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新議長に小畑淳氏 副議長は小棚木氏選出 大館市議会 正副委員長も令和会独占

2019-05-21
正副議長選が行われた臨時議会(大館市役所)
 4月の改選後初となる大館市の臨時議会が20日開かれ、新たな議長に小畑淳氏(66)=5期目、副議長に小棚木政之氏(51)=4期目=を選出した。ともに最大会派「令和会」の所属で、4常任委員会と議会運営委員会の正副委員長ポストも令和会が占めた。議員選出の監査委員は斉藤則幸氏(64)=5期目=の選任に同意した。
 正副議長は議員26人全員による選挙で決めた。単記無記名投票の結果、議長選は小畑氏が第2会派「市民の風」以外の支持を固めて18票、菅大輔氏(市民の風)が8票。副議長選は小棚木氏が17票、吉原正氏(市民の風)9票だった。市民の風は各派代表者会議で副議長ポストを譲るよう申し出たが、令和会は意見を聞くだけにとどめた。
 小畑氏は「中立公正を目標とし、多様化する市民ニーズに応えられるよう当局と一体となって職責を全うする」、小棚木氏は「市民福祉の向上を図り市政発展にまい進する」とそれぞれ抱負を述べた。
 総務財政、厚生、教育産業、建設水道の各常任委と議会運営委は本会議を休憩して開き、正副委員長を互選。いずれも令和会が半数以上を占めることから各ポストを獲得した。
 当局は、事故に関する和解と損害賠償の専決処分2件を報告したほか、市税条例と国民健康保険税条例の一部改正に関する専決処分2件を提案。いずれも原案通り承認した。
 県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙は、有効24票のうち小畑淳氏が17票、笹島愛子氏(共産党)が7票。小畑氏を選出して閉会した。

あんとらあ 大規模改修着工へ 鹿角市議会産建委 施設配置を大幅見直し

2019-05-21
あんとらあ大規模改修工事の完成イメージ図
 鹿角市議会の常任委員会が20日、市役所で開かれた。産業建設委員会(栗山尚記委員長)は、当局が鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」大規模改修工事の概要を説明、月内に入札を行い着工、2021年3月の完成を予定している。トイレ・休憩室棟を新築するなど施設の配置を大幅に見直し、回遊しやすい道の駅を目指す。
 あんとらあは1988年に建設され、祭り展示館、イベントホール、手作り体験館、観光物産プラザ・産地直売所、レストランなどで構成される。築後30年が経過し、施設の老朽化が進んでいる。大規模改修を行い、市が目指す「稼げる観光」の中核施設としての機能向上を図る。
 計画によると、鉄筋コンリート2階建て、北側の祭り展示館以外は施設の配置を全面的に見直し、個人客の増加など大きく変化している観光客のニーズに対応する。
 具体的には、▽手作り体験館の場所に団体食堂▽事務室・会議室・添乗員室にレストラン▽トイレ・倉庫の場所にきりたんぽ体験、軽食コーナーを▽団体食堂とレストランの位置に事務室(2階)とマルシェ(1階)―をそれぞれ配置。トイレ・休憩室・情報コーナー棟を新たに建築する。回遊性の向上を図る。
 工事の入札は今月中に行い、工事請負契約締結の議案は6月定例会に提案する予定。議決を経て工事に着手し、21年3月の完成を目指す。
 5月7日の降ひょうによる農作物への影響について、当局は「直接的な影響は軽微」と報告した。委員から、「リンゴなど被害を受けている可能性があるのではないか」との指摘があり、当局は「楽観視しているわけではない。今後の作業の具合など推移を見ていきたい」と答えた。

日本遺産 「阿仁マタギ」また見送り 北秋田市 引き続き認定目指す

2019-05-21
 文化庁は20日、日本遺産として新たに16件を認定すると発表した。北秋田市が申請した「阿仁マタギ―山の恵みは山神様からの授かりもの―」は、前年度に続き認定が見送られた。同市の関係者は「非常に残念」と肩を落としながらも、「引き続き、認定を目指していく」としている。
 地域に根付き、世代を超えて受け継がれている風習や伝承などを「ストーリー」として文化庁が認定するもの。訪日外国人客の誘致などを狙いとしている。
 北秋田市は18年度に「阿仁マタギ~山に生かされる共生の暮らし」での認定を目指して申請したが、見送られた。この際、19年度の再申請を目指す方針を示すとともに、今年1月には日本遺産事業推進協議会(会長・津谷永光市長)を設立。同月下旬に、県を通して国へ申請した。最初の申請で認定に至らなかったことから、地元の関係者との協議を経て手続きを進めた。
 今回も登録が見送られたことに、市教委の佐藤昭洋教育長は「残念という一点に尽きる。マタギの精神文化を、後世に引き継いでいく必要がある。資料等を精査し、引き続き努力していく」と述べた。
 県文化財保護協会阿仁支部長で、市の事業推進協の委員も務める戸嶋喬さんは「マタギ文化が世界から注目を集める中、非常に残念。現役のマタギや、マタギを目指して来る人もいる。文化を継承する活動を続けながら、再びチャレンジしたい」と話した。
 津谷市長は「大変残念。阿仁マタギは貴重な文化であり、重要な観光資源であることから引き続き、認定を目指す。地域にも日本遺産事業を理解してもらい、協力を得られるよう取り組んでいく」などとコメントした。
 日本遺産は今回、北海道赤平市など12市町の「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命『炭鉄港』」、宮城県涌谷町、岩手県平泉町など5市町の「みちのくGOLD浪漫―黄金の国ジパング、産金のはじまりの地をたどる―」など16件を認定した。申請は72件だった。

薄紫や白、咲き始め 大館市の十ノ瀬藤の郷 「地域おこしの一助に」

2019-05-20
咲き始めのフジを楽しむ来場者たち(大館市山田)
 昨年推計1万人以上が来場した大館市山田の「十ノ瀬 藤の郷」で、フジの花が咲き始めた。今年は新たに誘導看板やのぼり旗を設置したほか、関連商品の販売も展開。管理人の津島嘉弘さん(56)は「多くの人に足を運んでもらい、地域おこしの一助になれば」と期待する。満開は25日ごろを見込む。
 元ホップ畑を活用した「一本仕立て」が特徴で、約20㌃に84本が並ぶ。津島さんが一昨年に他界した父・弘さんから管理を引き継いだ。昨年から同市のいしころ合同会社(石山拓真代表)が情報発信に協力。会員制交流サイト・インスタグラムなどで話題を呼んだ。
 今年は市外からの問い合わせも多いという。市岩瀬の国道7号沿いに案内看板、会場までに約40本ののぼり旗を設置するなど、遠方からの来場者に配慮。周遊できる観光地や宿泊先も合わせて紹介している。
 近隣住民から草刈りやつるの剪定(せんてい)などの協力も得られ、地域を挙げた名所づくりに発展しつつある。津島さんは「最初はおやじのためにと受け継いだが、観光素材の一つとして山田、大館を盛り上げるのに一役買いたいと考えるようになった」と話した。
 今季は15日ごろから咲き始め、19日は午前から市内外から家族連れやアマチュアカメラマンなどが絶え間なく足を運んだ。フジは6月上旬ごろまで楽しめる見込み。
 藤の郷の運営費に充てようと、同社などが関連グッズを製作した。写真を盛り込んだクリアファイル、ポストカード、アクセサリーを用意。現地や市御成町のわっぱビルヂング2階「MARUWWA(マルーワ)」などで販売している。
 場所は国道7号から山瀬ダム方面に向かう県道沿いで、田の沢集落の北側約800㍍付近。開花情報などは特設サイト(http://www.citysite.link/tonose-fujinosato/)で確認できる。

「元気に」の願い込め 北秋田市で誕生の森記念植樹 翠雲公園にアジサイ

2019-05-20
アジサイの苗を植える家族(北秋田市の翠雲公園)
 子どもの誕生を祝う「誕生の森記念植樹」が19日、北秋田市三木田の合川翠雲公園で行われた。合川地区から14組の家族が参加。健やかな成長を願いながら、市の花であるアジサイの苗木を植えた。
 旧合川町時代から続く行事で、44回目。合川公民館が主催している。ここ数年は李岱の合川小児童クラブ周辺を会場としていたが、今年から再び、翠雲公園へ植樹することにした。
 今回は昨年4月2日から今年4月1日までに生まれた同地区在住の男子8人、女子6人の計14人が対象。その家族に参加を呼び掛けた。
 夏のような日差しが降り注ぐ中、参加者たちは斜面に用意された植樹場所で穴を掘り、苗木を植えた。そばには子どもの名前や成長への願いを記した札も立てた。
 松岡健さん(32)、志帆さん(27)夫妻=李岱=は、昨年11月に生まれた凰介ちゃん、兄の蒼介ちゃん(2)と参加。「子どももアジサイも、元気に育ってほしい」と話しながら、丁寧に苗を植えていた。

4月のニュース

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新元号でシステム改修 北鹿の 自治体 円滑移行へ対応急ぐ

2019-04-11
内部情報システムのテスト画面(大館市役所)
 新元号「令和(れいわ)」の決定を受け、北鹿地方の自治体でシステム改修が本格化してきた。5月1日の改元へスムーズに移行できるよう対応を急いでいる。
 「昭和」から「平成」に改元した当時に比べ、近年はコンピューターを利用する仕組みが格段に広がった。行政が取り扱う情報システムや書類などには、日付データに元号を含むものが少なくない。
 大館市は昨年12月補正に210万円、2019年度当初予算に320万円を計上し、65システムの改修を予定。「5月1日に自動的に切り替わるよう設定する」として、新元号にプログラムを書き換えたテスト作業を粛々と進める。各種交付申請書も在庫を調整し、「平成」表記は二重線や修正印などで対応する予定だ。
 北秋田市で改元対応が必要なシステムは約70あり、担当者は「5月から滞りなく新元号がスタートできるよう間に合わせたい」と気を引き締めた。
 鹿角市も住民票など各種証明書の発行システムの改修を進めているが、やむを得ず「平成」表記が残るケースはあるという。改元日以降も無効にならないことから、混乱を避けるために注意書きで対応する。

本年度 柱に3プロジェクト 鹿角地域振興局 重点施策まとめる

2019-04-11
 県鹿角地域振興局は、2019年度の重点施策推進方針をまとめた。「国内外からの誘客拡大に向けた広域観光の戦略的展開」など三つのプロジェクトを柱とし、関係機関と連携しながら地域課題に対応していく。
 「国内外からの誘客拡大に向けた広域観光の戦略的展開」では、インバウンド(訪日外国人旅行客)の誘客促進と隣県連携による交流人口の拡大を目指して事業を展開する。
 具体的には、SNS等を活用したインバウンド向けの魅力(温泉、祭り、食)の発信や、青森、岩手両県との広域連携によるターゲットを絞った誘客展開として八幡平ドラゴンアイと八郎太郎伝説めぐり、十和田湖西湖畔の動画による魅力の発信、隣県・首都圏からの新たな教育旅行来訪校の開拓などに取り組む。
 二つめのプロジェクトは「未来を担うひとづくり、安全・安心で輝くふるさとづくり」。
 新規高卒者の7割が県外に流出し、人口減少の大きな要因となっている中、若者の地元定着を図るため、地元企業の魅力を発信する取り組みをこれまでの高校生だけでなく、中学生まで対象を拡大して行う。また、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向けた機運の醸成や、鹿角市の「スポーツによるまちづくり」の支援、小坂町の「明治百年通りにぎわい創りプロジェクト」のフォローアップ、健康寿命延伸に向けた「減塩&野菜・果物もう一品運動」などを推進する。
 三つめは「鹿角産の強みを活(い)かした〝食〟の魅力発信」。
 17年に開設された小坂七滝ワイナリーが規模拡大を図りながら順調に売り上げを伸ばしている中、鹿角地域をヤマブドウ交配種の「日本ワインの郷」として売り出すため、温泉や産業遺産等と組み合わせたワイン・ツーリズムを推進する。また、鹿角市末広地区に整備する園芸メガ団地によるネギの大規模産地の育成に向け、長期安定出荷体制の確立や販路拡大に向けた実需者とのマッチング推進などに取り組む計画。
 

「秋田犬の里」完成 大館市 地域振興の拠点へ 世界に愛される施設に

2019-04-10
関係者らがテープカットを行い、完成を祝った(秋田犬の里)
 JR大館駅前の大館市観光交流施設「秋田犬の里」の完成式が9日、同施設で行われた。関係者ら約60人が出席し、完成を祝うとともに、秋田犬の魅力を発信しながら、世界中に愛される施設となることを願った。
 大館の地域資源を生かし、周辺観光と地域活性化の拠点とするのが目的。旅行の目的地として選ばれる観光地域づくりの推進、交流人口の拡大などに向け、秋田犬を核とした観光交流施設を整備した。
 場所はJR大館駅の南側約100㍍に広がる旧小坂鉄道跡地の市有地(約1・8㌶)。鉄骨一部2階建て、延べ面積1246平方㍍の建物のほか、2174平方㍍の芝生広場や111台分の駐車場、多目的広場を整備した。事業費は10億5200万円。
 式では、福原淳嗣市長が「大館は秋田犬の故郷であり、忠犬ハチ公の故郷でもある。多くのつながりを大館だけではなく、県内、東北へと還元できる施設と確信している。世界中の皆さんに愛されるよう、頑張っていきたい」などとあいさつ。来賓の佐竹敬久知事は「いかに活用して地元の振興につなげるか。地元の人が自ら愛して自慢することが必要。地域振興がますます進むことを願う」と祝辞を述べた。
 工事関係者への感謝状贈呈に続き、テープカットとくす玉を割り、完成を祝った。 
 施設は、大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」をモデルとし、14㍍の大空間の吹き抜けのある大屋根構造。館内には秋田犬ミュージアム、秋田犬と触れ合える秋田犬展示室、おみやげコーナーなどを設置している。
 プレオープンは17日で、グラウンドオープンは「ハチ」に合わせた5月8日。プレオープン期間中は、オナリ座での無料上映会や秋田犬の里限定パッケージの「花善」鶏めし弁当プレゼントなど各種イベントを企画している。
秋田犬の里の外観。大館駅前から移設したハチ公像が出迎える

18年度 基本の「調定」に指摘 財務規則の徹底を 北秋田市定期監査

2019-04-10
 北秋田市監査委員は2018年度の定期監査結果を公表した。庁内の決裁事務処理「調定」に遅れが生じたケースがあり、監査委員は「収入事務の最も基本的な事務」として改善の必要性を指摘している。
 報告書によると、定期監査は全15部局を対象に昨年11月から今年2月にかけて実施した。職員配置や、歳入・歳出予算の執行手続きなど
8項目について適切に行われているかどうか各部局に資料提出を求めたり、関係職員から説明を聞いたりし確認した。
 監査の結果「一部に改善を要する事例が見られたが、おおむね適正に執行されている」と認定した。改善を要する事例は▽調定の遅延▽支出負担行為の遅延▽中小企業振興資金の預託金額の調整―の3点を挙げた。
 調定の遅延については、市に収入があった際、直ちに庁内の決済事務処理を行うことが市財務規則に定められているが、数カ月遅れて処理したケースもあったという。特に多かったのは公民館使用料や証明手数料など。監査委は「調定は収入事務の最も基本的な事務」とし、関係する11部課に改善を求めた。
 支出負担行為の遅延についても市財務規則通りの事務処理を3課に求めた。もう1点も制度のルールに従って運用が必要としている。
 報告書は市のホームページで公表している。監査委の事務局は「関係する部局から改善措置の報告があれば順次公表する」としている。

花輪スキー場ジャンプ台 命名権の導入断念 鹿角市 県と合意に至らず

2019-04-10
 鹿角市は、国体など全国規模の大会でも使用されている花輪スキー場ジャンプ台への命名権(ネーミングライツ)の導入を目指していたが、施設を所有する県との協議が合意に至らず、導入を断念した。
 命名権は、公共施設等に企業名等の名を付けることができる権利。鹿角市内にはまだ導入施設はないが、「スキーのまち」を掲げている市は、行政改革の取り組みの一環として新たな収入源の確保を図ろうと、県有施設である花輪スキー場ジャンプ台を導入施設とする方針を2017年度に決め、18年度に県と協議を進めてきた。
 市は当初、命名権料として年間57万円程度は見込めると想定していた。
 しかし、これまでのジャンプ台に関する建設費用や経費などを換算すると、収入を県と市で案分した場合に、市の収入が1~2割程度にとどまることが判明。
 さらに、年間を通して利用客を確保する課題や、県内公共施設の命名権取得者公募の過去の状況などを踏まえ、県が懸念を示したこともあって、市は命名権導入を断念した。
 市は今後について「市が所有する施設において公園などを対象に、住民や企業が(命名権取得者公募に)手を上げやすい形で実施できないか検討する」としている。
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