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総合病院の出産取り扱い 鹿角市の受け入れ4倍増 大館市6月議会・厚生委

2019-06-19
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大館市立総合病院の分娩取扱数などが報告された厚生委(市役所)
 大館市の6月定例議会は18日、各常任委員会が議案審査や現地調査を行った。厚生委(田中耕太郎委員長)は、昨年10月にかづの厚生病院(鹿角市)の出産取り扱い機能が集約された大館市立総合病院の受け入れ状況について報告を受けた。2018年度の鹿角市在住者の分娩(ぶんべん)取扱数は前年度から4・5倍に増え、病院事務局は「産婦人科医の増員に向け、要望していく」と述べた。
 厚生病院産婦人科に医師を派遣している秋田大、岩手医科大、総合病院に派遣している弘前大の3大学の申し合わせで、出産取り扱い機能を総合病院に集約する方向性が示された。厚生病院での出産は年間約200件あり、総合病院は分娩室や産婦人科外来診察室を増設した。
 総合病院事務局によると、同病院の18年度分娩取扱数は529件。住所別では、大館市が294件、鹿角市が81件、小坂町が12件、その他142件だった。17年度と比較して鹿角市が63件、小坂町が7件増えた。本年度は5月末現在126件で、大館市が71件、鹿角市29件、小坂町1件などとなっている。
 委員からは医師の体制について質問があった。総合病院産婦人科は医師5人体制(6月1日現在)。集約に伴い、当初は秋田大、岩手医科大から医師各1人が派遣される予定だったが、現在は秋田大から1人の増員のみで、事務局は「県を通じて粘り強く要望していく」と述べた。
 扇田病院外来診療費着服事件の対応の報告も受けた。市が業務委託会社と元従業員に損害賠償を求めた民事訴訟は、昨年1月の第1回口頭弁論以降、今年6月4日までに非公開の弁論準備手続きが11回行われ、双方が書面で主張、立証している。病院事務局は「使用者責任があったか、業務命令・指揮監督は誰が行っていたかが争点」と説明。発覚から3年目となり、委員から「風化させないように対応を」「今後同様の問題が発生した時のため、病院内に第三者機関を設けてはどうか」などの意見が出された。
 総務財政委(武田晋委員長)は、JR大館駅周辺や市観光交流施設「秋田犬の里」を視察した。

消防合川分署 移転の結論、年度内に 斜面崩落や老朽で 北秋田市6月議会・一般質問

2019-06-19
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答弁する津谷市長(中央)=議場
 北秋田市の6月定例議会は18日、本会議を再開し一般質問を行った。市消防署合川分署(同市新田目)の敷地内で斜面崩落が迫っている問題について、津谷永光市長は「移転を検討している。本年度中に方向性を示したい」との考えを示した。
 登壇したのは杉渕一弘議員(新創会)、三浦倫美議員(共産)、山田博康議員(無会派)、福岡由巳議員(無会派)、松橋隆議員(みらい)の5人。
 合川分署の問題は三浦議員が取り上げた。高台に立つ分署の南側斜面が近年崩れ落ち続け、倉庫まで数十㌢に迫って危険な状態となっている。
 対策について津谷市長は「当面のり面をシートで保護する。今後崩落が進んだ場合プレハブなどを設置し倉庫として転用する」と答弁した。
 分署自体が築49年と老朽化し敷地が手狭なことから、移転の方針をあらためて示し「他の消防施設の老朽化の状況や、地域における消防力の強化といった点も踏まえながら本年度中に方向性を示したい」と述べた。
 分署の施設管理を巡り、市は第2次総合計画に「他の公共施設の適正配置と合わせて全市的な観点から検討します」と明記したが、具体的な対策を先送りしてきた経緯がある。移転の方向性が示されれば対策が一歩前進することになる。
 この他、自然災害対策として、ため池の適正管理を杉渕議員が取り上げ「放水ができる遠隔操作システムを導入できないか」と質問した。津谷市長は「経費や維持管理費の問題も考えられ、ため池の所有者の要望に応じて協議、検討したい」と述べた。

鹿角統合高校の設置場所 小坂町長「結果尊重すべき」 議会に報告

2019-06-19
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鹿角3高校の統合校について報告する町長(町役場)
 県教委が鹿角地域の花輪、十和田、小坂の県立3高校の統合校について、設置場所を「現在の花輪高校の敷地および校舎を活用する」と決定したことを受け、小坂町の細越満町長は18日、町議会で「この結果は尊重すべきもの」と主張した。一方で、3校のPTAや同窓会関係者らでつくる協議会が県教委に提出した報告書の内容通りとはいかず、「誠に残念」と述べた。県教委から決定に至った理由について説明を受けた上で、町民らに説明する方針。
 6月定例議会の最終本会議前に報告した。町長は「昨年4月、統合に関する協議会が協議を重ね、結果を提出した。内容は町の思いや願いが十分に反映されたもので、町でも県教委に対し、尊重する旨を伝えてきた。そのことから、今回の決定は誠に残念」とした上で、「県教委としても十分に時間をかけて検討し、熟慮に熟慮を重ねた上での判断なので、結果は尊重すべきものと考えている」と受け入れる姿勢を示した。
 今後については「県教委に決定に至った理由などを伺い、確認した上で、小坂高校発展支援協議会や町民へ説明をしたい」と述べた。
 定例議会後、町議会全員協議会が開かれた。成田直人議員は今回の決定について「遺憾の意を表する」とし、「(協議会で)何のために議論をしたのだろうという思い。あの段階では高校は新しい場所に建ち、地域にとって便利のいい場所にできるという思いだった」と落胆。「県の決定ではあるが、協議会での議論に基づいて意見を言いたい。もう一度、土俵を戻してもらい、新たな形で高校を建ててもらえるように行動しなければならない」と指摘した。
 成田祥夫副町長は「県の決定事項であり、県立高校なので従わなければならない。『もう一度土俵に』は無理な話」とし、「小坂の子どもたちのために、どのような高校が設置されればより良いのか、今後は鹿角市と協力しながら、県に要望していかなければならない」と理解を求めた。
 これに対し成田議員は「協議会の内容と180度転回されたことが非常に残念でならない。再考してもらうべきではないか」と強調した。
 鹿兒島巖議員は「協議会の結論に対し結果が変わったのであれば、3者による協議が必要ではないか」と意見を述べた。
 町長は「決定の経緯について、早めに県教委へ行って聞くか、来てもらって説明してもらうか、どちらかに調整したい」と述べた。

教育産業委 山館に養豚場進出計画 小坂のポークランド 21年操業目指す 大館6月議会

2019-06-18
養豚場の進出計画について報告を受けた教産委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は17日、4常任委員会の審査が始まった。教育産業委(阿部文男委員長)では、山館に畜産農業施設の進出計画があることが報告された。小坂町のポークランドグループ(豊下勝彦代表)が2021年の操業開始を目指し、養豚場を整備する計画。年間出荷頭数は肉豚7万8000頭を予定している。
 計画しているのは、小坂町で「桃豚」などを生産するポークランドグループの十和田湖高原ファーム。農林課によると、建設予定地は山館字沢の市有地、約20㌶。国道から直線距離で約2・5㌔離れ、周囲は山で囲まれている。母豚3200頭、常時飼養頭数は3万5000頭を予定し、東北有数規模となる。施設は豚舎16棟、堆肥処理施設2棟、排水処理施設1棟などを計画している。総事業費は約70億円の予定。「6月末に詳しい資料を市に届け出ることになっている」と述べた。
 今後のスケジュールは、今年8月から12月に造成工事を実施し、20年に建物などの建設工事を行い、21年4月の操業開始予定。雇用計画は、操業開始時が5人、最終的に20人を見込む。
 委員から臭気対策への質問があり、「会社で脱臭装置を設けるほか、地理的にも周囲の山が最低でも高さ30㍍はある」と説明した。「地元の山館、中山集落の役員に説明を終え、異論は出ていない」と述べた。
 今年4月以降に生まれた子どもに誕生祝い品として木のおもちゃを贈る「ウッドスタート事業」についても報告を受けた。NPO法人芸術と遊び創造協会が全国展開するネットワークに加入し、9月に市が「ウッドスタート宣言」を行い、代表親子に祝い品を贈る予定。本年度は地元企業が製造する「百年杉の森の積み木」を贈るほか、新たな祝い品を開発し、来年度以降は積み木とどちらかを選べるようにする。木育インストラクターも養成し、木育推進事業として本年度は約192万円の事業費を予定している。

JR鹿角花輪駅前 声良鶏の銅像を移設 鹿角市議会 産業建設委 歴史民俗資料館へ

2019-06-18
歴史民俗資料館への移設が予定されている声良鶏の銅像(JR鹿角花輪駅)
 鹿角市6月定例議会は17日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(栗山尚記委員長)では、市がJR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針を示した。委員から「駅前に残してほしいという市民の要望もある」との意見があったほか、駅前広場内への移設を望む市民が署名等も視野に入れて活動していく予定だ。
 声良鶏の銅像は花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。地上約3・5㍍の台座の上に威風堂々とした姿でたたずんでいて、鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年、親しまれてきた。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らから募った寄付金を基に、当時の陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 戸田芳孝委員は「市民から声良鶏の銅像は駅前の象徴でもあり、撤去されると寂しい、残してほしいという要望が寄せられている。検討の余地はないか」と質問した。
 都市整備課の佐藤智紀政策監は「広場面積のほとんどを道路区域として設定している。また、事業の目的の一つが安全で快適な歩行者空間の確保ということで、5㍍幅で歩道を設置していく計画であるため、広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」と説明した。
 吉村アイ委員が移設先の決定経緯を質問したのに対し、佐藤政策監は「2017年度から検討し、18年度に寄贈者である保存会等と協議しながら決定した」と答えた。
 吉村委員は「移設先として資料館はだめではないが、市民にどう説明するのか。移設記念セレモニーなど、資料館が盛り上がっていくような取り組みも必要」と指摘。佐藤政策監は「できるだけ市民に理解してもらえるよう周知したい」との考えを示した。
 一方、広場内への移設を希望する花輪の佐藤興造さん、関厚さんは「声良鶏の銅像は市民のシンボル。大館駅前にある相川さん作の秋田犬の銅像とセットでもあり、駅前に残してもらいたい」と、署名も含めて活動していく考えだ。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願」と「教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書提出についての陳情」を採択、「秋田市新屋地区へのイージス・アショア配備計画に反対の意思を示すことを求める請願」を継続審査とした。

5月のニュース

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19年度利用者 15万8千人目標に 大館能代空港利用促進協 八幡平市など新規加入

2019-05-18
大館能代空港利用促進協議会の総会(ホテル松鶴)
 大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は17日、2019年度総会を北秋田市のホテル松鶴で開き、事業計画を決めた。年間の目標利用者数を15万8000人に設定した上で、各種の助成事業などを進めていく。また、岩手県八幡平市と、安比高原の各施設を運営する岩手ホテルアンドリゾート(八幡平市)の加入を承認。インバウンド(訪日外国人客)の誘致に向け、広域的な連携も拡大することにした。
 開港20周年を迎えた18年度の東京便年間利用者数は15万570人で、過去最高を更新。前年度の13万8584人と比べ、1万1986人の大幅増となった。協議会が設定していた利用者数の目標14万2000人も約8500人上回った。協議会や圏域自治体が実施する運賃助成の効果などで、個人のビジネス利用や観光などの団体利用が堅調に推移したことが要因とみている。
 総会で福原会長は「20周年の節目の年に、利用者数は目標を大きく上回った。高速道路と空港が直結したことで、アクセスは大きく向上した。令和元年の今年、大館能代空港の新たなキックオフの年にしたい」とあいさつ。来賓を代表して、佐藤賢一郎県議会副議長が祝辞を述べた。
 18年度の事業報告に続き、八幡平市と岩手ホテルアンドリゾートの加入を全会一致で承認。同市の田村正彦市長は「インバウンドの促進を図るためには、県という概念をはずして広域で取り組まなければならない。それぞれの良さを発揮し連携したい」、同社の小林圭本部長は「インバウンドの誘客を強化している。利用が増えている羽田空港からの便を活用したい。商品を作り利用増につなげたい」などとあいさつした。
 19年度の事業計画では、21年度の利用者目標を17万人とした上で、本年度は15万8000人に設定。利用者拡大促進事業、欠航時アクセスバス・タクシー運行事業、旅行商品造成費等助成事業、民間事業者活用誘客プロモーションなどを継続しながら、目標の達成を目指していく。
 新規の事業では「団体旅行利用促進事業」「プロモーション発信事業」「ビジネス利用サポート導入事業」などを計画。プロモーション発信事業は、「インフルエンサー」と呼ばれる世間へ与える影響力が大きい行動をする人を招き、現地での体験等を広く発信してもらうもの。ビジネス利用サポート導入事業は、企業ファンクラブを対象に、利用ポイントに応じた特典を付与する。

クマに注意!! 北陽中生徒に呼び掛け 昨年、周辺で出没多発

2019-05-18
大館署員らが生徒たちにクマへの注意を呼び掛けた(北陽中)
 昨年登下校中にクマの出没が相次いだ大館市北陽中学校(長岐公二校長、生徒168人)で17日、大館署員などが生徒の登校時間に合わせて被害防止を呼び掛けた。
 市農林課によると、2018年度は市内でクマの目撃や食害など計152件が寄せられた。前年度の321件と比べると半数以下だが、学校周辺での目撃が目立った。同校周辺では6月、登下校中の生徒による目撃が3件相次いでいた。
 同校は「異常事態」として独自に対策マニュアルを策定。生徒には集団下校を呼び掛けたほか、地域住民が周辺の草木を刈り払いして見通しをよくした。「クマの通り道」とされる場所への人員配置なども展開してきた。
 本年度は4月11日を皮切りに3件の目撃情報が届いている。近年の同時期は十数件に達しているため、少ない数値。だが中には5月3日、不特定多数の人が集まる二ツ山総合公園での目撃も。市は多目的広場を除くエリアへの立ち入りを禁止しており、再開のめどは未定となっている。
 この日は署員や同署キャラクター「ろっく」、市職員10人ほどが登校中の生徒に啓発チラシの入ったティッシュを配布。生徒玄関には注意喚起する看板も設置した。長岐校長は「本年度はまだ少ないようだが、いつどこに現れるか分からない。市内での目撃情報等を参考にしながら、生徒の安全確保に努めたい」とした。
 出没情報が寄せられた場合、市や大館署など関係機関が連携。市ツイッターで情報発信するほか、所管施設や学校、保育園等に周知。人身被害の恐れがある場合は猟友会が捕獲活動を行う。

大館市の指定工場 75事業所で5450人 前年比167人増 雇用拡大へ支援継続

2019-05-17
 大館市が4月1日時点でまとめた工場等設置促進条例に基づく指定工場の従業員数は、69社・75事業所で5450人となった。昨年10月の前回調査より172人、1年前に比べ167人増加。パートなどを含めると5885人で前回より222人増えた。市では今後も設備投資を支援し、さらなる雇用の場拡大を図る。
 工業団地別の指定工場従業員数は、二井田が23事業所3290人(前回比91人増)、花岡が5事業所235人(6人減)、新館が4事業所139人(4人減)、田代が5事業所332人(9人増)、釈迦内が5事業所67人(2人減)、工業団地外の企業が33事業所1387人(84人増)だった。
 前回以降は、新たに市内にサテライトオフィスを開設した情報サービス業「あしたのチーム」、ニューロング秋田第2工場(岩瀬)、沓澤製材所(釈迦内)が条例の適用を受けた。今後は花輪魚市場大館物流冷蔵倉庫(二井田)、石垣鐵工第3工場(同)、小滝電機製作所(釈迦内)が適用を受ける見込み。市商工課では「雇用の場の拡大に向け、引き続き地元企業の成長と設備投資を支援していきたい」としている。
 指定工場の要件は、市内に工場や研究施設を新増設し、土地代を除く投下固定資産が1900万円以上、新たに雇用する常用従業員が5人以上(地元企業は3人以上)。操業開始時支援金、固定資産税の課税免除、雇用奨励金などの優遇措置が受けられる。

「統人行事」の曲げ物 経年で傷み激しく 大館の職人が修復

2019-05-17
吊桶の修復に当たる佐々木さん(大館工芸社)
 潟上市天王と男鹿市船越の奇祭「東湖八坂神社の統人(とうにん)行事」に使われる曲げ物の傷みが激しく、大館市の曲げわっぱ伝統工芸士が修復に一役買っている。国重要無形民俗文化財に指定された行事とあって静かに職人魂を燃やしている。
 曲げ物は供え物を入れる「吊桶(つりおけ)」など8点。直径10~22㌢、高さ9~18㌢でスギやヒバで作られている。船越地区民俗文化財統人行事保存会の米谷勲会長が1月下旬、新調を含めて大館工芸社(三ツ倉和雄社長)に相談したところ、「歴史あるものなら修復した方がいい」と提案した三ツ倉社長が伝統工芸士の佐々木悌治さん(87)=中道=を紹介した。
 吊桶を作った時期は不明だが、比較的新しい桶の底板には「昭和50(1975)年6月奉納」と書かれている。佐々木さんは「今の曲げ物と作り方が異なるので、古いものだと数百年たっているのではないか」と推測する。
 作業は連休明けから同社工場で行い、割れた部分を接着したり底板を取り換えたりと丁寧に修復。6月下旬から使うため5月中の完成を目指している。
 「古い曲げ物を見る機会は少ないので勉強になる」と佐々木さん。米谷会長は「なんとか修復してもらい次の世代に引き継ぎたい」と話した。
 統人行事は「牛乗り」「くも舞」などの祭事を両地区の住民が一年を通じて行う。約1000年前に祭事の原型ができたと伝えられ、一連の行事は1986年に国重要無形民俗文化財に指定された。

鷹巣中大規模改造工事 請負契約の締結可決 こ線橋撤去や除雪車購入も 北秋田市臨時議会

2019-05-17
工事請負契約の締結などを可決した北秋田市の臨時議会(議場)
 北秋田市臨時議会は16日開会し、5件の専決処分を承認、6件の議案を可決し、1件の専決処分の報告を受け閉会した。可決した議案は、ロータリー除雪車2台と除雪ドーザー、除雪グレーダーの財産取得に関する4件と、工事請負契約の締結、工事の委託に関する協定締結。
 鷹巣中学校校舎の大規模改造工事に伴う工事請負契約の締結は、一般競争入札により秋田土建と3億4430万円で契約する。工事内容は屋上や外装の改修、トイレの洋式化、床改修、教室等へのエアコン(25台)設置など。
 市教委によると、現在の校舎は建築から24年が経過し、屋根の雨漏りや外壁の亀裂など劣化が進んでいる。工事は同校と鷹巣南中の統合に伴うもので、職員室の拡張や校長室の移動、特別支援教室の整備も行う。
 議員からは他の小中学校へのエアコン設置について質問があった。市教委は、鷹巣中は工事に合わせて設置を決めたと答えた上で、「他の学校も調査しながら今後の整備計画に反映し、必要に応じて設置したい」と述べた。
 工事の委託に関する協定の締結は、JR奥羽本線前山―鷹ノ巣間の元町こ線橋の架け替えに伴う撤去工事で、JR東日本秋田支社と2億4594万3500円で協定を結ぶ。撤去するこ線橋は延長56㍍で、協定期間は2020年3月末まで。
 財産の取得については、合川、森吉地区のオペレーションセンターに配置する除雪車両3種4台の購入契約を締結。納期は11月29日まで。
 このほか、北秋田市一般会計補正予算に関する専決処分など5件を承認。市立保育所を市外在住の保育に欠ける児童に使用させることに関する専決処分1件を報告し、閉会した。

4月のニュース

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上小阿仁村 国保診療所 「できるだけ早く再開」 歯科の休診で村長

2019-04-06
 診療報酬明細書を作成するための「レセプトコンピュータ」を改修する発注が遅れたことに伴い4、5の両日を「臨時休診」とした上小阿仁村の村立国保診療所の歯科について、小林悦次村長は5日、北鹿新聞の取材に「迷惑を掛け、申し訳ない。できるだけ早く診察を再開できるようにしたい」などと話した。
 改修のための補正予算は昨年12月定例会で可決されたが、実際の発注は3月20日に行われ、22日に契約を締結。28日に納品されたものの、操作する歯科医師の習熟期間が足りず、今月1日からの使用開始が間に合わなくなっていた。
 予約の患者がいなかったことから、1日から3日までは「休診状態」となっていたが、歯科医師が「使いこなせていない」状況が続いていたことから、4、5の両日は「臨時休診」とした。
 村によると、納入した業者に操作方法の説明を行うよう求めているが、業者からは「都合がつかない」などとして8日以降となる見通しが示されているという。
 こうした状況に、一部の村議会議員からは「2月に処方箋問題が発生したばかり。危機意識が足りない」との声が上がった。また「通常の改修では、新旧のシステムを同時に動かす期間が設けられる。操作に慣れるとともに、不具合を見つける必要もある」との指摘もあった。
 小林村長は「予約の変更などで迷惑を掛け、申し訳ない。詳細はこれから調べていく。できるだけ早く診察を再開できるようにしたい」などと述べた。
 

大のぼり色鮮やか 小坂町 康楽館 常打芝居へ準備進む

2019-04-06
観光名物の一つになっている大のぼりを設置する職員たち(明治百年通り)
 小坂町の芝居小屋・康楽館(国重要文化財)は、19日に開幕する本年度の呼び物「常打芝居」に合わせて準備を進めている。4日は、康楽館への玄関口となる明治百年通りに、長さ5㍍、幅80㌢ほどの真新しい大のぼり旗が立てられた。
 のぼりは「百年通りに彩りを添え、全国からいらっしゃるお客さまを歓迎しよう」(康楽館)と毎年、協賛者を募って新調し、常打芝居の開幕前に前年のものと交換している。
 今年は、前年同様の102枚。色鮮やかなデザインとなっており、「康楽館」や常打芝居を担当する「下町かぶき組」の文字、芝居に出演するファン一押しの役者名などとともに、協賛者名が描かれた。
 康楽館の職員3人が午前9時から作業を行い、のぼりを通した長さ7㍍の竹竿(たけざお)を土台に固定。百年通りの両脇にずらりと並んだ。
 百年通りを散歩していた80代の町民は「きれいな旗で、康楽館に入ろうという気持ちになる。いよいよ今年も始まるね」と話し、のぼりを見上げていた。
 作業していた康楽館の村木宗仁さん(29)は「地元をはじめ、県内外のたくさんの人に見に来てもらいたい」と額に汗をにじませ、1本ずつ丁寧にのぼりを設置していた。

国道105号大曲鷹巣道路 地域連携ビジョン承認 利活用検討会議 新たに「推進協」設置へ

2019-04-05
地域連携ビジョンなどを決定した利活用検討会議(コムコム)
 本県内陸部を縦断する国道105号大曲鷹巣道路の整備に向けた利活用検討会議の第3回が4日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。策定を進めてきた「県内陸部地域連携ビジョン」を承認したほか、ビジョンに基づいた重点プロジェクトに取り組むための「内陸地域連携プロジェクト推進協議会」の設置も確認した。
 大曲鷹巣道路は延長約120㌔の地域高規格道路(候補路線)。2014年度に開かれた県幹線道路検討委員会では「優先整備路線」、大覚野峠区間は「優先整備区間」に選定されている。
 検討会議は、整備する道路を最大限に活用するための経済・観光振興等の取り組みについて、関係者が一体となって議論しようと18年1月に設置。地域連携ビジョンの策定などを進めてきた。
 この日の会議で示されたビジョンでは、戦略として▽街道資源の強化・連携▽街道の拠(よ)り所づくり▽街道交流のしかけづくり▽街道をつなぐ交流軸の強化―を設定。現状と課題を分析し、取り組むべき施策等をまとめた。
 その上で、戦略ごとに重点プロジェクトを設定。街道資源の強化・連携では「日本風景街道への登録」「地域資源のリスト化・更新」など、街道の拠り所づくりでは「拠点機能の強化」「ビューポイントのPR・休憩施設の情報提供」などを挙げた。
 これらを実行するため、新たに「内陸部地域連携プロジェクト推進協議会」を設置することも確認。大館市、北秋田市、仙北市、県道路課、秋田内陸活性化本部が幹事団体となる予定。本年度から年2回程度の会議を開きながら、取り組みを進めていく。
 このほか、街道を中心とした地域の一体性の醸成などを目指した「愛称」については、すでに四つの案を選定。4月下旬から6月にかけて投票を行い、決定するとしている。

大館市少年相談センター 対応充実へ2人体制 総件数、年間100件超続く

2019-04-05
福田新所長(右)、髙橋相談専門員の2人体制となった(中央公民館内)
 大館市少年相談センターが、教育相談等への対応を充実させようと、所員を1人増やした2人体制で新年度をスタートさせた。所管する市教委が、多様化する内容に応じながら深刻化するのを防ぐ狙いで拡充。新所長には元中学校長の福田眞さん(65)が就いた。
 センターは児童生徒を取り巻く有害環境や問題の解決に取り組むほか、教育相談に応じるなどして子どもの非行防止や健全育成に努めている。所管する市教委生涯学習課によると1964年、県が前身の「市少年補導センター」を開設。71年に市に移管され、82年に現名称になった。近年は所長の1人体制で、同課職員が事務職を兼ねていた。
 相談件数は、2017年度が161件。内容は「問題行動」が減少傾向にある一方で、「学校生活」「家庭」が多くを占める。相談者数は20~30人ほどで推移しているものの、総数は近年100件超が続く。
 前年度末まで9年間所長職だった髙橋秀一さん(69)は本年度、「相談専門員」として勤務する。「件数増は、センターが市民に周知され1人で悩まないようになってきた一つの成果」と見る。一方で、相談への対応には学校や適応指導教室など関係機関との連携が必須。2人体制により「今の子どもが抱える問題を多面的に捉えた助言で、フットワークは軽く、市民がより利用しやすい機関にしたい」と話した。
 新所長は市教委が協議の上で決定し、嘱託職員として任用した。福田所長は退職後、前年度まで4年間、市内中学校で初任者の担当指導教員を務めていた。「子どもが成長しやすく、悩みの解決を後押しできるよう努める」と意気込んだ。
 センターの場所は変わらず中央公民館内。複数の相談等に対応するため、生涯学習課は今後、環境の整備も検討していくという。
 相談時間は月、火、木、金曜(祝日、年末年始除く)の午前9時から午後5時。問い合わせは同センター(電話0186・42・0769、フリーダイヤル0120・110・624)。

新しい学校へ元気に登校 鹿角市・統合2校の児童 バス「もっと近くに」の声

2019-04-05
十和田小のスクールバスに乗車する児童たち(石野地内)
 鹿角市内小学校の始業式が4日各校で行われた。3月末で閉校した末広小、草木小の児童も統合先に元気に登校し、新しい学校で生活を始めた。両地区からはスクールバスが運行され、安全を確認するため畠山芳孝教育長ら市教委職員が同乗、対応した。 
 末広地区からのスクールバスは大型のため、下車場所は十和田小から約450㍍離れた十和田図書館敷地内。徒歩で10分ほどかかり、保護者などからは「もっと学校の近くで下車させてほしい」との声が出ている。
 両校の統合は、市が2016年2月に策定した学校等再編計画によるもので、末広小は十和田小に、草木小は大湯小にそれぞれ統合された。市内の小学校は1976(昭和51)年に毛馬内小と錦木小が統合され十和田小が発足。18年には中滝小が大湯小に統合され、9校に。計画では20年度までに6校に再編する。
 児童の通学支援策として、末広からは十和田中生徒と同乗する大型バス、草木からは14人乗り車両が運行された。児童の乗車と乗車場所の安全を確認するため、職員も乗り込んだ。
 末広のスクールバスには畠山教育長も乗り、児童の乗車、下車から学校玄関までの通学を見届けた。教育長は「子どもたちは戸惑いもなく、元気よく乗り降りし、通学していた」と安心した様子。
 ただ、十和田図書館から学校までは約450㍍、歩いて10分ほどかかる。大型バスが停車できるスペースが学校周辺にないためで、児童や保護者からは「もっと近くで下車できないか」との声が上がっている。畠山教育長は、職員が同乗して問題点を整理し、今後の運行に生かす考えを示している。十和田小のバスには?日まで同乗する。
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