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コミュニティーFM 「ラジオおおだて」開局 県内7局目 地域に根ざした放送局に

2021-01-18
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開局を記念して行われた特別放送の様子(大館市提供)
 県内7局目となるコミュニティーFM「ラジオおおだて」が17日、大館市に開局した。コミュニティーFMは放送対象地域を限定したラジオ局で全国に約330局あり、北鹿地方では鹿角きりたんぽFMに続いて2局目となる。周波数は81・4メガヘルツ。初日は特別番組を放送し、福原淳嗣市長らゲストや、18日から日替わりで進行役のパーソナリティーを務める市民が出演。地域に根差した放送局を目指し、第一歩を踏み出した。
 コミュニティー放送局は、市区町村の一部の地域で、地域に密着した情報を提供するためのFMラジオ放送局。きめ細やかな地域情報の提供、福祉活動への利用、防災情報伝達等に役立つと期待されている。
 「ラジオおおだて」の主な放送内容は、同市の天気やイベント、交通と防災など生活情報を中心にし、メイン番組のパーソナリティーは市民に限定。市も新たな情報発信の手段として週3回、1日5分程度の枠内で、イベントや講座の開催情報、市税の納期に関するお知らせや助成制度などさまざまな情報を発信する。
 収録や放送は、大館放送(小山明子代表・局長)が同市釈迦内の大館ゴルフセンター敷地内に設置したスタジオで行う。メイン番組は月~金曜の朝(午前10時~)と夕方(午後5時~)の2本。パーソナリティーは、市民12人と北陽中学校の生徒12人が日替わりで務める。
 17日は開局を記念して特別番組を放送。同市在住のフリーアナウンサーで、毎週火曜日の番組パーソナリティーを担当する真田かずみさんが番組を進行し、福原市長や月~金曜日の担当者らがゲストで出演した。
 福原市長は「行政としては、市民へリアルタイムで適切に情報を出していくことができる」と話し、「イベントに新しい切り口を加えることや、今まで知らなかった情報を届けて、市民が楽しく、心が豊かになる暮らしにつながるようになれば」と、地域活性化の情報源としての役割に期待を寄せた。
 パーソナリティーを代表して真田さんは「大館の豊かさを発信し、暮らしの輝きを未来へつなぐ新たなチャレンジ。市民のみなさんで一緒に作り上げ、育てていきましょう」と呼び掛けた。
 北鹿新聞では18日から、当日の番組表を掲載していく予定。

秋田犬会館観覧者 コロナ禍で半減 収束見据えSNSで発信強化 「犬の日常」注目集める

2021-01-18
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看板犬として人気を集める秋田犬のスバル㊨。来館者やSNSの反応も上々だ(秋田犬会館)
 秋田犬保存会(本部・大館市、遠藤敬会長)は、2020年の秋田犬会館(三ノ丸)の観覧者数をまとめた。1年間で6731人にとどまり、19年の1万3010人から半減した。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が減ったことが影響した。一方で、アフターコロナを見据えて会員制交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れており、秋田犬の日常を撮影した動画は話題を集めている。事務局は「収束後に来館者を呼び込めるよう、認知度を高めていけたら」としている。
 同会館は保存会創立50周年を記念して、1978年に会員からの寄付を財源に建設された。1階に事務室、2階に会議室、3階に博物室があり、保存会が管理運営する。博物室は犬種団体としては国内唯一で、国指定天然記念物・秋田犬の歴史や生態などが詳しく学べる。
 毎年集計している博物室の観覧者数は▽13年=4741人▽14年=5608人▽15年=6228人▽16年=6706人▽17年=1万155人▽18年=1万9691人―と、近年急増。18年は平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)への子犬贈呈が話題となり過去最多に。19年はブームが落ち着き、市観光交流施設「秋田犬の里」のオープンで観光客を分け合う形となったものの、1万人台を保って好調に推移した。
 事務局によると、20年は新型コロナ感染拡大による観光客減少の影響を大きく受け、4~5月に約2カ月間臨時休館したこともあって前年から半減する結果に。政府の観光支援策「Go To トラベル」が7月に始まり、8~11月は月別で800~900人台まで回復したが、個人客が多く前年には及ばなかった。
 担当者は「近年団体・ツアー客は一度に30~40人を受け入れることもあったが、今年は多くて5~10人。外国人の姿もほとんど見かけなくなった」と話す。小学生の校外学習も密集を避けるため、同会館より広い「秋田犬の里」を勧めるようにしていたという。
 一方でSNSでの情報発信を強化するなど、アフターコロナを見据えた取り組みも始めている。「秋田犬を見たい」という需要に対応するため、館内にいる秋田犬の日常生活を短文投稿サイト・ツイッターで積極的に配信。その愛らしさが注目を集めているほか、受付係もこなす看板犬のスバル(雄、1歳11カ月)が話題となり、テレビ出演の機会も増えている。ファンからは「会いたい」「大館に行きたい」といった反応が見られ、好評を博している。
 事務局は「需要に応えるため、発信回数を増やしてきた。コロナが落ち着いたら観光客を呼び込めるように、認知度向上につなげていけたら」としている。

勝平得之の作品か 鹿角市歴史資料館 所蔵の大湯木彫り人形 技術高く「可能性大」

2021-01-18
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大湯木彫り人形の歴史などを説明する藤井館長(歴史民俗資料館)
 鹿角市歴史民俗資料館の企画展「大湯木彫り人形」の説明会が17日、同館で開かれた。藤井安正館長は、市が所蔵する人形4点のうち1点について「技術的に高い」とし、版画家として有名な勝平得之(1904~71年)が制作した可能性が大きいと指摘した。
 大湯木彫り人形は1928(昭和3)年から約10年間、大湯温泉を訪れる観光客のお土産として制作された。地元の若者たちが農業の副業として取り組み、全国的に広がりを見せていた「農民美術運動」の一環とされている。当時の暮らしを題材にした、素朴な木彫りが特徴。企画展では人形32点と解説パネルを展示している。
 説明会は午前、午後の2回開かれた。市は、寄贈を受けた4点の大湯木彫り人形を所蔵している。このうち1点は「勝平」というサインがあり、本県出身で版画家として著名な勝平得之の作品では、と関心を集めている。当時大湯では技術を学ぶため講習会を開いたが、勝平が参加した記録が残っている。
 勝平が制作したとみられる人形は「雪の童女」を題材にしている。他の人形に比べ、ノミの使い方などが技術的に高く、藤井館長は「まゆや目の線が柔らかい。帽子のひもにもこだわっており、他の人形とは異なる。勝平得之の可能性が大きい」と指摘。ただ、「勝平」のサインは専門家にみてもらったところ、本物ではなかったという。当時の関係者が何かの過程で記したとみている。
 企画展は31日まで。問い合わせは同館(電話0186・22・7288)。

手入れ行き届かない私有林集約 森林の経営管理進む 大館市「全国のトップランナー」 3区域で意向調査

2021-01-17
 手入れが行き届いていない私有林を市町村が集約して管理する「森林経営管理制度」の事業が大館市で進んでいる。2019年度以降、花岡、平滝・大川目、赤川の3区域で森林所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」とした33件、約68haに経営管理権を設定した。このうち経営に適した森林は、民間事業者に再委託する手続きを進めている。市は「全国でトップランナーといえる進ちょくで、市内の対象私有林を20分割し計画的に取り組む」と話す。
 2019年4月施行の森林経営管理法に基づく制度。所有者が適切な管理を行う責務を明確化し、管理が難しい場合、市町村が伐採・木材販売・造林を行う権利を預かり、意欲のある林業経営者に貸し出す。採算が厳しく林業に適さない私有林は、森林環境譲与税を財源に市町村が間伐や植林を行う。
 制度の対象となるのは、市内の約1万2000haの私有林の人工林。対象の私有林を20分割し、意向調査を実施しながら、20年を1周期として事業を進める方針。
 初年度の19年度は、花岡と平滝・大川目区域の一部で対象森林の所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」と回答した所有者と順次、「経営管理集積計画」を策定し、公告を経て「経営管理権」が設定された。経営管理権の設定は19年度31件、20年度2件の計68・56haなった。
 市農政課はこの約68haについて、林業経営に適した森林の経営管理を民間事業者に再委託する手続きを進めている。県に登録している林業経営者と制度運用に向けた意見交換会も行った。
 本年度は赤川区域の397haと、19年度に実施しなかった花岡区域の168ha、平滝・大川目区域の12haの森林所有者に意向調査を実施した。718人に調査票を送付し、回答数は6割超。回答者のうち、花岡と赤川で6割、平滝・大川目で7割を超える人が「市に委ねる」と回答した。
 また、本年度は地積調査未実施の山館・中山区域も対象とし、境界明確化作業を行っている。準備ができ次第、意向調査を行う。同課は「市内で地積調査未実施の区域も出てくるため、山館・中山をテストケースとし、今後に生かしたい」としている。
 意向調査で回答者の6~7割が「市に委ねる」とする傾向が見えてきているといい、同課の担当者は「経営管理権の設定件数は全国でも多い方。民間事業者への再委託を進めていきたい」と話している

杉板ドミノ倒しに拍手 親子連れがラート体験 木育キャラバン&スポーツ 大館できょうまで

2021-01-17
 移動型おもちゃ美術館とスポーツに親しむ「木育キャラバンinおおだて2020&スポーツ体験会」が16日、大館市のタクミアリーナで始まった。会場にはボッチャやラートの体験コーナーや約160種類の木のおもちゃが並び、親子連れらがぬくもりあふれる空間でさまざまな体験を楽しんだ。市生涯学習課とスポーツ振興課の共催事業で、17日まで。
 木育キャラバンは、東京おもちゃ美術館から借りた木のおもちゃを会場に並べた。杉やブナなど六角形の木板約200枚によるドミノ倒しでは、カタカタと音を立てながら倒れる様子を参加者が見守り、拍手が起きた。積み木を積み上げたり、ままごとセットで料理を作ったりし、親子に笑顔が広がった。
 2本の鉄製の輪を平行につないだ器具を操るラート競技の体験は、秋田ノーザンハピネッツ社に所属し、世界選手権で史上最多の3度優勝を果たした髙橋靖彦選手が参加。デモンストレーションで会場を沸かせた。親子で輪を動かす体験をした嶋田千草さん(35)と壮馬さん(城南小1年)=同市東台=は「思ったより高さがありドキドキしたが、楽しかった」と話した。
 ボッチャ体験は、東京パラリンピックで使用されるものと同様のコートで競技の魅力を体感した。
 市は東京パラリンピックでタイボッチャチームのホストタウンとなっている。本年度は新型コロナウイルスの影響で競技の体験イベントを開催できなかったことから、木育キャラバンと組み合わせて遊びの場を設けた。マスク着用や検温など感染予防対策を講じて開催した。
 最終日は午前10時から午後3時まで。ラートに代わり、フライングディスクの体験ができる。正午~午後1時はおもちゃ消毒のため休場する。

参加者が見守ったドミノ倒し(タクミアリーナ)
髙橋さんの指導でラートを体験する親子
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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枝アメのミズキ伐採 大館市観光協会など アメ市開催は来月判断

2020-11-27
伐採したミズキを束ねる職員ら(大館市釈迦内)
 来年2月に開催を予定している大館アメッコ市に向け、関係者が「枝アメ」に使用するミズキの伐採作業を行っている。26日は販売用の小さいものから、3・8㍍のジャンボサイズなど約30本を伐採した。
 アメッコ市では、ミズキにピンク、黄、緑のアメをくくりつけた「枝アメ」が会場などを彩る。今年はコロナ禍で開催を検討中で、来月上旬の実行委員会で可否を決める。例年は枝アメをJR秋田駅や弘前駅にも設置しているが、今回は開催する場合は縮小し、おおまちハチ公通り周辺だけにする予定。
 伐採は25日から始まり、大館市観光協会、大館商工会議所、大館市の職員ら7、8人が作業に当たっている。同協会が管理する釈迦内、川口の植林地のほか、国道脇ののり面など5カ所から300本以上を集める。
 26日は、釈迦内の植林地で作業を行い、ミズキをノコギリなどで伐採し、ロープで束ねて手際良く軽トラックに積み込んだ。今後は長さや形を整え、開催が決まったらアメを枝に結び付けていく。

鹿角初の園芸メガ団地 末広ファーム 一連の施設が完成 地域農業のけん引役に

2020-11-26
完成した末広ファームの施設(鹿角市十和田末広)
 鹿角市の農事組合法人・末広ファーム(柳沢義一理事長)が実施主体となって十和田末広地区で建設を進めてきた穀物乾燥調製施設(ライスセンター)や野菜集出荷施設などが完成し、25日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。鹿角地域では初めてとなる園芸メガ団地。主要作目のネギの作付面積は来年度、単独の経営体では県内最大規模となる見込みで、地域農業のけん引役として期待が寄せられている。
 園芸メガ団地はコメ依存から脱却し、野菜や花卉(かき)などの生産を飛躍的に向上させることを目的に、県が2014年度から整備を推進している。
 末広ファームは、15~19年度に末広地区で行われた圃場整備を契機に、園芸メガ団地整備事業に取り組むことになった。19年度から国・県・市の支援を受け、野菜集出荷施設(延べ床面積635平方㍍)の建設や農業用機械の導入などを実施。さらに、高収益化に向けた取り組みを総合的に支援する農水省の産地パワーアップ事業で穀物乾燥施設(630平方㍍)の建設なども進めてきた。末広小学校グラウンド跡の市有地を借用。
 野菜集出荷施設や穀物乾燥施設は昨年夏に本格着工し、今年3月下旬に完成。ネギの根葉切り・皮むき機や、太さ別に分ける選別機、穀物の乾燥機や選別機、トラクター、圃場の石を砕くストーンクラッシャーなどの機械設備を導入した。その後、厚生棟の建設や外構工事を進め、一連の施設が今月完成した。総事業費は約5億円。
 野菜集出荷施設は一足早く4月下旬に稼働を開始している。従業員は10人(社員4人、役員6人)が常勤で、必要に応じてパートを雇う。
 園芸メガ団地、産地パワーアップの事業実施期間は19年度から21年度までの3年間。作付面積は本年度が92ha(コメ80ha、ネギ5ha、キャベツ2ha、大豆5ha)。21年度は120ha(コメ84ha、ネギ13ha、キャベツ3ha、大豆20ha㌶)を計画し、ネギは単独の経営体では県内最大規模となる。ネギとキャベツを合わせた販売目標額は1億2000万円。
 竣工式には県、市、JAの関係者、設計施工業者など約30人が出席。来賓の児玉一市長が「柳沢理事長を先頭に力を合わせて鹿角農業をリードして」、鹿角地域振興局の岡崎佳治局長は「第2、第3の末広ファームの出現に期待したい」と期待を述べた。
 柳沢理事長は「来年度は今まで経験したことのない経営面積となる。目標達成に向けて努力したい」と決意。また「今後、社員や経営面積を増やし、地域を活性化させたい」と意欲を語った。

コロナ禍の初詣 人出見込み対策へ 北鹿の神社や寺院 分散参拝の周知検討 対人距離確保へ準備

2020-11-26
初詣の対人距離確保に向けて準備を進める大館八幡神社(大館市字八幡)
 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、初詣に向けて北鹿地方の神社や寺院は感染防止対策に頭を悩ませている。三が日を避ける「分散参拝」への協力呼び掛けや対人距離の確保、「除夜の鐘」突きの手指消毒など対策の徹底に向けて検討を進めている。不特定多数の人が触れる物は取り外しも視野に入れており、この年末年始は例年とは異なる光景が広がりそうだ。
 大館市中神明町の大館神明社(佐藤文人宮司)では例年三が日に1万人以上の人出が見込まれるため、感染防止対策に気を配る。縁起物を頒布する授与所では巫女(みこ)らにマスクを着用してもらうほか、金銭受け渡しの際に直接手が接触しないよう手袋の着用も検討する。不特定多数の人が触れることになる拝殿前の鈴は取り外すことも視野に入れ、手水舎にはひしゃくを置かない予定。大みそかから元日にかけては参拝客が長い列を作るため、佐藤宮司は「なるべく日にちをずらしてお参りしてもらうように周知したい」と話す。
 同市字八幡の大館八幡神社(福原良英宮司)も対策に気をもむ。「帰省客もいると思うので、対応を試行錯誤している」と福原宮司。参道に約2㍍おきに人工芝のマットを敷き、間隔を空けて並んでもらうよう促すほか、一方通行を誘導する順路も明示して対人距離の確保に努めるという。縁起物の頒布所では担当者のマスク、手袋着用を徹底し、消毒液も各所に置く。「頒布所の時間制限も検討しており、3密にならないよう互いに気を付けて三が日を過ごせれば」と考える。
 鹿角市指定有形文化財の梵鐘(釣り鐘)を有する同市花輪の長年寺(松井直行住職)では、対策を徹底した上で参拝客に鐘楼堂を開放し「除夜の鐘」行事を行う予定。例年は大みそかから100人以上が列を作るだけに、地元町内会と協力して対人距離の確保、手指消毒を求めることを検討している。参拝客にはマスク着用を呼び掛ける考えで、例年通りに飲食物の振る舞いが実施できるかどうかも含めて今後詳細を詰めていく。松井祐司副住職は「密にならないよう感染対策を徹底したい」と話している。

期日前投票始まる 上小阿仁村長選 検温、消毒、マスク コロナ対策万全期す

2020-11-26
上小阿仁村長選挙の期日前投票(村開発センター)
 中田吉穂村長の死去に伴って24日に告示された上小阿仁村長選挙(29日投開票)の期日前投票が25日、村開発センターで始まった。入り口での検温や手指の消毒など、新型コロナウイルスへの対策を万全にした上での実施。ほとんどの有権者がマスクを着用して訪れ、意中の候補への1票を投じていた。
 村長選挙に立候補したのは、届け出順に前職で返り咲きを狙う農業の小林悦次候補(66)=五反沢字五反沢=と、前村議会議長の新人で会社員の小林信候補(59)=小沢田字釜渕=の、いずれも無所属の2人。2011年以来となる一騎打ちの戦いを繰り広げている。
 期日前投票は25日から28日(午前8時半から午後8時)まで、村開発センターで行われる。村長選挙では、投票用紙にあらかじめ記載された立候補者の氏名の上に「◯」をつける「記号式投票」が採用されている。ただし、期日前投票や不在者投票では、候補者の氏名を記入する自書式投票となる。
 今回の選挙では、新型コロナウイルスへの対応を万全にすることが求められた。入り口には検温のための装置と手指消毒用のアルコールを設置したほか、投票管理者と立会人、選挙事務従事者はそれぞれ、フェースシールドとマスクなどを着用した。
 また、記載台は間隔を広げて置かれ、一定の時間ごとに消毒。記入用の鉛筆は受付時に手渡され、記入後は回収して消毒するなど、できる限りの感染予防対策に取り組んでいる。
 村選挙管理委員会は「投票所には、マスクを着用して来てほしい」と呼び掛け。29日の投票日についても、各投票所で同様の対策を取ることにしている。

前職・新人一騎打ち 上小阿仁村長選 11年以来 5日間の選挙戦始まる

2020-11-25
候補者の演説を聴く有権者(上小阿仁村)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙が24日、告示され、前職と新人が立候補を届け出た。前回から1年7カ月しか経過していない中での村長選挙は、一騎打ちによる戦いが確定。投票日の29日に向けて、5日間の選挙戦に突入した。
 立候補したのは、届け出順に前職で返り咲きを狙う農業の小林悦次候補(66)=五反沢字五反沢=と、前村議会議長の新人で会社員の小林信候補(59)=小沢田字釜渕=の、いずれも無所属の2人。前回の19年4月、前々回の15年4月はいずれも三つどもえ戦だったことから、一騎打ちは11年の選挙以来となる。
 前職の小林悦次候補は午前9時半から、沖田面字屋布の選挙事務所前で開いた出陣式に臨み、支持者ら約120人を前に「村長不在の非常事態を早急に正常化する。村長の経験を生かし、すぐ対応できる。人に優しい健康で安心して生活できる村をつくる」と訴えるとともに「新型コロナの経済対策として、村民に第2弾の給付金支給を検討したい。年金生活者への支援、インフルエンザ予防接種無料化、森林整備支援にも取り組む」などと述べた。
 新人の小林信候補は午前9時半から、事務所を置く小沢田地区の小沢田公民館前で出陣式を開催。集まった約60人の支持者を前に「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が一つになることが大切。前進させたい」と訴えながら「高齢者の生活支援を充実させる。企業や県と連携して働く場をつくる。県との信頼関係をつくり直し、若者が来る環境をつくっていく」などと呼び掛けた。
 村選挙管理委員会が23日現在でまとめた有権者数は2033人(男974人、女1059人)。期日前投票は25日から28日まで、上小阿仁開発センターで行われる。時間は午前8時半から午後8時まで。
 29日は午前7時から午後7時(八木沢は午後6時)まで、村内8カ所で投票が行われ、午後8時から村健康増進トレーニングセンターで開票。午後9時までには、大勢が判明する見通しだ。
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「大館の魅力発信を」 ネット番組配信へ コロナ禍に地元をPR 大館商議所青年部

2020-10-19
インターネット番組の収録に臨む会員(ROCK INN LINDA LINDA)=大館商工会議所青年部提供
 コロナ禍に沈む地域を盛り上げようと、大館商工会議所青年部(岸野正寿会長)はインターネット番組の配信を始める。今月から来年2月にかけて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に立ち上げたチャンネル「わんだふる!おおだて」内に定期的に投稿する。内容はイベントや地元企業の紹介が中心となる予定で、「大館の魅力を発信していきたい」としている。
 同チャンネルは2015年に青年部の有志で立ち上げた。イベントのPRなどを目的に、生配信を行っていた。
 しばらく動画投稿はしていなかったが、新型コロナウイルスの影響で「本場大館きりたんぽまつり」のドーム開催が見送られるなどイベント中止が相次ぐ中で、インターネットを活用して「青年部目線で大館をPRしよう」と、再び番組制作に着手することになった。
 青年部監事の小松和志さん、会員の横田隆さんが司会を務め、毎回地元企業からゲストを招いてトーク形式で進める。各回15~20分を想定している。イベントのPRや裏話、地元企業・店舗、郷土品の紹介など細やかな情報を伝えていく。
 15日は、市内の飲食店で初めての収録作業を実施。「きりたんぽまつり月間」や、会員制交流サイト(SNS)への写真、動画投稿を呼び掛ける「たんぽ一万本焼き」について紹介した。出演者3人が和やかな雰囲気の中で語り合う姿があった。
 収録会場は今後も地元飲食店等を活用する計画で、コロナ禍で苦境に陥る店舗のPRにもつなげたい考え。青年部は「青年部に興味を持ってもらうとともに、それぞれの活動に対する思いを知ってもらえたら。コロナに負けず、大館の魅力を発信して地域に貢献したい」としている。
 初回は今月中の配信を予定している。


 
 

紅葉のブナ林で森林セラピー 黄金色の紅葉に癒やされて 八幡平大沼

2020-10-19
紅葉を楽しむ参加者(八幡平大沼)
 かづの森林コンダクター・かづの森の癒やし宿連絡協議会(成田博会長)の散策会が8日、国立公園八幡平の大沼などで行われた。鹿角市内外の20~80歳代22人が参加し、リンドウや見頃を迎えたブナの紅葉を楽しんだ。
 同会では心身の健康維持・増進、疾病の予防などに向け、市内5地区に設定したセラピーロードを癒やしの案内人「森林コンダクター」と一緒に歩く森林体験などを行っている。
 参加者は八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター「ゆらら」に集合。成田会長は参加者が歩きやすいように下りのコースを設定し、「澄川発電所から下りで森林セラピーを楽しもう」とあいさつした。
 その後、バスで澄川地熱発電所へ移動。ベコ谷地湿原でリンドウを観賞し、登山道を下って大沼森林セラピーロードを歩いた。
 参加者は森の香りや自然の音を感じながら思い思いに歩みを進め、黄金色のブナの紅葉を楽しんだ。
 同市十和田から参加した安倍久里子さんは「黄色に赤い紅葉が交じっている森を歩いていると、癒やされて心が目覚めるようだった」とすっきりとした表情で話していた。
 
 

ナメコ汁が大人気 森吉山秋まつり開催 紅葉と「旬の味」楽しむ

2020-10-19
人気を集めたナメコ汁の振る舞い(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場で18日、「森吉山秋まつり」が開かれた。同スキー場の阿仁ゴンドラ山麓駅舎前では旬のキノコや山菜の販売のほか、ナメコ汁の振る舞いが行われ、紅葉狩りに訪れた多くの人たちが足を止め、秋の味覚を楽しんでいた。
 スキー場を運営するNPO森吉山(片岡信幸理事長)が、観光客への感謝を込めてもてなそうと、季節ごとに開催。秋まつりは紅葉シーズンに開かれており、「ナメコ汁」を楽しみにしている人も多いという。
 好天に恵まれたこの日は、朝から多くの観光客が続々と来場。紅葉が見頃を迎えていることもあり、ゴンドラの乗り場には長蛇の列ができた。
 駅舎前のテントでは、バター餅など手作りの菓子や山菜の水煮、コーヒーなどを販売。地元で採れたクリやカボチャも人気を集めた。中でも、旬を迎えているナメコは飛ぶように売れ続け、1時間ほどで「完売」となっていた。
 ナメコ汁の無料提供は午前と午後の2回行われ、合計で約300食が振る舞われた。食欲をそそる香りに誘われ、テントの前にはこちらも長い行列ができるほど。ナメコ汁を受け取った人たちは、笑顔で味わっていた。
 夫婦で初めて訪れたという秋田市の60歳代男性は「紅葉の景色も素晴らしかった。ナメコ汁は今年の初もの。おいしくいただきました」と話した。

 
 

新型コロナで延期の成人式 大館1月11日、北秋田同10日 中止の鹿角は記念品

2020-10-18
感染防止対策などを話し合う大館市成人式の実行委員会(市中央公民館)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期した本年度の成人式について、大館市は「成人の日」の1月11日、北秋田市は1月10日に行うことを決めた。大館市では実行委員会が組織され、感染防止対策を話し合うなど準備が始まった。出席を自粛する新成人がいると想定し、式の様子をオンライン配信することも検討している。北鹿5市町村の成人式は例年8月だが、小坂町と上小阿仁村は来年度に延期、鹿角市は中止と対応が分かれた。
 大館市は1月日午後2時から、ほくしか鹿鳴ホールで行う。本年度20~21歳の671人が対象で、9月に20人で実行委員会を立ち上げた。委員は「居住地に制限を掛けず、対象者みんなが集まれる式にしたい。そのために感染対策を徹底する」との意見で一致。出席は新成人、来賓、恩師のみで、保護者ら一般来場者を受け入れず、入り口での検温やマスクを着用する。
 例年と変えたのは、事前申し込みが必要な点。出席者の居住地を把握した上で、厚生労働省の新型コロナ接触確認アプリなどの活用を推奨していく。1月実施で出席できない人や自粛する人もいると考え、「オンライン用」の申込書も用意し、申し込んだ人は式の動画をリアルタイムで見ることができるように検討している。
 同課は「今後の感染状況にもよるが、互いに自分と大事な人を守るという観点で実施に向けた準備を進めていく」と話した。申込期間など詳細は、11月の市広報や市ホームページに掲載する。
 北秋田市は1月10日午後2時から、市文化会館で行う。対象となる20~21歳の約290人には今月下旬に案内文を送付し、実行委員を募る。市教委生涯学習課は「マスク着用や座席の間隔を開けるなどの対策を講じる。今後の感染状況により、延期や中止する場合もある」と理解を求めた。
 鹿角市は5月に中止を決めた。市教委生涯学習課は「準備に3カ月かかり収束の状況が見通せないことや、1月実施だと公共交通機関の運休などが心配される」と中止決定の背景を語る。「成人の日」に対象者に記念品を贈ることにし、実行委員が話し合っている。台紙に委員や恩師のメッセージを入れた500円程度のクオカードを郵送する案が出ているという。
 小坂町と上小阿仁村は本年度の実施を見合わせ、来年8月に延期する。これまでの対象者は実施年度に20歳を迎える19~20歳だったが、小坂町は来年度以降の対象を20、21歳にずらして実施することを決定。上小阿仁村も同様の対応を検討している。

 
 

毒キノコに注意 大館保健所管内でも食中毒 「安易に採って食べないで」

2020-10-18
食中毒を引き起こす有毒な「クサウラベニタケ」(大館保健所提供)
 キノコ狩りシーズンを迎え、県は毒キノコによる食中毒に注意を呼び掛けている。県内では今月に入り2件の食中毒が発生しており、うち1件は北鹿地方で確認された。県生活衛生課は「キノコの判別には、経験と知識が必要。食用と判断できないキノコは採らない、食べない、人にあげない、売らないように」と訴えている。
 大館保健所管内では4日、毒キノコによる食中毒が今年初めて発生。家族が採取したキノコが入ったきりたんぽ鍋を食べた60歳代女性が、吐き気や手足のしびれを訴え、一時入院した。有毒の「ツキヨタケ」を、食用の「ムキタケ」と誤って食べたとみられる。
 このほか、仙北市の直売施設では4日、有毒の「クサウラベニタケ」を食用の「ハタケシメジ」として誤って販売し、購入してみそ汁にして食べた10~50歳代の男女3人が嘔吐(おうと)や下痢、頭痛などを発症した。
 県内ではキノコ狩りシーズンの9~10月を中心に、毎年のように毒キノコによる食中毒の発生が確認されており、関係機関は注意を促す。
 県生活衛生課は似ているキノコの例として▽有毒の「クサウラベニタケ」と、食用の「カクミノシメジ」「ハタケシメジ」「シメジモドキ」▽有毒の「ツキヨタケ」と、食用の「ムキタケ」―を挙げる。県内で過去10年に発生した毒キノコによる食中毒18件のうち、「クサウラベニタケ」が7件、「ツキヨタケ」が5件を占める。「群生場所に食用と毒キノコが混じっているケースもあり、山に慣れている人でも見た目で判別するのは難しいと思われる」としている。
 同課は▽縦にさければ食べられる▽虫食いがあれば食べられる▽干して乾燥すれば食べられる▽塩漬けにして水洗いすれば食べられる―などは誤った情報で根拠、効果がないとして、「信じないように」と訴えている。野生のキノコは食用に比べて有毒なものの方が多いことから、「安易に採って食べたり、人にあげたりしないでほしい」と警鐘を鳴らす。「野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、残っているキノコを持参した上で速やかに医療機関の受診を」と呼び掛けている。

 
 
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