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秋田杉がふんだんに 大館市の新庁舎 25日完成、5月開庁 市議会総財委が視察

2020-12-04
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 大館市の12月定例議会は3日、総務財政常任委員会(武田晋委員長)が現地調査を行った。25日に完成予定の新庁舎(6階建て)では、秋田杉がふんだんに使われたエントランスホールや交流モール、議場などを視察。「明るく、ゆっくりできそう」「5階展望ロビーからの眺めが良い」との感想が聞かれたほか、「訪問しやすい市役所になればいい」と新たな行政拠点に期待する声もあった。
 新庁舎は基礎免震構造の鉄骨造り、延べ床面積7330平方㍍。震度6強でも構造体を補修することなく使用できることを目標とし、職員や来庁者の安全と機能の確保を図るために免震装置を採用した。
 1、2階は市民部や福祉部などの窓口を集約。市民活動に利用できる「協働スペース」「交流モール」、キッズスペースや授乳室、エレベーターなども設ける。
 3階は産業部の執務フロア、さまざまな利用目的に応じた会議室を配置する。4階は災害時の迅速な対応を実現するため、防災対策室を中心に市長・副市長室や総務部を近接させ、備蓄倉庫も置く。
 5階には議場や委員会室、議会事務局などを配置する。傍聴席には車いす用のスペースも確保。鳳凰山の大文字が見える展望ロビーも整備した。6階部分は機械室などを置く。開庁は来年5月の予定。
 現庁舎は解体し、跡地に駐車場を整備する。隣接する桂城公園との一体化を図り、観光バスやタクシー、障害者用車両などが寄りつけるスペースも確保する。総事業費は49億9050万円。
 委員からは「全体的に明るい」「キッズスペースもあり、ゆっくりできそう」「木のぬくもりに包まれる感じがする」などの声が聞かれた。
 このほか、市内の工場で行われている鉄道車両「青ガエル」の塗装修繕も視察した。
 
1階エントランスホールと執務スペース
2階へ続く階段と交流モール

津谷氏が4選出馬へ 北秋田市長選 12月議会で正式表明

2020-12-04
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 任期満了に伴う北秋田市長選(3月28日告示、4月4日投開票)に現職の津谷永光市長(69)が4選を目指して立候補する意向を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。10日開会の市議会12月定例会で正式に表明する見通し。
 津谷氏は9月の定例会見で「年末までに考えをまとめたい」と発言し、出馬は既定路線と受け止められていた。10月に後援会幹部から出馬要請を受け、意向を伝えた。取材に対し「前向きに検討してきた。出馬にあたっての考え方は市議会で示したい」と述べた。
 慶大卒。1987年県議に初当選し連続6期。2001年県議会議長、年自民党県連会長などを歴任。県議6期目の途中で辞職し年の市長選に初当選した。年の前回選は無投票当選した。3期目。
 これまで市長選に立候補を表明した人はいない。
 

苦境の旅行業界 近隣旅の需要に活路 年末年始の長距離旅減 コロナ対応に模索続く

2020-12-04
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近隣への旅行をアピールする販促物などが設置された店内(秋北航空サービス大館営業所)
 新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている旅行会社は、国の観光支援事業「Go To トラベル」の一部地域除外など刻々と状況が変化する中、年末年始に向けて新たな需要に対応しようと模索している。注目が集まっている近隣地域への旅行形態「マイクロツーリズム」の客を取り込もうと日帰りツアーのプランを提供するなど、売り上げ回復に努めている。
 秋北航空サービス大館営業所では11、12月の売り上げは昨年同期比で6割ほど。GoToトラベル関連の売り上げを除くと約3割まで減少するという。年末は飛行機を利用した関東圏などへの長距離旅行が稼ぎ頭だったが、今年は大幅に減少。同所の笹川憲営業課長は「例年なら東京や北海道などへ旅行する人が多いが、今年は自粛や制限がかけられ皆無だ。帰省客も少なく、先行きは厳しい」と話す。
 新型コロナウイルス収束後にも懸念があり、現在の割引価格が当たり前になってしまわないかと不安を感じている。「現状では代金のおよそ半額がクーポンや割引でまかなえる。本来の価格帯に戻った時に『高い』と感じ、旅行を控える消費心理になってしまわないか」と話し、国支援終了後も地方自治体による息の長いサポートを求めている。
 冷え込む旅行需要だが、安全性が高い近隣への旅行を行う「マイクロツーリズム」に需要の高まりも感じているという。「GoToに回数制限はない。秋田や青森などの近場に助成を受けて何度も旅行をするというお客さまも増えている」と顧客心理の変化を分析している。
 現在は年末に向けて、近隣の秋田・青森への「お買い物日帰りバスツアー」を販売している。最新車両を活用しバスの乗客数を約50%に制限、定期的に車内の換気を行うなど安全安心な旅の提供に力を注いでいる。「国から市町村までさまざまな制度がある。宿のみやバス旅、飛行機を利用した各種制度や観光地エリアの情報など、まずは店頭で気軽に相談してほしい」と話した。
 

大館アメッコ市 規模縮小し開催目指す 実行委が初会合 内容やコロナ対策検討

2020-12-03
アメッコ市の開催について協議した実行委(北地区コミュニティセンター)
 大館アメッコ市実行委員会(小松彰委員長)は2日、来年2月13、14日に予定しているイベントに向けた初会合を大館市北地区コミュニティセンターで開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内でも主要な冬まつりが相次いで中止となる中、小松委員長は「現段階で中止にはせず、開催を目指して取り組みを進めたい」と述べ、規模を縮小して開催する方針を示した。
 冒頭で同市観光協会の山城久和会長が「地域の伝統行事。1年でも中断すれば大きな影響がある。コロナの第3波で感染が拡大している状況だが、開催を目指していきたい」とあいさつ。その後、開催に向けての対策案や出店者の募集などについて協議した。
 日程によると、来年もおおまちハチ公通りを主会場に2日間の日程で開催する。例年は、同市長倉の交差点から新町交差点までの約400㍍の範囲で行っていたが、本年度は感染対策として規模を縮小。例年より約4割減となる大町の秋田銀行大館支店から新町交差点までの245㍍で実施するとした。
 主な感染防止対策について事務局が説明。3密を避けるため会場の最大収容人数を5000人に限定するとした。来場者数を把握するため、秋田銀行大館支店、中町、仲見世、新町の4カ所に出入り口を絞り、検温などの対策を講じるほか、横道などはバリケードや通行止め看板を設置する。密集を避けるため例年実施しているステージイベントなどは行わず、人気のからみアメの提供サービスは実施しない。会場内には原則として飲食スペースは設けず、販売商品はテークアウトのみとした。出店業者は原則市内や近郊の業者に限定。シャトルバス運行は行わないとした。
 事務局によると、今年2月の出店は94ブース。県外業者の出店を制限する影響で、本年度は30~50ブース程度を見込んでいる。ステージイベントは実施しない方針だが、名物行事の「白ひげ大神巡行」については開催を予定している。
 出席した委員からは「シャトルバスがない場合、電車で来た人の輸送方法はどうするのか」「会場内で体調を崩した人への対応は」などの意見が出された。交通規制、臨時列車・バスの運行、コロナの感染が拡大した場合の開催判断についても確認した。
 第2回会合は今月下旬に開催予定。出店などに関する問い合わせは同協会(電話0186・42・4360)。
 

消防北分署、移転新築へ 現在地周辺に 団員の処遇改善も 大館市12月議会・総財委

2020-12-03
消防北分署の移転新築方針が示された総務財政委(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は2日、4常任委員会の審査が始まった。総務財政委(武田晋委員長)では、老朽化が進む消防北分署を現在地周辺に移転新築すると報告を受けた。消防本部は来年3月までに基本構想をまとめ、土地取得や建設工事などを経て2025年度の供用開始を目指す。
 北分署は1971年、現在地の釈迦内字稲荷山下に開設。木造一部鉄骨2階建て454平方㍍、敷地501平方㍍。3分署の中で最も古く、老朽化が進んでいる。さらに交通量が多い国道7号沿いにあり、出動時の事故が懸念されるほか、訓練場所の確保が困難となっている。2009年にも移転を検討したが、実現しなかった。
 消防本部は現在地の4倍程度の敷地面積を望む。整備方針では、現分署にある消防車2台と救急車1台、広報車1台のほか、重機と重機搬送車を配備し、緊急消防援助隊や水害で使う資器材を収納するための防災倉庫を兼ね備えたい考え。
 基本構想案を来年3月議会に提示し、21年度に地質調査と土地取得、22年度に基本・実施設計、22、23年度に建設工事を行うスケジュールも示した。
 市消防団については、現行の40分団を21年度から15分団に再編することに関連し、報酬引き上げと団員定数削減の方針が提示された。
 報酬の現行年額は団長6万8000円、副団長4万8000円、分団長3万4500円、副分団長2万6500円、部長2万2000円、班長1万7000円、団員1万5000円。1996年から据え置きで県平均より約6000円少なく、担当者は「県平均に近づけるよう努力したい」と述べた。10月1日時点の団員数は987人となっており、定員1180人を約980人に改正する見通し。関連条例の改正案は3月議会に提出する。
 
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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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伊徳が電子レシートを導入 きょうから受け付け 非接触決済が可能に

2020-10-14
スマホでレシートが確認できる電子レシートシステム
 本県と青森でスーパーを展開するユナイトホールディングスは、スマートフォンと連動した「電子レシートサービス」を伊徳(本社・大館市)とタカヤナギ(同・大仙市)全店で導入する。県内企業では初めての取り組みで、家計管理の効率化、非接触決済などを可能にする。14日から登録を受け付ける。
 利用方法は、東芝テックの電子レシートアプリ「スマートレシート」をダウンロードし、初回のみ各店のサービスカウンターにポイントカードとアプリのバーコードを掲示し、連動させる。翌日以降、レジにポイントカードを掲示すればスマホに電子レシートが届く。希望すると紙のレシートももらうことができる。利用は無料。
 アプリでは過去13カ月分のレシートが確認でき、食品、日用品など9項目に分類することができるほか、購入金額の自動集計機能もある。販促キャンペーンの告知などにも活用される。伊徳ではポイントカード会員の利用率5%で年間約7万㍍の紙レシートを削減できる。
 14日から受け付けを開始し、最短で15日からの使用が可能。同社では12月13日までアプリをダウンロードし、カードと連携した人に100ポイントをプレゼントする入会キャンペーンを実施する。
 商品企画部の担当者は「電子レシートを利用し、ポイントカードを電子マネーとして使用すると、非接触型の決済ができ、感染症対策にもつながる。よりスムーズに会計できる新しい取り組みをぜひ、活用していただきたい」としている。
 

直筆原稿に「書斎」も 北秋田市 渡辺喜恵子展始まる

2020-10-14
執筆風景の写真を元にイメージ化した書斎(北秋田市文化会館)
 北秋田市にゆかりのある直木賞作家・渡辺喜恵子氏の回顧展が11日、同市文化会館で始まった。散逸していた直筆原稿の写しや、親交のあった人との手紙など貴重な資料200点以上が展示され、地元ファンを楽しませている。11月8日まで。
 渡辺氏は1913年、檜木内村(現・仙北市)出身。2歳の時、父親が鷹巣町(現・北秋田市)で木材工場を創業したのを機に移り住んだ。結婚などで本県を離れたが、郷土の思い出を表現した作品を発表。著作「馬淵川」で59年の第41回直木賞を受賞した。97年に83歳で死去。
 著作名を冠し、渡辺氏の功績をたたえる「みちのく子供風土記館」が昨年、建設から30年を経過した記念として市が回顧展を企画した。
 鷹巣で過ごした少女時代の記憶を詩情も豊かに描いた「みちのく子供風土記」は84年に映画化が企画されたが未完に終わった作品。県内で行われた撮影の様子が写真で記録されていて、30枚が公開された。渡辺氏の執筆風景を収めた写真を元に同館がイメージ化した「書斎」も展示され、地元ファンの関心を集めた。
 18日は講演「渡辺喜惠子作品についての講演と朗読」が子供風土記館で行われる。午後1時開始。講師は「あきた文学資料館名誉館長」北条常久さんと、声のグループ「ひいらぎの会」主宰の安倍眞壽美さん。聴講は事前申し込みが必要。11月8日には作品朗読会が風土記館で開かれる。午後1時開始。入場無料。
 

露熊山峡 地域の宝・景勝地復活を 北秋田 荒瀬の住民ら50人で鍋っこ 「ナベ岩」や「モッケ岩」見学も

2020-10-13
 北秋田市阿仁荒瀬地区の西側にある景勝地・露熊山峡の再活性化に取り組む住民団体・荒瀬かだまり(佐々木修会長)は11日、露熊山峡の旧キャンプ場で「鍋っこ会」を開催した。荒瀬地区の住民ら約50人が鍋岩周辺を散策したり昼食を味わったりして、整備が進む山峡の現状を体感した。
 露熊山峡は荒瀬地区の国道105号から西に約3㌔の距離にあり、奇岩や巨岩が点在する。かつては霊場や炭鉱、集落があり、小学校の遠足コースとして子どもたちも訪れる場所だったが、約50年前に集落もなくなり人が近づかなくなったという。
 地域の宝である景勝地を復活させようと、旧荒瀬小学校のOBを中心に荒瀬かだまりを結成。「露熊プロジェクト」を立ち上げ、住民からの寄付や協力を呼び掛けながら活動を始めた。7月から3回ほどメンバーが集まって山峡での作業を実施した。車両の通行が困難な状態だった林道は地元企業の協力を得て土砂を撤去。見どころの一つである鍋岩や、キャンプ場までのルートでは手すりや案内看板の設置、周辺の草刈りなどの整備を進めてきた。
 今回は寄付への協力など住民への感謝を込め、本年度の活動の集大成となるイベントを企画。現地の様子を見てもらおうと住民に呼び掛けたところ、荒瀬地区の住民を中心に子どもから70歳代まで約50人が参加。荒瀬地区コミュニティセンターに集合し、マイクロバスで露熊山峡へ移動した。
 鍋岩や集落跡地、キャンプ場への分岐地点でバスから降り、希望者は鍋岩に向かった。手すりが設置された道を下っていくと川音が次第に大きくなり、露熊川沿いに高さ約30㍍の巨大な鍋岩が現れた。
 参加者は崖のように切り立った巨岩を見上げると、自然が作り上げた景観を楽しんだ。子どもの頃の学校行事や日常的に鍋岩へ訪れていたという参加者も多く、「懐かしい」と笑いながら当時の思い出を振り返っていた。
 鍋っこ会では地元の女性たちが作ったきりたんぽ鍋や山菜を使ったおかずが振る舞われ、旧キャンプ場に敷いたゴザの上で味わった。参加者は「紅葉の時期にまた来たい」などと口々に話しながら、楽しいひとときを過ごしていた。
 20年ぶりに山峡へ訪れたという荒瀬自治会長の湊一彦さん(77)は「当時の様子から一変したが、ここに来ると昔の思い出がよみがえる。荒瀬地区の活性化につながるよう今後も活動を長く続けてほしい」と期待を寄せた。このほか露熊集落の跡地や、カエルの形をした「モッケ岩」など名前が付けられた奇岩を見て回るバスツアーも行った。
 荒瀬かだまりによると、今後は冬囲いなどを行って来春以降も現在の状態を維持できるよう備え、本年度の活動を終える予定。来年度もさらに整備を進め、「誰でも簡単に、気楽に行けるようにしたい」と話している。
 
巨大な鍋岩を見上げる参加者(露熊山峡)
きりたんぽ鍋を味わいながら昔の思い出を振り返る住民たち(旧キャンプ場)

ふるさと納税 上半期で3億3千万円 大館市 前年同期比6割増に 最多更新目指す

2020-10-13
 本年度の大館市へのふるさと納税が上半期(4~9月)で3億円を超えた。新型コロナウイルスの影響で外出を控える動きが広がり、食の返礼品に人気が集まったことから前年同期比66%増。9月から市の特設サイトでも寄付金を受け付けており、過去最多の前年度(7億9167万円)を上回る10億円を目指す。
 企画調整課によると、上半期は2万1527件、3億3769万8600円が寄せられた。前年同期に比べ1万845件増、1億3482万3600円増。4月の寄付額は3・1倍、7月は2・2倍だった。
 寄付の居住地は東京都が6290件(9986万円)で最も多く、神奈川県2830件(4497万円)、大阪府1660件(2580万円)、愛知県1404件(2182万円)、埼玉県1330件(2187万円)などと続き、47都道府県全てから寄せられた。平均寄付額は1万5687円。県外の寄付件数は全体の99・3%を占めた。
 寄付者が希望した使い道は「特に指定なし」が8502件(1億2995万円)、「子どもの成長支援」が3687件(5844万円)、「秋田犬関連」が3225件(5043万円)、「子どもの教育支援」が2153件(3346万円)、「環境保全・資源循環」が1846件(2974万円)、「コロナに負けるな!がんばろう大館関連」が1168件(1937万円)、「お年寄りや障害のある人が安心して暮らせるまちづくり」が944件(1625万円)などだった。
 返礼品は約400種類を登録している。きりたんぽセットやコメ、曲げわっぱなどの人気が高い。担当者は「在宅時間が長くなったことで、ふるさと納税の利用も伸びているのではないか」との見方を示した上で、「特設サイトでの受け付けも順調だが、もっとアピールして年間目標10億円達成に努めたい」と話している。
 ふるさと納税は、出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税と住民税から控除される。
 

大森親山獅子大権現舞 学校祭で生徒披露 鹿角市尾去沢中 保存会「伝承の弾みに」

2020-10-13
生徒たちが披露した「大森親山獅子大権現舞」(尾去沢中)
 鹿角市尾去沢中学校(駒木利浩校長)の「尾中祭」が11日同校で行われ、生徒が地域に伝わる県無形民俗文化財「大森親山獅子大権現舞」を披露した。ふるさと・キャリア教育の一環として練習してきたもので、「伝承へ弾みになれば」と地元保存会は期待を寄せている。
 この神楽は、尾去沢鉱山発見伝説にちなむ「大森親山獅子大権現舞伝記」に由来し、1481(文明13)年ごろから伝承されているといわれている。一時途絶えたが、戦後、若者たちが保存会を結成して復活。毎年、尾去八幡神社の春と秋の例祭で奉納している。
 伝統芸能に取り組んだのは生徒の有志9人。先月から、保存会(黒澤文男会長)の会員に指導を受け、練習を重ねてきた。舞台では太鼓、横笛など生徒が奏でるはやしに乗り、獅子舞を披露した。終了後、黒澤会長は「うまくいった。練習は短時間だったが、よく覚えてくれてありがたい」と話した。
 伝承活動について、黒澤会長は「若い人がなかなかおらず、継承に悩んでいる」とし、今回中学生が練習し学校祭で披露し、「地域の歴史、芸能に興味を持つことは、素晴らしいことだ」を話し、継承の弾みになれば、と期待を込めていた。
 尾中祭は、吹奏楽部の演奏で開幕、初めての企画として生徒が昔語りを行い、「光る怪鳥伝説」と「遣い姫物語」を紙芝居や枝を使いながら、発表した。
 
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