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歴史的建物の活用を 大館でシンポジウム 工学院大理事長が講演 建築士らの討論も

2020-02-24
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パネル討論などが行われたシンポジウム(プラザ杉の子)
 大館市の歴史的建造物の保存と活用を考えるシンポジウムが23日、プラザ杉の子で開かれた。大館八幡神社の国重要文化財指定に関わった元文化庁調査官で、工学院大理事長の後藤治さんが基調講演したほか、建築士らによるパネル討論を展開。市民ら約50人が参加し、今後のまちづくりの在り方を探った。
 大館・北秋田建築士会実行委員会(石川成委員長)主催。市が歴史まちづくりに取り組む中、歴史的建造物に対する市民の関心を高めようと企画した。北秋田市や鹿角市、湯沢市などの建築士らも集まった。
 後藤さんは「まちづくりと歴史的建造物」と題して講演。「少子高齢化の時代に選ばれない市町村は生き残れない。過去の資産をいかに現代で生かすかが重要」とした上で、「不良な空き家の処分より再生に向け良好な維持・管理を支援する仕組みをつくるべきだ」と強調した。
 空き家を宿泊施設・レストランに活用し、食材を提供する若者が定住した兵庫県丹波篠山市の事例を紹介しながら「大館は八幡神社や料亭、ハリストス正教会など広域に点在しているが、場所の魅力を高め、複数の場所をつなぐ地道な努力で街が復活する」と提言。「見せるだけでにぎわいは生まれない。使うことで価値を見直し、たくさんの人が何度も足を運ぶ施設になり、文化財保護への関わりにもつながる」と説いた。まちづくりに向け「古くて汚い家=レトロで味のある家、耐震強度が不足した危ない建物=補強して直せば使える建物。常識を疑って発想の転換を」と呼び掛けた。
 パネル討論は「歴史的建造物調査をふまえて」をテーマに建築士会の柳谷節子さん、鳥潟宏一さん、安達真由美さんが登壇。長野県塩尻市教委の渡邊泰さんがアドバイザー、石川委員長がコーディネーターを務めた。
 料亭末廣(幸町)を調査した柳谷さんは「主要な構造や部材、質感の意匠は良好。鉱山・木材業で栄えた歴史と料亭街のたたずまいを伝える数少ない建築物として価値が高く、後世に残したい」と発表。比内地域で歴史的建造物を拾い上げる調査に臨んだ鳥潟さんは「車社会ではなかった時代の面影を残し、幹線道路以外は防災上の問題を抱える地域もあり、対応が望まれる」と印象を語った。
 高山豊年稲荷神社(豊町)の保存に向け調査した安達さんは「崖地の緩みで地盤沈下が起き、建物が傾いている」として崖の保護工事や曳(ひ)き家などを提案した。

現5支所1出張所から 2支所3プラザに JAかづの 20年度から段階的に

2020-02-24
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 JAかづの(菅原俊二組合長)は、2020年度から段階的に信用事業(支所)と営農指導の体制を見直す。管内の鹿角市と小坂町に現在ある5支所1出張所を、従来通りの総合サービスを行う2カ所の支所と、相談機能を提供する3カ所のプラザへと再編する計画。組合員への説明会は20日から3月2日まで6会場で順次開いており、最終的には総代会に諮って決定する。
 同JAは「農業生産の拡大」「農業者の所得増大」「地域の活性化」を基本目標としたJAの自己改革に取り組んでいる。こうした中、めまぐるしく変化する社会情勢を踏まえ、将来にわたって組合員の営農を支え、その負託に応え続けるためには、体制強化に向けた思い切った体制見直しが必要と判断した。
 具体的には「店舗(支所)の再編」と「営農指導員・営農経済渉外担当等の再配置」の2点。
 店舗(支所)の再編では、支所を統合し、資金量の多い、より強固な店舗に再編する。また、職員配置を見直すとともに事務処理を集約・効率化することで、職員を事務から営業・提案・相談といった渉外活動にシフトする。
 現在の5支所(小坂、十和田、柴平、花輪、八幡平)と大湯出張所を、北部支所(十和田支所)と南部支所(花輪支所)の2支所と、小坂、柴平、八幡平の3カ所のプラザへと再編。従来の支所、出張所業務は北部、南部支所に移管する。北部支所、南部支所、プラザは仮称。
 各プラザにはインターネットを利用した遠隔相談システムを設置し、各部署の職員とパソコンの画面で会話ができるようにする。職員は各2人程度配置する予定(常駐は1人)。それぞれATM(現金自動預払機)を設置(柴平は新設)する。
 計画によると、スケジュールは今年10月以降に北部3支所等を十和田支所へ集約し、小坂支所は小坂プラザへ再編、大湯出張所は廃止する。21年度に柴平支所を花輪支所へ集約し柴平プラザへ再編。23年度以降に八幡平支所を花輪支所へ集約し八幡平プラザへ再編する。
 一方、営農指導員・営農経済渉外担当等の再配置では、支所の集約に伴い営農指導の拠点を営農センターに集約。営農指導員、TAC(担い手担当)を増員しながら、指導員のスキルアップと組合員の経営実態に応じた営農指導・経営支援を展開し、各生産者、法人、担い手への「出向く体制」を強化する。
 営農指導は北部、中部、南部の3地区に区分し、地区担当制を併用して実施。主要品目に指導主任(リーダー)を設定し、3地区ごとに担当者を設置する。各地区にリーダーを含む2人を配置する。体制見直しは「20年度からでも前倒しで進めたい」(菅原組合長)としている。
 今後の説明会は25日に十和田市民センター、26日に東町会館、27日にJA会館、3月2日に八幡平市民センターで開かれる。時間はいずれも午後6時半から。

「北秋田のおひなまつり」 令和の春華やぐ つるしびなの回廊も

2020-02-24
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手作りのひな飾りや巨大なつるしびなが展示されている北秋田のおひなまつり(阿仁ふるさと文化センター)
 多彩なひな飾りで秋田内陸線沿線の活性化を図る「北秋田のおひなまつり」が23日、阿仁合地区で始まった。メーン会場の阿仁ふるさと文化センターでは、住民手作りの桃や梅をかたどったつるしびなや地域に伝わる貴重なひな人形など約400点を展示。来場者が一足早い春の雰囲気を楽しんでいる。3月8日まで。
 秋田内陸地域公共交通連携協議会(会長・津谷永光市長)が内陸線の利用促進や沿線地域の活性化を目的に毎年開催。期間中はひな飾りや絵で彩られた「おひなさま列車」が運行されるほか、阿仁合駅周辺の商店や寺院の特別公開、飲食店でさまざまなイベントやサービスが行われる。
 主会場のふるさと文化センターには、沿線地域の公民館講座受講生が作製したつるしびなの回廊のほか、会場中央に設置された高さ2・5㍍の巨大つるしびな、御殿まりや切り絵など約400点を展示。回廊には元号の「令和」にまつわる梅のつるしびなも新たに加わり、来場者の目を楽しませている。江戸時代のひな人形(湊商店所蔵)や、住民や園児が作ったひな人形もずらりと並び、来場者は思いのこもった作品などをじっくりと観賞していた。
 初日に行われたオープニングセレモニーでは、主催者代表の津谷会長が「多くの方々に訪れてもらい、ひなまつりの雰囲気を味わってほしい」とあいさつ。秋田市を拠点に活動するあきた舞妓2人が特別出演し、舞踊の披露やお座敷遊び体験を通して来場者が華やかな雰囲気を楽しんだ。
 主会場は入場無料で、午前9時から午後3時まで。期間中の土日は阿仁合駅と主会場を結ぶ無料シャトルバスを運行。当初予定していた手芸体験は変更し、来場者には期間中の土日祝日、先着40人に梅の花ストラップをプレゼントする。無料引換券は阿仁合駅(内陸線の利用者限定)と主会場で各日20枚ずつ配布する。

大館で東北サミット 林業成長産業化へ連携 成果発表やパネル討論 3地域が共同宣言

2020-02-23
5市町村長が共同宣言を行ったサミット(秋田看護福祉大)
 東北地方林業成長産業化地域サミットが22日、大館市の秋田看護福祉大で開かれた。基調講演のほか、国のモデル事業に取り組む大館北秋田、山形県最上・金山、福島県南会津の3地域が成果と今後の展望を発表し、パネル討論を展開。成長産業化に向けて広域連携を図る共同宣言も行った。
 大館北秋田地域林業成長産業化協議会(会長・福原淳嗣大館市長)主催。県内外の森林組合や素材生産者、製材・加工業者、行政関係者ら約200人が参集した。
 基調講演で長野麻子・林野庁木材利用課長は「低層住宅の外材から国産材への切り替え、中高層住宅や住宅以外の建築物で木材利用を促すことが重要」と強調、都市部で国産材を活用する動きが広がりつつあることを示した。林知行・県立大木材高度加工研究所長はCLT(クロス・ラミネーテッド・ティンバー、直交集成材)の開発研究などを紹介した。
 大館北秋田地域の取り組みは大館市農林課の千葉泰生さんが発表。公有林を核とした施業団地の設定や一貫作業システムの実施、事業者連携による供給体制構築を挙げながら「山元への利益還元、産地機能の最大化、産業の活性化を目指す」と展望を語った。
 山形・金山町産業課の阿部周さんは情報通信技術(ICT)を活用した林業の効率化や、皆伐・再造林のサイクルを確立するための高付加価値化を紹介。福島・南会津町林業成長産業化推進室の渡部和臣さんは地域材の製品ブランド化について説明した。
 パネル討論は「林業成長産業化と地方創生」をテーマに林所長と福原市長、津谷永光北秋田市長、中田吉穂上小阿仁村長、鈴木洋金山町長、大宅宗吉南会津町長の6人で展開。津谷市長は「森林に関心を持って移住してくる人もいる。自然を生かし、地域を守る山を未来につなげる責務があるので大館市、上小阿仁村とともに産業化を通じてこの地域を次世代に残していきたい」と力を込めた。
 共同宣言は「地域間で情報を共有して広域的な連携を図り、魅力ある地域と新たな雇用を生み出すことで地方創生に貢献し、東北全体の林業を軸とした産業活性化に全力で取り組む」との内容。3地域の首長5人が署名し、福原市長が読み上げた。

授業マイスターに4教諭 大館市教委 3月4日に授賞式

2020-02-23
各賞の選考結果が報告された会議(大館市中央公民館)
 大館市教育委員会が優れた教育実践を顕彰する本年度の「授業マイスター」など各賞の被表彰者が決まった。マイスターには小中学校の教諭4人が選出。特別賞に学校事務の共同実施が選ばれ、地域活性化を考えた中学生のチームや教育活動に協力した市民も表彰する。授賞式は3月4日、ホテルクラウンパレス秋北で行われる。
 表彰は2014年度から実施し6年目。21日に市中央公民館で開かれた教育委員会会議で報告された。
 教職員ら対象の表彰は各校から推薦を受け、市教委が選考。マイスターは三澤章子教諭(城南小)、佐藤ゆかり教諭(上川沿小)、富樫敦教諭(大館一中)、田村環教諭(南中)の4人が選ばれた。
 未来大館市民賞には、地元企業の理念から地域活性化案を考えた成章中チームの畠山典花さん、畠山条雅さん、吉成壮良さん(いずれも2年)が選出。「子どもサミット」で製作した花の鉢植えの指導などに当たった花ドームの虻川洋行社長に市民賞を贈る。
 子どもハローワークの活用が多かった、加藤玲天さん(国際中2年)、木村遼生さん(北陽中3年)、桂谷美海さん(下川沿中2年)、大澤蓮華さん(扇田小5年)、石田聖奈さん(城西小2年)には奨励賞を贈呈する。
 この他の賞は次の通り。
 ◇チャレンジ授業賞 東海林賢子教諭(城西小)「つながる算数つながる教室」をテーマに主体的対話的で深い学びの実現を目指した授業▽松岡幹子教諭(南小)算数を中心に、共感的協働的な学び合い「チームみなみ」の確立を実践に結びつけた授業▽佐々木壮教諭(北陽中・数学)ICTを積極的に活用し、規律ある学習集団の対話的な学びを確立した授業▽千葉彦希教諭(比内中・国語)「羅生門」を題材に、生徒が主体的に見通しをもって取り組むことができる授業
 ◇ふるさと授業賞 福司一夫教諭、宇佐美裕美教諭(東館小)「浅利氏の歴史をひもときながら、ふるさとに誇りと愛着を持たせる学習」▽加藤靖子教諭(大館一中・家庭、特活)「地域との関わりを大切にした着付け・保育体験の実践」
 ◇特別賞 おおだて型学校事務の共同実施「事務体制における平準化・効率化・適正化の推進、学校経営への参画」
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ふるさと納税 初めて1億円突破 鹿角市 PR強化、2億円も目前

2020-01-23
 鹿角市へのふるさと納税の寄付額が本年度、初めて1億円を突破した。今月20日現在の寄付申込額は1億8000万円余りで、最終的には2億円まで伸びると見込まれている。増加の要因について市はインターネットのポータルサイトでの情報発信の強化や工夫などを挙げている。
 市によると寄付の状況は▽2015年度=73件、5471万円▽16年度=6725件、9215万円▽17年度=6168件、8092万円▽18年度=5411件、7597万円―。
 市が返礼品を贈る取り組みを開始した16年度は過去最高の実績となったが、その後は国が寄付額に対する返礼品の価格割合を3割以下に引き下げたこともあって、17、18年度と2年連続で減少した。
 本年度は新規寄付者の獲得に向け、従来から利用しているポータルサイト「ふるさとチョイス」の特集ページ掲載に加え、新たに「楽天ふるさと納税」のサイトの利用を開始するなど取り組みを強化。
 この結果、昨年11月までの状況は例年の寄付額の2倍強で順調に推移した。さらに、所得税控除の期限となる12月は駆け込み効果もあって例年の4倍程度まで急増。この1カ月間だけで寄付額は8000万円を超え、18年度1年間の実績を上回る好調ぶりだった。
 本年度の寄付申し込み状況は20日現在で1万3447件、1億8083万円。過去最高を更新し、大台の1億円を初めて突破しただけでなく、2億円に迫る勢いだ。
 こうした中、寄付者に対する返礼品の購入費やふるさと納税サイト利用料などの経費は、昨年の9月市議会に続いて12月市議会でも追加補正を行ったほか、年末年始に職員が事務手続きの対応に追われるなど、うれしい悲鳴を上げる状況となった。
 市は「ポータルサイトを増やすなどプロモーション効果を高めたことが増加の要因の一つ。返礼品の取り扱いを市内業者に委託したことで、返礼品となる特産品の生産者の顔が見える情報発信などが図られたことも大きい」と捉えている。
 現在の返礼品数(一部品切れあり)は「ふるさとチョイス」が135件、「楽天」が77件。「ふるさとチョイス」で人気上位は①リンゴ(サンふじ)②リンゴ(シナノスイート、シナノゴールド)③アップルパイ④比内地鶏きりたんぽセット⑤幸楽ホルモン⑥リンゴ―。

職員提案、4件表彰 北秋田市 市長賞「協働で子育て支援」

2020-01-23
職員提案の表彰式(北秋田市役所)
 北秋田市が取り組む職員提案制度の2019年度表彰式が22日、市役所で行われ、市長賞1件と優秀賞3件の提案者に、津谷永光市長から表彰状などが贈られた。
 業務改善や市民サービス向上を図ろうと、2013年度から実施している制度。職員から広くアイデアを募り、優れた提案は年度ごとに表彰している。
 募った提案は▽新しい事業や業務改善などの「自由課題」▽すでに実践している取り組みの「実績報告」▽年度ごとのテーマ―の3種類。本年度のテーマ提案は「友好交流都市・国立市との交流活性化」「ふるさと大使を活用したシティプロモーション」「内陸線の乗車促進」とした。
 総合政策課によると、本年度は自由課題提案に19件、実績報告提案とテーマ報告提案に各3件の計25件の提案があった。前年度は12件だったことから、2倍以上となっている。審査の結果、7件の提案を採用、このうち4件に賞を贈ることにした。
 市長賞に選ばれたのは「商業施設との協働による子育て支援事業」で「子育て支援施設を商業施設と連携して整備する。これにより、市の財政負担軽減を図ることができるほか、市民の利便性向上が期待できる」との内容。提案者は職員の任意グループの「きたあきたパパサークル」(戸沢元継、小林慶両代表)。「既存の商業施設を活用する」との視点が評価された。
 優秀賞には「グーグルマップを活用した情報発信」を提案した高橋了介さん(商工観光課地域おこし協力隊)、「市民の目線に立った庁舎案内表示の改善」を提案した米澤田茂さん(会計課長)、「有資格職員等の効果的な活用」を提案した倉内雅英さん(都市計画課主任)が選ばれた。
 それぞれの職員に表彰状を手渡した後、津谷永光市長は「今年は多くの提案があった。業務の効率が上がり、市民サービスの向上につながっていく。提案を実行し、実現していく」などと述べた。

秋田犬ツーリズム 地域の強み視覚化へ 観光意識調査 北秋田市で始まる

2020-01-22
診断ツールを活用した観光地域意識調査が始まった(北秋田市文化会館)
 大館、北秋田、上小阿仁、小坂4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)による観光地域意識調査が21日、北秋田市文化会館で始まった。米国を中心に活用されている観光地域診断ツール「Destination NEXT」を用いた調査で、アジアでは初めての試み。観光地としての発展度や地域との協力関係を診断し、地域の強みを視覚化することを目指す。24日まで、大館、北秋田両市で実施する。
 調査はオンライン回答で、「観光地域としての発展度」と「地域との協力関係」が大きなテーマ。発展度については「ブランド」「宿泊施設」「飛行機アクセス」などの項目があり、「全くそう思わない」から「強くそう思う」までを5段階で評価。「協力関係」は「地域産業による支援」「おもてなし文化」「地域住民による支援」など。具体的には「当地域には外国人観光客の多様な言語ニーズに対応できる」、「地域住民は観光産業に対し一般的な理解があり、好意的な印象を持っている」などの質問があった。
 午前の部の回答によると、自然文化を強みに思っている人が多かったほか、交通アクセスの重要度が比較的高かった。外国人観光客に対し、住民が不満に感じている度合いは低く、「これから受け入れられる可能生は高い」という診断もあった。
 調査に参加した北秋田市商工会の吉田忍さんは「質問されて答えることにより、地域の良い点、悪い点に気付くことができた。共通認識も得ることができ、それをどう取り組んでいくのかが大事になると思う」と話していた。
 「Destination NEXT」はカナダの調査分析会社が開発。これまで11カ国230地域での実績がある。秋田犬ツーリズムでは、昨年11月、観光庁の打診を受けて参加した米国のDMO関係のサミットで、地域との関係を調査する必要性を確認。カナダから調査員を招いた、アジア初の観光意識調査を企画した。
 調査には4市町村の観光関連事業者、行政関係者、各市町村議員、地域住民などが参加し、200回答を目指す。3月下旬に報告会を予定しており、調査結果を基に地域づくりについて意見交換する。

特別職報酬 8年連続「据え置き」 大館市の審議会 諮問通りに答申 厳しい財政など理由

2020-01-22
福原市長に答申する荒川会長㊧(大館市役所)
 大館市特別職報酬等審議会(荒川邦隆会長)は21日、2020年度の市長・副市長・教育長給料と議員報酬をいずれも諮問通り「据え置き」とするよう福原淳嗣市長に答申した。本庁舎建設に多額の費用を要し、人口減に伴う市民税の減収など市財政が依然として厳しく、「引き上げは難しい」と判断。市長は「答申を尊重する」と述べた。
 今月10日の審議会で市長はいずれも「据え置き」とする案を諮問していた。10年から12年まで引き下げが続き、据え置きは13年以降8年連続(国の要請を受け13年7月~14年3月の期間限定で引き下げた暫定措置を除く)。現行の給料・報酬月額は市長万2000円、副市長85万6000円、教育長67万2000円、議長41万2000円、副議長37万5000円、議員35万7000円となっている。
 荒川会長が市役所を訪れ、市長に答申書を手渡した。答申理由として一般職給料が16年4月から平均0・74%引き下げられ、3年間の現給保障が行われたものの回復していない現状を挙げ、「市財政は本庁舎や駅舎建設に多額の費用を要するとともに都市計画税の廃止、普通交付税、たばこ税や市民税の減収など依然として厳しい状況にある」と指摘。
 その上で昨年の答申に「来年は引き上げを実現したい」と添えた付帯意見や職責の重要性を認識しつつ、景気回復の実感が得られない市民感情、人事院・県人事委員会勧告で一般職給与の引き上げ幅がわずかだったことなどを総合的に検討した結果、据え置きが妥当と結論づけた。
 今月1日時点の特別職給料・報酬を県内13市と比較すると、市長と副市長は6番目、教育長が9番目、議長が7番目、副議長と議員が6番目。秋田市や男鹿市など暫定的に減額している報酬額を勘案すると、市長は4番目、副市長が5番目、教育長が7番目となる。

大詰めの市長査定始まる 20年度予算編成 一般会計は170億円台 鹿角市

2020-01-22
予算査定に臨む児玉市長㊨(鹿角市役所)
 鹿角市の2020年度予算編成作業は21日、市長査定がスタートした。日程は222日までの予定で、11課24事業の未確定部分について大詰めの協議が進められる。一般会計の当初予算規模は170億円台と見込まれている。
 20年度は第6次総合計画・後期基本計画の最終年度にあたり、計画に掲げている各施策や八つの重点プロジェクトの着実な推進と目標の達成を目指す総仕上げの年となる。
 国・県支出金等を除いた一般財源は120億円台と、少なくとも19年度当初並みは確保できる見込み。市税収入や地方交付税は増加傾向にあるものの、自由度が高い財源が見込めない中で扶助費や公債費が増加している上、公共施設の長寿命化対策経費や会計年度任用職員制度開始による人件費の増加なども見込まれ、依然として財源は厳しい状態にある。
 こうした中、限られた財源を有効に活用するため、各施策の選択と集中、徹底した事務事業の見直しによる経費節減などを編成の基本方針に掲げながら、効率的で質の高い行政サービスの提供や、市の特性を最大限に生かした地域活性化などに向けて作業を進めてきた。
 一般会計の当初予算規模は、18年度が約178億円、19年度が約176億5000万円だったが、20年度も170億円台となる見込み。
 主なハード事業は鹿角観光ふるさと館あんとらあ改修事業の改修工事や毛馬内の公営住宅整備事業の建築工事、花輪北小と平元小の統合校舎となる花輪二中の大規模改造事業の改修工事、防災行政無線通信システム整備事業、橋りょう長寿命化対策事業などを予定している。
 主なソフト事業は、東京五輪聖火リレー開催事業(県への負担金など)、東京五輪に合わせて姉妹都市のハンガリー・ショプロン市との交流を推進するホストタウン推進事業、企業の情報発信など求人活動を支援・補助する産業人材確保支援事業、花輪スキー場で来年開催される第76回国体冬季大会スキー競技会補助金などを予定している。
 予算案は来月下旬に発表、3月定例市議会に提案される予定。
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