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大館 BDF利用が増加傾向 18年度2万3千㍑販売 工房JOYさあくる

2019-09-17
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回収した廃食用油をBDF製造工場に運ぶ職員ら(大館市片山町)
 大館市片山町のNPO法人・工房JOYさあくる(鈴木千里理事長)が製造したバイオディーゼル燃料(BDF)の利用が増加傾向にある。家庭や飲食店などで出る使用済みの植物系食用油を再利用したもので、2018年度の販売実績は前年比899㍑増の2万3175㍑だった。軽油の代替燃料となり、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の発生を抑制する効果があるとして、鈴木理事長は「もっと利用者を増やして環境に優しいまちを実現したい」と意欲的だ。
 18年度は市内や北秋田市などから廃食用油8万5205㍑を回収。前年度より1534㍑減少したものの、販売数量は2年連続で増加した。回収量に対するBDF販売量の割合は27・2%で前年を1・5㌽上回った。
 本年度も8月末時点で1万7982㍑を販売し、前年同期(1万6998㍑)より984㍑多い。
 BDFを利用しているのは二井田真中地区コミュニティバス3台と市公用車2台、ごみ収集車2台、個人の乗用車1台のほか、法人が今年8月に導入した廃食用油回収用の小型トラック1台。これまで軽トラックで回収していたが、一度に運ぶ数量が限られ途中で引き上げるケースもあったことから、3・5倍の油を積み込める中古車両を購入した。
 植物系食用油は原料の菜種などが成長時の光合成でCO2を吸収するため、車からCO2が出ても相殺される。ディーゼルエンジンで動く乗用車やトラックだけでなく、重機や農機具、自家発電機などにも活用できることから、鈴木理事長は「今のところ軽油より安価なので経済的なメリットもある。温暖化が心配される中、BDFに興味を持ってほしい」と広く利用を呼び掛ける。
 BDF製造は07年10月にスタートし、12年11月に製造装置を更新。1回当たり230㍑の廃食用油を処理し、200㍑のBDFを精製する。需要に合わせているため、生産能力は月1000㍑以上の余裕があるという。冬期間は低温で固まりやすいため製造を休止し、装置の点検修理に充てている。
 法人は、廃食用油の回収などを行う知的障害者通所作業所の利用者も募集している。問い合わせは法人(☎0186・49・6355)。

鹿角市民アンケート 力入れてほしい施策 「医療体制の充実」トップ

2019-09-17
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 鹿角市は、本年度の市民アンケートの結果をまとめた。設問のうち「もっと力を入れてほしいと感じる施策」の1位は、前年度に続いて「地域医療体制の充実」。一方、「効果が得られていると感じる施策」は前年度まで5年連続で1位だった「子育て支援の充実」が2位に下がった。市は出産取り扱い機能の大館集約などが影響しているとみており、「子育て支援と医療体制の充実の両面を確保していくことが必要」と分析している。
 調査は18~74歳の市民700人(無作為抽出)を対象に5月30日から6月14日まで行い、68・6%(2018年度70・7%)に当たる480人から回答票を回収した。
 設問は自由記入を含む全14。このうち市の施策で「効果が得られていると感じるもの」(36施策から五つ選択)の上位は①観光の振興105人②子育て支援の充実93人③健康づくりの推進82人④高齢者福祉の充実81人⑤鹿角ライフの促進(移住定住)62人―。
 「観光の振興」は観光分野の施策の展開により、18年度は観光客数や宿泊客数の増加などの効果が表れており、前年度の8位から大幅に順位を上げた。
 前年度まで5年連続1位だった「子育て支援の充実」は順位を一つ下げたが、市は「出産や小児科等の充実を望む市民ニーズの増加が影響している」とみている。このほかの3施策は18年度に続いて5位以内に入った。
 「もっと力を入れてほしいと感じる施策」(36施策から五つ選択)の上位は①地域医療体制の充実133人②商店街の活性化102人③雇用の安定89人④学校教育の充実79人⑤地域産業の活性化64人⑤公共交通の確保64人―。
 「地域医療体制の充実」を選んだ人が2年連続で最多となった。市は「特に30代、40代の女性層で産科医の確保と小児科の充足を望む声が最も多く、今後の医療体制を不安に思う意見が多数あった」とし、子育て支援と医療体制を合わせた取り組みの必要性に言及している。
 「商店街の活性化」は17、18年度の3位から2位に浮上。「公共交通の確保」は前年度の13位から急上昇しており、対策が求められている。
 このほか「中心市街地の環境に満足している市民の割合」は52・9%(18年度49・1%)、「男女の地位が平等になったと感じている人の割合」は27・3%(同25・9%)、「1年間に芸術鑑賞に親しんだ割合」は41%(同34・9%)、「鹿角に愛着を持っている人の割合」は63・1%(同69・3%)などだった。

鳳鳴がサヨナラ勝ち 秋季全県高校野球 大曲工下し8強入り

2019-09-17
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9回2死二塁、適時打でサヨナラの本塁を踏む鳳鳴の柳沢(八橋球場)
 第3日の16日は秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は、終盤に集中打を浴びせた大館鳳鳴が大曲工業に7―6で逆転サヨナラ勝ちし、8強入りを決めた。第4日の17日は両球場で準々決勝を行う。鳳鳴はこまちで明桜と対戦する。
 ◇2回戦  【八橋球場】
大曲工業 001302000  6
大館鳳鳴 020000023× 7

 ▽二塁打=竹村、齊藤颯(曲)、富樫、柳沢、藤盛(鳳)▽併殺=鳳鳴1▽暴投=鳳鳴1▽捕逸=鳳鳴1
 最大4点差を追いかけた大館鳳鳴は8、9回の集中打で追加点を奪い、大曲工業に逆転サヨナラ勝ちを収めた。
 2回に2安打と四球で1死満塁の好機をつくると、松澤が右前に適時打を放って先制。さらに併殺崩れの間に追加点をあげて計2点を奪った。
 しかし3回に1点を返され、4回には2死から3連打と守備の乱れで一気に逆転された。6回にも2点を追加された。
 4点を追いかける展開のまま試合は終盤へ。鳳鳴は8回に長短3安打で2点を返すと、9回には2本の内野安打で1死二、三塁の好機をつくり、内野ゴロの間に1点を奪うと、柳沢、奥村が連続適時打を放って試合を決めた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 ミスで苦しい展開になったが、攻撃面でやるべきことができた。(明桜戦に向け)細かいミスを修正したい。

秋田杉の故郷、世界に発信 大館産集成材 五輪選手村の建材に 出荷式に競歩の小林選手も

2019-09-16
出荷する木材の前で記念撮影する参加者(秋田グルーラム釈迦内工場)
 2020年東京五輪・パラリンピックで選手村内の交流施設「ビレッジプラザ」建築に使われる大館市産秋田杉集成材の出荷式が15日、同市の秋田グルーラム釈迦内工場で行われた。集成材は施設玄関口の梁(はり)などに使用される。同市出身で、陸上競技競歩で五輪出場を目指す小林快選手(26)=新潟アルビレックスランニングクラブ=も参加し、母校・大館東中、桂城小の陸上部員から激励を受けて士気を高めた。
 大会組織委員会が建設に国産材を活用して大会の機運を盛り上げようと、「日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」と題したプロジェクトを展開。全国63の自治体から無償で借り受けた木材を使用して建設する。本県では大館市と秋田県が参加する。
 大館からは、市有林や市内の国有林から切り出された秋田杉を集成材加工した約30立方㍍を提供する。秋田グルーラムで加工し、施設の玄関口部分の梁や床材、フェンスとして活用される予定となっている。
 式には約60人が参加。福原淳嗣市長が木材に「秋田県大館市」の焼き印を押し、「秋田杉の故郷大館をアスリートを介して世界に発信したい」とあいさつした。
 出席した小林選手は、17年の世界陸上競技選手権男子50㌔競歩で銅メダルを獲得。東京五輪参加標準記録をすでに突破している。「五輪の場に大館の木材が使われることは、地元を近くに感じて心強いと思う。10月27日に山形県で開かれる選考会で優勝すれば五輪出場が内定する。そこに向け、今日いただいた応援を力に変えて頑張る」と決意を述べた。
 後輩を代表して齋藤夏海さん(桂城小6年)と金澤悠陽さん(大館東中3年)が「五輪に向けて厳しい戦いが続くと思うが、けがに気を付けて頑張ってほしい」などと激励し、部員のメッセージを寄せた国旗を手渡した。
 東京中央区晴海の建設地へ10月上旬まで4回に分けて出荷。大会後には解体された木材が市に返還され、公共施設などで「レガシー(遺産)」として活用される。

「イケメンマタギ」お披露目 北秋田 地域のイベントPRへ

2019-09-16
「イケメンマタギ」として活動するフィリップさん、櫻井さん、阿部さん、サマナンさん(北欧の杜公園、左から)
 北秋田市内の団体や企業有志で組織する「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会・澤田吉弘会長)は、阿仁マタギのPR活動に参加して地域のイベントを盛り上げることを目的とした「イケメンマタギ」を選考した。15日に同市の北欧の杜公園でお披露目会が行われ、一般公募で志願した外国人や移住者など5人が紹介された。
 協議会は、市の地域素材をPRして地域活性化につなげようと設立。初年度の今年は阿仁マタギのPR活動に取り組み、マタギの衣装を着て市内を歩いてPRする「市民マタギウオーク」を実施してきた。
 「イケメンマタギ」は、今後の活動を一緒に取り組む仲間を探そうと、7月ごろから市内外問わず18歳以上の男性を対象に公募。九島サマナンさん(26)=カンボジア出身・秋田市在住=、藤井智希さん(30)=大館市白沢=、チョールトン・フィリップ・マーティンさん(49)=オーストラリア出身・北秋田市阿仁水無在住=、阿部克也さん(27)=大館市軽井沢=、櫻井謙介さん(31)=大館市清水町=の5人が選ばれた。
 お披露目会は北欧の杜公園で行われたフローラルフェスタ内で実施し、欠席の藤井さんを除く4人が紹介された。4人は「マタギを知ってカンボジアの人に教えたい。一緒に頑張りたい」「観光を盛り上げたいと思い応募した。よろしくお願いします」などと意気込みを語った。
 4人には委嘱状と副賞の目録が手渡された。選ばれた5人は国内外からの移住者が主で、澤田会長は「英語もできるイケメンマタギが参加してくれた。皆さんも地域のPR活動に参加してもらえたら」と、マタギウオークへの参加も併せて呼び掛けた。
 団体とイケメンマタギの5人は、10月末まで市内外で行われるイベントに参加。マタギの衣装を着て合川駅前秋まつりや本場大館きりたんぽまつり、内陸線ごっつおまつりなどで観光客を出迎える。活動期間は未定。
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ガソリン携行缶 給油に身元や用途確認 消防庁 ガソリンスタンドに通達 京都の放火受け

2019-08-08
車両以外への給油は専用の携行缶が必要(工藤米治商店大館西サービスステーション)
 7月に京都市のアニメ制作会社のスタジオが放火された事件を受けて消防庁は、全国のガソリンスタンドに、ガソリンを専用容器で購入する客に目的や身元を確認し、記録を保存するよう通達した。農機や冬の除雪機など北鹿地方でも携行缶による購入が見られる。通達を受けガソリンスタンドも対応している。
 ガソリンは気温が氷点下40度でも気化し、火花でも爆発的に燃焼する。ガソリンを携行する容器は消防法で定められ、プラスチック製は最大10㍑、金属製は同60㍑まで購入できる。セルフスタンドでも利用客自身が給油することはできない。車両での運搬量についても制限がある。
 事件では約70人が死傷。犯人が現場近くのスタンドで計40㍑のガソリンを携行缶で購入し、犯行に及んだとみられる。同庁が再発防止策として各店や石油商業組合など関係機関に通達。運転免許証など身分証の確認や使用目的のほか、販売記録の作成保管、不審に思った場合は警察への届け出も求めている。
 大館市消防本部によると、ガソリンは揮発性が高く、可燃性ガスは重いため拡散しにくくその場に滞留しやすい。「自宅に多量を保有するのをやめ、必要な分を貯蔵してほしい」と注意を呼び掛けている。
 市根下戸新町の工藤米治商店大館西サービスステーションでは、携行缶の購入は1日に多くて5件ほど。用途は草刈り機や田植え機など農作業が中心。通達以前にも、常連客以外や多量の購入客には使用目的を確認してきたという。
 斉藤博マネジャー(48)は「京都の事件は、ガソリンの危険性が伝わる爆発だった。利用客には事件を受けて確認が必要になったことを伝える。事件や事故の未然防止や抑止につながるよう、従業員一同で徹底する」と話した。

十和田八幡平駅伝 男子・小森が連覇果たす 1区から首位独走 女子は東北福祉大A

2019-08-08
小森コーポレーションはアンカーの馬場祐輔がゴールテープを切り連覇を決めた(鹿角市八幡平大沼)
 真夏の鹿角路でたすきをつなぐ第72回十和田八幡平駅伝競走全国大会(鹿角市主催)は7日、男子が十和田湖休屋から八幡平大沼までの5区間71・6㌔、女子が平塚果樹園から八幡平駐在所までの5区間28・1㌔のコースで開かれ、声援を一身に受けながら健脚を競った。男子は小森コーポレーション(茨城)が連覇、女子は東北福祉大学Aが優勝した。
 男子17チーム、女子6チームがエントリーした。男子は終盤にかけて上りが続く標高828㍍の難コースに加え、この日の鹿角市の気温はレース終盤に差し掛かる午前11時時点で30度を超えており、選手らにとっては過酷なレースとなった。
 男子で優勝した小森コーポレーションは1区から首位に躍り出た。外国人選手が集中した2区や花の3区では区間賞を譲ったがいずれも他に劣らぬ走りで順位を維持し、4、5区では区間賞の快走で2位に2分以上の差を付けてゴール。一度も首位を譲らぬ独走で連覇に花を添えた。
 本川一美監督(47)は「1、2区がキモだったが、よく乗り切ってくれた。昨年は本大会優勝をきっかけにニューイヤー駅伝でも踏ん張ることができた。今回の優勝で選手たちも秋以降へ一つ自信が付いたと思う」などと喜びを語った。
 北鹿勢は大館北秋陸協Aが16位、同Bが17位、関係選手2人が臨んだ秋田陸上競技協会は9位、松宮祐行(39)=花輪高出=がアンカーを務めたセキノ興産は8位だった。松宮は区間9位で、「入賞の6位まで順位を上げられず不完全燃焼」と無念の表情。しかし「地元鹿角で開催される思い入れのある大会。機会があるのならまた走りたい」と次回への意欲を見せた。

県ミニバス夏季大会 初優勝の喜び報告 女子鷹巣 選手らが市役所訪問

2019-08-08
佐藤教育長㊨に優勝を報告する長谷川主将(北秋田市役所第2庁舎)
 第32回県ミニバスケットボール夏季大会(1~2日・秋田市)で初優勝した女子鷹巣が6日、市役所第二庁舎を訪れ喜びを報告した。接戦を制してきた選手たちは東北大会(13~14日・宮城県)に向け「最後まで諦めない」を合言葉に健闘を誓った。
 県大会の準決勝で女子鷹巣は強豪・新山と接戦を演じ最後の1秒で逆転勝ち。決勝も六郷と競る展開となったが、持ち前の粘り強さを発揮し初優勝を飾った。
 この日は選手15人と出川修コーチが優勝カップを手に訪問。佐藤昭洋教育長に快挙を報告した。主将の長谷川蘭さん(6年)が「コーチから教わったことをプレーでしっかり発揮したい」と東北大会の抱負を述べた。
 他の選手たちも「最後まで諦めずに走る」「チームで協力して良い結果を出したい」などと意気込んだ。出川コーチは「県代表のプライドを持って優勝できるように頑張りたい」と決意を新たにした。
 報告を受け、佐藤教育長は「おめでとう」と祝福した。教員時代に男子のミニバスを1年間指導したことがあり、出川コーチとは師弟関係。その分喜びが大きいといい「全県で勝つことは難しい。よく勝ってくれた」と感極まった様子。「この調子で東北大会も頑張ってほしい」と激励した。

昔ながらの技息づく 東北の郷土玩具と酒 佐藤さんが開店 「若い世代に良さを」 大館市

2019-08-07
自宅の一室を改装し、店をオープンさせた佐藤さん(大館市岩瀬)
 昔ながらの技術で作られた郷土玩具と酒が並ぶ店「東北の酒と玩具MUTO」が先月、大館市岩瀬にオープンした。店主はニットブランドを主宰する佐藤孔代さん(42)。自宅の一室を改装した小さな店に、土人形や張子、こけしなどこだわりの商品を並べ、「若い世代に実際に手に取ってもらい、その良さを伝えたい」と話す。
 佐藤さんは東京の服飾メーカーに勤務後、独立しニットブランド「yourwear(ユアウェア)」を立ち上げた。2014年に帰郷し、地方から商品を発信している。
 帰郷から5年、「本業はおかげさまで順調」と佐藤さん。趣味で郷土玩具の作り手を訪ねるうちに「小規模ながら、いいものを生み出す工房がたくさんある」と知った。一方で、買える場所が少なく、「作り手が高齢化する中、このまま知られずに途絶えたらもったいないと思うようになった」と開店を決意した。
 300年の歴史を持つ「三春張子」(福島県)や、「附馬牛人形」(岩手県)など、表情豊かな玩具が並ぶ。秋田からは、90歳を超えた今も毎日こけしを作り続ける湯沢市の小南三郎さんの作品が目を引く。「昔ながらの作り方にこだわる工房を選んだ」といい、佐藤さん自ら、現地に足を運び仕入れている。
 酒は「羽後麦酒」(羽後町)のクラフトビールや果樹農家が立ち上げた亀ケ森醸造所(岩手県)のワインなど。家族が高齢になり実家の商店で酒の取り扱いをやめた後、地元から「困る」との声を受け、佐藤さんが販売の免許を取得。「小さな醸造所など玩具と通ずるラインアップになった」という。
 酒を買いに来た客が玩具に興味を示すなど「東北の手仕事がじわじわ広がっていくのが楽しみ」と話す。「若い世代に郷土玩具の良さを知ってもらい、その中からいつか仕事を引き継ぎたいと思う人が出てくれることが夢。同じ作り手として、『知ってもらう』役割を担い、次につなげていけたら」と目標を掲げた。
 兼業のため、営業は通常、金、土、日曜のみ。お盆に合わせ9~18日は店を開ける。時間は午前10時~午後4時。場所は大館市岩瀬字大柳、田代公民館岩瀬分館近く。問い合わせは☎0186・54・6306。

鹿角3高校統合 説明の遅れを陳謝 県教育庁 協議会委員に説明会

2019-08-07
協議会委員への説明会(十和田市民センター)
 県教育庁は5日、「鹿角小坂地区高校統合に関する協議会」で委員を務めた人たちに対する統合校設置場所に関する説明会を、鹿角市十和田市民センターで開き、渡部克宏教育次長は、設置場所の決定について「もう少し早くに説明の場を設けるべきだった。遅くなり大変申し訳ない」と陳謝した。
 同協議会は、県教委から委嘱された花輪、十和田、小坂の3高校のPTAや同窓会、教育行政、産業団体などの委員20人で組織。統合校の設置場所などをテーマに、計3回の協議を行い、県教委へ報告書を提出した。
 県教委は報告書や市、小坂町からの意見などを踏まえた上で慎重に議論を深め、統合校の設置場所は、現在の花輪高校の敷地、校舎を活用して開校する方針を発表した。
 説明会には、元委員全員に開催通知を出したが、半数が都合がつかずに欠席し、10人が出席。県教委が概要を説明し、質疑応答が行われた。
 校舎の設置場所について、元委員は当時の県教委担当者の発言内容を指摘しながら、「少なくても8割以上の委員の人たちが、新しい場所に新しい高校をつくるという認識の中で、報告書にOKのサインを出したと感じている」と疑念を抱いた。別の元委員は「なぜ、こういう結果になったのか全く納得できない。能代や鷹巣、大館のような新設校が、なぜ鹿角にできないのか」と不満を口にした。
 一方、花輪高校を活用し、早期の統合校の開校を望んでいるという元委員は「エアコン設置や室内練習場など、施設設備を充実させてほしい。新しい校舎をつくらないと決めたのならば、地域住民が納得するようなものを考えてもらいたい」と要望した。
 協議会の元会長は「報告書通りではないが、既存の高校が素晴らしい高校になると、子どもたちに夢を抱かせるようにしていきたい。早く解決し、みんなで統合校をつくろうという機運が高まればいい」と、早期開校へ鹿角地域全体の結束を望んだ。
 県教委は、既存校舎活用の検討において、「十和田高校の活用も検討した。ただ、築年が経過しており、解体して新たに建設する場合は時間を要する。産業系学科の実習棟を整備するには敷地が狭い」と断念した理由を述べた。
 統合については「魅力的な学校で、生徒が充実した高校生活を送れる学校を目指している。また、国公立大学をはじめとする難関大学、鹿角地域でも問題となっている医師不足に対応できる、指導できる学校も目指している」と考えを示した。
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北秋田市 「世界一の大太鼓」 綴子神社 例祭 五穀豊穣願いごう音

2019-07-17
神社に向かう大太鼓と大名行列(北秋田市綴子)
 北秋田市綴子の綴子神社(武内尊英宮司)の例祭が15日行われた。ギネスブックに認定された「世界一の大太鼓」とともに、地元住民による大名行列が町内を巡行。雷鳴のようなごう音を響かせ、神社で五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。
 神社によると、創建は659年で、東北地方で最も古い八幡宮とされる。鎌倉時代の1262(弘長2)年、農業用水の不足に悩まされた住民たちが太鼓の音を雷鳴に見立て、雨ごいした神事を起源に奉納行事が続く。現在は年に1度の例祭で行われている。
 かつては「徳川方」の上町と「豊臣方」の下町が先を争って奉納する「けんか祭り」と称される時代もあったが、1930(昭和5)年から1年交代制を導入した。今年は、1989年(平成元)年に「牛の一枚皮を使った世界一大きな太鼓」(直径3・71㍍)としてギネスブックに認定された下町が担当した。
 下町の住民たちは色とりどりの祭り装束に身を包み、午前11時ごろ綴子基幹集落センターを神社に向けて出発。大小4張りの太鼓が続き、約750㍍の通りを威勢よく巡行した。太鼓の上に男衆が陣取り長いばちで「ドドーン」と豪快な音を響かせていた。
 今年は春先から降水量が少なく、一時は農作物の水不足が心配されるほど。6月に入って平年並みに落ち着いたが、農業を営む地元住民たちは今後もほどよい降雨を願い、沿道で巡行を見物した。
 境内では奉納行事や武内宮司による湯立ての神事が行われた。武内宮司は「作柄は平年並み。水口の管理をしっかり。愛情を持って励むと平年作以上になる」と告げた。

声良鶏銅像 「花輪駅前に設置を」 鹿角市 「考える会」が市に要望

2019-07-17
要望書を提出する奈良代表㊥(鹿角市役所)
 鹿角市は、JR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を、花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針だ。これに対し、市民有志が16日、駅前広場内への移設を求める市長宛ての要望書を市へ提出した。
 この銅像は鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年親しまれ、地上約3・5㍍の台座の上にたたずんでいる。花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らの寄付金を基に、陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 銅像の移設先をめぐっては、6月市議会産業建設委員会で「駅前に残してほしい」という市民の要望が取り上げられた。これに対し当局は「広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」などと説明した。
 広場内への移設を求めているのは市民有志でつくる「『声良鶏』銅像設置を考える会」。市役所には奈良東一郎代表と事務局の佐藤興造さん、関厚さんが訪れ、銅像の由来や声良鶏の歴史などを説明した資料を添えた要望書を、窓口となっている市政策企画課へ提出した。
 奈良代表は「花輪だけでなく鹿角の発展のシンボルとして建った銅像。花輪駅前に設置してほしい」と話した。
 市は後日、文書で回答する予定。考える会は回答を受けてから対応を検討することにしている。

参院選 投票率上がる?下がる? 激戦本県大物続々 10代の低調懸念

2019-07-15
 21日投開票の第25回参院選で、候補者たちのアピールが熱を帯びる一方、各陣営は投票率の行方に気をもんでいる。前回の本県選挙区(改選数1)は6割を超え、過去最低だった前々回を4ポイント上回った。今回は接戦が予想される注目区。序盤の期日前投票は前回を下回ったものの、大物弁士が相次いで本県入りしており、最終的な投票率の向上につながるか―。
 本県選挙区で70%を超えたのは1989(平成元)年の74・49%が最後だ。92年は61・59%と大幅下落、95年も56・98%に低下した。その後98年に64・11%と持ち直したが、▽2001年=60・73%▽04年=65・32%▽07年=67・70%▽10年=65・05%―と推移し、13年には56・19%と過去最低を記録。前回16年は60・87%で4・68ポイント上昇した。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから、国政選挙は3回目。県選管によると、前回参院選で18歳の投票率は48・09%だった一方、19歳は35・89%と低調だった。17年衆院選は18歳53%、19歳29%で、合わせた投票率は県全体の60・57%を19・14ポイント下回る41・43%となった。住民票を移さずに都市部へ進学した学生の投票率が低かったとみられる。
 今回立候補したのは、届け出順に自民党現職の中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。中泉陣営は連日のように党幹部や閣僚を投入する一方、寺田陣営は政党色を打ち消して無党派層への浸透を図る。石岡候補は県内に事務所を置かず、動画投稿サイト「ユーチューブ」で政策を主張している。
 10月に控える消費税率10%への引き上げや憲法改正の是非、経済対策などを巡り、与野党の主張が激突する構図となっている。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安、企業の人手不足問題への対応も主要な争点に浮上している。
 本県の有権者は87万2895人(3日時点)。7日までの期日前投票は1・86%で前回に比べ0・89ポイント下回っている。

北鷹打線、爆発20点 16強に進出 高校野球秋田大会 コールドで好発進

2019-07-15
2回1死二、三塁、3点ランニング本塁打を放って生還し、ガッツポーズをする北鷹の石田(八橋球場)
 第4日の14日は、県内4球場で2回戦の残り8試合を行った。北鹿勢は、秋田北鷹が猛打で仁賀保にコールド勝ちした。第5日の15日は3回戦4試合を秋田市の八橋、こまちの2球場で行う。大館桂桜が8強進出をかけて湯沢翔北とぶつかる。
 ◇2回戦 【八橋球場】
仁賀保  10000 1
秋田北鷹 07103× 20

     (5回コールド)
 ▽本塁打=石田(北)▽三塁打=武石、柴田、石田(北)▽二塁打=清水2、相馬、近藤(北)、髙森(仁)
 北鷹が持ち味の打撃力を遺憾なく発揮し、19安打20得点で仁賀保にコールド勝ちした。
 初回、主戦・日景が直球を狙われ、1死一、三塁から適時内野安打を浴びて先制された。2回にも得点圏に走者を進められたが、しのいで味方の反撃を待った。
 その裏、四球と単打などで1死二、三塁の好機をつくると、石田が右越えの3点ランニング本塁打を放って逆転に成功。藤田、清水、相馬、武石も続いて4連打とし、一挙7点を奪った。
 3回も8本の長短打に犠打や盗塁などを絡めて打者一巡の猛攻を見せ、10点を取って試合を決めた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 初回、投手の直球を狙われ1点を奪われた。エンジンがかかるのが少し遅かった。打線の調子は上がっている。次も挑戦者の気持ちで臨む。

湖上彩る大輪2400発 十和田湖「湖水まつり」 夏観光の幕開け告げる

2019-07-15
初夏の十和田湖を彩った湖上花火(湖畔休屋)
 小坂町と青森県十和田市にまたがる十和田湖に夏の観光シーズンの幕開けを告げる「湖水まつり」(実行委主催)が13、14の両日、湖畔休屋で開催された。観光客らが湖畔の散策やカヌー体験、湖上花火など、昼夜を通してのイベントを楽しんだ。
 夏の十和田湖の活性化を目的に行われており、今年で54回目。呼び物の湖上花火は、大仙市の花火師による直径300㍍まで花開く10号玉を含め、1日約1200発、2日間で計約2400発が初夏の夜空に打ち上げられた。
 初日の13日は、整備された桟橋前広場や散策路、県境付近の桂ケ浜、「乙女の像」へと続く御前ケ浜などに国内外から訪れた家族連れや、カップルなどが陣取った。
 水面いっぱいに広がる水中花火、豪快な10号玉、スターマインなど数々の仕掛け花火が台船を使って湖上から打ち上げられると、詰めかけた見物客からは大きな歓声。夜空に広がる花火が湖面に反射し、美しさと豪快さを堪能していた。
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