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ドラゴンアイ開眼 八幡平山頂

2020-05-31
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見頃を迎えた八幡平ドラゴンアイ(29日)
 秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)山頂の鏡沼で、雪解けの様子が竜の目のように見える「八幡平ドラゴンアイ」が見頃を迎えている。
 八幡平山頂付近には、アオモリトドマツの森の中に大小の湖沼群が点在する。このうち、鏡沼は雪解けが進むと、中央に雪を残してドーナツ状に水面が広がり、「竜の目」のように見える。2週間ほどの期間限定の現象で大自然が織りなす不思議な光景は観光スポットとして人気を集めている。海外に誇れる日本文化を表彰する「クールジャパンアワード2019」にも選定された。
 山頂レストハウスから雪の坂道を20分ほど歩くと目の前に現れる。6月1日に神事と山開き式が予定されていたが新型コロナウイルス感染防止のため、中止が決まっている。
 
 

北秋田市、上小阿仁村 推進連絡会あす発足 農家民宿の開業後押し

2020-05-31
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 農家民宿などの開業希望者のネットワーク作りを目的とした「北秋田・上小阿仁まるごと体験推進連絡会」が1日に発足する。民宿、簡易宿泊所などが少ないエリアでの開業を促し、観光客、観光消費額の増加を目指す。行政や大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムが運営をサポート。同法人では「宿泊施設の選択肢を増やすことでニーズに応えていきたい」としている。
 民宿、民泊等は、開業が盛んな大館市に18施設あるのに対し、北秋田市は2施設ほど、上小阿仁村はゼロと、極端な差がある。大館市では行政のサポートが充実しているが、北秋田市、上小阿仁村は開業、運営の情報が少ないのが現状。近年、開業希望者が増えているものの「開業の仕方が分からない」との声が多く、情報交換と行政の連携を深める場として、連絡会を設立する。北秋田市、上小阿仁村、同法人、大館市まるごと体験推進協議会の4者が予約システム調整、補助金、相談窓口の紹介などをバックアップし、自律的運営を促す。
 目的として、両市村に農家民宿、民泊、簡易宿泊所を増やし、観光客、観光消費額の増加を狙う。宿泊費は1~3万円程度に設定し、付加価値の高いものを提供。国内外に地域の魅力をアピールする。
 1日午前11時から北秋田市交流センターで設立会合を開く。連絡会の事務局は同市在住で、群馬県からの移住者の黒岩咲貴さんが担当する。組織発足後は、今月中に上小阿仁村で外国人体験宿泊支援、7月に仙北市での農泊研修ツアーなどを予定。そのほか、月1回の会合を開く。設立メンバーは10人程度。
 同法人では「ビジネスホテルや旅館しかない地域で、入り込み客数を増やすためには選択肢の多さが重要。観光だけではなく、移住体験も可能になる。行政の枠にとらわれず、観光、農政、移住の3つが立体的につながっていくと、地域の活性化につながるのでは」と期待している。 

遭難相次ぎ注意呼びかけ 啓発看板も設置 田代岳方面へ車次々

2020-05-31
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啓発看板を設置する署員(大館市岩瀬字大川目元渡)
 今月中旬から下旬にかけて大館市の田代岳で山岳遭難が2件相次いだことを受け、大館署は30日、同市岩瀬の山瀬ダム南側の市道で、遭難・クマ被害防止を呼び掛ける啓発活動を行った。早朝から田代岳方面に向かう車が多く見られる中、ドライバーに対策を周知したほか、啓発看板を設置して注意を呼び掛けた。
 田代岳では20日、山菜採り目的で入山して行方不明となっていた同市の70歳代男性が死亡。27日にはタケノコ採り目的の大仙市の60歳代男性、秋田市の50歳代男性の2人が遭難し、無事発見された。例年に比べて速いペースで山岳遭難が起きており、山菜・タケノコ採りシーズンの本格化でさらなる発生が懸念される。
 この日は同署地域課の署員5人が参加。田代岳方面に向かう車を停止させ、ドライバーにチラシなどを手渡した。「遭難が相次いでいるので注意して」などと呼び掛けた。
 チラシやポケットティッシュなど啓発グッズ約70組を用意し、1時間弱で配り終えた。この間に50台以上の車が通過していった。
 28日にクマの写真を用いた看板を市道沿い2カ所に設置したのに加え、この日は「山岳遭難多発中」と書かれた看板も新たに置いた。
 同課の佐藤啓太課長は「天候も良く、入山者が多かった。例年よりも早いペースで遭難が発生しており、1件でも多く減らしたい。入山する際には、危険な場所には入らないよう心掛け、体調・体力に合わせた行動をお願いしたい」と話した。

 

売り上げ減の業者支援 大館市が追加策 県外学生へ食材提供

2020-05-30
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は29日の定例会見で、新型コロナウイルス対応の追加支援策として、売り上げが減少した事業者への独自助成や市内宿泊者への商品券提供、県外学生への食材提供を行うと発表した。関連予算案を6月定例市議会の最終日に追加提出する予定。
 事業者支援は、2月から5月の売り上げ減少率が20%以上50%未満の企業に給付金を出す。国の持続化給付金(中小企業200万円、個人事業主100万円)、休業要請協力金(県30万円、市20万円)のいずれにも該当しない事業者を対象とする。
 商品券は地域限定とし、県の助成を受けて市内宿泊施設を利用する人に配布して、観光消費の拡大を図る。利用者の居住地は市内外を問わない。
 食材提供は「学生応援ふるさと便」と名付け、市出身の県外学生(大学生や専門学校生など)に対し、コメなどを送る。送料込みで4000円程度を想定している。
 福原市長は「緊急事態宣言の解除を受け、経済活動をできるだけ早く再開させたい。県外学生への食材提供は、ふるさとの魅力を再発見する機会になればいい。具体的な支援内容は協議中」と述べた。
 このほか、家計急変で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学生を追加募集する。貸与するのは月額で高校生など1万2000円、大学生など4万円、医学生6万円。受付期間は6月1~30日。問い合わせは学校教育課(☎0186・43・7112)

 

81%に振込が完了 北秋田市 特別定額給付金

2020-05-30
会見する津谷永光市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は29日に市役所で開いた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金について、この日の作業分を含めて2万5494人分の振り込みが完了したことを明らかにした。対象となる市民3万1185人の81・7%。「ぜひ、市内で利用してほしい」などと呼び掛けた。
 市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請を今月1日から受け付け、郵送による申請は11日に書類を発送し、順次受け付けを開始してきた。
 会見で市長は「今月27日現在でのまとめで、申請状況は対象となる1万4015世帯のうち1万2233世帯から申請が提出された。申請率は87・3%」と説明。同日時点での支給状況は「対象となる3万1185人のうち2万1730人、69・7%に振り込みが完了した」としたほか、「29日は3764人への振り込みを予定しており、合計すると2万5494人、81・7%の市民への振り込みが完了する」などと述べた。
 その上で「受け付けの締め切りは8月11日。まだ、申請されていない世帯については今後、市からも連絡をするが、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛け。「地域経済をもり立てるためにもぜひ、市内の飲食店や小売店等で利用してほしい」と話した。
 また、市独自の緊急経済対策である「事業継続支援金」「学生生活支援臨時給付金」「緊急子育てサポート給付金」の申請受け付けを開始したことも紹介。「今後の推移を見極めながら、必要に応じて第2弾、第3弾の経済対策を講じていきたい」との考えも示した。

 
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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北限の桃 甘い果実は剪定から 鹿角で講習会 女性農業者ら技術磨く

2020-03-05
「かづの北限の桃」の剪定技術の向上を図った講習会(かづの果樹センター)
 鹿角市特産のモモ「かづの北限の桃」の剪定(せんてい)時期を迎えている鹿角市で4日、女性農業者らを対象とした栽培技術講習会が行われた。参加者がモモの品質や、収穫量に影響を与えるとされる剪定作業の重要性に理解を深めながら、技術を磨いた。
 鹿角地域のモモの栽培面積は約60ヘクタール、生産者は約150人。モモの生産拡大に向け、作業の中心となる女性農業者の技術向上を図ろうと、県鹿角地域振興局、JAかづのが共催。鹿角地域の女性果樹生産者の会「ももが~るず」の講習会と合わせて実施した。
 かづの果樹センターのほ場を会場に行われ、女性農業者ら10人ほどが参加。県の担当者が昨年のモモの生育状況や品質、病害虫の発生状況などについて説明した後、モモの生産歴30年以上の田中順子さんが剪定の実技指導を行った。
 田中さんは「木の一本一本が違うので、畑に入ったらまずは枝の勢いが良すぎるか、ちょうどいいのか、へたばっているのかを見ること。それによって枝切りに違いが出る」と、見極めがポイントとした。
 実際に田中さんは伸びすぎた枝や不要な枝を切り落としながら、「モモはリンゴと違って更新が早いので、勢いのある枝は更新に懸けるように」とアドバイスした。
 講師の作業を熱心に見ていた生産歴10年の田子重子さん(60)は「モモはとてもデリケートで、ポイントをしっかり覚えておかなければならない。剪定もとても重要で、しっかり学んでおいしいモモを作りたい」と話した。

消防再編、建設費など説明 北秋田市3月議会 各常任委が始まる

2020-03-05
議案審査する市民福祉常任委(北秋田市役所)
 北秋田市の3月定例議会は4日、本庁舎で各常任委員会を開き議案審査した。市民福祉常任委(佐藤文信委員長)は変更した消防本部再編計画について当局から説明を受けた。
 合川、森吉両分署を統合し新たな分署を建設する再編計画は当初、建設予定地を旧合川東小学校野球グラウンドとしていたが、約100㍍離れた高台の同校校舎跡に変更された。
 消防本部が統合分署建設費について補足説明した。前日の本会議一般質問で中嶋誠消防長は、建設予定地を校舎跡に変更した場合「分署建設と外構工事で建設費5億6000万円強」と答弁したが、この金額に敷地の造成費用も含まれるという。当初の計画では水害対策としてグラウンドに高さ1・5~2㍍の盛り土を予定し、別に費用が必要になるとしていたことから、高橋将樹・総務課長は「変更前と後で概算の建設費用は単純比較できない」と説明した。
 校舎に隣接する体育館については相撲スポーツ少年団が使用中のため解体せず、引き続き貸す方針。校舎内に保管している漆下遺跡などの出土品については建設前に別の空き校舎に移すことにしている。

自粛ムード広がる 小中高生中心に利用制限 一部店舗では臨時休業も 大館市

2020-03-04
小中学生の自習スペース利用禁止を周知する看板(大館市栗盛記念図書館)
 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、大館市内の公共施設や民間店舗などで、利用、来店を制限する動きが出始めた。市内の小中学校の臨時休校期間(2~19日)に合わせて、体育館や図書館では一部で小中学生らの利用を禁止に。親子連れの多い大型店のゲームコーナーなどは臨時休業に入った。北鹿地方にも自粛ムードが広がっている。
 政府の要請を受け、大館市内の小中学校は2日から臨時休校に入った。これを受けて、市内の公共施設では各指定管理者や市教委が小中学生を中心に利用を制限することを決めた。
 市内にある栗盛記念、花矢、比内、田代の4図書館は3日から19日まで、小中学生の自習スペースの利用を禁止にし、高校生にも利用自粛を求めることにした。また利用者の来館回数を減らすため、31日まで本の貸出冊数を従来の10冊から無制限に、貸出期間を2週間から3週間に変更した。
 屋内体育施設も対応に乗り出した。ニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、各地区体育館などは小中高校生らを対象に、2日から19日まで個人、団体を問わず利用を中止に。タクミアリーナと田代体育館にあるトレーニングルームは、狭い空間で濃厚接触の可能性が想定されるため、当面の間は一般客も含めて使用禁止とした。タクミアリーナのジョギングコースも、仕事帰りの人々で混雑する午後7時以降は利用を制限する。
 市教委スポーツ振興課は「利用制限は早期に状況が改善すれば解除するが、延長することも考えられる。国の方針を見ながら、対応を決めていきたい」としている。
 自粛ムードは公共施設だけでなく、民間の店舗にも広がる。イオンスーパーセンター大館店内のアミューズメント施設・モーリーファンタジー大館店は、2日から15日までの期間で臨時休業に。土日祝日を中心に子どもや親子連れらでにぎわうが、現在はゲーム機などの照明も消されて静寂に包まれている。
 運営会社のイオンファンタジー(本社・千葉県)は感染拡大防止のため、全国の全435店舗を臨時休業とする措置を取った。担当者は「全店舗の一斉休業は初めて。政府の(休校)要請もあり、家族連れの来店が多いので決めた。来店客の安全を一番に考えて判断した」と理解を求めている。

 

八幡平樹氷ツアー スキーで頂上周辺へ 少雪でも積雪4メートル

2020-03-04
積雪で手が届きそうな道路標識をくぐって山頂を目指す一行(蒸ノ湯休憩所付近)=鹿角市山岳会提供
 鹿角市山岳会(阿部明広会長)は1日、スキーやスノーシュー(西洋かんじき)を装着して八幡平頂上周辺を歩く「八幡平樹氷ツアー」を行い、参加者が雄大な樹氷の魅力を楽しんだ。
 25回目の今回は鹿角、大館、男鹿など県内から6人、青森、岩手両県から3人が参加。会員14人がサポートスタッフを務めた。
 鹿角市の秋田八幡平スキー場で結団式を行い、スキーとスノーシューの2グループに分かれて出発した。同スキー場の積雪は約2㍍と例年(約3㍍)より少なめ。
 天候は曇りだったが、強い風で雪が舞い上がり、50㍍ほど先しか見えない視界不良に見舞われた。それでも一行は歩を進め、時折視界が開けると、八幡平特有の植生密度の高い樹氷原にカメラを向けた。
 山岳会によると、樹氷は先月下旬に解け落ちたが、その後に持ち直して着氷したという。
 少雪とはいえ、山頂付近の積雪は多いところで約4㍍。スノーシューグループは山頂で下山したが、スキーグループは山小屋・陵雲荘まで足を延ばして帰路に就いた。
 参加者は「こんなに雪の多い樹氷原を見るのは初めて。大変だったが、スタッフのサポートもあって頑張れた」などと感想を話したという。
 山岳会では毎シーズン、ルートの目印として約150本の竹竿を30㍍ごとに設置。冬山の遭難対策用の道しるべとしても役立てられている。

 

新型コロナ対策 北秋田市がガイドライン 「10人以上の集会」延期か中止 

2020-03-03
 新型コロナウイルス感染防止対策の一環として北秋田市は、市が主催する事業について「10人以上の集会は延期か中止」とするガイドラインを作成した。対象期間は2~15日の2週間。総務部によると、市職員個人が慣例的に行う送別会なども「強制ではないが、10人以上は延期や中止にせざるを得ない」とし対象に含める方針。
 2日に感染症対策警戒部(部長・河田浩文総務部長)を開いてガイドラインを作成、職員に通知した。
 市は2月以降、部課ごとに事業実施の可否を検討していた。全国で感染が拡大する事態を踏まえ、可否の目安となるガイドラインが必要と判断した。対象期間は国や県の対応にならった。感染状況に応じて延期もあるという。
 期間中でも行政執行上必要な会合などは行う。保育園などの卒園式、小・中学校の卒業式も規模縮小するなどして行う予定。
 市主催以外で、イベントを開催する民間事業者や団体に対しても「経済的な影響が懸念されるものの、ガイドラインへの賛同を広く呼び掛ける」(河田部長)としている。
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