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コロナワクチン集団接種 総合病院で模擬訓練 大館市 まず90歳以上、24・25日

2021-04-11
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 大館市は10日、市立総合病院で90歳以上の市民に先行して行う新型コロナウイルスワクチン集団接種のシミュレーションを実施した。1回目の接種は今月24、25日、同病院正面玄関ホールで行う。1日約500人の接種を想定し、3カ所の接種ブースを設けるなど市職員が会場を設営し、課題を確認した。12日に対象となる市民約3000人に接種券を発送し、電話での予約受け付けを開始する。
 ワクチンの入荷が限定的で、市では高齢者の優先接種のうち、重症化のリスクが高い90歳以上から先行して行う。対象は1932年4月1日以前に生まれた市民。接種日は土、日曜に設定し、1回目が4月24日、25日、2回目が5月15日、16日。接種は無料。
 接種者は正面玄関から入り、発券機で整理番号を受け取り、ロビーに並べたいすで番号を呼ばれるのを待つ。受け付けで予診票や本人確認などを行った後、接種ブースへ進む。
 接種ブースは5㍍×5㍍の広さで、3カ所設置。各ブースに予診医と接種医の医師2人、看護師1~2人、事務職員2人を配置する。接種後、外来の待合室で経過を観察する。病院にはワクチンを保管する超低温冷凍庫が設置されており、希釈したものを各ブースへ運ぶ。
 市新型コロナワクチン接種対策室によると、両日とも午前200人、午後300人への接種を想定。医療従事者や市職員計80人体制で対応する。
 シミュレーションには職員20人以上が参加し、間仕切りを並べて接種ブースを設営し、動線などを確認した。安保透室長は「ワンフロアの会場で接種者の負担が減り、職員は全体が見通せる。30分で約50人の接種を進める計画で、職員を多めに配置して安全安心に行いたい」と話した。
 対象者に12日、接種券や予診票を同封した「予防接種のお知らせ」を郵送する。コールセンター業務は委託し、12日以降予約を受け付ける。市に到着する第1弾のワクチンは975回分で、先着順で締め切る。
 65歳以上の市民の接種はニプロハチ公ドームで実施する。ワクチンの入荷状況により、今後実施日などを決める。

予診を終えた後、移動して接種をするシミュレーション(大館市立総合病院)
12日に対象者に発送する封筒や接種券の見本

和の風情でイベント 大館の桜櫓館 きょうまで手作り市 耐震改修後初の貸館

2021-04-11
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大広間で開かれた手作り市(桜櫓館)
 大館市字中城の国登録有形文化財・桜櫓館で10日、耐震改修後、初の貸し館イベントとなる「花咲く頃の手作り市」が始まった。昭和初期の本格木造建築の風情あふれる空間に、同市と能代市の9人が布作品や陶器などを展示。来場者は作品を手に取ったり、館内を見学したりしながら楽しんだ。11日まで。
 大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅。ケヤキの大梁(はり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。99年7月に登録文化財となった。
 2019年度の耐震診断で耐力壁の不足が判明し、市が昨年5月から改修工事を実施。文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、建設当時の材料も可能な限り使用。今月1日に開館した。
 手作り市は布作品を制作する能代市の渡辺みや子さん(71)が知人に呼び掛けて開催。32・5畳の大広間にバッグや衣類、ステンドグラス作品、陶器などを並べ、販売した。渡辺さんは「以前もここで作品展を開いたことがあり、リニューアルを知って利用しようと思った。雰囲気のある建物で、庭もすばらしい。コロナ禍でイベント自粛が続いていたので、出展者も来場者も喜んでいる」と話した。最終日は午前10時30分から午後4時まで。
 桜櫓館の見学は無料。月曜休館(祝休日の場合は翌日)。大広間の使用料は1時間220円。

高校野球 春季リーグが開幕 18日まで3日間 大館、鹿角5校が対戦

2021-04-11
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鳳鳴―十和田、6回1死一、二塁で本塁打を放つ鳳鳴の中田(達子森球場)
 春季鹿角・大館地区高校野球リーグ戦は10日、大館市田代、達子森の両球場で開幕した。初日は大館鳳鳴、国際情報、十和田、花輪の4校で3試合を行い鳳鳴が2勝、国際が1勝を挙げた。5校が出場し、日程は18日まで3日間。第2日の17日は田代で午前10時から大館桂桜―花輪、午後0時30分から桂桜―十和田、国際高グラウンドで午前10時から国際―鳳鳴の3試合を実施する。
 このうち鳳鳴―十和田は、好機で集中打を浴びせた鳳鳴が13―0の快勝を収めた。
 鳳鳴は6回1死一、二塁で中田裕生(3年)が本塁打を放ち3点を先制し、四球と2安打でさらに2点を奪った。8回には1死一、二塁から適時二塁打、スクイズで3得点すると、3四死球の押し出しで1点を追加し、2死満塁と好機を継続。なおも連続二塁打でダメ押しの4点を挙げ、コールドで勝利した。
 一方、十和田は3回に2安打で2死一、三塁、5回に四球と2安打で2死満塁にするなど先制機をつくったが、あと一本が出ず、優位に立つことができなかった。後のない8回は2四死球で得点圏まで走者を送ったものの、得点につなげられなかった。
 結果は次の通り。
花 輪000000   0
国 際071002× 10

     (6回コールド)
 (花)石川聖、池田―黒澤(国)渡部―田村▽二塁打=初沢、石川暖(花)
鳳 鳴00000508 13
十和田00000000  0

     (8回コールド)
 (鳳)奥村、佐々木―川又(十)菩提野、宮沢―藤田▽本塁打=中田(鳳)▽二塁打=堀内、川又、杉原、中嶋(鳳)
花 輪0000001 1
鳳 鳴013400× 8

     (7回コールド)
 (花)豊田、関―黒澤(鳳)木村、瀬川、佐々木―川又、根本、片岡▽二塁打=中田(鳳)

追加経済対策 独自に商品券や観光券 新型コロナ 鹿角市、小坂町が公表 鹿角地域対策会議

2021-04-10
新型コロナに伴う追加経済対策が説明された会議(市役所)
 鹿角市と小坂町は、9日に開いた鹿角地域新型コロナウイルス感染症にかかる経済・雇用対策会議で、2021年度の追加経済対策を公表した。鹿角市は4000円で1万円分の観光券を購入できるプレミアム観光券や、プレミアム付き商品券の発行を予定している。小坂町は、前回好評だった全町民を対象にした商品券を配布する予定。
 会議は鹿角市役所で開かれ、県、市町、ハローワーク、商工会、JA、飲食店、建設業など関係団体の代表が出席。新型コロナに伴う経済対策について、市、町、県が20年度実績と21年度の追加対策を説明、意見を交換した。
 鹿角市は、大型店を含む全ての加盟店で使用できるプレミアム率20%の「つかエール券」、大型店以外の加盟店で使えるプレミアム率30%の「超つかエール券」を予定。1セットが1万円(つかエール券24枚、超つかエール券26枚)で、発行総額は6億100万円。昨年は1枚が1000円分だったが、使い勝手をよくするため、1枚500円にする。販売・使用期間は6月1日から来年1月31日の予定。購入申し込みの受け付けは5月6日から同14日まで。事業費として1億3992万円を見込んでいる。
 プレミアム観光券は、宿泊券(8000円分)と入館料やお土産購入などに使える観光券(2000円分)を、4000円で販売する。北東北3県の在住者を対象に、1万枚の発行を予定。有効期間は6月から9月30日まで。このほか、観光スタンプラリーを実施する。市内の観光施設を巡るもので、毎月総額約100万円相当の市内産品をプレゼントする。6月から10月まで。事業費として9040万円を見込んでいる。
 雇用維持を図るため、国の雇用調整助成金の上乗せ助成や事業主に対する助成などを予定。関連予算は、13日の臨時市議会に提案する。
 小坂町は、昨年行って好評だった、全町民を対象にした商品券を本年度も予定している。落ち込んでいる飲食店を救済するため、商品券の一部は、使用を飲食店に限定することも検討している。十和田湖畔や市街地の宿泊施設を支援するため、宿泊助成券の発行も予定。昨年は東北3県を対象にしたが、本年度は県内に限定することを検討している。

首都圏8社「関心あり」 大館の出先拠点 市が可能性を調査

2021-04-10
 サテライトオフィス(出先拠点)誘致に取り組む大館市が、首都圏の企業を対象に設置可能性を調査したところ、8社が「関心あり」と回答した。市内視察を希望する会社もあり、市は「関係性を深めて誘致につなげたい」としている。
 新型コロナウイルス収束後を見据え、東京・神奈川・埼玉・千葉4都県の情報通信やソフトウエア、マスコミ、経営コンサルティングなど950社にサテライトオフィスに関するアンケートを送付。13社が回答し、このうち東京5社、神奈川2社、千葉1社の計8社が「大館市への設置に関心あり」、関心なし5社のうち4社は「設置を検討中」とした。
 設置検討の理由(複数回答)は「事業拡大、新規ビジネス・新規顧客獲得」が8社、「地方進出によるコストカット」「従業員の福利厚生」各6社など。重視するポイントは「地価・賃料」「高速通信網の整備状況」が各7社で最多だった。
 大館市との関係は「ない」が12社で、メール案内を希望したのは6社、資料送付やオンライン説明会は各2社、視察は1社。これを受け市商工課は「積極的に関係性を深めていきたい。視察の受け入れに向けて調整しており、サテライトオフィス誘致につなげたい」としている。
 市内への新たな事業所設置を支援する「情報サービス産業支援事業費補助金」は本年度、3年間の上限100万円から360万円に拡充。サテライトオフィス体験施設のベニヤマ自然パーク(比内町大葛)には無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を常設した。

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大館市 来年度からAI相談導入 5年間の移住者119人 本年度はコロナ禍で減少 

2021-03-20
「はちくん」が質問に自動で回答するAIチャットボットの相談画面
 大館市への移住者数は2016年度に移住交流課が発足してから約5年間で119人に上ることが、市のまとめで分かった。専門部署を配置して相談体制を充実させたことが増加につながった。一方、本年度は新型コロナウイルスの影響で移動が制限されたため、2月末現在で8人にとどまる。来年度からはAIチャットボット(自動会話プログラム)での相談受け付けも本格的に開始する予定で、支援・情報発信業務をさらに強化していく。
 同市への移住者数は▽2013年度=4人▽14年度=5人▽15年度=7人―。移住交流課が設置されてからは▽16年度=19人▽17年度=22人▽18年度=20人▽19年度=50人―。首都圏での移住フェア、イベントに参加し、PRしてきたことが増加につながっている。小松工課長は「移住に興味のある人から複数回にわたって相談を受けて関係性を築き、大館の情報を細かく伝えてこられた」とみている。
 登録した空き家物件を紹介する「空き家バンク制度」も好評で、19年度は移住者50人のうち25人が活用。物件を取得して移住した市外の人に交付する定住奨励金もあり、「首都圏以外からの利用も多い。毎年40~50件の新規登録があり、このうち(市内在住者も含めて)30件前後が成約に結びついている」とする。
 一方、本年度はコロナ禍で移動やイベントが制限されたため、首都圏で直接PRがする機会がなくなり、移住者数は2月末現在で8人にとどまった。移住相談も19年度の153件から、39件まで大きく減少。オンラインでの移住フェア等に参加してきたものの、「コロナの影響で伸び悩んだ。情報交換をする場を持てなかった」と振り返る。
 このためコロナ禍を踏まえて、21年度からは移住相談体制の拡充として、AIチャットボットを活用した相談受け付けを本格的に導入。市移住・交流特設サイト「おおだて暮らし」ページ内の「はちくん」をクリックすると、チャット画面に移り、「はちくん」が質問に対して自動で回答をするもの。24時間受け付けており、「スマホやパソコンで好きな時間に気軽に聞きたいことを聞ける」として利用を促す。
 このほか、「お試し移住体験」で大館を訪れる人向けに、宿泊費用を補助する取り組みも行う。コロナの収束状況等を見ながら対面での相談会も再開したい考えで、「直接やり取りをするのが一番効果的。関係性を築きながら大館の魅力をPRしてファンを増やし、移住を考えてもらえるようになれば」としている。



大館で合同入社式 23社から39人参加 企業、地元発展の力に

2021-03-20
新入社員39人が出席した合同入社式(プラザ杉の子)
 大館市の企業などに採用された新入社員の合同入社式が19日、同市のプラザ杉の子で行われ、23事業所39人が地域の発展に尽力することを誓った。
 大館商工会議所、大館北秋雇用開発協会主催。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止したため、2年ぶりの開催となった。出席者は真新しいスーツに身を包み、緊張の面持ちで式に臨んだ。
 大館商議所の佐藤義晃会頭は「これからの長い人生には雨の日や風の日、吹雪で目標を見失う日もあると思うが、一歩一歩着実な歩みを進めてほしい。失敗を恐れず果敢にチャレンジしてほしい」などとあいさつ。
 来賓の激励の言葉に続いて、新入社員代表の石垣咲和さん(石垣鐵工)に記念品を贈呈。続いて日景海都さん(エヌピーエス)が「私たちの仕事が会社の発展と、生まれ育った地元への恩返しにつながるよう精いっぱい頑張りたい。迷惑を掛けることもあると思うが、一日も早く会社に必要とされる社員になるため、日々精進する」と力強く決意を述べた。
 式後はフリーアナウンサーの綿引かおるさんを講師に招いた研修会も開かれ、社会人としての心構えなどを学んだ。

県知事選 期日前投票始まる 投票所、感染対策徹底

2021-03-20
受付で間隔を空けて並ぶ市民(いとく大館ショッピングセンター)
 知事選(4月4日投開票)の期日前投票が19日、県内で始まった。北鹿地方の各投票所ではマスク着用や手指消毒の呼び掛け、密を避けるなど新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、有権者が意中の候補に一票を投じている。4月3日まで。
 立候補しているのは、新人で県美容生活衛生同業組合前理事長の山本久博候補(69)、新人で元衆院議員の村岡敏英候補(60)、現職で4選を目指す佐竹敬久候補(73)、新人で新日本婦人の会県本部前事務局長の相場未来子候補(50)=いずれも無所属、届け出順。
 大館市の期日前投票所は市役所本庁と比内、田代総合支所、いとく大館ショッピングセンターに開設。このうち、いとくでは3階文化催事場に投票所が設けられた。午前10時の受け付け開始から市民が次々と訪れ、開始15分で20人ほどが投票を済ませた。
 市選管は感染防止対策として、投票者にマスク着用のほか、入り口での手指消毒を呼び掛ける。密を避けるため、受付のスペースを広く確保して来場者は1㍍間隔で並ぶほか、3人用の記載台は中央を使わない。鉛筆は持参するか、使い捨てのものを利用してもらう。
 担当者は「投票する際は必ずマスク着用をお願いしたい。期日前投票は午前中や、投開票日が近づくにつれて混み合う傾向にあり、できるだけ混雑を避けて投票に来てほしい」と呼び掛けた。
 県内では前回2017年の知事選で、投票総数の46%に当たる23万2671人が期日前投票を行っている。




現・新4氏の争い 県政、刷新か継続か 県知事選 17日間の舌戦に突入

2021-03-19
 任期満了に伴う知事選が18日、告示された。立候補したのは新人で県美容生活衛生同業組合前理事長の山本久博候補(69)、新人で元衆院議員の村岡敏英候補(60)、現職で4選を目指す佐竹敬久候補(73)、新人で新日本婦人の会県本部前事務局長の相場未来子候補(50)=いずれも無所属、届け出順。4人は秋田市で第一声を上げ、4月4日の投開票に向け17日間の選挙戦に突入した。
 佐竹県政3期12年に対する評価や新型コロナウイルスへの対応、人口減少対策などを争点に論戦が交わされる見通し。女性の立候補は初めて。
 山本候補は、秋田市中通のエリアなかいちにぎわい広場でマイクを握り、支持者約30人を前に「まだ選挙権のない子どもたちの未来のため、ワクワクする秋田をつくるための大事な戦い。洋上風力発電で経済を回し、県民の生活を豊かにしなければならない」と訴えた。
 村岡候補は秋田市卸町の秋田まるごと市場で出陣式に臨んだ。支持者約400人が参集。鈴木洋一選対本部長(大館市選出県議)らのあいさつに続き、「秋田を変えて新たな歩みを始めなければならない。企業の競争力や賃金アップ、人口減対策をしっかりと進める」と力を込めた。
 佐竹候補は秋田市川尻町の事務所前で第一声を上げた。金田勝年衆院議員(秋田2区)らの激励に続き、200人を超す支持者を前に「社会の中で弱い立場の人たちの声を県政に生かしたい。県民の声なき声をしっかりと受け止め、誰一人取り残さない県政を目指す」と訴えた。
 相場候補は、秋田市中通の秋田駅前で出陣式に臨んだ。支持者約80人を前に「県民の命と暮らしを守る県政をつくる」と決意を述べ、男女問わず生きづらさを抱える人や、コロナの影響で生活に苦しむ人の支援を強調した。共産党の加賀屋千鶴子県議(秋田市)らが激励した。

ミニシアター元気に 大館 オナリ座で映画撮影 市民エキストラも参加 来年春に公開予定

2021-03-19
市民エキストラ約60人が参加したシアターホールでの場面(オナリ座)
 大館市の映画館・オナリ座で17日、オムニバス映画「THEATERS」の撮影が行われた。構成する短編4作品のうち1作品が同館を舞台としており、緊張感のある雰囲気の中、メインの場面をカメラに収めた。一般市民約60人もエキストラで参加し、協力して映画の世界観を作り上げた。
 「THEATERS」は短編4作品で構成するオムニバス映画。「バーボン・トーク」「お口の濃い人」などで知られる沖正人監督が、新型コロナウイルス感染拡大で苦戦を強いられているミニシアターを応援しようと発案し、賛同した3人の監督とそれぞれ1作品ずつを手掛ける。各作品の舞台は大館市のほか、広島、埼玉、神奈川で、各地のミニシアターを中心に今月撮影が行われている。
 オナリ座が舞台となるのは、沖監督の「colorful」。色を識別できない1人の少年が家庭の事情で大館を訪れ、映画館の前を通り掛かると、閉館しているはずの建物から支配人が姿を見せ、館内にはあふれんばかりの人がいた。この不思議な経験を経て、少年に見える世界は色を取り戻していく―というあらすじ。
 15~17日の3日間、大館市内で撮影が行われた。最終日の17日はメインとなる映画館の場面をオナリ座で撮影し、支配人役の俳優・渡辺哲さん、主人公の少年役の子役・草野崇徳さんらが参加した。
 映画館の観客役のエキストラも募り、市内外から映画ファンや常連客ら約60人が参集。出演者と共にシアターホールでの撮影に臨み、にぎわう映画館の雰囲気を再現した。オナリ座の常連客でもある北秋田市鷹巣の50歳代女性は、「映画に参加するのは初めての経験で、実際に撮影する現場に立ち会えてうれしい。公開が楽しみ」と話した。
 沖監督はオナリ座との縁がきっかけで今回の舞台を選んだ。「インディーズ作品の監督をしている頃から特集を組んでもらい、絵看板も作ってもらった。恩返しの気持ちで企画した。映画館から足が遠のく中、映画館のにぎわい、この地域の盛り上がりにつながってほしい」と期待した。
 オナリ座の切替桂さん(51)は「オナリ座を愛してくれていると感じるし、ありがたい。作品の中でどのように描かれるか楽しみ。市民が出演することで地元住民も関心を持ってくれると思う」と語った。
 映画は来年3月ごろ、全国各地のミニシアターなどで公開される予定。

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