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教育産業委 山館に養豚場進出計画 小坂のポークランド 21年操業目指す 大館6月議会

2019-06-18
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養豚場の進出計画について報告を受けた教産委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は17日、4常任委員会の審査が始まった。教育産業委(阿部文男委員長)では、山館に畜産農業施設の進出計画があることが報告された。小坂町のポークランドグループ(豊下勝彦代表)が2021年の操業開始を目指し、養豚場を整備する計画。年間出荷頭数は肉豚7万8000頭を予定している。
 計画しているのは、小坂町で「桃豚」などを生産するポークランドグループの十和田湖高原ファーム。農林課によると、建設予定地は山館字沢の市有地、約20㌶。国道から直線距離で約2・5㌔離れ、周囲は山で囲まれている。母豚3200頭、常時飼養頭数は3万5000頭を予定し、東北有数規模となる。施設は豚舎16棟、堆肥処理施設2棟、排水処理施設1棟などを計画している。総事業費は約70億円の予定。「6月末に詳しい資料を市に届け出ることになっている」と述べた。
 今後のスケジュールは、今年8月から12月に造成工事を実施し、20年に建物などの建設工事を行い、21年4月の操業開始予定。雇用計画は、操業開始時が5人、最終的に20人を見込む。
 委員から臭気対策への質問があり、「会社で脱臭装置を設けるほか、地理的にも周囲の山が最低でも高さ30㍍はある」と説明した。「地元の山館、中山集落の役員に説明を終え、異論は出ていない」と述べた。
 今年4月以降に生まれた子どもに誕生祝い品として木のおもちゃを贈る「ウッドスタート事業」についても報告を受けた。NPO法人芸術と遊び創造協会が全国展開するネットワークに加入し、9月に市が「ウッドスタート宣言」を行い、代表親子に祝い品を贈る予定。本年度は地元企業が製造する「百年杉の森の積み木」を贈るほか、新たな祝い品を開発し、来年度以降は積み木とどちらかを選べるようにする。木育インストラクターも養成し、木育推進事業として本年度は約192万円の事業費を予定している。

JR鹿角花輪駅前 声良鶏の銅像を移設 鹿角市議会 産業建設委 歴史民俗資料館へ

2019-06-18
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歴史民俗資料館への移設が予定されている声良鶏の銅像(JR鹿角花輪駅)
 鹿角市6月定例議会は17日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(栗山尚記委員長)では、市がJR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針を示した。委員から「駅前に残してほしいという市民の要望もある」との意見があったほか、駅前広場内への移設を望む市民が署名等も視野に入れて活動していく予定だ。
 声良鶏の銅像は花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。地上約3・5㍍の台座の上に威風堂々とした姿でたたずんでいて、鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年、親しまれてきた。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らから募った寄付金を基に、当時の陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 戸田芳孝委員は「市民から声良鶏の銅像は駅前の象徴でもあり、撤去されると寂しい、残してほしいという要望が寄せられている。検討の余地はないか」と質問した。
 都市整備課の佐藤智紀政策監は「広場面積のほとんどを道路区域として設定している。また、事業の目的の一つが安全で快適な歩行者空間の確保ということで、5㍍幅で歩道を設置していく計画であるため、広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」と説明した。
 吉村アイ委員が移設先の決定経緯を質問したのに対し、佐藤政策監は「2017年度から検討し、18年度に寄贈者である保存会等と協議しながら決定した」と答えた。
 吉村委員は「移設先として資料館はだめではないが、市民にどう説明するのか。移設記念セレモニーなど、資料館が盛り上がっていくような取り組みも必要」と指摘。佐藤政策監は「できるだけ市民に理解してもらえるよう周知したい」との考えを示した。
 一方、広場内への移設を希望する花輪の佐藤興造さん、関厚さんは「声良鶏の銅像は市民のシンボル。大館駅前にある相川さん作の秋田犬の銅像とセットでもあり、駅前に残してもらいたい」と、署名も含めて活動していく考えだ。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願」と「教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書提出についての陳情」を採択、「秋田市新屋地区へのイージス・アショア配備計画に反対の意思を示すことを求める請願」を継続審査とした。

観光の「物語」不足 教育長 日本遺産の不認定で 北秋田市6月議会・一般質問

2019-06-18
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一般質問が行われた北秋田市の6月定例会本会議(市役所)
 北秋田市の6月定例議会は17日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。日本遺産へ申請した「阿仁マタギ」の認定が見送られた要因について、佐藤昭洋教育長は「観光資源としての活用についてのストーリーが不足していた」との認識を説明。次年度も申請するとし「厳しい状況ではあるが、認定されるよう進める」などと述べた。
 登壇したのは、虻川敬議員(新創会)、板垣淳議員(共産党)、関口正則議員(緑風・公明)、佐藤光子議員(みらい)、久留嶋範子議員(共産党)。
 日本遺産は、地域に根付き、世代を超えて受け継がれている風習や伝承などを「ストーリー」として文化庁が認定するもの。訪日外国人客の誘致などを狙いとしている。北秋田市は「阿仁マタギ」で申請したが、2018年度、19年度と2年続けて、認定されなかった。
 議員からは「市からの申請には『観光資源としての発信』が弱かったのでは」との質問があり、佐藤教育長は「阿仁マタギの狩猟用具は国の重要有形民俗文化財に指定されているにもかかわらず、日本遺産に認定されなかった。要因としては、観光資源としての今後の活用についてのストーリーが少々、不足していたと感じている」と答弁した。
 次年度の申請に向けて「21日に開くマタギシンポジウムを通して、マタギ文化の価値や意義について情報を広く発信する」としたほか、「観光客に『観る』『体験する』『食べる』を満足してもらえるよう、展示施設の充実や関連文化財を巡るモデルツアー、マタギ料理の提供など、活用について検討する」との考えも示した。
 一方で「文化庁は20年度までに100件程度を認定するとしている。本年度ですでに83件が認定されており、残る枠は17件程度しかない」と問われたことについて、教育長は「厳しい状況」であることは認めた上で「関係機関等へ積極的に働きかけを図るとともに、1月に設立された市日本遺産事業推進協議会を通して、よりブラッシュアップの上で認定されるよう進めていく」と述べた。
 このほか、地域連携DMO(観光地域づくり法人)秋田犬ツーリズムに市職員を出向させるなど「力を入れるべきでは」との質問に、津谷永光市長は「各市町村の要望を積極的に吸い上げながら事業を進めている。出向等は考えていない」と答えた。

着物で華やかに 大館で「着る会」 仙台さん企画、秋田犬の里で

2019-06-17
らせん階段で写真撮影に臨む参加者(秋田犬の里)
 大館市で16日、「着物を着る会」が開かれ、小学生から80歳代の女性16人が留め袖や振り袖などに身を包み、市観光交流施設「秋田犬の里」などを訪れ、会場を華やかな雰囲気に包んだ。
 着物のリメーク作品を制作している大館市比内町の仙台洋子さん(69)が、「和服の良さを知ってほしい」と昨年に引き続き企画した。制作用として保管している着物を貸し出し、市内の美容師らがボランティアで着付けを行った。
 国登録有形文化財・桜櫓館で着付けや写真撮影を行った後、秋田犬の里に移動。当初は石田ローズガーデンを予定していたが、雨のため変更した。留め袖や小紋のほか、曽祖母と参加した小学生の姿もあり、一行が館内を見学すると、来館者が華やかな姿に見入った。
 5月1日に結婚した北秋田市鷹巣の三浦美由紀さん(28)は、花嫁がお色直しで着る青の振り袖に身を包んだ。「色合いが美しい着物で、いい思い出ができた」と語り、夫の雄大さん(26)は「とてもきれいです」と笑顔を見せた。母親と参加した野呂楓花さん(8)=大館市=は「帯がちょっと苦しいけれど、うれしい」と感想。仙台さんは「令和に時代が変わり、お祝いムードを盛り上げることができたのでは。続けてほしいという声があり、来年も開催できるか考えていきたい」と話した。

第6次行革大綱「目標達成」6割超に 大館市18年度 ふるさと納税推進など

2019-06-17
 大館市は、第6次行財政改革大綱の2018年度実施状況をまとめた。証明書のコンビニ交付やふるさと納税の寄付用途追加などを行い、16年度から4年間で設定した推進課題54項目のうち33項目(61・1%)が「目標達成」。最終年度に入り、「持続可能なまちづくりを支える行財政運営を基本として引き続き社会情勢の変化を踏まえた改革に取り組む」としている。
 基本方針3点のうち「市民が活躍できるまち」では、ふるさと納税制度を活用してインターネットで資金を募る「ガバメントクラウドファンディング」を行い、5月8日に本オープンした観光交流施設「秋田犬の里」の展示室や控室の整備に活用した。
 2点目の「信頼される行政サービス」では、3月に証明書のコンビニ交付を開始、4月から市税などのコンビニ収納を展開している。大手広告代理店・電通(東京)幹部社員と若手職員のワークショップを開催し、将来の大館市を担う人材育成にも取り組んだ。
 3点目の「将来に向けた健全な財政運営」は、債権の運用に伴い9200万円超の利息と売却益で増収を図ったほか、ふるさと納税の寄付用途に「子ども教育支援」「秋田犬関連に関する事業」を追加して寄付額の大幅増につなげた。
 こうした取り組みで、民間アイデアの募集や大学・企業との連携強化、コンビニ活用、職員研修の充実、ふるさと納税の推進など54項目の推進課題のうち、18年度までに33項目で目標を達成。「一定の成果を挙げることができた」としている。
 行財政改革は地方交付税の削減、高齢化社会の到来、地方分権の進展などを受け、1995年に第1次大綱を策定。経費節減や申請事務の簡略化、組織機構の見直し、民間資本の活用などに取り組んだ。第5次大綱の財政効果は約5億円、課題の達成率は約7割だった。

5月のニュース

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鹿角花輪駅前観光案内所 オープンは6月21日 案内、休憩 バス乗車券 売店や授乳室も

2019-05-28
建物が完成した新観光案内所(JR鹿角花輪駅前)
 鹿角市がJR鹿角花輪駅前広場整備事業の一環として建設した新たな観光案内所が6月21日にオープンすることが決まった。特産品の紹介を兼ねた売店も設置する。27日の会見で児玉一市長が明らかにし、「市民をはじめたくさんの方から気軽に利用していただきたい」と述べた。
 駅前広場の整備は、まちの玄関口としての魅力向上や交通結節点としての利便性、待合環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などが目的。広場の面積は現在の約2400平方㍍から約3400平方㍍に拡大する。総事業費は約7億7000万円の見込み。
 新たな観光案内所の場所は広場南側。駅前にある現在の観光案内所の機能を新案内所へ移してオープンする。木造平屋建て、延べ床面積180平方㍍。建物は昨年10月に着工、今月17日に完成した。
 かづの観光物産公社が派遣する、まちの案内人が常駐し、観光案内や観光情報の提供、レンタサイクルの貸し出しを行う。新たに設置する売店は、物産公社に業務を委託して営業する。案内所にはバス乗車券の販売所や休憩所、授乳室、多目的トイレも併設した。
 開館時間は、案内所が午前9時~午後5時、乗車券販売所が午前8時半~午後6時、休憩所が午前5時~午後11時。
 案内所付近にはバスバース(乗降場)を配置。タクシープール(12台)や一般駐車場(13台)をロータリー内側に配置し、駅舎前にタクシーや一般車両の乗降場所を確保する。広場拡大後の花輪ばやし桟敷席は増設する方向で検討する。広場全体の整備は来年夏の花輪ばやし前までの完成を目指している。

医療機関の開業支援 補助制度を復活・拡充 6月補正で予算計上へ 鹿角市

2019-05-28
医療機関の開設支援制度について説明する児玉市長(市役所)
 鹿角市は本年度、市内での医療機関の開業を支援する補助制度を、4年ぶりに復活させ、内容も拡充させるため、準備を進めている。27日の会見で児玉一市長が報告した。
 仙台市に住む50歳代の女性医師が、鹿角市十和田地区で皮膚科診療所の開設を検討しているとの相談を受けたことが、補助制度復活を準備するきっかけとなった。この女性は、鹿角市出身の母親と共に仙台市で皮膚科診療所を開業しているという。
 医師不足を背景に、市は2015年度まで医療機関の開業支援補助制度を設けていたが、利用がなかった。診療所の建設や医療機器の購入などに対して補助率2分の1、上限1000万円という内容だった。
 今回の復活にあたって補助率は3分の2、上限は2000万円に拡大。さらに市内在住の看護師等の雇用に対して年間20万円を5人分まで最大3年間支援する。歯科は対象外。
 関連予算は6月補正予算に計上する予定。議決後にも着工し、早ければ年度内の開業も見込まれるという。
 現在、市内の皮膚科診療はかづの厚生病院で週2日、大湯リハビリ温泉病院で週3日、非常勤医が行っている。
 児玉市長は「医療機関の新規開業は願ってもないこと。実現するよう万全を期すとともに、これ以降の案件も呼び込めるよう制度の周知を図っていく」と述べ、産婦人科などの医師確保に継続して取り組む考えを示した。

中学道徳に「共通体験」 プロジェクトアドベンチャー 自然の家で合川中(協力校)体験

2019-05-27
PAを体験する合川中生徒(大館少年自然の家)
 本年度から教科化となった中学校道徳の教材に、大館少年自然の家(武田俊一校長)が提供する体験プログラム「プロジェクトアドベンチャー(PA)」を生かす研究が進められている。級友らとの共通体験を活用し、授業を深めることが狙い。本年度は北秋田市合川中(嘉藤貴子校長)を協力校として依頼した。23日は1年生32人が同施設でゲームなどを体験し、意見を交わすことの大切さを学んだ。
 PAは米国初の体験型教育プログラムで、ゲームや野外活動を通じた協調性や信頼関係の構築を理念とする。多様な道徳的要素を含んでいるとして、県が文科省から「PAを活用した道徳教育推進に関する調査研究事業」を受託。2017年度から県内自然の家3施設で研究を進めており、3年目。教科化となった本年度は3施設が中学校各1校に協力を依頼した。
 この日が事業の皮切りとなり、同校1年生が約5時間、自然の家職員の指導でPAを体験した。触れ合いや意見交換を通じた課題解決に挑戦。目標をクリアすると、歓声や拍手が起こった。振り返りでは「気持ちを伝えることが大事」「みんなで話し合い、少しの工夫で結果が変わる」などとする声が出された。
 学級担任の柏木太郎教諭は「生徒は元気な男子としっかりした女子。非日常の体験の中で、助言や率先など普段見られない生徒の顔も見られた」と話した。1年生は2学期にもPA体験を計画し、教材と関連づけ、実体験を踏まえた深まりのある授業づくりを目指すという。
 県生涯学習課の青池研悟指導主事は「道徳の授業は資料に沿う形が中心。実体験にからまない、うわべだけの思いの意見交換に終始しがち」と指摘する。事業については「成功に限らず、失敗も仲間と共通体験をすることが大事。道徳に限らず学級経営や関係性の構築にも役立つ機会になれば」と期待する。夏には教員向けのPA体験会も計画しているという。

220人参加し水防訓練 鹿角市 有事の連携など確認

2019-05-27
浸水に備え、土のうを積み上げる団員たち(鹿角市花輪の米代川河川敷)
 梅雨を前に、鹿角市と小坂町主催の水防訓練が26日早朝、鹿角市花輪観音堂の米代川河川敷であり、市町の消防団や消防団協力事業所、市内九つの自主防災会から約220人が参加。堤防の決壊や洗掘、漏水などに対応する各種水防工法に連携して臨み、大雨による水害に備えた。
 開会式で児玉一市長は「豪雨による災害は、いつどこで発生してもおかしくない状況。有事の際は迅速かつ、的確に行動できるよう防災技術の向上を目指してほしい」、細越満町長は「水防工法の技術向上を図り、関係機関との連携や協力体制を再確認し、災害への対応力の向上を図ってほしい」と、それぞれあいさつした。
 訓練は、大雨により米代川の花輪水位観測所の水位が2・2㍍に達し、氾濫注意水位を超え、増水する危険性があるとの想定。消防団や消防団協力事業所による8班が要請により出動した。
 このうち、舗装された堤防など、くいが打ち込めない場所に適した水の浸透を防ぐ「改良型積み土のう工」では、各団員が堤防に沿って迅速に土のうを積み並べた。決壊などを防止する「シート張り工」では、シートの上端にパイプを縫い付け、重りの土のうを縛り付けるなどしていた。
 また、消防団協力事業所は重機を使って大量の土のうを運搬したり、堤防の洗掘に備えて大型土のうを積み上げたりし、それぞれが緊急時の災害への対応を確認していた。

建設中のし尿処理施設 運転管理を長期委託へ 北秋田市

2019-05-27
 北秋田市は、2020年3月完成予定の「し尿処理施設」(同市鷹巣)を民間事業者に長期包括的運転管理業務委託する方針をまとめ、公表した。委託期間は30年3月末まで10年間。今年7月中旬に民間事業者の募集を開始し、総合評価一般競争入札で選定する予定。
 現施設の老朽化に伴い、新施設を鷹巣浄化センター隣接地に建設している。鉄筋コンクリート造り(地下1階、地上2階)で延べ床面積は約1420平方㍍。建設工事は西原環境東北支店(仙台市)が受注。総事業費は約14億円。
 1日当たりの処理能力はし尿と浄化槽汚泥を合わせ46立方㍍の計画。現施設を運営する一部事務組合の「市周辺衛生施設組合」(管理者・津谷永光市長)から能代市と藤里町が脱会する見込みとなっていて、現行の1日平均処理量(77・7立方㍍)に比べ、処理能力を小さくした。
 完成後の20年4月1日に稼働を開始する予定。施設で生じた「し渣」(残りかす)を、市のごみ処理施設で焼却処理するなど効率的な施設運用を目指す。
 運転管理については長期的な視野に立ち、整備費の適正化やコスト低減、性能維持を目的に施設の運転や日常点検、補修などを民間事業者に委託する。
 9月中旬の入札を経て10月下旬に総合評価を実施する見通し。12月上旬に事業契約を締結し稼働の準備を進める。

4月のニュース

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上小阿仁村 国保診療所 「できるだけ早く再開」 歯科の休診で村長

2019-04-06
 診療報酬明細書を作成するための「レセプトコンピュータ」を改修する発注が遅れたことに伴い4、5の両日を「臨時休診」とした上小阿仁村の村立国保診療所の歯科について、小林悦次村長は5日、北鹿新聞の取材に「迷惑を掛け、申し訳ない。できるだけ早く診察を再開できるようにしたい」などと話した。
 改修のための補正予算は昨年12月定例会で可決されたが、実際の発注は3月20日に行われ、22日に契約を締結。28日に納品されたものの、操作する歯科医師の習熟期間が足りず、今月1日からの使用開始が間に合わなくなっていた。
 予約の患者がいなかったことから、1日から3日までは「休診状態」となっていたが、歯科医師が「使いこなせていない」状況が続いていたことから、4、5の両日は「臨時休診」とした。
 村によると、納入した業者に操作方法の説明を行うよう求めているが、業者からは「都合がつかない」などとして8日以降となる見通しが示されているという。
 こうした状況に、一部の村議会議員からは「2月に処方箋問題が発生したばかり。危機意識が足りない」との声が上がった。また「通常の改修では、新旧のシステムを同時に動かす期間が設けられる。操作に慣れるとともに、不具合を見つける必要もある」との指摘もあった。
 小林村長は「予約の変更などで迷惑を掛け、申し訳ない。詳細はこれから調べていく。できるだけ早く診察を再開できるようにしたい」などと述べた。
 

大のぼり色鮮やか 小坂町 康楽館 常打芝居へ準備進む

2019-04-06
観光名物の一つになっている大のぼりを設置する職員たち(明治百年通り)
 小坂町の芝居小屋・康楽館(国重要文化財)は、19日に開幕する本年度の呼び物「常打芝居」に合わせて準備を進めている。4日は、康楽館への玄関口となる明治百年通りに、長さ5㍍、幅80㌢ほどの真新しい大のぼり旗が立てられた。
 のぼりは「百年通りに彩りを添え、全国からいらっしゃるお客さまを歓迎しよう」(康楽館)と毎年、協賛者を募って新調し、常打芝居の開幕前に前年のものと交換している。
 今年は、前年同様の102枚。色鮮やかなデザインとなっており、「康楽館」や常打芝居を担当する「下町かぶき組」の文字、芝居に出演するファン一押しの役者名などとともに、協賛者名が描かれた。
 康楽館の職員3人が午前9時から作業を行い、のぼりを通した長さ7㍍の竹竿(たけざお)を土台に固定。百年通りの両脇にずらりと並んだ。
 百年通りを散歩していた80代の町民は「きれいな旗で、康楽館に入ろうという気持ちになる。いよいよ今年も始まるね」と話し、のぼりを見上げていた。
 作業していた康楽館の村木宗仁さん(29)は「地元をはじめ、県内外のたくさんの人に見に来てもらいたい」と額に汗をにじませ、1本ずつ丁寧にのぼりを設置していた。

国道105号大曲鷹巣道路 地域連携ビジョン承認 利活用検討会議 新たに「推進協」設置へ

2019-04-05
地域連携ビジョンなどを決定した利活用検討会議(コムコム)
 本県内陸部を縦断する国道105号大曲鷹巣道路の整備に向けた利活用検討会議の第3回が4日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。策定を進めてきた「県内陸部地域連携ビジョン」を承認したほか、ビジョンに基づいた重点プロジェクトに取り組むための「内陸地域連携プロジェクト推進協議会」の設置も確認した。
 大曲鷹巣道路は延長約120㌔の地域高規格道路(候補路線)。2014年度に開かれた県幹線道路検討委員会では「優先整備路線」、大覚野峠区間は「優先整備区間」に選定されている。
 検討会議は、整備する道路を最大限に活用するための経済・観光振興等の取り組みについて、関係者が一体となって議論しようと18年1月に設置。地域連携ビジョンの策定などを進めてきた。
 この日の会議で示されたビジョンでは、戦略として▽街道資源の強化・連携▽街道の拠(よ)り所づくり▽街道交流のしかけづくり▽街道をつなぐ交流軸の強化―を設定。現状と課題を分析し、取り組むべき施策等をまとめた。
 その上で、戦略ごとに重点プロジェクトを設定。街道資源の強化・連携では「日本風景街道への登録」「地域資源のリスト化・更新」など、街道の拠り所づくりでは「拠点機能の強化」「ビューポイントのPR・休憩施設の情報提供」などを挙げた。
 これらを実行するため、新たに「内陸部地域連携プロジェクト推進協議会」を設置することも確認。大館市、北秋田市、仙北市、県道路課、秋田内陸活性化本部が幹事団体となる予定。本年度から年2回程度の会議を開きながら、取り組みを進めていく。
 このほか、街道を中心とした地域の一体性の醸成などを目指した「愛称」については、すでに四つの案を選定。4月下旬から6月にかけて投票を行い、決定するとしている。

大館市少年相談センター 対応充実へ2人体制 総件数、年間100件超続く

2019-04-05
福田新所長(右)、髙橋相談専門員の2人体制となった(中央公民館内)
 大館市少年相談センターが、教育相談等への対応を充実させようと、所員を1人増やした2人体制で新年度をスタートさせた。所管する市教委が、多様化する内容に応じながら深刻化するのを防ぐ狙いで拡充。新所長には元中学校長の福田眞さん(65)が就いた。
 センターは児童生徒を取り巻く有害環境や問題の解決に取り組むほか、教育相談に応じるなどして子どもの非行防止や健全育成に努めている。所管する市教委生涯学習課によると1964年、県が前身の「市少年補導センター」を開設。71年に市に移管され、82年に現名称になった。近年は所長の1人体制で、同課職員が事務職を兼ねていた。
 相談件数は、2017年度が161件。内容は「問題行動」が減少傾向にある一方で、「学校生活」「家庭」が多くを占める。相談者数は20~30人ほどで推移しているものの、総数は近年100件超が続く。
 前年度末まで9年間所長職だった髙橋秀一さん(69)は本年度、「相談専門員」として勤務する。「件数増は、センターが市民に周知され1人で悩まないようになってきた一つの成果」と見る。一方で、相談への対応には学校や適応指導教室など関係機関との連携が必須。2人体制により「今の子どもが抱える問題を多面的に捉えた助言で、フットワークは軽く、市民がより利用しやすい機関にしたい」と話した。
 新所長は市教委が協議の上で決定し、嘱託職員として任用した。福田所長は退職後、前年度まで4年間、市内中学校で初任者の担当指導教員を務めていた。「子どもが成長しやすく、悩みの解決を後押しできるよう努める」と意気込んだ。
 センターの場所は変わらず中央公民館内。複数の相談等に対応するため、生涯学習課は今後、環境の整備も検討していくという。
 相談時間は月、火、木、金曜(祝日、年末年始除く)の午前9時から午後5時。問い合わせは同センター(電話0186・42・0769、フリーダイヤル0120・110・624)。

新しい学校へ元気に登校 鹿角市・統合2校の児童 バス「もっと近くに」の声

2019-04-05
十和田小のスクールバスに乗車する児童たち(石野地内)
 鹿角市内小学校の始業式が4日各校で行われた。3月末で閉校した末広小、草木小の児童も統合先に元気に登校し、新しい学校で生活を始めた。両地区からはスクールバスが運行され、安全を確認するため畠山芳孝教育長ら市教委職員が同乗、対応した。 
 末広地区からのスクールバスは大型のため、下車場所は十和田小から約450㍍離れた十和田図書館敷地内。徒歩で10分ほどかかり、保護者などからは「もっと学校の近くで下車させてほしい」との声が出ている。
 両校の統合は、市が2016年2月に策定した学校等再編計画によるもので、末広小は十和田小に、草木小は大湯小にそれぞれ統合された。市内の小学校は1976(昭和51)年に毛馬内小と錦木小が統合され十和田小が発足。18年には中滝小が大湯小に統合され、9校に。計画では20年度までに6校に再編する。
 児童の通学支援策として、末広からは十和田中生徒と同乗する大型バス、草木からは14人乗り車両が運行された。児童の乗車と乗車場所の安全を確認するため、職員も乗り込んだ。
 末広のスクールバスには畠山教育長も乗り、児童の乗車、下車から学校玄関までの通学を見届けた。教育長は「子どもたちは戸惑いもなく、元気よく乗り降りし、通学していた」と安心した様子。
 ただ、十和田図書館から学校までは約450㍍、歩いて10分ほどかかる。大型バスが停車できるスペースが学校周辺にないためで、児童や保護者からは「もっと近くで下車できないか」との声が上がっている。畠山教育長は、職員が同乗して問題点を整理し、今後の運行に生かす考えを示している。十和田小のバスには?日まで同乗する。
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