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道の駅を防災拠点に 機能強化で勉強会 県北の6市町村 取り組みなど情報交換

2020-02-21
「道の駅」の防災機能強化に関する勉強会(能代河川国道事務所)
 県北地区の「道の駅」を対象とした防災機能強化に関する勉強会が20日、能代市の国土交通省能代河川国道事務所で開かれた。2020年度から始まる「『道の駅』第3ステージ」で、目指す姿の一つに「防災道の駅」が挙げられたことを受けたもの。同事務所が現時点での情報を提供するとともに、それぞれの道の駅との間で意見を交換した。
 国交省が設置した「新『道の駅』のあり方検討会」は、昨年11月に「『道の駅』第3ステージ」と題した提言を発表。1993年からの第1ステージを「通過する道路利用者のサービス提供の場」、2013年からの第2ステージを「道の駅自体が目的地」とした上で、20~25年を「第3ステージ」に設定した。道の駅を「地方創生・観光を加速する拠点」に位置づけるとともに、「ネットワーク化で活力ある地域デザインにも貢献する」とのテーマを掲げた。
 目指す「道の駅」の姿には▽「道の駅」を世界ブランドへ▽新「防災道の駅」が全国の安心拠点に▽あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センター―の三つを設定。今後、国からの支援等の充実が見込まれている。
 勉強会は、県北地区の「道の駅」を地域の防災拠点としていくため、機能強化などに関する情報を提供しようと同事務所が開いたもので、大館市、北秋田市、能代市、小坂町、八峰町、上小阿仁村の担当者らが出席。同事務所の増竜郎所長は「道の駅制度は93年から始まり、四半世紀が過ぎた。当時は103駅、現在は1160駅。観光・地域づくりと防災は表裏一体で大事なもの。災害時の機能強化に取り組みたい」などとあいさつした。
 続いて、同事務所の担当者が「第3ステージ」の提言内容や今後予定される取り組みなどの情報を提供。年度内に国との防災協定の締結を目指している北秋田市の道の駅たかのすについて、防災拠点としての計画案を説明した。
 出席者からは、具体的な防災機能の強化に向けた質問や、地域防災計画への位置づけに関する質問などが出された。

スキーDOWA杯スキーが中止 「新型コロナ」が影響 節目を前に歴史に幕

2020-02-21
 DOWA杯ジュニア・クロスカントリースキー十和田湖大会を主催するDOWAホールディングスは20日、23日に予定していた第30回大会を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大により、選手、家族、関係者の安全を考慮したため。同大会は参加者減少などで30回の節目で終了する予定だったが、開催前に幕を閉じる形となった。事務局では「苦渋の決断。残念だが今は石橋をたたく時期」と理解を求めている。
 大会は同社と小坂町が主催。地域活性化や青少年育成などを狙いに、小中学生を対象として1991年に始まった。国立公園の十和田湖畔を会場とし、冬の湖や雪山など自然美を体感できるコースが特徴。認知度の高まりとともに県外からの参加も増え、レベルの高い競技大会として発展してきた。
 今大会には255人がエントリー。県外は青森、岩手からの参加もある。家族、関係者などを含め、500人以上が会場を訪れることになり、事務局では、新型コロナウイルスによる肺炎患者の拡大を受け、不特定多数の人が接触するリスクを避けるため大会を中止することを決めた。
 ピーク時は800人以上が参加していたが、競技人口の減少などを背景に近年はエントリー数が落ち込んでいた。会場へのアクセスやコース整備等で安全面に懸念があることを理由に、今大会で終了する方針だった。
 湖畔を滑る珍しいスキー大会で、関係者らが「手作り」で運営してきた。クラシカルとシットスキーの2種目で熱戦を展開。今冬は雪不足の影響で多くの大会が中止となったが、ここ数日の降雪もあって開催のめどが立っていた。
 事務局では「大会は地域の誇り。長い間、多くの人に支えられてきた」と感謝しながら「会場を訪れる人の安全が第一。こういう形での終わり方は予想していなかったが、今は石橋をたたく時期。残念ながら幕を閉じたい」と話した。

ドローンの可能性に関心 小坂高 専門家招き特別講義

2020-02-21
ドローンの実演などが行われた特別講義(小坂高校)
 小型無人飛行機「ドローン」を使った特別講義が19日、小坂町の小坂高校(村上清秀校長)であった。環境技術科2年生15人が活躍の場面を広げるドローンの活用法や、制御するプログラミングなどを学び、ドローンの持つ可能性に関心を強めた。
 同校は、新年度からドローンを使った課題研究や実習に取り組みたいと考えており、講義は県の「航空機産業人材育成事業」を活用して実施。ドローン事業を展開する、東光鉄工(大館市)のUAV事業部シニアマネジャーの鳥潟與明さんを講師に招いた。
 鳥潟さんは青森県の高校と連携し、ドローンを使ってリンゴの農薬散布をする事業に取り組んでいることを紹介。ドローンが名刺をはさんで持ち上げ、離れた場所の生徒に届ける実演を行い、「ドローンははさんで、運ぶ機能もある。仕事をさせるのは大変だが、どういう仕事で使えるのかを考え、イメージしながら、業務用のドローンを育てていきたい」と意欲を示した。
 飛行高度や距離を設定し、上昇や前・後進させるプログラミングについても実践。鳥潟さんは「ドローンはプログラムした通りにしか動かない。リピート機能を使うと楽な場合もある」と説明した。
 熱心に耳を傾けていた増原来夢さん(17)は「中学校でプログラミングを学んだので、習ったことを生かしてドローンを飛ばしてみたいと思った」と興味いっぱい。「ドローンは人を救うための情報入手や、物資を運ぶためにも役立てられると思う」と話した。

最終処分場 開設40年 ごみ減量化で延命 大館市 残余期間は24年

2020-02-20
ごみ減量で残余期間が延びている最終処分場(大館市沼館)
 大館市の堤沢埋立最終処分場(沼館)が開設から40年たち、「満杯まで15年」とした当初見込みを大幅に延長している。分別によるごみの減量化やリサイクル意識の高まりが要因とみられ、さらに24年後まで埋め立てできると試算。市は今後も延命化を図るため、事業系廃棄物の発生抑制に力を入れる方針だ。
 最終処分場は1979年10月、隣接の粗大ごみ処理場と同時に供用開始。焼却施設から排出される灰や、粗大ごみ処理場で処理した後の不燃残さなどを埋め立てている。計画容量は71万立方㍍。2018年度までに57万4000立方㍍を埋め立て処分し、残余容量は13万6000立方㍍となっている。
 環境課によると、過去10年で粗大ごみ処理場に運び込まれた廃棄物は▽09年度=3585㌧▽10年度=4071㌧▽11年度=3512㌧▽12年度=3917㌧▽13年度=5844㌧▽14年度=3672㌧▽15年度=4707㌧▽16年度=3698㌧▽17年度=3130㌧▽18年度=3429㌧―。13年度は豪雨災害、15年度は大雪被害で生じた廃棄物の搬入が増えたが、ほぼ4000㌧弱で推移している。このペースが続くと満杯まで「残り約24年」という。05年の分別変更で対象ごみが減少し、以前は6000~8000㌧に上る年もあった。
 15年5月には3R(リデュース=廃棄物の発生抑制、リユース=再利用、リサイクル=再生利用)推進施設として沼館地内にエコプラザを開設。再生品販売事業を柱として資源回収、環境意識の啓発に努めている。こうした取り組みで家庭系廃棄物が減少している一方、事業系廃棄物は横ばいか増加傾向にあり、同課は「分別徹底やリサイクル推進のてこ入れが必要だ」と強調する。
 このほか、運び込まれた廃棄物の約4割が木質系だとして再資源化の可能性を検討しており、埋め立て物を削減することで最終処分場の延命化を目指す。

見守りネットワーク 新たにコンビニ8店と 鹿角市 協力先68事業所に

2020-02-20
協定書に署名するコンビニのオーナー、店長(鹿角市役所)
 鹿角市と市内コンビニ8店舗が19日、見守りネットワークの協定を締結した。2012年から協力事業所との協定締結を進めており、協力先は今回で68事業所となった。
 市は、子どもから高齢者まで何らかの福祉・保健的な関わりが必要な人を対象に、見守り体制の強化と普及、関係機関の連携を図る目的でネットワークを構築している。
 構成する団体・機関・事業所は社会福祉協議会、民生児童委員協議会、自治会、老人クラブ、警察署、消防本部、消防団と、郵便、電気、ガス、水道、新聞、宅配便サービス、タクシー事業者、金融機関など60事業所。協力先の代表らで見守りネットワーク会議を設けている。
 日常業務の範囲内において訪問先で人が倒れていたり、新聞や郵便物がたまっているといった異変を感じた時には関係機関に通報し、迅速な対応を図ることにしている。
 新たに協定を締結したのは、ファミリーマートが市役所前店、鹿角錦木店、鹿角大湯店、鹿角毛馬内店、鹿角腰廻店、セブン―イレブンが鹿角花輪北店、鹿角八幡平店、鹿角毛馬内店の計8店舗。
 市役所で行われた締結式には、8店舗のうち、ファミリマート市役所前店、同鹿角腰廻店、セブン―イレブン鹿角花輪北店、同鹿角八幡平店の4店舗のオーナー、店長が出席した。児玉一市長は「高齢者や子どもが安心して生活するためには、地域での見守り、日常的な声掛けを通して、問題、事件、事故をできるだけ早く発見することが求められている」とあいさつ。出席者が協定書に署名した。
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高らかに「コケコッコー」 比内とりの市開幕 催し多彩にきょうまで

2020-01-26
「人間比内鶏永唱」で元気な声を響かせる子どもたち(比内体育館前)
 比内地鶏を主役にした大館市比内町の冬の祭典・第36回「比内とりの市」が25日、比内体育館前を主会場に開幕した。かやき鍋や千羽焼きなど比内地鶏のおいしさをアピールする多彩なメニューが並び、市内外から訪れた多くの人でにぎわった。26日まで。
 比内とりの市実行委員会(齋藤隆雄委員長)主催。4柱の神々を迎え、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願い、比内地鶏など全ての食鳥の供養しようと、農家を中心とした地元の若者たちが1985年に始めた。地元の特産品である比内地鶏のPRと地域活性化を目的に「食べる、見る、買う、遊ぶ」をテーマとしたイベントを展開している。
 初日は午前中から青空がのぞき、絶好のイベント日和となった。恒例の子どもたちによる「人間比内鶏永唱」では扇田こども園、扇田保育園の園児約40人が比内地鶏をイメージした面や手作りの羽を付けて登場。大きく息を吸い込むと、「コケコッコー」と会場いっぱいに声を響かせた。子どもたちの元気な声に会場からは温かい拍手が送られた。
 このほか、ステージイベントでは桂清水神社の巫女(みこ)舞や初登場の東館小4年生児童が「とんぶりの唄」に合わせて踊りを披露するなど、さまざまな催しが展開され、会場を盛り上げた。

「十和田湖冬物語」が開幕 雪と光で幻想的に 2月24日まで 休屋 冬季観光の誘客期待

2020-01-26
来場者を魅了した冬花火(十和田湖畔休屋)
 十和田湖の冬季観光の活性化を図る恒例イベント「十和田湖冬物語」が24日、開幕した。湖畔休屋の特設会場は雪と光で幻想的に彩られ、訪れた家族連れなどが冬花火や秋田、青森両県の味覚などを楽しんだ。2月24日まで。
 青森県十和田市や小坂町の観光関係者でつくる実行委員会(中村秀行委員長)が毎年開催。今年で23回目を迎えた。
 会場には色とりどりのLED電球約5万球や、かまくらなどさまざまな雪像を設置。雪不足の影響で発荷峠など周辺から雪を集めて準備を進めてきた。
 オープニングセレモニーは環境省、秋田、青森両県、小坂町、十和田市の関係者らが出席し、午後6時半から屋外ステージで行った。
 中村委員長は春節(旧正月)に合わせて中華圏からの訪日旅行客を呼び込もうと、会期を例年に比べて1週間長い5週間としたことに触れ「例年は期間中に20万人が訪れているが、今年は25万~30万人の来場に期待している」と述べた。
 中村委員長によると、冬物語の来場者のうち外国人観光客は2~3割。国・地域別では台湾、香港が多く、最近はベトナム、タイ、マレーシアなどからの観光客が増えているという。
 デジタルアートを投影するメイン雪像の点灯式や津軽三味線の熱演などに続き、午後8時すぎにハイライトの冬花火を打ち上げ。小雪が舞う中、りんとした厳冬の冬空に大輪を描き、来場者を魅了した。
 郷土料理や地酒などが楽しめる「ゆきあかり横丁」や「乙女の像」ライトアップ、雪の滑り台なども人気を集めた。
 問い合わせは事務局の十和田奥入瀬観光機構(☎0176・75・1531)。

火災を想定し訓練 北秋田市正法院 文化財防火デー前

2020-01-26
「人間比内鶏永唱」で元気な文化財の火災を想定した放水訓練(正法院)
 文化財防火デー(1月26日)を前に、地域の重要な建築物を守る意識を高めようと北秋田市鎌沢の正法院で25日、火災想定訓練が行われた。国内外で世界遺産の焼失が相次いでおり、地域住民や市消防団などの参加者約50人は気を引き締めて万が一に備えた。
 防火デーは1949年1月26日、法隆寺金堂が焼損したことを機に制定された。全国で文化財を災害から守る活動が毎年この時期に行われている。
 鎌沢の訓練は市教委が計画した。主会場の正法院には市指定有形文化財(彫刻)の「丈六延命地蔵菩薩像」が鎮座している。高さは4・82㍍もあり、「鎌沢の大仏」と呼ばれる〝地域の宝〟。1745年に京の仏師らが制作したと伝えられ、地域外から見物に訪れるほど親しまれている。
 正法院から火災が発生した想定で火事ぶれ、119番通報、避難などの訓練に臨んだ。初期消火やホースによる放水消火は正法院脇の雪山を目掛けて実践した。
 視察した佐藤昭洋市教育長は昨年4月にノートルダム大聖堂(フランス)、同10月に首里城が火災で焼失したことを挙げ「いずれも世界遺産で損失は計り知れない」と指摘。「地域の財産を大切にし、後世に引き継ぐのは私たちに課せられた責務だ」と一層の防火意識高揚を呼び掛けた。
 避難訓練に参加した鎌沢自治会の鈴木貞幸会長(72)は「きびきびした訓練だった。地域から火災をなくすように警鐘を鳴らしていきたい」と述べた。
 26日は糠沢八幡神社と浜辺の歌音楽館、阿仁伝承館・異人館の市内3カ所と上小阿仁村の山神社の計4カ所で訓練が行われる。

市街地循環バス 実証運行時の1・7倍に 北秋田市利用実績 開始1カ月で1281人

2020-01-25
北秋田市の市街地循環バス(市民ふれあいプラザコムコム前)
 北秋田市の市街地循環バスは、運行を開始した12月1日から31日までの1カ月間で1281人が利用した。1便当たりの乗客数は6・6人と、実証運行時と比べ約1・7倍に増加している。市は「順調に利用してもらっている」などと話した。
 市街地循環バスの運行は、買い物弱者の足の確保を図るとともに、免許返納者を含めた高齢者の移動手段として活用してもらうことなどを目的としたもの。市が2017年3月に策定した市地域公共交通網形成計画の中で「導入を検討する」としていた。
 事業化に向けては、2016年12月と17年6月から11月、18年11月から19年3月までの計3回にわたって実証運行を行い、需要量などを把握。3回目の実証運行では1便当たりの利用者数が3・96人となった。「市民の需要はある」と判断し、12月1日から通年運行を開始した。
 ルートは、栄中綱の国道105号沿いにあるイオンタウン鷹巣を起点・終点に、高野尻、東中岱、南鷹巣、宮前町の各公営住宅団地を周回。いとく鷹巣SCや鷹巣駅前、市役所前に停留所が置かれたほか、市民ふれあいプラザコムコム前は2回、停車する。
 便数は、平日が午前9時から午後3時までの1時間ごとにイオンタウンを出発する計7便、土曜・日曜と祝日は正午と午後2時発を運休する5便。運行は秋北バスに委託し、小型バスを使用。運賃は大人100円、小学生と障害者手帳所持者は50円に設定した。
 市総合政策課によると、12月1日から31日までの1カ月間の利用者数は1281人で、1便当たりの利用者数は6・6人。実証運行時の3・96人と比べ2・64人増加している。午前9時、10時、11時台の利用が多く、1便で15人を超えている日もあった。
 今後は、専用車両の導入や、路線に「愛称」をつけることも検討しているという。同課は「料金も利用しやすくなるよう設定した。順調に利用してもらっている。さらにPRに努めたい」としている。

防災強化工事が本格化 小坂町セパーム 2階も利用禁止に

2020-01-25
防災機能強化工事が本格的に行われているアリーナ(セパーム)
 小坂町交流センター・セパームの防災機能強化工事が、本格的に進められている。多目的アリーナの工事が中心で、内容は既存の天井の撤去やバスケットゴールの更新、照明器具のLED(発光ダイオード)化など。アリーナの1階は2月28日まで利用禁止となっており、2階部分は一部で利用可能だったが、工事の進捗(しんちょく)に伴い20日から利用制限を実施した。
 セパームは町民の交流、学習拠点施設として1989年に完成。施設全体の延べ床面積は6008平方㍍、アリーナは約2000平方㍍。バレーボールやバスケットコートが2面確保できるアリーナはスポーツ少年団や愛好団体の活動、各種スポーツ大会、各種団体の集会、イベントのほか、現在は小坂中学校の体育館として、体育の授業などでも使われている。
 工事は、築30年以上が経過し、施設設備の防災対策、耐震性の強化などが目的。本年度の当初予算に関連経費4133万円を計上した。
 工期は昨年12月5日から2月28日まで。工事では、剥離などが目立っていた天井を全て撤去し、高さの調整ができる固定式のバスケットゴール4台を新しくするほか、照明灯具をLED化する。天井の鉄鋼、手すりの塗装なども行う予定。
 着工からアリーナの1階部分は、利用を禁止にした。工事中も2階のジョギングコース、卓球場は利用できたが、20日から2月日まで利用制限をかけた。工事期間中の1階トレーニングルームの利用はできるという。
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高齢者 在宅の認知症は685人 大館市の 実態調査 高齢者世帯は26%

2019-12-23
 大館市が7月1日現在でまとめた「高齢者の実態調査」によると、全高齢者のうち、在宅で生活し、介護を必要とする認知症の人は685人、寝たきりの状態にある人は756人だった。いずれも昨年より微減し、施設入所などが進んだとみられる。
 調査は7月1日を基準日とし、毎年実施。高齢者の健康状態や住まいの状況を把握し、高齢者福祉政策に反映させることを目的としている。民生委員が各家庭を訪問して調査し、介護保険認定の状況と合わせて算出した。
 7月1日現在、市の高齢者数は2万7636人(前年同期比98人増)、高齢化率は38・42%(0・68㌽増)。
 高齢者だけの世帯(1人暮らし世帯除く)は4555世帯で、全世帯に占める割合は14・41%。前年と比べ14世帯、0・04㌽増。施設入所や入院中を除く1人暮らし高齢者は3937人(男性1177人、女性2760人)で、前年から117人、0・38㌽増えた。高齢者のみ世帯、1人暮らし世帯を合わせた8492世帯が高齢者だけで生活している世帯で、全世帯の26・9%を占める。
 在宅で暮らす高齢者のうち、介助を要し、日中もベッド上での生活が主体の「寝たきり」に該当するのは756人で、全高齢者に占める割合は2・74%。前年から73人、0・27㌽減。在宅の認知症高齢者のうち、日常生活に支障をきたすような症状などがあり、介護を必要とする状態にあるのは685人で、全高齢者数の2・48%となった。前年から75人、0・28㌽減。
 長寿課は「在宅の寝たきりや認知症の高齢者は、施設入所などで数字上は前年より減っているが、引き続き認知症に優しい街を目指し、在宅の生活を支えていきたい」と話した。

鹿角野球協会 「勝利より子どもの肘守って」 小中学生と指導者 障害予防に理解深める

2019-12-23
院内で将来の病床数や病床機能の検討が進む扇田病院
 鹿角市と小坂町の小中学校の野球部員らを対象に、肘や肩などのスポーツ障害の予防策を学んでもらおうと、「コンディショニングセミナー」が22日、鹿角市交流センターで開かれた。参加者が専門家によるメディカルチェックや講演などを通じてスポーツ障害の症例や対処法、けが予防のストレッチの仕方などを学んだ。
 鹿角市野球協会(三上豊会長)と県軟式野球連盟鹿角支部(鹿角野球協会、三上会長)の主催。
 投手の投球制限など野球に取り組む子どもたちの健康管理の議論が進む中、障害予防について理解を深めてもらおうと開催。小学校のスポーツ少年団員、中学校の野球部員、保護者、指導者ら100人余りが参加した。
 秋田労災病院第2整形外科部長で日本スポーツ協会公認スポーツドクターの関展寿さんがメディカルチェックや講演「長く野球を続けるために必要なこと 野球肘と野球肩について」、同病院理学療法士で同協会公認アスレティックトレーナーの畠山幸也さんらがストレッチの実技指導や講演「野球でのけが予防」を行った。
 講演の中で関さんは、野球選手が肘を壊すいわゆる「野球肘」の原因や症例を紹介。「さまざまな種類があり、それぞれ治療方法や安静期間、手術適応などが異なる。自己判断は避けて」と強調した。「残念ながら絶対に野球肘にならない方法はない。異常を感じた時にすぐ休むこと」と病院の受診を促したほか、「子どもが異常を訴えられる環境を指導者や保護者が整え、勝利よりも子どもの肘を守って」と呼び掛けた。
 畠山さんは「背中が丸くなる不良姿勢は駄目。肩甲骨の動きが悪くなり、スムーズなスローイングができなくなる」と姿勢改善のトレーニングを紹介。また「練習後のクールダウンにストレッチを組み入れてほしい。血行を促して疲労を回復するなどの効果があり、痛みやけが、スポーツ障害の予防につながる」と述べ、肘や肩、股関節などのストレッチの仕方を説明した。
 三上会長は全日本軟式野球連盟の今夏の全国大会に出場した小学5、6年生の60%以上が肩、肘に何らかの異常があった実態や、投球制限に向けた動きなどに言及。「野球界が危機感を共有し、野球で地域を盛り上げていきたい」と呼び掛けた。
 平元BEBLUESコーチの村方竜也さんは「ただ体を動かすのではなく、体の仕組みや体を守ることを知るのは大切。いい企画だ」と意義を話していた。

視点・扇田病院 「生き残り」へ検討始まる 厚労省の公立病院再編・統合 大館市長は存続明言

2019-12-22
院内で将来の病床数や病床機能の検討が進む扇田病院
 9月に厚生労働省が公表した「再編統合について特に議論が必要」とする公立・公的病院に大館市立扇田病院が挙がった。関係者は「医療機関が担う病床機能や病床数などの再検証を促すための公表で、統廃合を求めるものではない」と受け止めるが、総合病院と二つの市立病院を持つ市として、今後の方向性に向けた議論が活発化している。市の12月定例議会で福原淳嗣市長は「存続」を明言。病院内では将来を見据えた病床数などの検討が始まっている。
 「毎日のように患者さんから『病院は大丈夫か』と聞かれた。地域に相当の動揺を与えた」。12月定例議会厚生委総括質疑。扇田病院の大本直樹院長は、9月26日の厚労省の公表直後をこう振り返った。報道された新聞を手に来院し、「病院はどうなるのか」と心配する患者もいたという。
 「再編統合の議論が必要」とされたのは、全国の424病院。厚労省は2017年度のデータを基に、高度急性期、急性期に対応する公立・公的病院を調査。①がん②心疾患③脳卒中④救急⑤小児⑥周産期⑦災害医療⑧へき地医療⑨研修・派遣機能―の全てで「診療実績が特に少ない(A)」、①~⑥の全てで「車で20分以内の距離に診療実績が類似する病院がある(B)」施設名を公表した。扇田病院はA、Bともに対象となった。
 県内では扇田を含む5病院が公表された。効率的な医療提供を目指す地域医療構想が各地で進んでいないことが公表の背景にあるとされ、厚労省は来年9月までに結論を出すよう求めている。
 扇田病院は病床数104床、常勤医6人体制。在宅医療に取り組み、セミオープンベッドなど地域開業医とも連携した入院体制も整える。佐々木睦男病院事業管理者は「扇田病院は1次医療、総合病院は2次医療と二つの市立病院が機能分担し、さらに地域医療機関とも病病連携、病診連携を推進している」と説明。扇田病院は「地域の高齢者医療の要」と位置付ける。
 12月定例議会の一般質問で福原市長は「扇田病院がなくなることは決してない。存続だ」と明言。厚労省の公表前から、病院内で将来的な病床数などのシミュレーションを行っていることを明かした。
 扇田病院の仙台豊子事務長によると、検討を始めたのは本年度に入ってから。「人口減少や医療需要の動向を踏まえると、現在の病床数を10、20年先まで維持するのは困難と考え、病院が生き残るために病床数縮小や病床機能転換を検討してきた」と話す。
 現在も検討中だが、今の病床数の半分程度とした上で、病床機能などを4パターンほどでシミュレーションしている。仙台事務長は「収益性、地域に求められる医療、県の地域医療構想を踏まえ、この地域に本当に必要な医療機能を考えていきたい」と強調する。
 扇田病院は施設の老朽化という課題も抱える。建設から36年が経過。特に配管の傷みが激しく、「故障のつど修繕して対応している状況」(仙台事務長)にある。米代川沿いに立ち、水害対策を求める声も上がる。現状を踏まえ、12月定例議会厚生委総括質疑で福原市長は「建て替えの重要性は認識している」と述べた。
 今後、扇田病院は検討結果を県に報告し、地域医療構想調整会議で意見を述べていくとしている。大本院長は「今回の議論が起こり、市民に地域医療にこういう問題があると受け入れられた。将来の扇田病院の在り方、市の医療をどうするかが全体で話し合われ一歩前に進んだ。しっかり議論を進めたい」と話した。

米でハチ公のイベント マクドナルド由美さん講演 ニューヨークの美術館主催

2019-12-22
イベントを企画したマクドナルド由美さんと秋田犬の「ゆうき」
 アメリカ在住の作家、マクドナルド由美さんが企画した忠犬ハチ公のイベントが17日、ニューヨークの美術館「The AKC Museum of the Dog」で開かれた。ハチ公の生涯に触れながら、秋田犬と大館の関わりを発信した。
 由美さんは東京・国分寺市出身。結婚後、ニュージーランドを経てアメリカに移り住んだ。渋谷駅で上野博士とハチ公を見掛けたり、ハチ公の頭をなでたりしたことがあるという母親の思い出話をまとめた「渋谷駅にハチ公がいた頃」と題した著書がある。フェアフィールド郡日米協会役員を務めるなど、両国の文化交流を進めている。
 同美術館は、愛犬家団体「アメリカン・ケネル・クラブ」が運営する犬の美術館で、犬に関する絵画、彫刻、写真などを展示。講座なども開かれ、幅広い年齢層に親しまれている。イベントは美術館が主催し、由美さんが「ハチ公の生涯を探求する」をテーマに講演した。
 約40人のほか、秋田犬のレスキュー団体「ビッグイーストアキタレスキュー」(B・E・A・R)の会員が連れてきた秋田犬の雄「ゆうき」とアメリカンアキタの雌「ザザ」の2匹も参加。いずれも保護犬で、ゆうきはフランス生まれ、ザザはセラピー犬としてオーナーに付き添っているという。
 由美さんは先月、大館市を訪れ、秋田犬に関連する施設を回った。イベントでは、ハチ公の生涯のほか、秋田犬会館、秋田犬の里、老犬神社などを紹介。秋田の観光やグルメなどもPRした。由美さんが制作した墨絵で描いたハチ公の動画も好評を得たという。
 由美さんは「アメリカ東部はアメリカンアキタがほとんどだったが、ここ数年は日本の秋田犬も見掛けるようになった。秋田や大館を紹介すると、秋田に来てみたいという人が何人もいた」と振り返った。

北鹿のこども園で聖誕劇 音楽に合わせ歌や演技 北秋田市のしゃろーむ

2019-12-22
聖誕劇で祝いの歌を披露する園児たち(北秋田市文化会館)
 北秋田市の認定こども園「しゃろーむ」(小塚光子園長)のクリスマス礼拝が21日、市文化会館で行われた。3~5歳児81人がかわいらしい衣装で聖誕劇を演じ、イエス・キリストの誕生を祝った。
 0~5歳児の全133人でステージ発表を通してクリスマスを喜び合おうと、毎年この時期に行っている。
 はじめに賛美歌の合唱や、瀧山喜与実牧師による祈り、0~2歳児のダンス発表などが行われた。
 恒例の劇は、キリストの誕生とクリスマスの成り立ちを、園児にも分かりやすく紹介する内容。ピアノの伴奏に合わせ、羊飼いや天使、星などの役に成りきった園児たちが凝った衣装でステージに登場。元気いっぱいの演技と歌を披露し、大勢詰めかけた観客席を沸かせた。
 劇の後半、「きよしこの夜」の合唱場面では、観客席の保護者らがスマートフォンの照明機能などを使って夜空の星を演出。園児たちの頑張りに応えていた。
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