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県の受動喫煙防止条例 4月1日から全面施行 飲食店や事業所 「原則屋内禁煙」に

2020-03-29
手書きの張り紙で、4月以降の対応を周知する飲食店も(大館市中山の梅正)
 県受動喫煙防止条例が4月1日、全面施行される。喫煙場所の規制が強化され、事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」が義務付けられ、喫煙を認める場合は喫煙専用室の設置が必要となる。全ての飲食店で店頭に「店内禁煙」などの標識の掲示が義務付けられるが、大館保健所は「条例の内容が行き届かず、管内で知らない店舗も多いのでは」とし、対応を呼び掛けている。
 県条例は昨年7月に制定され、国の改正健康増進法に合わせて4月1日に全面施行される。条例は望まない受動喫煙をなくすため、罰則は設けないものの、改正法より厳しい規制が設けられている。
 事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」となる。喫煙を認める場合は、喫煙専用室(飲食不可)の設置が必要。大館保健所によると、施行直前の現在も飲食店などから「どんな対策が必要か」などの問い合わせが寄せられているという。
 客席100平方㍍以下の既存の小規模飲食店も、従業員がいる場合は対策が必要となるが、条例施行後5年間の経過措置が設けられている。担当は「経過措置期間に対策を取る場合は申請が必要で、速やかに届け出を」と話す。
 全ての飲食店は4月から店頭に「店内禁煙」「喫煙専用室あり」など標識の掲示が義務付けられる。客、従業員共に20歳未満の人を喫煙可能な場所に入室禁止とする対策なども必要となる。
 県は「屋内完全禁煙」の表示ステッカーを用意したが、大館保健所での配布は約30枚にとどまり「自作の標識でもいい。厚生労働省のホームページで見本が紹介されており活用してほしい」と呼び掛ける。
 「4月から店内禁煙とさせていただきます」。大館市中山のラーメン店・梅正(佐藤登店主)では、3月上旬に県条例を紹介する手書きの張り紙を掲げた。同店ではこれまで灰皿を置いてきたが、たばこの煙を気にする客もおり、「受動喫煙防止対策は時代の流れ。喫煙専用室を設置する予定はなく、早めに対応を周知することで、常連客らに理解してもらい気持ちよく食べてほしい」と話した。
 問い合わせは大館保健所健康・予防課(電話0186・52・3952)、県健康づくり推進課専用ダイヤル(018・860・1429)。

職員採用試験 人材確保へ「最速実施」 北秋田市 1次は5月末、2カ月早く

2020-03-29
 北秋田市は2020年度から、大学卒程度を対象にした職員採用試験を例年より約2カ月前倒しし5月末に実施する。応募者数が近年減少傾向にあり、予定通り人材を確保できないことが理由。総務課は「少しでも早く試験を行い、民間企業などと併願する人に就職先として選んでもらいたい」とし4月1日から5月15日まで応募を受け付ける。
 募集しているのは大卒程度の▽一般行政(5~6人程度)▽建築士(1人)▽土木技師(同)。
 試験日は教養などの1次が5月31日。6月中旬に1次合格者を発表する予定。前年度は1次を7月下旬、1次合格発表を8月中旬に行っていて約2カ月前倒しすることになる。小論文などの2次試験を経て最終合格者を発表する時期は例年の10月中旬から1カ月余り早め、9月上旬を見込む。
 応募の受け付け開始時期も1カ月半ほど早い。同課はいずれの時期設定も「決裁などを行う手続き上できる限り早めた」と〝最速実施〟をアピールする。
 背景には応募者数の減少傾向があるという。近年の就職戦線は全国的に「売り手市場」が続く。人材不足に悩む企業などが次々と内定を出す結果、「安定した職場」の代表格といえる自治体であっても就職先として選ばれないケースが目立ってきている。
 北秋田市も同様で、特に建築士など専門資格が必要な職種で優秀な人材の確保が課題になっている。総務係によると、18年度の試験では内定を辞退された。過去に辞退者はほとんどいなかった。
 19年度は専門職への応募自体がゼロ。結局、新戦力を加えられないまま既存の職員で業務に当たるしかなく対応に苦慮したという。一般行政職の応募者数も減少傾向。
 民間の中には大学卒業前年の春から夏にかけて内定を出す企業もあり、9月上旬予定の市よりなお早い。小坂竜也課長は「民間と市役所を併願する学生が民間からいち早く内定を得た場合、これまでは市役所の試験を待たずに就職先を決めてしまうのでは」と推測。試験や内定の時期を少しでも民間に近づけることで「市役所を就職先として考えてもらいたい」と話し、多数の応募を期待していた。
 高卒程度を対象にした求人の受け付けは例年6月と取り決められ、採用活動は夏ごろで市も例年通りの時期を予定している。詳しくは総務課(電話0186・62・1111)。

花輪ふくし会 新理事長に松浦氏 就任4カ月で 理事長と常務が辞任

2020-03-29
 社会福祉法人花輪ふくし会(鹿角市花輪字案内)の大森一理事長(58)と丸岡克彦常務(56)が任期途中で辞任届を提出し、今月31日付で退任することが、分かった。両氏とも法人が運営する施設の職員を兼務しており、大森氏は「内部統制上よくないと考えた」と辞任の理由を説明している。2人は昨年11月の理事会で選任されたばかり。
 4月1日から、理事を兼務しながら、大森氏は事務局長、丸岡氏は特別養護老人ホーム東恵園の施設長を務める。27日に理事会を開き、新理事長に元常務の松浦勉氏(70)、常務には事務局長の福本雅治氏(62)を選任した。4月1日付。任期は現職残任期間の来年6月まで。
 昨年11月28日の理事会では、理事長と常務の解職議案が提出され、賛成多数で可決。後任に当時、特別養護老人ホーム東恵園施設長の大森氏、常務には障害者センター北鹿センター長の丸岡氏を選任した。
 2人の辞任届は今月に入って提出された。理事長就任後も施設長を兼務する大森氏は「自分で起案したものを、自分で決裁するというのは、内部統制上よくないと感じた」と話している。
 新理事長の松浦氏は、大森理事長が推薦し、理事会では全会一致で承認。松浦氏は2010年4月から昨年6月まで常務を務めた。「基本的な内部統制をしっかり確立したい。利用者の満足度を上げるとともに、職員は目標を持って、達成感と仕事の楽しさを味わえるようにしたい」と話している。昨年11月まで理事長を務めた関重征氏について、「企業的感覚を持って取り組んできた。踏襲したい」としている。
 花輪ふくし会は市内外の9拠点、約50の福祉施設を運営。職員数は約700人。26日には、大館市泉町に建設した多機能型事業所とグループホームの竣工(しゅんこう)式を行ったばかり。

新橋架設へ交通切り替え 大館の白沢跨線橋架け替え 4月1日から大館側500㍍

2020-03-28
1日から左側の道路へ交通を切り替える。右奥が建設が進む新しい跨線橋(大館市白沢)
 耐震性向上のため大館市白沢の国道7号で進む白沢跨線(こせん)橋架け替え事業に伴い、国土交通省能代河川国道事務所は4月1日から、完成した道路へ交通を切り替える。架設から50年が経過し、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の橋脚が用いられていることから、新しい跨線橋に架け替え、前後の国道を改良する事業。事業の進捗(しんちょく)率は約50%。交通を切り替えた後、新年度から新橋の架設作業に入る。
 白沢跨線橋は1966年竣工(しゅんこう)。JR奥羽線の線路をまたぐ形で、橋長45㍍、橋台2基と中央の「ロッキング橋脚」1基で橋を支える構造となっている。ロッキング橋脚は特殊な構造で、2016年の熊本地震で、この橋脚を有する橋が倒壊したことから、早急な対策が必要となった。県内でロッキング橋脚が用いられているのは白沢跨線橋のみ。JRの軌道への影響などを考慮し、橋脚などの補強ではなく、「新たな橋に架け替える」方針が決まった。
 計画では、現在の跨線橋の南側(大館側)に、橋台2基で支える橋長65㍍の新たな跨線橋を建設。橋に接続する前後600㍍の区間の道路を改良する。17年度に事業に着手し用地買収や設計を行い、18年4月に着工した。全体の事業費は約30億円。事務所は「完成時期は未定だが、そう長くはかからない見通し」としている。
 事務所によると、新橋の架設作業が現在の国道7号に影響するため、橋の南側(大館側)で新たな道路に交通を切り替える。切り替え道路は延長約500㍍で現在の国道と同じ片側1車線。橋の土台部分となる橋台を造る工事は順調に進んでおり、新年度から橋桁を架ける作業に入る。
 交通の切り替えは1日午後1時ごろを予定。事務所は「国道7号は主要幹線道路であり、安全安心を確保するために進めている事業。切り替え道路の通行となるため、案内看板などに従い、十分注意して走行してほしい」と呼び掛けている。

特別融資制度を創設 北秋田市 新型コロナ経済対策で4月1日から

2020-03-28
 北秋田市の津谷永光市長は27日に市役所で開かれた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策として、特別融資制度を設ける方針を示した。「早急に関係機関との調整を進め、4月1日からの運用を開始する」などと述べた。
 会見で市長は「市においても、宿泊や宴会のキャンセル、各種イベントの延期や中止が相次いでいる」などと現状を説明。
 25日に設置した経済対策会議では「宿泊業や小売店、飲食業などの業種で、売上高の7割が減少している状況が明らかになった」とし「事業者からは、対策や支援の制度を早急につくってほしい、との声があった」ことを紹介した。
 特別融資制度は、市中小企業振興資金保障制度(通称・マル北)に、「新型コロナウイルス対策特別枠」を設けたもの。資金使途は運転資金で限度額は500万円。貸付期間は10年以内。据え置き期間は1年以内としている。通常枠とは別に、総額5億円の融資枠を確保。据え置き期間の保証料と利息の全額を市が支援する。
 市長は「マル北の制度を、さらに使いやすくした。今回、スピード感を持って制度を創設した」と述べ、利用を呼び掛けた。
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花輪線の価値と可能性 元祖・鉄子の矢野さんら 鹿角でトークイベント

2020-02-11
トークセッションを行う藻谷さん㊧と矢野さん(鹿角市交流センター)
 「花輪線から見る鹿角の未来」を主テーマにした講演・トークイベントが9日、鹿角市交流センターで開かれた。作家、鉄道写真家で「元祖・鉄子」の愛称でも呼ばれる矢野直美さんと、地域エコノミスト、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんが講師を務め、参加者約100人が花輪線をはじめとするローカル鉄道の魅力などに理解を深めた。
 JR花輪線沿線の関係市町村、団体で構成する花輪線利用促進協議会(会長・児玉一鹿角市長)と鹿角市産業活力課のコラボ企画。利用者数が減少傾向にある花輪線にスポットを当てて地域の魅力を再発見するとともに、地域産業への活力を探ろうと開いた。
 矢野さんは国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォト・ライター」として活躍。この日は自身3回目という花輪線で来鹿し、「女性の視点から見る鉄道の魅力」と題して講演した。
 花輪線では末広駅を取り上げ「末広がりは縁起が良いので、売り出せるのではないか」と強調。進行方向が変わる十和田南駅のスイッチバックに着目したPRのほか、「雪かき見学列車を運行するのも面白い。雪のない所に住む人は喜ぶ」と鉄道を生かしたアイデアを披露した。
 続いて「ローカル鉄道の魅力と地域産業への効果」をテーマに矢野さんと藻谷さんがトークセッション。藻谷さんは「特に外国人旅行客は鉄道が廃止された所には来にくい。自分が乗らないから鉄道はいらないというのではなく、『鉄道はあってなんぼ』ということを、乗らない人も気付いてほしい」、矢野さんは「乗る、乗らないということで(存廃の)答えは出せない存在だ」と鉄道の持つ価値や可能性を力説した。
 最後に、市産業活力塾の市民公開講座を兼ねて藻谷さんが「鹿角列車の行く先~鹿角の人口減少社会におけるメリット・デメリット~」と題して講演した。

大豆・ソバ 新たに乾燥施設を整備 JA秋田たかのす 高収量・高品質に期待

2020-02-11
新たに導入された大豆専用の乾燥機(鷹巣ライスセンター)
 JA秋田たかのす(斉藤一志組合長)は本年度、大豆とソバの乾燥調整施設を北秋田市鷹巣の鷹巣ライスセンターに整備した。市の補助金を活用し、作付面積が年々増加傾向にある大豆、ソバ専用の乾燥機計5台などを新たに導入。作業時期が重なるコメの乾燥調整と並行して適期の刈り取りや乾燥が可能となり、収量の増加や品質の向上に期待が寄せられている。
 同JAでは需要に応じたコメ生産に向けて、コメ以外の土地利用作物として大豆やソバの生産を推奨している。旧JA鷹巣町管内の生産者は従来、綴子ライスセンターの設備を大豆やソバの乾燥調整に使用。同じ設備で行うコメの乾燥調整が終了してから大豆やソバを刈り取り、乾燥作業に取りかかっていた。
 刈り取り時期の遅れは品質や収量の低下にもつながることから、生産者からJAに受け入れ体制の整備が求められていた。市が同JAから要望を受け、ソバ、大豆の乾燥調整に特化した施設を整備する新規事業を実施。大豆専用乾燥機2台、ソバ専用乾燥機3台のほか、荷受ホッパーなど関連設備を含む導入経費480万円のうち、半額の240万円を助成した。
 大豆専用機はコメやソバ、麦なども乾燥できる汎用(はんよう)型で、遠赤外線やバーナーで大豆を乾燥させる。ソバ乾燥機はバーナー式の平型。昨年7月に補助金の交付が決まり、8月に着工。9月中旬に竣工(しゅんこう)し、本年度の収穫分から使用を開始した。既存の乾燥機3台も鷹巣ライスセンターに移し、新たに導入した5台とともに使用している。
 6日に行われた北秋田市産業建設常任委員会(堀部壽委員長)では、市役所で農業振興に関する市単独事業について農林課が説明した後、新設備が導入されたセンター内を視察。委員が同JAの担当職員の説明を聞いた。
 同JA営農部米穀課の長岐英幸課長によると、同センターの乾燥機を利用している旧JA鷹巣町管内の出荷契約者は大豆が36経営体で、作付面積は326㌶(前年度比13㌶増)と増加傾向にある。ソバは2018年に生産の基盤整備が進み、53経営体の作付面積は166㌶(同71㌶増)と大幅に増えている。
 専用乾燥機の導入で前年度は10月中旬だった受け入れ開始が大豆は10日、ソバは20日ほど早まった。長岐課長は「設備の導入により適期刈り取りが行われ、品質が向上した。今後も基盤整備を進め、さらなる農家の所得向上につなげたい」と話していた。

人と春呼ぶアメの花 大館アメッコ市開幕 「風邪封じ」求めにぎわい

2020-02-09
色鮮やかな枝アメが飾られた会場。青空の下、多くの来場者でにぎわった(おおまちハチ公通り)
 伝統の小正月行事「大館アメッコ市」が8日、大館市大町のおおまちハチ公通りを主会場に開幕した。風邪封じのアメを求め、会場は多くの観光客や家族連れでにぎわったほか、午前中は天候に恵まれ、雪景色と色とりどりの枝アメが青空に映えた。9日まで。
 約430年前の1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」との言い伝えが残る。市、大館商工会議所、市観光協会でつくる実行委員会(小松彰委員長)主催。
 雪不足のため、「冬景色」が見られるか心配する声もあったが、ここ数日のまとまった雪で例年通りの景観に。気温は氷点下と冷え込んだが、午前中は青空が広がり、早い時間帯から多くの来場者でにぎわった。
 会場にはミズキにピンクや緑、黄色のアメを取り付けた「ジャンボ枝アメ」が設置され、近くを通った人たちは写真を撮るなどして風物詩の一つを楽しんだ。アメ業者をはじめ、通りには94の露店が並び、「いらっしゃいませ」「アメどうぞ」などの声が飛び交い、活気に包まれた。アメをなめながら歩く人やご当地グルメ、郷土料理を楽しむ人など、思い思いにイベントを楽しんだ。
 白ひげ大神巡行や秋田犬パレードなどの名物行事も人気。大館菓子協会の「からみアメサービス」は今年も長蛇の列ができた。ステージでは曲げわっぱ太鼓演奏、音楽ライブなどを多彩に繰り広げた。
 最終日は午前9時から午後3時30分まで。丸まげ行列などが行われる。

「将来の姿」などに提言 北秋田市タウンミーティング 市長と高校生が意見交換

2020-02-09
高校生と市長が意見を交換したタウンミーティング(北秋田市交流センター)
 北秋田市の「市長と語ろう!タウンミーティング」が8日、市交流センターで開かれた。「高校生と語る北秋田市について」と題し、市内在住の高校2年生9人と津谷永光市長が意見を交換。セールスポイントや「将来の姿」に対する提案が数多く出され、市長は「実現する方向で取り組んでいきたい」と答えた。会場には多くの市民が訪れ、発言に耳を傾けた。
 この日は▽小畑優悟さん=秋田北鷹▽金夏海さん=同▽佐々木彩佳さん=大館鳳鳴▽佐藤ゆめ実さん=秋田北鷹▽庄司志歩さん=同▽鈴木隆誠さん=能代▽津谷智子さん=大館鳳鳴▽中嶋杏莉さん=秋田北鷹▽長岐光瑠さん=能代―が参加。コーディネーターは若手農家グループ「トラ男」のプロデューサー、武田昌大さんが務めた。
 「セールスポイントと売り込む方法は」とのテーマに生徒たちは、「空き家を移住者を呼び込むために活用しては。教育環境や自然環境の良さを売り込んでいく」や、「食や農産物に魅力がある。食の良さは、移住定住や観光の面でもアピールポイントになる」との意見を述べた。教育環境の良さに関連して「教育実習生を呼び込んではどうか」との提案も出された。
 また「1億円を自由に使えるとしたら」のテーマでは、「美術館をつくる」「下水道を整備する」「内陸線活性化のため、快適に利用できる環境整備に使う」といった活用法を提言。「未来はどうなればいいと思うか」との質問には「文化や特色を引き継ぎながら、地域の良さが失われることなく続いてほしい」「市民が市の良さを挙げられるようなまちに」「雇用が増え、市内でより多くの選択肢を持てるようになれば」などの思いを訴えた。
 津谷市長は「皆さんが北秋田市を愛し、常に問題意識を持って暮らしていることがよく分かった。魅力がある反面、手をかけなければならない部分も多い」などと感想。「市を未来につないでいくことも行政の大きな仕事の一つ。きょうの意見、提言を実現する方向で取り組みたい」と述べた。
 16日午後1時からは、「若手起業者と語る北秋田市について」をテーマに2回目を開催する。

大福、ゴマ餅、バター餅… 地域の味求めにぎわう 北秋田市でもちっこ市きょうまで

2020-02-09
餅などを買い求める人でにぎわったもちっこ市(道の駅たかのす駐車場)
 北秋田市の第26回もちっこ市が8、9日の両日、道の駅たかのす駐車場で開かれている。全国的に有名な市特産品のバター餅をはじめ、手作りの大福やゴマ餅などさまざまな地域の味が並び、大勢の人でにぎわっている。
 市観光物産協会(檜森正太会長)が主催し、市や市商工会、JA秋田たかのすなどが共催。観光客が少ない冬期間の誘客と特産品のPRを目的に開催し、地域の冬の行事として定着している。
 セレモニーでは神事を行い、同協会物産部会の虻川敬部会長が開会を宣言。来賓あいさつで津谷永光市長は「餅で有名な北秋田市の特産品や農産物を、多くの人に味わってもらいたい」と呼び掛けた。
 会場には開会する午前9時ごろから地域住民ら約100人が訪れ、関係者による紅白の餅まきを楽しんだ。会場に設営されたテント内には地元菓子店や産直センターなどが出店する20ブースが並び、来場者は縁起物の枝餅やバター餅、工夫を凝らした手作りの餅などを買い求めていた。
 餅のほか、野菜や漬物の販売や、温かい馬肉うどんなどを味わうことができるブースも。毎年人気のおしるこの振る舞いや餅つき大会も行われ、イベントを盛り上げていた。
 9日は午前9時から午後3時まで。餅つき大会は午前9時45分から。おしるこの振る舞いは午前10時と正午の2回で、30分前に整理券を配布する。会場の駐車場は混み合うため、コムコム、鷹巣駅、大太鼓の館で停車する無料シャトルバスを運行している。

1月のニュース

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北秋田 商売繁盛と地域発展を 商工会女性部 新春交流会に370人

2020-01-10
370人が出席した新春交流会(北秋田市のコムコム)
 北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)の第43回新春交流会が9日、市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。市内の商工業界などから370人が出席。商売繁盛と地域発展を誓い合いながら、それぞれの交流を深めていた。
 地域の商工業をはじめ各種業界の代表者らが集う恒例の催し。積極的に交流を図る場にしようと「立食パーティー」として開催している。
 市民憲章の朗読などに続き和田部長は、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に推薦されることが決まったことや、建設が進む日本海沿岸東北自動車道などに触れながら「女性部は青年部とともに、行政との連携を密にしながら、活力ある地域づくりに積極的に参画していく」とあいさつ。
 津谷永光市長は「伸びる要素はある。ここに集まった皆さんは、商工業で頑張っている人たち。力を合わせていけば、北秋田市は明るい未来が開ける。行政もしっかりと支えていく。心を一つにワンチームで進んでいこう」と呼び掛け。市商工会の藤本忠会長は「地域に根差した唯一の経済団体。企業と地域の発展のため、まい進していく」と述べた。
 このあと、来賓らが鏡開きを行い、新年のスタートを祝った。

大館商工会議所 ふるさと大館のために 明るい年へスタート切る 新年祝賀会に520人

2020-01-09
企業の代表者ら約520人が参加した新年祝賀会(ホテルクラウンパレス秋北)
 大館商工会議所(佐藤義晃会頭)の商工業界新年祝賀会は8日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。会員企業や行政、各種団体の代表ら約520人が出席。さまざまな経済の変化に対応すべく、「ふるさと大館」のために団結することを確認。新年が明るい年となるよう願いを込め、令和の新たなスタートを切った。
 佐藤会頭は、昨年オープンした市観光交流施設・秋田犬の里について「表玄関である大館駅前の再開発にも直結し、市民待望の新たなシンボルの誕生となった」と振り返り、「秋田犬の里を核として、もっともっと人の集う、市民に愛される施設に育て上げていただき、大館商工会議所も微力ながら協力したいと考えている」とさらなる発展を願った。
 日本海沿岸東北自動車道の話題では「全線開通があと一歩と目の前に迫ってきた。令和2年度中には、空港ICから今泉ICまで開通するという明るい話も聞こえてくる。しかしながら高速道路が開通すると、ストロー効果で購買力が他の地域に奪われるというマイナス効果も指摘される。この地域の悲願であった高速道路の到来を追い風として『忠犬ハチ公のふる里』我が大館に元気なにぎわい、交流人口の増加をつくり出したい」と期待した。 
 大館の将来については「若い人たちが子育てを楽しむ街、夢と希望を育む街、また高齢者の皆さんがゆっくり、のんびりできる、ふるさと大館とするため、大館商工会議所が一丸となって汗を流さねばと心新たにしている」と決意を語った。
 来賓の川原誠副知事は「本年は新たな通信サービスやAIなどが生活やビジネスに入り込んでくる。不確実ではあるが、チャンスとなる一年。大きなことでも小さなことでもチャレンジしてほしい」、福原淳嗣市長は「令和の時代のまちづくりはつくるだけではなく、つくったものを資産として管理するノウハウが必要で、官民の連携が求められる。県内でもモデルとなるまちづくりを皆さんと共につくり上げていきたい」などと述べた。
 祝い酒だるの鏡開きに続き、小畑淳市議会議長の音頭で乾杯。出席者は元気のある大館、商売繁盛への願いを込めた。

自動運転サービス 12月は186人利用 上小阿仁村 天候の影響大きく

2020-01-09
上小阿仁村で行われている自動運転サービス
 上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点とした自動運転サービスについて、国土交通省東北地方整備局は12月1日から26日までの利用状況をまとめた。この間の利用者の累計は延べ186人。1日平均は7・2人となった。同整備局は「天候による影響が大きく、好天の日は1日平均10人の利用があった」などと説明。「道の駅との連携等も進めたい」としている。
 高齢化が進行する中山間地域での生活の足を確保するため、全国で初めて本格導入した事業。11月30日に運用を開始したが初日は試乗会が行われたため、通常運行は12月1日から行ってきた。
 ルートは▽小沢田・堂川(往復5㌔)▽小沢田・福舘(同4㌔)▽小沢田周回(同1・9㌔)。午前、午後各1便の定期便のほか、事前予約によるデマンド便を運行している。運賃は1回200円。
 まとめによると、各週の利用者数は▽1週目(1~7日)=28人(1日平均4・0人)▽2週目(8~14日)=49人(同7・0人)▽3週目=(15~21日)=62人(同8・9人)▽4週目(22~26日)=47人(同9・4人)。1週目は大雪の影響などで運休したこともあり、利用者数は伸びなかったという。2週目以降は、天候が回復したことでほぼ、倍増となった
 また、利用状況を当日の天候と照らし合わせてみると、好天だった日は1日平均10人の利用があった一方、雪など悪天候だった日は1日平均4人まで落ち込んだ。集落別の利用者数は「堂川」が71人と最も多く、小沢田は20人、福舘は17人など。道の駅や役場から最も遠い集落の利用が多かった。
 利用日別では、平日が1日平均6人であるのに対し、休日は同10人。全体の利用者のうち43%は定期便を利用していたが、半数を超える57%はデマンド便を選んでいた。21日から26日までは、全便をデマンド便として運行した。
 同整備局は「サービス開始当初は悪天候の影響もあったが、徐々に増加傾向にある」などと分析。寒さ対策としてヒーターや電気毛布を設置したこと、道の駅・コンビニ等とのタイアップイベントを行ったことも説明しながら「村や運行主体の上小阿仁移送サービス協会と協力しながら、より良いサービスを目指す」としている。

いじめ防止 「議会」で取り組み発表 鹿角市の小中学校 3項目の提言まとめる

2020-01-09
3校の代表が自校の取り組みを報告したいじめ防止子ども議会(議場)
 鹿角市いじめ防止子ども議会が8日、市役所の議会本会議場で開かれた。市内全小中14校の代表24人が出席。自校の取り組みを発表し、意見を交換した。協議を踏まえ、居心地のよい学校へ向けた3項目の提言書をまとめ、畠山義孝教育長に提出した。
 2015年1月から始まり、17年からは本会議場を会場に開いている。市議会の本会議さながらに進められた。発表する3校の児童生徒は〝当局側〟の席に、残りの子どもは議員席に。花輪一中の吉田洋士さんと兎澤慶伍さんの2人が議長を務めた。
 発表したのは平元小、大湯小、花輪二中の代表。平元小はなかよし集会を年2回開き、意識高揚と交流を図っている。いじめ防止の標語を募集し、優秀作品は集会で表彰した。大湯小は新しい企画として、ふれあい集会、思いやりポスト、縦割り班のなかよし遊びを行った。思いやりポストは、友達の親切な行動や思いやりある行動を手紙に書いて、ポストに入れる。手紙は昼の放送で紹介している。
 花輪二中は、居心地のよい学級・学校に向けた取り組みを紹介。全員に対するアンケートの結果、感謝の気持ちを紙に書く「ありがとうの木」と反応強調週間を行った。反応強調は相手の話を傾聴し、「話を聞いている」ことを態度で示す取り組み。友達の発言にしっかりと耳を傾ける生徒が増えた。
 休憩後にグループ協議を行い、いじめ防止のための提言書をまとめた。居心地のよい学校をつくればいじめがなくなるのではないか、と指摘し、▽明るいあいさつが飛び交い、授業では間違いを恐れずに発表する▽勇気と自信があふれる体験の場を、もっと増やす▽一人一人が平等な立場で関わりあえるように、お互いを認め合う心を持つ―の3項目が盛り込まれた。

伐採・造林一貫作業システム 大館市が市有林に導入 省力、低コスト化目指す

2020-01-08
大館市が初めて導入した一貫作業システム。伐採しながら、枝を片付ける作業が進められている(昨年10月、市農林課がドローンで撮影)
 大館市はスギの再造林の省力化や低コスト化を図ろうと、「伐採と造林の一貫作業システム」を市有林に導入した。これまでは伐採と造林を別の事業として異なる時期に行っていたが、同じ業者に一括発注することで、木を切り、搬出後、同じ重機を使って枝の片付けや植栽を行い、効率的に作業を進めることができる。県内では横手市に続く取り組みで、10~12月に岩瀬の約11㌶で初めて実施した。農林課は「市有林でモデル的に取り組み、私有林にも広げていきたい」と話す。
 大館市、北秋田市、上小阿仁村をエリアとする「大館北秋田地域」は2017年4月に林野庁の林業成長産業化地域創出モデル事業に選ばれた。交付金を活用し、21年度までの5年間で、伐採と造林の一貫作業システム推進や、林業従事者雇用創出、木質バイオマス利用促進など11の重点プロジェクトを展開する。
 農林課によると、これまで市有林では、立木を木材にするために収穫する「主伐」を行う際、伐採とその後の造林は別々に発注し、年度をまたぐケースがほとんどだった。一貫作業システムでは、市が伐採、造林を林業者に一括発注する。樹齢約60年の岩瀬字繋沢の市有林約11㌶で初めて取り組んだ。
 10月から業者が作業を開始。重機5台を現場に運び、伐採して搬出する作業と平行しながら、切り落とした枝を片付け、1㌶当たり2300本の苗木を植えた。これまでは、伐採と造林作業のためにそれぞれ重機を運搬しなければならなかったが、連続して使用でき、苗木を植えるスペースを確保しながら切った枝を片付けるなど、次の作業を見据えて効率的に進んだ。植栽は12月上旬で終了した。
 農林課は「一貫作業システムの導入は国有林では進んでいるが、県内の市町村では横手市のみ」と話す。戦後に植栽した人工林が50~60年を経過して伐期を迎える中、限られた林業者で再造林を進めていくために有効なシステムになると期待している。伐採後、すぐに造林することで山の保水能力を維持し、防災面にもつなげていく考え。「今後も伐期を迎えた市有林に一貫システムを導入し、林業者に普及させたい」としている。
 大館市の総面積の79%に当たる7万2222㌶が森林で、このうち市有林でスギの人工林は約1300㌶となっている。
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