月に世界文化遺産への登録が決定した。連絡会議は、関係者間の連携を強化するとともに、課題や役割等の共有を図ることを狙いとしている。
 会議の議長を務める石川定人県教育次長は「伊勢堂岱遺跡について保存を万全にし、広く活用を図ることを目的に会議を開く。保存・活用の課題について報告いただき、取り組みや課題の共有を図りたい」とあいさつ。続いて、世界文化遺産登録の概要や遺跡の施設と活用、ガイド事業、アクセス、観光・物販について、それぞれ関係する機関・団体が説明した。
 アクセス面では、遺跡周辺での案内標識の設置について報告。「2020年度は秋田道の開通に合わせ、伊勢堂岱インターチェンジ周辺に案内標識を設置した。本年度は、主要交差点の付近の既設標識に、伊勢堂岱遺跡の案内表記を追加する予定」とした。
 また、地元の小ケ田自治会は「クマによる人身事故を受けて、クマよけの電気柵の設置に協力した。毎日の確認作業も行っている」ことを紹介。秋田内陸縦貫鉄道は「小ケ田駅を『縄文小ケ田駅』に改称するとともに、急行列車の停車駅とした。秋田縄文号の運行も開始するなど、PRを図っている」と述べた。
 事務局の県教育庁生涯学習課文化財保護室によると、地域住民を対象に遺跡に関するアンケートも進めている。これらの結果も踏まえ、来年1月下旬に第2回の連絡会議を開催する予定。22年度には、保存活用に関する基本構想を策定する方針だ。

癒やしのふるさと応援 八幡平温泉郷をPR 秋田産業サポータークラブ 首都圏の駅にポスター

2021-10-26
有楽町駅に掲載されたポスター(有楽町=食と美と健康WG提供)
 首都圏在住で本県にゆかりのある産業界のリーダーらで組織する「秋田産業サポータークラブ」の「食と美と健康ワーキンググループ(WG)」は、秋田八幡平温泉郷をPRするポスターを作成し首都圏のJR東日本主要7駅に掲出した。11月12日まで。
 クラブは2006年に設立され、七つのWGが目的ごとに活動を行っている。同WGは秋田ならではの食、温泉、自然、文化、伝統などをもとに、「美と健康」に関するビジネスの創出を検討している。
 WGの千葉良子主査 は「八幡平は一般に岩手県側にスポットライトが当てられることが多く、秋田八幡平はその陰に隠れがち」とした上で「秋田八幡平温泉郷を訪れ各温泉の効能などを調査し、温泉郷の良さをストレートにアピールするデザインでポスターを作成した」と話した。
 ポスターは有楽町、池袋、新宿、渋谷、大宮、浦和、川口のJR7駅で掲出されている。
 千葉主査は「新型コロナ収束後、癒やしの『ふるさと』として秋田幡平温泉郷に出会ってほしいという思いで作成した。今後もふるさと秋田を応援したい」と抱負を述べた。

選挙サンデー舌戦熱く 衆院選秋田2区 2候補、支持拡大へ奔走 秋晴れに各地で訴え

2021-10-25
候補者の演説に耳を傾ける有権者(小坂町小坂)
 衆院選(31日投開票)は24日、期間中唯一の「選挙サンデー」で前半戦を締めくくった。北鹿地方を含む秋田2区の候補者2人は各地を精力的に回り、市街地や集落などで「お願いコール」を連呼。青空が広がる秋晴れの下、感染症対策で有権者とグータッチしながら支持拡大を訴え、後半戦に向けて弾みをつけた。
 秋田2区は届け出順に、自民党前職の金田勝年候補(72)と立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)の一騎打ち。新型コロナウイルス対策や経済立て直しを最大争点に安全保障や人口減、社会保障、米価下落などの課題をめぐって論戦を繰り広げている。
 金田候補は公示後初めて三種町入り。琴丘地区を皮切りに山本地区、八竜地区で選挙カーを走らせた。強固な後援会組織をフル稼働して、衆院予算委員長を務めた実績などをアピールしながら「郷土を守り抜く」と訴えた。前半戦は票田の大館市を重点的に遊説しており、25日は北秋田市の阿仁地域や能代市、潟上市を回る予定。
 緑川候補は小坂町や鹿角市を走り回った。有権者を見つけるたびに駆け寄るフットワークの軽さで、対話を重視。小坂町みんなの運動公園では「暮らし目線の政治を取り戻したい」と訴え、「コロナ禍で地方に光が当たっている。希望を持って挑戦できる人生100年時代を目指す」と強調した。25日は大館市や北秋田市で遊説を予定している。
 候補者の演説を聴いた小坂町の60代男性は「公約を当選後に実行できるかどうかが重要。コロナで落ち込んだ観光や地域経済の回復策を見極めたい」と話した。
 比例東北ブロックに立候補した共産党新人の藤本友里候補(42)=北秋田市=は22日から北鹿地方を遊説しており、24日は大館市で街頭演説を行った。

露熊山峡 鍋岩見学やなべっこ楽しむ 北秋田市の荒瀬かだまり 本年度の集大成企画で

2021-10-25
巨大な鍋岩周辺を散策する参加者(露熊山峡)
 北秋田市阿仁荒瀬地区の露熊山峡で24日、「紅葉狩り&大鍋っこ会」が開かれた。景勝地復活へ整備活動に取り組む地元の住民団体「荒瀬かだまり」(佐々木修会長)が、本年度の活動の集大成として企画。地元住民やALT、活動の協力者らが参加し、山峡の自然を満喫した。
 露熊山峡は荒瀬地区の国道105号から西に約3㌔の地点にあり、奇岩や巨岩が点在する景勝地として知られていた。人が訪れなくなった山峡の再活性化に向けて昨年度、荒瀬かだまりが「露熊プロジェクト」を立ち上げて整備を進めてきた。
 4月末から始動し、メンバーらが毎月1回集まって作業を行ってきた。本年度は主にアクセス道路や登山道の整備に着手。車両が通行する林道に敷き詰めた砂利が雨で流れないようゴム板を埋め込んだほか、かつてはハイキングなどで住民らが訪れたブナ岱(標高468㍍)山頂に向かう登山道の草刈りを行った。
 この日は約50人が参加。バスで山峡に到着すると、希望者は散策路を下って高さ約30㍍の「鍋岩」へ向かった。道中には団体が「万三郎滝」と名付けた滝があり、今年6月に散策路から見学できるよう整備している。下側が水で大きく削れた鍋岩の迫力に圧倒されながら、参加者は鍋岩周辺の散策を楽しんでいた。
 旧キャンプ場で行われた鍋っこ会では、地元の食材を使っただまこ鍋や漬物などが振る舞われた。紅葉は見頃まで間もなくという状態だったものの、参加者たちは自然の中で食事を味わい交流を深めていた。このほか、かつて集落や炭鉱があった跡地や奇岩を巡るバスツアーを行った。
 活動2年目の本年度は地元のメンバー以外にも地域おこし協力隊員や地元企業が参加するなど、活動の輪が広がっているという。本年度の活動は冬囲いなどを行う月で終了予定。事務局の柏木静男さん(61)は「活動に協力する人や露熊山峡を発信する機会も増えてうれしい。今後も活動を継続したい」と話している。
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